2011年02月25日

宇宙を感じて仕事をしよう ~ 天野敦之 + 国会議員向け話し方教室

働くって・・辛い?幸せ? (漢字は似てるけど・・)

書籍情報

宇宙を感じて仕事をしよう
天野 敦之
サンマーク出版
売り上げランキング: 18734


この本のツボは?


だった。「会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>」は、今
でもお勧めの一冊。 http://amzn.to/KaikeiAMANO

さて、今日の本は、その天野さんの仕事観の本である。

著者は、公認会計士として独立する以前は、商品を「客にはめる」だったり
、仲間を「使えるか使えないか」でジャッジしたりする環境の中で、違和感
を感じつつ働いていたという。たしかに、そんな表現からだけでも、幸せを
創造する会社には思えない。
実際、同僚が戻らぬ人になってしまうという悲しい経験もあるという。

そこで、天野さんは自分の会社のミッションを『人を幸せにする社会を創る』
という素敵なものにして活動している。

宇宙の視座から、自分や仕事をみつめ、利他の心で行動するとき、仕事の価
値や生きている意味が見てくる。

利益や幸せを奪い合う時代は、もう限界である。むしろ、これからは、価値
を創造して与えあい、分かち合う時代である、と天野さんは言う。(賛成!)

競争することや目標達成すること自体は、本当はよいことなのに、それが効
率至上主義や競争至上主義など極端なほうに走ってしまったから、本当に大
切なものが見えなくなってしまった。20世紀は、奪い合いを加速させた時
代だったのかもしれない。

そして、今、多くの人が、大切なものに目を向けはじめたからこそ、天野さ
んの本に共感できる人が増えてきたのであろう。そして、働き方も、経営も
変わりつつある。

では、どうすれば、いいのか・・・

3つの軸を広げるのがいいという。3つの軸とは、時間軸、空間軸、感覚軸
である。それらが短いと・・・早く早く、オレオレ、見えないものは信じな
い、そんな偏狭な世界に陥っていく。逆にそれらを広げれば、宇宙を感じる
仕事や人生につながっていく。

本書には、共感のツボがいっぱいあるのだけれど、僕が個人的に響いたのは、
“手放して楽に生きるコツ”。

  他人への期待を手放し、ただ信頼する。

  過去への後悔は学びと意味を見つけて手放す。
    
  未来への不安、お金への不安を手放す。

自覚する→赦す→手放す という3つのステップが大事らしい。

そしてもう一つ、「朝の祈りの瞑想、夜の感謝の瞑想」も、僕にはとっても
いいヒントになった。(実際、この頃それをやって効果抜群!笑)

天野さんは、ご自身の人生を“奇妙な偶然の連続”でただただ感謝するばか
り、だと言う。毎日がシンクロニシティってことだねぇ。

それは「自分だけの利益ではなく、自分と周りの人の幸せのために、愛に基
づいて行動しているとき」にシンクロニシティは起きやすいからだ。

人生観、仕事観、生死観・・・さまざまな宇宙を感じて読めるステキな本!

この本の前で、ふと立ち止まったあなた。それは偶然ではない。きっと。

おすすめ度は?

   ★★★★★+宇宙の人

知りたい?

   ・天命を生きるとは・・・
   ・つながりを取り戻すには・・
   ・価値判断してはいけない価値判断とは?・・・


■■今日のおまけ:( 国会議員向け話し方教室 )

 国会中継をたまにTVでみるのですが、この国を動かす人たちの議論って
 とっても貧困(あ、失礼)・・・そんな気がするのは、私だけ?
 人のあげ足をとる、国民のためといいながら党利党略が見え見え、
 非難・反対、・・・

  「その点はこういう点で問題。こういう提案をしたいがどうか」

 みたいな建設的な議論の場面って、一度もみたことがない。
 ホントはそんな場面もあるのでしょうが、マスコミもそういうところは
 放送せず、非難や反対の場面ばかりを中継しているような・・・。
 国会中継の議論で、かっこいいシーンとかを放映してくれたら、子供たちも
 あんな政治家になってみたいなーなんて思うだろうに。

 そこで、国会議員様むけ国会議員向け話し方教室 なるものを開講します。

  ・建設的な議論の方法
  ・品格のある話し方
  ・理屈と共感をえるストーリーの作り方
  ・事前準備資料の作成指示の仕方
  ・即時議事録公開の技術
 
 各2時間コース。議員秘書も参加可能。
 講師 ○○○
 費用 各クラス 10万円
 終了後、「まともに話せる議員」認定証授与。

 あぁぁ・・・かなりMoso入ってきちゃった。あんまり進むとヤバそう
 だから、このへんで。MHK中継を終わります。続いて天気予報。

 (でも、永田町界隈からホントに要望がきたら、全力で取り組みます!)


Posted by webook at 13:33 | Comments (0) | TrackBack

2008年03月31日

どんな仕事も楽しくなる3つの物語 ~ 福島正伸 + 感動の余韻

仕事を感動に変える・・・なんて素敵な考え方なんだ!

書籍情報

どんな仕事も楽しくなる3つの物語
福島 正伸
きこ書房
売り上げランキング: 41

本のひらめき

福島さんのことを知ったのは、鶴ちゃん(伝説のホテル創業者)から「感動タ
クシー」の話を聞いたときだった。その後すっかりファンになってしまい、講
演会などで何度も涙をぬぐいながらお話を聞いた。

感動タクシーの話は、本書の第二話に登場する。僕はこのエピソードで3度泣
いた。はじめは鶴ちゃんのメルマガで、二度目は、福島さんの講演で、そして
3度目は、この本で。岩手中央タクシーのHさんのエピソードだ。

本書には、3つの素敵なエピソードが紹介されている。福島さんの講演会に参
加した方なら、一度は聞いたことがあるかもしれない。だから知っている内容
かもしれない。にもかかわらず、何度聞いても、読んでも、「感動」してしま
う不思議な深みが、そこには、ある。

第一話は、駐車場の親切なおじさんが退職するときのお話。花束や贈り物で管
理人室があふれたという「人であふれた駐車場」のエピソード。
第三話は、仕事がきらいだったペンキ屋のお兄さんの話で、警察から放置自転
車追放の講師を頼まれたことから、自分の仕事の意義を見つける物語だ。

どれも、じんとくる。

単調な作業、いつもと変わらない仕事、日のあたらない仕事・・・世の中には、
そんな風に思えてしまう仕事も多い。しかし、そこにはすばらしい感動の素地
がいっぱい潜んでいる。それに気付けるかどうか・・が、「仕事を通じて感動
を生み出せるか」どうかの境目だ。

本書から、そんな目線を持てるヒントをもらっちゃおう。
明日から、僕らの仕事が輝きだすから・・。


僕の思いつき


3つのエピソードに続いて、後段では、「仕事を感動に変える5つの心構え」
について福島さんの講演が続く。

中でも心に響いたのは、次の一節。

 はじめる前の段階で、人によって、いつあきらめるかが決まっているのです。
 ですから、あきらめないためには、はじめる前にあきらめないことを「決意」
 しておくことが必要になります。あきらめないというのは、理屈でも何でも
 ありません。それは「決意」にほかならないものだからです。

「万策尽きても、まだ“あきらめない”という方法がある。」というのも福島
さんの言葉だ。多くの起業家や企業家に大いなる励ましの言葉になるのではな
いだろうか。

鶴岡秀子さんのように、「自分を信じることからすべては始まる」のかもしれ
ないねー。

自分が元気をもらえたと思った瞬間、人にもあげたくなる素敵な本。
きょうの本は、そんな本である。

第一話「人であふれた駐車場」のエピソードは、こちらに素敵な動画がある。
感動を共有したい方に教えてあげよう。
 http://www.entre.co.jp/newbook/index.html



オススメ度

★★★★★+3つの物語

読んで欲しい方

・自分を信じて進みたい方
・仕事の意味を問い直したい方
・仕事で感動を生み出したい方

Posted by webook at 13:30 | Comments (0) | TrackBack

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