2009年01月12日

幸福の迷宮 ~ A・ロビラ/F・ミラージェス + 4つの贈り物

幸せというのは、選ぶことなんですな。

書籍情報

幸福の迷宮
幸福の迷宮
posted with amazlet at 09.03.29
アレックス・ロビラ フランセスク・ミラージェス
ゴマブックス
売り上げランキング: 12559


本のひらめき

Good Luckをお読みになった方はたくさんいることだろう。
 http://www.webook.tv/bn/2004/10/post_584.html
幸運を自ら引き寄せるための生き方を「物語」として教えてくれる本だった。

同じ著者のアレックス・ロビラが、今度は、魅惑の森ではなく、迷宮の森に誘
ってくれる。
本書は、日常の中に幸福があり、どんなときにも「自ら選ぶ」という選択肢が
あることを教えてくれる。

主人公は33歳のアリアドナ(女性)。彼女は、合成繊維工場を解雇され、絶
望のどん底にあるとき、ふとみつけた森の奥へ続く小道に迷い込むストーリー。

虫取り網をもった探検家、愛の銀行の銀行員、迷宮カフェの掃除婦などに出会
いながら、アリアドナが、迷宮の出口、つまり迷宮の真ん中、そして幸せの真
実を見つける旅をする。

自分自身との対話、心の中の問いという迷宮の旅を一緒に歩くことができる。

メルヘンのような物語の中で、想像力を膨らませ、何かを感じ・・・私たちも
アリアドナと同じく、素敵なものを発見できる。

迷える羊に、よく効く薬となる一冊。あなたも是非。


僕の思いつき

迷宮の真ん中への道を見つけたアリアドナに、探検家が言う。

  「幸せというのは、選ぶことなんですな」

私たちは、どんな瞬間も選ぶことができる。自分自身で選ぶことをやめてしま
うとき、人は迷宮に迷い込むのだという。

迷宮カフェのウエイターが語る短い話は、この選ぶという行為の意味を僕たち
に感じさせてくれる。
 
   コーヒーを注文するお客様とウエイターがやりとりするのは、ほんの
   1分足らずです。いらしゃいませ、ご注文は?、ありがとうございます
   など。
   この1分でウエイターは、3つの選択肢があるんです。
   どんな振る舞いをするかによって、3つの可能性があるんです。
   もし粗野な態度をとっていたら・・・
   普通に接すれば・・・
   もしちょっと親切に接したなら・・・・
   人生の意味と同じです。

なるほど、僕たちはいつもこの3つから選んでいる。いつも3番目を選んでい
れば、いろんなことが幸せにつながっていきそうだ。「誰かと接するたびに、
人生をよくするチャンスがある」ということだ。

探検家は他にもたくさんのいい言葉をアリアドネに伝える。

  「幸福というものはゴールではないのですからな。
   ゴールではなく、香りなのですよ。」

香りなのですよ・・・というところが、素敵だ。時折出会う、生きる香りのあ
る人は、ほんとに爽やかだ。

香りのある人をめざして、選択、選択、っと。



オススメ度

★★★★★+人生は選択だ。

読んで欲しい方

・幸福な人生を送りたい方
・人生の意味を考えたい方
・幸せな時間を感じたい方

Posted by webook at 2009年01月12日 15:31 | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?