2009年03月03日

クワガタと少年 ~ 大村あつし + セカイカメラ

見方を変えれば、世界は変わる・・・・

書籍情報

エブリ リトル シング クワガタと少年
大村 あつし
ゴマブックス
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本のひらめき

大人も子供もきっと好きになる素敵な絵本。きょうは、どこかに置き忘れて
きた大切なものを思い起こさせてくれる、とっても素敵な絵本をご紹介。

クワガタを売っているお店にきた少年。
いいものは一匹何千円もするクワガタ。ふと見ると1匹、300円と格安の値
段がついたクワガタがいる。

不思議に思った少年は、店員に聞く。

 どうしてこれだけ安いの?

 ぼうや、よくみてごらん。このクワガタは足が5本しかないんだ。
 捕まえるときに足がとれてしまうことがあるんだよ。
 5本しかないから、安いのさ・・・。

少年は、その店員の説明に納得できない。

こんなシーンから始まる短いストーリーは、僕たちの心をぎゅんとつかんで離
さない。そして大切なことを思い出させてくれる。

短いストーリーだから、全部書いちゃいたいところだが、それはやめとこう。
ぜひ、本書を手にとって読んでほしい。素敵な時間が流れるから・・・。

小学校に寄贈したい本だねー。
お子さんがいる知り合いがいたらぜひプレゼントしたい本である。


僕の思いつき

大村あつしさんの描く小説は、とても心がさわやかになる。
エブリリトルシング、エブリリトルシング2.0と2冊の作品は、どちらもお
勧めだ。

きょうの本は、最初の本に登場する少年のお話。不登校児を救った作品として
インターネットで話題になったものだ。

いつか、ぼくもこういう「作品」を書いてみたいなー。

あるいは、100冊倶楽部のような響き会える仲間と、ひとつの感動作品を考
えてみるってのもいいなー。たとえば、「リンゴと老人」「シロと少年」「た
くちゃんとネコと絵本」みたいに、先に適当なお題を考えて、それから物語を
膨らませていく。数人でアイデアを膨らませながら、ストーリー展開をしてみ
る・・・なんていうのも楽しそうだ。

ひらめきからMosoに、そして、なんだか軽いノリでやっちゃうのって、
楽しくないかい・・・?



オススメ度

★★★★★+ピュアな心

読んで欲しい方

・少年のころの心を大切にしたい方
・純粋な心にもどってみたい方
・素敵な感動を味わいたい方

Posted by webook at 2009年03月03日 15:14 | TrackBack
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