1997年05月21日

【情報力】...長谷川 慶太郎97.5.21...☆☆☆

【情報力】
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長谷川 慶太郎
1927年 京都生まれ 大阪大学工学部卒
新聞記者、証券アナリストを経て
国際エコノミスト というのが現在のタイトル
軍事にも造詣が深い
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サンマーク出版 1600円
97.5.5 初版
97.5.20 2刷
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著者と情報との関わりを自分史風に書いた本です.
長谷川慶太郎が新聞記者時代(大阪) に 暇を持て余して
経済の勉強をしたことが現在の著者の原点になったいる
ようです.
そのころからの 情報との関わりを披瀝している本です.
曰く「情報を生かすためには 1) 読書~乱読、2) 好奇心
3)歴史の勉強、4)マスコミのbaias のかかった情報の扱い
に注意 が key point 」であるとか.
このおじさん(70才だからおじいちゃん) は 無類の本好き
で 食事をしながらでも 他人の家でも 本を読むそうです.
年間の本代(雑誌も含め) は 1000万円とかで、井上ひさし
もビックリですね.
最近では internet も情報源として活用しているとかで
年をとっても元気な方です.

朝 TV の やじうまガイド という当日の新聞切抜きの紹介
をする番組のコメンテーター(木曜日) としても 登場します
が、この番組は 本人は結構気にいっているようです.
理由は 、政治経済から 芸能界の裏ネタまで ジャンルを
広くとっていることで、あらゆる事に 好奇心のアンテナを
張っている長谷川氏にとっては 有益だからだそうです.

この人は、「とても好奇心が旺盛で、いろんな事に興味をもち
それなりに知識を増やしている」そうです.
例えば、「ロシアの冬の気温が上がるだろうなんてnews が
あると、そこから 小麦などの穀物が不作になり、それにと
もなって世界の石油価格が下がる」... なんていう 風邪吹くと
桶やが儲かる式の展開を するっとしてしまうんだそうです.
軍事関係も造詣が深いようです.

本の内容は、まあ 自慢話が 40%くらいですが、この人の
情報力を高めるための努力(趣味?) は 参考になると
思われます.

最近は、"情報をxxxx" という本が 結構売れています. 世のなかに
溢れている情報をいかに吸収し利用できるかは ビジネスの
世界でも重要であり、その人の価値そのものにも影響しそうな
感じですね.
この本は そんれほど 実用的ではないと思いますが
タイトルは とても そそられるもので... だから 売れてんで
しょうか?

長谷川(先生!?) がお好きな方 おすすめ
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おすすめ度
☆☆☆

Posted by webook at 1997年05月21日 16:19