2002年01月25日

【骨太の子育て】..上田早苗 ★★★★★+見つけた!

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-013】 2002/01/25(金) ★
★ “HRM研修だぁ”の金曜日  ★
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ξ  
▲▼▲    人を育てるというのは、
Web ◎◎ k  結局は自分を育てているんだねぇ・・。
| △ |     上田さんの生き方を読むと
\σ/_b    心が熱くなってくる。
( Y)     
e e                   真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

    ◎ 本日の一冊:【骨太の子育て】
    ◎ 著者の言葉:【杉山勝行さんから】
    ◎ カラコラム:【Resolutions倶楽部4】
    ◎ プレゼント:【戦略バランスト・スコアカード】ほか 6冊!

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【骨太の子育て】

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■ジャンル:教育、人生
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■著者:上田早苗(うえだ・さなえ)
  1946年生まれ。外国人の教育、日本語教師養成などの国際教育に長年携わ
  る。97年フリースクール上田学園設立。不登校などに悩む子供達の教育に
  打ち込む。
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■出版社:
 すばる舎/ISBN4-88399-174-1/1500円/223P
2001/12/27 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「背筋をピンと伸ばした親になる!・・・子育て=親育て」

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■ <忙しい方はここだけ>

骨太な子育て・・・それは、骨太な親の生き様で、ある。
子育て=子どもを育てることだ、とずっと思っていたが、半分は(ひょっとす
るとそれ以上?)自分自身を育てる人生事業かもしれないと思う。

本書の著者は、フリースクールで、不登校や引きこもりなど小さな胸を悩みで
いっぱいにした子供達と向き合い、生身の人間として真正面からぶつかりあっ
てきた人だ。本書を読んでいると、人を育てているというより、自分自身を磨
いていらっしゃる・・というそんな雰囲気がある。会ってみたくなる・・・そ
んな方だ。

教育の危機は、この国の歴史のなかで何度も繰り返し繰り返し叫ばれている。
遠くは明治の時代にも教育の危機が叫ばれていたという。危機の連続である。
今の教育(学校だけではない、家庭や塾やその他もふくめ)は、覚えること、
テストでいい点をとることに集約される。(いまだに・・)
子どもが将来自立していくために基礎学力が大切なことは、どうころんでも正
しいから、方向として間違ってはいないけれど、なんだか掛け違いのままのボ
タンが、芯のところにまだあるような・・・。

子供の教育は、親があんまりかまいすぎると「自立しない」子供を生み出して
しまう・・・。著者との対談で、村上龍も冗談まじりにこう述べる。
「・・極端な話、日本のお母さんはみんな働けばいいんじゃないですか?」
つまり、働いていれば、過干渉の親を演じなくていいという意味だ。
親の目の届かない闇の時間に・・たくましく生きる力を子供は自ら獲得してい
く。

著者のフリースクールを中心に、様々な子育て人生が紹介される。そもそも親
自身が自立していなかったり、毅然とした態度で子を叱る親の声に「ごもっと
も・・お母さん頑張れ!」とエールを送る著者がいたり・・・様々なエピソー
ドと骨太な子育て思想は、読んでいると思わず背筋を伸ばしたくなる。

この国の親、すべての方に読んでほしい1冊!

おすすめ度は、★★★★★+見つけた!
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■ <お暇な方は、もう少し>

著者の主宰する上田学園は、東京吉祥寺にある。学校であって学校でない不思
議な場所・・・らしい。
 http://www.uedagakuen.com/

不登校などで悩む子供たちの教育・・・と紹介されているのに、本書で紹介さ
れているその様子は、とても魅力的だ。
不登校じゃないけど我が子もここで学ばせてみたい・・・そこで学ぶ子供によ
って、自分の生き様を見つめなおしてみたい・・・そんな気になる。
情熱に支えられた愛が、そこにはある。

印象的に思ったのは、例えば、この学園の修学旅行だ。
「主役は生徒、脇役は先生」という考え方で筋がイッポン!通っている。
旗を立てて先生が大きな声を張り上げるようなよくあるパターンではない。
「何から何まで主役の生徒に計画を立てさせ、実行させる」のだ。
行き先(海外)、そこへの安いチケットの手に入れ方、日程、行き先の情報集
め、パスポート取得・・・・ぜ~んぶ、である。

すでにそのプロセス自体が修学旅行だ。考える、調べる、選ぶ、自分で決める、
それらの過程は、「自立」への旅であり、とてもいい思い出になる。
【子供に伝えたい三つの力】(斉藤孝著)にでてきた“段取り力”そのもので
ある。本書でも、斉藤孝氏の言葉が随所に引用されている。


そんな学園を運営する著者の生い立ちを読むと、なるほどと思う。
著者のお母さんの生き方。上田家の家訓と言う内容で紹介されているが、それ
はとても感動的だ。(うるうるする)

著者のお兄さんにお母さんがこんこんと諭したという言葉・・・
  「上田の家は、親子、兄弟仲良くを一番大切にしてきた家です。私も
   上田のお婆様から大切にされてきました。あなたも大切に育てられ
   たお嬢さんをいただくのだから、大切にしなければ・・」
というもの。実際、「義理の娘」とか「嫁」という言葉で呼んだことがないと
いう。いつも「我が家の長女が、次女が」と呼んで、気がついたら著者は三女
になり、何を買ってもらうのも3番目になっていたという。
なんだか心をシャキんとさせてくれた素敵なお話。

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|  初めのイッポ:自分で考えるということ
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後半にはJMMの村上龍や百マス計算の陰山英男との対談が載せられている。
村上龍がこんなことを言っている。
 ・・「あなたは何になるの」って子どもに聞くのは日本社会では幼稚園まで
 なんですよ。小学校、中学校から「どこの大学に行くの」になって、大学に
 なったら「どこの会社に入るの」になるんです。

きっと多くの人は、これを笑う。そうなんだよ、世の中、バカだねぇ・・って
。しかし、その世の中は自分自身も含まれているから、やがて、にやけた笑い
にならざるをえない。・・・辛し。

自分探しの旅は、紆余曲折・・・いろいろある。「仕事は面白いかね?」なん
て聞かれ、その深い問いにドキっとするように、子育てにおいても「どんな子
になってほしいのかね?」と聞かれた親は、己の人生(哲学)を見つめなおす
ことになる。

とってもおすすめの本だ。

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■ <読んで欲しい方>
  子育てでお悩みの方
  子育て真っ最中の方
  先生の方
  人生をちょっと立ち止まってみたい方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+見つけた!

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2002.01.24[金]:【骨太の子育て】..上田早苗
 すばる舎/ISBN4-88399-174-1/1500円/223P
★★★★★+見つけた!
2002.01.23[木]:【「わからない」という方法】..橋本治
 集英社新書/ISBN4-08-720085-X/ 700円/252P
★★★★+わからない
2002.01.22[水]:【--】..JISAボケ休刊

2002.01.22[火]:【仕事は楽しいかね?】..デイル・ドーテン
 きこ書房/ISBN4-87771-078-7/1300円/181P
★★★★☆+試すこと http://go.iclub.to/tamesu/
2002.01.21[月]:【柔らかい企業戦略】..嶋口充輝ほか
 角川書店/ISBN4-04-704060-6/ 571円/178P
★★★★+夢と志 http://go.iclub.to/ambit/
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-01 ・ ・ ・ ‥… □■

  ▼ Webook2002プレゼント企画No.1 ▼

   東洋経済新報社の松本さんのご協力を得て、今年最初のプレゼント!
   次の本を2冊づつ、プレゼント。
   応募資格は、公開してもいい今年の誓(Resolutions)を一言
   いただける方です。    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

   1)戦略バランスト・スコアカード (キャプラン&ノートン) 2冊
   2)ITコストの管理 (セバスティアン・ノークス)  2冊
   3)クリエイティブ アカウンティング(イアン・グリフィス) 2冊

   ▼応募方法
    ・タイトル:本の名前+あなたのお名前
    ・本文:(お名前、ご住所、メール、年代、Resolutions、コメント)
    ・宛先:webook2002@yahoo.co.jp

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-01 ・ ・ ・ ‥… □■

 先日、「イチローから盗め、ビジネス動体視力」をご紹介しましたが著者
 の杉山勝行さんと、現在メルトモ(笑)中です。
 あの本にまつわる出版こぼれ話を教えていただきました。ご了解を得て
 みなさんにもバラしちゃいましょう。

> 松山様、インターネットビジネス研究所の杉山です。
> 出版こぼれ話、パート1です。
> 「イチローから盗め、ビジネス動体視力」はイチロー選手の
> お墨付きであることを皆様、ご存知でしょうか。
> ゲラの段階でイチロー選手が見て、この本は自分のブランディングに
> プラスになるということで“御認可”が出ました。
> 小生は版元がイチロー選手に見せに送るといわれたときに、
> 俺の勝手じゃないか(つまり表現の自由)見せる必要なんかあるのか、と
> 思ったのですが、ところがドッコイ、”イチロー”は登録商標されて
> いたんですね。書籍ジャンルです。

ほぇ~!。なーんと、登録商標! さすがイチロー、ビジネス動体視力も
 すばらしい・・ということですね。
 なんだか、あの本読み返したくなってきた・・。続きはまた今度。 

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-00 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-013【レゾリューション4】 ・□■

  引き続き、今年の誓い(New Year's Resolutions)。
  ご了解を得てここにアナウンス!

  今日は、としえちゃんの登場です。リズミックボイスオーケストラ
  「Heart of Voice」というところで歌のレッスンをされてる方です。
   http://www.icnet.ne.jp/~mucasi/index.html
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>      ♪ ♪ ♪
>     ♪ ♪ ♪
> 1) 音楽系のレッスンをとおして 
> 楽で気持ちよい 呼吸、発声、歌 を!
> 2) 運動系(NB-Re)のレッスンをとおして 
> 自分の軸、中心を感じられて 使える体を !
> 3) 9月に東京で行う ライブ の成功を !
>       ♪ ♪ ♪
> ♪ ♪ ♪

> いや~、公開しちゃいました! 精進じゃ~!!
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   としえちゃん、なんだか歌声が聞こえるような。楽しそうな
   レッスンですねぇ。精進精進!そじゃ、そじゃぁ~。

            しんのすけ@Resolutions2002
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 ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
 ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
 ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ  
▲▼▲  おにぎりです
Web ◎◎ k          また来週~。
| △ |           BSCの真之助
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... /> ((○ ○           真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 2002年01月25日 19:05