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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★          【Webook #2002-044】 2002/03/029(金)                  ★
★             “年度末ですなぁ”の金曜日                          ★
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             Web. .  。   o     O        〇             K !
            Web. .  。   o     O        〇             K !
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         ξ     。  
      ▲▼▲    。   ITバブルがはじけたとメディアが書くと
   Web ◎◎ k 。    そうかなぁ・・なんて思ってしまう。でも・・
     | △ | 。    ほんとは違うんやで。はじけたのはアホな経営で
      \σ/ ν      あって、IT産業自体はこれからだ。
      ~|Y|~~~      大前流ビジネス道場へいってみるか・・・
       < >                            真之助
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           Web. .  。   o     O        〇             K !
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                     =   もくじ =
  ◎ 本日の一冊:【 サラリーマンIT道場 】
  ◎ カラコラム:【 人生のベクトル 】
  ◎  プレゼント:【 天使は森へ消えた 】3名様 〆切り!
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■□  …‥・・ ・  ・    本日のWeb●●k   ・   ・  ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【サラリーマンIT道場】
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■ジャンル:ビジネス、IT
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■著者:大前研一(おおまえ・けんいち)
  1943年福岡県生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。
  現在、UCLA政策学部教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役
  など。著書に「新・資本論」など。 
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■出版社:
   小学館/ISBN4-09-387377-1/1500円/317P
    2002/3/20 第1刷
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■ <ワン・チョット>
「ITの現在と未来が見える・・・ナルホドがいっぱい」
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■ <忙しい方はここだけ>
大前氏はネットワーク社会とこれまでの社内の最大の違いを「ボーダレス」と
いう言葉に凝縮する。デメ研の橘川幸夫氏は「つながりっぱなしの世界」と表
した。インターネットが世界を変えつつあるが、ボーダレスな世界で最も大切
なことは、人も企業も社会も情報をフリーに使いこなせる環境になっているか
ということだ。
IT戦略会議だ、e-Japanだとかまびすしい動きがある中、かつてのゼネコン
スタイルのハコモノだけつくる動きに、著者はアホバカマヌケと厳しい言葉を
投げかける。ハコモノだけつくったって、またタヌキしか通らない高速道路と
同じことになるというわけだ。
大前氏のスゴイところは、罵声の後にはちゃんと具体的な提言が続くところだ。
ボーダレスの状況では社会がどう変わり、そのためには何が必要かという具体
的なイメージを提言している。
本書は、夕刊フジに連載されたコラムをもとにした【ITニュース編】とシス
コシステムズのジョン・チェンバースなどのIT時代を切り開いている経営ト
ップを紹介する【IT人物編】からなる。
前半は、夕刊フジのノリで(夕刊フジに大前氏のビジネスコラムがあるという
のも面白いとり合わせではあるが)、世界の動き、経済の動向、21世紀の未
来像などを面白く語っている。
ITでヨノナカの何が変わるのかを、1歩半くらい先を見て語っているところ
が一番面白く読めるはず。
例えば・・・こんな雰囲気だ。
 日本ではITで何をするかがはっきりしていない。光ファイバー網で400
 0万世帯をつないでどうするの?というわけだ。ところが中国ではそれが
 実に明確。日本のシステムと間接業務をとりこむことだという。つまり、日
 本の間接業務をITを通じて中国に「輸入する」という発想だ。
ITとビジネス、教育とIT、ビジネス活動とIT、政治とITなど、様々な
分野での洞察は、実にリアルなイメージを呼び起こしてくれる。
頭を鍛える道場・・・みたいな本、だね。ちょいと一杯気分でも読めるところ
がオススメ!。
おすすめ度は、    ★★★★★+IT経済
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■ <お暇な方は、もう少し>
デフレの時代だという。だから「絶え間のない景気対策を!」ということで自
民党ばらまき政策が跋扈したわけだが、いまの状況をデフレというのは間違い
のようだ。
デフレ=「モノがうれなくて物価が下がり、経済全体が縮小する現象」で、今
の日本の実体はデフレではなく、ディスインフレというのが正しいという。
つまり、馬鹿売れしているのが低い値段のもの(65円ハンバーグ、100円
ショップ、ユニクロ・・・)だということだ。いずれも売れないから仕方なく
値下げしたのではなく、戦略的に低い値段に設定してもうけているのだから、
明らかにデフレ状態の値下がりとは違う。
いってみればすべての業界がユニクロ化してきたわけだが、著者は、住宅にも
それを是非!と期待をかける。
オーストラリアから坪単価20万円の住宅をモジュール化して輸入すれば“住
宅のユニクロ”ができるというわけだ。ただし、現在それができないのは、も
ろもろの規制や非関税障壁があるからだという。
またシンガポールですでに始まっているように建設の許認可をインターネット
経由のCADシステムでやれば瞬時に建設許可が下りる。
キッチンリフォーム程度しかできないコスト(500万円)で家の立替ができ
てしまうのだ。そうなれな建替え需要はかなりでてくるだろう。国のお金は、
無駄なことにつかのではなく、こうした景気好循環を生み出すための改革につ
かってほしいものだ。
「20世紀においてくるべき産業の救済のために貴重な税金や子孫から借りた
借金=国債をあてる」のではなく、経済の流れを阻害してきた様々な規制や因
習を撤廃するようなITの利用にむけるべきだ!というのだ。
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◎クレジットカードの未来
 クレジットカード会社はなんでなりたっているのだろう?
 4%の手数料はなぜいるのか?
 それは回収困難な人々たちの取り立て代のために高い経費が発生していて
 そうしたものを賄ったうえで利益を出すためだ。「つまり、悪い人々のた
 めにかかる費用を、間違いなく支払いをする良い人々が負担している」の
 だ。「不良債権処理のために金利を払えない現在の銀行の定期預金みたい
 なもの」というわけだ。
 で、ネットワーク社会になれば個人の情報(支払い能力、信用)が瞬時に
 わかるようになる。その費用は、iモードなどなら0.3円程度で可能だ。
 4%にくらべたら格段に安い。
ゆえに今のままのクレジットカード会社に未来はない。という。
 著者は、1983年に「フロートつきクレジット」という特許をとったが日の
 目をみなかった。理由は業界や行政の壁があったからだ。
 信用(クレジット)というのは、中間業者が代行するようなものではなく
 個人自らが作り出すべきものだという著者の主張は、ナルホドだ。
 ITネットワーク時代というのはそういう時代だねぇ。
このほか、教育の未来、出張の未来、食事の未来などがナルホドぉと思えるイ
メージで見えてくる。
気楽に読みながら世界が未来が見えてくるIT物語だ。
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■ <読んで欲しい方>
  激しいIT動向の深層をみたい方
  この先どうなるんだろう?って想像するのが好きな方
    おすすめです。
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■ <オススメ度>
★★★★★+IT経済
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■□ << 今週のwebook list >>     ・     ・    ・   ・ ・・‥… □■
2002.03.29[金]:【サラリーマンIT道場】..大前研一
                  小学館/ISBN4-09-387377-1/1500円/317P
                   ★★★★★+IT経済
2002.03.28[木]:【「時間」のマーケティング】..竹元雅彦
                  中央経済社/ISBN4-502-36160-7/2500円/223P
                   ★★★★+時間ですょ
2002.03.27[水]:【巧みな質問ができる人できない人】..中島孝志
                  三笠書房/ISBN4-8379-7160-1/533円/269P
                   ★★★★☆+聞き耳
2002.03.26[火]:【--】..ビジネスブック・ラジオ収録のためお休み
             盛池(せいけ)さんありがとうございました。
2002.03.25[月]:【使えるExcel フリー&シャソフト厳選350】..蒔田ほか
                  成美堂出版/ISBN4-415-09717-0/950円/127P  
                   ★★★★+達人ワザ
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-06   ・  ・ ・ ‥… □■
 ▼ Webook2002プレゼント企画No.4♪ ▼
    【天使は森へ消えた】3名様
 ▼ 応募方法
    ・タイトル:天使は森へ+あなたのお名前
    ・本  文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
    ・宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
    ・〆  切:3/30(土)
▼ サンマーク出版の佐藤理恵さんのご協力をいただき実現しました。
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-06     ・  ・ ・ ‥… □■
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02      ・  ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-044【人生のベクトル 】 ‥…□■
 
 ベクトルというのを習ったのはは、中学だっけ?高校だっけ?
 藤原和博さんの本に、人生のベクトル図が載っている。
 会社の進む方向ベクトルと、個人の進みたいベクトルが一致しているとき
 は、仕事も人生も最高に楽しい。ところが、一致していないと効率もやり
 がい度もレベルダウンする。そういうのをベクトル図で解説したものだ。
 分りやすい!
 ベクトルには方向と長さという要素があり、個人のベクトルが物凄く長け
 れば会社のベクトルがとっちをむいていようが、影響は少ない。
 なかなかそうはいかないのだが、これからはそういう生き方が美しい。
 会社のベクトルに引っ張られて、人生ベクトルがゆがむのは実に寂しい。
 そういう人になってみたいねぇ・・じゃなくって、なったるでぇ。
                                しんのすけ@米究取
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  ★  発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。  
  ★  土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。  
  ★  記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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        ξ         
      ▲▼▲               また来週・・・
   Web ◎◎ k Jab              原稿かかなくちゃ。      
     | △ |  Job        日経情報ストラテジーに写真が出てるよ!
      \O/   Jog        (2002.5)
       <|ト
    ... />             真之助@Webook of the Day 
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Web .. .  .   。   o      O        〇   Kuribako   ・  ・ ・ ‥…★
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