2002年04月26日

【成功する人しない人】..中谷彰弘 ★★★★★+狩猟派

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-057】 2002/04/26(金) ★
★ “カゼと腰痛でダウン”の金曜日  ★
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ξ  ♪
▲▼▲ ♪  面接の達人、サービスの達人、顧客満足の達人、
Web ◎◎ k ♪  いろいろな面をもっているのが中谷彰宏さん。
| △ |.    この方の原点となった本を・・・みーつけた!
\⊂♪   「この本は私の第一作であり、辞表だった」
~()~~   という。10年前の作品は時代を超えて迫力がある。
/>                       真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 成功する人しない人 】
  ◎ カラコラム:【 ○●○● 】
  ◎ 著者メール:【吾人の任務】が正しいタイトル! (ごめんなさい)

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【成功する人しない人】
       狩猟派サラリーマンと農耕派サラリーマン

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■ジャンル:ビジネス、人生
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■著者:中谷彰宏(なかたに・あきひろ)
  1959年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。CMプランナーを
  経て、中谷彰宏事務所設立。著書に「大人のスピード仕事術」「一日に24
  時間もあるじゃないか」など多数。
  http://an-web.com/
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■出版社:
 廣済堂出版/ISBN4-331-65317-X/514円/203P
2002/3/10 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「時代は仮説を模倣する。 右手にPIを、左手に仮説を。」

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■ <忙しい方はここだけ>

本書では、農耕派サラリーマンと狩猟派サラリーマンの違いを様々な面から分
析し、狩猟派サラリーマンのススメを説いている。

僕が一番気に入ったのは・・・
仮説を持っているかいないかが狩猟派サラリーマンになるか、農耕派サラリー
マンになるかの違いだというところだ。自分は何をやりたいんだというもの(
PI=Personal Identity)をもち、仮説をもって街をみればおのずと見え方が
違ってくるという。必然的に吸い寄せられる情報も違ってくる。
「農耕派サラリーマンの仮説なき情報=インフォメーション」であり、「狩猟
派サラリーマンの仮説が入り込んだ情報=インテリジェンス」という対比は実
に美しい。

そして、"自然は芸術を模倣する"というオスカー・ワイルドの言葉を引用して
「時代は仮説を模倣する」と表現する。仮説=自分のやりたいこと=PIを持
つことが、時代の波にのることだというのだ。(カッコいぃー)

僕は、中谷さんの本をかなり読んできた。しかし、本書を手にしたときは、か
なりの衝撃を受けた。しかも、これが10年以上前、著者が28歳のころに書
いた第一作だというから、驚きである。

本書は、89年に刊行された「農耕派サラリーマンVS狩猟派サラリーマン」と
いう本に加筆された文庫本である。ほとんど書き直す必要がなかったというか
ら、いつの時代にも通じる生き方を鋭く突いているということか。

アフター5に会社の同僚と酒を飲むのは“近親相姦”だと手厳しいが、5時に
会社を出るのではなく、5時に“社会に出る”のだというコンセプトはまった
く同感!だ。「社閉症」を脱しよう。

その他、副業(複業)のすすめ、時間の価値観、給与のかわりにノウハウをも
ちかえる・・・など、そうだよねぇの「!」がたくさん詰まっている。

誰しも農耕派の因子と狩猟派の因子を持っている。割合の問題。
なんでもありの変化の時代には、狩猟派で迫ってみよう!

おすすめ度は、★★★★★+狩猟派
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■ <お暇な方は、もう少し>

実は、この本、中谷事務所の浅野さんを訪問したとき、ふと書棚で見つけた本
である。壁一面に飾ってある本(なにせ年間60冊も発行するんだからずごい
ねぇ)の中から、小さな文庫が僕を呼んでいたのだ。

中谷彰宏って、やっぱ、ダタモノデハナイ!と思わせてくれる本だ。
著者の原点がここにある。

これからは、PI(Personal Identity) が大切だという。PIとは何か?マ
ークや個人名刺のことではない。<これから自分のやりたいこと>である。
そういうものがあれば、仕事に対する姿勢、アフター5の過ごし方、物事の見
方が違ってくる。

かつてCI(Corporate Identity) なんていうのが流行った(?)ことがあっ
た。企業のマークを変えたりすることね・・・なんてステレオタイプを私達に
植え付けた・・?。

 「CIをしたら業種がなんだかわからなくなった」

という非難があったらしいが、それはCIの本質を誤解しているという。つま
り、CIとは、社名から業種をはずし、カタカナにして、何屋なのかわからな
くすること、それが目的であったというのだ。確かに・・・鐘淵紡績は、カネ
ボウという社名になり、だからこそ化粧品やチョコレートを売っても自然にな
ったといえる。花王石鹸が、花王になってフロッピーを売っても不思議じゃな
くなったのだ。「企業の枠組みをわざとはずすことで、社員ひとりひとりが自
分のやりたいことができる」というのは、ナルホド!である。

ビジネスに国境や業界線がなくなってきた今、企業の中ではなく、外で勝負が
できる人材が必要とされる。本書でも「師匠やライバルを、社外に持とう」と
云っている。ますます、5時から「社会に出る」必要が出てきそうだ。
(マネジメントやMBA的な思考法を磨きたい人は、グロービスなんかの門を
たたくのも・・・いいかもね。5時から行くにはサイコウだ。堀さんとか、松
林さんとかに会えるしね!それになんと言っても会社の中では見つけられない
あつい仲間に出会えるのもいい。)

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|  本書は、著者が初めて書いたたった1冊の手書きの本、だそうである。
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給与のかわりにノウハウをもらえるのが仕事だ・・・という個所がある。
実は、先日、分類王の石黒さんとビジネスブックラジオのセイケさんと3人で
盛り上がったのがこの話題だった。

最近、けっこう若い人で、只でもいいから事務所で仕事をさせてください・・
なんていう人もいるんだとか。徒弟制度みたいなものだね。つまり、最初は給
料なんていりません、お師匠さんのそばで暗黙知の就業をさせていただくだけ
で・・・なんて考える若者がいるということだ。
かの成功哲学の大富豪ナポレオン・ヒルも鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに
「はじめは勉強代をはらうから雇ってくれ」といって職を得たというエピソー
ドがあったような・・・。

著者は言う。「狩猟派サラリーマンにとって、会社とは学校なのだ、給料をい
ただきながら、実践的なケーススタディを勉強させていただいてるわけだ。」
勉強するものがなくなったら、さっさと別のところへいったほうがいいかもし
れないね。

さぁ、5時になったら会社と違う「社会に出よう!」
  
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■ <読んで欲しい方>
  農耕派上司のもとにいる若い方
  今年会社にはいった社会人1年生の方
  学生の方
  中年探偵団の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+狩猟派

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2002.04.26[金]:【成功する人しない人】..中谷彰弘
 廣済堂出版/ISBN4-331-65317-X/514円/203P
★★★★★+狩猟派
2002.04.25[木]:【--】..腰痛もギクッちゃった
               ほとんど介護老人並・・トホホ
2002.04.24[水]:【--】..このカゼ結構ヤバイわ。
               脚の筋肉にもきた。
2002.04.23[火]:【--】..カゼひいちゃったぁ
               三半規管にくる。フラっ。
2002.04.22[月]:【音読したい英語名言300選】..英語名言研究会編著
  中経出版/ISBN4-8061-1594-0/1500円/239P
★★★☆+インヨ~ぇ、引用
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-09 ・ ・ ・ ‥… □■

 ▼【吾人の使命】⇒【吾人の任務】の誤りでした・・・深謝!
    グロービスの創業者で、本書の著者でもある堀さんからメールを
    頂戴しました。
    タイトルちがってるよ!・・・ってことで、オヨヨになりました。
    大変失礼しましたぁ。任務=ミッション=使命と 自分の中で
    誤変換されちゃってました。堀さん、みなさん、ごめんなさい。


 ▼WEBOOKプレゼントGW前特別企画 ♪♪♪♪♪♪♪

    ◎ 【「時間」のマーケティング】~竹元雅彦x 5冊
       http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.03/2002.03.28.htm
    ◎ 【就職・転職の法則】~〔en〕編集部編 x 3冊
       http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.01/2002.01.09.htm
  
  たくさんの応募ありがとうござました。ただいま、選考中・・。

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-057【白黒白黒】 ・ ・ ‥… □■

日経新聞4.23号に喪服の歴史について書かれていた。
 葬式の時は黒い服・・・が常識だが、実は、目がシロクロする歴史があっ
 たらしいのだ。研究したのは学習院大学の増田美子教授。
 増田教授によれば、もっとも古い記録では日本書記のころで、当時は白。
 朝鮮半島や中国の影響であろう。やがて奈良時代8世紀に突如黒に変わる。
 突如!というのは、当時の中国の唐に倣って錫色にしたもの。ただし、
 肝心の唐では錫色=白であり、日本は勝手に錫色=黒と勘違いをしたという
 から笑ってしまう。
 やがて室町時代にまた白になる。理由は不明。白は江戸時代まで引き継がれ
 明治維新のときにまた黒に戻る。イギリスの喪服制度を取り入れたためだ。
 人まね小僧をずっとしてきた日本は、喪服もシロクロ反転してきたという
 ことらしい。
 うーん。そろそろ、独自の明るい色にならんかしら・・・。

               しんのすけ@日本のNIを
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ party↓      はやく普通に歩きたい・・・
▲▼▲ part↓      来週は・・
Web ◎◎ k pat↓  今日と違うあなたに会いましょう。
| △ | at↓     
\O/ sat↓      また来週・・・
<|ト salt↓
... />   salty↓          真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 2002年04月26日 23:37