2002年05月15日

【さいとう・たかをのゴルゴ流血液型人物観察術】 ★★★☆+気質と性格

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-065】 2002/05/15(水) ★
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| △ |   ゴルゴ13もその中に・・・
\e/  今日は、ゴルゴ13の作者、さいとう・たかをの
^□~   人間観に迫る本。
/>                       真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 さいとう・たかをのゴルゴ流血液型人物観察術 】
  ◎ カラコラム:【 ゴルゴ13 】

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■著書名:【さいとう・たかをのゴルゴ流血液型人物観察術】

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■ジャンル:社会、心理
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■著者:さいとう・たかを
  1936年大阪府生まれ。漫画家。68年ビッグコミックに「ゴルゴ13」の連載
  を開始。「無用之介」「サバイバル」などの作品がある。
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■出版社:
 PHP研究所/ISBN4-569-62043-4/760円/189P
2002/4/19 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「血液型は、性格ではなく人の資質を探るフレキシブルな人間学だ!」

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■ <忙しい方はここだけ>

本書は、ゴルゴ13を生み出したさいとうたかをが、血液型による人物観察と
いうテーマで持論を展開した本である。

ゴルゴ13のファンである僕としては、あの劇画の背景にある「人間観察」の
考え方を知りたい・・という興味から本書を読んでみた。

よく、血液型で人を見るなど非科学的だとか、血液型で人の性格を分類するの
根拠がない・・・などと言われる。でもやっぱりB型の人はクセがあるし、A
型の人はまじめだし・・・血液型性格ってあるよな・・・と思いながらも、世
の中では非科学的だと言われてる血液型性格判断をマジにすると恥ずかしいと
思っている人が多いのではないだろうか。

しかし・・・

血液型で分類された4つの型になにかしらの共通項があってもおかしくはない。
その共通項を表層に現れる「性格」にとるからおかしくなるのであって、その
素になる“資質”に探ればなかなか面白いのである。

 「性格そのものは、どんな場合でも、材料である気質と後天的影響とを
  重ね合わせなければならない」(能見正比古)

ということをスタートポイントにしている。資質と性格は別物だということだ。
つまり、明るいA型、明るいO型、明るいB型がいるということだ。

その上でさいとう流の人間観察論を展開する。著者が考え出した“アンテナ理
論”という血液型人間観察の持論はなかなか面白い。
人を型にはめて、「あの人はx型だからこんな人」と決めつけるのではなく、
“物事の原点を見つめる”道具として意識している。

ゴルゴ13もさいとう氏自身も、実はA型である。そのおいたちや背景を読取
りながら、血液型人間観察を考えてみるのも楽しいものだ。

ゴルゴ13は、なぜA型なのか?。その答えが本書に・・・
(ちなみに、しんのすけもA型・・である。これはどうでもいいんだけど)

おすすめ度は、 ★★★☆+気質と性格
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■ <お暇な方は、もう少し>

性格と血液型を直結させる巷の考え方は違うという。
つまり、< 血液型 ≒ 気質 ≠ 性格 >なのだ
具体的には「A型だから神経質なのではない」ということだ。何型の人でも神
経質な人はいるということだ。

著者流の観察によれば、

  A型の人は、他人に対して常に気をつかい神経を使っている。
  他人の言動に敏感だから、社会ルールや人付き合いのけじめにも気配りする。
  一方で、そとでは常に神経を細かく張り巡らすくせに、ひとたび家に帰って
  誰もいなくなると案外ズボラ、ズボラ。(あ、これ僕のことだぁ)

  B型の神経質は、神経質になる対象が違う。自分自身に対して神経質だ。
  自分の価値観を非常に大切にしている。だから、人からみればどうしてそん
  なことにこだわるのかということを悩んだりする。お気楽と見られるところ
  もある。

さいとうたかをの“アンテナ理論”とはどんなものか?

血液型がもつ基本的な特徴(資質の違い)を理解するには「アンテナ」を想像
するのがいい・・というものだ。アンテナにはいろんな形がある。

 A型人間からは、細いアンテナが何本も出ている
   人の数だけアンテナをたて、それをザワザワと動かしながら相手からの
   信号をキャッチし、細かく対応しようとする。
   神経質と見られがちなのはそのせい。

 B型人間は、1本だけズドンと太いアンテナを立てている。
   相手や対象物がなんであれ、B型人間は自分の興味あるほうへだけ
   そのアンテナを伸ばす。
   集中力はものすごい。

 O型人間は、その場を覆い尽くすパラボラアンテナである。
   対象物や状況を広く平等な目で見て、必要なことだけを上手に吸収して
   しまう。自分にとっての損得やプラス・マイナスを素早く判断する。
   現実的でバランス感覚に優れてる。
   (本来、人類の血液型はO型だったのが、歴史の中で突然変異がおき
    A型、B型、AB型がうまれたのではないか・・・と著者は感じる
    という)

 AB型は、両方の資質があり、たくさんの細いアンテナと太いアンテナを持つ。
   ふたつの種類のアンテナの感受性がバランスよく出たとき、AB型は実力
   を発揮する。天才型多いのは、このせいだ。

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| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02017646
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| さいとうプロダクションの公式ページ:
|     http://www.saito-pro.co.jp/top.htm
|  さいとう・たかおのプロフィール:(子供の頃の写真もある)
|     http://www.saito-pro.co.jp/saitotakao/index.htm
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劇画「ゴルゴ13」に出てくる主人公デューク東郷という人物は、著者の分身
でもある。東郷という苗字は、著者がワルだった中学のころ唯一感化された恩
師の名前だという。「人間の約束事とはこういうことだったのか・・・」を教
えてくれた先生らしい。
血液型人間観察を通じて、ゴルゴ13の生みの親のモノの見方がよくわかる本
である。
  
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■ <読んで欲しい方>
  ビッグコミックを欠かさず読んでいる方
  さいとう・たかをの劇画が好きな方
  人間観察がお好きな方
  ゴルゴ13を知らない方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★☆+気質と性格

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2002.05.17[金]:【】..
2002.05.16[木]:【】..
2002.05.15[水]:【さいとう・たかをのゴルゴ流血液型人物観察術】
 PHP研究所/ISBN4-569-62043-4/760円/189P
★★★☆+気質と性格
2002.05.14[火]:【そこにいてはいけない】..内藤誼人
 角川書店/ISBN4-04-883729-X /1000円/205P
★★★+スリリング
2002.05.13[月]:【財務革命】..棚橋隆司
 東林出版/ISBN4-924786-43-8/2000円/253P
★★★★+5つの勘定
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-07 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ < Web○k Special from Shinnosuke> S#2002-01 ・ ・ ・ ‥… □■

  ♪ Webook Special Present ♪
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   <日経情報ストラテジーのBSCフォーラム招待券>

今週金曜日 5/17(金) 日経情報ストラテジー主催で
 バランス・スコアカードのフォーラムがあります。
 BSC(バランススコアカード)の権威、吉川教授の
 基調講演のほか、導入事例では、なんと真之助もプレゼン。
     http://www.nikkeipr.co.jp/bsc/meaning.htm

 日経ホールで200人規模ですが、講演者招待枠をいただきました。
 Webook読者の方にプレゼントします。急なご案内ですみませんが
  ご希望の方は、至急メールで。 2名様。

   ◆  to webook2002@yahoo.co.jp
◆ タイトル: BSC+お名前
    ◆ 本文: お名前、メール、所属、電話、BSCへのコメント
    ◆ 〆切: 5/16(あした) まで
   ◆ 発表: ご本人にメールか電話。Webookでも発表。

   有料セミナー(3万円)ですので、グッド・チャンス!

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-11 ・ ・ ・ ‥… □■

 ▼ Webook2002プレゼント企画No.6♪ ▼
    【財務革命】 棚橋隆司著 ~ 2名様

 ▼ 応募方法
    ・タイトル:財務革命+あなたのお名前
    ・本  文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
    ・宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
    ・〆  切:5/25(土)

 ▼ 著者、小池さん、上山さんのご協力で実現しました。

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-03 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-065【ゴル13】 ・ ・ ‥… □■

 今発売中のビッグコミックに掲載されている「ゴルゴ13」は、日本のロ
 ボット技術と米国の戦争戦略とを結びつけたストーリーだ。
 世界の警察アメリカの悩みは、米兵が地上戦で傷つけられるのを嫌う国民
 感情だ。地上戦恐怖症とでもいえばいいだろうか。
 そこで考えられたのが、二本足歩行のロボットを生み出した日本のロボッ
 ト技術を活かした戦闘ロボットだ。ホンダのASIMOの技術を戦争につ
 かう・・・イヤな話だが、ありそうでもある。
 SDR2というコードの戦闘ロボットが無人島で人間と生き残りをかけた
 戦いをするというストーリー。そこにゴルゴも遭遇することに・・・
 いつもながら、時代や世界情勢を先どりしたフィクションは、現実味が
 アリアリで面白い。政治、経済、国際情勢などを劇画で勉強できる。
 今日の本で、作者の人間観を知ったうえで読むと更に面白い。

              しんのすけ@コミックリスト
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ BSC↓     
▲▼▲ BSE↓      今日はEISとBSCな日だった。
Web ◎◎ k BSS↓ 
| △ | BBC↓     
\O/ BOA↓      また・・・ あした
<|ト BBB↓
... />   BIS↓          真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 2002年05月15日 23:45