2003年12月09日

■しぶとく「生き残る脳」、やたらと「粋がる脳(中島英雄)

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自称「医者もできる咄家」のお笑い健康小噺

しぶとく「生き残る脳」、やたらと「粋がる脳」

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   |著者:中島英雄
   |すばる舎|2003年 10月
   |ISBN:4883992993|1,500円 |255P
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 気に入っちゃったねぇ。医者「も」できる咄家だってさぁ。
 な~んてオシャレじゃあーりませんか。
 脳神経外科の先生は、メスやMRIなどよりも「噺」で治療するのが好き
 らしい。なにせ、先生は笑いの処方箋を書いちゃうんだから。

 88年に開設した中央群馬脳神経外科病院では、月一回、「病院寄席」が開
 かれる。高座に上がるのは桂前治の名前をもつ病院理事長、つまり中島先
 生である。

 本書は、そんな咄家ドクターが、笑い、脳、男女の違いなどを面白おかし
 く語った本である。笑える内容があって、読後は心軽やかストレス発散?。

 世に科学者エンターティナーは4人いる。
 (この人たちは学者にしておくのがもったいない人達だ)

 1) 歌う大学教授の本川達雄さん(東京工業大学教授)
 2) BC!な動物行動学を展開する竹内久美子さん
 3) 面白ろ地震学の島村英紀さん(北大理学部教授)
 4) 文化鳥類学の柴田敏隆さん

 今回、また一人増えた。今度はお医者さんである。脳科学をエンタテイン
 メントにしてくれた。

 第一章は、脳科学からみた男学と女学。ここが一番面白い。
 男の脳と女の脳は、脳科学的に違いがはっきりしているらしい。

 例えば、こんな対比がとっても分かりやすい。
  粋がり脳(男)と長生き脳(女)
  ロアンチストの脳(男)とリアリストの脳(女)
  宇宙の起源を考える脳(男)と明日の授業参観に何を着ていくかを考え
  る脳(女)と言い換えることもできるという。(グフフ・・なるほど)

 驚いたことに(やっぱりというべきか)、「脳の基本形は女性の脳」であ
 って、男の脳は、その「改変形」あるいは「つけ足し」みたいなもんだと
 いう。竹内久美子さんも、この世はすべて女が基本だというようなことを
 おっしゃってたが、脳みそまでそうだったとは・・・・。なるほど、かあ
 ちゃんに口げんかしても勝てないわけだわ。

 第二章以後、脳がよろこばせる笑う力、ボケと脳など、笑いと脳の健康に
 ついて楽しい話が展開する。後半はちょっとサイエンスモードだね。

 おのおの方、世の中の見方が変わりますぞ! この本。心して読まれよ。

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   ★★★★☆+笑う脳力

 
   ・一日一回は笑うことを考えてる方
   ・女の脳に興味ある方
   ・男の頭について知りたい方

Posted by webook at 2003年12月09日 08:39