2004年02月26日

■齋藤孝のアイデア革命(斎藤孝)

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 アイデアは、いくらでも生み出せる! ただし・・・

齋藤孝のアイデア革命
         アイデア連発の人はここが違う!         
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   |著者:斎藤孝
   |ダイヤモンド社|2004年 02月
   |ISBN:4478750076|1,280円 |
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 以前、加藤昌治さんが書かれた【考具】を紹介したことがあった。非常に
 面白ろかった。考えるツールを思わず使ってみたくなったからだ。
 
 本書も、アイデアを考えるのが楽しくなる本だ。

 アイデアは、誰でもいくらでも出せるという。ただし簡単ではない。それ
 なりの意識改革とトレーニングが必要だという。

 アイデアは、まったくの無から生み出すものではなく、何かと何かを加え
 たり、掛けたり、視点を変えたり・・そんなプロセスで生れる。

 斎藤さんも基本は「ずらす」「つなげる」だという。ふむふむ。
 数式で書くと y=f(x)となる。xという既成の商品に「ずらす」「
 つなげる」という関数fを掛け合わせるのだ。

 世の中にはカラオケボックスは常識のようにある。ところが最近その稼動
 率が下がっているという。そこで、○○ボックスを考えてみる。すると、
 シネマボックス、キッチンボクス、睡眠ボックスなど様々なアイデアが出
 てくる。そんな過程を非常に面白く展開している。

 ○○ボックスとか、健康○○ などを考える「空欄を埋めよ」方式も、豊
 富な事例で思わず引き込まれる。

 あらゆる仕事は、アイデアをだすことだ。
 しがたって、リーダーの役割は、アイデアを出させることだ、という。
 どんな思考様式をとればアイデアが出るのか、本書できっかけをつかんで
 みたい。

 面白いことに対して「へぇ」で終わらず、その次を考えるために・・。

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   ★★★★★+身体感覚

 
   ・アイデアをたくさん出したい方
   ・新しい構想を考えている方
   ・ブレークスルーしたい方

Posted by webook at 2004年02月26日 23:18