2005年03月04日

電子マネー戦争Suica一人勝ちの秘密 ~ 岩田昭男

飛行機もスイカでイコカ!

書籍情報

電子マネー戦争Suica一人勝ちの秘密―魔法のカードの開発秘話と成功の軌跡
岩田 昭男
中経出版 (2005/02)
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本のひらめき

僕は今、定期をスイカ(Suica)にしている。なかなか便利である。改札もタッチ&ゴーですいすいだし、乗り越しもいちいち清算機の前で並ばなくてすむ。(僕的には、この並ばなくてすむってのが一番いい)

2001年11月にスタートしたスイカ。その発行数は現在、なんと1000万枚を超えているという。わずか3年の間にこのような広がりを見せたのはJRとしても驚きのようだ。現在はViewCardともくっつきカード事業に発展している。このスピードは、クレジットカード業界40年の歴史の中で画期的な出来事らしい。

本書は、SUICAのプロジェクトX(開発物語)と、これからの動向を予測する電子マネードキュメンタリーだ。非常に身近であり、すごい未来を予感させるストーリーは、ワクワクする。

SUICAのプレスリリースがある。
→ http://www.jreast.co.jp/suica/topics/
本書を読む前にここをみておくと、ぐっと面白いと思う。

スイカの開発の裏には、石橋を叩いても渡らないくらいの慎重さ(これはJRの安全に対する真摯な態度)があったという。
また技術的にはソニーが開発したフェリカの優位性が大いに貢献しているという。開発要件の 0.1秒で処理できる(これってめちゃ凄いね!)、セキュリティが高いこと、マルチアプリに対応できること・・などが技術優位のポイントだ。国際標準(ISO)も凌駕する性能らしい。

スイカは、現在発展形であり、切符だけでなく、駅ナカ(駅売店)や街ナカ(コンビニ)などにも広がり、最近はJALのマイレッジカードとの提携がニュースになった。今年中にはモバイルスイカが登場し、携帯、ショッピング、電車、航空券などあらゆることが一つでできる時代に進んでいくことだろう。

そんな近未来に繋がるSUICA物語。【プロジェクトXing】 だねぇ。カード業界のパラダイム変換が密かに進んでいる・・・。


僕の思いつき

身近にあるカードや電子マネー、携帯、iPodなどたくさんの人に使ってもらうことがマーケティング上重要なものって、案外たくさんある。

そういうサービスの成長曲線をまとめてみると面白い。(ネットでかなり調べられるから、やってみるといいね)調べたら、ぜったい人に話したくなる。そして、何かがはじけるかもしれない・・・。(やったら、教えてね!)

ちなみにこの本の編集担当は、【バランススコアカードの使い方がよくわる本】と同じ中経の大渕隆さん。楽しいお仕事をされたようだ。



オススメ度

★★★★★+かざすだけの時代

読んで欲しい方

・定期にスイカを使ってる方
・JALカードもってる方
・おさいふ携帯もってる方

Posted by webook at 2005年03月04日 11:30 | TrackBack