2005年03月25日

未来を拓く君たちへ ~ 田坂広志

奇跡の一瞬。

書籍情報

未来を拓く君たちへ―なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか
田坂 広志
くもん出版 (2005/03)
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本のひらめき

本書を読む前に、田坂広志さんの講演を聞くチャンスに恵まれた。3月9日の私には夢があるセミナーだ。涙を流しながら聞いた講演の感動は、今も新鮮。あのときあの場所であの人たちといっしょにいたことも、すべてが意味ある一瞬の奇跡だった。

本書は、セミナーのとき心にあふれた高揚を再び感じさえてくれる。「深い人生の洞察」にあふれた人生の道しるべだ。

未来を拓く君たちへと題して贈られるメッセージは、人生、地球、宇宙といった壮大なスケールがある。

今を生き切る覚悟、一瞬の奇跡に感謝する思い、感謝を義務へ、義務を使命へ高める喜び、そんなものを感じながら「成長しつづける人生」を生きてみたい。

本書が語りかける不思議な「声」や「意味」をかみ締めてみたい。


 自分の人生が、
 多くの人々のために、
 そして、世の中のために、
 大切な何かをなすために与えられた。

 その「使命感」に支えられたとき、我々の「志」は
 最も強い生命力を持ち、世代から世代へと伝わっていく。


次の世代への「礎」となる覚悟を持ちえたのなら、なんだか生きていることがとても素晴らしく感じられる。 あー、爽やか。

未来を拓く思索の旅に出かけよう。

僕の思いつき

宇宙が生まれてから137億円。「無」から「物質」が、それが複雑化して「生命」へ。さらに進化して「精神」が生まれ、「文明」を生み出してきた。しかし、いまだその文明は戦争も飢餓も貧困も解決できていない。宇宙はどこへ向かっていくのか。

宇宙時間の中では、私たちの存在は、ほんの一瞬。まばたきにも満たない一瞬のできごと。そう思うと今ここにいる自分という存在は奇跡ともいえる。

ここにいることが、あのひとと出会ったことが、今日おきる出来事がすべて、奇跡の一瞬。きっと意味がある「成長のための糧」。

今日は、誰かにどんないいことができたか・・・考えてみよう。

そうだ、この本をOさんにあげよう。



オススメ度

★★★★★+礎(いしずえ)

読んで欲しい方

・志を抱いている方
・未来へ投資している方
・宇宙時間が認識できる方

Posted by webook at 2005年03月25日 10:05 | TrackBack