2005年05月19日

図書館に行ってくるよ ~ 近江哲史

暇田くんの一日

書籍情報

図書館に行ってくるよ―シニア世代のライフワーク探し
近江 哲史
日外アソシエーツ (2003/11)
売り上げランキング: 93,212
通常1~2週間以内に発送


本のひらめき

僕も図書館へ毎週行っている。図書館にいってくるよ、って家族に言って。

本書は、定年を迎え図書館通いを日課にした著者が、図書館との「つきあい方」を語った本である。

図書館へなぜ行くのか?

ヒマだから、調べ物をしたいから、読書したいから、などなどいろいろある。著者は、こうした図書館の使い方について経験や思いや各種データを繰り出しながら持論を展開する。さらには自分の余生のテーマ探しや、ライフワーク実現の場としての図書館を模索する。

著者は、かつて『「自分大学」に入ろう』という本を執筆している。キャンパスは図書館だ。そして勉強を入れることばかりではなく(読むだけじゃなく)何かのレポート(あるいは論文、本)を出すためのものと位置づける。

こうすれば、暇つぶしの図書館ではなく、クリエイティブな活動の拠点としての図書館となるのだ。

図書館はシニア時代の重要な社会インフラになるのかも・・・。

定年の方、定年が間近の方、是非お薦め。


僕の思いつき

いつか図書館長になりたい・・・という著者。自身が利用する図書館だけでなく、日本各地の図書館や海外事情にも詳しい。

面白いことに刑務所でも読書ができるという。房(ろうや)には、私本を3冊までおけるんだとか。「多分あたなには生涯関係ないとは思うが・・・」という注書きが笑える。

お金と時間とスタッフを自由に与えられ、理想の図書館を作るとしたら、どんなスタイルが考えられるだろう。

僕が真っ先に考えたいのは、ネットで本の検索(図書館にあるかどうかの検索)ができ、予約もできる図書館だ。アマゾンとかがそういうシステムを提供してくれたらいいねぇ。

ちょっと空想してみるのもいい。



オススメ度

★★★★☆+図書館長になりたい

読んで欲しい方

・自分を探している方
・図書館に興味ある方
・本が大好きという方

Posted by webook at 2005年05月19日 19:24 | TrackBack