2005年07月21日

QT 質問思考の技術 ~ マリリーG・アダムス + 開星中高

質問がすべてを変える

書籍情報

QT 質問思考の技術
QT 質問思考の技術
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マリリーG.アダムス 中西 真雄美
ディスカヴァートゥエンティワン (2005/05/16)
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本のひらめき

僕たちは一日にどのくらいの質問をしているのだろうか?
何時の電車に乗ろうか? どのネクタイをしていこうか? 会社で上司になんと言い訳しようか? お昼は何たべる? えーっとそのクレームはどんなお客さまから来たんだね?・・・・などなど、自分への質問も含めれば数しれない質問を私たちはしている。

しかし、その中でいい質問はどれだけあるだろうか?
「いい質問?」 何それ?と聞きたくなると思う。いい質問とはこうだ。

 別のかたちの質問をすれば、ものの見方がすっかり変わり、新鮮な目で
 問題えお見つめ、それを解決することができる。

 大事なのは質問が結果を左右することだ。

こういう変化をもたらすような質問が、いい質問である。

質問がコミュニケーションに不可欠な要素だということは分っている。しかし思考における質問の役割は、必ずしもしられていない・・・という。だから、本書のQT(質問思考)というのが登場することになる。

  偉大な成果は偉大な質問から始まる

これは本書の物語に出てくる主人公、ベン・ナイトが、不思議な質問をするコーチ(エドワーズ)からもらった言葉だ。物語は、管理職のベンが自分の能力を超えるとしか思えない難題に直面し、しかも結婚生活においても問題を抱える一人の男のお話。そんな彼は、「質問好きなコーチ」からすばらしいヒントをもらい、自らのマネジメントスタイルや
生き方までも変える。

気づきの多い内容がある。コーチングを勉強している方、お薦め。


僕の思いつき

「選択の地図」というのがある。二股にわかれた道のどちらを選ぶか・・・
「学習者の道」か「批判者の道」か。

私たちが影響をうけるのは、環境、感情、思考の3つだという。何かが起きたあと、どんな行動・態度・言葉を表すか・・・それが選択の分かれ目。

何かが起きたとき:

 誰のせいだろう? (批判者の道)
 私はなにに責任をもつべきだろう?(学習者の道)

 どうして負けてしまうのだろう?(批判者の道)
 私は何を学ぶことができるだろう?(学習者の道)

というふうにどんな質問を発するか・・ということだ。

「フィッシュ」という本のエッセンスは、<態度を選ぶ>ということだった。
いい質問をするために、いい態度を選びたい。
「すごい会議」では、質問をポジティブな文章に変換するシーンがある。

今日は、どんな選択をしましたか? 
明日は、どんな質問をしたいですか?



オススメ度

★★★★★+学習者の質問

読んで欲しい方

・質問好きな方
・質問に興味ある方
・選ぶことそ意識したい方

Posted by webook at 2005年07月21日 10:00 | TrackBack