2005年08月25日

ブルー・オーシャン戦略 ~ W.チャン・キム/レネ・モボルニュ

競争がない・・・?

書籍情報

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
W・チャン・キム レネ・モボルニュ 有賀 裕子
ランダムハウス講談社 (2005/06/21)
売り上げランキング: 475


本のひらめき

ビジネスに競争はつきものだ。しかし、同じ土俵でいつまでも消耗戦を繰り広げていくのは疲れる。本書ではそうした血みどろの戦いをレッド・オーシャンと表現する。

一方、創造性のある戦略をもてば、競争そのものが意味がなくなる。今までなかった市場を創造し輝かしい未来のあるブルーオーシャンが広がる。ブルー・オーシャンとは、競争を超越するほどの創造的な戦略で切り開かれた新しい市場のことだ。

今までにそういうのはあったか・・・?
実は結構あった!

 カナダが世界に誇るパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」
   http://www.fujitv.co.jp/jp/events/quidam/cirque/whats.html
 ビジネスジェットを共有する「ネットジェッツ」
   http://www.ryoma21.jp/news/amerika/us_report3.html
 NTTドコモの「iモード」
 テキサスにある女性専用フィットネスクラブ「カーブス」
  http://www.curves.co.jp/
 コーコストエアラインの「サウスウエスト航空」
  http://www.southwest.com/

などなどたくさんの企業の戦略が解説されている。

競争をも超越するほどのすばらしい戦略は、いかに素晴しいのかを「戦略キャンパス」を使って分析し、思考するところが非常に面白い。
さらに4つのアクション(取り除く、付け加える、増やす、減らす)で競争すらない差別化を合理的に生み出す考え方もいい。

モチベーションをあげるためには3つの要素があるという。
 「中心人物」「金魚蜂のマネジメント」「細分化」

公正なプロセスを支えるには3つのEが必要だという。
 「関与 Engagement」「説明 Explanation」「明快な期待内容 clarity of
  Expectation」

なるほど、言葉だけでもいくつか閃くものがある。

たくさんの人に薦めたい一冊である。この本は、熟読だね!


僕の思いつき

実は、この本、即実践で使えるヒントをもらった。
そういうときは、即実践。

かのトム・ピーダーズもこういっている

  素晴しいアイデアを思いついたら、3日以内に試してみることが大切。
  そうしないと、単なる思いつきに終わってしまうから。

ということで、さっそく「戦略キャンバス」なるものを使ってみた。
なかなか、いい感じ・・・

ヒントとエネルギーをもらっちゃったもんねー。



オススメ度

★★★★★+競争のない世界

読んで欲しい方

・新規ビジネスを考えてる方
・新しい計画を策定中の方
・ヒントをエネルギーが欲しい方

Posted by webook at 2005年08月25日 12:30 | TrackBack