2005年10月22日

古武術で蘇えるカラダ ~ 甲野善紀

縮んでみよう。

書籍情報

古武術で蘇えるカラダ―写真と図解実践!今すぐできる
甲野 善紀
宝島社 (2003/07)
売り上げランキング: 2,004


本のひらめき

古武術というのがどんなものかいまいち分らなかったが、なんとなく興味はもっていた。百式の田口さんなんかもどうやら興味あるらしい。

体の使い方が独特で、合気道などと同じく「流れ」とか「相手を利用する」とかの東洋的な思考法にもとづいているところがいい。

西洋スポーツは、筋肉をガンガン鍛え、ガシガシを力を受け止めて跳ね返すスタイルが多いが、東洋系は、どちらかというと流したり、沈み込んだりといった動きが多いように思う。

本書の著者甲野さんから影響を受けた例には、巨人の桑田投手、桐朋高校のバスケットチームなどがいるという。

ひざを曲げて、攻守の動きを同時にやる・・といったところは、なんだかすごいことだ。

VTRとか動画があるといいのだが、静的な文字と写真の世界からもイメージが浮かんでくる。

古武術、すごし!


僕の思いつき

運動系、スポーツ系にはかならず、「ちじむ」動作がある。
バスケも野球もテニスも体操もバレエもみんなひざを曲げるという動作がある。

のびるためには、ちじむ必要がある・・・という当たり前のことは、ビジネスでも同じ。

なにを目指して縮むかが問題、かな。

さらに縮みながら同時に伸ばすみたいな動きもあると古武術的なすごさを帯びることになる。



オススメ度

★★★+同時平行

読んで欲しい方

・古武術の達人になりたいと考えてる方
・体の使い方に興味ある方
・屈身にこだわりのある方

Posted by webook at 2005年10月22日 17:08 | TrackBack