2005年11月18日

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間 ~ 高野登

誇りと喜びと・・・

書籍情報

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間
高野 登
かんき出版 (2005/09/06)
売り上げランキング: 67


本のひらめき

僕の手帳には、リッツ・カールトンのクレド(本モノ)が差し込んである。

以前、伝ちゃん(佐藤 伝さん)のセミナーで、“それ”を拝見し、リッツの感動物語を聞いた後、どうしても欲しくなってしまった。

さっそく大阪のリッツカールトンにメール。『すみません、1部欲しいのですが・・・』と厚かましくもお願いしてみた。そしたら、なんと丁寧な便りとともにクレドが送られてきた。
そのクレドは、ちょっとした物語を伴った僕の宝物だ。そして、この本を読み宝物はますます輝きを増すようになった。

本書は、リッツ・カールトンのミスティーク(神秘性)や伝説の物語が、どうして生まれるのか、その背後にあるものは何か・・・そんなところを高野さんが語ってくれる本だ。

著者の高野さんは、ザ・リッツ・カールトン・ホテルの日本支社長。初代社長のシュルツィ氏との出会いやリッツで日々行われている誇りと喜びに充ちた仕事など、感動ストーリーが存分に語られている。

リッツ・カールトンは、お客様に「満足」ではなく「感動」を与えることを喜びにしている。だから、そこに伝説が生まれるのだ。

「スタッフはみんな楽しそうに仕事をしている」
「クレドはマニュアルではありません。心で納得して実践するものです」
「2000ドルの決裁権限の額は、会社と従業員が同じ価値観で仕事をして
 いるという信頼関係を表す目安でもあるのです」
「従業員の感性を鈍らせてしまうのは、単純作業や地味な仕事ではなく
 ビジョンなき仕事なのです」
「現在の年収の5%ではなく、目標とする年収の5%を自分への投資に
 回しなさい」
「トップ5%の方の感性を満足させるようなサービスを提供する」

など、僕の心にガツンと響いた素敵な言葉がいっぱい・・・。

超オススメの一冊。読むと高野さんのナマの声を聞きたくなる。


僕の思いつき

この本から得られることはいっぱいある。僕も会社をなんとかしたいとう思いが募る中、この本に出会えたことに感謝したい。ガラスの蓋をはずして、とびはねる希望と勇気をくれる本だから・・・

そして、是非是非、高野さん会いたい・・・と思っていた。そうしたら、ちゃんと機会がやってきた。明日、高野さんの講演会に参加予定。(伝ちゃん&山田さん感謝です)

うん、なんだか今からワクワクである。



オススメ度

★★★★★+ファビュラス・ミスティーク

読んで欲しい方

・ホスピタリティの達人になりたいと考えてる方
・リッツ・カールトンに興味ある方
・感動を求めてやまない方

Posted by webook at 2005年11月18日 11:10 | TrackBack