2006年01月22日

不思議な数(かず)πの伝記 ~ A.S.ポザマンティエほか

懐かしさの中にある不思議

書籍情報

不思議な数πの伝記
不思議な数πの伝記
posted with amazlet on 06.01.22
Alfred S. Posamentier Ingmar Lehmann 松浦 俊輔
日経BP社 (2005/11/03)

本のひらめき

3.1415・・・円周率をパイ(π)と表すということを習ったのはいつのことだったろうか・・。

そのπにまつわる歴史や、数々のエピソードなどを書いた本である。
ほぉーと思わず引き込まれる面白さがある。

27ページにびっしり書かれた円周率は10万桁もある。ちょっと見るだけでも面白い。

また、πの使い道のところで登場する「ルーローの三角形」が興味深い。正三角形の頂点を中心に円をえがき、3つの円が重なる真ん中の部分を切りとったのがルーローの三角形と呼ばれる。これが不思議な動きをする。

 正方形の穴をあけられるドリル
  http://genryu.cside4.com/yoshitago/rurosubete.htm
 マツダのロータリーエンジン
  http://www.mazda.co.jp/history/rotary/index.html

などいろいろ・・。
数学の好きな方には、たまらない魅力があると思う。


僕の思いつき

現在、πを諳んじる記録は、日本の原口證師の83431桁だという。なんと13時間もかけて暗唱したんだとか。いうだけでも疲れるね。
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub1.html

4000年ちかく人間をとりこにしてきたこのπは、まだまだ魅力と不思議にあふれているらしい。アメリカでは、3.14をπの日として祝う熱いファンもいるとか。アインシュタインの誕生日は3.14など、こじつけにも思える偶然は、どこか楽しい。

数学を面白くするネタを探してみよう。



オススメ度

★★★★☆+πの不思議

読んで欲しい方

・数学の達人になりたいと考えてる方
・円周率に興味ある方
・数字にこだわりのある方

Posted by webook at 2006年01月22日 19:18 | TrackBack