2006年01月28日

溺死寸前絵日記 ~ ケイスケ

世の中まだ下がいる・・・

書籍情報

溺死寸前絵日記
溺死寸前絵日記
posted with amazlet on 06.01.28
ケイスケ
双葉社 (2006/01)


本のひらめき

まことに暗い本である。あまりお薦めはしない。
しかし、ちょっとだけ面白いところもある。どうやら自堕落な生活をしている著者、ケイスケさんであるが、絵日記を学生のころから書き続け、ネットで発信している。溺詩。

  http://www12.wind.ne.jp/dekishi/index.htm

モノクロの絵日記は、どことなく人の心のヒダを描いている。3年間で300万アクセスというから、それに感じる人も多いということだ。

本書は、「溺詩」サイトのコンテンツをまとめた本である。
味のある絵と、フデペンを無造作に走らせた文がなかなかいいマッチングである。なかなかいい観察眼とユニークな絵である。


僕の思いつき

「ロマ神」 スキー場でキレイな人と接触して転んだまではいいが
      大抵数秒後には、彼氏が救助に来る。
      ロマンの神様なんていやしねぇ。

といった調子。誰にもありそうな場面と心理を、なかなかみごとに切り取っていたりする。ケイスケさん、漫画家になったらいいねぇー。

日常でおきるちょっとした出来事を、マンガや文章で「キャプチャー」するのもいいかもね。

やってみると面白い。面白がって続けていると本になる。(かも)



オススメ度

★★★+人生いろいろ

読んで欲しい方

・生活の達人になりたいと考えてる方
・ぎりぎり生活に興味ある方
・生き方にこだわりのある方

Posted by webook at 2006年01月28日 19:31 | TrackBack