2006年05月20日

招客招福の法則 ~ 小阪裕司 + 注目の6/29!

ひらめきの嵐! 仕事を楽しみたい方必見!

書籍情報

招客招福の法則―儲けの王道がみえる88の話
小阪 裕司
日本経済新聞社 (2006/03)

本のひらめき

本書は、日経Marketing Journalで人気のコラムが本になったもの。

なるほどぉ!と思ったり、ちょっと心がホッコリしたり・・・好評を博すそのわけがよ~く分かる。登場するのは全国の魚屋さんだったり、レストランだったり、コンビニだったり、歯医者さんだったり・・・。いろんな業種の素敵な取り組みは、お客様を感動させ、ファンにさせる。そしてサービスや商品を提供する側もお客様も幸せになれる。招客招福の様々な物語の後ろに、なにか感じられるもの・・・それが商売の王道だ。

たとえばこんな物語がある。

 あるお店の話。絵とかクラフトなどの趣味を持っているお客様に、自分の
 お店で個展をやらないかとお話する。お客様は大喜び。そこで店主は更に
 こういう。「もしよかったら、お友達に出す個展の招待状もうちで作って
 送ってあげましょう。でも100人までですよ。」
 へぇーとお客様はさらに大喜び。受け取った方は、この個展(お店)に足
 を運ぶことになる。
 これで、既存顧客から新たな新規顧客が生まれる。一挙に100人(笑)

あるいは、

 あるゴルフ場。お客様との対話を大切にする。会員向けの会報誌には、ゴ
 ルフ以外にちょっといい話を混ぜる。また、雨にもかかわらず来てくれた
 お客様だけに出す「雨の日通信」(雨にもめげずラウンドされた真のゴル
 ファーの皆さんへ、で始まる)、お客様の忘物を届けるときに同封する「
 忘物通信」などなど。あらゆる機会に対話しようという心意気がいい。

また、耳を「ケガ」したネコの話は不思議に心に残る。

 ある雑貨店の話。陶器でできた猫の貯金箱ひとつが破損。耳が欠けてしま
 った。接着剤で修理しても傷物と分かる。捨てるか・・・。
 その店の店主は、こんなPOP(店頭広告)を作った。
   「私はネコです。3月3日のひな祭りに交通事故で怪我をしてしまい
    ました。おかげさまで元気になりました。こんな私ですが、かわい
    がってくれる飼い主さんを探しています。」
 店主の心根がわかる素敵なPOP。
 感じるお客様がちゃんといて、そのネコは買われていった。

ほかにも、お客様からワインをプレゼントされる酒屋さん、カブトムシパーティを開く歯医者さん、駅で傘を貸し出すテニススクールなど・・・なるほど!と素敵だなぁ!がいっぱい。


僕の思いつき

商売(ビジネス)は、物やサービスを売ってお金を儲けることだと思っていると、なんだかつまらない。人と人との関わりの中に生まれる共感の場だと思うと楽しい。

人間関係をはぐくむ取り組みをしたり、なんとなく好きになってもらっておく工夫が、何かの折に素敵な共鳴を生み、商売につながる。
そんな工夫を考える瞬間は、さぞや楽しいことだろう。そういう状況を「Moso冥利に尽きる」と表現しておこう。

さて、どうしてもこの部分はコピーペーストしておきたい!というものがある。

 毎月、経営会議などで前月の決算数値を吟味する会社は多いはず。そのとき
 ちょっとした工夫をする会社がある。経理部門から出る試算表(決算表)が
 「笑う試算表」になっているのだ。資料にいちいち絵文字がついている。
 達成度合いで「ニコニコ」だったり、「がっかり」だったり。読み手の感情
 にあった顔マークがついているという。そんなふざけたことをするのはいか
 がなものか・・ではなく、逆に大好評だという。

いろんな「病気」や「壁」がいっぱいの会社で、試してみてはどうだろう。



オススメ度

★★★★★+儲けの王道

読んで欲しい方

・心温まる話を聞きたい方
・楽しい商売に興味ある方
・自社のビジネスに活気をもちこみたい方

Posted by webook at 2006年05月20日 19:01 | TrackBack