2006年05月30日

サービスの教科書 ~ 窪山哲雄 + 志の吉さん独演会

CSR=ISR !?

書籍情報

図解 クボヤマ流あなたのファンをつくる サービスの教科書
窪山 哲雄
インデックスコミュニケーションズ (2006/02)


本のひらめき

CSR(起業の社会的責任)=ISR(個人の社会的責任)だという。つまり、「自分は仕事を通じて、社会にどんな貢献ができるのか」というのを考えようということだ。お金を稼ぐための仕事だけでは、つまらない。仕事を通じ、本業を通じて、社会にお役立ちをすることが意識できれば素晴しい。

ホテルなどのサービス業では、社会(目の前のお客様)に何ができるか・・・そういうことを真剣に考え行動する「場」がある。では、どう考えたらいいのか・・・そんなところを図解と解説で分り易く説いたのが本書。教科書である。

「お客様と一人の人間として向き合う」「サービスには、“は”と“ほ”が不可欠。“は”は、はっとするサプライス。“ほ”はほっとする和み」「あなたの存在こそがブランド」など、サービスの要諦がたくさん。

なかでもイチバン印象的なものは:

 サービスはバトン・リレーのように有機的につながっている。バトンを
 落とした瞬間が、サービスの評価となる。
 バトンとは・・・お客様の感情なのかもしれない。

万人に同じものを提供し常にかわらない「サービス」の時代から、個人に合わせたオーダーメイドの「ホスピタリティ」の時代になったようだ。

「ザ・ホテル」に登場する藤堂さんのモデルになったという著者の、サービスの極意を学んでみよう。


僕の思いつき

お客様をひきつける「ばびぶべぼ」というのがある。
 ば: 場の空気
 び: 美があること
 ぶ: 文武両道
 ベ: ベストをつくす
 ぼ: 母性をもつ

サービスの現場でも、製造の現場でも、あるいはスタッフ部門でも、こうした仕事の要諦をなにかのゴロにあわせてまとめるのは楽しい。

あなたの仕事にまつわる「極意」をまとめてみよう。楽しいかも・・・。



オススメ度

★★★★+ホスピタリティの時代

読んで欲しい方

・サービスで感動を生み出したい方
・ファン作りに興味ある方
・会社を元気にしたい方

Posted by webook at 2006年05月30日 15:14 | TrackBack