2006年06月04日

たのしか ~ 武田双雲 + SHCでした。

まっこと、たのしか!

書籍情報

たのしか
たのしか
posted with amazlet on 06.06.04
武田 双雲
ダイヤモンド社 (2006/04/14)


本のひらめき

今日の本は「言霊を筆と墨で表現する」アーティスト、武田双雲さんの「書」とメッセージの本である。しばらく前、久米信行さんのメルマガで紹介されていて、ずっと気になっていた本だ。

まだ30代の若々しい書道家は、その涼やかな心と筆で宇宙の真理を描き切る。書の世界とデザインの世界、そして美の世界が渾然一体・・・なんだか心引かれる言霊作品が並ぶ。そして、日本語、英語、中国語の詩が書に色を添える。

ボクのお気に入りは、

 「波」 WAVES

 「小」 SMALL

 「二」 TWO

それぞれ、独特の書と、添えられた詩が、宇宙からのメッセージを心に届けてくれる。「小」のところではこんな詩がある。

  こんなちっぽけな自分が
  何の役にたてるのか
  悩んだ日々。

  ほんの小さな行動が
  でっかいことにつながることを
  知ったある日。

この本からは、いろんなエネルギーがもらえそうだ。

いつか双雲さんに題字を書いてもらえるような本を書こう!
  http://www.souun.net/

たのしか・・・というタイトルは、双雲さんのふるさとことば九州弁で「楽しい」の意味。この本は、まっこと、たのしか!


僕の思いつき

小学生のころ「習字」の時間があった。先生がいないときを見計らって、好きな女の子の名前をズンと書いた覚えがある。あの時は、気合が入った。笑
わくわくした。見てほしいような恥ずかしいような。なにしろ字に気持ちが入っていたから。

心と体と頭が一体になれたごくわずかな時間。そんなことがあったんだなぁーと思い返す。そういう意味で、あれは習字ではなく、書道の時間だった!

書にしたためてみる。書でデザインしてみる。

そんなことをやってみるのもいいね。自分を写す鏡。未来を映す鏡。書には、そんな力があるのかも・・・



オススメ度

★★★★★+書の道

読んで欲しい方

・書で何か表現したい方
・「書」に関心のある方
・言葉のパワーを感じたい方

Posted by webook at 2006年06月04日 19:45 | TrackBack