2006年07月14日

Think! 2006 SUMMER

この月刊誌、すごいです。月刊誌2.0!

書籍情報


本のひらめき

今回のテーマはWeb2.0。
かなり濃い内容がいっぱいある。

冒頭の梅田望夫さん(ウェブ進化論の著者)の言葉が深い。ネットの進化プロセスを4象限のマトリクスで見事に切り取っている。「ネットのあちら側でサービスをするか、こちら側で機能を提供するか」軸と「不特定多数無限大を信頼するか、否か」軸で、見せてくれる。

        あちら側
  Yahoo  |
    楽天   Google
         |
信頼なし ---------+----------------信頼する
         |
         | Linux
         |
        こちら側


先日、ある友人に「軸だし」というコトバを教えてもらった。二項対立では、従来は、「頭のいい人」VS「頭の悪い人」という軸で成功者がきまっていたが、これからは「働きもの」対「怠け者」軸で分かれるという。「頭の中で妄想は渦まいているけれど、めんどくさがりで動かないタイプの人はこれからは生きるのが難しいだろう」という。賛成!これからはMosoである。

戦略コンサルタントの三谷宏治さんの連載はいつも楽しみ。今回は、「この世を4つに切る」というマトリクスの話。なぜ2x2なのかを考える。3x3は曖昧、2x2x2の3次元は複雑すぎる・・・。太田直樹さん(BCG)の「電脳の海を泳ぎきる本当の仕事力」では、ビジネス物語を駆使して、いろんな気付きを与えてくれる。例えば、「わが社もグローバリゼーションに対応し・・」といったキーワードを使うと、そこで思考停止に陥り易いという。確かに。そこでキーワードではなく、自分の言葉で考えることが大切と訴える。物語は威力あり!

グーグル社長の村上さん、アマゾンジャパン社長のチャンさん、ミクシィ代表の笠原さんほかウエブのリーディングエッジを切り開いている人たちの言葉がまた興味深い。
一冊でかなりたくさんのコンテンツが詰め込まれている。1800円は安いのかもね・・・。


僕の思いつき

自分の言葉で考える。
これって大切だね。

ちょっと反省しておこう。
ウエブ2.0があるなら、セミナー2.0もあっていい。
さて、ジェイカレッジをどう進化させようかなぁ・・・。

次の職員会議の議題としよう。



オススメ度

★★★★★+連続的な不連続

読んで欲しい方

・ウエブ時代の考え方に触れたい方
・ウエブ時代の仕事力に興味ある方
・自分の頭で考えたい方

Posted by webook at 2006年07月14日 09:45 | TrackBack