2006年07月29日

SNS的仕事術 ~ 鶴野充茂 + Mosoはこうして実現する!

情報発信だね!

書籍情報

SNS的仕事術 ソーシャル・ネットワーキングで働き方を変える!
鶴野 充茂
ソフトバンククリエイティブ (2006/07/15)


本のひらめき

鶴岡秀子さんに紹介いただき、鶴野さんのことを知った。ツルツルコンビだと鶴ちゃんは笑った。

そして、この本に出会い、一瞬でファンになってしまった。鶴野さんにもジェイカレッジにご登壇いただかねば・・・。

さて、本書は、SNS的仕事術ということで、最近のインターネット環境の進化の上にたち、会社や組織の名前に頼らず、個人のネットワークを生かして仕事をしていこう・・・という本である。

ソーシャルネットワークの何たるかを解説する本ではない。もっと深く、身近で、そしてエネルギーをもらえる内容がある。

インターネットは人と人を繋ぐ機能がある。以前は、出会い系サイトが隆盛したがちょっとあやしげな動きに辟易した。しばらくしてSNSという少しクローズドなものに進化しそれは「人脈サイト」となった。田坂さんの言うらせん階段を一段のぼってもどってきた感じである。

SNSは、人脈を広げるよりも「個としての特性を発信する場」「自分ブランドを確立するサイト」の意味がつよい。ただつながって数を増やしてもあまり意味がないのだ。

鶴野さんは「自分は何者かを定義しないと、本当に出会いたい人とは出逢えない」という。確かに! 鶴野さんは自分を「自己演出プロデューサー」と定義し、個人の自立を応援している。

自己演出、自分ブランドに欠かせないのが「情報発信」。SNS的情報発信の10のコツを鶴野さんは紹介する。

+ プロフィールに欠かせないPPC
   Portfolio(作品、実績) Profile(何ができる人か) Credentials(人
   はどう見ているか、評判)
+ 雛形を決めて頻繁に更新しやすくする
+ 記事の書き方に工夫を(結論が先、読者のために書く、周辺情報も書く)
+ 写真にこだわる
+ メール署名に自分のサイトのURLを

などだ。

本書にはSNS的仕事術を実践する人が紹介されている。伝説のホテルの鶴岡秀子さん、業界情報を学生むけに発信する吉岡章さん、似顔絵の趣味が認められてプロになったごんだきょうこさんなどだ。

これから個人が自律して楽しく仕事をする時代。その核心が分る。そのやり方が分る。ネット時代に働く人に超おすすめの本。


僕の思いつき

個人のキーワード化というのがある。自分を特徴づけるキーワードは何か。
それを一度考えてみよう。

こういうときは、伝ちゃんの9マスが役にたつ。Mosoダラートだね。今はそういうものがないかもしれない。しかし、なりたい自分を定義し、それにあう得意な情報発信を続けると、いつしか「専門家」と呼ばれるようになる。

自分のテーマの選び方のヒントがある。鶴野さんは

 人より詳しいこと
 人より得意なこと
 好きなこと
 気になること
 その分野の専門家に見られたいこと
 すでにたくさん集めているもの

などだ。案外ありそうだよね。

とにかく智慧で勝負する時代は、情報発信がキモ。よい情報を発信するところに情報もご縁も集まってくる。それがSNS的仕事術の要諦かな。

あなたの出してる(出せる)ものは、何だろう・・・。



オススメ度

★★★★★+私のキーワード

読んで欲しい方

・セルフブランドをもちたい考えてる方
・SNS的仕事力に興味ある方
・鶴野さんに会いたい方

Posted by webook at 2006年07月29日 19:53 | TrackBack
Comments

こんにちは

私も読みました。「個人」の時代の参考書として、適当な本ですね。

Posted by: 成功者への道 powered by jugem at 2006年08月19日 21:33
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