2006年12月15日

ぼくのウンチはなんになる? ~ ツシッタ・ラナシンハ + 5冊目が誕生!


書籍情報


ぼくのウンチはなんになる?
ツシッタ・ラナシンハ 株式会社ミチコーポレーション 秋沢 淳子
ミチコーポレーション
売り上げランキング: 139452


本のひらめき

昨日、ご紹介した伝ちゃんの本は、匂いつきだった。朝の香り、グレープフルーツが爽やかに香る。そんなしかけがしてある。

今日の本、実は・・・ウンチからできている手作り絵本。げげげ。思わず、ニオイをかいでみた。・・・だ、ダイジョウブ!だった。笑

象は草食。だからウンチには繊維質がいっぱい含まれている。そのウンチから紙もできる。象のウンチ10KgからA4の紙が660枚もとれるんだとか。

この本もそんな「製象過程」を経て作られた紙からできている。よく見ると粗い和紙のような感じで、未消化の繊維があちこちに見える。象さんのおなかを通ってきた・・・と思うと妙な感じだが、その紙質と触りごこちは、地球環境を考えるきっかけにとてもいい。

発行は、ミチコーポレーションという環境や動物保護関連の商品を扱っている
会社。http://www.michi-corp.com/

ちなみに、この象さんペーパーの製造過程はこんな雰囲気。
  http://www.theworldchallenge.co.uk/elephant.php
World Challenge 2006 のベスト12に輝いている。

で、結局・・・ぼくのウンチはね・・・本になった!のさ。

この本、初版は売り切れで、現在、スリランカでのんびりと「象刷」中らしい。欲しい方は、気長に待とう。


僕の思いつき

英治出版は、社長の原田さんを中心に、ブックファンドなどのユニークな方法で出版界に新しい風を呼び込んでいる会社だ。
 http://www.eijipress.co.jp/

以前「南の島のプルワン」という作品でスリランカの孤児院建設に貢献する企画があった。それもブックファンド方式である。今日の本は、その本がご縁でできたものらしい。

 人の価値は、どれだけ集めたかではなく
 どれだけ与えることができたかで決まる

みたいな世界に、この頃とっても惹かれている。やってる仕事そのものが社会に貢献できたら素敵だ。プルワンもぞうさんペーパーも、そんな思いが感じられる。なにか自然のリズムや宇宙の呼吸にあってるような・・・気がする。

我が社ができることは何か・・・。いつも自問できる企業でありたい。



オススメ度

★★★★☆+ウンチ!

読んで欲しい方

・地球に何かいいことしたい方
・象さんが好きな方
・ウンチっ!というと反応する方

Posted by webook at 2006年12月15日 15:32 | TrackBack