2006年12月09日

握れば拳開けば掌 ~ 辻信太郎 + WBCの本、#1-#3

書籍情報


本のひらめき

★ 握れば拳(こぶし)、開けば掌(てのひら)

タイトルにもなっているこの言葉は、なかなか味わい深い。同じ手でも、握れば人を殴る拳となるし、開けば人を優しくなでる掌となる。同じものでも、それに対する気持ち次第で、大きく変わる。

★ 親思う心に勝る親心

これも、深い。吉田松陰の辞世の句からきている。ぁ~、その通だなぁ。

★ 声なくして人を呼ぶ

普通、声をかえなければ人はやってこない。しかし、徳のある人のところには呼ばなくてもおのずと人が集まる・・という意味。あぁー、そんな人に僕もなりたい。

このほか、「蒔かぬ種は生えぬ」「思い立ったが吉日」「石の上にも3年」などなじみの故事・ことわざが解説とともに紹介されている。

サンリオ社長の辻さんは、ハロー・キティ以外にもとても粋な本を作ってくださった。プレゼントにいいかも。家庭のリビングに置いておけば、誰かが手にとってくれる・・・はず。

言葉は人を創る。


僕の思いつき

この本は、先日の100冊倶楽部オフカイ(第4回Moso望燃会議)で、Yさんからプレゼントしてもらった本である。

何かの折に本をプレゼントしたり、交換したりするのは、愉しい。

これからクリスマスだ、忘年会だと、様々な催しがなされるけれど、そんな会合を盛上げるために、本のプレゼント交換・・なんてのもいい。

なぜ、その本を薦めるのか・・・その人の気持ちが乗っていて、愉しいからだ。

本は、人を運ぶ。



オススメ度

★★★★☆+先人の知恵

読んで欲しい方

・ことわざに親しみたい方
・日本の言葉がすきな方
・ことわざの意味をしりたい方

Posted by webook at 2006年12月09日 14:54 | TrackBack