2007年02月06日

タイムマシン ~ アニリール・セルカン + 藤原和博さん登場!


   ものすごく素敵なMoso系物語、さーいくよっ。

書籍情報

タイムマシン
タイムマシン
posted with amazlet on 07.04.08
アニリール・セルカン
日経BP社 (2006/11/23)
売り上げランキング: 6351


本のひらめき

タイムマシンの物語は、いろいろある。バックツーザフューチャーもそのひとつ。ドラエモンにも登場する。1895年のH・G・ウェルズの作品が最も古いものらしい。僕は、白黒TV時代に「タイムトンネル」という番組で、ドキドキしていた。

さて、この本。ほんものの宇宙工学博士が自分自身の経験もちりばめながら、タイムトラベルを世界で初めて成功させた13人の少年達を描いたもの。

スイスの山の上にある学校に寄宿していた悪がき13人のお話だ。ドイツ、ギリシア、トルコなど世界中から集まってきた子どもたち。ケンというドイツ人の少年が主人公。彼は、著者の投影でもある。

いつも、いたずらばかりで先生からにらまれていたが、ついに火事騒ぎで退学となる。その後、ふたたび少年たちが集まり、タイムマシンを作るというストーリーである。

そのプロセスには、相対性理論だ、プラズマだ、ソディウム22からエネルギーを取り出す、など科学的な内容も織り込まれていて興味深々である。
冒頭は、13人の少年たちといっしょに研究をすすめたマグブライド博士のノーベル賞受賞のシーンからはじまる。
結末は読んでのお楽しみとしよう。

読んでいて、感じるのは、読者が時間の軸上で、たくみにあっちこっち連れまわされるされるしかけになっているところだ。まさにタイムトラベル。これもなんだか愉しい。

 純粋に信じること
 あきらめないこと
 仲間を大切にすること

いろんな要素がからみあい、素敵な物語を紡いでいる。よみがなも打ってあり子どもにも読ませたい本。(大人も夢中になれる)


僕の思いつき

この本もまた、いーわんさん(100冊倶楽部R&D隊長)から紹介された本だ。いーわんさんは、ここに登場する13人の悪がきと同じ匂いがする人。笑
 http://ten-thousand.at.webry.info/


あきらめない
みすてない
とことん信じる

なんだか爽やかな風を感じる素敵な物語だ。

ぼくらも、このタイムマシンのような素敵なファンタジーをつくろうじゃないか!
なにせ、Moso系だから・・・
いーわんさんありがとう!



オススメ度

★★★★★+時間旅行

読んで欲しい方

・時間旅行をしたい方
・タイムマシンを作りたい方
・少年の心を取り戻したい方

Posted by webook at 2007年02月06日 09:58 | TrackBack