1997年06月27日

【Trainig A Tiger】...Earl Woods/大前研一監訳97.6.27...☆☆☆+○

【Trainig A Tiger】
タイガーウッズ父子のゴルフ、教育革命
--------------------------------------------------------------------------------
Earl Woods (タイガーウッズのお父さん)
with Pete McDaniel (スポ-ツ ライタ-)
大前研一(日本語版監訳)
--------------------------------------------------------------------------------
小学館 1600円
1997.x.xx (つい最近です.忘れました)
--------------------------------------------------------------------------------
ついこの前、マスターズで記録ずくめの優勝をはたしたタイガー
ウッズのお父さん(アール ウッズ)が書いた、子育てとゴルフ
レッスンの本です.

アールは、いろんな仕事に携わったが、このひとを一言で言えば
"教育者" と言うのが適当かもしれません.
アールは アフリカ系アメリカ人であり、アールの両親は根の深い
人種差別を克服するには、学問/教育だとの信念で、アールの教育
に熱心であったようです.
そんな影響もあり、大学対抗野球の花形だったアールはバットと
ボールの変わりに学業を選択しました.
この後、アールがゴルフと出会ったのは、軍にいるときでした.
又、タイガーの母親(クルチダ)も教育熱心で、タイガーがゴルフ
に夢中になっている時も、まず勉強をしてからしか練習にいかせ
なかったようです.
そんな 祖父母、両親のもとで あのタイガーウッズは育ったのです.

さて、この本、'タイガーウッズと 父アールのゴルフを通じた教育
と成長の記録' とでも言えばよいでしょうか.
「タイガーがまだ1才半で、5までも数えられないのに par5 とpar4/3
の違いを直感で理解した」とか「8才で父を負かした」とか、
「ジュニアリーグ(ゴルフ)で優勝した」とかのエピソードを交えて、
父と子がいかに 楽しくゴルフを上達させたかが解ります.
アールは常に、"楽しく"上達するために心を配っていたようで
決して強要はせず、タイガーの自発的な意欲を掻き立てるように
仕向けています.
又、ある時期には、ゴルフのメンタルな部分(これが結構大事です
よね.ゴルフでは...)を鍛えるため、わざとイジワルをしたりと、
このアールおじさんは、タイガーを育てる事に本当に情熱を
そそいだようです.

先日、TV東京の番組で、イチローのお父さんが対談ででていました.
鈴木イチローのお父さんも このアール とよくにていて、一郎に
野球の楽しさを教え、最終的に 一郎自身の自発的な決断でプロ野球
の道へすすむback up をしてます.イチローのお父さんも実は
本を書いていて、結構、似ているなと思います.
-- 【父と息子】鈴木宣之 ---95.4.10-
-- これと一緒に読むと楽しいかも...

共通しているのは、"あくまで 楽しく、自分の意思で" という軸を
動かさなかったことでしょうか.
子供によかれと思って、(私も含め)親といいうものは、いろんな
事をさせますが、アールや イチローのお父さんの姿勢は、一つ
参考になると思います.

この本には、ゴルフのレッスンもいくつかあり、タイガーの子供の
頃の写真(これが また決まってるウ!)や 最近の写真で、スウィング
やグリップ などの解説があり、ショットの技術の上達だけでなく、
正しい姿勢、バランス、セットアップなどについても学べる
構成になっており、ゴルフ愛好家の方にもちょっと参考に
なるかもしれません.
アールのゴルフ練習の哲学?、「パット、チップ、ピッチング、
そしてドライバーショットの順に練習すべし!」 というのは、
スコアアップには、なあるほどと頷けます.

おまけ(解説)のところには、大前研一が "タイガーウッズ現象とは"
と題して、Nike のナイト会長のスポーツ選手発掘の眼力などに
ついて書いています.

タイガーウッズ父子の教育の軌跡と ゴルフ練習の秘密を
かいま見たい方 おすすめです.
--------------------------------------------------------------------------------
おすすめ度
☆☆☆+○
(○はhole-in-one?)

真之助

Posted by webook at 1997年06月27日 16:39