2003年09月05日

■考える技術・書く技術(バーバラ・ミント)

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モノゴトは構造的に言わんとあかんのや。
【考える技術・書く技術新版】
  問題解決力を伸ばすピラミッド原則
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  著者:バーバラ・ミント/山崎康司訳
     グロービス・マネジメント・インシュティチュート監修
  ダイヤモンド社|発行年月:1999年 03月
  ISBN:4478490279|2,800円|289P
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 本書から得るべきことは、「物事は、構造的に考えるのがいい・・・・」
 ということだ。箇条書き、時系列・・そういうものが大切なときもあるが
 ビジネス現場で<考えたり><生み出したり>するときには、ほぼまちが
 いなく構造的な思考が効果的だ。

 ブレストをやろう!なんてのを聞くけれど、ブレスト(ブレーンストーミ
 ング)も主催者がある程度構造的なイメージをもっていないと、まとまり
 のないものになったりする。
 やはりアウトプットのイメージをもっておくことは、mece(もれなく
 ダブリなく)にするためにも、人に(自分に)わかり易くするためにも必
 要なことだ。最近はフレームワーク(枠組み)という言葉がハバをきかせ
 ているが、そういう理由があるからだ。

 本書は、ものごとをピラミッドのように構造的にとらえようというものだ。
 トップにテーマを置き、下にいくにつれて、理由や対策などをピラミッド
 みたいに広げていこうというものだ。トップダウンで考えを広げてもいい
 し、ボトムアップで整理していってもいい。
 考える、書く、表現する・・様々なところでピラミッドのような構造を気
 にしながら進めようというの本書のポイント。
 ロジックツリーに雰囲気が似てるね。
 
 ちょっと回りくどい解説もあるが、雰囲気だけでも頭にいれておくと、何
 かのときに役に立つ。

 ちなみにこの著者のミントさん、ハーバード大、マッキンゼー、独立・・
 とかっこいいおばさんである。
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   ★★★☆+ピラミッド構造

 
   ・企画部の方
   ・プロジェクトマネジャーの方
   ・エジプトが好きな方(ちょっと違うか)

Posted by webook at 2003年09月05日 08:37