2003年12月24日

■マンガ ウォーレン・バフェット(森生文乃)

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 ビジネス書もマンガの時代に突入!

マンガ ウォーレン・バフェット
 世界一おもしろい投資家の世界一もうかる成功のルール
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   |著者:森生文乃
   |出版社:パンローリング|2003年 11月
   |ISBN:4775930052|1,600円 |163P
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 ウォーレン・バフェット。
 それは、しばらく前、あるベンチャー起業家の方から聞いた名前だった。
 投資家の間では知らない人はいない。
 現在、バフェット氏は、ビルゲイツと世界の資産家首位争いをしているが
 ふたりは実はとても仲がいいという。まったく別世界ということと互いに
 数字に強いことが魅力らしい。(著者から伺ったお話)

 ジョージ・ソロスは投機家。バフェットは投資家。こんな表現がいいかも
 しれない。バフェットは、確かに株で大もうけしたいわゆる億万長者であ
 るが、どこか人好きのするおじさまのようだ。

 小さいころから、ビジネスの才覚に長けていた。6歳のころにはすでにコ
 ークで商売をしていたという。もう少し大きくなって始めた新聞配達も子
 供なりにうまいマーケティングで14歳のころは大人の月給と同じくらい
 稼いでいたという。
 その後、グレアム理論と出会ったのが19歳。コロンビア大学でグレアム
 の弟子となる。その後、資金運用会社を始めたのが25歳。窮地のアメッ
 クスを救ったり、ソロモンブラザースを建て直したなど数々のエピソード
 が展開される。双子のように似ている法律家のマンガーとの出会いも面白
 い。

 いくつかのバフェット成功のルールがまとめてある。

  買うのは企業、株ではない、
  わからないことには手を出さない。
  企業に関する3つの指針
    単純明快な企業を選ぶ
    業績の安定している企業を選ぶ
    将来の見通しの明るい企業を選ぶ

 などなど。どれもあたりまえなんだけど、バフェットが言うと重みがある。
 バフェットの成功のヒミツは、自ら足を使い現状を確認、人に直接あって
 実態をきく、そして考え抜く・・という言ってみれば「あたりまえ」のこ
 とだ。

 本書は、マンガ&ビジネス書だ。とっても読みやすい。
 ビジネスもマンガで読む時代だねぇ・・。
 
 バフェットがCEOを務める会社のサイト:
  http://www.berkshirehathaway.com/

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   ★★★★☆+マンガだ!

 
   ・バフェットってだぁれ?という方
   ・お金持ちになりたい方
   ・お金の使い道に悩んでいる方

Posted by webook at 2003年12月24日 08:18