2004年12月30日

ファーストマザーズ ~ ボニー・アンジェロ

大統領のママはえらい!

書籍情報

ファーストマザーズ―わが子をアメリカ大統領にした母親たち
ボニー アンジェロ Bonnie Angelo 山村 宜子
清流出版 (2004/10)
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本のひらめき

世界一の権力を持っている人は、おそらく米国大統領だろう。その大統領を育てたのは、ファーストマザー。将来大統領になる息子を育てたのはどんな親だろう・・・と思うとき、どうしても父親より母親が注目される。(うーむ)

大統領の母親をテーマにした本書ができたのは、ジャーナリストである著者が長年大統領を取材してきた間に、「大統領たちが繰り返し母に対する感謝の気持ちを表すのを聞いた」からだという。

現大統領のジョージ・ブッシュの母バーバラ、クリントンの母バージニア、レーガンの母ネル、J・F・ケネディの母ローズ、F・ルーズベルトの母セーラなど12人のファーストマザーが登場する。

総じていえるのは影の薄い父親と、教育熱心な母親というところだ。大統領たちも母親思いで、言ってみれば「お母さん子」だった人が多い。
そして、こうした母子の間にはいってくるのがファーストレディ(奥さん)。多くの母親は、「大事な息子」を突然表れた女性に取られるショックは大きかったようだ。

不思議なことに、こうした母親思いの大統領が選んだ妻は、母親と正反対なことが多いところ。

分厚い本で、興味のある大統領のところだけ読んでみたらよい。


僕の思いつき

自分の母親を語るとしたら、どんなエピソードがあるだろうか。

僕も考えてみると、おかあちゃん子である。父親と口をきいたことはほとんどない。背中と額の汗だけをみてきた。(父の背中はたくましかった。)
母親は人に優しかった。そしてモノゴトをつねにいいように解釈するのが得意だ。

大統領や首相になれなくても、マイマザーを語るときはあるだろう。そんな時のために、感謝の気持ちをこめて母親のことをまとめておくのもいいかもね。

お正月、実家に帰ることがあったら、幼い頃の話をいっぱい聞いてこよう。


オススメ度

★★★☆+大統領のママ

読んで欲しい方

・母のことを話したい方
・母親の愛情を感じた方
・田舎へ帰る予定の方

Posted by webook at 2004年12月30日 19:30 | TrackBack