2005年04月11日

売れる!ネーミング発想塾 ~ 斎藤孝

一言で勝負!

書籍情報

売れる! ネーミングの発想塾
齋藤 孝
ダイヤモンド社 (2005/04/02)
売り上げランキング: 6,075
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本のひらめき

ネーミングの妙・・・ともいえる商品名やサービスは世の中にたくさんある。
たとえば、JRの「スイカ」すいすいいけるICカード。関西では「イコカ」と関西弁になってるのも楽しい。通勤快足は、いかにもサラリーマン向けの靴下って雰囲気がある。ゴキブリホイホイ、アスクルなどもイケてる。
こうしたネーミングは、商品戦略上重要なポジションにある。

本書は、世の中のネーミングを分析し、発想力を高めようという本だ。

ネーミングとは、「思いを形にする作業」だという。
たった一言なのに、すべてが伝わる。
たった一言なのに、耳に残って離れない。

ネーミングでは「一言で伝えるチカラ」が問われる。なーに、難しいことはないさ。紙とえんぴつと考える意欲があれば。

発想術とかアイデアの本などに書かれているが、ネーミングでも基本は同じ。つまり、既存のものを“ずらす”“つなげる”が基本だという。

それと、体系的に考えることも大切。本書では、大きくイメージ系と説明系に分けている。

『ブルーレットおくだけ』は説明系。
『QOO』はイメージ系。


またイメージ系か説明系かを横軸とすれば、縦軸には擬態語型、極端型、ダジャレ型、動物型、数字型、業界用語型、和製外国語型など28の型に分類している。

いずれにしても、たくさん考え出すことが第一。
何か、製品開発をしている部署にいるのなら、ちょっと読んでおきたい本。


僕の思いつき

仕事のやり方、新人君、上司の仕事の仕方など、身の回りのいろんなことを分類してネーミングしてみるのも楽しいね。

今年の新人君は『発行ダイオード型』だという。(社会経済生産性本部)
「電流を通すようにしっかり指導すればそこそこ結果を出すが、愛社精神が薄いため決して熱くならずに冷めている」んだとか。

自分の部署の新人君にふさわしいネーミングを考えてみよう。



オススメ度

★★★★+一言で伝えるチカラ


読んで欲しい方

・ネーミングが得意な方
・たとえることが好きな方
・命名名人の方

Posted by webook at 2005年04月11日 21:00 | TrackBack