2005年04月15日

英語でスピーチ ~ 藤井正嗣/野村るり子

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書籍情報

英語でスピーチ―そのまま使える表現集
藤井 正嗣 野村 るり子
日興企画 (2005/04)
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本のひらめき

CEOがガイジンだったり、海外との取引があったり、海外出張があったりとグローバルに活躍されるビジネスパーソンも多い。そんな中、スピーチをしなくてはならない場面がときとしてやってくる。

さて、誰か原稿をつくっといてくれないか・・なんていえる上司の方はいいかもしれない。自分でつくるとなると基本的な作法や表現など一から準備するのはちとつらい。
仮に部下が作文してくれたとしても、これって高校生英語じゃないの?みたいなこともありうる。やはり、自分のレベルも上げておかねば・・・

さて、そんなお方に、この本はピッタシ。

英語でスピーチをするとなればそれなりの身分の方。含蓄も実力もあるが、英語がちょっとという方もいる。「そのまま使える」表現集がたくさんあり、パクってみるのもいい。

本書には、豊富な事例があるが、ただの事例ではない。けっこう内容そのものが面白いのだ。

例えば、「目標達成を祝う会」での社長スピーチ。
その内容は、スペースカプセルホテルの成功を祝うものだ。社長いわく、2004年には想像もできなかったが、2007年の今日、カプセルルーム付きのスペースシャトルが打ち上げられた・・・といった内容だ。
これ、ちょっとイケてるんじゃないだろうか。

ビジネスセレモニーでの挨拶、歓送迎会でのスピーチ、結婚式などさまざまなシーンのサンプルがあってとても実用的。パクリたいものがたくさんある。

スピーチ原稿の構成の仕方、ネタのメモなどのハウツウも親切だ。


僕の思いつき

プレゼンとスピーチ。似ているがちょっと違う。そのあたりを、本書ではこう
定義する。

「スピーチは、大きなテーマについて情熱や新年を持ってことばのみで語りかける」もので、「プレゼンは、具体的なデータを論理的に言葉とビジュアル・エイドなどを使った説明する」ものだという。なるほど。

さて、せっかくだからなんか凄い賞をもらったときのために一つ覚えておこう。

 It is a great honor for me to receive such a prestigious award.



オススメ度

★★★★★+パクる!

読んで欲しい方

・近々、英語でスピーチをしないといけない方
・英語でスマートなスピーチをしたい方
・英語のセッションマスターをやる方

Posted by webook at 2005年04月15日 09:58 | TrackBack