2005年05月08日

ドラゴン桜(1) ~ 三田紀房

手に入るのは自由と時間だ!

書籍情報

ドラゴン桜 (1)
ドラゴン桜 (1)
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三田 紀房
講談社 (2003/10/23)
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本のひらめき

今日からマンガを7本ほどご紹介しよう。(マンガなんて・・・といわないで一週間お付き合いのほど)

本書は、大学受験という機会を面白くしてやろうじゃないか・・という桜木弁護士の奮闘記である。なかなか面白い。

第一号のあらすじ:

 おバカの集まる龍山高校が倒産の危機に面する。元暴走族リーダーの弁護士
 桜木は、債権整理に赴くが、債権整理だけでは面白くない、ここは一発すご
 いことをやってやると、自ら学校の再建に乗り出す。
 一年以内に東大生を一人出して、学校を超進学校に変えるのだ。
 そんなことができるはずがないという先生たちを振り切り、自らが特別クラ
 スの教師となる。特別クラスでついてきたのはたったの二人。水野と矢島。
 東大攻略は、理一だ。古典がカギだ。古典も中身を先に理解しとけば想像が
 はたらく。だからマンガで勉強しろ・・・などなど、ユニークだが、一理あ
 るロジックがなかなか痛快。
 ドラゴン桜とは、校庭に植えた一本の桜の木につけた名前だ。
 伝説の数学講師柳鉄之介による合宿勉強の途中で、次号へとつづく。

僕の思いつき

東大に100人合格させるという目標に対して戦略的な取組みが面白い。

 一年目で結果を出せば劇的な変化は必ず起こる。
 そのために来年一人東大に送り込みます。

ちょっとぱっぱらな水野直美、不良の矢島がその一人を目指して特訓を受けることになる。この二人の心の変化が面白い。

また、なぜ東大を目指すのか・・という最も根本的な目的を明確にする桜木のアジテーションがきまっている。

 世の中のルールは、頭のいいやつが作っている。それに従わされる側
 にまわるか、作る側にまわるか、おまえらどうするんだ!? 

という問いかけに、落ちこぼれ生徒たちの心がちょっと動く。

このマンガにある様々な取り組みは、企業経営にも使えるものがある。



オススメ度

★★★★☆+桜

読んで欲しい方

・大学受験している方
・受験生を抱えるご家庭の方
・受験について考えたい方

Posted by webook at 2005年05月08日 20:22 | TrackBack