2006年04月29日

あたりまえだけどなかなかできない説明のルール ~ 鶴野充茂

伝える工夫してる?

書籍情報


本のひらめき

著者は、コミュニケーションに特化した教育事業を行っている。そして、「伝える力=説明力」は、だれでも鍛えることができる!という。

本書は、その説明力を鍛える工夫が101個。どれも、なるほど確かに!と唸らせてくれる。そして、すぐにでも使ってみようと思うものばかり。

上司への報告、交渉、プレゼンなど様々な場面で伝える力が試されている。本書に書かれていることをいろんな場面で使ってみたい。

たとえば、

 説明する前にシナリオを用意しよう。
 説明するときは、メモを用意していこう。
 短く話すように心がけよう。
 言葉だけでなく、図や形で伝えよう。
 
説明の3大ポイントというのがある。

 1)何の話か
 2)なぜ今か
 3)どうしてほしいのか

たとえば
 課長、先週のA社との商談の件ですが(1)
 今週末までにこちらのプランを提案する約束になっていたの
 ドラフトを作ってみました(2) 
 お時間のあるときに、確認していただけますか(3)

といった具合だ。

後半に、メールの使い方も紹介されている。どれも「そうそう!」と納得いくものばかり。

ビジネスパーソンにお勧め。とくに新人君はじめフレッシュな方、必読。


僕の思いつき

誰かに説明する機会というのは、実に多い。これを「あー、いい機会だ。自分の説明力をアップするまたとないチャンスだ」と思って臨めば、なんだかワクワクする。たとえ、それがまずい内容の報告でも、気持ちをそんな風に切り替えたらいいねー。
普通は、ごくノーマルなことの報告が多い。でもそれを「説明力向上の機会」と思うことは大事だ。


当たり前だけど、なかなかできない○○って案外、ほかにもありそうだね。
オリジナルの当たり前シリーズを作ってみよう。



オススメ度

★★★★☆+当たり前だけど

読んで欲しい方

・うまい説明をしたいと考えてる方
・プレゼンに磨きをかけたい方
・説明がうまいねと言われたい方

Posted by webook at 2006年04月29日 16:31 | TrackBack