2006年05月17日

必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin 30 days ~ J・C・レヴィンソン + 帰国

マーケティングのABC

書籍情報

必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin30days
ジェイ・C・レビンソン アル・ローテンスレーガー ゲリラ・マーケティングジャパン 掛橋 柚木
フォレスト出版 (2006/02/10)


本のひらめき

マーケティングに関しては様々な本が出ている。本書は、タイトルに「ゲリラ」とついているから、さぞかし奇想天外な・・・と思うかもしれないが、ごくまっとうないくつかの方法を紹介している。30日間のレッスンという形式をとっている。

楽しみながらマーケティングをする、全社員を巻き込む、マーケティングのゴールを明確に持つ・・などの心得にはじまり、ターゲティング、ポジショニングなど基本的なことからニューズレターなどの実践編まで網羅されている。

ゲリラに遭遇したほどの驚きはないが、勉強になる。

ちなみにゲリラマーケティングジャパンはこちら:
  http://gmarketing.jp/


僕の思いつき

マーケティングは基本的に、いかに「売っていくか」という“こちら側”の視点で考えられてきた。顧客満足やお客様視点などの言葉とともに、だんだんとお客様のほうに視点がシフトしたとはいえ、最後は「こちら側」の意図が色濃く反映されることになる。

お客さんに選んでいただく・・・という“あちら側”の気持で考えることが大事・・なんてことを、つい先日、高萩徳宗さんに教わった。

 損か徳かをわかりやすく提示して、こちらが徳だからきてもらう

んじゃなくって

 好きか嫌いかで判断してもらう

お客さんに好き嫌いで判断されるようになるには・・・と考えるのは楽しい。

ポイントカードやマイレージ、その他囲い込みの努力をいろんな企業がしているけれど、そういうのはもう差別化が難しくなってきた。だから囲いこもうなんて思うのはもはや時代おくれになってきたかも・・。

そうではなくて・・・

うちで買わなくってもいいんですよ、あちらの製品もよくできてます、あそこの会社もオススメですよ・・。でも、もし、うちを「気に入っていただけたら」こちらで買ってくださいね。
こんなスタンスこそ真にお客様視点に立った態度ではないだろうか・。

これはもう方法論やノウハウの段階ではなく、思想や理念の問題。

さて、うちの会社は、どうだろうか・・・・。



オススメ度

★★★☆+30日レッスン

読んで欲しい方

・マーケティング担当の方
・商売上手に興味ある方
・面白く仕事をしたい方

Posted by webook at 2006年05月17日 19:08 | TrackBack