2006年10月04日

ぜつぼうの濁点 ~ 原田宗典&柚木沙弥郎 + ジェイカレジ御礼

書籍情報

ぜつぼうの濁点
ぜつぼうの濁点
posted with amazlet on 06.10.14
原田 宗典 柚木 沙弥郎
教育画劇


本のひらめき

昔むかしあるところに
言葉の国がありまして
その真中におだやかな
ひらがなの国がありました。
ひらがなの国でおきた
ふしぎなお話です。

南部のひなびた「や行」の町のなんてことない道端にどういうわけか「”」と濁点のみがぽつねんと置き去りにされていたのです。そんなことは、ここ数千年なかったこと。

それは、深い森に住む「ぜつぼう」に長年仕えた濁点でした

おれがいなければ「せつぼう」という悪くない言葉でいられたのに・・・と
濁点は悩み、いろんな文字に受け取ってくれとたのんだのでした。
しかし、誰も嫌がって相手にしてくれない。

そこへ「おせわ」がやってきて、濁点を「し」の沼のなかへ放り込む。

そこでおきた不思議なこと・・・・

続きは絵本を読んでのお楽しみ・・・

ニヤリと笑いながら、なにか別のことをふと考えてしまう、不思議なふしぎなお話だ。


僕の思いつき

言葉で、遊ぶ。
言葉で、物語る。
言葉を、愉しむ。

なんだか楽しい。

一寸先は「 」・・・という穴埋めに、自動的に闇と応える私たち。その知識を少しシフトして、何かを考えてみる。

今日の佐藤伝さんのお話にも、言葉のゆらぎを感じさせる素敵なお話がいっぱいだった。

言葉は、楽しもう!



オススメ度

★★★★★+Moso童話

読んで欲しい方

・言葉を遊んでみたい方
・ことばがすきな方
・JOYの世界を広げたい方

Posted by webook at 2006年10月04日 20:30 | TrackBack