2007年01月02日

あたりまえだけどなかなかできない上司のルール~ 嶋津良智 + タイマー

   あたりまえだけど・・・なかなか
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●今日の一冊:【あたりまえだけどなかなかできない上司のルール】

   なぜ部下に伝わらない?そんな悩みにズバリお答えします。

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   |嶋津良智/著
   |明日香出版社|2006年12月
   |ISBN:4756910300|1,300円|213P
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<本のひらめき>

チームがうまく機能してプロジェクトを進める。仕事をしていてこんな気持ち
いいことはない。そのとき上司という存在は、なかなか微妙である。
その地位にあるから上司なのか、リーダーとして振舞ってくれるから上司なの
か。世の中は、思ったようにはできていないから不思議である。

すばらしい上司とは何か。著者は、迷わず「部下を育成することだ」という。
まったくその通りだと思う。管理業務(administration) や、営業(業績)に
責任を持つ、企画を立てるなどさまざまなものがあるけれど、はやり人を育て
るのは最も重要なことかもしれない。

そのために、上司はどうあるべきか。どう行ずるべきか。
101個のルールとして、具体的に指南する本である。

 判断に迷ったら部下に聞け
 部下が報告してこないのは、上司のせい
 早いレスポンスが部下の信頼をかう
 情報は意図的に開放する
 部下の話をさえぎるな

など、あたりまえだけどなかなかできないヒントが満載である。 

もっとも心にぐっときたのは次のこと

 人は目標では動機づけされない

の項目だ。やれ売上目標xx万円、顧客獲得xx件とか、はなばなしく謳って
もそれは単なる目標であって、それだけでやる気がでるわけではない。
目標ではなく目的。なんのために、なぜそれを・・といったところをはっきり
と意識できることが重要だという。正に!

上司の方、この休みを利用してじっくり考えてみよう。


<僕の思いつき>

年があけて、新年の挨拶がある。あちこちで、儀礼的な挨拶があるけれど、何
かもっと心に響くものはないだろうか。

年賀状の返信を必死でかくのもいいけれど、もっと深い思考の時間を持ちたい。

部下と接する初めての日に、何をいうか。
いろいろかんがえておこうね。


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<オススメ度>

   ★★★★+上司の心得

<読んで欲しい方>

   ・尊敬される上司になりたい方
   ・上司という立場で成長したい方
   ・あこがれの上司になりたい方

Posted by webook at 2007年01月02日 10:01