2007年01月15日

共感力 ~ 平野秀典 + 手紙その後(2)

   1%のドラマチック = The Power of Sympathy


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●今日の一冊:【共感力】

   感動を超える究極のコミュニケーションパワー

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   |平野秀典/著
   |大和書房|2006年12月
   |ISBN:447979185X|1,400円|220P
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<本のひらめき>

仕事でも、家庭でも、うれしくて仕方がない、人に話したくて我慢できない
・・・といったことがたまにある。

サービスでも商品でも一般に考えられる状態というのは、「怒り」「不満」
「満足」という3つの感情サイクルだという。たしかに。
そして、その感情サイクルの最上位「満足」をもとめて苦労しているのが多く
の企業である。CS満足度向上・・とかなんとかの掛け声で。
しかし、その先の感情、つまり「感動」だったり、さらに「感激」や「感謝」
というものがこれからの決め手になるという。

感動はどうしたら生まれるか。99%でクレーム、100%で満足。そして、
そこから1%でも超えれば感動領域だという。期待を1%でも上回る実感があ
るとき、そこに「ドラマ」が生まれ「感動物語」ができる。

わずか1%。ちょっとした違いとは、そういうことだ。

これまでのCS(顧客満足)は、問題解決型アプローチ。これからの新CSは
願望実現方アプローチがよいと著者はいう。モノではなく、コトやココロ。
そういうものに光をあてる時代がやってきた。(ちょっとMoso系だね)

本書には、著者の私的な激動の変化や、勤めていた会社での感動V字回復物語
などが語られている。とても「感動的」である。

毎日がオーディション、欲しくて悶える、情熱の「1%」など、言葉のクオリ
アも素敵なエピソードがいっぱいだ。

この本を読むと、感動を生み出す仕事・・・をしたくなる、きっと。


<僕の思いつき>

著者は、あるときファルフ・ルジマトフというカリスマ・バレエダンサーの舞
台で感動したエピソードを紹介している。舞台が素晴らしかったことはもちろ
んだが、その後のエンディングが最高だったという。なにしろ終わった後の拍
手が10分間も鳴り止まなかったのだから。
そこには、舞台と客席が一体になり「共演者」になる関係性があったのだ。
僕も年末、「くるみ割人形」のバレエをみて、手や腕がいたくなるほどの拍手
、そして舞台と客席が一体になる楽しさを味わうことができた。

ビジネスシーンでも、お客様の感動だけでなく提供側も感動する双方向の関係
性が思いがけない深い感動を生むという。そうそう。

そういうのを日ごろの仕事の中に見つけたい。見つけようと努力したい。

  「売上とは、お客様からいただく拍手のようなものだ」

なるほど。そういうことだったのか!。

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<オススメ度>

   ★★★★★+満足のその先へ

<読んで欲しい方>

   ・感動を仕事にしたい方
   ・仕事を感動的にしたい方
   ・満足だけじゃ満足できない方

Posted by webook at 2007年01月15日 10:44