2007年01月27日

人を育てるための上司の教科書 ~ 江口克彦 + 3月1日出版記念パーティ

   ファンになってもらう努力をしよう!


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●今日の一冊:【人を育てるための上司の教科書】

   従いつつ部下を導く

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   |江口克彦/著
   |PHP研究所|2007年01月
   |ISBN:4569667708|438円|217P
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<本のひらめき>

「松下電器は何をつくっている会社か」との問いに「わが社は、人を創ってお
りますと答えなさい。しかるのにちに、また電気製品も作っておりますと言い
なさい」と指導したという故松下幸之助翁のエピソードは、とても感じるもの
がある。本書でもこの逸話が紹介されている。

松下幸之助翁が、残した遺産は、たくさんがるが、こうした人づくりが一番大
きいのではないだろうか。人材育成などといった言葉で簡単に語れるものでは
ない。もっと深い思想ともっと広く熱い取り組みが必要な気がする。

さて、本書は松下幸之助翁の薫陶を直接うけてきた著者、江口克彦さんが、「
優れた人をいかに育て導いていくか」という企業の重要課題について、そのヒ
ントを語った本である。

41のヒントは、とても実践的であり、また人の心を捉えて離さない素敵なも
のがある。

 *魔法の言葉で部下を成長させよう。
   君が説明したほうが、ワシがするよりよく分るやろう・・、この言葉が
   著者の仕事を、単なる事務的なものから一瞬にして熱いものにした。

 *顧客を増やすより、ファンを増やしていく。
   新幹線で乗り合わせたA社長、乗り合わせた松下さんにみかんをさし
   あげる。その後におきた素敵なことで、A社長は、いっぺんにファン
   になる。帰社後、自社の工場にあるあらゆる電球を松下製に変えてし
   まった。

 *どんな小さな仕事でも、自分らしさをプラスしよう。
   ある女性アナウンサーが、希望通りの仕事をもらえないことに落ち込
   んでいた。しかしちょっと思いたって、ある工夫をした。担当の天気
   予報の内容の前に、ほんの一言、10秒ほど自分の言葉でしゃべるこ
   とにした。それが人気をよんで大ブレークした話。

などなど、心をうつ逸話がいっぱい。

上司の教科書であり、上司のクスリでもある。


<僕の思いつき>

お客様であれ、部下であれ、あるいは関係先や取引先であれ、仕事上でのお付
あいだけで留まっているのは寂しい。退職とか、転勤とかの瞬間に、忘れ去ら
れる。仕事上のお付き合い・・・ってわけである。

ところが、なにかの拍子に(つまり仕事を共にするうちに)、ファンになって
もらえるようなことをすると、その関係は、長くつづく。

もしかしたら、会社を興したときに仲間になってもらえるほどの関係もできる
だろう。

付き合い程度ではなく、ファンになってもらうような、そんな仕事をしてみた
いねー。


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<オススメ度>

   ★★★★☆+人を創る

<読んで欲しい方>

   ・仕事を熱くやりしたい方
   ・部下とともに成長したい方
   ・感動を伴う仕事をしたい方

Posted by webook at 2007年01月27日 11:25