2007年04月26日

屈辱と歓喜と真実と ~ 石田雄太 + パラカップ・マラソン

そうだったのか~

書籍情報


本のひらめき

WBC(ワールドベースボールクラシック)。もう1年以上前のことだが、今だにあのときの感動は忘れられない。王ジャパンが、優勝を決めた瞬間は、日本中が湧き上がったに違いない。

この本は、王ジャパンの舞台裏のドラマを克明に取材し、監督や選手の心情を描きながらルポした本である。また、あのときの感動が蘇り、さらに、その裏に隠されたエピソードに驚きが付け加わる。

ゴジラ松井は、なぜ参加しなかったのか、断ったときの気持ちはどうだったのか、チームがまとまっていくプロセスはどんな風だったのか、イチローが練習で猛ダッシュしたり、声をからしていたのはナゼか・・・など、あの時の感動の裏にあったエピソードが、TVのニュースなどとは違う視点から味わえる。

そういえば、優勝したとき、日の丸を手にしたイチローが王監督に歩み寄った。そのとき風で日の丸がふわっと二人を包み込んだシーンがあった。(僕もよく覚えている)

その中で、イチローは、王監督の次の言葉を聞いていたのだという。

 「ありがとう、君のおかげだ」

うーん(涙)。神様は素敵なドラマを演出される。
イチローは、君のおかげだ・・・というこの言葉で、すべてが報われたのだという。


僕の思いつき

ドラマは、いろんなところにある。多分、会社の身近なところにも。そういうものを、ドキュメンタリータッチで記録したり、スライドショーにしたり、YuTubeのような動画にしたり・・・「感動を残す」という行為もなかなか楽しい。

WBCのために集めたよせがきの本も、そんな一つかも。

ドラマチックに残す・・・という楽しい記録を、たくさん作りたいね~。



オススメ度

★★★★★+感動の舞台裏

読んで欲しい方

・WBCで感動された方
・感動をじっくり味わいたい方
・野球好きな方

Posted by webook at 2007年04月26日 20:58 | TrackBack