2007年06月06日

ひとり仕事術 時間管理編 ~ 中本千晶 + 今日の臨機応援

   せかせかではないが、かといってだらだらでもない。


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●今日の一冊:【ひとり仕事術 時間管理編】

   時間とうまくつきあうための七色法則

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   |中本千晶/著
   |バジリコ|2007年04月
   |ISBN:4862380441|1,500円|230P
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<本のひらめき>

時間管理術、タイムマネジメント・・・などといえば、多忙なビジネスパーソ
ンが、いかにして時間を効率的に使うか、とか最近はやりのGTDとかハック
ス系の道具箱を思い浮かべる。

しかし、世の中には、会社勤めのひとだけじゃなく「ひとり仕事」、つまりフ
リーランスの方もたくさんいる。本書は、そんな方向けの時間管理術の本。


時間とうまくつきあう七色法則というのがある。ちょっとしたパラダイムシフ
トを感じさせてくれる。

 その1:時間の主人ではなく、時間と友達になる

 その4:質の高い時間が結果として収益を生む。
      ひとり仕事人には、「会社にいる時間」=「お金を生む時間」
      という概念はない。

 その7:「自分で決める」の積み重ねである。
      自分の時間の使い方を決めてきたのは、誰だろう。会社だったり
      学校だったり、家族だったり・・・自分自身で決めてきた範囲が
      あまりに少ないことにびっくりすることだろう・・・。

このほか、ひとり仕事人の事例がいっぱい登場する。

時間をいかに効率的に・・・と考えてる人は、ちょっとこの本で、視点をずら
せてみるのもいいね。


<僕の思いつき>

まず一番こころに響いたのは次の言葉:

 時間の主人となって「管理」するというより、時間と友達になって「うまく
 つきあう」という感覚のほうが、ひとり仕事には似合う。

というもの。なるほど。寸暇を惜しんで効率を上げるんじゃなく、そのときど
きを愉しくワクワクすごす・・・そんな生き方。いいねぇ。いい時間が流れそ
うな気がする。

経営手法もがちがちの管理手法は、最後に心の破綻をきたして制度崩壊が起き
る。時間管理も同じかもしれないなー・・とふと思う。もちろん、いい方法は
試したり習慣にするにこしたことはないが、それに縛られては本末転倒。ゆる
ゆるでもいいので、気持ちよくやってみたい。

管理するのではなく、受け入れる愉しむ、それがいい。世の中なんでもそうか
もしれない。

 人は、管理されたらイヤでたまらない。
 仕事も、管理されてやるのは、実につまらない。
 病気だって、理学的医学的にガチガチに対処するより、受け入れちゃって
 鷹揚にかまえたとたん、改善にむかったりする。

そこには、ちょとした心の余裕と自由が生まれるような・・・。発想の転換が
そこにはある。


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<オススメ度>

   ★★★★★+命とは君たちが使える時間のことだ

<読んで欲しい方>

   ・フリーランスの方
   ・独立系の仕事をしている方
   ・時間に追われている方

Posted by webook at 2007年06月06日 15:19