2011年03月31日

バリュープロポジション戦略 50の作法 ~ 永井孝尚 + 今日、最終日


オルタナティブ出版という新たなスタイル! も注目!

書籍情報


この本のツボは?


本書のバリュープロポジションという言葉は、日本ではまだあまりなじみがな
いかもしれない。(欧米圏のマーケの世界ではつとに有名らしい)

バリュープロポジションとは、価値の訴求(提案)といった意味で、マーケテ
ィングの世界で「自社が持っており、競合になく、顧客が求める価値」を狙っ
ていこうという考えである。
提供価値のブルーオーシャン戦略のようなものだ。

本書は、こうした考えに基づき、マーケティング上の洞察を50の作法として
解説している。見開き2ページでそれぞれ完結するとても読みやすい構成にな
っている。

市場の理解/戦略構築/戦略実践/戦略の検証・改善 の4つに分かれている。

「虫歯治療」という視点から「健康な歯を維持する」という顧客視点に発想を
シフトさせ潜在顧客を10倍にした歯科の話、

同じコーラなのに、一本40円(ディスカウントショップ)と一本1000円
(高級ホテル)という違いがでるのはなぜかという、プロダクトセリングとヴ
ァリューセリングの話、

「気配りミラー」を開発販売しているコミーの物語シリーズ小冊子の話(物語
による価値の共有)、

など、興味深いエピソードや事例をまじえ、さくっと読めるのがうれしい。


先日のMacBookCafe-4 で、本書のお披露目をしていただいた。
本書は、執筆のプロセスで多くの人が関わった。かかわるといっても応援する
係わり方である。著者の永井さんがブログで原稿を公開(ダウンロード)し、
関心ある人が読んでコメントするのである。70人くらいが関わったという。

オルタナティブ出版という面白いスタイルの出版であることも特徴がある。
「オルタナティブ出版」とは、企画から出版までプロの編集者のサポートなし
に、自分自身が編集者・発行者となって出版する予定である。

さらに英語版も準備中で、海外でも読まれるのは楽しみだ。

近々、出版記念講演の予定。(お楽しみに)

おすすめ度は?

   ★★★★★+顧客中心

知りたい?

   ・イノベーター?ラガード?
   ・わが社の事業は何か?
   ・狩猟型から農耕型に進化するセールス?


■■今日のおまけ:( 今日、最終日 )

 最終日。って言われると気になりますね。
 え、何が?
 逃すと損するの?
 みたいに。ぼくたちは、案外、エコじゃなくエゴにできてるらしいので(笑)
 こういうフレーズ(最終日)に弱い。

 なくなりそうな水、お米、トイレットペーパー、石油とかに超敏感だもんね。

 まぁ、そんなに煽るわけじゃないんだけど、これはちょっとお勧めなので
 あえて取り上げてみました。あの佐藤伝さんの「行動習慣ナビゲーター」の
 第3期早割締切が、実は今日まで、らしい。

 よさそうだけど、うーん、どうしようかな・・・と迷ってきた方は、まさに
 心をきめるグッドチャンス。

 お金(費用)と未来(効果)のトレードオフで、悩んでいますよね。笑
 いまは後者をとるのが一番いいかも。
 この投資は、不思議な魅力と継続性があります。今までの参加者がみな、
 やってよかった・・・と思う秘密は、「受講終了して終わり、はいじゃ後は
 自分で頑張ってね」に終わらないところ。伝ちゃん、そこまでやってくれ
 るの・・・という「その後」もすごいからでしょうか。

 また、あと何時間かありますね。内なる声(GO)が聞こえたらお早めに。

 → http://kodoshukan.jp/ 

Posted by webook at 2011年03月31日 15:26 | TrackBack
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