2004年02月13日

■稼ぐチームのレシピ(キャメル・ヤマモト)

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 素材も料理次第。いやホント、まったく・・

稼ぐチームのレシピ
        
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   |著者:キャメル・ヤマモト
   |日本経済新聞社|2004年 01月
   |ISBN:4532311160|1,400円|
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 日本はかつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と脅威に思われた時期が
 あった。最近では「失われた10年」などと自ら萎縮モードに落ち込んで
 いるが、日本がふたたび勝ちつづけるためには何が必要だろうか?
 日本や日本人の強みとは何だろうか?

 本書は、その疑問を解くカギとして「チームワーク」に注目し、それを更
 にバージョンアップする方法について考察する。

 日本における長屋的な土壌は、自然に仲間を助けたり、教えたりする「和」
 の世界を築いてきた。それは「空気のようにそこにある」が、「そこで働
 いてみないと分からない」「時間と場を共有した人だけわかる」もののよ
 うだ。著者は、それをグローバルに応用できるものにしようと試みる。
 「説明可能で、多様で、オープンな」チームワークへのバージョンアップ
 だ。
 
 なぜチームワークに注目し期待するかといえば、「変革パワーをもったト
 ップがあまりにも少ないこと」+「ボトムアップの群集革命はつぶされ易
 いこと」から、チームを基点とした変革アプローチが有効であろうと考え
 たからだ。(ふむふむ)

 さて、本書ではチームを4つの種別に分類する。
 1「和・仲間チーム」~日本にもっとも多い。大きな変化には弱い。
 2「仕組み・軍隊チーム」~ファーストフードの味。急な変化に弱い。
 3「精鋭・開発チーム」~ハイテクの開発チームのような感じ。
 4「変幻・アメーバチーム」~自由と自己責任。

 料理に例えれば、和洋中華エスニックみたいな分類だ。大切なことは、そ
 れらをいかに美味しくするかである。

 人を集めてつくるチームを、料理の素材をあつめて作る料理にたとえ、そ
 のレシピを提示しようというのが本書である。

 レシピ(強いチームをつくる工夫)として3つのAを説く。
 「Aspiration」(志・価値感の共有)
 「Aset」(人材の組み合わせ)
 「Action」(行動のためのプロセス)

 コンサルタントの著者は、勤務先のワトソンワイアットでのエピソードや
 様々なケ-ス紹介で、多様な料理(チーム・パワーアップのレシピ)を提
 示している。

 個人が自立(自律)し、メンバーが気持ちよく働けるチームつくりのため
 ヒントをみんなで話すきっかけにしたい本である。

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   ★★★★+4チーム

 
   ・人財活用だぁ!って方
   ・チームパフォーマンス向上を考えている方
   ・マネジャーの方

Posted by webook at 2004年02月13日 08:57