2005年02月25日

「株」で3000万円儲けた私の方法 ~ 山本有花

ちょっとギャンブリーかもねー

書籍情報

毎月10万円は夢じゃない!「株」で3000万円儲けた私の方法
山本 有花
ダイヤモンド社 (2004/06/17)
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本のひらめき

著者は、現在1歳と3歳のお子さんがいる主婦の方。まだまだ家事育児に多忙な時である。それでも一日40分ほどの株取引で「株取引の成功」を手にしている。

こう書くといとも簡単に株で儲けることができるように思えるが、現実はそうではない。それなりに勉強と経験が必要だ。

著者は、だんなさんから借りた50万円と失業保険手当ての残高などをあわせ100万円の資金ではじめて株を買ったと言う。大同特殊鋼が最初の銘柄。で、一月ほどして株価が上がったときに売り、3万円儲けたのが初めての成功体験。

本書には株取引の基本知識を、「素人にも分りやすく書いてある」ところがいい。ただし、信用取引も進めているところは、若干ひっかかるかも。

 短期勝負(3日から長くても1週間)、
 下げ相場でも売りから入れる信用取引は欠かせない投資手法
 とにかく1円でも上がったら確実に利益を確保

といったところは、先日の【超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術】(角山智著)とはかなり趣を異にするところだ。僕的には角山さんの本がフィットする。これは、毎日取引の主婦と、週末だけ取引のサラリーマンの株スタイルの差だろうか。


僕の思いつき

著者も言っているが、最低限の勉強は必要だという。著者は最初、株式関係の本を数冊買い込んでみっちり読み込んだという。何事も最初の基本を抑えることは重要である。

今係わっていることの基本って何だろう? と問い直してみることも重要。先輩に教わりながら覚えた仕事は、ある程度はできるようになっても、その仕事の根本のところを抑えていることにはならないこがある。

経理業務が一通りできるようになっても、まてよ会計の根本ってなんだろう?と考えてみたりすることは大切だ。

いろんなことの「基本」って何か考えてみよう。そして、それを人に教えてみよう。案外、基本的なところで、あれれ分ってないかも・・・という気づきがあるかもしれない。



オススメ度

★★★☆+信用取引

読んで欲しい方

・株で世の中のことをもっと知りたい方
・最近、株を始めた方
・信用取引をしたい方

Posted by webook at 2005年02月25日 22:56 | TrackBack