2008年03月31日

どんな仕事も楽しくなる3つの物語 ~ 福島正伸 + 感動の余韻

仕事を感動に変える・・・なんて素敵な考え方なんだ!

書籍情報

どんな仕事も楽しくなる3つの物語
福島 正伸
きこ書房
売り上げランキング: 41

本のひらめき

福島さんのことを知ったのは、鶴ちゃん(伝説のホテル創業者)から「感動タ
クシー」の話を聞いたときだった。その後すっかりファンになってしまい、講
演会などで何度も涙をぬぐいながらお話を聞いた。

感動タクシーの話は、本書の第二話に登場する。僕はこのエピソードで3度泣
いた。はじめは鶴ちゃんのメルマガで、二度目は、福島さんの講演で、そして
3度目は、この本で。岩手中央タクシーのHさんのエピソードだ。

本書には、3つの素敵なエピソードが紹介されている。福島さんの講演会に参
加した方なら、一度は聞いたことがあるかもしれない。だから知っている内容
かもしれない。にもかかわらず、何度聞いても、読んでも、「感動」してしま
う不思議な深みが、そこには、ある。

第一話は、駐車場の親切なおじさんが退職するときのお話。花束や贈り物で管
理人室があふれたという「人であふれた駐車場」のエピソード。
第三話は、仕事がきらいだったペンキ屋のお兄さんの話で、警察から放置自転
車追放の講師を頼まれたことから、自分の仕事の意義を見つける物語だ。

どれも、じんとくる。

単調な作業、いつもと変わらない仕事、日のあたらない仕事・・・世の中には、
そんな風に思えてしまう仕事も多い。しかし、そこにはすばらしい感動の素地
がいっぱい潜んでいる。それに気付けるかどうか・・が、「仕事を通じて感動
を生み出せるか」どうかの境目だ。

本書から、そんな目線を持てるヒントをもらっちゃおう。
明日から、僕らの仕事が輝きだすから・・。


僕の思いつき


3つのエピソードに続いて、後段では、「仕事を感動に変える5つの心構え」
について福島さんの講演が続く。

中でも心に響いたのは、次の一節。

 はじめる前の段階で、人によって、いつあきらめるかが決まっているのです。
 ですから、あきらめないためには、はじめる前にあきらめないことを「決意」
 しておくことが必要になります。あきらめないというのは、理屈でも何でも
 ありません。それは「決意」にほかならないものだからです。

「万策尽きても、まだ“あきらめない”という方法がある。」というのも福島
さんの言葉だ。多くの起業家や企業家に大いなる励ましの言葉になるのではな
いだろうか。

鶴岡秀子さんのように、「自分を信じることからすべては始まる」のかもしれ
ないねー。

自分が元気をもらえたと思った瞬間、人にもあげたくなる素敵な本。
きょうの本は、そんな本である。

第一話「人であふれた駐車場」のエピソードは、こちらに素敵な動画がある。
感動を共有したい方に教えてあげよう。
 http://www.entre.co.jp/newbook/index.html



オススメ度

★★★★★+3つの物語

読んで欲しい方

・自分を信じて進みたい方
・仕事の意味を問い直したい方
・仕事で感動を生み出したい方

Posted by webook at 13:30 | Comments (0) | TrackBack

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