2016年01月03日

「読むだけで売れる」魔法の物語 〜 西沢泰生 + 羽田フラッシュモブ

これは、凄い本です。下町ロケットどころではない・・・

書籍情報

「読むだけで売れる」魔法の物語~ダメ販売員が体験した奇跡の一週間~
西沢 泰生
産業編集センター
売り上げランキング: 141,915

この本のツボは?

本書は、物語形式で学ぶ「販売のプロフェッショナル、すご技」の本。読むだけ で・・というタイトルは、決しておおげさではない。

「完売王」と呼ばれているカリスマ販売員・河瀬和幸さんの販売のコツを、わく
わくしながら学べるとても素晴らしい物語だ。

主人公は、有馬明日香(25歳)、富士太陽堂の営業二課、新卒2年目の女子。
富士太陽堂は、化粧品の製造販売をする会社だ。
明日香の営業成績は、ダントツの“ビリ”。かんぺき行き詰まり状態だ。

ある日、かつて伝説の営業と呼ばれていた上司の飛島課長(40)呼ばれた明日香、
営業2課から商品開発部への異動を打診される。
「それって、戦力外ってことですか?」
思わず語気を強めて問い返す明日香。自分の営業成績がまったくふるわないこと
を気にしていたから無理もない。

異動の話は、1週間の夏休みのあとに、返事をすることにした。

その日の帰り、電球を買うためにたちよったホームセンター「丸忠」で、明日香
はとんでもない光景を目にする。わずか10分ほどで商品16万円近くも売って
しまった「オジサン店員」を目撃したのだ。

それから始まる一週間が、実は明日香にとっては人生をがらりと変える奇跡の一
週間となる。

「オジサン店員」こそが、カリスマ実演販売員の川淵源五郎だった。(オジサン
店員は、本書の監修役でもある河瀬さんがモデルだ)

勝手に弟子入りした明日香は、師匠の源五郎から販売の技(というより商売に
大切な真の心得)を学んでいく。

さまざまなビジネス書で学んできたコミュニケーション、マーケティング、対人
関係などの要諦がほどよく登場し、そういうことだったのか、という納得感がと
ても心地よい。そして、それだけではない“何か”を感じられるところが、本書
のものすごく素敵なところ。僕は、こういう物語が大好きだ。


心にフックする物語のセリフ・・・(明日香ノートのメモでもある)

  おねえさん、コミュニケーションの基本は観察ですよ。
  販売藻接客もデートも、相手を観察している人が勝つんです。

  「いらっしゃいませ」は要らない。心の無い挨拶は逆効果。

  POPは、パット(P)みて、おっと思わせて(O)、ピンと(P)きてもらう。

  人は手に取ったものは欲しくなる。自分の未来の姿を想像して欲しくなる。

  お客がお客を呼ぶんです。コレは体験すると鳥肌が立ちます。
  (てんびんの詩が紹介されるシーン)

  ちなみに、矢印ってすごい力をもっているんですよ。

  もし私がお客に何が欲しい?といいたら、<もっと早い馬が欲しい>と
  答えるだろう。つまり誰も車が欲しいとは答えない(ヘンリーフォード)

  人は形にしてみせてもらえるまで、自分が何が欲しいかわからないものだ。
  (スティーブジョブス)

  売ろうなんてこれっぽっちも考えていません。今、私はこの人とちゃんと
  コミュニケーションがとれているだろうか、それだけです。

最後のノムトデールを完売するシーンでは、いろんなものが重なってハラハラ
ドキドキしながら、感動の結末が待っている。

さぁ、ここから先は、本書のストーリーで存分に楽しんでいただきましょう。

物語の中に、てんびんの詩というビデオが登場する。僕は知らなかったんだけど、
なかなかいいビデオみたいだ。
  ビデオ

お正月、テレビに惚けるのはもったいない、代わりにこの本を絶対読むべし。


おすすめ度は?

   ★★★★★+怒濤の疑似体験

知りたい?

   ・販売の現場に近い方
   ・コミュニケーションにお悩みの方
   ・営業の方



■■今日のおまけ:( 奇跡の一瞬)

 12月25日、羽田空港でとっても素敵な奇跡がおきました。
 第九のフラッシュモブで、大勢の人が感動の一瞬を体験。
 あれは壮観でした。たくさんの応援団の皆様、ありがとうございました。
 お仕事でこられなかった方も、お気持ちを送っていただき、ありがとうございました。

 つるちゃんや香取さんやマグロ船の斉藤さんやクイールの石黒さんや
 ファシリテーターの吉岡さんや、ガイアックスの上田さんや、ココデシカのKさんや
 早稲田大学のT教授や・・、私が尊敬する素敵な方がいっぱい来てくださいました。
 それもまた奇跡の一瞬です。
 そしてO大学の教え子さんたちも・・・ありがとうね〜。
 メルマガのお仲間の皆さん、ジェイカレッジの仲間のみんな,同期・・・
 よのなかnetの藤原さんも応援していただきました。

 あ〜ほんとに臨機応援、ありがとうございました。涙;;;

 動画はこちらに →  Youtube

 (もし、見て感動された方は、Youtube のコメントに書き込んでね!)

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Posted by webook at 14:40 | Comments (0) | TrackBack

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