2009年01月05日

脳が悦ぶと人は必ず成功する ~ 佐藤富雄 + 新年のご挨拶

こいつぁ、春から縁起がいい~♪

書籍情報

脳が悦ぶと人は必ず成功する (Nanaブックス (0072)) (Nanaブックス)
佐藤富雄
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
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本のひらめき

いつでも新年は、新しい(笑)。

当然なことだけど、言ってみるとまた不思議な気分になる。

で、この微妙な瞬間、僕もあなたも、脳の中でちょっとだけ「快」の状態が生
まれる。今日の本は、そんな快の状態で読んでほしい「ひらめき脳」の話。

アイデアがばんばんでてきたり、楽しい企画にうきうきしたり・・・僕たちは
わくわくするためにこの星にやってきた。そういうとき「ひらめき脳」はとて
も活性化している。
もちろん、たいそうな発明とか企画とかじゃなくてもいい。誰かにちょっとし
たいいことをするのも「ひらめき」の力だ。

さて、ひらめき脳とは何か。
それは、大脳生理学的にいえば視床下部のことらしい。最も原始的な脳の部分
で、爬虫類脳とも言われている。ここは「海馬」や「扁桃体」などとつながっ
て、「大脳辺縁系」というまとまりになっている。これが神経とつながって、
自律神経系というネットワークになるという。例の「自分と他人の区別ができ
ない」とか「現実と空想の区別がつかない」という、あの自律神経系である。

一方の大脳は、ロジカルにものごとを考えたりできるが、一方で、ひらめき脳
にブレーキをかけたりもする。「そんなこどできっこない」とか「それは俺に
は無理だ」とか。

本書は、そんな脳みそのパワーバランスを理解しつつ、ひらめき脳を活性化さ
せるコツを伝授する。

かしこい大脳を使って、原始的なひらめき脳(視床下部)をだましちゃおう、
というのがそのコツである。

言葉、イメージ、歩くこと、遊ぶこと、好奇心・・・さまざななヒントがある。

一方、ひらめくといっても、ひらめく土台になるのが大脳にしまわれている無
尽蔵ともいえる記憶、経験。知らないことは、閃きようがない。だから、学習
も経験も大事なのだ。

ちなみに海馬というのは、Googleみたいな役割のようで、大脳にしまわ
れている無限にも近い記憶からいろんなものを検索するようだ。無意識のうち
に。

大脳生理学を深く知らない僕たちも、視床下部とかドーパミンとかちょっと専
門的な用語に刺激されながら、ひらめく楽しさを味わえる本である。


僕の思いつき

友達と話しをしていて、「あっ、それ面白いねー!」って閃くのは、たぶん、
楽しい時だと思う。ケンカしているときは、おそらくそういう瞬間は来ないだ
ろう。

やはり、閃くのは、楽しいとき。脳みそが「快」の状態のとき。
だから、会議でもブレストでも楽しい場所、愉快な雰囲気、いい言葉でやるの
がいいようだ。

 わくわくの面白い企画を考えるときにいい言葉
   あっ、それいいね。
   なるほど、そっかー。
   やってみようよ。
   すごいね、それ。

 何か問題発生で、対策を練る時にいい言葉
   大丈夫だよ!
   なんとかなる!
   あきらめる必要はない!
   だめだとぽもった時がスタート!

また、脳内ホルモン(ドーパミン、エンドルフィンなど)がでる快の状態にす
るには、「感動」「感謝」「貢献」がキーワードかもしれない。ひらめき脳が
活発に動くような職場をつくるのも大事だねー。

つぎのジェイカレッジLAは、『ひらめき力講座』ってのもいいなー。
(うほっ、正月から脳内ホルモンが満ちてきた・・・調子いいねぇ♪)



オススメ度

★★★★★+快の状態

読んで欲しい方

・夢を実現したい方
・アイデアをいっぱい出したい方
・脳がわくわくするのを感じたい方

Posted by webook at 16:24 | Comments (0) | TrackBack

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