2003年12月31日

■ Webook 総集編その2 ~ 真之助

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今年も一年有難うございました。


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++   Webook of the Day     よいお年をお迎えください!
++    http://webook.tv
++   book diary by Shinnosuke Matsuyama
__________________________________________2003.12.31______


 いよいよ大晦日ですね。新年を迎える準備はOKですか?
 
 今年、出会ったすばらしい本たちの中から、後半のベストブックを
 まとめてみました。適当なジャンルにわけてあります。
 その中で、ベスト10には、♪マークをつおけときました。10冊!

 もし気になる本があったらこちらからどーぞ:

  楽天   http://books.rakuten.co.jp/webook/
  BK1  http://tinyurl.com/25yeq
  アマゾン http://webook.tv/bookstore.htm
  富士山  http://tinyurl.com/g4qd

 今年も一年、Webookにお付き合いいただきありがとうございました。
 来年もよろしくー・・・。
  
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       【2003年のおすすめ勢ぞろい】
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【経営のヒントがいっぱい!】

 ■カルロス・ゴーン経営を語る(カルロス・ゴーン+フィリップ・エリス)
 ■商売魂(高塚猛)========= ♪
 ■大感動(近藤勝重)
 ■21世紀のブライダル戦略(高塚猛)
 ■組織はこうして変わった(高塚猛+北川正恭)
 ■ならば私が黒字にしよう(高塚猛)
 ■会社再建3つの戦略(高塚猛)
 ■経営の哲学(ピーター・F・ドラッカー
 ■変革の哲学(ピーター・F・ドラッカー)
 ■仕事の哲学(ピーター・F・ドラッカー)
 ■「ない」といわれたところに市場はあった!(川北義則)
 ■なぜ企業はシェアで失敗するのか!(リチャード・ミニター)
 ■売れるしくみはこうつくれ(岡崎太郎)
 ■会議が変われば、会社が変わる!(野口吉昭編)
 ■バランスト・スコアカード(桜井通晴)
 ■あたりまえのアダムス(ロバート・R.アップデグラフ)
 ■ピーターの法則(L・J.ピーター/R・ハル)========= ♪


【これからの働き方だね・・】

 ■成功する週末起業(藤井孝一)
 ■週末起業(藤井孝一)========= ♪
 ■1人ビジネスらくらく起業法(小林敏之) ========= ♪
 ■会社にいながら年収3000万を実現する(和田秀樹)
 ■五〇歳からの人生設計図の描き方(河村幹夫)
 ■「ライフワーク」で豊かに生きる(本田健)
 ■セルフブランドの創り方(杉山勝行)
 ■これから働き方はどう変わるのか(田坂広志)========= ♪
 ■「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)
 ■45歳までにあなたもトップになれる!(浜脇洋二)


【なるほどぉ、よっしゃぁー】

 ■「鉄道式」時間活用術(野村正樹)
 ■できる人になるには勉強してはいけない!(久恒啓一)
 ■ドットコム仕事術(大前研一)
 ■大前研一のアントレプレナー育成講座(大前研一&ABS)
 ■入門決算書が面白いほどわかる本(黒澤秀晟)
 ■1日1分!英字新聞(石田健)
 ■百式ナイトフルスロットル(百式管理人)========= ♪


【生きるって素敵だな!】】

 ■病院なんか嫌いだ(鎌田實)
 ■免疫革命(安保徹)========= ♪
 ■(続)生きかた上手(日野原重明)
 ■あの世心得。(永六輔)


【世の中ってぇーのはね・・】

 ■鏡は先に笑いません(金平敬之助)========= ♪
 ■金融維新(木村剛)
 ■日本列島快走論(山崎養世)
 ■暇つぶしの時代(橘川幸夫)========= ♪


【へぇ、ほぉー、うるるな本】

 ■キリエの誕生(和田文夫)
 ■結婚。(ナガオカケンメイ)
 ■武家用心集(乙川優三郎)
 ■ひとりのはらに(若林浩樹+斉藤そよ)
 ■まあ、そこへお坐り(山藤章二)
 ■【ひよこの脳みそ(古嶋美加)~祝ご結婚
 ■償却済社員、頑張る(安土敏)
 ■あらすじで読む日本の名著(小川義男)========= ♪


来年もワクワクする年にしたいですね。
 はじめの一歩は。【Webook Resolutions Club】 で新年の誓を
 アナウンスしちゃいましょう。
 参加いただいた方には、素敵なプレゼンとあるよ。

 → http://www.egroups.co.jp/join/Webook_resolutions

 よいお年を!

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●昨日の進歩: ( 7,238歩 )       年間目標200万歩 
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発行者 : Webook of the Day 松山真之助 ( hello@webook.tv )
発 行 : まぐまぐ ID= 969
     : Pubzine ID= 14941
登録解除: http://webook.tv/mm.html
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Posted by webook at 14:05

2003年12月30日

■ Webook 総集編その1 ~ 真之助

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   今年も有難うございました。


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++   Webook of the Day   
++    http://webook.tv
++   book diary by Shinnosuke Matsuyama
___________________________________________2003.12.30____


 今年も一年、Webookにお付き合いいただきありがとうございました。
 9月からは、ほんとうの日刊に変身しました。
 皆様の応援のおかげで、なんとか継続しております。

 今年もたくさんの本と出合いました。
 多くの読者の方と共感の輪が広がったこともうれしいことです。
 また、多くの著者や編集者の方とお話ができたのも幸運でした。

 今日と明日、今年のすぐれものブックをもういちど振り返ってみましょう。
 前半と後半に分けてお送りします。今日は、2003年の前半分です。
  
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       【今年のおすすめ勢ぞろい】
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●この方の存在が勇気をくれる・・

2003.07.22[火]:【45歳までにあなたもトップになれる!】..浜脇洋二
2003.07.10[水]:【10億円を捨てた男の仕事術】..松本大
2003.03.12[水]:【失敗に学べ!】..板倉雄一郎
2003.02.21[金]:【快人エジソン】..浜田和幸


●時間の使い方はこれだ
2003.02.26[水]:【自分の時間】..アーノルド・ベネット
2003.01.06[月]:【朝10時までに仕事は片づける】..高井伸夫


●ビジネスツールはこれだ!
2003.05.29[水]:【考具】..加藤昌治
2003.04.14[月]:【クリエイティブ・シンキング】..松林博文
2003.03.07[金]:【人生がうまいくいく人は図で考える】..久恒啓一


●これからの経営に必要なもの
2003.07.04[金]:【当たり前のことをやり抜く会社が勝つ! 】..丸山弘昭
2003.04.11[金]:【ニワトリを殺すな】..ケビン・D・ワン
2003.03.04[火]:【経営者が語るべき「言霊」とは何か】..田坂広志
2003.02.19[水]:【一分間謝罪法】..K・ブランチャード&M・マクブライド
2003.02.17[月]:【当たり前だけどわかっていない経営の教科書】..武沢信行
2003.01.20[月]:【実践インベスタ・リレーションズ】..後藤英夫

●ビジネスエンタテインメントはこれだ!
2003.04.04[金]:【女子大生会計士の事件簿2】..山田真哉
2003.01.16[木]:【女子大生会計士の事件簿】..山田真哉


●人生の勇気をもらえる本
2003.06.03[火]:【「メルマガ」成功のルール】..高橋浩子
2003.03.07[金]:【人生がうまいくいく人は図で考える】..久恒啓一


●そうだったのか!
2003.07.07[月]:【バカの壁】..養老孟司
2003.05.15[水]:【なぜあの商品だけ大ヒットしたのか!】..玉木剛
2003.03.31[月]:【マーケティングに何ができるかとことん語ろう!】..阪本啓一
2003.01.29[水]:【3万円から始めるわかる儲かる中国株】..椋目+柏木


●たまにはこんな本も
2003.05.07[水]:【 椿 】..アキ・シマザキ
2003.05.09[金]:【そこに僕はいた】..辻仁成
2003.04.28[月]:【犬も歩けば英語にあたる】..坂之上洋子
2003.04.21[月]:【文明を解く東大講義録】..堺屋太一


●著者インタビューはこの方
2003.06.10[火]:【 田坂広志さん 】インタビュー記事


うーん、こんなにたくさんあったのか・・・・。
 著者の方、編集者の方、出版社の方・・・たくさんの方に感謝!

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●昨日の進歩: ( 12,307歩 )       年間目標200万歩 
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発行者 : Webook of the Day 松山真之助 ( hello@webook.tv )
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Posted by webook at 23:31

2003年12月29日

■成功する週末起業(藤井孝一)

shuumatsu-zukai.jpg
今年のキーワードは、やっぱり・・・・

成功する週末起業】実践図解ノート

   =========================================
   |著者:藤井孝一
   |青春出版社|2003年 12月
   |ISBN:4413006607|1,000円 |95P
    =========================================

 今日が御用納めの方もいるよね。一年間お疲れさんでした。
 今年を振り返ると、やはりなんといってもこのキーワードが目に付いた。
 「週末起業」
 藤井さんが、だいぶ前から推奨してきたトレンディな働き方/生き方だ。
 
 好きなこと=得意なこと=やりたいこと=仕事 という図式だ。

 藤原和博さん(杉並区の校長先生になった元リクルートフェロー)の言葉
 でいえば「ベクトルの和の法則」である。

 仕事ってそんなもんじゃない・・・なんてどこかで思い込んできた僕達。
 そろそろ時代が変わってきたらしい。

 会社を辞めずに・・・というところがミソだ。インターネットのお陰で、
 会社勤めをしたまま好きなことをビジネスにすることができるような時代
 に今僕たちはいる。小資本、低リスクってわけだ。だから、誰にでもやろ
 うと思えばできる。

 本書は、藤井さんの大ブレークした著書「週末起業」(筑摩書房)を図解
 したムック本だが、とても分かりやすい構成になっている。週末起業フォ
 ーラムに参加している週末起業家の事例もあって、なかなか楽しい。
 たとえば、釣り券ドットコムのTさんは、なかなか面白いビジネスだ。
   http://www.turiken.com/
 
 メルマガマーケティング、昼間の電話転送、法人化の損得、税金対策など
 実務的なノウハウもある。

 週末起業の心得は再掲しておこう。
   1)何を商売にするか慎重に選ぶこと
   2)継続的に投資をすること
   3)家族を巻き込むこと
   4)時間をスケジューリングしてしまうこと
   5)ノルマ感覚ではなく、心から楽しむこと
  
 来年は、こんなセリフを口にしてみたい・・・
   → 「楽しくて寝るヒマがもったいない!」

 ====================================================================
 

   ★★★★★+週末起業だぁ!

 
   ・週末起業、僕もやりたいっていう方
   ・ビジネスプランを立てたことがある方
   ・起業家になりたい方

Posted by webook at 08:21

2003年12月28日

■ピーターの法則(L・J.ピーター/R・ハル)

peters.bmp世の中は無能で占められている・・・やはりそうだったのか!

ピーターの法則
創造的無能のすすめ
   =========================================
   |著者:L・J.ピーター/R・ハル
   |ダイヤモンド社|2003年 12月
   |ISBN:4478760853|1,400円 | 222P
    =========================================

 ピーターの法則を知ったのは、藤原和博さんの本だった。それによると
 「組織では、あらゆるポジションが無能な人によって占められていく」
 というもの。恐ろしくもあり、ナルホド!でもある面白い説であった。
 藤原さんが読んだという本は今はない。ところが、今回、ダイヤモンド
 社から復刊されたのが本書である。ブラボーだ。
 
 さっそく読んでみると、「うくくく・・」な話がでるわでるわ。電車の
 なかで笑いをこらえて読んだ。

 会社の会議でも、内容が専門的になると担当者から説明させます・・・
 てなことであとはよろしく状態の上司は多い。どんな重要なことでもそ
 ういう構図の組織では、「この会社誰が経営してるんだぁ?」というこ
 とになる。(大企業ではよくある光景)

 本書によれば
  「組織において人はおのおのその無能レベルまで昇進する」という。
 したがって、
  「組織はいつかすべて無能な人々の集団となる」という。
 だから、世の中では○印とか○菱とか銀行とかで、どうしてあんなこと
 が・・・ということが起きたりするのだ。 

 教頭としては有能でも、校長になったとたん評判が悪くなったとか、課
 長としては大活躍だったがより大きな視点でものを進めないといけない
 部長になったら平凡になっちゃった・・ということはよくある。
 無能という日本語はやや誤解を招く。適材適所でない状況のことだから
 不適能といったほうが分りやすいかも。

  http://home10.highway.ne.jp/fujix/kpiter.htm

 本書はとても面白い言葉にあふれている。(これは訳者の大ヒットだ!)
   強制上座送り=会長とか顧問とか名誉だけの上座へ送ること
   管理職の空中遊泳=部下のいない名前だけの部署にいること
   階層的厄払い=組織は維持されなければならないという掟を
          守るために有能すぎる人間は疎まれるなど。

 人のことを笑いながら、ところで俺はどうなんだろう?と思うと恐ろし
 い法則である。
 さて、無能だらけの世の中で最終到達点(無能=incompetence)に行かず
 にすむにはどうしたらいいか。その無敵の処世術は「創造的無能」とい
 う。例えていえばノーベル賞の田中耕一さんみたいな生き方だね。

 「階層社会学」(hierarchiology)という愉快な学問に触れてみよう!
 復刊をダイヤモンドに働きかけた訳者にブラボー!

 ====================================================================
 

   ★★★★★+無能!

 
   ・昇進願望の強い方
   ・無能な上司に仕えたことがある方
   ・有能であり続けたい方

Posted by webook at 17:25

2003年12月27日

■美人の仕事術(中谷彰宏)

bijin.JPG 女性向けの本かと思ったら・・・

美人の仕事術
        美しく仕事する50の具体例
   =========================================
   |著者:中谷彰宏
   |出版社:全日出版|2003年 12月
   |ISBN:4861360153|1,100円 |125P
    =========================================

 本書はわずか125Pの薄い本である。しかも「美人の・・」と女性向き
 のようでもある。僕には関係ないかなと思いつつふと開いたページがよかっ
 た。スコンとはまってしまった。

   ★「選択しなかったことより、選択して間違えたほうがいい。」

   選択して早く始めた人は、キャリアになります。
   10年たったら10年選手になれます。
   選択をしない10年は、時間の浪費です。
   ・・・
   自分でリスクを背負い、選択し、間違えた時間は、
   すべてあなたの味方になります。

 そうだそうだ! 久しぶりに会った同級生に「俺(私)こんなことやって
 るんだ。もう7年目なんだ・・」といわれた。
 え、それ僕でもできたことなのに、過ぎた7年はいまさら取り返せない。
 そんなとき、しまった・・・なんて思うことも。何かを始めるということ
 は、選択するってことだったんだ。それを続けたらキャリアになる。

 もうひとつのスコンはこれ。
  
   ★「軸をクロスさせていくと、オンリーワン性がとがってくる。」

   広告代理店出身者は大勢います。でもボーリングもやっている広告代
   理店出身者は少ないです。さらに大学は演劇科出身となると、一人に
   なります。(→ これは著者の中谷さんのこと)
   ひとつの軸だけで見たらたくさんいても、2つ以上を掛け合わせると
   ほぼ一人になるのです。

 サラリーマンは世の中にゴマンといる。書評をメルマガで出している人も
 多い。でもサラリーマンで書評メルマガを毎日出している人は少ない。さ
 らに本を書いてラジオにも出る人は一人しかいない。オンリーワンになっ
 てきたねぇ。笑

 この本は、このふたつのメッセージだけでも価値ある本だった。

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   ★★★★+ジクロス・ワン

 
   ・とんがりたいっていう方
   ・美人だと言われたことがある方
   ・オンリーワンになりたい方

Posted by webook at 11:48

2003年12月26日

■オックスフォード流一流になる人のビジネスマナーの本(西出博子)

manner.jpg
相手のことをどれだけ思いやれるか・・マナーの本質

オックスフォード流一流になる人のビジネスマナーの本

   =========================================
   |著者:西出博子
   |青春出版社|2003年 12月
   |ISBN:4413034457|1,300円 |223P
    =========================================

 いまさらマナーの本もないんだけど・・・と思いながら読み始めた本。
 ところがなんと、すばらしい気付きや感動がちりばめられた本だった。

 著者は27歳でビジネスマナー講師として独立された方。企業研修では、
 いつも「マナーの本質なんてどうでもいいから、仕事に即役に立つものを
 教えてくれ」と頼まれ、めざすものとのギャップに悩んだ著者。一念発起
 してマナーの本場、オックスフォードへ。
 そこで出会った数多くの「ホンモノ」に、著者は感動する。

 この本は、マナーのマニュアルではない。
 「マナーが人を創る」という古いイギリスの諺のように、人格がにじみ出
 るマナーの本質を感じさせてくれる本だ。

 マナーといえば、挨拶、身だしなみ、礼儀作法などを思い浮かべるが、相
 手に感動を与えるマナーは、言葉使いが大きいように思える。
 感動させるメモ、感動させる報告、感動させるお詫び、感動をよぶ一流の
 言葉・・・そんなエピソードがいいねぇ。

 親しい身内の会話のマナーも印象的だ。
 家族でよくつかうのは、「xxして!」「xxをとって!」という命令形
 ついつかってしまうが、言われたほうはいい気はしない。
 「xxしてくれるかなぁ?」とか「xxをとってくれる?」という語尾上
 がりのお願い形が行動をおこす気になるという。確かに。

 すべての基本は、「相手への思いやり」
 どれだけ相手のことを考えられるか、それがマナーを一流にするかしない
 かの分かれ目だ。

 本書は、マナーの本だが、仕事の仕方や生き方の本でもある。
 オックスフォードの香りがする一流マナーに触れてみよう!
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   ★★★★+相手への思いやり

Posted by webook at 18:51

2003年12月25日

■わたしがナースを辞めたわけ(田中ひろみ)

naasu.jpgなるほど辞めたくもなる・・・。

わたしがナースを辞めたわけ

   =========================================
   |著者:田中ひろみ
   |出版社:光文社|発行年月:2003年 09月
   |ISBN:4334782418|本体価格:590円 |
    =========================================

 これから看護婦(この頃は看護師というらしい)さんになろうという方は
 ちょっと読んでおくと・・・いいかも(うーん、読まないほうがいいな)。
 
 本書は、元看護婦さんだった著者が、新人ナースの頃の悲惨は実態を面白
 ろおかしく(かつ悲しく)披露した本だ。
 うーむ、それはたいへんだぁ・・・と思わず同情する。
 すべての病院がそういうわけではないだろうが、かなり現実味のある描写
 に、「・・・・」
 
 教育主任の山田さん・・鬼のような先輩看護婦。
 もうひとりの天敵、黒上さん・・・これまたスゴイ方

 などコワーイ先輩の話や、「入力介助での皮むき(メルマガでは説明はで
 きないな・・)」「逆噴射浣腸」「強気にへつらい弱気をくじく」「軍隊
 のような看護学校」などなど、きけばオヨヨのユニーク裏話がいっぱい。

 「ナースという仕事はほんとに大変な仕事なんだ」というのを世の中の人
 に分かってほしかったというのが田中さんの気持ち。
 医療は、医師だけではなく、看護師さんや事務の人、そして患者さんによ
 って成り立つチームプレーの作品。世の看護師さんにエールを送ろう。

 現在は、ライター&イラストレーターの田中さん、天職にめぐり合えて、
 よかったねぇー。(先日のパーティでお会いできた)

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   ★★★★+げげげ

 
   ・看護婦さんって大変だよねっていう方
   ・入院したことがある方
   ・看護師になりたい方

Posted by webook at 20:35

2003年12月24日

■マンガ ウォーレン・バフェット(森生文乃)

buffett.jpg
 ビジネス書もマンガの時代に突入!

マンガ ウォーレン・バフェット
 世界一おもしろい投資家の世界一もうかる成功のルール
   =========================================
   |著者:森生文乃
   |出版社:パンローリング|2003年 11月
   |ISBN:4775930052|1,600円 |163P
    =========================================
 
 ウォーレン・バフェット。
 それは、しばらく前、あるベンチャー起業家の方から聞いた名前だった。
 投資家の間では知らない人はいない。
 現在、バフェット氏は、ビルゲイツと世界の資産家首位争いをしているが
 ふたりは実はとても仲がいいという。まったく別世界ということと互いに
 数字に強いことが魅力らしい。(著者から伺ったお話)

 ジョージ・ソロスは投機家。バフェットは投資家。こんな表現がいいかも
 しれない。バフェットは、確かに株で大もうけしたいわゆる億万長者であ
 るが、どこか人好きのするおじさまのようだ。

 小さいころから、ビジネスの才覚に長けていた。6歳のころにはすでにコ
 ークで商売をしていたという。もう少し大きくなって始めた新聞配達も子
 供なりにうまいマーケティングで14歳のころは大人の月給と同じくらい
 稼いでいたという。
 その後、グレアム理論と出会ったのが19歳。コロンビア大学でグレアム
 の弟子となる。その後、資金運用会社を始めたのが25歳。窮地のアメッ
 クスを救ったり、ソロモンブラザースを建て直したなど数々のエピソード
 が展開される。双子のように似ている法律家のマンガーとの出会いも面白
 い。

 いくつかのバフェット成功のルールがまとめてある。

  買うのは企業、株ではない、
  わからないことには手を出さない。
  企業に関する3つの指針
    単純明快な企業を選ぶ
    業績の安定している企業を選ぶ
    将来の見通しの明るい企業を選ぶ

 などなど。どれもあたりまえなんだけど、バフェットが言うと重みがある。
 バフェットの成功のヒミツは、自ら足を使い現状を確認、人に直接あって
 実態をきく、そして考え抜く・・という言ってみれば「あたりまえ」のこ
 とだ。

 本書は、マンガ&ビジネス書だ。とっても読みやすい。
 ビジネスもマンガで読む時代だねぇ・・。
 
 バフェットがCEOを務める会社のサイト:
  http://www.berkshirehathaway.com/

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   ★★★★☆+マンガだ!

 
   ・バフェットってだぁれ?という方
   ・お金持ちになりたい方
   ・お金の使い道に悩んでいる方

Posted by webook at 08:18

2003年12月23日

■びゅんびゅんごまがまわったら(宮川ひろ/林明子)

byunbyun.bmp
できたよ!できたよ!、校長先生っ。
 
びゅんびゅんごまがまわったら
   =========================================
   |著者:宮川ひろ/林明子
   |出版社:童心社|1982年 07月
   |ISBN:4494006033|1,300円|
    =========================================

 宮川ひろのほのぼのとした絵本である。初版は1982年。2003年61刷。

 かえでしょうがっこうの子供たちと校長先生の心あたたまる交流が、なつ
 かしい風景の中で描かれている。
 昔、子供だった(笑)大人も、あのころを思い出しながら、ほっこりとし
 た気分になれる。

 ふとしたきっかけから、校長先生は子供たちに「びゅんびゅんごま」をわ
 たす。四角い紙に糸を二重に通し、紙をびゅんびゅん回すコマだ。
 子供にとってはけっこう難しい。できたと思って校長室へいくと、校長先
 生は一度に2個もまわしている。子供たちもまけずに練習して、再び校長
 室へ。すると今度は3個も同時に回している・・・。そんな繰り返しの中
 で子供たちはすばらしい心の交流を図っていく。

 どこかに置き忘れてきたような光景は、そよと吹く風のように形を持たな
 いが、じわっとした何かを心に残す。

 群馬県高崎市の滝川小学校と東京都武蔵野市千川小学校がこの絵本のモデ
 ルになっている。
 
 祝日の陽だまりで、お子さんといっしょにどうぞ。

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   ★★★★+カラスノエンドウ

 
   ・木造の小学校に通った方
   ・小学校の卒業写真が白黒だった方
   ・ほのぼのとしてみたい方

Posted by webook at 11:04

2003年12月22日

■(続)生きかた上手(日野原重明)

ikikatajouzu-2.jpg
自分らしく生きるって・・・素敵だ!

(続)生きかた上手
   =========================================
   |著者:日野原重明
   |ユーリーグ|2003年 09月
   |ISBN:4946491325|1,200円| 237P
    =========================================

 なんというか、深い慈愛のようなものに包まれた「生き方上手」のヒント
 がいっぱい・・・
 そんな本である。
 そこに書かれたことと、自分の体験を重ね合わせると思わず涙がでる・・
 そんな本である。
 自然体でありながら、思わず書き留めたい言葉がならぶ・・・
 そんな本である。

 たとえば・・

  「人をゆるせるか否か。それは人間に与えられた試練です。」

  「いのちは、その最後の瞬間まで自分らしく行きぬくために
   与えられています。」

  「習慣。この小さな行動の繰り返しが人生をつくります。」

  「子供が欲しているのは人生の正解ではなく、
   悩む自分のそばにいてくれるおとなの存在です。」

 あぁーと、ため息がでそうな・・・
 うーむと勇気がわきそうな・・・
 なるほどと納得の「。」がストンと心に落ちそうな・・・
 そんな本である。

 日野原さんは20歳のとき結核性肋膜炎で8ヶ月絶対安静を強いられた。
 日野原さんは58歳のときよど号ハイジャックに遭遇された。
 日野原さんは65歳のときはじめてジェットコースターに乗られた。
 日野原さんは理事長室がある5Fまで階段を歩いて上る。
 日野原さんは91歳の今、今を自分らしく素敵に生きていらっしゃる。

 僕も日野原さんの生き方上手を真似てみたい。

 ====================================================================
 

   ★★★★★+今を生きる

 
   ・人生長生きしてみるもんだっていう方
   ・生きいきといきたいっていう方
   ・日野原先生につついて知りたい方

Posted by webook at 08:22

2003年12月21日

■「鉄道式」時間活用術(野村正樹)

tetsudou.bmp
マニアックな趣味も極めれば本になる!

「鉄道式」時間活用術
   =========================================
   |著者:野村正樹
   |出版社:講談社|2003年 11月
   |ISBN:4062642220|1,300円|219P
    =========================================

 著者の野村さんは無類の鉄道マニアである。
 この本では時間活用術と鉄道(電車)スタイルを組み合わせて、へぇーと
 思わせる楽しい考察を展開している。
 鉄道と時間活用術というのは、考えてみれば密接な関係があるにもかかわ
 らず、これまでこのふたつを組み合わせた考察はなかったような・・・。

 時刻表をみると一日の中で時間帯によって本数は大きな差がある。早朝深
 夜は一時間の本数が少ないし、朝夕のラッシュ帯は多い。昼間はその中間。
 当たり前の事実なのだが、そんな時刻表を眺めた野村さんが感じたこと:
  「一日の行動も、朝から夜まで同じではなく、時間帯に合わせて
   使い分けるべきだ!」 ということだ。
 すでに朝早い時間帯の活用術の本を著していた野村さんだからこその面白
 い考察だ。
 時刻表からの学びは、「深夜はやはり寝るのがベスト」「出勤前は、自分
 時間の宝庫」など楽しいものがある。

 また、仕事の仕方、生き方などについても鉄道から学べる面白いヒントが
 たくさんある。たとえば、

  愛される営業マンの条件 ~ JR湘南新宿ライン vs 東横線特急
  「待たせない」のも速さの一部だ ~ 半球 vs 阪神 vs JR新快速
  二足のわらじで時間は6倍に増える!? ~ 単線複線の効率比較
  会社公認で副業をこなす方法 ~ 秋田新幹線と箱根登山鉄道
  昼と夜の顔を変えてみよう ~ホームライナーの誘惑

 などなど・・・ 小見出しだけでも面白そうだねぇ。

 鉄道という長い歴史の上に築かれてきた様々な工夫は、時間活用術という
 一般的な分野の考察をする「またとない題材」だったのだ。

 鉄道マニアの野村さんならではの面白い本である。
 鉄道の本として読むか時間術の本として読むかは、読者の自由!(笑)

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   ★★★★★+鉄道式

 
   ・時間をもっとうまく活用したいと考えてる方
   ・鉄道の工夫にへぇといってみたい方
   ・鉄道マニアの方(盛池さんおすすめですよ)

Posted by webook at 14:10

2003年12月20日

■バランスト・スコアカード(桜井通晴)

bsc-sakurai.jpg
 やはりケース・スタディは学べることが多い。

バランスト・スコアカード】 理論とケース・スタディ

   =========================================
   |著者:桜井通晴
   |同文館出版|2003年 08月
   |ISBN:4495180517|4,500円 |581P
    =========================================

 アメリカの大学にいくと枕にできそうな分厚い本を売っている。本書はそ
 んな雰囲気がある。なにせ581ページもの大部な厚さ、値段も4500
 円とかなりお高い。

 しかし、BSC(バランスト・スコアカード)について検討中の方(企業
 )なら、参考書としてかなり役に立つのではないだろうか。

 本書は、JISA(社団法人情報サービス産業協会)での研究活動や著者
 の各種講義・セミナーをベースに日本的バランスト・スコアカードの構築
 について解説した本だ。
 
 櫻井先生は、「セグメンテーション」「測定」「可視化」が、不況日本を
 救う処方箋だという。そして、それを進めるのにもっとも適した経営シス
 テムがBSC(バランスト・スコアカード)だというわけだ。

 本書は、多くの企業、組織体での活用事例、キャプランやノートンとのイ
 ンタビューなどが織り込まれ、ひとつの集大成本として価値がある。
 海外事例では、デュポン、ユニシス、シャーロット市、アメリカ陸軍基地
 などが、また、国内事例では、リコー、富士ゼロックス、両毛システムズ
 近畿労働金庫、全日空システム企画などが掲載されている。事例の中には
 僕がJISAでプレゼンした資料も入っている。ご笑覧を。

 著者の櫻井さんは、「おやじギャグときわどい一線を画すウィット」がお
 好きな方だ。格式ばったところがないのがいいねー。

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   ★★★★★+豊富な事例

 
   ・戦略的経営を考えてる方
   ・BSCを導入したいっていう方
   ・BSC事例について知りたい方

Posted by webook at 13:11 | Comments (1)

2003年12月19日

■月曜・火曜で仕事は片づける(大勝文仁)

getukade.jpg意外にやったらできるかも・・・

月曜・火曜で仕事は片づける

   =========================================
   |著者:大勝文仁
   |こう書房|2003年 10月
   |ISBN:4769608128|1,300円|215P
    =========================================

 「仕事は朝10時までに・・・」という本が売れている。時間にも波があ
 るから、朝早いうちに仕事のキモをこなしてしまえば一日が有効に使える。
 確かに、正解である。

 時間軸を1週間に伸ばしてみると、同じように気分の波や仕事の波がある。
 本書は、過激にも(笑)月曜、火曜で仕事をやっつけちゃおうというも提
 言だ。ゲゲゲ。そんなことできるわけがない!? 
 そのとおり、できるわけがない。

 しかし、曜日に対する姿勢をちょっと変えることで、意外にも一週間がメ
 リハリのきいた効率的な流れになるのだ。
 そんなことを気付かせてくれる素敵なメッセージが本書にはある。

 本書は、タイトルに著者の意図の80%がこめられている。
 大勝さんは、これを「スタートダッシュ仕事術」と呼ぶ。
 一週間のスタートともいえる月曜、火曜に全集中力を注ぐのだ。
 そして、水曜日は月火の補完的な作業、木金は、オリジナルな企画案、長
 期的なプランを考えたりする時間にあてる・・・そんな割り振りである。

 「一年365日休まずがんばれ!といわれたらイヤになるが、週の最初の
  2日だけをがんばれ!といわれたら何とかやれる気がしないだろうか?」
 と著者はいう。これはいい!と僕はマジに思った。
 もちろんこのとおりのシナリオにいくことはなかなかないが、そういう意
 識で一週間をすごしてみるというのは、なんだか「画期的!」

 本書には、会議の工夫、長居するお客に帰ってもらう方法、メモやメール
 の使い方など広範はビジネスシーンでの工夫があるが、なんといっても、
 本書のポイントは、タイトルにある初めの2日に集中してみては・・とい
 うコンセプトである。

 試してみよう!
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   ★★★★+月火***

 
   ・時間の効率的使い方を考えてる方
   ・やりたいことをやりたいっていう方
   ・うまい仕事のやりかたを考えたい方

Posted by webook at 23:27

2003年12月18日

■驚くほど「書く力」がつく本(野村正樹)

kakutikara-nomura.jpg
明文、短文、いい気分。

驚くほど「書く力」がつく本】 イラストでわかる

   =========================================
   |著者:野村正樹
   |東洋経済新報社|2003年 12月
   |ISBN:4492105263|1,300円 |196P
    =========================================

 先日、野村正樹さんの出版記念パーティに行ってきた。小石さんの主宰す
 る集まりだ。たくさんのビジネス著者、将来の著者、出版社の方など多く
 の方が集まってとても盛り上がった。
 そのとき、入手した本がこれ。(実はもう一冊あったがそれは又今度)
 
 活字離れが叫ばれて久しいが、実は現代は「活字まみれ」だという。そう
 いうのは清水良典さん。会社でも家でも友達とも、活字のコミュニケーシ
 ョンはむしろ増えているからだ。

 そんな中、K大学などで文章作法を教える野村さんが、書く力をつけるコ
 ツを分りやすく解説した本だ。

 さて、驚くほど・・という驚くべきタイトルなのだが、驚くべき分り易さ
 で書かれている。=:)

 名文じゃなくてもいい、「明文」をめざせという。そしてそのための一番
 簡単なやり方は、「短文」だという。そう、短い文長は読みやすくわかり
 やすい。こうした基本テクニックのほか、書き出しの1行を上手に使う、
 言葉のストックを増やしておくなどの「応用テクニック」などが展開され
 る。イラストをつかった解説もいい。

 メルマガを始めたい人、ビジネス文書をよくしたい方・・・など、ぜひ読
 んでおきたい一冊。

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   ★★★★+秘訣はシンプル(正的簡易)

 
   ・わかりやすい文章を書きたいと考えてる方
   ・作家になりたいっていう方
   ・メルマガ発行を考えている方

Posted by webook at 23:58

2003年12月17日

■人生の地図(高橋歩)

jinseinotizu.jpg
人生の地図。作者は、自分。

人生の地図
   =========================================
   |著者:高橋歩
   |AーWorks|2003年 12月
   |ISBN:4902256010|本体価格:1,400円 |239P
    =========================================

 人生は旅だ。自分だけの地図を描こう!こんなメッセージを言葉と写真で
 表現した本だ。

 人生の地図があるなら、それは自分で描いてみたいもの。はじめは、白い
 ところに短いわずかな点線がある。それが人生の全てだと思って頑張って
 きたけれど、あるときふと自分の地図にはなんにもかかれていないことに
 気がつく。
 どうすりゃいいのか・・と思ったときから、本当の旅が始まる。

 自由に、自分流に、人生という名の「旅」を楽しむための言葉と写真があ
 なたを待っている。「欲求」「職」「パートナー」「選択」「行動」「ル
 ール」「物語」の7つのキーワードで纏められている。

 「選択」のところにあった言葉が印象的だ。


   必要なのは勇気ではなく、覚悟。
   決めてしまえば全てはうごきだす。


 シワだらけの老人、無垢な笑顔の子供の写真・・・人生は面白いと感じる
 写真もいっぱい。
 しかし、こんな本を生み出す高橋歩という若者は、いったい・・・。

 自分の地図を描くヒントや動機がみつかるといいね。
 
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   ★★★★+旅だ!

 
   ・これからの人生を考えてる方
   ・人生リセットしてみたいっていう方
   ・高橋歩について知りたい方

Posted by webook at 08:33

2003年12月16日

■あたりまえのアダムス(ロバート・R.アップデグラフ)

atarimae.jpg
  「あたりまえ」。実はいろんなものがある!?

あたりまえのアダムス
         人生で成功するために必要なこと
   =========================================
   |著者:ロバート・R.アップデグラフ/酒井泰介
   |ダイヤモンド社|2003年 11月
   |ISBN:4478760845|1,000円| 93P
    =========================================

 約80年以上前にアメリカで書かれた物語である。なかなかいいお話。

 ニューイングランドの田舎で働いていた貧しい少年、オリバー・B・アダ
 ムスは、NYCに行きある広告会社で働きはじめる。そこで、彼は「あた
 りまえ」のことをして成功する・・・という物語。人から「あたりまえの
 アダムス」と呼ばれる彼は、特段変わった雰囲気はないのだが・・・。

 「あたりまえ」というのは、ケーキ屋さんや帽子屋さん、製紙会社などを
 甦えらせたアイデアのことだ。いわれてみれば「あたりまえ」なんだけど
 ・・というものだ。サプライヤーにとってあたりまえだと考えられたこと
 が、消費者にとっては、大いなる関心事だったりする。そんな点をうまく
 PRやマーケティング企画に生かしたお話。

 そんなの当たり前じゃん・・という中には、意外な落とし穴や、金の鉱脈
 があったりする。
 「当社のビールびんはすべて蒸気消毒されています」と訴えて(実はどん
 なびん詰め食品もそんなのはあたりまえなのだが)、大成功を収めたシュ
 リッツという会社も、あたりまえ主義で成功した例だ。

 24時間が当たり前のコンビニもつい10年ほど前まではあたりまえでは
 なかった。土日はお休みというお役所のあたりまえは、あたりまえじゃな
 い。いろんなあたりまえが、私達のまわりにはいっぱいある。

 仕事をしていて、それが当たり前・・と思っていることは、本当にあたり
 まえなのか洗いなおしてみると面白い。実はとんでもない「あたりまえ」
 だったりするから・・・。そんなの常識という「あたりまえ」には、ほん
 ものとニセモノがありそうだ。

 後半に「あたりまえのテスト」がある。

  それは、単純か?
   (問題は解決してしまえば単純であたりまえだ)
  それは、人間の本性に反していないか?
   (一般の人々の反応は、不思議なほどあたりまえなのだ)
  それは、短く簡潔に書くことができるか?
   (手の込んだ説明が必要なら、おそらく“あたりまえ”ではない)
  それは、人の気持ちを動かすか?
   (どうしてそれに気付かなかったんだろう?の反応があればOK)
  それは、機が熟しているか?
   (機を逸したアイデアは計画は、あたりまえになれない)

 どこかで、使えそうだね、これ。当たり前のことがなかなかできない時
 代に、あたりまえのお話をおひとつ、いかが?

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   ★★★★★+あたりまえ

 
   ・あたりまえになってる不合理を改めたい方
   ・あたりまえのことができる会社にしたいっていう方
   ・この本が何へぇか試してみたい方

Posted by webook at 13:25

2003年12月15日

■キャリアアップ力(和田秀樹)

careerup.jpg
自分自身を商品化するセルフマーチャンダイジング(SMD)の時代だ。
キャリアアップ力
         自分を高く売る仕事のスタイルを創造する!
   =========================================
   |著者:和田秀樹
   |すばる舎|2003.12
   |ISBN:4883993183|1,400円|223P
    =========================================
 
 最近、いろんなものに「力」がついた言葉が流行っている。
 自信力、突破力、転職力、編集力、プレゼン力、感動力、試行力などなど。
 ちょっと前までは、総合力だの、行動力だのといった言葉がわずかに幅を
 きかせていた程度だったのに・・。

 本書は、キャリアアップ力の話である。
 キャリアアップ力とは、著者の和田さんの定義によれば「社会で役立つ能
 力+自分を売る能力+自分でお客を見つけて稼げるようになる能力」をあ
 わせたものということになる。
 何かの能力があればいいというものではないのだ。加えて、売り込む力、
 稼ぐ力がいるんだよというわけだ。資格や学歴があればいいのではないの
 と似ている。

 和田さんは医者になろうと思って東大医学部に入ったわけではない。本当
 は映画監督になるために入ったんだという。そこには、和田さん的なキャ
 リア計算があったのだ。(医者になれば1年で1000万は稼げるから、
 2年もすれば映画と一つ位は作れる! なんと!)
 医者もできる咄家エンジニアだったコンサルタント医学部卒のSF作
 家
・・などいろんな人がいて、彼らがキャリア計算(計画的に狙った異業
 種キャリア)をしたかどうかはわからないが、そういうのもアリだという
 わけだ。異色の出身分野を武器にするわけだね。

 キャリアは、会社で役立つのためではない。社会で役立つためにある。
 「社」と「会」の二文字の順番は重要だ。
 
 和田さんはいう。
 「もったいないなぁと思うのは、今自分のしている仕事で、一体何が身に
  つくのかということを自覚していない人が多いことです。」
 今の仕事は、どんな能力が身につき、それはどこで売れるか・・をつねに
 シミュレートして仕事するのがいいという。

 この前の「一人ビジネスらくらく起業法」の小林さんも、そうした生き方
 を薦めていたね。
 売れる自分を作っていこう! 
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   ★★★★☆+会社は学校

 
   ・転職を考えてる方
   ・ユニークな能力をつけたいっていう方
   ・キャリアアップの本質について知りたい方

Posted by webook at 08:37

2003年12月14日

■感動する英語!(近江誠)

kandoueigo.bmp
人を動かすのは感動。感動はいかなるエネルギーにも優る。

感動する英語!
あなたの夢をかなえる英語の本
   =========================================
   |著者:近江誠
   |文藝春秋|2003年 12月
   |ISBN:4163655107|1,400円
    =========================================

 著者は、南山短期大学で英語を教えている。冒頭にその教え子(中野涼子
 さん)の体験談が紹介されている。

  「・・・どんなことばにも、それが発せられる意味があった。
  誰がどんな状況で、どんな思いでそのことばを発したのかをわかり
  感じなければ、その言葉は死んでいる。
  しかし、ひとたびその言葉の発せられる意味を考えながら、暗唱し
  体に取り込むことができれば、それらの言葉は、生き生きと何かを
  伝えることを始めるのだった。詩や教科書の文章に対してそのような
  見方をしたのは、初めてだった。」

 いいねぇ。そんな中野さんの感動を本書は伝えようとしている。

 古今の名演説などを聴き、口に出して覚える。
 テキストを、その人になりきって読む。そこに、不思議な感動が生まれる。
 勉強モードではなく、感動モードで、英語に接してみたいね。

 キング牧師の「I have a dream!」
 クリントン元大統領の 「・・・that was not appropriate.」
 チャップリン(独裁者)の「You don't hate = only the unloved hate.」
 など肉声で聞ける。
 
 それぞれの感動テキストの後、モード転換という練習が用意されている。
 シチュエーションを変えて、表現してみる練習だ。

 感動というエネルギーで英語の力をつけたいねー。
 CDつき。

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   ★★★★+感動と一緒に

 
   ・英語の力を伸ばしたい方
   ・ヒアリング力をつけたいっていう方
   ・クリントンやレーガンの演説を覚えたい方

Posted by webook at 19:40

2003年12月13日

■預金封鎖(副島隆彦)

yokihuusa.bmp
僕にはとりあえず関係ないかもしれないが・・

預金封鎖
        「統制経済」へ向かう日本
   =========================================
   |著者:副島隆彦
   |祥伝社|2003年 09月
   |ISBN:4396611943|1,600円|224P
    =========================================

 「預金封鎖」とは「たとえば一ヶ月に一人500万円までしか預金を下ろ
 せない」といった強制的な統制経済になることである。日本では戦後の昭
 和21年「金融緊急措置令」というのがあった。

 最近、若干もちなおしたかに見える景気動向は、ブッシュ小泉再選同盟に
 よる政治的な経済状況だという。2004年の米大統領選挙までは無理や
 り景気を維持させるが、その後はアメリカ発の世界恐慌がおきる。そして、
 日本もそのあおりで緊急の金融統制が発令される!というのが著者の予想。

 著者は、こうした予測をかなり断定的に主張している。
 仮にそれが外れたとしても、なかなか面白い内容になっている。(あたる
 のも怖いのだが・・)

 新聞記事などで断片的に見聞きしてきた世界の政治経済のニュースだが、
 それらの裏事情は、実はこうなんだというところを、独自の情報筋(と著
 者は言っている)をもとにまとめている。

 政治や経済の舞台裏を見るようで面白い。
 浜田和幸さんの本にもアメリカの覇権主義について書かれていた(ブッシ
 ュとビンラディンは実は・・・みたいな国際政治の裏舞台のネタ)。本書
 も「景気回復には戦争しか手段がない」など、ウソだろう!と思うような
 アメリカの覇権主義などにについて書かれている。
 世界の政治経済を見上で、面白い視点ではないだろうか。へぇーと思いな
 がら読める。

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   ★★★★+封鎖

 
   ・預金封鎖!って最近聞いたことがある方
   ・自己資産をうまく管理したい方
   ・政治経済の裏について知りたい方

Posted by webook at 17:42

2003年12月12日

■「超」時間管理法

noguchi2004.jpg
会社の書類は、A4だ。ということは・・

「超」時間管理法
新・「超」整理手帳2004スペシャル版
   =========================================
   |著者:野口悠紀雄 http://www.noguchi.co.jp
   |アスコム|2003年 11月
   |ISBN:4776201003|本体価格:1,619円 |32P
    =========================================

 「超」整理術でおなじみの野口教授。時間管理についても独特の方法を提
 言している。時間管理といえばこの時期、来年の手帳をどれにするか・・
 なんて迷ってる方も多いはず。

 本屋にいくと、手帳コーナーに所狭しといろんな手帳が並んでいる。その
 中でユニークなのがこの本、というかこの手帳。

 手帳を本の付録として売る。さらにネットで手帳アプリも使えるという連
 動性をもたせたところが面白い。

 野口さんの本は、面白くて読むのだが、なかなかそのアイデアを実行した
 り使ったりにはいたらなかった。
 今年はふと本屋で手にしたこの本で、野口さんの「超」整理手帳を使って
 みることにした。

 さて、「超」整理手帳とは、幅は胸ポケットに入る長さ(7cm)、縦方向は
 A4の長さ(22cm)にしたところが大きな特徴。
 スケジュールは、A4の紙を祝詞状に織り込んである。広げて長期的な展
 望ができる!(と野口さん)。理由はこうだ。
 「手帳は、すでに作った予定を備忘録的に書くだけでなく、予定のそのも
  のを適切に配置し、時間を有効に活用するための道具になることを求め
  られている。」からだ。 
 つまり、受動的時間管理ではなく、積極的な時間管理をするためにもこの
 全体展望型スケジュールが有効だというのだ。

 また、会社のビジネス資料(A4が普通)を折りたたんで挟み込めるカン
 ガルー・ホルダが特徴的だ。さらに、オリジナルリフィルを作れるオンラ
 インソフト(Paste-it)というソフトも提供されているのが楽し
 い。実は、この部分が決め手になって購入した。

   http://www.noguchi.co.jp/datebook/

 試してみる・・って気持ちいい。 来年はあなたもいかが?

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   ★★★★+試してみるか

 
   ・来年の手帳をどれにするか考えてる方
   ・スケジュール管理をうまくやりたいっていう方
   ・野口さんの手帳について知りたい方

Posted by webook at 16:41

2003年12月11日

■藤巻のたのしく商売する法則(藤巻幸夫)

fujimaki-rule.jpg
仕事も遊びも自分が楽しまなくちゃ、人の心なんてつかめない!

藤巻のたのしく商売する法則
   =========================================
   |著者:藤巻幸夫
   |日本実業出版社|2003年 11月
   |ISBN:4534036736|1,300円| 185P
    =========================================

 ファッション業界の話である。が、しかし、商売の話でもある。人生の話
 でもある。
 
 著者の藤巻幸夫さん。この方、伊勢丹に入社し様々な失敗をしながらも商
 売を笑売にしてきた方。今では、アパレル業界のカリスマ的存在。200
 3年の10月からは福助(靴下)の社長を務める。
 (ちなみにお兄さんは元カリスマディーラーの藤巻健史さん。二人の著者
  もある「 藤巻兄弟の大人塾。」 → http://tinyurl.com/yor4

 本書は、藤巻さんがアパレル業界でやってきた仕事ぶりをベースに、商売
 とは何だぁ?というのを楽しく展開している。

 「今の時代にあっているかどうかを判断する力」を「センス」と定義する。
 これからは「センス」の時代だと。センスって何かというと、「これはい
 いものだとすばやく判断しお客さまに自信をもって勧められる力」だとい
 う。フムフム。
 
  トレンドから発信される「モード」である。
  それらが3-5年たって「ファッション」という動きになり
  10年ぐらいたつと「スタイル」となる。
  やがてスタイルにこめられたメッセージが支持されて「ブランド」
  となり、そしてひとつの「歴史」を作り出す。

 これは、藤巻流のアパレル業界鳥瞰図だが、何でも通じることだね。

 商売に向きあう気持ちや姿勢が、とても心に響くことばで語られている。
 僕にとってアパレルはユニクロくらいしかなじみがないけど(笑)、いく
 つかビビっとくる言葉があった。

 「あれこれ迷ったとき、どんなデータよりも便りになるのが知識と経験、
  それにセンスに裏付けられた“勘”。」なんて、いいねぇ。
 「森を眺め、林を観て、木を診る」っていうのも気に入った。
 
 商売を笑売に変えるヒントがいっぱいだ。 

 ====================================================================
 

   ★★★★☆+商売笑売

 
   ・ブランドや商売のことを考えてる方
   ・藤巻ってだぁれ?っていう方
   ・ヒットのヒミツについて知りたい方

Posted by webook at 10:05

2003年12月10日

■不良少年の夢(義家弘介)

furyoushounen.jpg
自分の全てを受け入れて愛してくれた人、それが先生だ。

不良少年の夢
全国から集まってきた高校中退者や不登校生と共に戦う
   =========================================
   |著者:義家弘介(よしいえ・ひろゆき)
   |光文社|2003年 05月
   |ISBN:4334973922|1,400円|
    =========================================

 子供の非行や不登校などでお悩みの親御さんに勇気と元気を与えてくれる
 本だ。

 両親の離婚など複雑な家庭環境で育った義家さん。当然の帰結のように不
 良の道へと転げ落ちていく。
 その過程で、大人のズルさ、自己保身にはしりがちな世の中など、人間の
 心の深層を否が応でも見ることに・・・。

 やがて親からも見離され、里親の元に身を寄せることになる。
 里親の曽根川さんのところで、自らを見つめ直しもう一度学校へ行きたい
 と思うように・・・。全国で唯一中退者を受け入れる北星学園余市高校へ
 入学する。そこは不良の溜まり場、かなりあっちの世界のルールがある。
 つめ剥ぎ事件など、いくつかのエピソードは壮絶だ。

 北星学園余市高校では、義家少年の人生を変える出会いがある。やはり人
 は人との出会いで変わるのだ。安達俊子先生だ。固く閉ざされた義家少年
 の心の扉をそっと開けてくれたのだ。
 バイク事故で瀕死の重傷となった義家さんを見舞いにきてくれた安達先生
 が「あなたは私の夢だから死なないで」と呼びかけるところは泣ける。
 この安達先生は、本を読んだだけでも目頭が熱くなる素晴らしい方である。
 義家さんが、心を動かされても不思議はない。著者の今があるのは、ひと
 えにこの方のお陰だ。

 現在、義家さんは、母校の余市高校で社会科の先生を務める。母校におけ
 る不良少年少女たちとの泥まみれの格闘は、人の心の痛みを知った人でな
 いとできない仕事だ。

 不良少年が、人と出会い、自らを見つめなおし、自分の道(教師)を見つ
 けていく激動のプロセスが、熱く語られている。

 著者はこんな方:
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200310/04m/006.html

 電車の中の不良を見る目が変わる本である。

 ====================================================================
 

   ★★★★☆+あなたは私の夢だから

 
   ・不登校にお悩みの方
   ・北星学園余市高校に興味ある方
   ・義家さんについて知りたい方

Posted by webook at 09:44

2003年12月09日

■しぶとく「生き残る脳」、やたらと「粋がる脳(中島英雄)

ikigarunou.jpg
自称「医者もできる咄家」のお笑い健康小噺

しぶとく「生き残る脳」、やたらと「粋がる脳」

   =========================================
   |著者:中島英雄
   |すばる舎|2003年 10月
   |ISBN:4883992993|1,500円 |255P
    =========================================

 気に入っちゃったねぇ。医者「も」できる咄家だってさぁ。
 な~んてオシャレじゃあーりませんか。
 脳神経外科の先生は、メスやMRIなどよりも「噺」で治療するのが好き
 らしい。なにせ、先生は笑いの処方箋を書いちゃうんだから。

 88年に開設した中央群馬脳神経外科病院では、月一回、「病院寄席」が開
 かれる。高座に上がるのは桂前治の名前をもつ病院理事長、つまり中島先
 生である。

 本書は、そんな咄家ドクターが、笑い、脳、男女の違いなどを面白おかし
 く語った本である。笑える内容があって、読後は心軽やかストレス発散?。

 世に科学者エンターティナーは4人いる。
 (この人たちは学者にしておくのがもったいない人達だ)

 1) 歌う大学教授の本川達雄さん(東京工業大学教授)
 2) BC!な動物行動学を展開する竹内久美子さん
 3) 面白ろ地震学の島村英紀さん(北大理学部教授)
 4) 文化鳥類学の柴田敏隆さん

 今回、また一人増えた。今度はお医者さんである。脳科学をエンタテイン
 メントにしてくれた。

 第一章は、脳科学からみた男学と女学。ここが一番面白い。
 男の脳と女の脳は、脳科学的に違いがはっきりしているらしい。

 例えば、こんな対比がとっても分かりやすい。
  粋がり脳(男)と長生き脳(女)
  ロアンチストの脳(男)とリアリストの脳(女)
  宇宙の起源を考える脳(男)と明日の授業参観に何を着ていくかを考え
  る脳(女)と言い換えることもできるという。(グフフ・・なるほど)

 驚いたことに(やっぱりというべきか)、「脳の基本形は女性の脳」であ
 って、男の脳は、その「改変形」あるいは「つけ足し」みたいなもんだと
 いう。竹内久美子さんも、この世はすべて女が基本だというようなことを
 おっしゃってたが、脳みそまでそうだったとは・・・・。なるほど、かあ
 ちゃんに口げんかしても勝てないわけだわ。

 第二章以後、脳がよろこばせる笑う力、ボケと脳など、笑いと脳の健康に
 ついて楽しい話が展開する。後半はちょっとサイエンスモードだね。

 おのおの方、世の中の見方が変わりますぞ! この本。心して読まれよ。

 ====================================================================
 

   ★★★★☆+笑う脳力

 
   ・一日一回は笑うことを考えてる方
   ・女の脳に興味ある方
   ・男の頭について知りたい方

Posted by webook at 08:39

2003年12月08日

■キリエの誕生(和田文夫)

kirie.jpg
 和田さんが紡ぎ出した作品は・・・・すごかった! 

キリエの誕生

   =========================================
   |著者: 和田 文夫
   |ガイア・オペレーションズ|2003.11
   |ISBN:4902382008|1,200円|254P
    =========================================

 20歳の希里絵は、何人もの男に裏切られ、やることなすことうまくいか
 ない。もうダメだとあきらめた人生に訪れた数奇な運命。
 入水自殺を図った彼女のもとに現れたのは、・・・・

 物語は前半と後半がくっきり対称をなす不思議な構成になっている。僕は
 すっかりハマッてしまった。

 時空を越えたある存在の意思、ガイア思想、宇宙と自分の存在、自然への
 畏敬・・・さまざまなものがにじみでるストーリーは、この本の著者の人
 生の機微から紡ぎだされたものだ。素晴らしい作品だ。

 この本を読んでいて、あーここはこんな本や映画を彷彿とさせるなぁーな
 んて思いながら、自分の感性と近いものを感じ取ってうれしくなった。

 きっと和田さんは、ガイアシンフォニー(映画)を見たに違いない。
 きっと和田さんは、マーカス・チャウンの「僕らは星のかけら」が気に入
 っているはずだ。 → http://tinyurl.com/y5jm
 きっと和田さんは、マイク・クライトンの「イエスの遺伝子」を読んだに
 違いない。    → http://tinyurl.com/y5js
 きっと和田さんは、マトリックスも気に入っているはずだ。きっと、事務
 所で板倉雄一郎さんと会話したに違いない。田坂広志さんの本も好きなは
 ずだ・・・などなど、かってな想像が頭をよぎった。

 実を言うと、著者の和田さんとは、一度居酒屋でご一緒したことがある。
 その時の印象は、文学青年がそのままおじさんになった感じ。どことなく
 あこがれにも似たものを感じた。
 あの和田さんが紡ぎだした物語は、なんともハマる小説だった。

 本書は、和田さんが発行していたメルマガが本になったものだ。
 和田さん、ブラボー!   http://www.dc=island.com/kyrie/
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   ★★★★★+星のかけらの向こうから

 
   ・ガイアの未来について真剣に考えてる方
   ・地球や宇宙に興味ある方
   ・キリエについて知りたい方

Posted by webook at 07:54

2003年12月07日

■起業スーパーセミナー(川崎裕司)

kawasaki.gif
講座起業のひとつの事例・・

起業スーパーセミナー

   =========================================
   |川崎裕司
   |9500円 (送料無料、代引き手数料無料)
   |CD2枚組 / 130分 (音声収録)
    =========================================

 マイカンパニー、一人ビジネス、一人社長・・など個人事業を立ちあげる
 ことがちょっとしたブームになっている。
 週末起業後のステップアップだ。

 今日はちょっと趣向を変えて、本じゃなくってCD、聞く本をご紹介。
 オーディオブックである。
 何かビジネスを始めようなんて考え始めたあなたによく効くかも。

 何が入っているか・・・?
 大企業に後からあぶらげをさらわれる市場ではなく、ニッチな市場で勝負
 しよう!とか、無借金経営を肝に銘じておこう!など商売の基本から、売
 れるサイトつくり、ネットビジネス運営のこつなど商売のツボを教えてく
 れる。 東京とハワイに事務所を持ち、ふたつの会社を運営している著者
 が、「マイカンパニー」を作ろう!と語りかける。

 CDを聞いてまず驚くのは、川崎さんの声がとってもいいことだ。乙武く
 んの声を聞いたときの驚きにも似ている。都内某所のスタジオで収録した
 だけあって非常に聞きやすい。
 
 先日紹介した「一人ビジネスらくらく起業法」の中に講座起業というコン
 セプトがある。このCDは、まさにそんな考え方の延長線上にあるのかも
 しれない。自分の経験や考えが、「智の商品」になるという見本である。
 著者は、これを3本目のビジネスとしている。
 足元をしっかり掘ってみるのもいいもんだ。

 忘年会で2時間と1万円を使うか、CDで130分と1万円を使うか。
 ちょっと悩んでみるのもいい季節。
  
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   ★★★★+マイ☆カンパニー

 
   ・独立起業をなんとなく考えている方
   ・やりたい事業がある方
   ・人生をちょっと見直してみたい方

Posted by webook at 11:10

2003年12月06日

■しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか(西村+村山)

shigusa.jpgそのシグサには、ワケがある・・。

しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか

   =========================================
   |著者:西村ヤスロウ/村山涼一
   |ソフトバンクパブリッシング|2003年 12月
   |ISBN:4797324821|1,200円|157P
    =========================================

 会議の時腕組みをしたり、何か不快なことがあると「チッ」と舌打ちした
 り、椅子が並んでいると隅に座ったり、ケンカ腰の時はあごが上がったり
 ・・・さまざまなシチュエーションでいろんなしぐさがある。
 知らず知らずのうちにやっていることも多い。
 「チっ」なんて舌打ちは誰でも身に覚えがあるよね。

 本書は、そうしたしぐさを社会心理学的な視点から解読したものだ。と言
 っても学術書ではない。エンターテインメントを意識して書かれているか
 ら面白く読める。主張的自己呈示、防衛的自己呈示、ストップ法、ラポー
 ル形成、波長同調などといった社会心理学的な専門用語をまともに学ぼう
 なんて思ったら眠たくなる。しかし、この本みたいにエンターテインメン
 ト的に構成してあれば楽しい。

 たとえば、電車の長いすがぜんぶ空いていたら、ほとんどの人は隅っこの
 席に座る。中ほどに座っていた人も、端が空いたらそこへわざわざ移動す
 ることもあるよね。なぜ、スミに座りたくなるのだろう?
 これは社会心理学的にいえばパーソナルスペースを侵されたくない気持ち
 の現われということになる。たしかに。トイレでもそうだよね。

 また、不愉快なことがあったとき舌打ちしたり咳払いしたりするのはなぜ
 か?・・・これは、怒っている自分を必死で抑制している行為なんだとか。
 舌打ちした人見て「なんだあいつ、人間ができてないな・・」なんて思っ
 てはいけない。怒りを必死に抑えてるんだなーと思うべきなのだ。ふむ。
 専門的には、認知行動変容技法のひとつで思考停止ということらしい。
 こんな専門用語も気楽にスっとはいるところが、エンタテインメントの本
 たるゆえんだ。

 著者サイト → http://www5e.biglobe.ne.jp/~muraryo/

 さて、回りの(あるいは自分の)しぐさに注目してみようか・・。

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   ★★★★+しぐさ

 
   ・気になるしぐさがある方
   ・あのしぐさはNGかなって方
   ・しぐさの意味を知りたい方

Posted by webook at 19:44

2003年12月05日

■結婚。(ナガオカケンメイ)

kekkonn-3.jpgあの人は、いつまでもあの人なんです!

結婚。】 ふたりの絵本

   =========================================
   |著者:ナガオカケンメイ
   |新風舎|2003年 11月
   |ISBN:479749087X|590円|239P
    =========================================

 結婚。あこがれている方もいる。
 結婚。いいよー、サイコウ!なんて幸せ者もいる。
 結婚。あーなんてこった・・なんて後悔?されてるお方もいるかも。
 人間だもの・・・と言う相田みつをの声が天から聞えそうな・・。

 この本は、実は3度めの復活本である。99年デジタルハリウッドから創刊
 され、次に新潮Oh!文庫から、そして絶版になったあと新風舎から三度
 復刊となったもの。
 僕は、何回読んでも泣ける。

 本書は、著者ナガオカケンメイ氏が結婚二年目に奥さんに送ったとても私
 的な作品が本になったものだ。友人の石黒さんが感激の涙を流し、是非本
 にしたいと願ってできたものだ。

 燃えるような熱い思いをどこかに置き忘れてしまったなら、ぜひ、この本
 を読んでほしい。きっと、心を揺らしてくれるから・・。

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   ★★★★★+花を見ると・・

 
   ・結婚2年めの方
   ・夫婦の間がちょっと冷めたかなって方
   ・夫婦喧嘩した方

Posted by webook at 22:06

2003年12月04日

■その英語、ネイティブにはこう聞こえます(ディビッド・セイン)

sonoeigo1.jpgそんなふうに聞えてたのか・・・。

その英語、ネイティブにはこう聞こえます

   =========================================
   |著者:ディビッド・セイン/小池信孝
   |主婦の友社|2003年 06月
   |ISBN:4072362638|1,200円|
    =========================================

 日本にいる外人の人をゲストに招き、珍妙な日本語をしゃべらせて笑いも
 のにする品のないTV番組がたまにある。あえて笑いをとっているからい
 いかもしれないが、マジな場面だと恥ずかしいことも・・。

 それは、日本人が英語を話すときも同じことが言える。
 本書は、私たち勤勉な日本人が勉強してきた英語が、実はヘンな意味にと
 られることもあるよ・・・という落とし穴を、親切に解説する本。

 私たちが英語で何かを表現した時、それがネイティブには別の意味合いを
 もって聞えることは、十分ありうる。
「私は会社員です。」を英語にすると、きっとこんな風に言いたくなる。
   I am an office worker.
 ところが、これは、「私は、ただの会社員です」に聞えるという。
 なるほどー。ノーマルには
  I am an accountant.
I work for an insurance company.
などと具体的に言うのが普通だという。

 微妙なニュアンスの違いを意識するのも上達の一つ。例えば、
   May I ~?を丁寧で上品な尋ね方だと思うのは大間違い。
   Give me は、無料でちょうだいという物乞いの言葉。
   Goodは誉め言葉の「良い」ではなく、及第点の「まあまあ」の意。
 など、えぇーっと言うのがある。少し俺は英語の実力があるんだ・・と思
 っている方は、ちょっとここを覗いておくといいかもね。

 この本を読んで慎重になっちゃうよりは、可笑しくても思い切って話すほ 
 うがいいね。

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   ★★★☆+おかしな英語

 
   ・外国へ行ってみたいっていう方
   ・英語に興味ある方
   ・あやしげな英語をみてみたい方

Posted by webook at 23:54

2003年12月03日

■ニューヨークちょっぴり泣いた。たくさん笑った!(ニューヨーク生活向上委員会)

NYC.jpg
異邦の地で暮らすことは、人を大きくさせる!

ニューヨークちょっぴり泣いた。たくさん笑った!
        海外でたくましく生きる!楽しく暮らす!
   =========================================
   |著者:ニューヨーク生活向上委員会
   |すばる舎|2003年 10月
   |ISBN:4883992985|本体価格:1,400円
    =========================================

 本書は、NYCで逞しく暮らす3人の女性の奮闘物語である。
 今時、留学・・というのはそれほど珍しくはない。
 しかし、異国である。いろんな出来事や苦労がある。行って見ないとわか
 らないことも多い。
 本書は、3人の女性がNYCで苦労したり遭遇した様々なエピソードで、
 海外で逞しく生きる勇気をくれる本である。

 3人の女性は・・

 ★向井麻里さん。スイスの高校に通っていたが山奥にあきたらずNYCへ
  殴りこみ。しかしスタバの多さに迷ってしまい、人生も迷子になってい
  るんだとか。NYC在住6年で、NYC市立大ブルックリンカレッジを
  出たばかり。1978年生れ。

 ★笹シュウ子さん。高校のときとった8mm映画がテレビで放映されたの
  が唯一の自慢。現在NYC在住10年。1970年生れ。

 ★大橋百合子さん。NYC市立大に修士入学。今年12月卒業予定。韓国
  人に間違えられるNYC在住2年半。1977年生れ。

 みなさんまだ若い。

 向井さんの「訴訟天国、アメリカ」で、裁判の傍聴の様子を書いたところ
 が面白かった。意外に簡単に傍聴でき、かつ、多様性の国を思わせる制度
 と実態がじつに面白くかかれている。 
 
 生活、友達、出会い、出来事・・・その泣き笑いは、とっても親しみを感
 じる。これからアメリカに・・・っていう方、是非。

 ====================================================================
 

   ★★★★+NYC

 
   ・NYCへ行ってみたいっていう方
   ・海外留学に興味ある方
   ・異文化にさわってみたい方

Posted by webook at 18:26

2003年12月02日

■脳を鍛えれば今までの10倍うまくいく(ビル・ルーカス)

nouwokitaeru.jpg頭=脳+性格 ・・・鍛えてみよう。  

脳を鍛えれば今までの10倍うまくいく
仕事で役立つ正しい頭の使い方ガイド
   =========================================
   |著者:ビル・ルーカス/牧野元三
   |ダイヤモンド社|2003年 11月
   |ISBN:4478760861|1,600円| 315P
    =========================================

 筋肉は腹筋とかやって鍛えればある程度強くなれる。足も腕も。
 ところで脳はどうすりゃいいんだろう?
 脳を鍛えるなんてそもそも考えたことないなー。

 本書は、そんなギモンにいろんな角度から答えてくれる。
 大脳生理学、心理学、マネジメントなどの要素から脳(考え方、智慧の出
 し方)を鍛える方法を説いている。

 まずは、脳の働きの理解から。
 笑いや音楽や睡眠が脳を活性化させる大きな要素になっている、脳はつな
 がりを作ることを好む、脳は模倣が好きであるなど、言われてみればなる
 ほどという解説がある。

 さらに脳の働きを高めるテクニックが紹介される。
 通常、読み書きソロバン(Reading wRiting, aRithmetic) が大切だと思
 っているが、本書では、5つのRが大事だという。
   Resourcefullness 学習のテクニックに富むこと
   Remembering    記憶力
   Resilience     回復力
   Reflectiveness  内省の習慣
   Responsiveness  変化への対応
 これらのタイトルだけでは分かりにくいが、いくつか面白いヒントがある。
 中でも記憶力のところにある「マインドマップ」が注目である。

 そして本書の最も特筆すべき「スバラシイ」点は・・・
 各章の最初にある目次がマインドマップでかかれていることだ。
 つまり、この章にはこういうことが書いてあるよというのを、マインド・
 マップで示してあるのだ。 これは画期的な試みである。
   マインドマップってという方はこちら
   → http://www.nsgnet.co.jp/mm/contents/top.htm

 ほかにもフリーノーティング、フロッキグ、ムードメーターなど、興味深
 いテクニックが紹介されている。

 一つ頭でも鍛えてみますか・・。 
 ====================================================================
 

   ★★★★+マインド

 
   ・賢い頭になってみたいっていう方
   ・大脳に興味ある方
   ・マインドマップを作ってみたい方

Posted by webook at 17:02

2003年12月01日

■病院なんか嫌いだ(鎌田實)

byouin-kirai.jpg名医ではなく、良医がほしい。

病院なんか嫌いだ
    「良医」にめぐりあうための10箇条
   =========================================
   |著者:鎌田實(かまた・みのる)
   |集英社|2003年 10月
   |ISBN:4087202143|660円|222P
    =========================================

 長野県に諏訪中央病院というのがある。そこに一人の医師がいる・・・。
 鎌田實。本書の著者である。
 地域医療に係わり続けて30年。医療の原点を考え続けてきたお医者さん
 が心の言葉を語り始めた。本書が6冊目の本になるが、「がんばらない」
 はベストセラーとなり、西田敏之主演のTVドラマにもなった。

 このお医者さんの語る言葉は、人間味がある。患者の気持ち、家族の気持
 ちにとても近いところで考えている。
 「医療はやさしくなくちゃ、医療じゃないって思ってきた。」
 「人が納得し、満足し、幸せになる医療ってどんな医療かと考えてきた。」
 「病を治すために人生があるのではない。その人らしく生きるために人生
  はある。時には、人は病を治さず、あるいは治せなくとも、その人らし
  く、生き生きと生きることもできる。」
 そんなことを言うお医者さんだ。なんだか心がほっこり。

 財政的な視点でしか行われない病院経営、マニュアルだけのケアプラン、
 機械的な対応の医療現場・・・などなど私たちが憤りを感じる実態は、ま
 だまだあちこちにある。
 そんな中、鎌田さんほかの努力で諏訪中央病院が実現している医療現場に
 は人を人として扱ってくれる素敵な空間がある。

 良医とは、こんなお医者さん:
   1)話をよく聞いてくれるお医者さん
   2)わかりやすい言葉でやかりやすく説明してくれるお医者さん
   3)薬や検査よりも、生活指導を重視するお医者さん。
   4)必要なときは専門医を紹介してくれるお医者さん。
   5)患者の家族の気持ちまで考えてくれるお医者さん。
   6)患者の住む地域の医療や福祉をよく知っているお医者さん。
   7)医療の限界を知っているお医者さん。
   8)患者の痛みやつらさ、悲しみを共感してくれるお医者さん。
   9)他の医師の意見を聞きたいという患者の希望に快く応じてくれる。
   10)ショックを与えずに患者に真実を伝えられるお医者さん。

 でも全部当てはまるようなお医者さんはそうはいない。どれか2,3でも
 当てはまるお医者さんと出あったら時間をかけて信頼関係を築くのがよい
 と鎌田先生は言う。

 医療、地域との連携、介護、ターミナルケア、日本の医療制度、さまざま
 な医療問題に具体的なヒントを与える実践記録である。

 医療改革、病院改革を進めている方にぜひよんでほしい一冊だ。
 うーん、鎌田さんに会ってみたいなー。

 ====================================================================
 

   ★★★★★+良医

 
   ・医者になりたいっていう方
   ・医療、介護に関心ある方
   ・新しい医療を作ってみたい方

Posted by webook at 07:44

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