2007年08月06日

戦略の原点 ~ 清水勝彦 + ジェイカレッジNo29

   経営の九九とその使い方・・・ってことは・・・


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●今日の一冊:【戦略の原点】

   戦略思考を鍛える本場のMBAレッスン

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   |清水勝彦/著
   |日経BP社|2007年05月
   |ISBN:4822245861|1,600円|237P
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<本のひらめき>

難しい戦略論を学んで覚えても、それだけでは意味がない。むしろ、自転車や
野球のバッティングのように自然に使えるものになって初めて意味がある。

著者の清水さんは、それを算数の九九や、野球の素振りに喩える。
経営戦略のもっとも「基本」の部分を、分かりやすく解説した、MBAレッス
ンの本である。

かの地の戦略論の本は、非常に大部で450ページとか、みただけでゲゲっと
なるような厚さだという。それはもう、事典のようである。テキサス大学で教
鞭をとる著者は、網羅的なものではなく大切な幹にフォーカスしたいという。

本書では、3C分析、ファイブフォースといった分析、コスト戦略、価値戦略
といった勝ち方、多角化やM&Aといった企業戦略、リーダーシップや意思決
定など、戦略の基本をとても分かりやすく説いている。しかも、ちょっと肩の
力を抜いているところがなんともうれしい。(きっと講義の雰囲気そのものな
んだろうなー)

そして、何度も協調されるのだが、「分析とは過去のデータであって、分析が
未来予測そのものではない。あくまでも出発点である、戦略ではない」という。
分析はあくまで素材であり、それを料理する「技」と「創造性」こそが戦略な
のである。なるほど、そうだそうだ!である。

分析(サイエンス)と直観(アート)の間を行き来しながら、戦略を考える。
そのために、必要な九九を本書でずいっと身に付けておきたいね。

なんとも刺激の多い本である。


<僕の思いつき>

心に残るキラメキ言葉をメモっておこう。


事業で結果を出すとは、機会を生かすことである。問題を解決することではな
い。(ピーター・ドラッカー。創造する経営より)

分析か直観か
サイエンスかアートか
左脳か右脳か

どちらも大切なんだけど、この対比をみごとな表現に昇華しているのがくらた
まなぶ氏。本書での引用を再び・・

  市場調査は、過去のデータの分析、つまり、算数。
  マーケティングとは未来の人の気持ちを考えること、つまり、国語。

人間の成功には才能は関係ない。注意深さと少しの行動力があればいい。


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<オススメ度>

   ★★★★★+素振り

<読んで欲しい方>

   ・戦略的に考えたい方
   ・会社の企業戦略を練る立場の方
   ・分かりやすいってどういうことか感じたい方

<欲しくなっちゃった方は>

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Posted by webook at 15:47

2007年07月25日

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか ~ 田坂広志 + プロフェッショナル

   邂逅の一瞬・・・


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●今日の一冊:【なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか】

   人間の出会いが生み出す「最高のアート

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   |田坂広志/著
   |PHPエディターズ・グループ|2007年08月
   |ISBN:4569692311|1,400円|216P
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<本のひらめき>

先日、新宿紀伊国屋ホールで、田坂さん講演を聴く機会をいただいた。ジェイ
カレッジや100冊倶楽部の仲間もいっしょに、深い思索の時をともにできた
ことがなによりうれしいことだった。
そして、お隣の席には、なんとあの・・・・。

講演終了後、様々な思いが連なり涙が止まらず、しばらく席を立てずにいた。
田坂さんが語られた言霊に共鳴するような不思議な空間は、言葉にならないよ
うな素敵な気に満ちていた・・・・。

あの日語られたことが、本書に文字として凝縮されている。厳しくもあり、す
ばらしくもあるマネジメント道とは何か・・・・。本書を読みながら再びあの
瞬間を思い出させてもらえた。

部下が何人いるかに価値を見出すような権力志向や、ガス抜きといった表面的
なコントロールで人を扱おうとする操作主義・・・マネジメントの世界には、
時としてつい流されてしまう落とし穴がある。そういうもので組織をまとめて
いくこともできなくはない。・・しかし、寂しい。人として、リーダーとして。

経営やマネジャーがそのマネジメントの世界で背負う「重荷」は、「生活の糧」
だけでなく「成長」であるという自覚・・・そこに覚悟を感じるとき、はじめ
て部下をもつ資格が生まれる。(自分はどうだろうか・・・その問いの前にた
じろく自分がいる)

 自ら重荷を背負うマネジメントの道
 それは、部下や社員の「成長」に責任ともつという覚悟

 究極、心のマネジメント

 心の世界
 人の心がわかるとは、相手の心、集団の心、自分の心が見えること

 人間学は格闘。それは「正対」すること。

 他の人物の寂しい姿は、すべて、自分の中にもある。
 他の人物の素晴らしい姿もまた、自分の中にある。 

 人と人との「出会い」は、単なる偶然のように見えて、一つとして
 偶然は、ない。人と人との「出会い」には、かならず、深い意味がある。
 そのことを信じるか、否か。ただ、それだけ。

 「成長」という言葉は、自動詞なのです。

 リーダー。それは「組織を率いる人間」のことではない。
 それは「山を登り続ける人間」のことです。
 「人間成長という山の頂にむかって上り続ける人物」のことです。

 何かのご縁で、自分が上司を務めさせていただいている。
 何かのご縁で、このかたがたが部下の立場を務められている。

 ぎりぎりの場面で、上司が処すべきは、価値観の勝負。
 「部下をほめるのも、命懸けですよ」

 人生を賭して何を証すか。
 命懸けで、このマネジメント論を証してみたい。

 「人間としての成長」を求めて
 「人間としての邂逅」を求めて

 一瞬のアートを作る、命、掛け、で

ありがとうございました。


<僕の思いつき>

今度僕が引きつくことになった役割は、まさにこの本に書かれている仲間や自
分の成長のために与えられた素敵な劇場。

その前任者Tさんが、車のなかでさりげなくこういわれた。
 「数字も大事だけど、やはり人心だね。経営ってほとんど心理学だねぇ」
3日ほどいっしょにいて、一番印象的だったTさんの言葉だった。

素晴らしい先輩から引き継ぐことになった「マネジメント」の道。それは、厳
しくも楽しくもある素敵な道。

これから6年(と勝手に思っているんだけれど)、この本がいろんな意味で僕
のみちしるべになりそう・・・・

  「山を登りつづける人間」になること

   誰かを指導しようと思うわけでもない。
   組織を統率しようと思うわけでもない。

   ただ一人の人間として、「人間成長」という山の頂に向かって登り
   つづける。

そんな役割を僕らしく演じられたら・・・。
僕のこれからの数年は、また一段の階段を登れる素敵なステージのかもしれな
いなー。

様々なものが連なり、ご縁に恵まれ、今ここにいられる自分の幸せをかみしめ
ながら(遺憾、空港で涙がでてきた)、また僕も一人の人としてがんばって、
いこう・・・・


(沖縄へ向かう飛行機の中で、再びの涙とともに読みました。
 機内にいた、それはそれは素敵な空気を生み出していたプロフェッショナル
 の方に、この本をプレゼントしました。
 心にあふれてきた感謝の気持ちを添えて・・・)


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<オススメ度>

   ★★★★★+邂逅という奇跡

<読んで欲しい方>

   ・マネジャーになられた方
   ・マネジメント道を極めたい方
   ・部下をもった方

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Posted by webook at 15:35

2007年07月19日

求心力 ~ ジョン・C.マクスウェルほか + 家族の絆

   成功 ∝ 影響力、求心力


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●今日の一冊:【求心力】

   人を動かす10の鉄則 圧倒的に人を引きつける人になれ!

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   |ジョン・C.マクスウェル/ジム・ドーナン/著
   |三笠書房|2007年07月
   |ISBN:4837956769|1,400円|221P
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<本のひらめき>

ホンモノのリーダーに共通する大切なものは、卓越した知識や、人をロジカル
に説得できる弁舌や、ましてその地位といった一次的な能力やポジションでは
ない。

なんといっても、その「人間力」である。

彼(彼女)がかもしだす不思議な力・・・、「あの人についていきたい」と思
わせる力・・・それが求心力。

その力を身につけるための心得と方法が、豊富なエピソードや格言を引用しな
がら語られている。さながらセミナーを聞くような流れの中で、ナルホドーと
納得するものがいっぱいある。

例えば:

 大半の人は、誰かからか「励ましの言葉」が欲しいと切望している。そして
 人が最も影響を受ける相手とは、「自分を最大限に評価してくれる人」なの
 である。

 激励は、魂にとっての酸素である。

 期待をかけると、“期待以上の成果”返ってくる。なぜなら、
 人は、いつでも「相手の期待」に応えようとする、から。

とはいえ、人に期待したり、じっと待ったりすることは、なかなか忍耐がいる。

 人を信じるとは、種に水をやるように「秘められたもの」を育てること
 でもある。

そして、仲間に対しては、聴くという業がもっとも大切。ある学生との問答で
素敵なものがある。聴く、ということを定義してみよ・・という問いへの答え。

  聴く、とは、聞きたいと思うことです。  ← これ、秀逸!

心の声を聞く、相手の立場に立つ、信じて任せる、後ろ盾になる、・・・など、
カリスマ的リーダーの持つべき力を、とても心に響く言葉で語っている。

リーダーとその予備軍の方、必携の一冊。


<僕の思いつき>

ノードストームの経営哲学が紹介されている。いつか別の本でも読んだような
気もするが、改めて書き留めておこう。会社が現場に権限を委譲するときの、
経営哲学が凝縮されているから・・・・


  ノードストロームへようこそ

 あなたをわが社の一員として迎えることをうれしく思います。
 我が社の第一の目標は、お客様に優れたサービスを提供することです。
 人生の目標も仕事の目標も高く設定しましょう。
 皆さんには、それを達成できる能力があると信じています。

  ノードストローム・ルール

 ルール1: 「いかなる状況においても自分の判断が正しいと信じること」
 それ以外にルールはありません。

 質問があれば、いつでも、遠慮なく、部長なり、店長なり、事業部長なり
 に尋ねてください。

なんと潔く、現場に権限を委譲していることだろう。シビレル。

シビレルような会社に、僕たちも会社を高めていきたいねー。


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<オススメ度>

   ★★★★★+ついていきたい!

<読んで欲しい方>

   ・メンターになりたい方
   ・リーダーの風格を身につけたい方
   ・未来のリーダーを目指す方

<欲しくなっちゃった方は>

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Posted by webook at 15:28

2007年06月05日

「スパイク!」経営 ~ 野口吉昭 + 今日の臨機応援、2つ

   仕掛け+仕組み ・・・なるほどぉ


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●今日の一冊:【「スパイク!」経営】

   新市場創造のためのロードマップ戦略

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   |野口吉昭/編 HRインスティテュート/著
   |PHP研究所|2007年05月
   |ISBN:4569692222|1,500円|253P
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<本のひらめき>

戦略論、マネジメント論、ロジカルシンキング・・・など、欧米の狩猟系アン
グロサクソンの人たちが考え出したコンセプトを、東洋的な深みをもたせ、か
つ分り易い言葉で伝えてくれるのが、HRインスティチュートの本だ。

今回も、野口さんほかHRIの人たちが、ロードマップ戦略について、面白ろ
く語り起してくれている。

まず、スパイク!とは何か・・・

それは、市場の風向きをいち早く感じとり、新市場や新たな顧客を創造する企
業経営のあり方である。企業戦略である。

それには仕掛ける戦略(勝つ戦略)と仕組む戦略(負けない戦略)が必要だと
いう。前者がポーターの戦略論なら、後者は、自己進化のバーニー戦略論であ
る。そして、これらの融合の中で、点→線→面の展開をロードマップにしてす
すめる企業こそが、強いのだという。

市場にどんなスパイク(点)を打つか、そしてそれを線に、面に展開するか。
そういうロードマップ戦略を進めてきた企業の事例がいっぱい登場する。ホン
ダ、グーグル、花王、Soup Stock Tokyo、オイシックスなど
様々な事例から、なるほど、あそこはそういう戦略があったんだぁ!と納得で
きる。

たくさんの企業事例が、とてもビビッドで面白い。


<僕の思いつき>

スパイク経営の事例で登場するホンダの藤澤武夫の言葉がいかしてる。

 三歩先を読み、二歩先を語り、一歩先を照らす。

ホンダの事例がよく登場する。野口さんはホンダがとても好きだ。

 ホンダでは「ありたい姿」という言葉がよく使われる。「あるべき姿」では
 ないところが、ホンダらしい。

MixyとGREEというふたつのSNSは、同じような時に立ち上がったが
二年ほど後、Misyは660万人、GREEは40万人。その違いは、どう
やら最初のスパイクの打ち方に違いがあったようだ。

 Mixy=同じ趣味、興味を持った人とつながろう
 GREE=友達とのつながりをよりよいものにしていこう

最初の定義の仕方で大きく分かれたらしい。趣味人がターゲットか、広く一般
がターゲットが、その違いだ。ふむー。

ディープ&フォーカス、スパイク!、ノウハゥ・ドゥハウ・・・など、独自の
言葉を生み出してきたHRインスティチュート。言葉のスパイクも味がある。

僕らも、言葉にちょっとコンシャスになってみようか・・・。


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<オススメ度>

   ★★★★★+点の打ち所

<読んで欲しい方>

   ・企業を常に革新的に進化させたい方
   ・社員がスパークしながら企業をスパイクさせたい方
   ・壁を乗り越えたい会社の方

Posted by webook at 15:14

2007年05月08日

感じるマネジメント ~ リクルートHCソリューショングループ + サラリーマンNEO

書籍情報

感じるマネジメント
感じるマネジメント
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リクルートHCソリューショングループ
英治出版 (2007/04/20)
売り上げランキング: 7116

本のひらめき

頭でわかっても、心で感じれないものは、なかなか行動につながらない。仮に行動したとしても、どこまで一生懸命になるかは別物だ。

フロー体験。この前、天外さんの本にあった寝食を忘れて没頭するようなハイな状態になることだが、それは決して頭だけ(理解)でできるものではない。

心に響くもの、魂を揺さぶるもの・・・そういうものが、人を突き動かす。

で、ふと足元をみる。自分の会社のビジョンや理念は、どうだろうか?家に帰って子どもに誇れるすばらしいものだろうか。同級生に会ったら思わず物語たくなるような、そんな物語があるだろうか・・・・。

本書は、リクルートHC(ヒューマンキャピタル)が、デンソー(世界30カ国、10万人)に価値観を浸透させるというプロジェクトを通じ、価値観の共有や、理念の共有は、何を生みだし、どんな心得が大切かを問うすばらしい本である。

感じるマネジメント、という言葉のとおり、美しいパワーポイントや、ロジカルに整理された資料ではなく、人の言葉と行動が、人の心に伝わる地道で静かな行動である。

あー、こういうの・・・そうそう、こういうのが欲しかったんだよね!という経営者や、マネジメントの方はきっと多いはず。

物語に潜む感じるチカラを呼び起こすパワー、対話から発展する共有の瞬間など、実際のエピソードを交えながら進む。「感じるマネジメント」とは何か本書を読んで感じてみよう!


僕の思いつき

ほしかった光明がいくつかあった。せっかくだし、拾っておこう。

  ブランドとは、自分の理念を表現し続けることで、
  関係性の中に生まれる認識の束である。

  手段は目的を必要とする。

  「2時間」の予算を提供する。

  自立には余白が必要
  余白は、主体的な思考と実践のために必要な「間」でした。

  俳句という営みは、作者と鑑賞者の間の信頼関係によって
  藝術として成り立っています。
  作者は、鑑賞者を信頼し、余白を委ねる。鑑賞者は作者から
  与えられた余白を埋めるために頭と心を動かす。
  そして、鑑賞者の心の中に、ある情景がありありと浮かんでくる。
  その情景が、この藝術のアウトプットなのです。

  頭で「わかる」だけでなく、心で「感じる」ことができる。

  憧憬とは、こうあるべき(MUST)よりもこうありたい(Want)
  という気持ちを含意した言葉です。

  古今東西の優れた物語は、4つの要素からなる「型」を持っている。
  1)はじめにバランスのとれている状況がある。
  2)バランスを崩す事件が発生する
  3)主人公はバランスを回復する努力をするが、二律背反、矛盾などに
    悩む
  4)やがて、真実の発見に至る。見えていなかった何かに気づく。
                   ロバート・マッキー

  「スローガンを叫ぶ」のではなく「物語を語る」
  「説明する」のではなく「憧憬を生み出す」
  「浸透する」のではなく「共有する」
  「言い尽くす」のではなく「余白をつくる」

などなど、心に響く言葉は、いま、僕が最も欲していることを明らかにしてくれた。さあ、次はこれを実際に試してみる時がきたみたい・・・。



オススメ度

★★★★★+余白で感じる

読んで欲しい方

・チームをひとつにしたい方
・全社で共有したいものがある方
・会社を立て直したい方

Posted by webook at 13:23 | TrackBack

2007年05月03日

マネジメント革命 ~ 天外伺朗 + 田坂広志さんサイン会@談

ようやく、時代が天外伺朗に追いついてきた!?

書籍情報

マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ
天外 伺朗
講談社 (2006/10)
売り上げランキング: 54328


本のひらめき

本書は、かつてSONYの中で存在していた「燃える集団」の背後にあった“何か”を経営論的に洞察した衝撃的な本である。著者の天外さんは、本名を土井忠利さんという。元ソニーの上席常務。CDの共同発明者、ワークステーションNEWS、ロボットAIBOの開発責任者を務めた方である。

主にアメリカから導入された様々な経営手法は、大きな誤解のもとに構築されてきたという。たとえば成果主義やMBOなどだ。さて、その誤解とは・・

  組織や人間は、合理的な存在だ、本来合理的に動くはずだ。

ということである。このごろはとんと羽振りの悪い「成果主義」。報酬を業務の成果に直接リンクすれば、社員はよりよい報酬を求めて一層がんばるハズだ、という仮説に基づいている。その検証結果は、多くの企業でNGと出た。それは「虚妄の成果主義」や「内側からみた富士通」などに詳しい。

  競争状態の維持こそが、活性化の原動力だ

という考え方も、そうかもしれないと思いつつ心の奥底では、なんかヘン・・と感じていたはずだ。(それを著者は、ヨコシマな動機と喝破している)

これらは、すべて論理と理性、合理主義的な考えがベースになっている。しかし、結果は必ずしも合理的な論理どうりに人間は動かなかったということだ。

  健全な組織は、合理性では割り切れない目に見えないシステムが随所に
  機能しているものだ。

という。それを本書では「長老型マネジメント」と呼んでいる。徹底的に部下を信頼し、受容し、サポートする。上司は「空気のような存在」である。安心して逆らえる上司である。決定権限が現場にある。など長老型マネジメントはどこか古きよき日本の社会や、インディアンの社会を想起させるものだ。

そんな組織では何がおきるか・・・。フロー状態、燃える集団、面白くてたまらないというノッてる状態である。これは、合理主義に則ったシステムではうまれえないものだ。

本書から、新しい経営の地平を覗いてみよう。


僕の思いつき

僕にはとっても衝撃的な本だった。多くの企業が取り入れたマネジメント手法手法になんとも表現しがたい違和感を覚えていた。その、うすうす感じていた「なんかヘンだ!」は、そういうことだったのか!と深い納得を感じられた本だった。

BSC(バランス・スコアカード)のキャタリストを名乗っていた僕は、講演などをしながら、何かもの足りないものを感じていた。そして、それをやや曖昧かつ微妙な言葉で補っていた。この本で、それが何だったのか、はっきりと見えた気がする。(そのことをお話するのは、6月、福岡の大津留塾が最初になる)

 フロイト(理性至上主義)からユング(無意識を高い存在とした)への転換
 外発的報酬から内発的報酬へのシフト
 意識的から無意識的への注目
 新皮質的から旧皮質的へ

といったパラダイムシフトが、経営の世界にもようやく登場してきた。いままでの合理的なものごとに全てを委ねてきたマネジメント手法が大きくゆらいでいる様子とこれからの未来を拓いてくれる本である。

そういえば、僕も経験したフロー状態にも、長老型マネジメントの上司(N課長やI先輩)が存在していた。(思えば、あれは貴重な体験だった!)ジェイカレッジや、100冊倶楽部のプロジェクトも、ある意味、そういうフローな状態があったのかもしれない。

これまで多くの人や企業が信じてきた(いや、どこかに?を持ちつつ、自分をあわせてきた)やり方は、ここで大きな転換期を迎えている。

本書が、世界に向けて経営学の新しい波を発生させることを祈りたい。



オススメ度

★★★★★+管理型から長老型へ

読んで欲しい方

・管理されたくないという方
・組織をなんだかノリノリにしたい方
・フロー状態で仕事をしたい方

Posted by webook at 20:23 | TrackBack

2007年05月01日

社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった! ~ 日下公人 + 高萩さん@TV

こんな会社があったのか!

書籍情報

社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった!
日下 公人
ソニーマガジンズ (2002/02)
売り上げランキング: 37482


本のひらめき

以前、面白い会社があるよと、ちょこっと紹介したメガネチェーン、株式会社21の常識破れの経営を紹介した本である。

この会社は1986年、リストラ中年4人によって創業された。

社是は「21は社員の幸福を大切にします。社員はみなさまの信頼を大切にします」というもの。会社の社会的な使命より社員の幸福を優先しているのは、「社員が不幸であれば、お客様を幸せにできるはずがありません」という理由からだ。

社員が不毛なノルマにあくせくしたり、社員同士の競争で奪い合ったり、利益のために、お客様のことが二の次になったり・・・。そんなことはありません!という会社でも、よく考えてみると、美しい言葉の陰でどこかこんな不条理を感じているところはないだろうか・・・。

この会社は、

 いっさいの利益を社員で山分けし、顧客にも還元する。(利益を残さない)
 株主は社員で、社員による共同経営(仲間主義)
 人事破壊で合理化(間接部門がない、管理職もいない)
 社員間の競争排除(ノルマ・目標設定せず。成果主義もなし)

競争がないというのは、こういうことだ。支店や店舗間の売上競争があれば、忙しい店に、暇な店から応援部隊がいくなどということは、誰も考えない。競争だから仕方がない。でも、これは本来の姿とは程遠い。だから競争を排除しているのだという。うーむ。

僕もこれまで人事評価の会議に何度もでたが、なにかヘンだった。それは、運用とかの問題ではなく、そもそもの考え方からきていたのかも・・・。

なんだかこれまで常識だと思ってきた会社のしくみが、まったくひっくり返るような刺激がある。

人事部長さんは、だれかカウンセラーを頼んでから読まれたし!(笑)


僕の思いつき

この本で紹介されている会社は、広島にある。ヒロシマスタンダードで立派にやっていると著者の日下さん。これがやがてニッポンスタンダードに、グローバルスタンダードになるかもしれない。

アメリカのグローバルスタンダードには品性がない!と日下さん。確かに。富める人もそうでない人も、なんだか影がある。

そこへくると、この株式会社21などは、なんだか人間っぽくっていい。

広島へいったら、森岡まさ子おばあちゃんと、株式会社21を訪ねてみよう。



オススメ度

★★★★☆+破常識な経営

読んで欲しい方

・誰のための会社なのか考えたい方
・社員の幸せを考える経営者の方
・自社を珍しい会社にしたい方

Posted by webook at 20:31 | TrackBack

2007年01月20日

戦わない経営 ~ 浜口隆則 + メッセージブック

   ビジネスは不戦勝でいいんだ。


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●今日の一冊:【戦わない経営】

   White Flag management

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   |浜口隆則/著
   |ビジネスバンク|2006年12月24日
   |ISBN:----|---円|
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

真っ白な表紙。主張しないタイトル(ゆびでさわらないと分らない)。
佐藤伝ちゃんから渡された一冊の本は、赤いリボンがかかった不思議な本だっ
た。著者、浜口さんが創業した株式会社ビジネスバンク、その10周年を記念
した、メッセージブックである。手にとった瞬間から、シビレル!(ほんと)

 「何をやってる会社ですか?」

という問いがある。はい、車を作っています。はい、旅行サービスを売ってい
ます。はい、人材派遣をしています。・・・いろいろ仕事の内容や商品を説明
したくなる。でも著者の浜口さんはこう言いたいという。

 「幸せを作っている会社です」

浜口さんの会社だけではない。八百屋さんは野菜に幸せを乗ってける。お菓子
屋さんはお菓子に幸せを乗っけている。そういうことだ。
そして、お客さんがハッピーになれば、社員もハッピー、社員がハッピーなら
家族や友達もハッピー・・・こうしてハッピーは繋がっていく。

 だから会社は幸福を作っている

というのは正解なのだ。なるほど。

 幸福追求型の経営は、戦わない。

競争したり、出し抜いたり・・・そういうことを追及しないやり方だ。どうす
ればいいか。それは、ポジショニング。自分(事業)のいる場所を徹底的に考
えることだ。誰もいない白いキャンバスを見つけることだ。
白いキャンバスなら、自分が一番になれる。そこでは戦わなくてすむ。

どうすればいいのか? そんな問いに浜口さんはこう答えている。

 1.ポジショニングを限りなく小さくすること
 2.自分が一番だと宣言すること

うーん、なるほどぉ。

 優秀でもなく、強い会社でもなく、愛される会社。

そんな会社や事業を目指したい方、きっとあなたの魂に響くメッセージが見つ
かるよ。


<僕の思いつき>

 大きい会社ではなく
 強い会社でもなく
 優秀な会社でもなく
 愛される会社に、わたしたちはなりたい。

あー、なんて素敵な“思い”だろう。

係わる人はすべて、パートナー。組織ではなくチームで。お客様を超えたファ
ン。恩を受ける喜び、返す喜び・・・すてきなメッセージに満ちたこの本は、
浜口さんと素敵な仲間の心が紡ぎだした作品である。

僕たちもこんな作品(会社・仕事)をめざしていきたいねー。

浜口さんに会いにいこっ!。


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<オススメ度>

   ★★★★★+愛される会社

<読んで欲しい方>

   ・会社のあり方をもう一度見直したい方
   ・会社をNo1にしたい方
   ・世の中の役にたつことをしたい方

Posted by webook at 10:53

2007年01月11日

ねばちっこい経営 ~ 遠藤功 + 手紙(4)

   コツコツ継続。そこにはいつもJOYとPRIDEがいる。


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●今日の一冊:【ねばちっこい経営 】

   粘り強い「人と組織」をつくる技術

    --------------------------------------------
   |遠藤功/著
   |東洋経済新報社|2006年12月
   |ISBN:4492532242|1,600円|211P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

ねばちっこい、というのは茨城の方言。粘り強い、ねばっこいといった意味だ
という。ねばちっこい経営をしているタカノフーズ(おかめ納豆の生産)社長
の経営思想からタイトルがつけられている。

トヨタにしても、キャノンにしても、あるいはリッツ・カールトンホテルにし
ても、優良企業に共通していえるのは、当たり前のことを継続して、粘着して
やり通す経営の意志とそして現場のコツコツとした努力である。

本書は、企業や個人の成功に必要な要素のうちで、この粘着度に注目し、さま
ざまな分析と考察を紹介している。

企業が取り入れる新たな取り組みや制度は、当初はなんだか華々しく扱われる
が1,2年するとなんとなく飽きられて、また次の流行りものに移る・・なん
てことはよくある。ここに「粘着度」の差が現れる。

しかし、単に「粘れ」「続けろ!」と号令をかけただけでは、粘度が上がるわ
けではない。「何のために粘るのか」「何を求めて継続するのか」を社員1人
ひとりが理解し腑に落ちていないとだめだという。

こうした努力がどのようになされているのか、トヨタやデンソー、キャノン、
シャープ、コンチネンタル航空などさまざなが企業の事例をひもときながら独
自の視点と表現で展開している。

戦略も重要な要素だが、実際に現場で実行するときには、こつこつしつこくや
りとげる粘度を維持する経営の決意が重要だと、感じた。

長い時間軸もいる。面白さもいる。経営の決意もいる。リスペクト(尊敬)も
いる。誇りもいる。・・・・さまざまな要素を使いながら、粘度を保つ工夫を
本書から得てみたい。


<僕の思いつき>

トヨタ・ウェイには世界が注目するすばらしい現場の粘着力維持装置がある。
その中で、本著が注目するすばらしいトヨタの見識が印象的だった。

  トヨタの持つ本質的な価値とは、いつも、相反することでも
  同時に高次元で調和させ、克服することである。

つまり、二律背反のものごとを、どっちに重きを置くかというバランス論では
なく、高次元で止揚する立場をとっているのだ。たとえば、コストも下げなが
ら品質もよくする・・・こういうことだ。

矛盾。そんな状況があったら、やった!と思おう。なぜなら、そこには、高次
元で止揚できることはないか・・と考えられる最もすばらしいチャンスがある
から・・・。

このごろ、矛盾という言葉が好きになった。これもMoso系の特徴であろう
か・・・。笑


----------------------------------------------------------------------
<オススメ度>

   ★★★★★+納豆菌

<読んで欲しい方>

   ・当たり前のことを継続したい方
   ・やりとげるまでネバリたい方
   ・ねばちっこい仕事をしたい方

Posted by webook at 10:37

2006年06月20日

人を大切にする経営 ~ 池上孝一/岡村直昭 + Moso製作所ブログ

大切にするって、どういうこと?

書籍情報

人を大切にする経営
人を大切にする経営
posted with amazlet on 06.07.02
池上 孝一 岡村 直昭
ファーストプレス (2006/06/17)


本のひらめき

面白そうな会社、元気な会社は、個人がとても活性化している企業である。個が活性化している会社とは、「個人が持てる力を最大限発揮している」と同時に「会社もその個人の力を発揮できるようにうまくサポートしている」会社である、という。ふむふむ、確かに。

本書には、そうした優良企業としてトヨタ、日本IBM、ワタミ、メリーチョコレイト、リクルート、松井証券などが事例として登場する。
こうした企業からは人材が輩出されている。(人材排出企業とはエライ違い)

本書では個人の資質をピラミッド形式にうまく整理している。

ピラミッドの頂点から、ケイパビリティ、マインド、パーソナリティの順である。さらにそれらを細分してある。なかなかスッキリしている。

 ケイパビリティ = 知識、スキル、コンピテンシー(行動様式)
  |\
 マインド    = 意欲、意思
  |  \
 パーソナリティ 
  |    \
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
またモチベーション(意欲)のドライバーで、ハーツバーグの「動機付け、衛生理論」がまた登場した。(最近よく出くわすね)
簡単にいうと、それがあれば元気がわく動機付け要因と、それがないとガックリする衛生要因があるということだ。前者の動機付け要因は、「貢献、成長、承認」といった要素、後者の衛生要因は「調和、安心、金銭」といったものがある。

個が活性化するのに、正しく公平に評価し、給与賞与に差をつければそれでよし!というのは、間違いだということだ。

きのうの「シンプルなしかけ」で具体的なやり方のヒントをもらい、本書で体系的な理解をするとよいかも・・・。


僕の思いつき

ものごとを構造的に図解して整理するのは、面白い。ふだん何気なくやっている仕事や業務を、構造的図解に落としてみるのもいいかもね。

日本電産の永守社長は、「夢を形にする経営」を標榜し、大法螺もときにはふいているという。たとえば2030年には、世界で100万人を雇用をし、雇用世界一になる・・といったものだ。楽しいMosoだね、Moso。

ほかにもいろんな人のいろんなMosoがあると思うけど、知ってる人教えてね。



オススメ度

★★★★+個の活性化

読んで欲しい方

・組織を元気にしたいと考えてる方
・成果主義の誤謬に興味ある方
・面白く仕事をしたい方

Posted by webook at 10:36 | TrackBack

2006年06月19日

やる気を引き出すシンプルなしかけ ~ 白潟敏朗 + 笑点

面白いか、面白くないか。それが問題だ。

書籍情報

やる気を引き出す シンプルなしかけ
白潟 敏朗
日本実業出版社 (2006/06/15)

本のひらめき

会社にはいろんな制度や仕組みがある。あ、またボーナス考課の時か、あれ、この前人事考課を書いたばかりじゃなかったっけ・・・みたいな会話がどこかで交わされていないだろうか。

考課表を書いて出すほうも、それに点数をつけるほうも、なにやら不合理な印象をもちながら、会社の決まりだし・・・と毎度のお勤めを果たす。「業績評価制度」といったアチラモノが輸入され、人事コンサルタントの教えに従って立派な制度や体制はできたけれど、いったいどれだけ効果が上がったのだろうか? こんな疑問は、おそらく人事総務の部署にいる人にとってはタブーであ
ろう。

タブーに挑戦してみたい方や、悩んでいる方に、ピッタシおすすめの本が、今日の本だ。シンプルなしかけ。これが、実に「かんたん」実行、「ばつぐん」効果、「らくらく」継続できるしかけなのだ。

本書は「上司のすごいしかけ」に続く、やるき蔓延!すごいしかけの第二弾。
(出版社が違うのがまたよろしい。前回は中経、今回は日本実業)

成果主義か年功主義かといった二項対立の問題ではない。それはそれで、ある程度の基本的な制度があって、それを支えるホントウのしかけが本書のすすめる楽しいしかけである。例えば

 私の自慢・わたしの思いコーナー
 みんなでそうじ
 ぺらイチ社内報
 ナンバーワン社員評価シート

などなど。私の自慢、わたしの思いコーナーは、すごい!ランチ会議みたいなノリだ。定例の会議で、一人3分くらいの自慢や思いを話す時間をセットするものだ。意外な事実がわかったり、驚きと共感が生まれたり・・・。

ナンバーワン社員評価シートは、目に見えない会社への貢献を見えるようにするしかけだ。「あの人がいると明るくなる」とか「彼の宴会しきりは最高!」とかいった勝手な項目でみんなが推薦しあっちゃうものだ。

また人事評価シートもこんな改善が面白い。○○力、○○性といった人によって捕らえ方が違う表現を改める。「企画力」→「企画書の作成枚数」、「積極性」→「人がやりたくない仕事の実施件数」などといった言い換えである。

硬いものはやわらかく、抽象的なものは具体的に、面白くないものは面白く、しなくっちゃ結局、食えない餅になってしまう。

人事部の方、必読の本です。


僕の思いつき

過日のジェイカレッジにご登壇いただいた阪本啓一さんが、「正しいか正しくないか」とか「すべきかすべきじゃないか」ではなく「楽しいか楽しくないか」で物事を判断したらいいじゃん・・・とおっしゃった。

心に残るフレーズだった。

そう、人はお金(ボーナスの±とか、昇給昇格)で動く時代は、どうやら昔の時代だ。給料がまともにもらえない、作業環境が劣悪なときには、そういうインセンティブは効果抜群だが、豊かになった今、むしろ「やりがいのある仕事」や「達成の喜び」「承認/賞賛の喜び」「自己成長のうれしさ」「仕事を任されるわくわく感」といったほうが大きい。(ハーズバーグの衛生理論にもあるという: http://www.careerscape.co.jp/point-herzberg.htm )

だとすれば、今の人事制度は旧式の名残を色濃く残した脱皮前の状態かもしれない。仕事を面白く、楽しくやる工夫。これこそが取組むべきことなのではないだろうか。

さて、どうするか・・・ちとMosoしてみますかね。



オススメ度

★★★★☆+楽しさの演出

読んで欲しい方

・人事部を変えたいと考えてる方
・やる気の源泉に興味ある方
・職場を元気にしたい方

Posted by webook at 10:39 | TrackBack

2006年03月18日

プレイング・マネジャー ~ 本間正人 + なぞなぞの答え

現場と管理職を兼任する人のためのコーチング術

書籍情報

本のひらめき

日本企業の課長クラスの方は、プレイヤーとマネジャーの2役を担っていることが多い。いわゆるプレイング・マネジャーである。2005年10月、ヤクルトの古田敦也さんが選手&監督になった。古田選手の役はまさにプレイング・マネジャーだ。著者の本間さんは、このニュースを契機に本書の構想を抱いたという。

冒頭に、「ある営業マン、山口智夫の奮戦記」というビジネスストーリーが登場する。バリバリの営業マンがある日、君ならできると・・プレイング・マネジャー(課長職)を言い渡される。しかし・・・という物語が対話形式で展開される。

いったんは挫折する山口が、上司のコーチングを契機に復活し、さらにチームのマネジメントにコーチングを活かしていくというストーリーだ。短い中に、コーチングのエッセンスが盛り込まれ、さわやかな気持ちになる。

つかってみたいセリフなんかがいくつかあった。

 僕の期待、3つあるんだけど、 鋭い君のことだから想像がつくんじゃないかな。

 失敗という言葉ではなく、思うようにいかなかったこと・・という

なんて、いつか使ってみよう・・・笑

コーチングの肝、チーム・マネジメントへの応用、組織としてプレイング・ママネジャーを支援すべきこと・・・など、小気味よく展開する内容は、心にすっと収まるヒントがいっぱいだ。

プレイングマネジャーに共通する悩みは、「時間がない」。確かに、ふたつの重要なことを一人でやってるんだから、当然である。しかし、資源は24時間しかないのだから、そこに工夫が登場する。たとえば、「一日のスケジュールをストーリー化する」「4分メニューを作る」などなど、いいねこれ!というヒントがうれしい。

中間マネジメントにいるあなたにピッタリの本。私のことだ・・・という方はぜひ!


僕の思いつき

本間さんは、かれこれ5年くらいのお付き合い。微妙なタイミングと軌道で接近する僕にとってはあこがれの星のような方である。このところ何冊かの本を読み、僕はすっかり弟子入りモードに・・・。

学び(Learnology )、引き出し(コーチング)、成長するためのすごい影響力をもたれた方だ。

本間さんに「言葉の魔術師」。そんな言葉も送りたい。

 カウンセリングが「過去に向かってWHY」を突き詰めていくのに対し
 コーチングは、「未来に向かってHOW」を探る。

 速水君の目標設定、大参謀への道(一日の目標にタイトルをの例)

 部長との交渉、うっちゃりで粘り勝ち(一日の目標にタイトルをの例)

などなど、まいりました・・・という表現は、すごいなーと思う。

あー、本間さんには絶対、ジェイカレッジに来ていただかなくっちゃ。



オススメ度

★★★★★+魔法使いのおじさん

読んで欲しい方

・かっこいい中間管理職になりたいと考えてる方
・プレイングマネジャーをやってる方
・職場の仲間を元気にしたい方

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2006年02月28日

上司の すごいしかけ ~ 白潟敏朗 + 形(菊池寛)

かんたん、ばつぐん、らくらく

書籍情報

上司の すごいしかけ
上司の すごいしかけ
posted with amazlet on 06.03.04
白潟 敏朗
中経出版 (2006/03/01)


本のひらめき

本書を読んでまず感じること、それは「あ、これならやってみようかな~」という試してみたい気分である。気楽で楽しいノリがある。

なんだか皆が乗ってくれ、それでいて案外効果がある。さらに続けられそうでもある。こんなモチベーションアップの方法があったのか!と驚く。(何々それ・・・と聞きたくなる。でしょ?。)

実は、案外簡単な話なのだ。例えば、

 やりたいことアンケート ~ やりたいことを正直に書いてもらう。
 みんなの前でパチパチ表彰 ~ 頑張った社員を朝礼などで「パチパチ表彰」
 お笑い円卓会議 ~ 男女混合、はじはじマン、まんざいしなどを配置
 あなたはどう思うの?~ この一言だけでコーチングができる
 ありがとう袋 ~渡す人も渡されるほうも両方うれしい

などなど。社員を認めてほめる、成長させる、やりたいことができる、尊敬される上司がいる、社内が活性化する・・・、こういう職場の雰囲気を作るための具体的で、かつ、簡単な方法20が紹介されている。これらは、すべて多くの会社で実践されたものであり、説得力がある。

いずれもシンプルなしかけで、実行が難しくない。そして、ばつぐん効果!、らくらく継続!というのがミソである。

これらの底流に流れる思いは、「楽しくないといけない」というところ。

社員を燃えさせモチベーションをあげるのは、目標をかかげて尻をたたくことでは決してない。面白く、わくわくするところに「やる気」はあっても「苦労」はないからだ。
 
MBOとかBSCとか考えるときに、この本のような「ノリ」が実はとても重要になる。


僕の思いつき

僕も、最近ノリノリになれる雰囲気づくりをどうやったら出せるか・・に苦心(じゃなくて“楽心”)している。
本書にあるようなシンプルしかけは、ぜひ試してみよう。

まじめに目標をセット(という裏には、ちょっとな~という心の叫びを飲み込んだり、無理やり納得したりすることもある)しても、そこから真のモチベーションを生み出すのは、なかなか難しい。ワクワクできるかどうか・・それが一番のポイントになるのではないだろうか。だから「やりたい人募集中!」とか「両思い異動」などの仕組みは面白いダイナミズムを生み出すのだろう。

もう一つ、アイデアや企画をつくるときは、「気楽でまじめな会議」もまだ硬い。そこは、思いっきりハメを外してMoso(妄想)する環境がいるのではないかと思う。
Mosoの仮説(ハメハズ会議でイノベーションが生まれる)は、MosoがGENJITSUした時にはじめて意味を持つが、面白い!というのは、やはり、Moso的な発想から生まれ、自然に転がるような動きになると思う。

Moso会議を、21番目のシンプルしかけとしてお勧めしておこう。
(やり方など、出前いたします。)



オススメ度

★★★★★+シンプル!

読んで欲しい方

・社内のモチベーションを上げたい方
・やる気のモトに興味ある方
・仲間といっしょにワクワクしたい方

Posted by webook at 17:07 | TrackBack

2006年01月19日

経営者の教科書 ~ 江口克彦 + 交流会の奇跡

普遍なものとは・・・

書籍情報


本のひらめき

松下幸之助翁の思想を生き生きとした語りで伝えられるのは、この方が最高である。著者は、幸之助氏の晩年の22年間、いっしょに仕事をしてきた方である。

 「松下幸之助の柔らかな口調を思い出しつつ、自身の経営体験もあざない
  ながら、100項目を挙げてみた。」

というのが本書である。

松下翁は、経営には「普遍性、国民性、時代性」が大事といっていたという。その中でも普遍性に焦点をあてたのが本書だ。時流にのって隆盛を極めるのも一つの手ではあるが、普遍なるものをもちつつ、世の中に貢献できることこそ大切なのかもしれない。

 経営者に部下を拝む心があれば、会社は必ず発展する。

 夢のないところに誇りは決して生まれない。

 夢を夢で終わらせるのか、夢を実現の成功へと導いていくのか、
 その差は、唯一つ、熱意を持っているかどうかである。

 部下を育てるポントは4つある。一つ目は、部下にものを尋ねること、
 二つ目に、方針を明確に示すとうこと、3つめに、権限を委譲すると
 いうこと、そして4つ目が、感動させるということである。

これらが、僕の心にズンと響いた素敵な話だ。


僕の思いつき

夢のないところに誇りは生まれない・・・というのが、とても深く突き刺さった。夢>楽しみ>わくわく>・・・・そんな中から>誇りが生まれる・・・・そうだそうだ! とわが身の置かれた状況に照らし、大いに共感した。

右手に夢を、左手に誇りを。

そういう環境に持っていこう。



オススメ度

★★★★+気づき

読んで欲しい方

・経営の達人になりたいと考えてる方
・人が動きたくなるような面白さを作りたい方
・普遍なるものにこだわりのある方

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2006年01月13日

公共事業を、内側から変えてみた ~ 桑原耕司 + 阪本啓一さん

志のあるところに道はある!


書籍情報

公共事業を、内側から変えてみた
桑原 耕司
日経BP社 (2004/12/09)
売り上げランキング: 64,107


本のひらめき

岐阜県に「希望社」という企業がある。www.kibousha.co.jp/  
岐阜県人会の僕としては、ちょっと自慢である。(^.^)

本書は、この会社が公共事業の閉鎖性、談合体質に挑んだドキュメントである。

このごろ世間を騒がせている建築業界は、いろんなところにひずみがある。そして、世の中にはそんなひずみを正そうという志高い人もいる。
本書の著者桑原さんもその一人。

建築主の代理者(コンサルタント)として建築主の側に立ち、建築の企画や設計、工事発注や設計改善(VE)、工事監理を実施する業務が、この会社の仕事だ。
JCM(日本型コンストラクション・マネジメント)と言っている。
「本当に建築主のために貢献する新しい建築サービスの確立が必要だ!」という思いが創業の根幹だったという。

田坂さんが、販売代理の時代から購買代理の時代に変わってきてたと、いまのネット社会の特徴を浮き彫りにしてくれた。希望社の理念はその購買代理に近いものがある。

本書では、佐賀市の若き市長、木下さんが直接電話を希望社にかけてきたことに始まる。高木瀬小学校の改築工事を依頼者の立ち場にたってプロジェクトマネジメントしてほしい・・という市長の要請をうけ、桑原さんたちが奮戦した様子が描かれている。

談合体質、ゼネコントと下請けとの関係、などさまざまな抵抗をうけながらも、誰のために・・とう旗印のもと、とにかく前にすすんだ公共事業正常化物語である。結局、予定価格7億1500万円から1億円以上削減するという成果があった。

自治体だけでなく、いろんな組織で参考になる物語である。


僕の思いつき

本書の圧巻は、「折衝」という本音でぶつかる場面である。応札業者と市&希望社の折衝こそが、人間と人間のぶつかりあいである。真実はそこからしか生まれない。

その場面の心理描写や、出来事が、とても面白い。

応札すればいいというものではなく、それを運営する人間のスキルと心構え・・・そういうものが、ホンモノを生み出すような気がする。

やれxxxシステムだ、やれISxだ、やれBSxだと・・・システムや資格や制度を入れても、そこに魂を吹き込むのは、最後は人間。
INVISIBLE(見えない)真実の姿は、制度や仕組みやハードと人間の間にあるらしい。

そういうのを図解しておくと面白いね。


オススメ度

★★★★+折衝!

読んで欲しい方

・の達人になりたいと考えてる方
・に興味ある方
・こだわりのある方

Posted by webook at 19:54 | TrackBack

2005年11月14日

1分間セルフ・リーダーシップ ~ ケン・ブランチャード/スーザン・ファウラー

天は、自ら導くものを助く・・・

書籍情報

1分間セルフ・リーダーシップ
K・ブランチャード S・ファウラー L・ホーキンス 依田 卓巳
ダイヤモンド社 (2005/09/15)
売り上げランキング: 74,972


本のひらめき

1分間シリーズ3部作の完結編である。1分間リーダーシップ、1分間マネジャーのチームワークに続く第三弾である。

本書は、広告代理店に勤務するスティーブが、マジシャンのケーラに導かれ、自ら気づき、成長していく過程を物語として展開している。

まず、思い込みの枠から脱却することを勧める。

 思い込みの枠とは、過去の経験にもとづいて、現在と将来の経験を制限する 考え方である。

という。思い込みの枠は、誰にでもある。それを「ゾウの思考」というお話が紹介されている。ノミとガラスの蓋の話と通じていて、面白い。

 「サーカスでゾウを訓練するときには、まず、赤ん坊のゾウの足を鎖で杭
  につなぐの。ゾウは当然、逃げたがるわ。ぐいぐい引っ張るけど、鎖は
  強いし、杭を深くささっているから逃げられない。そして、成長しても
  逃げられないと決めてかかる。
  やがて、ゾウは6トンにもなるから、ちょっと引っ張れば杭なんてぬけ
  るのに、やってみようとしない。サーカスの訓練をする人が言うには6
  トンのゾウの脚のまわりに細い紐を巻いても抜けだそうとしなくなるら
  しいわ。」

マジシャンのケーラ(女性)が説明したお話である。

思い込みの枠をぬけだすのが、第一のコツ。
第二は、自分の力のポイントを活かすこと。
第三は、成功に向けて協力しあうこと。だという。


僕の思いつき

この魔法が使えるようになった人が次にやるべきこと。

  それは、人に伝えることだ。

いいこと、できたこと、やったこと・・・すべて人に伝えることで、またその意味が深まる。

今日は、何を伝えようか・・・



オススメ度

★★★★☆+マジック

読んで欲しい方

・セルフコーチングの達人になりたいと考えてる方
・自己改革に興味ある方
・面白いネタがほしい方

Posted by webook at 11:21 | TrackBack

2005年09月27日

MBA流キャバクラ経営術 ~ サイモン・B・カワシマ

キャバクラっ?

書籍情報

MBA流キャバクラ経営術
サイモン・バーソロミュー・カワシマ 中原 樹
ライブドアパブリッシング (2005/08/31)
売り上げランキング: 296

本のひらめき

キャバクラって知ってる?
実は、最近はまっている・・・。(ウソウソ:笑)

本書は、キャバクラの経営をMBA的にスマートに経営している著者が、そのノウハウを公開したものだ。

商売は、キャバクラであれ小売業であれディズニーランドであれ、根っこのところは同じである。キャバクラという多くの方にはなじみの薄いかもしれないが、ちょいと薄暗い場面を覗きながら、商売や経営の要諦がわかるというユニークさが本書の面白さ。

キャバクラというのは、キャバレー並の料金で、クラブ並のサービスと高級感をという趣旨で、両者の中間に位置する業態だという。(ほぉ)
お客さんに「いい気分」になっていただくサービスだ。

お客様の気持ちをどう敏感に察知してキャスト(女の子)の配置をどうアレンジするのがいいかとか、キャスト同士の派閥争いなどをいかにマネジメントするかとか、原価をきっちり数値管理するとか、RFPを分析して顧客グレードをあげるとか・・・キャバレー経営が実にリアルに見えてくる。
(RFP=Recency,Frequency,Price)

キャバレーの旅をしながら、自分のいる業界のビジネスに思考がとんでいくのが楽しい。

キャバクラの原価率、ブランド価値の捕らえ方など興味深いデータが目をひく。

キャバクラやりたいかた必読。あ、いや、ビジネスを面白くしたい方お薦め。


僕の思いつき

キャバクラは、人が命。キャバクラの価値を左右するキャストたちが仲良くやっていくための工夫が面白い。

ステータス・オークションというマトリクスがある。

    あのコは自分より優れてる
       |
   嫉妬  |  尊敬
       |       あのコは
同じ-----+------ 自分と違う
       |
   軽蔑  |  無関心
       |
       劣

多くの人は、自分と同じ土俵で自分より優れていると思うと「嫉妬」という感情が抑えられない。そのとき、「私、ちょっとドジなんです」という部分をあえて隠さすみなの前でみせると、自分と違う人という位置づけになって人間関係がうまくいく・・というものだ。(嫉妬→尊敬へシフト)


人の心理に関するものをマトリクス分析するのは、非常に面白いと思う。


オススメ度

★★★★☆+キャストに投資

読んで欲しい方

・キャバクラ経営したいと考えてる方
・人のマネジメントに興味ある方
・キャバクラ常連さんの方

Posted by webook at 11:51 | TrackBack

2005年09月15日

ザ・ビジョン ~ ケン・ブランチャード/ジェシー・ストーナー


書籍情報

ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか
ケン・ブランチャード ジェシー・ストーナー 田辺 希久子
ダイヤモンド社 (2004/01/08)
売り上げランキング: 327

本のひらめき

仲間の気持ち(魂)を揺さぶる明確なビジョンがあれば、全速前進!、すべてがあらゆる困難を乗り越えて回りだす。

説得力のあるビジョンを生み出すための3つの要素がまとめてある。

 有意義な目的
 明確な価値観
 未来のイメージ

有意義な目的とは、ミッションとか呼ばれるものだ。疑問形にするなら「ナゼ」である。なぜ我が社(輪つぃは)は存在するのか・・?という質問になる。

明確な価値観とは、バリューなどと表現されるもの。疑問形にするなら「いかに」を説明するものだ。どう行動していくかを示す規範、指針などにあたる。

未来のイメージは、リアルに描けるものがいい。アポロ11号の話や、ダイエットなどの話が登場する。オリンピック選手で言えば、せいいっぱいがんばる姿ではなく、表彰台でメダルをかけてもらう姿そのものである。

本書では、これらのことを「物語」の形で実に活き活きと伝えてくれる。

夫と離婚した女性エリーは、ある保険会社の経理部に就職する。そこで出会ったジム(社長)との会話がストーリーの軸になり、ビジョンを持つことがどれほど素晴らしいことなのか、どうやったら魂をふるわせるものができるのか・・が、物語の中で展開される。
会社のビジョン、学校のビジョン、人生のビジョンが、タペストリーのように折りこまれ、小気味よく展開する。僕はもう、すっかり物語の虜になってしまった。

冒頭に、葬儀で読まれる追悼の言葉が登場する。自らしたためておく自分のため
の追悼の辞である。これも素晴らしい。

たくさんの気付きと勇気と感動がもらえる。今、まさに僕が直面していることがかかれていた。ビジョンをつくるプロセスが内容そのものと同じくらい大事だ!というメッセージが、僕には特に響いた。不思議なシンクロニシティに感謝!である。

めっちゃくちゃ、オススメ!


僕の思いつき

本書は、つい先日、尊敬する先輩Sさんに教えていただいたもの。
「あのさ、これいいよ」といって差し出された本は、まさに今、会社の中で蠢きはじめた秘密プロジェクト(ってほどでもないのだけど)にピッタシ。

S先輩がひいていた赤い線をみて、僕も思わず線を引いてしまった。
(ゆるして、センパイ)

人に借りて、すんごく感動したら、自分も線を引いて返す・・・のもいいかも。
(たぶん、Sセンパイは、好感をもって許してくれるはず)
(お詫びということで、何かいい本をお礼に加えて返すことにしよう)

すんごくいいと思った本は、人に貸す・・・そこからまたドラマが生まれる。
そんな循環も楽しい。

・・・というわけで、僕の部署で開業している社内私設本屋さん(ブックオン)では、開店一周年を記念して、オススメ本を紹介しあうランチフォーラムを開催することとなった。期日は9/27日。(別途、レポートしましょう)

本を介して、人が交わる・・・・智恵の交流は楽しい。

この本は、さっそく社長にもプレゼントすることにした。
(Sさんに借りたあと、5冊ほど購入した)笑



オススメ度

★★★★★+成功から意味へ!

読んで欲しい方

・ビジョンを描こうとしている方
・存在意義を模索している方
・未来イメージが浮かんでくるという方

Posted by webook at 18:25 | TrackBack

2005年08月22日

思考停止企業 ~ JECS +PHPカラット

思考停止の特効薬=本音、本気

書籍情報

思考停止企業
思考停止企業
posted with amazlet at 05.08.21
ジャストシステム・エンタープライズソリューション協議会/JECS
ダイヤモンド社 (2005/04/14)
売り上げランキング: 4,286

本のひらめき

本書はナレッジマネジメントの本である。思考停止の会社が生まれ変わる様子を物語り形式で表現している。

タイトルは非常にキャッチーなものになっている。
思考停止!?、うちでもあるある・・・みたいな感覚を覚えるビジネスパーソンは多いのではないだろうか。

思考停止とは、組織と社員のふたつの面がある。

組織が縦割りで分断され、部門エゴというか部分最適というか全体として機能できなくなった状態がひとつ。社員の意識や智恵を結集できない状態だ。

もう一つは、社員。危機感に乏しくモチベーションがあがらない状態だ、これが社員の「思考停止」。

さてこの状況を打開するには何が必要だろうか?
強力なカリスマトップ?、明快なビジョン?、無駄な組織のスリムアップ、売れる商品の開発・・・・いろいろある。もっとも必要なものは、心に火のついた社員ではないだろうか。そして、社員が組織の垣根をこえて連携し、智恵を出し合い協力していく雰囲気こそ大事ではないか・・・。

本書はナレッジマネジメントがテーマである。教科書的に「暗黙知を形式知にかえ、そこからまた暗黙知を生み出していく」みたいな解説もいいが、物語という形式は、とても心に響く。

 組織+仕組み+システムの三位一体が必要である。
 成功イメージを具体化する。
 転がり始めるときのクリティカルマス(チッピングポイント)

など、なるほどと思えるストーリーが面白い。


僕の思いつき

本書は、JECS(ジャストシステム・エンタプライズ・ソリューション協議会)の活動をベースに、ウエブ上の執筆サイトが立ち上がってできた本だ。

最初は、QA方式のマニュアル本のようなものが想定されていたが、議論が進むにつて、ストーリー性、解説の充実・・など話がどんどん膨らんだようだ。

物語で共感を呼ぶ・・・うーん、試してみたいね。

(僕はずーっとこういうのを試してみたいと思ってきた。いよいよだ)



オススメ度

★★★★★+智恵という経営資源

読んで欲しい方

・KMを活用したいと考えてる方
・知価に興味ある方
・変革大好きという方

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2005年07月29日

椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる! ~ 酒巻久 + MIT

立てば成る!?

書籍情報

椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!
酒巻 久
祥伝社 (2005/07)
売り上げランキング: 299


本のひらめき

東証一部上場のキャノンの子会社「キヤノン電子」をたった6年で利益率を10倍にした著者が、そのヒミツを語り起した本である。

酒巻きさんの会社人生は、赤字部門の建て直しの連続だったという。その秘訣は、人員削減などのリストラではなく「徹底した会社の垢すり」だという。
つまり、それまで長い間に組織や社員に染み付いてしまった非効率な動きや習慣、ムダなしごとの仕方を徹底的に変えるということである。

無駄な会議をなくすために、椅子をなくして「立って会議をする」とか、ムダなメールを排除するために朝、決められた時間がくるまではPCを立ち上げてはいけないとか・・・面白い垢すりが紹介されている。

そういうものをやるときのコツがまたいい。無理やり今日から会議は立ってやれ!と命令するのではなく、自然とそうしたい環境を作り、気づきと自発から社員がやるようにもっていく方法である。

トリンプの吉越社長と共通するのは、「徹底してやる」ところ。

垢すりは、徹底的にやるところに意味があるようだ。

会社のムダを廃止、利益がでるようにする工夫は、あんがい身近なところにあるかもしれない。


僕の思いつき

コミュニケーションは、やはり組織にとって重要な要素である。土光さんも、立ち話でもA4一枚くらいの情報交換はできると積極的に仲間と話をすることを勧めていた。キヤノン電子も挨拶を積極的にするようになって、品質が上がった事例が紹介されている。

ちょっとしたコミュニケーションは、メールや紙での通知などより、よほど、早く的確に情報が伝わるようだ。

今日から、朝、積極的に挨拶に行くことにした。同じ部屋にいるすべての部長さんに行く、同僚に声をかける。できれば関係部に出向いて顔を合わす。こんなことをやっていこう。



オススメ度

★★★★☆+立て直し

読んで欲しい方

・早いのがお好きな方
・立つ会議に興味ある方
・ムダとり大好きという方

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2005年06月16日

2分以内で仕事は決断しなさい ~ 吉越浩一郎

スピードが楽しい!


書籍情報

2分以内で仕事は決断しなさい―スピード重視でデキる人になる!
吉越 浩一郎
かんき出版 (2005/04)
売り上げランキング: 276
このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。


本のひらめき

早朝会議・・・・といえば、この方。吉越浩一郎さん、トリンプ(女性下着メーカー)の社長である。

トリンプは、18年増収増益というめざましい成果を誇る企業である。この会社を支える大きな要素が早朝会議。そこでのスピード感あふれる質問と決断が成功要因であることはまちがいない。

もちろん朝早く会議をすればいいというわけではない。多くの企業がトリンプをまねて導入しているらしいが、うまくいっている会社ばかりでないことは想像に難くない。

早朝会議は、毎朝8:30から開かれるMS会議(マーケテイング&セールス会議)のことで、毎回40-50の案件が約1時間で片付けられるという。社運を左右する重要な議題も同じように扱われるときけば、えっ?となるのは僕だけじゃない。

本書では、どんなふうにやっているのか、ライブ感覚で解説されている。

議題は毎朝行われ、すべての事項にデッドラインがあり、基本は〆切が翌日までというのだからスピード経営そのものである。決まったことはその日のうちに実行に移されるという。タイトルの2分で決断というのは、大げさではないのだ。

  仕事のキャパシティ=能力x時間x効率

だという。能力はそうそう上がるものではない。時間には限りがある。(この会社はなんと残業禁止!)。とすれば効率を上げるしかない。つまり、スピートということである。ふむふむ。

多くの会社が見学におとづれるという。(いかなくっちゃ)

本書には、このスピード重視というもっとも大切な哲学のほか、とてもユニークなものがある。たとえば、


 12:30~14:30は、ガンバルタイム。私語、電話、歩くことは禁止。

 残業ゼロ。なんと18:30には、自動で電灯が切られるというからすごい。

 強制的な二週間のリフレッシュ休暇

 禁煙には3万円の褒美。(破ったら倍の6万円の罰金)

 ゲーム感覚でほうびと罰金の制度がある

 あらゆるところにゲーム感覚がある

などなど、社長のリーダーシップはとても面白い。
だから、入社3年目の社員でも新規事業の立ち上げをまかされたりする。とにかく、やるきとすピードのある人はどんどん面白い仕事をまかされるという。すごい会社である。


僕の思いつき

あらゆる仕事はゲーム感覚でやれる。たとえそれが、コピーをとるとか、会議をセットするとか、毎日のルーティンとかでも。

本書に登場するエピソードは、鶴岡秀子さんが新人のときにやったマニュアルのコピーの話と似ていて、なるほど!と思った。

普段の仕事や家事などで「スピード」という要素を入れると、つまらないことが面白くなるものはないだろうか・・。考えてみよう。

人にやらされると嫌だけど、自分でやってみるのは楽しい。さらに仮説検証のプロセスがはいるともっと楽しい。



オススメ度

★★★★★+スピードという価値

読んで欲しい方

・仕事が速いといわれている方
・早いことがどんな価値があるか試したい方
・せっかち大好きという方

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2005年06月14日

すごい会議 ~ 大橋禅太郎

なぜ、書いてから話すといいのかね?

書籍情報

すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
大橋 禅太郎
大和書房 (2005/05/18)
売り上げランキング: 11
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本のひらめき

著者、大橋禅太郎さんは、シリコンバレーで「ガズーバ」といい会社を起業した人だ。その創業記もとても興味深く読んだ。インターネット上のマーケティング会社であるガズーバは投資家から10億もの金を集めた。しかし、当初、なかなか通りにはビジネスが進まなかった。

あるとき、投資家の一人が、マネジメントコーチのハワードにあってみてはと薦めた。始めは乗り気のしなかった著者だが、ハワードのコーチングを受けて「すごい会議」をする間にすばらしい気づきを得る。

本書は、そのときのプロセスを、まるで映画を見るように見せてくれる。そして読んだ人は、必ず(たぶん)、すごい会議のやり方を試してみたくなる。

で、すごい会議って?

僕的に言うと、「すごい質問」+「動ける表現」+「美しいフレーム」の会議といえる。

すごい質問とは、たとえば
 「この会議の終わった後にどんな成果を期待しているか?」(紙に書く)
 「いえない問題は何か?」
 「あなた自身のひどい問題は何か?」などなど

動ける表現とは、
  会社の抱えている問題は何か?といわれて、評価制度が悪い、上のリーダ
  -シップがない、人が少ない・・などいくらでもでてくる。それらは、そ
  のままでは、フラストレーションになるだけだ。そこでこう言い換える。
  「どのようにすれば~~か?」
  どのようにすれば評価制度が機能するか?
  どのようにすれば上位職がリーダーらしくなれるか?
  言い換えただけでずいぶん響きが異なる。(ここがポイント)

美しいフレームとは
  すごい会議の流れ、何かを得るために必要なことを6つの枠に書く、コミ
  ットメントの進捗を確認するアナログなやりかた、などなど。

大橋さんの気づきのプロセスを、共感しながら、読み進めるところが素晴らしい。うん、元気でますねぇ!

僕の思いつき

会議は、ほっておくと(いいかげんに進めると)95%がコメントの交換に終わるという。分る分る。
そこで、著者が進める方法は、「明確化のための質問」「代替案の提案」「リクエスト」の3つだけに絞ると面白いほど会議がはかどるという。

ひとつ、へぇーと感心したのは、コミットした目標の進捗管理。普通は、xx%できたとか、順調とか、遅れているとか表現して、なんとなく管理している気になるが、こういう方法が面白い。

 このままいくとスケジュールどおりに終わるか、
 でなければ何日遅れるか(あるいは早まるか)

予定通りなら「0」、一週間送れそうなら「-7」と書くのだ。これいただき。

本書でいっている会議の仕方は、ある意味誰でも試してみることができる。いいファシリテーターか、ビジネスコーチがいればよい効果が期待できるが、いなくても試してみる価値は十分ある。

早速、会議で試してみよう。うー・・・なんだか楽しくなってきた。


オススメ度

★★★★★+すごい質問

読んで欲しい方

・会議をもっと意義深いものにしたい方
・ブレストがすきな方
・緊張感のある会議にあこがれる方

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2005年06月10日

チームリーダー ~ スティーブン・デニング

物語で動く!

書籍情報

チームリーダー―GE、IBM、シェル、マクドナルド、アメリカ陸軍のコンサルタント
スティーブン・デニング 富田 ひろみ
不空社 (2005/01)
売り上げランキング: 28,254
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本のひらめき

かつて「チーズはどこへ消えた?」という寓意性のある物語が注目されたことがあった。変化に対する恐怖を取り除く、自ら進んで変化しようというメッセージがあり、多くの企業で研修などに使われた。

物語というのは、架空でありながら、というか、架空のことであるからこそ、人の心にすんなり入る。物語は昔からそういうものだった。

本書は、リスたちによる架空の世界の物語を通じ、ビジネスで使える様々なアイディアのを紹介している。リスたちのビジネス物語の中に、またある種の物語がある。つまり入れ子状態になっている。

 行動を喚起する踏み台となる物語、
 知識を共有する物語、
 部下たちを未来へ導く物語、

などが登場する。

ストーリーテリングをひとつのツールとして使おうというものだ。企業は盛況のときもあれば落ち目の時もある。その時々、語るに最適なタイミングにふさわしい「物語」を語る能力が大事だという。


僕の思いつき

物語は、人を動かす。

今、ある人のもとで物語を会社の根幹にしようというプロジェクトが進んでいる。物語を何かの気づきの題材にするのではなく、企業経営そのものにするという斬新な発想だ。多くの人がその「企画」に感動し、スタートを楽しみにしている。出資を申し出た人までいる。

なにかやりたいことがあったら、それを物語と結びつけて企画するのもいい。人は、わかりやすいものにひとつの価値観をもっている。物語でも、マンガでもいい。

そういうものを考えてみよう。



オススメ度

★★★★+ものがたり

読んで欲しい方

・感動の物語を探している方
・ストーリーテリングに興味ある方
・物語が大好きという方

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2005年06月03日

トヨタ経営語録 ~ 小宮和行

そこの障子を開けてみよ

書籍情報

トヨタ経営語録―歴代リーダーに流れる「最強の遺伝子」
小宮 和行
PHP研究所 (2005/06)
売り上げランキング: 126,550
通常24時間以内に発送


本のひらめき

「そこの障子を開けてみよ、外は広いぞ。」

これはトヨタの開祖、豊田佐吉の言葉だと言う。織機の事業が成功し、中国・上海に進出し、家族で上海へ一時移住したときの言葉だという。

心の障子はいつの時代もある。開ける勇気と続ける気概がその後の発展を支えるようだ。

いまや世界中から注目をあびるトヨタ。本書は、その経営者たちが語った言葉からトヨタの遺伝子をさぐろうという本である。

 最大の制約は、人の心である ~ 豊田英二

 世界を水平に見るのではなく、地球を垂直に見よ ~ 奥田碩

 自己変革を怠った企業は消えていく ~ 豊田章一郎

 いいかね、一にユーザー、二にディーラー、
 三にメーカーの利益というんだよ ~ 神谷正太郎

などなど、それぞれの言葉が語られた背景や意図などが解説されている。

トヨタの株で年金かわりにしよう・・・という本がでるくらい、トヨタは発展を続け、未来にむけた取り組みをしている。

トップが自らの言葉で「語る」組織は、やはり強い。


僕の思いつき

こころに残る言葉は、できるだけ書きとめておきたい。それがふと自分の血となり肉となる瞬間が、かならずやってくるから。

メルマガも本も、読むときは、いつか出すための準備をするための活動(書きとめること)をしておきたい。できれば「いつか」といわず、即出すのが望ましい・・・。



オススメ度

★★★★+危機意識

読んで欲しい方

・トヨタ経営に関心ある方
・トヨタウェイがすきな方
・経営者の言葉にふれたい方

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2005年05月29日

儲けるためのザ・経営分析 ~ 丸山弘昭/野村正光

攻撃と守備

書籍情報

儲けるための ザ・経営分析
丸山 弘昭 野村 正光
中経出版 (2005/03/15)
売り上げランキング: 73,127
通常24時間以内に発送


本のひらめき

本書の目次は図解になっている。本の中身の構造と伝えたい趣旨がとても分りやすいピラミッド構造で示してある。これをみただけでビビビっとくる。

ピラミッド図はこんな具合だ。(Font はMSゴシックなどで)

           ___
          /   \
         /     \
        /  経営力  \
       /         \
      / 守備力 + 攻撃力 \
     /             \
    / 計の基礎(決算書と経営分析)\
   /                 \
  / 経営分析がなぜ必要なのか、狙いは何か\
 /                     \
 ----------------------------------------------

儲けを生み出すための「攻撃力」と「守備力」を身につけるノウハウ」が解説されている。

守備力とは、資金の運動力(つまり総資産回転率)と財務の安定力(つまり自己資本比率)である。
攻撃力とは、利益の獲得力(つまり売上高営業利益率)と付加価値創出力(つまり一人当たり付加価値)である。これらがあいまって、経営力(ROA)が強くなるという構図である。

わかりやすい図解が多く、要約性と具体性の微妙なバランスで構成されているのが親切。経営分析を「体系化」して示してくれた点が、本書のもっともうれしいところである。

久々に頭スッキリの本である。(付録についている、業種別目標経営指標一覧も使えそう)

僕の思いつき

えーっあの企業が倒産?というニュースは、一見、突然のような印象を受けるが、突然の原因で起きることは稀で、予兆は3年くらい前からあるのが普通だという。多くは3つの過剰が原因という。

その3つとは

 雇用の過剰 
 生産設備の過剰
 借入金の過剰

である。これらの問題を先送りするか、本業回帰とスリム化を進めるか。ここが分かれ目らしい。

先送りされてる問題は何か・・・社長になったつもりで考えてみよう。

「経営陣の数字力不足、危機感欠乏症が会社を危うくする」という。確かに。数字力を鍛えて、危機感を持ってほしい経営者の方は、大手企業には結構いそうな気配も・・・なんちゃって。



オススメ度

★★★★★+ROA

読んで欲しい方

・経営幹部の方
・後継者の方
・社長の方

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2005年04月29日

Open-Book Management ~ John Case

経営者のように

書籍情報


本のひらめき

オープンブック・マネジメント。この言葉を聞いたのは、2年ほど前であろうか・・・BSCセミナーの二次会で高野さんから教わった。本書は、その経営手法の本(洋書)である。

オープンブックとは、経営に必要な財務や経理の数値を経営者や上層幹部だけのものにせず、社員全員が理解して仕事にあたろう・・・というものだ。

一般的にサラリーマンは、自分のコストをそれほど意識しない。一人の社員がどのくらいのコストになっているのか、あるいは自分の働きは時給いくらくらいなのか、どのくらい稼げばトントンか・・・などは、ほとんど意識しないの
が普通だ。

オープンブックマネジメントでは、上層部の幹部社員だけでなく一般社員もすべてバランスシートやキャッシュフローを理解するように社内教育をする。社内の事例を使って仕事に密接した形で行う。一般社員も財務の視点をしっかり意識して仕事にあたろうといものだ。そしてそれに応じてボーナスなどの手当ても分りやすく配分する。

年度決算のデータを、経理部や財務部が作ったそのままのデータで社内に配り、情報を共有した(知らせた)つもりになっている会社は多いはずだ。

それがどんな意味を持ち、どういうことなのか「分りやすく」納得できるまで説明しないかぎりオープンブックマネジメントは実効性がないだろう。

まず、そこからスタートだね。

They learn to think and act like owners, like business people,
and not like hired people.

というのがネライである。


僕の思いつき

自分の会社のデータをつかって、社員(や経営者にも)分りやすく説明できる資料を、ぜひつくりたい。

中学生でもわかるくらいのやさしさが必要だ。
そういう努力を5年続けたら、大いに変化する。

10年前とまったく同じスタイルの表現だったら・・・・うーん。



オススメ度

★★★★☆+オープン

読んで欲しい方

・数値が好きな方
・イマイチ会社の財務状況がつかめない方
・もっと経営をオープンにしてほしい方

Posted by webook at 07:35 | TrackBack

2005年04月18日

サクラ、サク ~ 藤原和博

ファンタジー変換!

書籍情報

サクラ、サク
サクラ、サク
posted with amazlet at 05.04.18
藤原 和博
幻冬舎 (2005/04)
売り上げランキング: 54,068
通常3~4日以内に発送


本のひらめき

中学一年生のボクが、ひょんなことから中学校の校長先生を一年間勤めることになる。・・・本書は、こんな奇想天外なストーリーをもとに・・・マネジメントのルールをやさしく解説する本である。

教頭先生のイッシーおばさん(石井先生)、シゲちゃんは新任の体育の先生、文科省が送り込んできた皮肉屋のひょうタン先生など、楽しい設定がある。

ボクがやるのは、中学校のカイゼンだ。カイゼンってトヨタの専売特許だけど中学校だってあるんだ。例えば図書館。辛気臭い本ばかりじゃなくってコミックとかもっと皆が親しめる本も置くとか、校長室はいつもオープンにしておくとか、校庭の芝生化とか、企業とのコラボで体育の授業をやってみるとか・・
従来にない面白いことをやるんだ。

ボクは最初に校長室の開放をやった。なぜかって?
うーんとね、それは生徒や保護者に「アっ、この学校はよくなるな!」って感じてもらえる象徴的なシンボルにするためさ。これをシンボルのマネジメントっていうらしいんだけどね。これは当った!

「人を動かす立場にある人にもっとも必要な資質の一つは、コミュニケーションの勘どころをつかみ、シンボルがどこにあるかを探しあてること」だという。

本書に登場する経営の掟を紹介してみよう。

 カイゼンは、シンボルを探し、そのツボを押すところから始めます。
 失敗とリカバリーの繰り返しが強みをさらに強くします。
 みんなが口ずさめる目標が一番です。
 キャラをつかんで、うまく組み合わせましょう。
 リズム感は、速い決定、実行、リカバリーのサイクルによって生まれます。

などなど。ビジネスも教育も社会貢献も同じく経営という視点では共通する点が非常に多いことに気が付く。

藤原和博さんのファンなら、本書を読んでニヤリとするに違いない。
なぜなら、ボクがやってることは、ほとんどが藤原さんが杉並中学などで実践してきたことに基づいているからだ。こんなことありえねぇって思うフィクションが、実は先に実践があったというわけだ。中学生が校長になるってこと以外はね。

登場する先生などが「坊ちゃん」にでてくる登場人物のようで、人情の機微がにじみ出てるのが楽しい。


僕の思いつき

ビジネス、教育、事業・・・さまざまなものを、子供の世界やファンタジーで表現するのが最近ちょっと流行っている。いい傾向だ。

伝えたいことをストレートではなく、ちょっとひねって別の形態で表現するのは楽しい。

 年度計画や業績報告をアニメ仕立てにする
 組織編成をハリーポッター風とかポケモン風にする
 コーチングを動物占い風にする

などなど。いま取り組んでいるプロジェクトを「ファンタジー変換」して構想してみては如何?

よーし、僕もなんか考えよっと。うーむ、「学習塾を舞台にしたBSC+6シグマ」なんて面白そうだ。ついでにマインドマップも登場させちゃって・・・。あー悪乗りしそう・・・笑。(出版社さん、オファーまってまーす)



オススメ度

★★★★★+ボク、校長です

読んで欲しい方

・中学生の子供がいる方
・校長先生になりたい方
・経営に携わっている方

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2005年03月17日

売上2億円の会社を10億円にする方法 ~ 五十棲剛史

それは劇団です!

書籍情報

売上2億円の会社を10億円にする方法 業績アップの「設計図」、教えます。
五十棲 剛史
ダイヤモンド社 (2005/03/11)
売り上げランキング: 116
通常24時間以内に発送

本のひらめき

人も会社も成長のステップというものがある。衣服もシステムもその状況にあわせてちょうどいいものを使うのが望ましい。

本書は、2億円企業を10億円企業にステージアップする方法を、船井総研のカリスマコンサルタント、五十棲(イソズミ)さんが開示したものだ。

とっても分かりやすく、かつ奥が深い。

業績アップの設計図は、概略こんな感じ:

 まず、社長は、その仕事の仕方をガラっと変える必要がある。
 2億円までは、大方は社長の営業力とカリスマ性でひっぱっていけるが
 それ以上は、システムとして会社を作り変える必要がある。

 2億円までは一人芝居。10億円は、劇団だ。
 このメタファーはとてもしっくりくる。

 再構築すべき事業の設計図を式でいうと

   ビジネスモデル = マーケティング + マネジメント

 となる。
 社長を1とすれば、営業マンは0.3くらいのパワーが普通であり、それでも
 売上が伸びていく仕組みつくりが必要だ。
 マネジメントの重要な部分は、社長の仕事=採用+人の育成 ということだ。

 10億円企業になるには、社長は現場から引っ込んで、設計図を描き、シス
 テムが機能するように努力することが必要だ。

マイカンパニー → アワカンパニー → パブリックカンパニーの成長には、ステージに応じた対応(社長業のあり方)がある。

人も多くなれば、評価も必要になる。そのとき、「会社のミッションや行動規範にもとづいて、どれだけそれに沿って行動できたか・・」という理念に基づく評価がいいという。これ、ちょっと新鮮! 深く考えてみたいね。

今日の本を読んで、まず頭に思い浮かんだのは、S社のWさん。これ、ちょうどピッタシかもって思った。


僕の思いつき

成長のステップを分けて考えるというのは、いいことだ。子供でも、自分がやってるスポーツでも、ビジネスでも・・・。

身の回りの「成長」の過程をステップわけしてみよう。

もし、部下がいるマネジャーなら、

 基礎体力期、ガムシャラ期、サイドシフト期、変革期、プロモート期、
 スピンアウト期、・・・とかいろいろ考えてみるのも楽しいねぇ。

子供がいるなら

 幼児、素直期、反抗期、大人への移行期、社会人入門期、独立期・・・

とか考えても面白い。

さて、自分自身を振り返り、このさき何十年もステップ分けしておこう。



オススメ度

★★★★★+設計図

読んで欲しい方

・社員を使ってる方
・会社を興した方
・成長するのが好きな方

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2005年03月15日

戦略マップ ~ 澤根哲郎 + ポロロッカ作戦

日本初!

書籍情報

戦略マップ バランス・スコアカード実践活用法
澤根 哲郎
PHP研究所 (2005/03/16)
売り上げランキング: 16
近日発売 予約可


本のひらめき

世の中のことは、やさしく説明しようとすればするほど本質的なものに迫ることになる。なんでも小難しくいうのは簡単だが、人に分かりやすく説明するのは案外難しい。

メタファー(比喩)や、日常の出来事との対比、経験の引用などさまざまなものを活用して、「わかりやすく」するのが肝心だ。

分からないものは伝わらない・・・からだ。

バランススコアカードという経営手法も、これまで40冊以上の本が登場している。大元はキャプランとノートンの原書の翻訳(吉川教授、櫻井教授)がある。その中でも一番分かりやすいと密かに思っていたものは、某山氏が書いた「バランススコアカードの使い方がよくわかる本」だった。

本書は、その上を行く分かりやすさではないだろうか。バランススコアカードのコンセプトの中でも戦略マップに注目し、「自分の考えを引っ張り出し、磨きをかけて実行に移す」ためのツールとして、非常に分かりやすく解説してくれている。

中小企業向けを意識し、戦略マップに注目した本書は、良質なセミナーを聞いているような読みやすさがある。

戦略とは目標を達成するための仮説です、というのはよく言われる表現。しかし、これを、戦略=「こうしたらこうなるんじゃないか」の連続、というのは誰でも出来る技ではない。本書には、こういう身近さがある。

 必要なことは数値(分析)ではなく、活動について考えることなのです。
 話は短くないと伝わらないのです。
 文化とは繰り返される習慣のカタマリなのです。
 形を持つということは、実はそれだけでものすごく強力な
  影響力を持つのです。
 最高ではな「くとりあえず」の戦略マップを目指しましょう。
 始めさえすれば、道はすでに半ばです。

などなど・・・心に残るフレーズは、とても親近感があっていい。
(次のセミナーで使っちゃおう。笑)

禁煙やダイエットなどの事例も使いながら、とっても分かりやすい。そして、なにより、使ってみよっか・・・という気にさせてくれるところが最高だ。


僕の思いつき

春といえば、人事異動の季節。仲間も変われば上司も変わる。
この時期は、けっこうチャンスである。何の?

そう「変わる」ことのチャンス。
3月に年度のレビューを行い、来年度をどうするか。そんなことを考えるチャンスである。

あー又いつものやつか・・と思うか、よしいっちょう考えるか・・と思うか、そこが分かれ目。

BSCとか、戦略マップとか、あまりこだわらなくてもいい。ただ、やりたい思いや目標を考えて、絵にしてみることをやってみよう。それだけで、たぶん大きな変化がある。

さらに、それを分かりやすい形にするには、それなりの工夫や技がある。それは、この本を参考にしてみるといい。ものは試し! ご相伴あれ!

アマゾン・ポロロッカ大作戦というのが密かに進行中だ。
ランキングをみんなで上げちゃおうというもの。(僕もこれで遊んだけど、結構楽しかった)その実況は、こちらに ↓

 http://www.urban.ne.jp/home/sawane96/strategymap.html


オススメ度

★★★★★+引っ張りだす

読んで欲しい方

・バランススコアカードを使ってる方
・BSCを勉強したことある方
・小規模企業の社長さん

Posted by webook at 15:37 | TrackBack

2005年02月27日

アニマルズ・インク ~ ケネス・A.タッカーほか

史上初!動物たちの会社ができた!

書籍情報

アニマルズ・インク
アニマルズ・インク
posted with amazlet at 05.02.27
Kenneth A. Tucker Vandana Allman 小川 敏子
日本経済新聞社 (2005/02/19)
売り上げランキング: 2,574
通常24時間以内に発送

本のひらめき

本書の舞台は農場だ。ウシ、ウマ、ブタ、ニワトリ、かかしなどが登場する。ある時、農場主のグッドが、動物たちをあつめてこういった。
「わしはもう引退することにした。」
グッドは妻に先立たれ80を超えた老年のため、養老院で暮らすことにしたのだ。そこで、動物たちに農場の経営権を譲ることにした。つまり、動物が農場をマネージするという前代未聞のことをやらないかということだ。ただし経営に失敗すると農場は買い取られてショッピングモールになってしまうというリスクと背中合わせだ。年長のブタのビッグブーがCEA ( Chief Exective Animal)としてやっていくことに・・・。

組織をつくり、配置を考え、コンピテンシー調査をし、未来のビジョンを作り・・・動物たちがそういうことをするおかしさの中に、リアルな世界が入り混じり楽しい世界が繰り広げられる。

途中、不得意なことを強化する研修のあと、配置換えをしたために、みょうちきりんな情況に陥る。当然、生産性は落ち見当ハズレの努力が積み重なっていく。

最後はハッピーエンドになるが、途中のおかしな騒動は、笑えない話ではある。

「個々の強みを引き出すマネジメントをすればビジネスはうまくいく」というのがメッセージだ。

動物たちの描写もいきいきとしており、たのしいストーリーだ。


僕の思いつき

実は、以前、動物のビジネスストーリーを書いてみたいと思って、登場人物じゃなく動物のキャスティングをやったことがある。(これはいつか実現したいなー)

なにかのメッセージを伝えたいとき、動物に置き換えてみるとか、キャラクターを創造してみるとかは楽しい。

レンタルのニッケンでは全社員ニックネームをつけることが義務になっている。(トリビアでもやってたねー)そんなのも面白いね。

さて、何か面白いことはないかしら・・・



オススメ度

★★★★☆+ビッグ・ブー

読んで欲しい方

・物語で会社を楽しくしたい方
・会社をスタートアップした方
・何か楽しいことをしたい方

Posted by webook at 21:09 | TrackBack

2005年02月15日

Goodness ~ 日本プラントメンテナンス協会

会社は何のために存在するのか・・・

書籍情報

GOODNESS―「良い」会社になる「良い」会社にする
日本プラントメンテナンス協会
日本プラントメンテナンス協会 (2004/01)
売り上げランキング: 94,148
通常3日間以内に発送


本のひらめき

自分の会社は、何のために存在しているのか。そしてそこにいる自分は、何を目指しているのか・・・・そんなことを考えたことはあるだろうか。

「ない!」。。。うん、そういう人が結構多いかもしれない。

一方で、雪印、三菱自動車、かつての日産など、危機に貧したことがある企業は、否応なしにそういうことに社員全員が対峙したことだろう。

さらに、最近ではどんな企業も、CSR(企業の社会的責任)、SRI(社会責任投資)、環境会計などこれまでになかった企業の役割を意識せざるをえない情況になってきた。

しかし、何かヘンじゃないか・・・しっくりせんな・・・と僕は感じてきた。
たとえば、環境に配慮というのは後ろ指を刺されないために、コンプライアンスは、法律で指弾されないために・・・など、どことなく受身というかやらされモードというか、わくわくできない雰囲気があった。

そこで出会ったのがこの本。

本書の冒頭、田坂広志さんの「企業の社会貢献とは何か~経営社に求められる10の視点」に深い洞察があった。

社会貢献とは「受動的な義務」からではなく「能動的な使命」から出てくるべき思想だと田坂さんは言う。たとえば、環境保護という言葉、これには、単に環境汚染を引き起さないという受動的な義務だけではなく、その奥に自然環境と人間社会の共生を実現するという能動的な使命が存在している、という。そういう考え方こそが大事だというわけだ。(ふむふむ。)

本書では、田坂さんはじめ、ビルトッテンさん、西川通子さんほか8名の方が独自のGOODNESS思想を語る。GOODNESSとは、社会貢献のための企業理念みたいなものだ。

読み応えあり!


僕の思いつき

田坂さんの続きをいってみよう。

目指すべき経営は、「そもそも企業活動の目的は社会貢献にある」という思想で、株主利益の最大化ではなく、社会貢献の最大化を目指すべきという。そして、企業利益の一部を社会貢献に使うのではなく、企業利益を上げることそのものが「社会貢献」であるべきだという。(うーむ、深い!)

企業の価値はふたつ。企業の本業そのものが社会貢献になるという価値。そして、もうひとつは人材育成を通じて社会に貢献するという価値である。

人材育成のときの経営者の覚悟はこうだ。

  当社で社会貢献するも、良し。
  他社で社会貢献するも、良し。

この覚悟が必要だという。

社会貢献+人材育成=あなたの会社の存在価値 という視点で、今いる会社を眺めてみよう。昇進、業績、給与、ネームバリュー・・・そうしたものを超えたところに働く喜びがあるだろうか。

経営者の覚悟を問う田坂さんの一文は、深い眼差しの上に書かれていて、凛とした響きがある。お薦め!!



オススメ度

★★★★★+よい会社とは?

読んで欲しい方

・仕事そのものを世の中に活かしたい方
・人の役にたつのがすきな方
・自分の価値を見つめたい方

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2005年01月19日

不思議な会社 ~ 鎌田勝

不思議って数の単位だって知ってた?

書籍情報

不思議な会社
不思議な会社
posted with amazlet at 05.01.29
鎌田 勝
三笠書房 (1988/07)
在庫切れ


本のひらめき

本書の一番最後にこう書いてある。
「本書は1975年刊行されたものを文庫収録にあたりか改筆した」
なんと、この本は30年も前に書かれたものだった!

不思議な会社について初めて知ったのは田口さんの「東京ブック」だった。会議のテーブルが黒板になっているという紹介にこれは!と思って探したのだがどこにも在庫はなし。絶版になっているらしい。現在、入手可能なサイトはここだけらしい。
  :http://www.techno-con.co.jp/item/2508.html

ただし8000円もするので、図書館にリクエストしてみるのもいいね。でも、読んだ後に8000円してもいいから購入したいと思う・・多分。(僕は買っちゃった!笑)

前置きが長くなった。この本、何かといえば木工機会メーカーの名南製作所という中小企業の物語である。おそらくとんでもなくユニーク会社である。
→ http://www.meinan.co.jp/topics.htm

どんな風に変わってるかといえば
 社是 :  F=Mα (ニュートンの第二法則)
 入試 : 物理の問題(これ、めちゃ根本的で難しい!)
      試験をするのは、人事部ではなく俺が立ち会わなければ誰がする
      と手を上げた社員。
 会議室: テーブルが黒板になっている(多分今はホワイトボードか)
      話をしながら机にアイデアを書いていくのだ。
 物理学: 月曜日の午前は全員が物理学の勉強。仕事はしない!
 
ほかにもいっぱい不思議なところがある会社である。ユニークなんていう形容詞では説明できないから「不思議な会社」なのだ。

モチベーションとは何かをもう一度見直してみたい経営者の人は、一度は読んでおきたいスーパービジネス書。


僕の思いつき

この本30年も前の初版だから、書いてあることは時代がかっていることもある。創業10年目ころの当時はまだ中卒の人がたくさんいて夜学に通って勉強をしていたらしい。(今では東大卒でも試験に落ちる)そのときのエピソードは感動する。

当時、そうした社員は夜学の補助くらい出してくれと会社に要請したという。しかし社長は、ぜったいにNOといって、鉛筆一本分も出さない。4年の定時制高校を無事卒業したあかつきには、お祝いにスーツをプレゼントしたそうだ。しかし、そんなものでは満足しない社員にとびっきりのプレゼントを社長がする。それは・・・・
人の自律と自立を促すものすごいプレゼントである。それが何だか想像できるだろうか。僕は感動して涙がでた・・・・

で、何よそれ?

って方は、日記をみてね。(ヒント: お金をとるか、無形なものをとるか)
この会社みたいに人の心を突き動かすようなことを考えてみたいねー。

ところで不思議というのは元は数の単位らしい。1、十、百、千、万、億、兆、京・・・・・、不可思議、無量大数 だとか。知らなかった。逆に小さいほうは 塵、埃、・・・刹那というのがある。



オススメ度

★★★★★+人は成長したい★生き物

読んで欲しい方

・会社を生まれ変わらせたい方
・人を生かすことがすきな方
・社長にあこがれる方

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2005年01月16日

3分間社長塾 ~ 高井伸夫

巧遅は拙速に如かず。(孫子)

書籍情報

3分間社長塾―スピード判断力をつける
高井 伸夫
かんき出版 (2004/12)
売り上げランキング: 437
通常24時間以内に発送

本のひらめき

弁護士暦40年。弁護士という立場から様々な企業の改革や再建に立ち会ってきた著者が「デキる社長」のエッセンスをまとめた本である。

リーダーシップ、カリスマ性、人材育成、事業戦略など様々なことが取り上げられている。中でも重点が置かれているのは「スピード」ということである。

「情報の取捨選択も3分間、考えるのも3分間、モノゴトを判断決定するのも3分間」を意識しようという。本書のタイトルが3分間となっているのはそんなことろからきている。

先日紹介した「楽天の研究」でも三木谷さんがとても挑戦的なスピード経営に力を入れているのが見えた。他企業が1年でやるならうちは1ヶ月で・・・そんなイメージだ。

もし、赤字会社を3年で黒字化しようなどという計画があったら、それははじめから気合が入っていない。ゴーン改革ではないが1年で黒字化するくらいの気迫が必要だという。

早朝会議を開く企業事例も紹介されている。キャノンでは、朝8時からの早朝役員会を60年以上も続けているという。またトリンプ・インターナショナルの吉越社長は毎朝8:30から1時間のマーケティング&セールス会議で約40件の議題を社長自身が次々に決断を下していく。1件3分弱、見事な即断即決の様子はTVなどでも報道された。

社長業は会社にスピード感をかもし出すこと・・・と見た。

ところで我社では・・・・・うーむ。

僕の思いつき

社長のコーチング会話があった。

  「○○君が今一番気がかりなことは何ですか?」

45分くらいかけてじっくり話しをする。そして腹の内を見せてくれたら

  「次の一手はどうすべきだと思う?」

と聴く。これでのびない社員はいないという。
コーチング会話のシナリオをいろいろ準備しておくのもいいねぇ。



オススメ度

★★★★+半歩先

読んで欲しい方

・社長を目指す方
・できる社長の方
・経営に一言いいたい方

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2005年01月09日

リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと ~ 林田正光

絶対にノーとは言わない・・・

書籍情報

リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと
林田 正光
あさ出版 (2004/12)
売り上げランキング: 785
通常2~3週間以内に発送

本のひらめき

リッツカールトンホテルに関する情報は、本や雑誌などで多く取り上げられている。本書は、50歳でリッツカールトン大阪の営業支配人として入社した著者が、そこで見つけた「お客様が喜ぶ秘密の仕組み」をまとめた本である。

リッツカールトン大阪の売上高は、約百数十億円。通常のホテルのサービス料は10%だが、ここは13%だという。つまり3%=数億円は純利益というわけだ。お客様へのパーソナルなサービスによってお客様はその3%を当然だと思う。最高のサービスを提供するということは、財務の視点にそういうメリッ
トを生みだすわけだ。

また「ES+CS=利益」というのが著者の言うリッツの公式。リッツの社員は成長の喜びがESの大きなファクターになっているような気がする。

著者は個人のクレドも必要と説く。『漠然とした目標しかもっていない人と、強い目標を明確にしている人とでは成功への距離が違うのです』という。

クレドでもBSCでも今年の抱負でもいいのだが、目標のないプロジェクトや目標のない人生は、曖昧な霧のなかにあるモヤットボールを生産し続ける。

この3連休、ちょっと立ち止まる時間を持ちたい。

僕の思いつき

リッツカールトンといえばクレド(Credo)である。信条、哲学という意味だ。
「お客様への心のこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命と心得ています・・・」ではじまる一文から始まる。
ああしろ、こうしろと事細かには書かれていない。この基本をいかに自分なりに智恵を絞り、考え、毎日の仕事に応用していくか・・・それが大切であり、そういう仕組みや風土こそがリッツカールトンの強みだ。

著者は初めてこれを聞かされたときは、「あぁ、お題目だわい」と思ったそうである。しかし、実際に行動に移さざるを得ない環境で、その真価を見つけていったという。

社是、ミッション、企業理念・・・などほとんどの企業で掲げられているが、それを「社員が自ら考え、行動する」ようにするしかけは持っていないのではないだろうか。

リッツと同じようにタリーズコーヒーのホームページにはそんな仕掛けに似たものがある。行動規範の一つがブランク(自分で考えよ!)なのだ。

余地を残す・・・これも大事なことかもねぇ。
(かといって余地を残してあるといって、そのまんまではいただけない)

著者がリッツで学んだという「仕事で一番大事なこと」とは、一人一人が考えて行動する仕組みと風土とマネジメント、じゃないかなぁ・・・と僕は思う。


オススメ度

★★★★★+日々考える仕組み

読んで欲しい方

・ホテルマンの方
・いいホテルに泊まりたい方
・伝説や感動が好きな方

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2005年01月08日

虚妄の成果主義虚妄の成果主義 ~ 高橋伸夫

人はお金だけによって動くものではない。

書籍情報

虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ
高橋 伸夫
日経BP社 (2004/01)
売り上げランキング: 2,213
通常24時間以内に発送


本のひらめき

年功序列、終身雇用・・といった言葉は、もはや過去の遺物・・・なんて思ってる方も多いことだろう。「成果」や「実績」こそがホンモノだという成果主義が広く採用されてきた。

年が経てば賃金もランクも自動的に上がる年功序列型の賃金体系は、コスト効率も悪くモチベーションも上がらない・・・というのが成果主義を導入する会社の仮説である。

しかし、鳴り物入りで導入した成果主義がうまく機能していない企業も多く、元富士通の城繁幸さんが書いた『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』、や溝上憲文さんの『隣りの成果主義』などで成果主義の運用の難しさが解説されている。

本書は日本型の年功制の復活を勧める本である。なかなか理にかなったロジック展開が痛快である。

年功序例といっても年代が上がるにしたがって全ての人が給与やランクが上がっていたわけでもなく、それなりに評価がされていたという。エース級の人は社内評価も一致していただし、橋にも棒にもかからない人も明白だった。そして、グレーゾーンの人はそもそも細かく差をつける必要もないという。確かに。年功だから差がつかない・・というのは誤解だったのだ。

著者は、従来の年功制でも成果主義よりはましだと思うが、改善の余地もあるとしている。

本書の一番のポイントは「人はお金だけで動くものではない」という点だ。成果主義のロジックのポイントは成果の評価結果をすべてお金で決着させようとしている(ように見える)ところだ。あるいは多くの人がそう誤解してしまっているからだ。

人のモチベーションは、『お金』ではなく『次の仕事』であるという。確かにあなたの前期の成績はAAだといわれてもその瞬間ちょっといい気分になるだけのような気もする。

本書には、いろいろと本質を考えるヒントが隠されている。


僕の思いつき

人は何で動くか。どんなときモチベーションが上がるか。そんなことを考えてみると面白い。

褒められたとき、認められたとき、聞いてもらったとき、やいり甲斐のある仕事をもらえたとき、お客さんに感謝されたとき、成長を実感できるとき・・・

部下を持つ人はいろいろ考えてみよう。


オススメ度

★★★★★+虚妄の妄想

読んで欲しい方

・成果主義を導入中の方
・年功序列制度の会社にいる方
・マネジャーになった方

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2005年01月06日

ニッポン型上司が会社を滅ぼす! ~ 宋文洲

会社動物園を歩く。

書籍情報

ニッポン型上司が会社を滅ぼす!
宋 文洲
サンマーク出版 (2004/11)
売り上げランキング: 337
通常24時間以内に発送

本のひらめき

宋さんが日本にきたのは22歳のとき。85年、人民服姿の青年がそこにあった。国費留学で北大大学院の土木に籍を置いていたが、天安門事件のため、修了後、帰国しないで日本で就職することに。その後の歩みは多くの経営者が注目するように素晴らしい起業家ぶりを発揮され、情報発信も多い。
http://www.softbrain.co.jp/documents/sou.html

本書は、宋さんの日本におけるビジネス体験の中で観察したニッポン型上司を解剖しようという本である。

ニッポン型上司?

それはこんな感じ:
 ハンコ押しと会議で忙しい上司
 取引先との仕事より、社内調整に情熱を注ぐ上司
 総論に強いが、各論が何もわからない上司
 責任は絶対にとらないが、部下の功績には必ず一枚かむ上司
とかだ。

いろんな組織でみられるニッポン型上司のもっとも特徴的なものは、「曖昧」というキーワードだ。コミットもせず、リスクも負わず、責任もない上司は、曖昧という言葉が無敵の武器になっている。

そういう風に観察してみると面白いかも。おっと、そんなふうに観察されてるほうかもしれないから気をつけよっと。


僕の思いつき

xx型上司、xx型役員、xx型先輩・・・とかいろいろ考えて、その特徴を表現してみるといいかも。
人を見る目を鍛えながら、人を表現する腕も磨きたい。



オススメ度

★★★★+あいまい

読んで欲しい方

・わが上司を語りたい方
・見られている自分を感じた方
・マネジメントを勉強してる方

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2004年12月28日

バランススコアカード導入と運用(事例集) ~ 企業研究会

絵に描いたモチにしないために・・・

書籍情報

企業研究会ホームページ参照

本のひらめき

5万円もする本である。バカ高い!・・・と誰もが思う。もちろん個人で買う人はまずいない。しかし、企業にとって将来の投資経費と考えれば、これは格安かもしれない。値段の高い安いは単純ではないのだ。

さて、この本、BSC(バランススコアカード)の企業事例の本である。セミナーなどで講演を聞いたことがある企業もある。しかし、こうして本にまとめられるとまた別の価値もでてくる。相当詳しい情報が開示されているし、また、多くの企業事例が一度に見られるというメリットもある。

企業としては、日本フィリップス、シャープシステムプロダクツ、出光興産、東京ガス、リクルート、NTTドコモ北陸、新日本科学、インクリメントP、第一ライジオアイソトープ、日本ユニシス、リコー、JALインフォテック、伊藤ハム、旭硝子がある。

戦略マップ、KPIなどが開示できる範囲で具体的に示されているのがいい。

また、冒頭の基本編はNRIの森沢さんが解説。アンケート調査の分析や、問題点の整理など鋭い視点がある。アイティエルの鈴木さんの運用とIT活用もある。

5万円は、結構安い・・・なぁーんて思えたり。


僕の思いつき

今日の本は、5万円。1000冊売れると5000万円の売上。2000冊で1億円である。けっこう面白いビジネスモデルである。企業研究会という組織力もあって、けっこう売れてるらしい。ほっほー。こういうモデルを考えてみるのも面白いかもね。


オススメ度

★★★★★+事例詳細

読んで欲しい方

・BSCのことを調べたい方
・経費を使える方
・BSC導入を検討中の企業の方

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2004年09月11日

新新・ 朝礼でちょっと考えてみ たい52の話 ~ 原邦生

日本初バレンタインデーの売上は、板チョコ3枚だけだった。

書籍情報


本のひらめき

今日は、大田区蒲田にある元気な中堅企業、メリーチョコレイトを訪問した。
金沢工業大学大学院のフィールドワークの一環だ。バレンタインのチョコレー
トを考え出した企業としても有名だ。この企業の素晴しい仮説検証型経営は、
雑誌などに取り上げられておりご存知の方も多いはず。

恥ずかしながら僕は、メリーチョコレイトの存在をあまり知らなかった。今回
、社長の原さんのお話や、この会社の経営の生データなどを拝見して「こりゃ
すごいわ!」と驚いた。

チョコレートの生産、販売、営業、物流などすべてのビジネスプロセスが、数
値データで見えるようになっている。しかも翌日の朝8時はそろっているとい
う。ERPがひところ騒がれていたが、その理想的な絵姿がこの会社には、軽
々としたノリで存在していた。ERPを導入することに汲々としている大企業
がみたらよだれがたれるに違いない。

そして何より、そんな仕組みやデータを惜しげもなく開示してくれる原社長の
思想に打たれる。ERPなどという言葉が存在するずーーっと以前から、現場
の情況をデータをもとに「仮説検証型」の経営がなされていたというから、ま
ったくの驚き。

さて、この本だが、そんな素晴しい経営をされてきた原社長の経営哲学をまと
めた本だ。社内向け週刊情報誌に掲載された社長メッセージ「今週の提言」を
編集したものだ。社長の思いや哲学が、親しみやすい言葉で語られている。
こんなメッセージなら毎週でも読んでみたいものだ。

僕のお気に入りはこんなお話。新年会恒例の富くじの抽選会で、社長と杯を重
ねた社員が次々に当選していく偶然に驚いて、原社長が思ったこと。

 膨大なデータをコンピュータで処理分析し、ビジョンや戦略を設計するのが
 当たり前の時代に(といっても94年のこと)、「奇遇」や「偶然」に支配
 される分野が多く残されていると考えると、ロマンが広がるような気分にな
 ってくる。

気象データまで使って生産計画を練り、顧客の趣向を伝票や包装のリボンの種
類から収集する緻密なデータを活用しているメリーチョコレート。その社長だ
からこそ、偶然を目にして感じられたことなのかもしれない。

この本は、94年から95年にかけてのメッセージだが、今でも色あせない哲
学的な深みがある。本書は52の話シリーズ、第4弾である。

メリーチョコレートはこちら: → http://www.mary.co.jp/


僕の思いつき

メリーチョコレイトの経営は、基本的にオープンである。あらゆる経営データ
が、マネジメントレベルに共有され、さらに関連会社(材料の納品先など)と
も共有化されている。そして共有だけでなく仮説検証に活用されている。

もし、こういうことが事前にわかれば、ああゆうことがよくなるかも・という
仮説の設定をやってみるのもいいかもね。・・・ちょっとした思考シミュレー
ションだ。たとえば、あした誕生日の人の年齢と住所と性別が全国規模でわか
れば、あしたのイベントはこんなふうに盛り上げられるとか、今年の冬の寒さ
加減が今からわかれば、スキーツアーのCMはこんなのにできるとか・・・。

仮説だけでなく、検証ができるものを毎日朝考えて、夕方検証できたら楽しい。
ポチを使ったコミュニケーション効果でも考えてみるか。すぐ検証できるし。

オススメ度

★★★★+発信する経営者

読んで欲しい方

・チョコレートがすきな方
・メリーチョコが好きな方
・大福帳経営について考えてみたい方

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新新・ 朝礼でちょっと考えてみ たい52の話 ~ 原邦生

日本初バレンタインデーの売上は、板チョコ3枚だけだった。

書籍情報


本のひらめき

今日は、大田区蒲田にある元気な中堅企業、メリーチョコレイトを訪問した。
金沢工業大学大学院のフィールドワークの一環だ。バレンタインのチョコレー
トを考え出した企業としても有名だ。この企業の素晴しい仮説検証型経営は、
雑誌などに取り上げられておりご存知の方も多いはず。

恥ずかしながら僕は、メリーチョコレイトの存在をあまり知らなかった。今回
、社長の原さんのお話や、この会社の経営の生データなどを拝見して「こりゃ
すごいわ!」と驚いた。

チョコレートの生産、販売、営業、物流などすべてのビジネスプロセスが、数
値データで見えるようになっている。しかも翌日の朝8時はそろっているとい
う。ERPがひところ騒がれていたが、その理想的な絵姿がこの会社には、軽
々としたノリで存在していた。ERPを導入することに汲々としている大企業
がみたらよだれがたれるに違いない。

そして何より、そんな仕組みやデータを惜しげもなく開示してくれる原社長の
思想に打たれる。ERPなどという言葉が存在するずーーっと以前から、現場
の情況をデータをもとに「仮説検証型」の経営がなされていたというから、ま
ったくの驚き。

さて、この本だが、そんな素晴しい経営をされてきた原社長の経営哲学をまと
めた本だ。社内向け週刊情報誌に掲載された社長メッセージ「今週の提言」を
編集したものだ。社長の思いや哲学が、親しみやすい言葉で語られている。
こんなメッセージなら毎週でも読んでみたいものだ。

僕のお気に入りはこんなお話。新年会恒例の富くじの抽選会で、社長と杯を重
ねた社員が次々に当選していく偶然に驚いて、原社長が思ったこと。

 膨大なデータをコンピュータで処理分析し、ビジョンや戦略を設計するのが
 当たり前の時代に(といっても94年のこと)、「奇遇」や「偶然」に支配
 される分野が多く残されていると考えると、ロマンが広がるような気分にな
 ってくる。

気象データまで使って生産計画を練り、顧客の趣向を伝票や包装のリボンの種
類から収集する緻密なデータを活用しているメリーチョコレート。その社長だ
からこそ、偶然を目にして感じられたことなのかもしれない。

この本は、94年から95年にかけてのメッセージだが、今でも色あせない哲
学的な深みがある。本書は52の話シリーズ、第4弾である。

メリーチョコレートはこちら: → http://www.mary.co.jp/


僕の思いつき

メリーチョコレイトの経営は、基本的にオープンである。あらゆる経営データ
が、マネジメントレベルに共有され、さらに関連会社(材料の納品先など)と
も共有化されている。そして共有だけでなく仮説検証に活用されている。

もし、こういうことが事前にわかれば、ああゆうことがよくなるかも・という
仮説の設定をやってみるのもいいかもね。・・・ちょっとした思考シミュレー
ションだ。たとえば、あした誕生日の人の年齢と住所と性別が全国規模でわか
れば、あしたのイベントはこんなふうに盛り上げられるとか、今年の冬の寒さ
加減が今からわかれば、スキーツアーのCMはこんなのにできるとか・・・。

仮説だけでなく、検証ができるものを毎日朝考えて、夕方検証できたら楽しい。
ポチを使ったコミュニケーション効果でも考えてみるか。すぐ検証できるし。

オススメ度

★★★★+発信する経営者

読んで欲しい方

・チョコレートがすきな方
・メリーチョコが好きな方
・大福帳経営について考えてみたい方

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2004年09月09日

お菓子を仕事にできる幸福 ~ 東ハト

かいしゃのえほん!?

書籍情報

お菓子を仕事にできる幸福
東ハト 木曽 健一 中田 英寿
日経BP社 (2004/05/07)
売り上げランキング: 4,446
通常24時間以内に発送します。
おすすめ度の平均: 4.33
5 心に響く幸せ
5 心が温まりますよ。
4 最後まで読んでこそ価値がある。


本のひらめき

きゃらめるこ~ん~・・・ときけば、♪が浮かぶ。それくらいコマーシャルソングは意識に残る。このお菓子は、株式会社東ハトが生み出したヒット商品だ。僕もよく食べた。

その東ハトは、実は2003年、民事再生法を申請し倒産している。原因はバブルのころに本業以外のゴルフ場開発に手をだしたのが原因。その後、同じ東ハトという名の新会社が生まれる。CEOには、もとマッキンゼーの木曽健一さんが就任。

生まれ変わった新・東ハトに必要なものは、みんなが共有できる価値観、誇りだった。個人個人が自律的な判断ができ、チームワークがあり、お菓子を作る喜びを共有できる会社にするために何が必要か・・・そんな中から生まれたのが「とび出す絵本」だった。

前後して東ハトのCBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)として参画していた中田英寿(あのサッカーのナカタである)も加わって、コンセプトが練られたという。 → http://tinyurl.com/3nm22

企業の価値観を浸透させるために普通考えることは、「社訓」とか「企業理念」とか、高邁なことばのメッセージである。東ハトでは、それを絵本にしたのである。2003年12月にクリスマスプレゼントとして全社員に手渡されたという。(本書の最後にその現物の写真が掲載されているが、それはそれは気合が入っている!)

社内向けだったにもかかわらず、感動の輪は社外に飛び出し、ついにこうして一般書として発行されることになった。

中身は絵本である。こころにジンとくる素敵なメッセージが絵本にしてある。

  お菓子を作る仕事は、日々、たくさんの幸福を生み出している。
  だから、お菓子をつくろう。ただそれだけをつくろう。

と呼びかける。壊れやすい幸福、お客様を考える幸福、仲間がいる幸福、社会と繋がる幸福、お菓子の仕事でもらう幸福・・・など、かざらないメッセージは、素直に心にとどくような気がする。

絵本をお家にもって帰った社員は、きっと家族にこう言ったに違いない。

「おとうさんの会社なぁ、倒産しちゃってこまったけど、こんな素敵な会社に 生まれ変わったんだ。また元気に仕事すっからね!」

僕の思いつき

仲間の共感を呼び、チームが心をひとつにする【伝え方の工夫】は何があるだろう。

CFTだろうか。BSCだろうか。合宿だろうか。職場の犬だろうか。社内ブログだろうか。絵本だろうか。名刺に入れるメッセージだろうか。・・・

どんなことが考えられるか、3つ以上考えてみよう。面白いアイデアがあったら SKYPE で連絡してね。

オススメ度

★★★★★+きゃらめるこ~ん・エックス

読んで欲しい方

・お菓子がすきな方
・きゃらめるこーん好きな方
・仕事について考えてみたい方

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お菓子を仕事にできる幸福 ~ 東ハト

かいしゃのえほん!?

書籍情報

お菓子を仕事にできる幸福
東ハト 木曽 健一 中田 英寿
日経BP社 (2004/05/07)
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おすすめ度の平均: 4.33
5 心に響く幸せ
5 心が温まりますよ。
4 最後まで読んでこそ価値がある。


本のひらめき

きゃらめるこ~ん~・・・ときけば、♪が浮かぶ。それくらいコマーシャルソングは意識に残る。このお菓子は、株式会社東ハトが生み出したヒット商品だ。僕もよく食べた。

その東ハトは、実は2003年、民事再生法を申請し倒産している。原因はバブルのころに本業以外のゴルフ場開発に手をだしたのが原因。その後、同じ東ハトという名の新会社が生まれる。CEOには、もとマッキンゼーの木曽健一さんが就任。

生まれ変わった新・東ハトに必要なものは、みんなが共有できる価値観、誇りだった。個人個人が自律的な判断ができ、チームワークがあり、お菓子を作る喜びを共有できる会社にするために何が必要か・・・そんな中から生まれたのが「とび出す絵本」だった。

前後して東ハトのCBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)として参画していた中田英寿(あのサッカーのナカタである)も加わって、コンセプトが練られたという。 → http://tinyurl.com/3nm22

企業の価値観を浸透させるために普通考えることは、「社訓」とか「企業理念」とか、高邁なことばのメッセージである。東ハトでは、それを絵本にしたのである。2003年12月にクリスマスプレゼントとして全社員に手渡されたという。(本書の最後にその現物の写真が掲載されているが、それはそれは気合が入っている!)

社内向けだったにもかかわらず、感動の輪は社外に飛び出し、ついにこうして一般書として発行されることになった。

中身は絵本である。こころにジンとくる素敵なメッセージが絵本にしてある。

  お菓子を作る仕事は、日々、たくさんの幸福を生み出している。
  だから、お菓子をつくろう。ただそれだけをつくろう。

と呼びかける。壊れやすい幸福、お客様を考える幸福、仲間がいる幸福、社会と繋がる幸福、お菓子の仕事でもらう幸福・・・など、かざらないメッセージは、素直に心にとどくような気がする。

絵本をお家にもって帰った社員は、きっと家族にこう言ったに違いない。

「おとうさんの会社なぁ、倒産しちゃってこまったけど、こんな素敵な会社に 生まれ変わったんだ。また元気に仕事すっからね!」

僕の思いつき

仲間の共感を呼び、チームが心をひとつにする【伝え方の工夫】は何があるだろう。

CFTだろうか。BSCだろうか。合宿だろうか。職場の犬だろうか。社内ブログだろうか。絵本だろうか。名刺に入れるメッセージだろうか。・・・

どんなことが考えられるか、3つ以上考えてみよう。面白いアイデアがあったら SKYPE で連絡してね。

オススメ度

★★★★★+きゃらめるこ~ん・エックス

読んで欲しい方

・お菓子がすきな方
・きゃらめるこーん好きな方
・仕事について考えてみたい方

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2004年09月03日

組織変革のビジョン(金井壽宏)

「リーダーシップ」と「イーダーシッペ」は似ている。

書籍情報

組織変革のビジョン
組織変革のビジョン
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金井壽宏
光文社 (2004/08/18)
売り上げランキング: 546
通常24時間以内に発送します。
おすすめ度の平均: 3
3 多くの見方、考え方が紹介されていました


本のひらめき

人は変わることに抵抗を持つ。といわれることがある。それは、納得できないまま、むりやり変われといわれる時である。
一方、変わることが楽しいこともある。一皮向けて「成長」した喜びを感じるときである。

著者は、「変わる機会があるおかげで、個人も組織も一皮向けて、さらに成長・発達する」のだという。変わる機会は、成長の糧に・・というわけだ。

本書は、多くの先人の洞察、リアルな企業の事例などを紐解きながら、組織変革というテーマを掘り下げている。

変革のリーダーは、何をする人か。著者は、それを
 「何をなすべきかを仲間と一緒に自分も考え、
  誰を巻き込むかも自分で決める」人だと定義する。(そうだそうだぁ!)

またこんなことも言っている。
 「地図やビジョンのなかの分析的側面や数字(IQ部分)と、
  冒険を支える心(EQ部分)がうまくかみ合わさって初めて
  変革がうまくいく」

その上でエクスキューション(最後までやりぬく)があれば、組織変革はうまくいく。

組織の人が自発的なエネルギーを発揮して継続的な変革の中に成長の楽しさをみつけていく・・・そのヒントが書かれている。

面白かったのは、いいだしっぺ(イーダーシッペ)のイントネーションを変化させるとリーダーシップになるというところ。(これ、いただき)

個人も組織も一皮むけて、面白く変化する工夫を何か考えてみよう。


オススメ度


★★★★☆+一皮むけて

読んで欲しい方

・自分がいる組織を変えてみたいって方 ・チェンジリーダーしている方 ・ちょっとした変化が好きな方
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組織変革のビジョン(金井壽宏)

「リーダーシップ」と「イーダーシッペ」は似ている。

書籍情報

組織変革のビジョン
組織変革のビジョン
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金井壽宏
光文社 (2004/08/18)
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おすすめ度の平均: 3
3 多くの見方、考え方が紹介されていました


本のひらめき

人は変わることに抵抗を持つ。といわれることがある。それは、納得できないまま、むりやり変われといわれる時である。
一方、変わることが楽しいこともある。一皮向けて「成長」した喜びを感じるときである。

著者は、「変わる機会があるおかげで、個人も組織も一皮向けて、さらに成長・発達する」のだという。変わる機会は、成長の糧に・・というわけだ。

本書は、多くの先人の洞察、リアルな企業の事例などを紐解きながら、組織変革というテーマを掘り下げている。

変革のリーダーは、何をする人か。著者は、それを
 「何をなすべきかを仲間と一緒に自分も考え、
  誰を巻き込むかも自分で決める」人だと定義する。(そうだそうだぁ!)

またこんなことも言っている。
 「地図やビジョンのなかの分析的側面や数字(IQ部分)と、
  冒険を支える心(EQ部分)がうまくかみ合わさって初めて
  変革がうまくいく」

その上でエクスキューション(最後までやりぬく)があれば、組織変革はうまくいく。

組織の人が自発的なエネルギーを発揮して継続的な変革の中に成長の楽しさをみつけていく・・・そのヒントが書かれている。

面白かったのは、いいだしっぺ(イーダーシッペ)のイントネーションを変化させるとリーダーシップになるというところ。(これ、いただき)

個人も組織も一皮むけて、面白く変化する工夫を何か考えてみよう。


オススメ度


★★★★☆+一皮むけて

読んで欲しい方

・自分がいる組織を変えてみたいって方 ・チェンジリーダーしている方 ・ちょっとした変化が好きな方
Posted by webook at 23:03 | TrackBack

2004年08月27日

■図で読み解く!ドラッカー理論(久恒啓一)

dracker-zukai.jpg
図 解 は 痛 快 !

図で読み解く!ドラッカー理論
     巨大な知の森を体系的に図読する・・
   --------------------------------------------
   |著者:久恒啓一
   |かんき出版|2004年 08月
   |ISBN:4761261935|本体価格:1,500円|
    --------------------------------------------
 
 ドラッカーの考えを図解する・・・著者の久恒さんは、以前、セミナーで
 そんなことを言っておられた。それは楽しみ・・・とひそかに思っていた。

 ついにその本が生まれた。大学院生も参加して数十枚のドラッカー経営学
 の図解と解説文ができ、それをもとにまとめた本がこれだ。

 ドラッカーの思想を忠実に図解してみる・・・では面白くない。そこで、
 「ドラッカーの頭脳を借りて、自分たちの独自の考え方を図解で構築する」
 というのがこのプロジェクトの特徴だ。

 モトネタは、「プロフェッショナルの条件」「チェンジ・リーダーの条件」
 「イノベーターの条件」そして「ネクスト・ソサエティ」などだ。

 冒頭に図解思考のエッセンスがまとめられているので、その後のドラッカ
 ーの図解のツボを抑えやすくなっている。
 リーダーシップ、情報型組織、マネジメントの定義などドラッカーの思考
 をベースに新たな図解思考の広がりが感じられて楽しい。

 人の言ったことを理解するだけではつまらない。自分のものにする、自分
 の感じたことや思いついたことも付加していく・・そんな課程こそが、知
 的創造に重要だ。

 この本は、ドラッカーの言ったことがわかりやすく書かれているから便利
 だというものではない。ドラッカー理論を読み解くプロセスで展開された
 「図解を触媒にした知的創発」の楽しさを感じたい本である。

 ドラッカー理論の各図解に、図解手法のチップスが解説されているのもう
 れしい。

 なお、ゲリラ戦略の図解(P127)では、柔道戦略が登場する。
 (昨日の本「柔道ストラテジー」参照)

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★★+知の森図解

 <読んで欲しい方>
   ・図解が好きな方
   ・ドラッカーにはちょっと縁遠い方
   ・いつも図で考えている方

Posted by webook at 19:01

■図で読み解く!ドラッカー理論(久恒啓一)

dracker-zukai.jpg
図 解 は 痛 快 !

図で読み解く!ドラッカー理論
     巨大な知の森を体系的に図読する・・
   --------------------------------------------
   |著者:久恒啓一
   |かんき出版|2004年 08月
   |ISBN:4761261935|本体価格:1,500円|
    --------------------------------------------
 
 ドラッカーの考えを図解する・・・著者の久恒さんは、以前、セミナーで
 そんなことを言っておられた。それは楽しみ・・・とひそかに思っていた。

 ついにその本が生まれた。大学院生も参加して数十枚のドラッカー経営学
 の図解と解説文ができ、それをもとにまとめた本がこれだ。

 ドラッカーの思想を忠実に図解してみる・・・では面白くない。そこで、
 「ドラッカーの頭脳を借りて、自分たちの独自の考え方を図解で構築する」
 というのがこのプロジェクトの特徴だ。

 モトネタは、「プロフェッショナルの条件」「チェンジ・リーダーの条件」
 「イノベーターの条件」そして「ネクスト・ソサエティ」などだ。

 冒頭に図解思考のエッセンスがまとめられているので、その後のドラッカ
 ーの図解のツボを抑えやすくなっている。
 リーダーシップ、情報型組織、マネジメントの定義などドラッカーの思考
 をベースに新たな図解思考の広がりが感じられて楽しい。

 人の言ったことを理解するだけではつまらない。自分のものにする、自分
 の感じたことや思いついたことも付加していく・・そんな課程こそが、知
 的創造に重要だ。

 この本は、ドラッカーの言ったことがわかりやすく書かれているから便利
 だというものではない。ドラッカー理論を読み解くプロセスで展開された
 「図解を触媒にした知的創発」の楽しさを感じたい本である。

 ドラッカー理論の各図解に、図解手法のチップスが解説されているのもう
 れしい。

 なお、ゲリラ戦略の図解(P127)では、柔道戦略が登場する。
 (昨日の本「柔道ストラテジー」参照)

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 <オススメ度>

   ★★★★★+知の森図解

 <読んで欲しい方>
   ・図解が好きな方
   ・ドラッカーにはちょっと縁遠い方
   ・いつも図で考えている方

Posted by webook at 19:01

2004年08月23日

■あらすじで読む世界のビジネス名著(グローバルタスクフォース)

arasuji-biz.jpg
まだまだ読むべき本があるなぁー

あらすじで読む世界のビジネス名著
    
   --------------------------------------------
   |著者:グローバルタスクフォース株式会社
   |総合法令出版|2004年 08月
   |ISBN:489346857X|1,500円 |195P
    --------------------------------------------
 
 僕は毎日本を一冊読んで書評を配信している。とはいえ、世の中の本はと
 てもたくさんあるし、毎日多くの新刊が発行されているので、ほんの僅か
 な量でしかない。
 ビジネス書はたくさん読み込んできたつもりでも、この本を読むと、まだ
 まだ読むべき本を読んでないなぁと痛感する。

 本書は、ビジネス書の名著と呼ばれるものを選び、ビジネスパーソン向け
 にそのエッセンスを紹介しているものだ。なかなかコンパクトにまとまっ
 ているので、最初のとっかかりとしては十分いける。また、ちょっと概要
 を復習するにも便利だ。

 一冊の本を6ページにまとめている。1分解説、要旨、読書メモ、目次の
 体系マップという構成だ。

 カテゴリーとしては、ゼネラルマネジメント(ドラッカーの現代の経営)
 論理思考(B・ミントの考える技術・書く技術)、技術経営(クリステン
 センのイノベーションのジレンマなど)、人と組織(コッターの企業変革
 力など)、マーケティング(コトラーのマーケティングマネジメント他)
 会計財務(スチュワートのEVA創造の経営ほか)、戦略(キャプラン
 とノートンの戦略バランストスコアカードほか)の7つに分類してある。

 ハーバードなど海外の大学教授などの執筆した本が多い。そんな中で感心
 したのは、野中郁次郎氏の本があったこととだ。(知的創造企業)
 キャプランとノートンのバランスドスコアカードの本(二冊目)があった
 ことも好感。うしうし。
 
 MBAホルダーの人たちが選んでいるので、その種の本が多い。僕が同じ
 ようなことをやるともう少し違ったものになると思う。(きっと、そのほ
 うが読みやすいな・・・ナンチャッテおじさん)
 あ、これ企画書書いちゃおっと・・・。

 ビジネスバイブル28冊を手短に把握しときたい方、どうぞ!

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★+あらすじ

 <読んで欲しい方>
   ・ビジネス書に飢えてる方
   ・どんな本よめばいいか迷ってる方
   ・マネジャー職になりたての方

Posted by webook at 07:55

■あらすじで読む世界のビジネス名著(グローバルタスクフォース)

arasuji-biz.jpg
まだまだ読むべき本があるなぁー

あらすじで読む世界のビジネス名著
    
   --------------------------------------------
   |著者:グローバルタスクフォース株式会社
   |総合法令出版|2004年 08月
   |ISBN:489346857X|1,500円 |195P
    --------------------------------------------
 
 僕は毎日本を一冊読んで書評を配信している。とはいえ、世の中の本はと
 てもたくさんあるし、毎日多くの新刊が発行されているので、ほんの僅か
 な量でしかない。
 ビジネス書はたくさん読み込んできたつもりでも、この本を読むと、まだ
 まだ読むべき本を読んでないなぁと痛感する。

 本書は、ビジネス書の名著と呼ばれるものを選び、ビジネスパーソン向け
 にそのエッセンスを紹介しているものだ。なかなかコンパクトにまとまっ
 ているので、最初のとっかかりとしては十分いける。また、ちょっと概要
 を復習するにも便利だ。

 一冊の本を6ページにまとめている。1分解説、要旨、読書メモ、目次の
 体系マップという構成だ。

 カテゴリーとしては、ゼネラルマネジメント(ドラッカーの現代の経営)
 論理思考(B・ミントの考える技術・書く技術)、技術経営(クリステン
 センのイノベーションのジレンマなど)、人と組織(コッターの企業変革
 力など)、マーケティング(コトラーのマーケティングマネジメント他)
 会計財務(スチュワートのEVA創造の経営ほか)、戦略(キャプラン
 とノートンの戦略バランストスコアカードほか)の7つに分類してある。

 ハーバードなど海外の大学教授などの執筆した本が多い。そんな中で感心
 したのは、野中郁次郎氏の本があったこととだ。(知的創造企業)
 キャプランとノートンのバランスドスコアカードの本(二冊目)があった
 ことも好感。うしうし。
 
 MBAホルダーの人たちが選んでいるので、その種の本が多い。僕が同じ
 ようなことをやるともう少し違ったものになると思う。(きっと、そのほ
 うが読みやすいな・・・ナンチャッテおじさん)
 あ、これ企画書書いちゃおっと・・・。

 ビジネスバイブル28冊を手短に把握しときたい方、どうぞ!

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★+あらすじ

 <読んで欲しい方>
   ・ビジネス書に飢えてる方
   ・どんな本よめばいいか迷ってる方
   ・マネジャー職になりたての方

Posted by webook at 07:55

2004年08月17日

■フィッシュ!(スティーヴン・C.ランディン/ハリー・ポール)

fish.gif
 そうか、なんでも自分で選んでるんだぁ・・    

フィッシュ!
    
   鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方
   --------------------------------------------
   |著者:スティーヴン・C.ランディン/ハリー・ポール
   |早川書房|2000年 12月
   |ISBN:4152083263|1,200円|132P
    --------------------------------------------
 
 シアトルにあるパイク・プレイス魚市場。そこには組織や生き方を変える
 ヒントに満ちた不思議な世界がある。 http://www.pikeplacemarket.org/
 シアトルへは何度か行ったことがあるのだが、パイク・プレイスにはまだ
 行ったことがない。次の機会は是非いってこよう。

 さて、この本は、仕事や人生にやる気と楽しさをもたらすちょっとしたヒ
 ントをくれるビジネス寓話である。

 ファースト・ギャランティー・ファイナンシャルに勤めるメアリー・ジェ
 ーンが、異動した先の職場は、ごみ溜めとよばれる最低の部署だった。ビ
 ルの3階にある業務部門で、職場の雰囲気は沈滞ムードでいっぱい。暗い
 職場なのだ。
 そこの部長として任命されたメアリーは、悩みながらもなんとか職場の雰
 囲気を変えようと努力する。ヒントはパイク・プレイス魚市場にあった。
 
 態度を選ぶ  ~ 仕事は選べないが、それをする態度は選べる
 遊ぶ     ~ 仕事をしながら楽しみ、それをエネルギーにする
 人を喜ばせる ~ お客様と自分たちを喜ばせる
 注意を向ける ~ 仲間とお客様に注意をむける

 こんな4つのポイントが、ドラマ仕立てで進行する。なかなか感動的。

 主婦業も含め世のなかには様々な職業がある。あるいみ単調な仕事もある
 が、それをどういう気持ちや態度でするかは、自分が決められる・・・。
 そこが一番のポイントだ。

 仕事やオフィスを楽しい場にするヒントを、魚屋さんに学んでみよう。

 この作品、映画があるらしいんだけど、見た人いる?

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★★+自分で選ぶ

 <読んで欲しい方>
   ・ちょっと仕事がつまんないと思ってる方
   ・職場が沈んでるなという方
   ・雰囲気変えたい方

Posted by webook at 15:46

■フィッシュ!(スティーヴン・C.ランディン/ハリー・ポール)

fish.gif
 そうか、なんでも自分で選んでるんだぁ・・    

フィッシュ!
    
   鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方
   --------------------------------------------
   |著者:スティーヴン・C.ランディン/ハリー・ポール
   |早川書房|2000年 12月
   |ISBN:4152083263|1,200円|132P
    --------------------------------------------
 
 シアトルにあるパイク・プレイス魚市場。そこには組織や生き方を変える
 ヒントに満ちた不思議な世界がある。 http://www.pikeplacemarket.org/
 シアトルへは何度か行ったことがあるのだが、パイク・プレイスにはまだ
 行ったことがない。次の機会は是非いってこよう。

 さて、この本は、仕事や人生にやる気と楽しさをもたらすちょっとしたヒ
 ントをくれるビジネス寓話である。

 ファースト・ギャランティー・ファイナンシャルに勤めるメアリー・ジェ
 ーンが、異動した先の職場は、ごみ溜めとよばれる最低の部署だった。ビ
 ルの3階にある業務部門で、職場の雰囲気は沈滞ムードでいっぱい。暗い
 職場なのだ。
 そこの部長として任命されたメアリーは、悩みながらもなんとか職場の雰
 囲気を変えようと努力する。ヒントはパイク・プレイス魚市場にあった。
 
 態度を選ぶ  ~ 仕事は選べないが、それをする態度は選べる
 遊ぶ     ~ 仕事をしながら楽しみ、それをエネルギーにする
 人を喜ばせる ~ お客様と自分たちを喜ばせる
 注意を向ける ~ 仲間とお客様に注意をむける

 こんな4つのポイントが、ドラマ仕立てで進行する。なかなか感動的。

 主婦業も含め世のなかには様々な職業がある。あるいみ単調な仕事もある
 が、それをどういう気持ちや態度でするかは、自分が決められる・・・。
 そこが一番のポイントだ。

 仕事やオフィスを楽しい場にするヒントを、魚屋さんに学んでみよう。

 この作品、映画があるらしいんだけど、見た人いる?

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★★+自分で選ぶ

 <読んで欲しい方>
   ・ちょっと仕事がつまんないと思ってる方
   ・職場が沈んでるなという方
   ・雰囲気変えたい方

Posted by webook at 15:46

2004年08月02日

■インタンジブル経営(デーブ・ウルリヒ/ノーム・スモールウッド)

intangible-keiei.jpg
  見えないところを見るために・・
 
インタンジブル経営】Why the Bottom Line Isn't!
競争優位をもたらす「見えざる資産」構築法
   --------------------------------------------
   |著者:デーブ・ウルリヒ/ノーム・スモールウッド
   |ランダムハウス講談社|2004年 06月
   |ISBN:4270000171|2,000円 |396P
    --------------------------------------------
 
 原書の副題は、How to Build Value Through People and Organization と
 いうもの。つまり、人と組織を通じていかに価値を生み出すか。逆にいえ
 ば価値を生み出すための人材や組織はどうあるべきか、ということになる。

 冒頭、新しいゲームのはじまりと題する導入の言葉がある。すばらしいメ
 ッセージがそこにある。

  『ボトムライン(最終損益)はビジネスそのものである。
   組織の現状を示す確固たる数字であり、成功の度合いを測る
   決定的な方法である。・・・(中略)・・・
   だた、実際には、ボトムラインがビジネスのすべてではない。
   経営社が信じ込まされているほど明瞭で正確な数字ではないし、
   ビジネスの成功を正しく示す得点表ではない。経営者が何にも
   まして追いかけるべき尺度でもない。ボトムラインは、もはや
   実態を示すものではなくなった。』
 
 本書のタイトルのインタンジブルとは、見えざる価値、すなわち損益計算
 書には現われない企業の価値、である。

 本書は「人と組織を通じて作り出す新たなボトムライン」を考察する内容
 である。

 従業員の仕事への熱意、顧客の満足度、投資家からの信頼などのインタン
 ジブルな資産(無形資産)を新たなボトムラインとして注目しようという
 のが本書の主張だ。
 当然ながらバランススコアカードのコンセプトも登場する。

 リーダーのヒント(説明責任)というのが心に残った。

  説明責任はあらゆる組織に重要である、個人の場合も同じだ。
  そのために次の4つが大切である。
  1)目標と結果がはっきりと定められていて、戦略が明確になっている
  2)誰もが自らに期待されている基準について知っていて
    尺度がきちんと機能している。
  3)基準を達成する、し損ねることに対して妥当な結果(評価)がでる
  4)成績をたどって向上させるためのフィードバックが行われる

 396Pもの大部な本である。もちょっとシンプルに伝えてもらったらいい
 ような気もする・・・。 

 --------------------------------------------------------------------
 <オススメ度>

   ★★★★+新たなボトムライン

 <読んで欲しい方>
   ・財務以外の要素に気合を入れて取り組みたい方
   ・長期計画を策定中の方
   ・BSCに興味をもった方

Posted by webook at 08:54

■インタンジブル経営(デーブ・ウルリヒ/ノーム・スモールウッド)

intangible-keiei.jpg
  見えないところを見るために・・
 
インタンジブル経営】Why the Bottom Line Isn't!
競争優位をもたらす「見えざる資産」構築法
   --------------------------------------------
   |著者:デーブ・ウルリヒ/ノーム・スモールウッド
   |ランダムハウス講談社|2004年 06月
   |ISBN:4270000171|2,000円 |396P
    --------------------------------------------
 
 原書の副題は、How to Build Value Through People and Organization と
 いうもの。つまり、人と組織を通じていかに価値を生み出すか。逆にいえ
 ば価値を生み出すための人材や組織はどうあるべきか、ということになる。

 冒頭、新しいゲームのはじまりと題する導入の言葉がある。すばらしいメ
 ッセージがそこにある。

  『ボトムライン(最終損益)はビジネスそのものである。
   組織の現状を示す確固たる数字であり、成功の度合いを測る
   決定的な方法である。・・・(中略)・・・
   だた、実際には、ボトムラインがビジネスのすべてではない。
   経営社が信じ込まされているほど明瞭で正確な数字ではないし、
   ビジネスの成功を正しく示す得点表ではない。経営者が何にも
   まして追いかけるべき尺度でもない。ボトムラインは、もはや
   実態を示すものではなくなった。』
 
 本書のタイトルのインタンジブルとは、見えざる価値、すなわち損益計算
 書には現われない企業の価値、である。

 本書は「人と組織を通じて作り出す新たなボトムライン」を考察する内容
 である。

 従業員の仕事への熱意、顧客の満足度、投資家からの信頼などのインタン
 ジブルな資産(無形資産)を新たなボトムラインとして注目しようという
 のが本書の主張だ。
 当然ながらバランススコアカードのコンセプトも登場する。

 リーダーのヒント(説明責任)というのが心に残った。

  説明責任はあらゆる組織に重要である、個人の場合も同じだ。
  そのために次の4つが大切である。
  1)目標と結果がはっきりと定められていて、戦略が明確になっている
  2)誰もが自らに期待されている基準について知っていて
    尺度がきちんと機能している。
  3)基準を達成する、し損ねることに対して妥当な結果(評価)がでる
  4)成績をたどって向上させるためのフィードバックが行われる

 396Pもの大部な本である。もちょっとシンプルに伝えてもらったらいい
 ような気もする・・・。 

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 <オススメ度>

   ★★★★+新たなボトムライン

 <読んで欲しい方>
   ・財務以外の要素に気合を入れて取り組みたい方
   ・長期計画を策定中の方
   ・BSCに興味をもった方

Posted by webook at 08:54

2004年07月12日

上司は思いつきでものを言う ~ 橋本治

上司が思いつきでものを言うのは、わけがある・・・ 

書籍情報

上司は思いつきでものを言う
橋本 治
集英社 (2004/04)
売り上げランキング: 4,740
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 3.6
3 竜頭蛇尾?
4 思いっきり呆れられるだけの実力をつけよう
4 ハウツーじゃないですよ。

 上司は思いつきでものをいう・・・というタイトルに、そうだそうだと感
 じた方も多いことだろう。思いつきで指示がでたり、提案した企画書に対
 するコメントが思いつきだったり・・・。あるある・・・と感じた方がこ
 の本を手にする。

 さて、中身だが、そういうサラリーマン社会の不満や閉塞をなじったりす
 る本ではない。上司はなぜ、思いつきのコメントをしてしまうのか、せざ
 るを得ないのかといった組織的構造を、少し斜に構えたスタンスで解剖し
 ている本だ。

 会社という仕組みの中で、上司はどういう存在かをなかなか面白い比喩を
 用いて表現する。

 現場は、上司の故郷である。そころが上司になったとたん、現場と一線を
 画し、上司ピラミッドの一角に場所を得て、<上司>と呼ばれる身分にな
 る。
 <現場>という故郷にいた上司たちは、やがて<上司のピラミッド>とい
 う高層ビルの一員となるため、<現場>という故郷を出る。心理的にも構
 造的にも現場を離れるのである。
 だから、現場から上がってくる企画書などに、上司としての威厳と立場を
 守るため<思いつき思考回路>を働かせるのだという。
 現場を離れてすでに何年か経ち現場感覚が鈍っても、上司としての威厳を
 守るためには、なにかケチ(決して誉めることではない)をつける必要が
 あり、そのために思いつき回路がフル稼働する・・というのが著者の分析。
 その遠因を儒教思想(序列を重んじる思想)にまでさかのぼるところは、
 突飛ではあるが面白い。

 さて、そんな会社組織でまともに生きていくためのノウハウはこれだ。

  上司をバカにせず、しかも“上司はバカかもしれない”という可能性
  を考慮して、上司にもわかるような文章を書く能力が重要だ!

 まったく・・・あの上司は・・と嘆くのは分かるが、その現状をなんとか
 乗り越えて、日本のサラリーマン社会をまともにしていく方法ともいえる。
 自分自身もバカかもしれない可能性を意識しつつ、大賛成である。

 総務とは、言ってみれば「会社における専業主婦の妻」である・・とか、
 「上司」とは、ただ「立場」である・・・とか、
 会社とは上司のピラミッドを骨格として現場という大地の上に立っている
 ものだ・・・など、なかなか面白い喩えが楽しい。  

 自分もバカかもしれない・・という可能性をうすうす感じながら(笑)・
 ・・読んでみよう。笑   

 <オススメ度>

   ★★★★☆+バカの可能性

 <読んで欲しい方>
   ・上司をお持ちのビジネスマの方
   ・俺もいつのまにか上司だわという方
   ・上司になりたい方

Posted by webook at 20:34 | TrackBack

2004年04月09日

■ビジネスを成功に導く「4+2」の公式(ウィリアム・ジョイス/ニティン・ノーリア)

4plus2.jpg
4たす2は 成功のもと?

ビジネスを成功に導く「4+2」の公式
        
   =========================================
   |著者:ウィリアム・ジョイス/ニティン・ノーリア
   |ソフトバンクパブリッシング|2003年 12月
   |ISBN:4797324309|1,900円 (税込:1,995円)
    =========================================

 世の中に企業研究はいくつかある。
 有名どころでは「エクセレント・カンパニー」「ビジョナリーカンパニー」など
 だ。本書もビジネスの成功の秘訣をさぐるものだが、他との違いは成功の状態だ
 けでなく過程(上昇や下降)にも注目しているところだ。
 何十という企業の10年間(86-96年)における業績変化を分析し、そこか
 ら成功法則を抽出したものだ。テラダイン、ホームデポ、ターゲットなど基本的
 に米国企業が研究対象であり、日本人にはちょっとなじみが薄い。
 ともあれその分析からだされた成功法則が4+2の法則というわけだ。

 さて、4+2とは何か

 企業が取り組むべき課題とには、4つの必須事項(戦略、業務遂行、文化、組織
 構造)があり、さらに(人材、リーダーシップ、イノベーション、合併と提携)
 のうちの2つの補助要件に秀でていなければならない・・・
 というのが4+2の所以だ。

 確かに8つの要件はあたっていると思えるが、後者の4条件を補助要件と位置付
 けたところは、若干違和感を感じる。

 推薦の言葉を寄せているトムピーターズも「この本の一言一句に同意するわけで
 はないが・・」と微妙な言い回しをしているところが面白い。

 3でも4でも7でもないところがユニーク。

 ====================================================================
 

   ★★★+4+2+?

 
   ・事業の成功に興味ある方
   ・企業家の方
   ・足し算はいいねぇという方

Posted by webook at 07:54

2004年03月31日

■リーダーシップの教科書(阪本啓一)

sakamoto=leadership.jpg
 わくわくしたいねぇー!

リーダーシップの教科書
        仕事でワクワクするための
   =========================================
   |著者:阪本啓一
   |出版社:日本実業出版社|2004年 03月
   |ISBN:4534037295|241P
    =========================================

 久々に阪本さんの本を読む。いいねぇー。
 阪本さんの本は、マーケィングであれ、顧客満足であれ、どんなテーマで
 あっても、独特の色(阪本さん色)で見せてくれる。同じことでも阪本さ
 んが話すとストンと心に落ちるみたいなところがあるから不思議だ。だか
 ら、楽しい。

 今回は、リーダーシップ。

 ビジネス環境が非連続であり、新しい価値創造が求められている現代のリ
 ーダー像とはどんな姿なのか・・・。
 本書ではそれを飛行機にたとえて展開する。

 従来のリーダーシップを凧型にたとえる。たくさんの凧(部下)を引っ張
 り無我夢中で走るリーダー像だ。リーダーが止まれば凧は落ちる。そんな
 メタファーである。
 新しいリーダーは、飛行機型。それぞれのメンバーが自力で飛べるエンジ
 ンを持ち、機敏に方向転換ができる。そして全体がうまく編隊飛行ができ
 るようにするための仕事がリーダーシップというわけだ。

 「好きのオーラ」を揚力にする7つの飛行機型リーダーシップ力が展開さ
 れる。
  1)好きのオーラ:好きで仕方ないくらい仕事を愛しているか
  2)思い描く力:ビジョン力みたいなやつだね
  3)育成力:部下を育てる力
  4)コミュニケーション力:仲間と共感のもてる対話をする力
  5)戦略思考力:戦略を考え、
  6)戦術実行力:それを実行する
  7)倫理力:忘れてはいけないのは倫理的な観念

 阪本さんはアナロジーがうまい。
 時代の変化をかぎとる風を、幕末の島津斉彬の動きで説明している。非連
 続の時代は、現代も幕末も同じというわけだ。ふむふむ。

 本書から拾い上げたいフレーズを書きとめておこう。

 *コミュニケーションとは「相手につたわったことが全部」

 *育成計画の文書化は、とりもなおさず自分が現在やっている仕事を定義
  する仕事である。

 *戦略は「捨てる」、戦術は「実行する」

 *人生は、一言で言えば習慣です。  日野原重明(聖路加病院理事長)

 などなど、あの人に教えてあげたいなーと思えるヒントがいっぱいあった。

 わくわくする仲間をたくさん作りたいリーダーの方にお薦め!

 ====================================================================
 

   ★★★★★+飛行機型だ

 
   ・リーダーシップに興味ある方
   ・リーダーの心得を復習したい方
   ・飛行機が好きな方

Posted by webook at 22:10

2004年03月24日

■トヨタ流「改善力」の鍛え方(若松義人)

toyota=kaizenryoku.jpg
  徹底的に・・・?

トヨタ流「改善力」の鍛え方
        
   =========================================
   |著者:若松義人
   |成美堂出版|2004年 03月 |254P
   |ISBN:4415070574|524円 (税込:550円)
    =========================================

 著者は、トヨタ生産方式の生みの親であるの大野耐一氏のもとで、日々改
 善の現場を生で見てきた方である。田坂広志さんのいう暗黙知を肌で感じ
 取った方といえる。うらやましい限り・・・。

 さて、本書は、トヨタ生産方式をとても分りやすく、かつ、より人間的な
 面から解説した本である。おそらく読んだ方は強い共感を覚えるに違いな
 い。僕もいくつかの気づきを与えられ、脳みそがグルグル動くのを感じた。

 「トヨタ生産方式の特徴は、なにより人間の知恵を信じるところにある」
 という。知恵の数だけ組織や企業や人は強くなる・・というわけだ。

 今ではトヨタ生産方式は、さまざまな分野で活用されている。日本発の体
 系化されたマネジメント手法といえる。しかし、うまくいっているところ
 とそうでないところがある。

 何が違うのか・・・

 その秘訣を著者はこう表現する。

 徹底的にやりつづけるかどうか・・それがポイントだという。

 ことばで言うのは簡単だが、やるのはなかなか難しい。「あたり前のこと
 をあたり前にやる」これがトヨタ流だという。
 「あたり前」のこととは、たとえば・・

  大切なのは、まず自分で考えて行動してみることだ。行動すれば、考え
  たことが正しいかどうか分るし、何が問題かも見えてくる。

  「できた」は「次の課題ができた」ことである。

  いらないモノを処分することが整理であり、ほしいモノがいつでも取り
  出せることを整頓という。

 これらのことを徹底的にできるかどうか・・・途中で緩まず継続できるか
 そんな愚直さがトヨタの強さの秘密のようだ。

 本書には、横浜市長の話、昭文社の地図「リンクリンク」など様々な事例
 が引用されとても面白くトヨタ流に触れることができる。

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   ★★★★★+智慧は無限に

 
   ・トヨタ生産方式に興味ある方
   ・変化が大好きな方
   ・組織と人に変化をもたらしたい方

Posted by webook at 22:13

2004年03月21日

■ブランド価値評価手法がよ~くわかる本(廣川州伸)

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あなたの頭の中にあるもの・・?

ブランド価値評価手法がよ~くわかる本
        ベンチャー・中小企業のためのブランド戦略
   =========================================
   |著者:廣川州伸
   |秀和システム|2003年 11月
   |ISBN:4798006106|1,600円 (税込:1,680円)
    =========================================

 ブランドが、企業の見えない価値として注目を浴びてきた。
 しばらく前、花王がカネボウを買収しようとしたとき、そのブランとに対
 する評価額を2000億円くらいと見積もった。P/S、B/Lには表れな
 い企業の価値がそのくらいあったというわけだ。

 企業によっては、ブランドマネージメント部など自社のブランドを積極的
 に管理しようという動きがある。大量生産大量消費のモノ社会からコトや
 感動などのコト社会においては、競争ステージが変化しており、時代にマ
 ッチした動きなのだろう。

 「ブランドとは消費者の頭の中に生まれた意識の総称である」という。企
 業がヒト・モノ・カネ・情報について第五の経営資源としてコントロール
 したいという“それ”は、消費者の頭のなかにあるのだ。

 本書は、ブランドとは何かといった基本から、ブランド価値を高めるマー
 ケティング、価値評価の方法などブランド価値についての全貌がわかる。

 ソニー、ホンダなどのパワーブランドだけではなく、中小企業、ベンチャ
 ー企業もブランド戦略が大事になってきた中、本書は読む価値ありの内容
 がある。 非常に分りやすく、実際的なところがうれしい。

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   ★★★★☆+頭ん中に

 
   ・ブランドに興味ある方
   ・ブランドものが大好きな方
   ・ジランドを作りたい方

Posted by webook at 19:42

2004年03月18日

■早朝会議革命(大久保隆弘)

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 会議は経営そのものだ!?

早朝会議革命
         元気企業トリンプの「即断即決」経営
   =========================================
   |著者:大久保隆弘
   |日経BP社|2003年 11月
   |ISBN:4822243516|1,400円| 211P
    =========================================

 会議は経営そのものである・・・と言うと不思議な気がするが、まさにそ
 んな会社がある。
 本書の取り上げた、トリンプ・インターナショナル・ジャパンである。
 ワコールについで国内第二位の女性下着メーカー・トリンプは、16年間
 増収増益を続ける躍進を続けてきたすばらしい会社だ。その経営を支える
 異色の会議手法をリアルに紹介しているのが本書だ。
 冒頭にある日の早朝会議が再現されている。まるまる・・そのまんま!
 そんなこと公開していいの?って思えるほど、リアリティのあるドキュメ
 ントである。

 吉越社長以下幹部が集まってひらかれるMS会議は、驚きがいっぱいだ。
 MSとはMarketing & Sales の略。毎朝1時間半ほど開かれるその会議では
 事業運営に必要なことがバンバン決められていく。あいまいさは無い。
 xx君、それはあさってまでに、計画と目標値をお願いね。あさってだよ
 、頼んだね・・みたいなノリなのだ。

 会議は、OHPを使い(手書きで進めるところがミソなのだが)てきぱきと
 進められていく。会議はTV会議にもなっており、全国の支店や工場ともつ
 ながっているので全社がいっせいに情報と方針を共有し、そして午前中に
 はその方針にもとづいて仕事が進む。早い。

 会議とは何か、経営とはなにか、社長はどんなリーダーシップがいるのか
 そういうものをぎゅっと押し込んだ内容がある。

 会議時間が長いからなんとか効率化しよう・・・なんていう会社があれば
 そのまえに本書を読んだほうがいいだろう。 
 
 朝は、やっぱり黄金タイムである。早朝会議革命とは、みごとなタイトル
 である。明日も会議があるという方、是非!

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   ★★★★☆+即断即決!毎朝

 
   ・会議の品質向上に興味ある方
   ・痛快なリーダーが大好きな方
   ・朝の時間を有効に使ってみたい方

Posted by webook at 23:59

2004年02月25日

■戦略「脳」を鍛える(御立尚資)

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 “ポーター”を読んだだけでは勝てる戦略はつくれない!

戦略「脳」を鍛える
        BCG流戦略発想の技術        
   =========================================
   |著者:御立尚資(みたち・たかし)
   |東洋経済新報社|2003年 11月
   |ISBN:4492554955|1,600円|192P
    =========================================
 
 マイケル・ポーターの競争戦略論をいくら勉強したといっても、それだけで
 勝てる戦略ができるわけではない。確かに! 
 じゃぁ、いったいどうすればいいの?という問いに見事に答えてくれる本だ。

 何事も基本や定石は必須だ。それなしにイチローや羽生は生れていない。
 一方で基本や定石を知っているだけでは勝てないということも事実。その先
 にどうしたら行けるか・・
 著者の御立さんは、それを「インサイト」と読んでいる。定石を超えたイノ
 ベーションを生みだす発想法を、とても分かりやすく解説している。
 加えて、いくつかの課題をいっしょに考えるケースもあるのもいい。

 BCG(ボストンコンサルティンググループ)のノウハウを惜しげもなく開
 示し、とても面白い展開になっている。そして、火星探査機パスファインダ
 ーや大森焼きそばなど面白い事例も盛り込まれており、とても読みやすい。

 戦略は人マネしていては、戦略にならない。「ユニーク」であることが必要
 だ。そのためには・・・と本書は語りかける。
 考える方法を構造的に展開しているのでとても分かりやすい。構造的という
 のは、こういう具合に因数分解する方法である。

   ユニークな戦略 = 定石+インサイト
           = 定石+(スピード+レンズ)
           = 戦略ノエッセンス+(パタン認識+グラフ発想)x
            シャドウボクシング+ ・・・・
 という具合である。
 とくに、「拡散、フォーカス、ひねりというレンズの三要素」が僕はお気に
 入りだ。いいねぇ。

 ちなみに、御立さんは、もと同じ職場にいた仲間。超キレ頭(あ、これ怒り
 っぽいという意味じゃないよ)だった彼ならではの味がある。
 Insightをここまで噛み砕いて語ってくれたこの本は歴史的なポジシ
 ョンを得るかもね・・。
 (元同僚のよしみという要素を100%排除してもなお、すばらしい!。)

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   ★★★★★+インサイト

 
   ・ユニークな戦略を考えたい方
   ・考える方法論を考えている方
   ・人と違ったことをしたい方

Posted by webook at 17:42

2004年02月20日

■GE式ワークアウト(デーブ・ウルリヒ/スティーブ・カー)

warkout.JPG
官僚主義は、まるで庭の雑草のようにいつでも戻ってくる。

GE式ワークアウト
        
   =========================================
   |著者:デーブ・ウルリヒ/スティーブ・カー
   |出版社:日経BP社|2003年 04月
   |ISBN:4822243370|3,200円
    =========================================

 GEは、おそらく世界の企業の中でもっとも強靭な企業パワーを持ってい
 る会社の一つだ。トヨタやIBMもそのひとつだろう。
 いずれも共通する要素があるとすれば、「変化・変革」というのが、日常
 的なことになっていることではないか。そのための仕組みが常識のように
 存在するところである。
 GEの場合は、シックスシグマであったり、本書で取り上げているワーク
 アウトであったりする。

 「GEが今日なお、官僚主義を排除し、社員に権限を与え、より効果的な
  ビジネスのやりかたを絶え間なく発見し続けることを可能しているもの」

 それがワークアウトだ。

 ワークアウトやタウンミーティングといった言葉を聞いた方もあるだろう。
 それが、実際にどのような仕組みで、どう運用されたらGEのような強靭
 な組織になれるか・・・そんなヒントが具体的に書かれている。

 ワークアウトとは、次のようなプロセスを踏む。

 1)デザイン段階
   組織(関連組織も含め)が抱える問題をピックアップし、何を解決し
   なければいけないかというテーマを決める。
   組織長がリーダーシップをもって行う仕事だ。日本企業でよくあるよ
   うに、下からあげてもらってコメントするのではない。
   そして、チーム(クロスファンクションチーム)を組織し、そこで、
   問題分析、アイデア創出、改善提案の策定を行う。

 2)ワークアウトセッションの実施段階
   ここでの一番のキモは、タウンミィーティングというものだ。
   スポンサー(役員など)に提案をプレゼンし、その場で「是か非か」
   を決断しなければならない。上にとってはものすごいプレッシャーの
   場面であるいいかげんな対応をすると、バカにされる・・・。
   (そういう緊張の場面は、日本企業ではあまりない)

 3)遂行段階
   承認された実行案を提案のオーナーが責任をもって実施する。12週
   間以内。終了時には、当然レビューを行う。


 組織は、いつでも問題や課題を抱えている。これは99%以上真実だと思
 う。そして、それを放置するか、なんとかするか・・でその後が分かれる。
 ワークアウトは、まさに「なんとかする」仕組みだ。
 ワークアウトは、実は日本のQCサークルにヒントを得ているという。違
 いは、トップダウンのベクトルがあるかないか・・のようだ。

 かなり大部な本だが、厚さと価格を裏切らない内容がある。
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   ★★★★★+壁を破る

 
   ・組織の壁を破りたい方
   ・GEのワークアウトを検討している方
   ・組織変革を進めたい方

Posted by webook at 14:11

2004年02月03日

■腐った組織をどうやって救うのか(丸瀬遼)

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組織の劣化・・・実はうちでも・・

腐った組織をどうやって救うのか
        「再生の神」は現場にのみ宿る
   =========================================
   |著者:丸瀬遼
   |日本実業出版社|2004年 02月
   |ISBN:4534037015|1,500円 |284P
    =========================================
 
 長銀の最後を看取った男・・という帯からは、ダメな銀行の内幕暴露本か
 ぁ・・というイメージをもったのだが、読み進むうちに他人事ではないこ
 とに気がつき、「やばい」と思ってしまった。

 そうなのだ。いまや銀行は下手な経営の代名詞のように揶揄されるが、そ
 れは銀行にとどまらず多くの企業や官僚的組織に共通する病気だと気づく。

 組織の劣化・・まさにそのことが本当の原因なのだ。劣化とは何か・・・
 無能な経営者、責任のない企画部、責任と戦略性を薄める合議の仕組みな
 どである。これらがあいまって組織を劣化させ、ひいては日本経済の停滞
 を生んでいると分析する。
 組織の劣化は、なにも大銀行や官僚組織だけではない、身近なところにも
 密やかに進行しているとみていい。

 こんな一節を引用しておこう・・

   自分なりのビジョンや戦略とは無縁の経営者にとっては、企画部ほど
   ありがたい存在はない、自分では処理しきれない情報の波にもまれず
   とも、企画部が整理して加工した情報を提供してくれる。自分ではビ
   ジネス戦略を立案できなくても、企画部が原案を作ってくれ、それに
   対していくつか細かい点を指摘しさえすれば、経営をしているという
   幻覚を味あわせてくれるのだ。

 なんと厳しい指摘。しかし、一方でそうだそうだの声も聞こえてくる。

 本書は、そんな現状を明快に切り取るだけでなく、その処方箋も提示する。
 組織再設計のための指針として12の処方箋がある。どの視点ももっとも
 なものだ。たとえば・・
  1.稟議制合議制から個人責任体制へ
  2.網羅的・総合的アプローチからシナリオ・アプローチへ
  3.権限・責任・情報の三位一体化
 などだ。「意思決定の責任は、会議などのあやふやな存在ではなく、明確
 に個人に帰すべきだ」「体系的なシナリオのみが、環境変化への修正を可
 能にする」など、まさにその通り!だと思う。BSC(バランススコアカ
 ード)の活用に際しても、強い共感を覚える考え方だ。 

 日本の組織再生のヒントが、力強く展開されている。おすすめ!

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   ★★★★★+組織の劣化

 
   ・組織変革を行いたい方
   ・会社をなんとかしたいと考えている方
   ・経営幹部の方

Posted by webook at 08:38

2004年02月01日

■役員室にエジソンがいたら(ジュリー・L.デービス/スーザン・S.ハリソン)

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中村修二に200億円!・・そういう時代なのだ。

役員室にエジソンがいたら
         知的財産で勝つ経営戦略
   =========================================
   |著者:ジュリー・L.デービス/スーザン・S.ハリソン
   |かんき出版|2003年 10月
   |ISBN:4761261307|2,200円|251P
    =========================================
 
 昨日の朝刊各誌は、日亜化学を相手取った中村修二氏の訴訟記事でにぎわ
 った。中村氏勝訴、200億円の文字が躍る。(再度、上告されることは
 まちがいないところだが・・・)
 裁判所は、600億円でもいいとの判断のようだが、原告側が200億円
 「しか」要求していないから満額の200億円になったらしい。
 中村氏も訴訟の当初は20億円、次に50億円、そして200億円と要求
 額がエスカレートさせている。日亜化学と複雑なやりとりがあったのだろ
 うか。日亜化学にしてみればもっとスマートな対処の仕方があったように
 も思えるが、結果論で語っても仕方がない。

 さて、本書は特許をめぐる知的財産経営戦略の本である。
 エジソンは「発明」の代名詞のような存在だが、実は電球の発明に関して
 面白いエピソードがある。電球の製造法(フィラメント)を特許にしたが
 ライバル会社のジョセフ・スワンに訴訟で負けてしまう。彼は、そのとき
 訴訟相手のライバル会社と共同で会社を設立し、ビジネス成功の道を選ん
 だのだという。その会社こそがGEの前身なのだ。(へぇー)

 IBMは特許のロイアルティで年間15億ドル(約1800億円)も収入
 をあげている。また、クロスライセンスという戦略も面白い。
 ゼロックス、アップル、ダウケミカルなど成功、失敗事例もいくつか紹介
 されており、知的財産について考える部署の人にはお薦めだ。

 本書は、知的財産のマネジメントについて5つのレベルを設定し、具体的
 な事例を紹介しながら解説している。見えざる資本、知的資本(インテレ
 クチュアル・キャピタル)をマネジメントできるかどうか・・そういう時
 代になってきたようだ。
 200億円という賠償額はそういう時代の象徴ともいえる。

 ====================================================================
 

   ★★★★+Edison

 
   ・知的財産を活用したい方
   ・特許戦略を考えていいる方
   ・日亜化学の経営企画室の方

Posted by webook at 11:29

2004年01月28日

■「夢とビジョン」を語る技術(「夢とビジョン」を語る技術)

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ミカン箱には乗れないが・・

【「夢とビジョン」を語る技術 】
        「いっしょに仕事がしたい!」と言われる
   =========================================
   |著者:「夢とビジョン」を語る技術
   |かんき出版|2003年 09月
   |ISBN:4761261218|1,400円 |191P
    =========================================

 ソフトバンクの孫正義さんは、創業時、ミカン箱の上にのって社員に夢を
 語ったという。創業期のそうしたエピソードは、なんだか元気がでる。

 「90年代には、戦略重視のリーダーや変革型リーダーとしてチェンジ・
  リーダーが期待された。その後90年代後半からコーチングなどのブー
  ムもあり静かなファシリテーター型リーダーの発想が生まれた。そして
  今、日産のゴーンのような現場実証主義型リーダーが注目を浴びるよう
  になった。現場起点の価値創造型リーダーだ」という。

 時代とともに望まれるリーダーが変わるのもうなずける。ただし、どうや
 るかの前に、何をやるかを熱く語れる人は、いつの時代にも望まれるので
 はないだろうか。

 本書は「あの人と仕事がしたい」そう思われるリーダーになるには何が必
 要か?というテーマの本だ。

 ミッション、戦略、ワークアウトなど様々なテーマがある。

 夢をビジョンを熱く語るにはそれなりの準備がいる。そんなヒントを拾っ
 てみたい本だ。「ワークアウト」、これが僕には光ったねぇ。

 ====================================================================
 

   ★★★★+夢に日付を

 
   ・夢を語りたい方
   ・夢を具体化したい方
   ・夢を実現したい方

Posted by webook at 22:38

2004年01月20日

■バランス・スコアカード構築(吉川武男)

BSC=yoshikawa.jpg戦略によく効くらしい・・・。 何っ!

バランス・スコアカード構築
         基礎から運用までのパーフェクトガイド
   =========================================
   |著者:吉川武男
   |生産性出版|2003年 06月
   |ISBN:4820117564|1,700円 |
    =========================================

 バランススコアカードは、戦略的な経営を進める優れた手法として、最近
 注目されてきた。ハーバードのキャプラン教授とコンサルタントのノート
 ンにより構想された経営手法だ。
 日本におけるバランススコアカードの第一人者、吉川教授の最新刊がこの
 本だ。

 吉川教授の講演はなんども聴いたことがあるが、毎回新鮮な発見と気づき
 がある。その講演の雰囲気がいきいきと伝わってくる感じの内容で、BS
 C(バランススコアカード)の基礎から運用をガイドする本だ。

 品質や価格で勝負してきた右肩上り&スケールメリットの時代から、戦略
 やビジネスモデルが重要になり、経営を可視化して進めるナビゲーション
 経営の時代になってきたという。

 本書では、サウスウエスト航空の事例等をふんだんに紹介しながら戦略マ
 ップ(戦略の因果関係を図式化したもの)や、重要成功要因(CSF)、
 業績評価指標指標(KPI)の設定方法などがわかりやすく解説されてい
 る。

 戦略も一つとは限らない、サウスウエスト航空の戦略マップがふたつ示さ
 れているのが印象的だ。(サウスウエスト航空は、現在、アメリカで一人
 勝ちしているエアラインだ)

 BSC(バランススコアカード)を検討している企業にちょうどよい教科
 書となっている。
 あ、ついでに副読本として、こちらもよろしく・・・笑
    → バランススコアカードの使い方がよくわかる本
      ( http://tinyurl.com/2t9gx )

 ====================================================================
 

   ★★★★★+ナビゲーション経営

 
   ・会社の戦略がぱっとしないとお悩みの方
   ・戦略が絵に描いたモチになっているという方
   ・この会社、どっかおかしいぜ・・という方

Posted by webook at 20:36

2003年12月20日

■バランスト・スコアカード(桜井通晴)

bsc-sakurai.jpg
 やはりケース・スタディは学べることが多い。

バランスト・スコアカード】 理論とケース・スタディ

   =========================================
   |著者:桜井通晴
   |同文館出版|2003年 08月
   |ISBN:4495180517|4,500円 |581P
    =========================================

 アメリカの大学にいくと枕にできそうな分厚い本を売っている。本書はそ
 んな雰囲気がある。なにせ581ページもの大部な厚さ、値段も4500
 円とかなりお高い。

 しかし、BSC(バランスト・スコアカード)について検討中の方(企業
 )なら、参考書としてかなり役に立つのではないだろうか。

 本書は、JISA(社団法人情報サービス産業協会)での研究活動や著者
 の各種講義・セミナーをベースに日本的バランスト・スコアカードの構築
 について解説した本だ。
 
 櫻井先生は、「セグメンテーション」「測定」「可視化」が、不況日本を
 救う処方箋だという。そして、それを進めるのにもっとも適した経営シス
 テムがBSC(バランスト・スコアカード)だというわけだ。

 本書は、多くの企業、組織体での活用事例、キャプランやノートンとのイ
 ンタビューなどが織り込まれ、ひとつの集大成本として価値がある。
 海外事例では、デュポン、ユニシス、シャーロット市、アメリカ陸軍基地
 などが、また、国内事例では、リコー、富士ゼロックス、両毛システムズ
 近畿労働金庫、全日空システム企画などが掲載されている。事例の中には
 僕がJISAでプレゼンした資料も入っている。ご笑覧を。

 著者の櫻井さんは、「おやじギャグときわどい一線を画すウィット」がお
 好きな方だ。格式ばったところがないのがいいねー。

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   ★★★★★+豊富な事例

 
   ・戦略的経営を考えてる方
   ・BSCを導入したいっていう方
   ・BSC事例について知りたい方

Posted by webook at 13:11 | Comments (1)

2003年11月26日

■ベストプラクティス(峰如之介)

bestpractice.jpg
業績改善とは、ほとんどの場合、
  当たり前のことを遂行することにある。(カルロス・ゴーン)
ベストプラクティス】  日産最強の店舗づくり「100日の戦い」
   =========================================
   |著者:峰如之介(みね・なおのすけ)
   |中央経済社|2003年 09月
   |ISBN:4502584509|1,400円|221P
    =========================================

 プロセス改善や経営改革のためにすぐれた事例を分析し、それを取り込も
 うというというのがベンチマーキングという手法。そして、その「最良の
 事例」となる比較対象がベストプラクティスである。

 本書は、ベストプラクティスを活用した日産の販売店変革物語である。
 店長のマネジメントスタイルが変わる様子が克明にルポされている。

 店長のマネジメントスタイルを変革するプログラム、いやちょっと違うな、
 店長自身が、自らのスタイルを変革するプログラム、そう、これだ。
 「店長は変わった」という社員の声こそが、この改革の成功を物語る一番
 のことばであろう。

 自分自身のことが一番分りにくい。「こんなにがんばっている」「信頼さ
 ているはずだ」「きちんと部下を見ているはずだ」という思いは誰しもあ
 る。しかし・・・それがはたからどう思われているかは、自分ではなかな
 かわからない。この変革プロジェクトは、まずそんなところからスタート
 している。
 トップマネジメントの覇気、コーチング、その他様々な変革のヒントを見
 つけることができる本だ。

 自分を見つめなおし、社員とのコミュニケーションをうまくとり、目標を
 明確にし、お客様志向を自ら実践し・・などなどリアリティに富んだ変革
 物語は、多くの企業に参考になる。

 巻頭にあるゴーンの言葉がいい。
 「業務改善とはほとんどの場合、当たり前のことを遂行することにある。」
 ブラボー! だね。
 ====================================================================
 

   ★★★★+自ら変わる

 
   ・ニッサンの内部を覗いてみたいっていう方
   ・カルロス・ゴーンに興味ある方
   ・最強の店舗を作ってみたい方

Posted by webook at 21:47

2003年10月24日

■星野仙一の「GM型」常勝革命(豊田泰光)

hoshino=GM.jpgこの人も「人たらし」らしいね。

星野仙一の「GM型」常勝革命

   =========================================
   |著者:豊田泰光
   |出版社:講談社|発行年月:2003年 08月
   |ISBN:4062120739|本体価格:1,500円
   =========================================

 タイガースの優勝マジックが点灯したころから、星野監督関連の本がワサ
 ワサと出版された。アマゾンで検索すると37も出てくる。

 本書もその一つ。今は解説者の豊田泰光さんが星野監督インタビューや、
 野球評論家としての考えなどをもとに、星野阪神の変貌ぶりを語った本で
 ある。巨人批判や、原、長島、野村、松井などについても毒舌(&饒舌)
 を向けている。

 喧嘩っ早い星野監督、ぶちきれてベンチを蹴飛ばす監督、など直情表現型
 というイメージが強いが、意外に「気配り」「思いやり」などがあり、へ
 ぇと思う面も多い。こういうのは、TVではなかなか表現できないところ
 だ。往年のMVP選手でもある豊田さんの言葉からは、それがいきいきと
 伝わる。「人たらし」という表現がよく似合うエピソードがいくつか紹介
 されている。

 星野監督をGM型だという所以は、開幕前からチームのリストラや選手獲
 得に主導的な働きをしたことのほか、こんなエピソードもあるという。
 雨で試合が中止になったら選手を出口に並ばせ「また来てください」と声
 をかけさせる。あるいは、3塁側のオレンジシートの入りが悪いと見るや
 オペラグラスを配らせたりと・・・お客様の視点もしっかりマネージして
 いたようだ。(これ、BSCセミナーで使えそう・・・笑)

 タイトルからは、かなりマネジメント的な分析や知見を期待させるが、
 星野監督の人となりや、エピソードを楽しんだほうがいい本だね。
 ====================================================================
 

   ★★★+予言どおりだ!

 
   ・タイガースファンの方
   ・日本シリーズに熱い応援を送っている方
   ・阪神の来年を考えたい方

Posted by webook at 23:49

2003年10月14日

■バランス・スコアカード導入ハンドブック(ベリングポイント+吉川武男)

BSC=bering.jpg
悩んだときは、開いてみよう・・。

バランス・スコアカード導入ハンドブック
        戦略立案からシステム化まで
   =========================================
   |著者:吉川武男/ベリングポイント株式会社
   |東洋経済新報社|2003年 10月
   |ISBN:4492554912|2,800円| 225P
   =========================================

 ベリングポイント?の戦略コンサルタントが吉川武男教授との共著で、ま
 とめあげたバランス・スコアカードの導入実務書である。

 最近、またバランス・スコアカードの本はいくつか発行されているが、本
 書は、実務の本としていい線(わかりやすく、実用的)を行っている。

 バランス・スコアカードは、業績を評価する仕組みにとどまらず、戦略を
 展開し、実行するための枠組みとして、今、多くの企業・組織から注目を
 あびている。
 バランススコアカードの考え方、その成功と失敗のカギ、導入方法、情報
 システムの具体例など充実した内容が本書にはある。
 
 そして本書の特徴は、なんといっても豊富なKPIライブラリーであろう。
 KPIとはKey Performance Indicator といって、戦略目標の具体的な指
 標である。バランス・スコアカードを導入しようとしたとき結構悩むもの
 だ。基本的には自分で考えればいいのだが、なにか参考があれば助かるな
 ぁ~というのが人情。これからBSCを導入しようと検討中の方にとって
 も参考になるねぇ。

 ちなみに秦さんは、セミナーでご一緒したことがあり、明快な説明がすば
 らしい戦略コンサルタントの方。吉川教授は、日本におけるバランス・ス
 コアカードの第一人者の方だ。とても気さくな方だ。

 さて、この本、本屋さんで手にしてみる気になった?
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   ★★★★☆+KPIだぜぃ

 
   ・BSC導入検討中の方
   ・バランス・・なんとかに興味ある方
   ・自社のBSCをマジで考えたい方

Posted by webook at 08:37

2003年10月13日

■カルロス・ゴーン経営を語る(カルロス・ゴーン+フィリップ・エリス)

gohn=kataru.jpg人も組織も変革エネルギーを内包している。

カルロス・ゴーン経営を語る

   =========================================
  |著者:カルロス・ゴーン/フィリップ・リエス
  |日本経済新聞社|2003年 09月
  |ISBN:4532310857|1,600円|434P
   =========================================

 表紙には和服を着たカルロス・ゴーン。実に様になっている。日産の経営
 をここまでドラスティックに回復させ、失われた10年などとのんきなこ
 とを言っている日本にクールな刺激を与え続けているこの人。日本にとけ
 こもうという経営姿勢があるからよけいに似合う。

 本書の表紙につられて買った人も、その期待を裏切らない内容に満足した
 人が多いことだろう。いろいろと考えたり気づいたりすることが多いから。

 ゴーン自身の著作となる本書は、「ルネッサンス」「カルロス・ゴーンの
 『答えは会社のなかにある』
」に続く3作目だ。他にも多くの人がゴーン
 をルポした本を書いており、重なる部分は多いが、本書は自身がインタビ
 ューに答えて語った言葉が載っており、ゴーンの肉声が伝わるのがいい。

 日産リバイバルプラン、CFTなど独特の言葉は、もはや賞賛の意を込め
 て語られることが多いが、ゴーン着任当初は、コストカッターだの、きっ
 と失敗するだろう・・などといわれていたものだ。

 本書を読むと、ゴーンが、実にいい耳をもっていることに気づく。現場の
 声をよく聞き届け、そして問題点をズバっと整理し、その解決に向けたビ
 ジョンと戦略を示す。そしてもっとも大切な点は、それをコミットメント
 としてガンガン実行するところだ。コミットも実行も縁遠いユデガエルな
 企業にとっては実に颯爽として感じられる。

 カルロス・ゴーンの経営に対する姿勢、考え方、さまざまなものが自らの
 言葉で語られているところが魅力だね。ゴーンがどのようにしてゴーンと
 なったのか、とくと分る本である。経営者必読の本だ。
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   ★★★★★+コミットメント

 
   ・ゴーンさんに興味ありという方
   ・うちにもゴーンに来てほしいという方
   ・おれがゴーンだという方

Posted by webook at 08:41

2003年10月09日

■創造力(HBRP+ラルフ・カッツ)

souzouryoku=HBR.jpg
クリエイティビティ+リーダーシップ=!!!

創造力
  =========================================
  |著者:HBSプレス/ラルフ・カッツ
  |出版社:講談社|発行年月:2003年 09月
  |ISBN:4062120259|本体価格:1,700円 |
  =========================================

 きのうに続き、今日もハーバードの香りをお届け・・・。
 ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズとして出された6冊のビジネス
 スキル本の中から今日は、創造力の本だ。といっても原書のほうは、
 Managing Creativity and Innovation ということで、組織ベースの創造
 力という意味あいが強い。

 ネタ本の原書リストはこちら
  http://www.entinst.ca/HBS=Harvard%20Business%20Essentials.htm

 「ハーバード・ビジネス・スクールは、ビジネスに一番大切なことはクリ
  エイティビティであり、二番目がリーダーシップであるということをい
  いちはやく喝破していた」さらに「こうした教育しにくい分野に堂々と
  取り組んでいた」。エライじゃあ~りませんか・・・
 と巻頭の言葉をのべているのは、自身もハーバードで学んだ堀紘一氏だ。
 この本は、6冊の中で、多分最もハーバードらしい内容かもしれない。

 当然ながら(?)かなり教科書的でかたい雰囲気がある。また、他のシリ
 -ズと同じように事例も登場する。
 よく知られている3Mの15%ルールという不文律(本来業務に関係ない
 ことを仕事時間に行える制度)や、イーストマン・コダックが大衆むけの
 カメラを発明したきっかけなどいつくかの事例があるのも、またハーバー
 ドらしいところ。

 創造や発明、アイデアといったものは、まったく新しいものを捻り出すこ
 とのように思われがちだが、多くはインクリメンタル・イノベーションで
 あることが多い。もちろんラディカル・イノベーションという突然変異的
 なものもある(たとえば真空管じゃなくてトランジスタとか)。
 いずれにしても無からではなく、その前に何かがあってジャンプが大きい
 か小さいかだとすれば、創造とは、やはり既存のものの組合せ、統合、視
 点を変えた応用などで作り出されるともいえる。
 
 組織がイノベーティブになるための工夫、リーダーシップなどマネジメン
 トのための教科書である。 --------------------------------
 

   ★★★☆+創造性

 
   ・クリシン読んだ方 (クリシンてわかる?)
   ・企業幹部(だと思ってる)の方
   ・なんとかこの停滞を打開したいが・・という方

Posted by webook at 08:02

2003年09月28日

■脱カリスマ経営(吉田忠裕)

yoshida=tadaoYKK.jpg
あらゆるものは、脱○○を目指す。

脱カリスマの経営
   =========================================
  |著者:吉田忠裕
  |東洋経済新報社|2003年 07月
  |ISBN:4492501096|1,500円|239P
   =========================================

 あなたが今着ている洋服のファスナー・・・YKK? でしょ!。

 YKKといえばファスナー、ファスナーといえばYKK。なんとそのシェ
 アは、世界で45%もあるという。日本じゃなくて世界で!である。
 YKKは富山で創業した日本のファスナー・メーカーである。
 現在は、その事業を多角化させ、グループ連結で、建材(3500億円)、フ
 ァスナー(1900億円)となっているが、やはりファスナーの会社である。
 
 知らなかったのだが、グッチ、ヴィトンといったブランド商品だけでなく、
 NASAの宇宙服や、人工芝の繋ぎにもYKKの製品が使われているとい
 う。(66へぇ)

 吉田忠雄さんが富山で創業したこの会社、現在は、二代目の吉田忠裕さん
(本書の著者)が経営している。ケロッグ・スクールでMBAを取得した2
 代目社長である。
 カリスマ創業者の跡を継ぐのは大変である。しかし、忠裕さんは、MBA
 知識も生かしながら、YKKを改革してきた。本書は、その企業変革の書
 である。

 「土地っ子になれ」「あと紙一枚の努力をくわえなさい」「YKKでは全
 従業員が労働者であり、経営者である」などの言葉に表されるように、創
 業者の忠雄さんは、カリスマとしてすばらしい経営をした人である。その
 カリスマ創業者のあまりにも偉大な成功体験を引き継いだ二代目社長はど
 うしたらいいのか・・・そんなヒントが本書にはある。

 ミッション経営大賞を受賞したYKKの経営の進化には学ぶものが多い。
 「善の循環」という社是をかかげて発展してきたYKKの経営の秘密をさ
 ぐりたい。カリスマからの変革を進める会社の役員の方にお勧め!。
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   ★★★★+継承と変革

 

   ・社長責任体制から脱却を図ろうとしている会社の方
   ・企業変革を進めている方
   ・YKKのファスナーを身に付けている方

Posted by webook at 08:31

2003年09月20日

■経営の哲学(ピーター・F・ドラッカー

pdracker=keiei.jpg
この本も読む本ではない。ヒントをもらって考える本である。

経営の哲学
       いま何をなすべきか
   =========================================
  |著者:ピーター・ファーディナンド・ドラッカー/上田惇生
  |ダイヤモンド社|2003年 07月
  |ISBN:4478331022|1,400円| 221P
   =========================================

 ドラッカーの名言集の一つ。これも上田惇生さんが編集にあたっている。
 これから戦略計画を立てようとしている経営者や経営幹部の方は、そば
 においておきたい一冊。
 マネジメントの役割、事業の定義、顧客、意思決定、利益、人のマネジメ
 ントなど15の項目にわけて名言が集められている。

 これは・・という名言を少し・・

 ▼組織と個人を成長させる
   マネジメントとは、ニーズと機会の変化に応じて、組織とそこに
   働く者を成長させるべきものである。組織はすべて学習と教育の
   機関である。   <新しい現実>より

 ▼目標を達成したとき
   事業の定義は、組織が目標を達成したとき陳腐化する。目標を達成
   したときとは、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべ
   き時である。 <未来への決断>より

 ▼強みは内部から見えない
   知っている仕事はやさしい。そのため、自らの知識や能力には特別
   の意味はなく、誰もがもっているに違いないと錯覚する。逆に、自
   らに難しいもの、不得手なものが大きく見える。
            <創造する経営者>より

 ▼最大ではなく最適を
   市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である。
              <マネジメント>より

 ▼利益が目的ではない
   事業体とは何かを問われると、たいての企業人は利益を得るための
   組織と答える。たいていの経済学者も同じように答える。この答え
   は間違いだけではない。的外れである。
              <現代の経営>より

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   ★★★★★+そばに

 
   ・経営者の方
   ・企画部長の方
   ・経営幹部の方

Posted by webook at 09:16

2003年09月19日

■超トヨタ式チェンジリーダー(金田秀治)

toyotasiki.jpg変わり「続ける」ところに秘密が・・・

超トヨタ式チェンジリーダー
         変わり続ける最強の経営
   =========================================
  |著者:金田秀治(かねだ・ひではる)
  |日本経済新聞社|2003年 07月
  |ISBN:4532310679|1,400円|
  =========================================

 トヨタの秘密を解説する本は、このところたくさん出ている。
 閉塞感をうちやぶる手立てはないものか・・・という期待感もあって、多
 くのビジネスパーソンに注目されているところだ。
 さて、トヨタの経営とは何だろう? カンバン方式、ジャストインタイム
 など聞きなれた(Kanbanはすでに英語にもなっている)言葉が浮かぶ。
 もちろん外れてはいないのだが、ほんとうのところはこういうことになる。
   変わり「続ける」経営
 ということだ。もうひとつのキーワードは、「徹底的に」という点である。
 トヨタのスゴイところは、徹底的にやるのである。行動するところに重心
 があるということでもある。

 変わり続けるという行動を徹底的に追求する姿勢が、トヨタの本質のよう
 な気がする。しくみとは、制度や組織だけでなく、職場の雰囲気(風土と
 もいうね)、経営の意気込みなど、微妙な風みたいなものも含まれる。

 その風を起こす人がチェンジリーダーである。トヨタから独立して起業し
 た著者は、チェンジリーダー養成がライフワークである。
 必要なことは、KKDだという。K(カン)、K(コダワリ)、D(ドキ
 ョウ)だ。 とくにコダワリとドキョウは、今の日本企業にないところで
 はないだろうか・・・。

 企業変革(変わり続ける変革)を3つのゾーンに別けている。経営戦略、
 部門戦略、現場戦略の3つだ。そして、本書がフォーカスするのがチェン
 ジリーダーが重要な役割を果たす部門戦略である。いわばミドルマネジャ
 ーの活躍する場面である。
 多くの人がトヨタ生産方式を、現場における「ムダの徹底的排除」という
 作業改善に注目しているが、本書は部門戦略という第3のゾーンに注目し
 ている。「超」トヨタ方式という所以は、そこにある。

 トヨタというモノツクリの現場で鍛えられた企業経営のヒントを拾ってみ
 たい本だ。

 ちょとメモしておきたいキーワード
   仕事=働き+動き  (動き=ムダ)
   仕事=業務+改善
   変化の仕組みを内臓する組織
   明日の準備を今日行なう
   ダメモト活動
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   ★★★★☆+明日の準備

 
   ・組織変革をやりたい方
   ・職場に新しい風をもちこみたい方
   ・トヨタ方式?なにそれ?って方

Posted by webook at 09:01

2003年09月16日

■MBA定量分析と意思決定(GMI/嶋田毅)

MBA=GMS.jpg

 はかりごとには、ハカリゴトが必要である。

MBA定量分析と意思決定

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  |著者:Globis Management Institute/嶋田毅
  |ダイヤモンド社|2003年 09月
  |ISBN:4478410321|2,800円 |233P
  =========================================

 全ては測れる。
 測れば変わる。
 変れば生き残る。
 生き残るには変わらなければならない。
 変わったかどうかは、測らないと分からない。

 なんだか、回文みたいになってきた。ともあれ、測ることは意味がある。
 これまで企業経営の定量分析は、ROAだの売上高利益率だの財務的なも
 のがメインだった。ところが最近は、顧客満足を測ろう、従業員満足も大
 切だ、クレーム率はどうだ・・と様々なことを定量分析することが必要に
 なってきた。まさにバランススコアカードの世界である。(本書にもBS
 Cについて少し紹介されている)

 本書は、そうした企業経営に係わる定量分析の意味合い、基礎知識、ケー
 ススタディなどで構成したMBAの教科書である。グロービスのMBAシ
 リーズ第11弾である。

 本書は、3部構成となっている。
 まず第一部では定量分析の必要性やつい陥りがちな落し穴、統計の基礎な
 どについて解説される。数字や統計はもっともらしいウソにもなるから、
 ここは大事だねぇ。
 第二部は、ハンドブック的な内容で、代表的な指標について解説されてい
 る。(たとえば顧客満足度、価格弾性力、EVAなど)
 第三部は、ケーススタディである。化粧品販売会社の若手社員が、社内ベ
 ンチャー制度を活かして、エステの新規事業を進めるという想定だ。

 第三部を先に読んで、第一部を読むといいかも。第二部は必要性が生じた
 時に見るといいね。 本書は、いわゆる教科書です。
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   ★★★+定量分析

 
   ・MBA修行中の方
   ・経営の意思決定に関与している方
   ・数字のウソを知りたい方

Posted by webook at 08:17

2003年09月15日

■組織はこうして変わった(高塚猛+北川正恭)

kigatawa=kotuka.gif二人とも組織のエネルギーを引き出す名人である。

組織はこうして変わった
         高塚猛と北川正恭の革命論
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  |著者:高塚猛+北川正恭(きたがわ・まさやす)
  |致知出版社|2002年 05月
  |ISBN:4884746228|1,400円| 222P
   =========================================

 高塚猛さんと元三重県知事の北川正恭(まさやす)さんの改革論である。
 福岡3点セットを再建した高塚猛さんと、地方行政改革の第一人者北川正
 恭さんが「組織マネジメント」の思いと実践を熱く語りあっている。
 民間企業も自治体も組織という点では同じ。そして、リーダー次第で大い
 に変わるという点でも同じである。

 この本は、組織変革は、やり方の問題ではない、構造の問題でもない、大
 切なのは意識の問題だ!というのがテーマになっている。

 北川さんは生活者基点の行政への転換である。生活者基点というのは、こ
 ういうことだ。「県民を満足させる行政」ではなく、「県民が満足できる
 サービス」という発想である。『を』じゃなくて『が』である。
 (現在、北川さんは三重県知事を辞め早稲田大学教授となっている)

 高塚(こうつか)さんは、福岡3点セット(ホークス、福岡ドーム、シー
 ホークホテル)を再建した方でる。人のパワーを二倍三倍にするという発
 想は考え方のバブルだという。むしろ10の力の人が3とか5しか活かさ
 れていないのが普通だから、その原因を取り除いてあげるほうがいい、と
 いう。高塚さんは人のエネルギーを引き出すのがほんとにうまい。
 また、「大切なことのために正しいことを捨てる」という戦略の事例がいっ
 ぱいあり、高塚さんが語ると、それが実にすがすがしい。
 
 二人の対談のなかから、経営やマネジメントのヒントを拾ってみたい。
 もし、僕がハーバードの先生なら、この二人を、絶対、組織変革のケース
 にするねぇ。いやぁー、いいねぇ・・・
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   ★★★★★+こうするのだ!

 
   ・組織リーダーの方
   ・自ら変わりたい方
   ・官僚体質を変えたい方

Posted by webook at 09:34

2003年09月14日

■ならば私が黒字にしよう(高塚猛)

koutuka=naraba.jpg
このおじさんに惚れこんじゃいました。

ならば私が黒字にしよう
  =========================================
  |著者:高塚猛(こうつか・たけし)
  |ダイヤモンド社|2003年 08月
  |ISBN:4478321051|1,500円|217P
   =========================================

 高塚猛さんと出会ったのは、神戸のホテル。そのときは「自分と未来は変え
 られる」という本での出会いだった。以来、たくさんの感動や勇気や元気を
 もらっている。そして、ほんものにお会いしたのが2003年の7月。あるセミ
 ナー会場でのことだった。不思議なご縁でお会いできた。セミナーをお礼を
 メールすると携帯メールですぐお返事が・・そのあと何通かのチャットメー
 ルをしたのにはおどろかされた。

 今日の本は、福岡3点セット(ダイエーホークス、福岡ドーム、シーホーク
 ホテル&リゾート)の再建の舞台裏をとても人間的な感動ストーリーで紹介
 したものである。
 企業はマネジメント次第で元気にも、不調にもなる。そして、そのマネジメ
 ントに「心」がないとどうしようもない。
 高塚さんの経営の特徴は、まわりのみんながなんともいえない熱い思いを自
 然にもってしまうところだろう。

 「夢に数字を入れる」「商品を売るのではなく、幸せになっていただく思い
  を売るのである」「リピートとは、また来たいではなく、誰かを連れてき
  たくなることである」「学んだことのたったひとつの証、それは変わると
  いうことである」などなど、キラキラ光る言葉の<実感>がいっぱいある。

oonishi=san.jpg
 今回、福岡出張の折にお会いした大西専
 務(福岡ドーム)に、高塚さんのことをいろ
 いろ伺った。その折、高塚さんとゴーンさ
 んは似ているところがありますねと表現し
 たところ、決定的に違うことがありますと
 大西さん。
 むむ?なんだろう? 

 それは、人をいっさいカットしないところだという。たしかに、高塚さんの
 ポリシーに、 「ある社員がいて、10ある才能がたまたま4しか生かせてい
 ないのは、マネジメントの責任であり、それを活かす方法はかならず見つか
 る」というものがある。

 本書の中にも、一見どうしようもない状況を、ちょっと考え方をかえると、
 まるでマジックのように好転する事例がいくつも紹介されている。

 「とんでもない方ですねぇ」という僕の言葉に、大西さんも大きくうなずき
 「まったくその通りです。」とおっしゃった。

 高塚さん、つくづく素敵なおじさんである。
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   ★★★★★+実感

 
   ・元気がほしい方
   ・変わりたい方
   ・感動したい方

Posted by webook at 11:16

2003年09月12日

■会社再建3つの戦略(高塚猛)

takatuka=3.jpg気持ちが変われば会社が変わる!。  

会社再建3つの戦略
  =========================================
  |著者:高塚猛
  |かんき出版|2000年 12月
  |ISBN:4761259019|1,400円|223P
  =========================================

 高塚さんの熱いメッセージを集めた本である。高塚さんがはじめて出した
 本でもある。
 
 高塚さんが社員に「経営のキーワード」として送り続けたメッセージから
 選りすぐりをあつめた本だ。高塚さんの日々の行動が経営そのものになっ
 ている。まわりの人がなぜか動きたくなってしまう高塚さん。その秘密が
 この本にある。

 ビジネスの成功要因は、お客様の本当の目的を大事にしてお客さまの満足
 とは何かを的確に知ること、そして、コスト意識を持つことだという。
 それって当たり前の・・・。そう、当たり前のことなんだが、これがまた
 難しい。それを実現するために、次の3つの戦略が基本だという。
  「固定費の変動費化」
  「リピートの仕組みをいかに作るか」
  「個へのアプローチ」
 である。
 読んだ人の心を動かすメッセージがある。高塚さんの言葉にふれられる、な
 かなか魅力的な本だ。

 ますます、好きになってきたぞ! このおじさん。
 ================================================================
 
   ★★★★★+メッセージ

 
   ・社員の意識を変えたい経営者
   ・モチベーションってなんとかならんかという方
   ・なんで変わらんのだ・・・という方

Posted by webook at 19:54

2003年09月11日

■変革の哲学(ピーター・F・ドラッカー)

dracker=henkaku.jpg

変化を日常化する!? うーっ。

変革の哲学
   =========================================
  |著者:ピーター・F・ドラッカー/上田惇生
  |ダイヤモンド社|2003年 08月
  |ISBN:4478331049|1,400円|221P
   =========================================
 ドラッカーの名言集、続編2部作、「変革の哲学」「歴史の哲学」のひとつ
 である。
 ドラッカーのほとんどの著作の翻訳を手がけている上田教授の編集によりで
 きた本である。ドラッカー氏と上田さんは親密な間柄にあり、本書の編集も
 上田氏に全面的に任せているようだ。

 変革の・・・というフレーズに思わず購入した本だ。
 今日も、いくつか印象的なものをご紹介。

 ▼未来学の問題点
   未来学者は、予測したことがどれだけ実現したかによって的中率を測る。
   彼らは、実現した重要なものの中で、自分が予測さえしなかったものが
   どれだけあるかを数えない。
   (すでに起こった未来)より

 ▼未来のための予算
   未来のための予算は、好不況にかかわらず一定に保つべきである。規模
   は全予算の10%から20%である。未来のための予算は、一定レベル
   を維持しなければ、いかなる成果もあげることはできない。
   (明日を支配するもの)より

 ▼自ら変化をつくりだせ
   組織が生き残りかつ成功するには、自らがチェンジ・エージェントすな
   わち変革機関とならなければならない。変化をメンジメントする最善の
   方法は、自ら変化をつくりだすことである。
   (ネクスト・ソサエティ)より

 ▼イノベーションの機会は7つある。
    1.予期せぬことの生起(成功、失敗、出来事)
    2.ギャップの存在
    3.ニーズの存在
    4.産業構造の変化
    5.人口構造の変化
    6.認識の変化(物の見方、感じ方、考え方)
    7.新しい知識の出現
   (イノベーションと起業家精神)より
 

 この本も、ドラッカーにふれることができるオイシイ本だね。
 ===============================================================
 
   ★★★★★+機会は7つ

 
   ・ドラッカーのファンの方
   ・ドラッカーの本を読んだことない方
   ・ススキをみながら考え事してみたい方

 <ほしくなった方>
   ・http://tinyurl.com/myb1 (楽天)
   ・http://tinyurl.com/myb3 (アマゾン)

Posted by webook at 13:11

2003年09月06日

■はじめてのリーダーズノート(石野誠一)

ishinoseiichi.jpg
なんか味のある方だなぁ~

【はじめてのリーダーズノート】
        これから人の上に立つ人へ
  =========================================
  著者:石野誠一
  明日香出版社|2003年 06月
  ISBN:4756906710|1,300円|222P
  =========================================

 石野誠一さん。(有)明日香出版社の社長さんである。出版社の社長でこ
 れだけたくさん本を書いている人は少ない。
  http://www.asuka=g.co.jp/

 本書には、石野社長の30年の経営経験から紡ぎだされたリーダーの要諦
 がまとめられている。

 印象的なメッセージはこれ:
  
    リーダーは、いかなる困難に直面しようと
    必ず万事好転するとの信念を持たねばならない。 

 そこには、小兵力士だった寺尾のエピソードが添えられている。
 怪我で負け越しがきまり、引退相談のつもりで自宅へ電話をかけたときの
 こと。寺尾関の奥さんいわく「また来場所頑張ればいいでしょ」。彼はそ
 の言葉に救われて、その後5年も頑張ったそうである。
 思いでモノゴトはいかようにも変わる・・らしい。

 この本は、高橋浩子さんの出版記念ライブで、手に入れたもの。
 こんなサインがしてある。

     『営々黙々 花が咲いても咲かぬでも』

 初対面だったけど、魅力的な人やったなぁ・・・。

Posted by webook at 09:14

2003年09月02日

■会議なんてやめちまえ!(スコット・スネア)

kaiginannte.jpg
あの会議、まったく時間の浪費だった!。

【会議なんてやめちまえ!】
  ひとつの会議も開かずに仕事を進める方法
  =========================================
  著者:スコット・スネア/鬼澤忍
  早川書房|2003年 07月
  ISBN:4152085053|1,600円|P
  =========================================

 管理職ともなれば会議のない日はない。逆に会議がないと手持ち無沙汰?
 会議、会議の日々である。
 しかし、参加している多くは、「こんな会議早く終わって欲しいな・・」
 なんて思っていたりする。特に定例化した、形式的な会議ではそういう嫌
 悪感が多い。僕も会議ではよく内職をしたものである。このごろは携帯で
 こっそりメールを読む人も多い。会議なんて・・と思うマネジャーに啓示
 を与えてくれる本だ。

 世の中に会議の質を高める方法や、会議のやり方の本は多いが、本書は、
 違う。そもそも会議なんて「やめてしまえ」というのだから、大胆だ。セ
 ンセーショナルなタイトルだけかと思いきや、マジで「やめよう」という
 内容だ。

 著者はもと米陸軍の砲小隊長としてイラク戦争に従軍している。その時の
 上官ステビンズ大尉のエピソードがすごい。6ヶ月の間、会議は一度だけ。
 あとは1対1の対話で部隊をリードし、すばらしい統率を見せていたとい
 うのだ。
 また、その10年後、今度は製紙会社で同じような場面を目にした著者は、
 これは何かある!とひらめいたようだ。

 会議に意味がない理由。(もちろん例外的に意義のある会議もある)
  1)そもそも会議に期待されていることがまったく実現されていない。
  2)会議には本質的な欠陥(集団思考によるまちがった判断)がある。

 で、会議をやめるのはいいが、どうするの?

 1対1の対話、強力なリーダーシップ、「組織的チャネリング」、メンタ
 リングなどの手法によって、会議を開かず、意思疎通や戦略の実行を行な
 うことが可能だという。その手法が書かれている。ちょっと閃くものを与
 えてくれる本だ。
 僕も、ひとつ試してみるか・・。今日の会議やーめた!
 ===================================================================================
 
   ★★★★☆+1対1

 
   ・今日会議を招集した方
   ・会議にでるのが嫌な方
   ・会議の時間が2時間以上ある方

Posted by webook at 08:08

2003年08月26日

■経営は「実行」(ラリー・ボシディ+ラム・チャラン)

keiei=jikkou.gif
「実行」は細かい仕事でリーダーの威厳にふさわしくないものだ。この考えは完全に間違っている。イェーイ。

【経営は「実行」】明日から結果を出すための鉄則
  ============================================
  著者:ラリー・ボシディ+ラム・チャラン|
  日本経済新聞社|2003年 02月 |
  ISBN:4532310377|1,800円 |305P
  ============================================

思ってもできない、言ってもできない。
そんなことは日常よくある。それは、マジに思ってない証拠。真剣に言って
いない(コミット)してない証拠だね。

さて、この本は、経営者が「実行」という二文字にちょっとした偏見や勘違
いを持ってんじゃぁないの・・というのを問い掛ける本だ。
その気付きだけでも価値がある。

最近、ビジネス書の多くには、戦略も大事だが、「実行が伴わなければ無意
味だ」、実行こそが経営者、リーダーの重要な任務だ!みたいなトーンがあ
る。・・・それは正しい。

だが、実行がそれほど重要なら、ここまで軽視されてきたのはナゼか?と問
い掛ける。

「ほんとうの問題は、実行という言葉がそれほど魅力的に響かない点にある。
 リーダーなら他人に任せるべきことのように聞こえる・・・そこが大いに
 誤解されているのだ。」

この一文が、僕はこの本の中で一番のお気に入りだ。
リーダーは、作戦を立て(ビジョンや戦略)、それを実行するところまでや
ってこそ価値がある。実行するプロセスは、地味だ。現場の末端の瑣末な(
?)ことまで手をつっこまないといけない場合もある。その過程こそ、軽視
されている・・というわけだ。

では、「実行」とは何か・・・
 1)実行とは体系的なプロセスであり、戦略に不可欠である。
 2)実行とはリーダーの最大の仕事である。
 3)実行は、企業文化の中核であるべきである。
いいねぇ、この整理。

本書は、実行のためのコア・プロセスとして<人材プロセス><戦略プロセ
ス><業務プロセス>をまとめている、いまいち体系的に整理しきれていな
い感がある。
もちょっとフレームワーク的なコンセプトがあるとよかったねぇ。
でも、いい本だよ。

 オススメ度は、★★★★+行動こそ!

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昨日、堀義人さんのライブに行ってきた。 3ナイ主義!・・・これだぁ。

Posted by webook at 12:25

2003年08月19日

■小さな会社・社長のルール(竹田陽一)

tiisana=kaisha.jpg
小さな会社・社長のルール
ランチェスター経営成功への実践手法

著者:竹田陽一
フォレスト出版|2003年 07月|ISBN:4894511509|246P|1,400円

中小企業白書をみるとわかることだが、日本の企業の98%は、社員100人以下の中小企業である。本書は、そうした小さな企業に対して、大企業向けの強者の戦略ではなく、弱者の戦略で行こうと説く。武田さんはランチェスター理論に入れ込んでいる方だ。

イギリスのフレデリック・W・ランチェスターは1914年(第一次世界大戦がはじまった年)に二つの法則を発表しているらしい。もともとは戦争理論だったが、それを経営に応用するようになったのは日本だという。競争条件が有利な会社が使う<強者の戦略>と、競争条件が不利な会社が使う<弱者の戦略>である。
当然(?)、中小企業は弱者の理論だ。

著者は、公認会計士やコンサルタントが嫌いである。その理由は、彼らは大企業向けの強者の理論しか言わないこと、また1円の儲けも生まない会計が大事だと主張することである。

本書では、利益を生み出す源泉の<お客様>を起点に考えること、経営の全体像を捉えること、ウエイト付け、実行計画などを考えることなど、とても合理的な考え方を説いている。ある意味でBSC(バランススコアカード)的でもある。

「社長が業績の98%に影響する。」「営業関連+商品対策=お客づくり関連に経営力の80%を投入しよう。」など、なるほどと思わせることが光っている。

この方、入れ込み指数の高い面白いおじさんである。いいねぇ。

Posted by webook at 06:49

2003年08月05日

■ターンアラウンド(デビッド・マギー)

gohn.jpg
ターンアラウンド
ゴーンは、いかにして日産を救ったのか?

著者:デビッド・マギー/福嶋俊造訳
東洋経済新報社|発行年月:2003年 06月|ISBN:4492501088|302P|1,800円

日本のビジネス界では、ゴーン様様である。あの瀕死状態の日産の窮地を見事に救い、日本のマネジメントに多くの示唆を、事例として示してくれたからだ。クロスファンクショナルチーム、コミットメント、コミュニケーション、リーダーシップ、モチベーション・・・そういったものの本来の姿がどういうものかを示してくれた。
ゴーン・マネジメントの特徴として言われる
  ・問題解決の鍵は社員が握っている。
  ・役割と責任を明確にする。
  ・迅速に実行する。
  ・事実に基づいて評価する。
などは、言われてみれば当たり前のことなのだが、それがなかなかできない。ゴーンさんは、それを「実行」し
たのだ。
ゴーン語録のことは他の本にもあるが、コミットメントについてはぜひ書きとめておきたい・・。
  「コミットメントは達成すべき目標。達成するべき目標は数値で示され、
  ひとたびコミットしたら予期せぬ状況変化がない限り、達成しなければならない。
  未達成の場合は、具体的なかたちで責任をとる。」
うーむ、こういう緊張感は、自分のいる会社にあるだろうか・・・・。
多くを学べる本である。

Posted by webook at 04:01

2003年07月21日

■会議が変われば、会社が変わる!(野口吉昭編)

kaigi=noguchi.jpg
会議が変われば、会社が変わる!
戦略的ミーティングを実現する7つのアプローチ

著者: 野口吉昭 /HR Institute
PHP研究所/ISBN4=569=62957=1/204P/ 1,300円
発行年月: 2003年 06月

会議は会社力の鏡である。・・・まさにそのとおり!だと思う。
企業遺伝子が云々されるこのごろ、その企業の特色をよく表すのはまさに「会議」のありかただと思う。鏡に映る自分の会社の姿にときどき恐ろしくなることがある・・・のは僕だけ?(笑)
『会して議せず。議して決せず。決して行わず。』・・・日本企業の会議スタイルをいみじくも表現した表現だ。
一方で、ホンダ、トヨタ、キャノン、日産など創造性豊かで元気な企業もある。それらに共通するのは『緊張感』『コミュニケ-ション』『創造性』。これらを生み出す場が、まさに会議なのだ。
本書では、会議が変われば会社がかわる・・・というテーマを具体的なエピソードなどを紹介しながら掘り下げる。ロジカル思考の進め方、プレゼンなど会議変革のエッセンスがいい。自分の会社の会議スタイル変革プロジェクトのきっかけにしたい本。いいねぇ・・・。
★★★★★+会議は変わる!

Posted by webook at 12:52

2003年07月18日

■Newグランドマネジメント(高塚猛・中藤保則

Newグランドマネジメント

takatsukatakeshi.gif

人や組織や企業を心のそこから奮いたたせる経営。その根源的な要素はマネジメントの方法論ではなさそうである。高塚さんをみているとそう思える。もちろん、戦略も大事、評価の制度も大事、データをきちんと出す仕組みも大事・・・・だが、自発的、創発的に仕事をする喜びがうまれるような環境や風土をつくるのは、はやりトップの人間力が必要だ・・・。自ら変わり、未来を変える・・・そんな生き生きとした組織をつくる秘密がこの本にはありそうだ。実は、この本はまだ読んでいない。楽しみだねぇ・・。
【自分と未来は変えられる】という本を読んで以来、高塚さんは僕の<いつか会える人>リストに載っている方だ。

takatsuka1.jpg最新刊を手にした高塚さん。
7・17(木)サービス産業事業再生セミナーでお会いすることができた。僕の【あした読ま~にゃ!54冊の奇跡】を差し上げ、今度福岡ドームへお邪魔することにした。気さくなおじ様という感じ。人なつっこくて人を一瞬で懐にひきこんでしまうオーラがあった。うん、いいねぇ。絶対いきますからね。Webook of the Month 突撃インタビューに行こう。8月だね。

Posted by webook at 09:22

2003年07月14日

■HBR(バランス・スコアカードの実学)

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
2003年8月号  2,500円(税込)
hbr=bsc.gif

ハーバード・ビジネス・レビューがBSC(バランススコアカード)の特集を組んだ。バランススコアカードの創設者であるロバート・キャプランとデビット・ノートンのオリジナル論文(1992)も再掲されている。BSCを導入・推進していながら、この論文をみたことのない方は結構多いのではないだろうか(実は僕も・・)。一度は目にしておきたいもの。
「BSCは評価ツールではない、マネジメント・システムである」という一文が目を引く。モービル、東京三菱銀行、ボルボなど豊富な事例がある。
日本におけるBSC普及を牽引したニデコの森社長やBSCコンサルタントの下橋さんも登場しているねぇー。

定期購読するんなら富士山マガジンサービスがいいね。(しんのすけ@社外営業部員)

Posted by webook at 07:46

2003年06月09日

【バランススコアカードの使い方がよくわかる本】..松山真之助 ☆☆☆☆☆+情熱と行動の間に

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★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2003-039】 2003/06/09(月) ★
★ “アマゾンNo1だぁ”の月曜日 ★
★ http://www.netpro.ne.jp/~webook/ ★
★ 解除は: http://www.netpro.ne.jp/~webook/touroku.htm ★
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 Web. . 。 o O 〇 K !
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    <バランススコアカードの使い方がよくわかる本>の
    アマゾン・No1キャンペーンは今週です!
    あした6/10(火)の 13:16 にミッチョン・インポッチブルしよう。
    ● =>  http://tinyurl.com/dsm9 (アマゾンWebook Shop)

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Web. . 。 o O 〇 K !
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ξ
▲▼▲ 今日は、自分の本をご紹介・・・。
Web ◎◎ k  つまり自己PRってやつです。すみませーん。
| △ | BSCパシリストとしては、なんでもやるのです(笑)
\e/ じゃ、いくよっ。
^Y^
く\bsc 真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 バランススコアカードの使い方がよくわかる本 】
  ◎ プレゼント:【 「メルマガ」成功のルール 】~from 高橋浩子さん 
  ◎ カラコラム:【 千葉県立房総のむら探検記 】~ FPK 
  ◎ セミナー!:【 BSCセミナー&情報交歓会 】~ 2003.6.27  


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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【 バランススコアカードの使い方がよくわかる本 】

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■ジャンル:ビジネス、経営、マネジメント
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■著者:松山真之助(まつやま・しんのすけ)
  会社勤務のかたわら、書評メールマガジン『Webook of the Day』を発行。
  バランス・スコアカードのパシリストとして活動中。
  All Japan わかりやすさ向上委員会事務局長。五時から作家・書評家を支
  援する会NPOメンバー。 著書に「ねずみとサンタクロース」(娘との
  共著)、「あした読ま~にゃ!54冊の奇跡」(まぐ文庫)。
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■出版社:
中経出版/ISBN4-8061-1774-9/1600円/239P
2003/3/6  第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「 戦略と行動の間 => 情熱と日常の間 => BSCで遊ぼう!? 」

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■ <忙しい方はここだけ>

計画や戦略を作ったとたん、誰もが安心して「これで、おしまいっ!」という
気持ちになりがちです。
この話はセミナーでお話したことがありますが、僕のいる会社でもそんなこと
がよくあります。それは特別な状況ではなく、多くの企業や組織にあてはまる
状況のようです。

バランス・スコアカードというコンセプトを構想したハーバード大のキャプラ
教授やコンサルタントのノートン氏もそのことを強調しています。つまり・・
 『戦略の多くは失敗している。
  そして、その多くは策定ではなく実施段階のほうが大きい。』 と。

この本のはじめに舟崎隆之さんの本から引用した<失敗の構図>があります。
(参考: 戦略ナビゲーション  東洋経済新報社
 http://webook.hp.infoseek.co.jp/2002.07/2002.07.22.htm  )

僕は、この図がいたく気に入っています。企業や組織のの実態を実にうまく表
しているからです。

  ▽ 策定しても実行できない。
  ▽ 夢を考えても実現しない。
  ▽ 思いがあっても行動につながらない。

そうした現実をなんとかしたい・・・・それがこの本で紹介しているバランス
スコアカードというマネジメンント手法です。

バランス・スコアカードのポイントは、
  (1)ビジョンや戦略を策定し、説明するときのフレームとして
     4つの視点(人材、プロセス、お客様、財務)を持ちましょう。
  (2)それらを日々の業務に関連づけられるようにブレークダウンした
     目標設定をし、月次で追いかけていきましょう。
というふたつです。シンプルでしょ!
(1)は構造(KOUDOU)的要素、(2)は行動(KOUZOU)的要素です。

なぁーんだと思うくらい当たり前のことです。
あたりまえでありがなら、なかなかそれを実行できないのも現実なのです。
そこで、具体的にどうすると『実行』や『行動』につなげられるか・・というのを
わかりやすく解説しました。
考え、表現し、行動し、フォローし、評価する・・・そうした一連の流れに統
一した戦略思考コンセプトを与えてくれるはずです。

思いはなかなか行動につながらない・・・そんなことを会社でも自分の生活で
も経験するなかで、できるだけ<実行>につなげるヒントを見つけてみたいと
思って書きました。

僕がいたIT企業でのバアンススコアカード導入経験と、多くの方の知恵を拝
借して、まとめました。
導入経験のあるユーザー自身がユーザーのためにユーザー視点で書いたバラン
ス・スコアカードの本としては、おそらく(世界で)初めての本です。
快挙!(自分で言うかぁ? うぷっ)

あ、そうそう、もし読まれたら巻末のオマケ(マインドマップ)を送ってね。

おすすめ度は、 ☆☆☆☆☆+情熱と行動の間に (☆に色塗りするのはあなた)
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■ <お暇な方は、もう少し>

バランススコアカードは、4つの視点で物事を捉えます。(もちろん5つめの
視点をもっても、逆に減らしてもかまいません。大田空真さんのように“好い
加減”なところが、僕は好きです)

4つの視点はこんな感じです。

   ┏ 財 務  ┓   
      |     
  人材 --+-- お客様 
      |     
   ┗ プロセス ┛  

上記4つの視点が、戦略やビジョンを中心に、連鎖していること、またバラン
スさせなければならないところ・・・そんなところが考え方として面白いとこ
ろです。

この本では、バランススコアカードについての解説と、使いこなしのヒント、
そしていくつかの事例を紹介しています。

解説や使い方の部分では、バランススコアカードを情熱的に推進されている吉
川教授(横浜国大)をはじめ多くの方のお知恵を拝借しました。
もちろん、僕なりのオリジナルもちょこっとあります。

事例では、日経セミナーで知り合った沖電気の三品さんや、僕がかかわったJ
ALインフォテック、経営政策研究所のプレゼンの機会をいただいた横須賀市
、三重県の病院事業庁などのご協力をいただき、かなりビビッドに紹介できた
のではないかと思います。

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

/ ★表紙のイメージ:
\   http://tinyurl.com/dqfu (アマゾン)
/   http://tinyurl.com/dsm9 (アマゾン Webookショップ)

/ ★キャプラン教授らがやっているBSC Collaborative
\   http://www.bscol.com/
/   キャプラン教授とはメールを何度かやり取りし、なかなか面白い
\   交流が生まれました。(みわこさん、アシスト感謝ぁ!)
/ 
\ 
/ ★マインド・マップ
\   本の最後にオマケでつけた、マインド・マップの読者カードは、
/   実に多くの発見と共感をもたらしています。そっかぁー、そんな
\   ことにもBSCは使えるのか!みたいな発見です。

\ ★マインドマネジャー
/   今、僕の職場でもBSCを使っています。
\   そのときに使える面白いソフトがあります。
/   マインドマネジャーというソフトです。トライアルが21日可能。
\   考えを広げる、まとめる、表すツールとして面白いです。
/   セミナーでは実際にご紹介しようと思います。
\   マインドマネジャー : http://www.nsgnet.co.jp/mm/

\ ★トップポイント(京都の橋本忠明さん)でご紹介しただきました。
/   http://www.p-b.co.jp/
\   とてもわかりやすくまとめてご紹介いただいてます。多謝!
/   トップポイントは、経営者の秘密兵器です。ほんまどす!
\ 

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

この本は、僕のはじめての著書です。相当気合を入れて書きました。(笑)
そして、出来上がったとき、それは「おしまいっ」ではなく、「これから」と
いうスタートポイントになりました。
セミナーや講習会、そして自分のいる組織や会社を変えるマネジメント変革の
道具(考具&行具)として実際に使えるからです。
考具=加藤昌治さんの言葉
      行具=行動の道具 (Webook Copy Rights)

思いは描くところが大切です。
描いたビジョンを実行できる計画に落とすことも大切です。
計画をつねに実行し、どこまでいったかフォローすることも大切です。
計画を成り行きまかせで先送りしないように厳しい評価をする体制も必要です。
そこにバランススコアカードというマネジメントの考え方があります。

ビジネスシーンだけでなく、家族や人生設計などいろんな場面で使ってみたい
ものです。

思いと行動をつなぐ、ほんのわずかな変化。
それは・・・・ちょっとやってみる、ただそれだけの小さな行為です。
まさに複雑系の蝶のはばたき。
面白いなと、心底思っています。
ぜひ、この<面白いな>を多くの方と共有したいと思っています。

  --------------------------------------------------

最後にお願い・・・

  アマゾンNo1作戦が、このメールを読んだ瞬間からスタートします。
  (あれれ、いつの間にか、仲間にされてる!・・)笑

  アマゾンで10位台までいったことはあるのですが、No1はまだです。
  一番になるって凄いことなんで、ぜひ、この本を一番にしてあげてください。
  うーん、一生のお願い!

  6/9-6/12の間にアマゾンで買って友達に(自分に)送ってくださーい。
  特に6/10(火)の13:30-14:30 がねらい目です。事前にアカウント
  サービスのアドレス帳の整理の項目で送り先を登録しておくと
  ラクチンです。
  結構、ネット購入ってカード番号がうまくはいらなかったりして時間が
  かかりますもんね・・・・。(経験者)
  もうすでに本を買ってくださったかたは、お友達に送ってね。
  (その時は、しんのすけにご一報ください。楽しいことが起きます!)

もうひとつお願い・・・。
  本もぜひお読みいただきたいですが、セミナーも面白いです。
  もしよろしかったら、下記(6.27)のセミナー案内もご覧ください・・・。

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■ <オススメ度>

   ☆☆☆☆☆+情熱と行動の間に (☆に色塗りするのは、あなた)

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■ <読んで欲しい方>
  夢を実現したい方
  戦略ビジョンがいまいちだと感じている方
  絵に描いた餅をほんものにしたい方
  おすすめです。
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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

  ●アマゾンWebook 書店 = ( http://tinyurl.com/dsm9 )
   (6/9-12の間に・・・。 できたら 6/9の13:16に)

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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.06.13[金]:【--】..
2003.06.12[水]:【--】..
2003.06.11[水]:【--】..
2003.06.10[火]:【--】..
2003.06.09[月]:【バランススコアカードの使い方がよくわかる本】..松山
中経出版/ISBN4-8061-1774-9/1600円/239P
☆☆☆☆☆+情熱と行動の間に
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-039【房総のむら】 ・・‥… □■

 日曜日、家族で千葉県立房総のむらへいってきました。いやぁーサイコウ!
 公共の施設でありながら、そのコンセプトは非常にいいです。
   http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/index.htm
江戸時代後期から明治時代初期にかけての房総の町並みや武家屋敷、農家
などが再現されている体験博物館です。成田ICから10Km。

 再現された建物や田畑などの施設では、伝統的な生活文化や様々な職人の
 技を、実際に見て、触れて体験することができます。
 年間を通して、非常に多くのイベント体験があります。
 博物館の匂いではなく、生活の匂いがあるのがスバラシイ。

 子供は、武家屋敷で武者姿(よろい兜をかぶる)体験をさせてもらい
 感激してました。
 僕は、農家の中で、子供のころみたことのある道具などをなつかしく
 見ました。
 家族が、こんなに目をキラキラさせたのも久しぶりです。

 なんと入場無料!。
 いままで行った博物館的な施設のなかでは、最高点です!!!
 はやりのテーマパークに飽きたかた、ここはそれを超えてくれますぞ。
 また、行こっ。 
 オススメ度=★★★★★+なつかしぃー

                     しんのすけ@FPK運動
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-08 ・ ・ ・ ‥… □■

  ●<Webook 2003Present 企画 第5弾>

「メルマガ」成功のルールの著者、高橋さんのご好意
 で読者のみなさんにプレゼント。3冊!
 著者のサイン入りだよ! 

  ★(なに・・? 外れた方にも 高橋さんから愛のカードがとどくかも?
    そりゃ・・・なんだか楽しそうだねぇ・・・・)

 応募のルール
  ◆応募資格: webook 読者&地球人
  ◆あて先 : webook2003@yahoo.co.jp
  ◆タイトル: メルマガ+あなたのお名前
  ◆本文  : お名前、住所、メールアドレス、コメント
  ◆〆切  : 6月30日(月)

                       しんのすけ@企画人 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
□□ 2)セミナーはいつやるの? => 6.27(金)
□□ ---------------------------------------

  BSCメルマガ主催で セミナー&情報交換会 を下記のように
  開催したいと思います。
  理由は、BSCメルマガ発行1周年記念+本発行記念+天の声。
  です。
  参加希望の方はメールください。( webook2003@yahoo.co.jp )

     BSC セミナー&情報交換会 @元麻布ヒルズ
     =========================

  ■日時: 2003年6月27日(金)19:00-21:00

  ■場所: 元麻布ヒルズ コミュニティールーム
        東京都港区元麻布1-3-1
        Tel: 03-5473-2500  (フロント)
       ゴーンさんの住んでるマンションだよ!

  ■交通:  都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」より徒歩6分
  営団地下鉄南北線「麻布十番駅」より徒歩7分

  ■地図: http://www.mori.co.jp/business/motoazabu/
       http://tinyurl.com/d0c6
          ( + マークのところです。)

  ■内容: 19:00-19:30 交流&情報交換タイム ゲームあり?
       19:30-20:30 セミナータイム(by 松山しんのすけ)
               ・BSCを遊ぶ
               ・なぜ、組織は変われないのか?
       20:30-21:00 質問&交流タイム

  ■参加費:3000円(ソフトドリンクあり。食事はありません)

  ■申込み:メールで webook2003@yahoo.co.jp

■事前アンケート: 
      アンケートページのURLは以下のとおりです。
      https://rs.shake.ne.jp/enquete.php?enq_id=2497&key=fb63676f
セミナー&MTGを有意義に進めるため上記のサイトでアンケート
      にお答えください
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----------------------------- pr -------------------------------------
  《バランススコアカードの使い方がよくわかる本》No1.作戦
               ↓↓↓

        ● http://tinyurl.com/dsm9

  アマゾンでNo1になる運動スタート(本日から)
        6/9(月)-12(木) の間に集中して買おう!
           あなたが作る No1
             お願いっ!
            一生のお願い!
             うん、マジ。 
              <1>

        とくに6/10(火)の午後一が狙い目ね。

----------------------------- pr -------------------------------------

《あした読ま~にゃ!54冊の奇跡》 発売開始! @まぐ文庫
Webook選り抜き+ビジネスブックラジオ対談+α
        まぐ文庫トップページの右側にあるよ
              ↓↓↓
        ● http://www.mag2.com/bunko/
               ↓
              <?>

----------------------------- pr -------------------------------------

父の日の贈り物に作務衣(さむえ)はいかが?
        ●  http://www.samue-e.com/campaign_webook/

  送料等は無料。今回、父の日記念で1000円引きになるそうです。
  ちょっと高いんだけど、価値あるプレゼントに・・・。

----------------------------- pr -------------------------------------

 ▼
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ξ
▲▼▲ アマゾン、よろしくお願いしまーす。
Web ◎◎ k
| △ |
\v/ ^^^ またこんど。
 -)(-δ’ ^^^^
. _<\_ ^^^^^^ 真之助@Webook of the Day
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 5/12 ビジネスブックラジオ 玉置剛さん、高橋浩子さん、坂之上洋子さん
 5/26 まぐ文庫「あした読ま~にゃ!54冊の奇跡」発売開始@まぐまぐ
 6/18 上麻生中学校で講演予定
 6/27 BSC パーティ&トーク@元麻布ヒルズ
 7/11 サイトリニューワル合宿@100
 7/23 ビジネスブックラジオ 三好一美さんゲスト(モリームーン)
               加藤昌治さんゲスト(考具)
 7/25 G県人会でセミナー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Posted by webook at 23:11

2003年04月11日

【ニワトリを殺すな】..ケビン・D・ワン ★★★★★+創造のために

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2003-027】 2003/04/11(金) ★
★ “シアトル曇天”の金曜日 ★
★ http://www.netpro.ne.jp/~webook/ ★
★ 解除は: http://www.netpro.ne.jp/~webook/touroku.htm ★
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 Web. . 。 o O 〇 K !
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◎◎◎◎◎   中国ビジネス実践講座(CBS)のご案内   ◎◎◎◎◎
◎       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       ◎
◎   最強の中国ビジネスコンサルタント軍団が勝つための      ◎
◎   実戦的マネジメント手法をお伝えします。           ◎
◎   詳しくは http://www.ipm.or.jp/cbs0401.html です。     ◎
◎   Webook読者の方は会員価格にて受講できます。      ◎
◎   資料のご請求は webook@yahoo.co.jpまで。          ◎
◎                                 ◎
◎◎◎◎◎  (財)国際労務管理財団(IPM) 担当上山   ◎◎◎◎
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Web. . 。 o O 〇 K !
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ξ
▲▼▲ 僕は、最近シティ、シビック、CRVとホンダの車を
Web ◎◎ k  乗り継いでいる。
| △ | 優良企業ランキングNo.1の勝ち組の秘密はどこにある
\e/ のだろう・・・。そんな疑問に答えてくれる一冊。
^Y^ ホンダDNAはニワトリに関係するのか・・ん?
<\ 真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 ニワトリを殺すな 】Don't Kill a Cock
  ◎ プレゼント:【 プレゼント第3弾 】~久恒啓一さんの本 5+3冊!
  ◎ カラコラム:【 マスク屋さん 】~ SARS対策
  ◎ ネットの輪:【 橋本忠明さん 】~ パーソナルブレイン代表

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ニワトリを殺すな】 Don't Kill a Cock

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■ジャンル:ビジネス、組織マネジメント
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■著者:ケビン・D.ワン(Kevin D. Wang )
  Watson Wyatt & Companyのコンサルタント。現在、東京オフィスに在勤。
 監修:高橋祐二(たかはし・ゆうじ)
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■出版社:
幻冬舎/ISBN4-344-00314-4 /1000円/142P
2003/4/16 第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「失敗から学ぶ姿勢とは、なるほどそういうことだったのか・・・」

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■ <忙しい方はここだけ>

ニワトリを殺すな・・・なんだか物騒なタイトルだが、中身は、ホンダの創造
的企業DNAがどういうものかを物語風に紹介するビジネス書だ。

自然の摂理なのかもしれないが・・・
「ニワトリはという動物は残酷な動物でね、群れの中の一羽がちょっと血を出
 していると寄ってたかってその傷のところをつついて、そいつを殺してしま
 うそうなんだな。」

企業の中でも、ちょっと失敗をしたり、ドジをふんだ人が、さらに追い討ちを
かけられるように叱責されるシーンは、程度の差こそあれ存在していることだ
ろう。当人は始末書を書かされ、上司も恐縮し、一同あいすみません・・・と
言う儀式でおしまい・・。早く嵐が過ぎ去って欲しい・・みたいな状況だ。

本書に登場する元銀行員デビット・エバンスもそういう企業(銀行)にいた。
ところがある日、デビットはベンチャー企業に出向を命じられる。デビットに
とって、「出向」とは「本流からはずされた」を意味し、がっくりする。

ところが、出向先の会社で遭遇したのは、今まで経験したことがない驚くべき
ことばかりであった。
見たこともない奇妙な会議、「Do'nt Kill a Cock」という妙なポスター・・
など、デビッドにとっては驚くことばかりだったのだ。

一番の驚きは会議の仕方だ。一言で言えば、
  「人を責めるのではなく、問題解決に集中して議論をしている」
ということだ。デビットがいた会社での経験ではありえないことだった。何か
失敗があると人を責めてその人をつぶしてしまう・・ニワトリ会議が普通だっ
たからだ・・・。

ベンチャー企業の社長ジェームズが会社の秘密をデビットに話して聞かせる。

 「とにかくだ、人間が進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことが
  大切なんだ、躊躇して立ち止まっていてはダメなんだよ。どうしてか
  わかるかい?」
 「なぜなら、そこにどんな障害があるか、どんな可能性があるか、足を
  踏み込んで初めてわかるからなんだ。」

「試してみる」ことを大切にしている会社は、「失敗をおかした原因を追求
して反省し、二度と同じ原因で失敗をしないようにする」のだという。人を
責めないで、問題解決に力を注ぐわけである。

またこの他、市場分析に対する考え方、商品に対する姿勢、人の心を知るこ
との大切さ・・など多くの教訓にデビットは目を開いていく。

 こんな会社になったらいいな・・・そんな雰囲気を十分味わえる本だ。
「ニワトリを殺すな」とかかれた会議室に、さぁ、お入りください・・・
小さな物語になったホンダの経営が覗けるから・・。

おすすめ度は、 ★★★★★+創造のために
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■ <お暇な方は、もう少し>

日本経済の低迷の中にあって、ホンダ元気がいい。
何がそうさせているのか誰しも興味深いところである。
その秘密の一端をこの物語は雄弁に語る。

本田宗一郎氏のエピソードなどがうまくアレンジされ、とても楽しく読める。
ベンチャー企業の社長、ミスターダンディこそが本田氏を演じているという。
本田宗一郎氏のDNAは、現在もホンダの企業風土として生き続けている。

企業がその創造性を失わないためには、どんなところに留意すべきか・・・
が分かりやすい物語として展開する。ケン・ブランチャードのノリである。

デビットは、ジェームズ社長の話や現場で見聞きしたことで多くの発見をする。
それは「創造」のための教訓とでもいうものだ。
ポイントを書いておこう。

 1.失敗を奨励せよ
     経験のないことをやって誤るのは本当の失敗ではない。
     進歩のためにはまず第一歩を踏み出すこと。「試してみよ」だ
     ただし失敗したら原因を追求し、正しく反省せよ
     正しい失敗、正しい反省をした人を攻撃してつぶすな。
 2.商品は絶対にうそを言わないと思え
 3.人の心を知れ
 4.真実の前では公平かつ平等であれ
 5.時間をいう概念を大切にせよ
     時間をアイデアは切り離せないと考えよ。いかに優れたアイデア
     でも時間というタイミングがずれればタダ同然である。
 6.創造=アイデアx情熱
     4のアイデア・10の情熱は、10のアイデア・1の情熱に勝る

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

/ 表紙のイメージ:
\   http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=03016061

\ 本田技研自動車工業のサイト
/   http://www.honda.co.jp/

/ 本田技研の理念と社是
\  http://www.honda.co.jp/guide/message/


/ 本田技術者と一般のワイガヤルーム
\   http://www.honda.co.jp/WAIGAYA/about/index.html

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

本書の中には、本田宗一郎氏の名言が引用されている。
本田氏に関する本は多く発行されているから、それらを読んで、あ、この
セリフは・・・なんて楽しむのもいいねぇ。

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■ <オススメ度>

   ★★★★★+創造のために

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■ <読んで欲しい方>
  自分の会社の企業DNAが見当たらない方
  ホンダがすきな方
  試してみることに失敗はない・・・と自信をもっていえない会社の方
  おすすめです。
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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
  ●楽天Webook ( http://tinyurl.com/99ok )
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  ●アマゾン     ( http://tinyurl.com/99or )
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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.04.11[金]:【ニワトリを殺すな】..ケビン・D・ワン
幻冬舎/ISBN4-344-00314-4 /1000円/142P
★★★★★+創造のために
2003.04.10[水]:【[よのなか]入門】..藤原和博
三笠書房/ISBN4-8379-6187-8 /476円/215P
    ★★★★★+夢のカケラ
2003.04.09[水]:【--】..US出張
2003.04.08[火]:【--】..大阪出張(小橋さん、橋本さんとMeet)
2003.04.07[月]:【--】..大阪出張
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-05 ・ ・ ・ ‥… □■

                       しんのすけ@企画人 
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-027【マスク屋さん】・・‥… □■

 イラク戦争は終結の方向に向かっている。一方で、SARSは不気味な
 広がりを見せており、対岸の火事と静観しているわけにもいかない。
 中国とかかわりのある企業では、気が気ではないことだろう。
 誰か一人でも感染者がでたらそれこそ一大事。こんなときこそ、危機管理
 のための想像力が大切だが、案外人まかせ(厚生省やその他の発表まかせ)
 のところが多いのではないだろうか?
 予防的にxxxする・・・という勇気のある決断をしている企業は、どう
 もみあたらない。それは総務の仕事だから、危機管理室の業務だから・・
 と担当まかせにしているトップが多いからではないだろうか。
 腕まくりするのは、ことがおきてからでなくてもできるのに・・・。

 ・・などと愚痴るだけでは仕方がない。自己防衛といこう。
 こんなサイトで僕はマスクをたくさん注文した。
 備えあれば・・・ということで。
   http://www.rakuten.co.jp/koken/
 使い捨て防塵マスク(390円/個) を購入してみた。注文殺到で納期
 が1ヶ月くらいかかるらしい・・・。
   http://www.rakuten.co.jp/koken/410106/486250/

                       しんのすけ@マスクまん
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-06 ・ ・ ・ ‥… □■

  ●<Webook 2003Present 企画 第3弾>

  今日の本の著者、久恒啓一さんからの豪華プレゼントです。
  本日の本【仕事革命】を5名の方に
  先日紹介した【図解 人生がうまいくいく人は図で考える】を3名の方に
  プレゼント!

  応募方法:
   ◆あて先:webook2003@yahoo.co.jp
   ◆タイトル:仕事革命+お名前  もしくは
         図解人生+お名前
   ◆本文: 〒、住所、氏名、メールアドレス
       年齢、お仕事、コメント
   ◆〆切:4/19(土)まで

   ◆おまけ:真之助の本「バランススコアカードの使い方がよくわかる本」
       のマインドマップを送っていただける方は、
       当選確率急上昇です・・。笑

                       しんのすけ@企画人 
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■□ < Web●○k Face to Face > F#2003-11【橋本忠明さん】・ ‥… □■

 知るひとぞ知る、TOPPOINT(新刊ビジネス書情報誌)発行の
 橋本さんとお会いした。  http://www.p-b.co.jp/

 3年くらい前からずっとお会いしたかった方で、やっとこの前お会いできた。
 京都にお住まい。
 お会いする前から周波数はとってもあうだろうなと思っていたとおり、すごく
 楽しい時間を過ごした。偶然にも同じ年の生まれ。わぉー。

 トップポイントをご存知ない方のためにちょっとご紹介。
 ビジネス書のエッセンスを小気味よくサマライズして、本のキモを凝縮した
 ものを情報誌としてまとめたものだ。年間購読料は1万2000円(年間12冊)
 で、これは価値ある投資だと思う。
 特に企業のエグゼクティブは必須の情報源だね。
 え、まだ会社でとってない・・? うーん、まずいんじゃない?それ。

 さて、その橋本さん、最近はおひげを伸ばし始めたとのこと、なかなか
 似合ってました。
 橋本さんの高度な編集力は僕の目標とするところでもある。
 
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 4/18 G21でセミナー予定。
 4/25 私には夢があるセミナー予定。<満席御礼〆切>
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ξ
▲▼▲ 「夢をカタチに」 BSCパシリテーター
Web ◎◎ k
| △ | シアトルはいいところ・・・
\v/ ^^^ また来週。
 -)(-δ’ ^^^^
. _<\_ ^^^^^^ 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 23:00

2003年03月04日

【経営者が語るべき「言霊」とは何か】..田坂広志 ★★★★★+カオスの縁

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #2003-015】 2003/03/04(火) ★
★ “ついに生まれました!”の火曜日 ★
★ http://www.netpro.ne.jp/~webook/ ★
★ 解除は: http://www.netpro.ne.jp/~webook/touroku.htm ★
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 Web. . 。 o O 〇 K !
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みなさんの応援に支えられて・・・
 ついに・・・ できました!  よかったら読んでね!   

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Web. . 。 o O 〇 K !
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ξ
▲▼▲ 経営者は、顔が見えないといけない。
Web ◎◎ k  経営者は、心に響く言葉を発しなければいけない。
| △ | 経営者は、己の信念を信じなくてはいけない。
\e/ そんな経営者に僕も会いたい・・。そんな経営者に
^□~ 僕も「なりたい」・・方は、必須の本です。
<\ 真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !

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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 経営者が語るべき「言霊」とは何か 】
 ◎ プレゼント:【 女子大生会計士の事件簿 】~ 山田真哉さん
  ◎ カラコラム:【 歯医者さん 】~ サイコウのサービス! 
  ◎ ネットの輪:【 石原明さん 】~ 営業マンは断ることを覚えなさい 
  ◎ 出版企画A:【 ポップ製作 】~ 八重洲ブックセンター

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【経営者が語るべき「言霊」とは何か】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:田坂広志(たさか・ひろし)
1951年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。現在、日本総合研究所
フェロー、多摩大学・大学院教授等。   
  2001年10月個人サイト「未来からの風」を配信し、毎週Kメールメ
  ッセージ「風の便り」「未来からの風」を配信中。こころを振るわせるそ
  の言葉には言霊がのっている。
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■出版社:
東洋経済新報社/ISBN4-492-55471-8 /1500円/223P
2003/2/6 第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「トップが語る一言で組織は必ず甦る!」

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■ <忙しい方はここだけ>

経営者は、あるいは経営幹部は、ビジョンを語る。戦略を語る。計画や予測も
話す。そして社員は黙ってそれを聞く。
しかし・・・社員の心は掴んではなさない言葉はあっただろうか・・・。

僕は、長いことサラリーマンをしているが、いまだに・・・

また、社長さんも経営幹部の方も、今話した内容は、ちゃんと伝わっただろう
か?、これで事業はうまく進むだろうか?などと不安になることが多いのでは
ないだろうか。多くの経営者は、そうした問題に直面していると著者は言う。

伝わらない言葉は、むなしい。

田坂さんは、「力に満ちた言葉」を語ることこそ、経営者の究極の役割ではな
いかと説く。それを「言霊」と呼ぶ。「社員の心を打ち、マネジャーの胸を打
つ魂の宿った言葉だ。経営幹部の腹に響き、顧客の気持ちを惹きつける言葉だ
。」

本書は、経営者が語る「ビジョン」「戦略」「理念」「計画」「志」「意思決
定」などがなぜ言霊を失ったかを解き明かし、そして、どうしたらいいのかを
指南する。

経営者が心底信じた信念や志を腹の底から語るとき、そこに言霊が生まれ、聞
く人の心を振わせる。

抽象的でもなく、かといってあまりに具体的な目標でもない。
微妙な曖昧さの(言葉の)マネジメントの中に、それは生まれる。
混沌=カオスと秩序=オーダーの端境に言葉の生命力は生まれるのだ。
複雑系の伝道師でもある田坂さんは、それを「カオスの縁」と呼ぶ。

経営者の語るビジョンや夢が、聞く人の心の中で何かを奮い立たせる瞬間は、
カオスの縁で蝶が羽ばたく瞬間だ。やがて地球をも追おう大きなうねりとなっ
て伝わっていく。
そんな言霊を発する経営者こそ、新のリーダーといえる。
なかなか出来ないんだなぁ、それが・・・。

自分の直観力や洞察力に強い自信を持ってこそ、語る言葉に力が宿るという。
そんなパワーをもらえる本だ。

カオスの縁に立ってみよう。

おすすめ度は、★★★★★+カオスの縁
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■ <お暇な方は、もう少し>

経営トップが語る言葉に人の心を揺り動かす力を持たせるのは、難しい。

例えば「ビジョン」。
ネット探索するといろんな表現がでてくるが、なかなかこれはというものには
当たらない。

なぜか。

そこに「企業の個性がないから」だ。

「顧客を大切にする」「環境にやさしい」といってもそれはどの企業でも語る
言葉、だから「言葉の力が生まれない」と田坂さんは言う。抽象的すぎるのだ。
一方、「当社は3年後に全国500店舗を実現しよう」という言葉はあまりに
具体的。ビジョンではなく、「目標」になってしまっているという。

では、どんなものがビジョンか。
田坂さんは、実にうまい表現をする。

  それを聞く人々の「想像力」を掻きたてるもの

それがビジョンの力だという。インスピレーションが沸き、創造的な発想につ
ながる曖昧さが必要なのだということだ。
つまり、ビジョンを語ることは、「曖昧さのマネジメント」だというのだ。
なーるほど!。

もうひとつの経営者の悩み・・・矛盾のマネジメント。
つまり、長期戦略と短期実績の両方をマネージしなければならかいという点だ。
時にそれらは矛盾する。
「もっと足元の収益を考えろ」という場面と
「近視眼的だ、もっと長期的な視点で考えろ」という場面の
両方に対峙しなければならない。外見的には矛盾。
これに対しては、社員や部下の「機」に応じて話す「対機説法」による言葉が
必要だという。


------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

/ 表紙のイメージ:
\   http://tinyurl.com/6d7l

\ 田坂さんのサイト:風の便り
/   http://www.hiroshitasaka.jp/home/index.html

/ 風の便りのメールマガジン、超おすすめです。
\ 言霊が風にのっている・・・から。
/ 

/ 
------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

経営者の多くが対峙すべき多くの課題は、結局それを「言葉」にすることで、
前に進められる。
言葉の力が必要なのだ。

言葉に言霊を入れ、組織を人を動かす力が欲しい。
経営者なら誰でも思うこと・・・

そんな方に、深い洞察に満ちたヒントが本書にある。

田坂さんの語り口調で書かれており、ライブ講演を聴くような雰囲気がいい。

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■ <オススメ度>

   ★★★★★+カオスの縁

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■ <読んで欲しい方>
  経営者の方
  組織のトップの方
  おすすめです。
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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.03.07[金]:【--】..
2003.03.06[木]:【--】..
2003.03.05[水]:【--】..
2003.03.04[火]:【経営者が語るべき「言霊」とは何か】..田坂広志
東洋経済新報社/ISBN4-492-55471-8 /1500円/223P
★★★★★+カオスの縁
2003.03.03[月]:【--】..ポップ作り

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-02 ・ ・ ・ ‥… □■

  <Webook 2003Present 企画 第2弾> 

 プレゼント第二弾です。
 
 会計監査の世界をコミカルに描いた「女子大生会計士の事件簿」を
   http://webook.hp.infoseek.co.jp/2003.01/2003.01.16.htm
 3名様にプレゼント。
 著者の山田真哉さんの直筆サイン入り!!

 応募方法:
  ◎ タイトル: 事件簿+あなたのおなまえ
  ◎ 本文: お名前、住所、メールアドレス、年齢、ご職業
        コメント
  ◎ 宛先:webook2003@yahoo.co.jp
  ◎ 〆切:3/8(土曜)

 すでに、漫画化もきまり、女子大生事件簿は、大きくブレークすること
 になっているようですぞ・・・。見逃せませんなぁ。

                   しんのすけ@Resolutions倶楽部
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-015【歯医者さん】 ・ ・… □■

 先日、近所の歯医者さんにいってきました。
 これまでの人生で「サイコウ」の歯医者さんでした。

  ◎まず、治療前にこちらの要望を実によく聞いてくれる。
  ◎治療中の歯の様子をみたいといったら、ずっとライトについた
  ◎ミラーで見せてくれた。
    (治療中の歯をみていたのは初めてでした)
  ◎歯をけずるのも、このドリルは低速だから余分なところを削らないが
   ちょっと振動がするからガマンして・・・などいちいち説明をくれる。
  ◎銀歯の接着剤も これです・・と説明してくれた。
  ◎歯石をとる衛生士さんも、ドリルは嫌だといったら
   スクレーパーで手で作業してくれました。これもミラーで患者が
   モニターさせてくれる。

   ガリガリ音だけがして、どんな恐ろしいことををしているのか
   不安になるのが患者の心理。
   その心理を“見せる”ことでクリアにする驚嘆のグッドサービス。

   こんな単純なこと(鏡で見せる)だけでも 
   大きな顧客満足につながります。
   治療のことは患者は知らんでいい・・式の歯科サービスは、
   消滅して欲しいですね。
   あくまで患者本位のスタンスがいろんなところにありました。
   顧客視点にたったグッドサービスを見た思いがしました。
   正直、他人には教えたくない・・・歯医者さんであります。

                     しんのすけ@むしむしばばば
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■□ < Web●○k Face to Face > F#2003-04【石原明さん】・ ‥… □■

読んだ人は競合相手には絶対読ませたくないという、あの本
    【営業マンは断ることを覚えなさい】
 がついに明日香出版社から出ました。
 以前、Webookでご紹介したときには一般には流通していない本
 でしたが、はやり出版社さんがほっておかなかったみたですね。

 石原さんとは、昨年の藤井さんの忘年会で偶然お会いしたのが最初。
 そのごビジネスブックラジオにもご登場いただきました。
 こちら:→  http://tinyurl.com/6sr1

 石原さんは、こんな方です。
 http://www.nihonkeiei-lab.com/profile.html

 しかし、あの「営業マンは断ることを覚えなさい」は、ほんとに衝撃的な
 内容です。
 営業マンは断ることを、経営者は断れるしくみをつくる必要がある。
 そして・・・主導権を握りながら営業ができるなんて・・・すごいじゃぁ
 あーりませんか。
 この驚きに触りたい方は、メルマガ購読もおすすめです。僕の知り合いの
 方の多くもファンになっています。
 http://www.nihonkeiei-lab.com/melmag/index.html

 4月に出る「あした読まーにゃ!54の奇跡」(まぐブック)にも登場
 する予定。

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■□ <しんのすけの出版企画A>P#2003-011【ポップ製作】 ・ ‥… □■

 昨日は、BSC本のポップ制作を楽しんだ。
 A4を1/4にしたくらいの大きさの紙に、本の宣伝コピーを書くのだ。
 本屋さんへいくと細い針金の先にプラプラしてるやつだ。
 意外に面白い。書店業界始まって以来の画期的なものが出来た!?
 こういうの作るの好きなんだなぁ・・・
 ポップ屋さんやろうかしら・・
 明日、八重洲ブックセンターに営業に行く予定。
 もし東京駅近くへ行ったら、覗いてみてね。傑作!?だから・・・。
 あ、ついでに本もね。笑
                     しんのすけ@POPライター
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▲▼▲ 書店に並んだ本を、実はまだ見ていない。
Web ◎◎ k
| △ | 見てね、読んでね、PRしてねぇー。
\v/ ^^^
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. _<\_ ^^^^^^ 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 22:48

2003年02月17日

【当たり前だけどわかっていない経営の教科書】

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #2003-011】 2003/02/17(月) ★
★ “本の表紙が出来た!!”の月曜日 ★
★ http://www.netpro.ne.jp/~webook/ ★
★ 解除は: http://www.netpro.ne.jp/~webook/touroku.htm ★
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▲▼▲ 経営者は何を目指すべきか?
Web ◎◎ k  リーダーの行動はどうあるべきか?
| △ | がんばれ社長!の武沢さんが熱狂的な指南書を
\e/ 書いてくれました。
^□~ 規模の大小を問わず企業経営者の必読書です。
<\ 真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 当たり前だけどわかっていない経営の教科書 】
 ◎ プレゼント:【 今年の誓&プレゼント 】~当選者選考中
  ◎ カラコラム:【 京成線のおっかさん 】
  ◎ 出版企画A:【 本の表紙! 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【当たり前だけどわかっていない経営の教科書】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:武沢信行(たけざわ・のぶゆき)
  昭和29年生まれ。経営顧問業として数々の企業の顧問を務めるかたわら、
  日刊メールマガジン「がんばれ社長!今日のポイント」を、22000人を超え
  る読者に配信している。
  http://www.e-comon.co.jp/
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■出版社:
明日香出版社/ISBN4-7569-0596-X /1500円/193P
2002/11/30 第1刷  12/28 第10刷
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■ <ワン・チョット>

 「熱狂の経営者は、見たものを信じるのではなく、信じたものを見る。」

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■ <忙しい方はここだけ>

メールマガジン「がんばれ社長!今日のポイント」を知らない方は、経営者の
モグリ?! 著者、武沢さんのメルマガはそれくらい知名度が高い。
企業は社長次第でどうにも変わる。社長の知識、情報、やる気と情熱が大切だ
という。そうした元気を与えてくれるところがこのメルマガの魅力だろう。
2万人以上の読者に毎日配信されている。

その武沢さんが渾身の力をこめて書いた経営者のための教科書がこの本だ。
上記のメルマガ原稿の中から、著者がとりわけ熱い思い入れがあるという部分
を編集しなおしたものだ。「熱狂的状況」で書き直したという著者の気持ちが
あちこちにある。

経営者の役割、頭脳、決断、マーケティング、ビジョンや戦略、実行力、社員
の教育など・・・まさに経営者に必要なすべてを熱く語った内容となっている。
経営者のための本である。

経営者は確信をもって突き進むべしという。やっとたどりついた社長のイスに
腰掛けて、下から持ち上がってくる案件をフムフムと聞く存在ではない。

 『悪ガキのように一番目がキラキラ輝いている人、それが社長だ。』

という言葉に、熱狂や偏屈やパラノイヤを演じなければならない社長の姿が実
にビビッドに写されている。

『実行こそすべて』というゴーン氏の言葉のように、いかに“実行するか”に
知恵を絞る・・・、『Just Do IT !』(ナイキ)に対応した『Just Stop IT!』
(やめちゃえ)のように、やめることも経営の決断だ・・・、『事業とは顧客を
創造することである』というドラッカーの言葉のように、顧客を見極め、ニー
ズを探り、どう対処するべきかがマーケティングだ・・・、経過責任だけでは
なく結果責任をとる社員の育て方をするにはどうしたらいいか・・・などなど
、経営者にとって大切なポイントを心に響くことばで解説してくれる。

メルマガにもあるように、著名な成功者の格言がポイントよく紹介されている
のが心地よい。

この本からは、会社経営の熱狂的なエネルギーを得てみたい。
熱いよ、この本は・・。

おすすめ度は、★★★★★+熱狂!
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■ <お暇な方は、もう少し>

社長は、熱い志、ビジョン、戦略をもち、計画にかみくだいて後、それを実行
に写さなければならない。
実行こそすべて(ゴーン)なのだ。
社内の懐疑心と闘い、現状と戦い、スピードに挑戦し、・・・奮闘しなければ
ならない社長には、熱狂的な志がいる。
熱狂とは、狂うことだ。狂気ともいう。
本書は、そういうものの上になりたっている。


ぐっと具体的な内容でメモってみたいものがあった。
目標のたてかたのうまい指南だ。できる限り具体的であるべき!というもの。
例えば・・・・

  売上を伸ばすではなく、売上を10億円にする。
  社員旅行を外国にするではなく、社員旅行でハワイに行く。
  外車を買うではなく、ポルシェを買うにする。
  社員の待遇を改善するではなく、年収を現状の500万から750万にする。
  一流の企業を目指すのではなく、その詳細を明らかにする。

などだ。たしかに、具体的なものには力強さがある。

もうひとつ目標設定のコツがある。
  目標の難易度=目標の高さ X 必要時間
というもので、簡単な目標でも時間を短くすれば難しくもなる。いつものよう
にやればいい仕事も、そこにスピードという要素を加算すると意味合いが違っ
てきたりする。考えればいくらでもやりかたがあるということだ。

(BSCのコンサルで使えるねぇ・・)

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

/ 表紙のイメージ:
\   http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02057270
/   
\ 武沢さんのe-顧問のサイト:
/   http://www.e-comon.co.jp/
\   武沢さんのメルマガ『がんばれ社長!今日のポイント』は
/   ここから登録できる。
\   おすすめは、画像日記。
/   JTZの久保田さん、これみるといいですよー。

/   
------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

トム・ピーターズ(プロフェッショナル・パーキング・サービス社の話)、女
優ジュリア・ロバーツ(自信に満ちたフリをすることで本物の自信を得る話)、
AOLスティーブ・ケース(パラノイヤになることだ!)、石原明さん(営業
の常識を覆すマーケティング)、ジャック・ウエルチ、カルロス・ゴーンなど
の言葉が小気味よく引用されているので、知的好奇心もすんごくくすぐってく
れる。

バランス・スコアカードの本を書いちゃったが、もしもう一冊書けと言われた
ら、武沢さんのこの本を大いに引用させてもらうことになるなぁ・・・

社長! この本いけまっせ!

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■ <オススメ度>

   ★★★★★+熱狂!

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■ <読んで欲しい方>
  社長!
  次期社長!
  次の次の社長!
  次の次の次の社長!
  おすすめです。
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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
  ●BK1   ( http://tinyurl.com/5y60 )
●楽天Webook ( http://tinyurl.com/5y61)
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/book/index.html )
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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.02.21[金]:【--】..
2003.02.20[木]:【--】..
2003.02.19[水]:【--】..
2003.02.18[火]:【--】..
2003.02.17[月]:【当たり前だけどわかっていない経営の教科書】..武沢信行
明日香出版社/ISBN4-7569-0596-X /1500円/193P
★★★★★+熱狂!
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-02 ・ ・ ・ ‥… □■

  <Webook 新年Present 企画 第一弾> 当選者発表 ♪

  2003年の誓 に参加くださったかたの中から、抽選で下記の本を
  プレゼント。

【インテレクチュアル・キャピタル】リーフ・エドビンソン x3冊
    1)平田仁○さん@3つの誓い
    2)嶋田新○さん@7つの誓い(謎の運転手)
    3)えびはらさん@3つの誓い(ろぶさん)

【『エミーとレニー 2匹のねずみのお話』】       x3冊
    1)高北昌○(ネコリン)さん
    2)SHUNさん@10の誓い
    3)近藤俊○郎さん@100プロジェクト

【営業マンは断ることを覚えなさい】石原明        x4冊
    1)村上○さん@3つの誓い
    2)中島和○さん@7つの誓い
    3)ちゃむさん@7つの誓い
    4)楠○子さん@Bコース

 今年の誓いをお寄せいただきありがとうございました。
 フォローアップもいただいてます。今年の目標頑張りましょうね。
 住所を聞くの忘れてました。当選者の方、送り先をお願いします。
 (タイトル:本の名前+お名前)
 (本  文:郵便番号、住所、お名前、メールアドレス)

                   しんのすけ@Resolutions倶楽部
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-011【京成線のおっかさん】… □■

  今朝、京成線の中で行商のおばちゃん(80くらいのおばあちゃん)と
  お友達になっちゃった。以前からみょうな周波数があうなぁーと思って
  いたんだけど、すっかりうちとけちゃって・・・。
  今朝は、楽しい通勤電車だった。

  このおばあちゃん、もう50年も朝の野菜行商(to 都内)を続けている
  ということで、かくちゃくとした感じがいい。
  若い頃はボールのスポーツしとったんだで・・というおばあちゃん、聞け
  ば、それはバスケだったらしく、選手として活躍したらしい。
  こりゃスゴイ。

  さっそく『昭和の記憶』プロジェクトでインタビューを申し込んだ。
    http://www.kagurazaka.org/showa/
  セイケさん、会いにいきましょうねぇ。

                    しんのすけ@わくわく
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2003-03 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけの出版企画A>P#2003-007【本の表紙!】  ・ ‥… □■

  表紙ができると、なんだか決まる。
  なかなかかっこいい。(自分でいうのもなんだけど・・・笑)
  デザイナーさんと大渕さんの力作。
  http://www.netpro.ne.jp/~webook/  のトップに載せたんで
  よかったら見てね!
  書店には 2月27日頃並ぶらしいよ。

  あ、そうそう、セミナーいっぱいやるから来てねー。

  最初は、某製薬会社さんの社内セミナーだぴょーん・・
  でもって、その次は小石雄一さんの知研セミナー・・・
  んで、次は和田さんの夢あるセミナー特別編・・・
  その次は和歌山あたりに出没するかな・・・
  松林組にもいこっかなー。
  BSCセミナー出前、ただいま受付中でーす。

  あ、そうそう4月には、ブックフェアーのセミナーもあるんだ。
  百式の田口さんとHon-Cafeの粟飯原さんとご一緒に東京ビックサイトで。

                       (しんのすけ)
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ξ
▲▼▲ きのうは雪、でした。
Web ◎◎ k
| △ | ではまた・・・あした。
\v/ ^^^
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. _<\_ vvvvvv 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 16:07

2003年02月05日

【鈴木敏文の「統計心理学」】..勝見明 ★★★★☆+商売は心理学

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2003-010】 2003/02/05(水) ★
★ “BSCセミナーです!”の水曜日 ★
★ http://www.netpro.ne.jp/~webook/ ★
★ 解除は: http://www.netpro.ne.jp/~webook/touroku.htm ★
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 Web. . 。 o O 〇 K !
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>>>>> >>>>> >>>>> ファンケルのおすすめダイエット <<<<< <<<<< <<<<<
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┃この脂肪はなかったことに!┃ ← → ┃今ある脂肪を燃やしましょ!┃
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http://www.fancl.co.jp/adv/et_diet/index.html
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Web. . 。 o O 〇 K !
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ξ
▲▼▲ 統計データは時間軸を伸ばし、顧客心理学の目で眺めて
Web ◎◎ k  こそ生きてくる。
| △ | セブンイレブン経営の要諦を鈴木敏文氏の言葉を引用
\e/ しながらわかりやすく解説。いいキブンになれるかも。
^□~
<\    真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 鈴木敏文の「統計心理学」 】
 ◎ プレゼント:【 今年の誓&プレゼント 】~当選者選考中
  ◎ カラコラム:【 ハイパー? 】
  ◎ 出版企画A:【 再校きたよ 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【鈴木敏文の「統計心理学」】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:勝見明(かつみ・あきら)
  1952年神奈川県生まれ。東京大学教養学科中退。フリージャーナリストと
  して週刊誌、月刊誌等に執筆。著書に「「光の未来」に賭けた研究者スピ
  リッツ」「戦場に残された日記」など。
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■出版社:
プレジデント社/ISBN4-8334-1762-6 /1200円/223P
2002/11/18 第1刷  12/4 第4刷
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■ <ワン・チョット>

 「商売は、統計学ではなく心理学だ。」

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■ <忙しい方はここだけ>

セブンイレブン。いい気分と続けたくなるほどコピーを刷り込まれちゃったが
いつもお世話になっているコンビニエンスストア。
その卓越した経営手法は創業者の鈴木敏文氏によるところが大きい。
本家にあたるサウスランド社が経営危機に陥ったとき、鈴木氏がのりこみ、そ
の建て直しを図ったというから経営の逆輸入(輸出?)まで演じている。

鈴木氏の経営は、式で表せば 商売 = 統計学 + 心理学
ということになるだろう。顧客満足度調査にしろ、POSデータの分析にしろ
統計的な見方がきちんとできるということは重要なことだ。しかし、それだけ
ではダメだというのが鈴木経営のポイント。つまり統計データから顧客心理を
読み取って次の手を打てというのだ。

「人は売れ行きのいい商品をそろえたがるが、それは“昨日のお客様”に対す
 る商売だ。大切なのは明日のお客様が何を求めているかということだ。」

という言葉に鈴木経営のエッセスが込められている。
さまざまなデータがPOSによって管理できるが、そこにでてくる結果は、昨
日のお客様のデータである。売り切れ御礼商品は、お店にとってはありがたい
ことだが、お客様にとっては“もう飽きちゃった”ということに繋がる。こう
した顧客心理を先読みした経営こそがセブンイレブン・マーケティグ戦略のス
ゴイところかもしれない。

鈴木氏の言葉から商売のコツを読み取りたい。

おすすめ度は、★★★★☆+商売は心理学
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■ <お暇な方は、もう少し>

POS(販売時点情報管理)は、いまや普通名詞になっている。セブンイレブ
ンはPOSをいれて全国の情報を一見管理しているからマーケティングがうま
くいっている・・・なんて思っていたが、実はそうではなかった。

「POSはどんな会社でも入れようと思えばいつでもいれられる」しかし
「重要なのは人間による仮説・検証です。」と鈴木氏は言う。

POSは、仮説が正しかったかどうかを検証するものであり、POSが出した
売上ランキングの結果をもとに発注するものではない・・という点は、とても
重要な意味がある。

「仮説を立てるのになによりも大切なのが情報です。情報には“経験情報”と
 “先行情報”の二種類があります。先行情報とは、これから先のお客、つま
 り、明日のお客の心理と動きを察知するための情報です。先行情報をもとに
 仮説を立て、発注を実行し、その結果、売上はどうだったかをPOSで検証
 する。これをひたすら繰り返すのです。」

統計データをもとに顧客心理学の視点から仮説・検証を繰り返すというわけで
ある。

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

/ 表紙のイメージ:
\   http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02052988
/   
\ POSとは:
/   POSは「販売時点情報管理システム」のことで、バーコードや
\   キャッシュレジスターをネットワーク化し、販売店で商品が売れた
/   時点で販売情報を集約し、在庫管理や販売戦略に利用するシステム。
\   大手コンビニで使われていることで有名である。   

------------ サイド&サイト情報 -------------------------------

著者は、鈴木氏の発想の視点を次のように分類している。
 1)時間軸で変化の流れを大きく捉える
 2)時間軸を輪切りにして断面を見る視点
 3)時間軸で未来から見て、今を位置付ける視点
 4)脱経験的思考
 5)陰陽両面的思考

この中で、時間軸の輪切りという発想が面白い。
世の中多様化している・・と言われるとそうかなぁ・・と思ってしまう。
しかし、時間軸を輪切りにして、ある一時期を捉えると「画一化」そのもの
だという見方もできる。みんなが同じブランドに殺到したり、ルーズソック
スをはいたり・・・・などはその典型。
時間軸をひき伸ばせばたしかに多様化ともいえるが、ある時期をみえれば画
一化そのものだというわけだ。

   → 流行A →流行B →流行C → T
      ↑    ↑   ↑
     画一化  画一化  画一化

    ~~~~~~~多様化~~~~~~

美味しいもの=飽きるもの。
売り手の合理=買い手の非合理。
完売というのは、売り手の満足=買い手の不満足。
などなど、多くの金言は、なるほど!と思える示唆に富む。

後段にあるダイレクトコミュニケーション(FC会議)の模様は、ちょっと躊
躇するような雰囲気があるが、日本ならではの景色かもしれない。
(僕にはちょっと・・・・)

ともあれ、流行の波が超短いこの頃、お客様の心理を統計数字からどう読めば
いいのかというヒントが隠されている本である。

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■ <オススメ度>

   ★★★★☆+商売は心理学

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■ <読んで欲しい方>
  セブンイレブンでパン買ったかた
  鈴木敏文って誰?って方
  統計学+心理学の単位が欲しい方
  おすすめです。
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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>
  ●BK1   ( http://tinyurl.com/5d6w )
●楽天Webook ( http://tinyurl.com/5d6r )
●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/book/index.html )
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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■
2003.02.07[金]:【--】..
2003.02.06[木]:【--】..
2003.02.05[水]:【鈴木敏文の「統計心理学」】..勝見明
プレジデント社/ISBN4-8334-1762-6 /1200円/223P
★★★★☆+商売は心理学
2003.02.04[火]:【--】..OKJ対応

2003.02.03[月]:【動かないコンピュータ】..日経コンピュータ編
日経BP社/ISBN4-8222-0784-6 /1500円/208P
★★★★☆+IT(いてっ)
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2003-01 ・ ・ ・ ‥… □■

  <Webook 新年Present 企画 第一弾> 

  2003年の誓 に参加くださったかたの中から、抽選で・・・

【インテレクチュアル・キャピタル】リーフ・エドビンソン x3冊
【『エミーとレニー 2匹のねずみのお話』】       x3冊
【営業マンは断ることを覚えなさい】石原明        xα冊
  
 今年の誓いをお寄せいただきありがとうございました。
 どなたに差し上げるか選考中・・・ しばしお待ちを。

                   しんのすけ@Resolutions倶楽部
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2003-010【ハイパー?】・ ・ … □■

 実は、「イチローから盗めビジネス動体視力」の著者、杉山勝行   
 さんがこの春、ある本を出版する予定だ。
 サラリーマンの新しい生き方(ハイパーサラリーマンと呼ぶ、こ  
 れってスーパーより上なの?)を取材したドキュメントタッチの 
 本だが、名前は、まだ言えない・・・
 リクルートフェローから校長先生に天上がり(!?)する藤原和    
 博さん、ベネッセ・コーポレーション出身で”5時から作家塾” 
 の唐沢明さん、三井造船出身で図解の達人の竹内元一氏などが登 
 する。
 サラリーマンの新しいそれぞれの生き方を紹介する趣向である。
 そのなかに、こともあろうに僕も登場するらしい・・
 僕はハイパーサラリーマンなんだって・・・。うぷっ。
 インタビューを受けたから、「登場するらしい」っていう言い方   
 はヘンだけど。(笑)
 楽しみーというか、こわいーと言うか。
 でたらまた紹介するね。
                    しんのすけ@わくわく
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2003-03 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけの出版企画A>P#2003-006【再校来たよ】  ・ ‥… □■

  昨日、大渕さんから再校のゲラをいただいた。
  パラパラ・・・おぉー、イラストも入ってなんだか本らしく・・・
  きゃひぃーん。
  今週は、最終CKでおます。
  ていうわけで、明日はWebookお休み。
                       (しんのすけ)
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 ▼
 TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT∥
 90.........92.........94.........96.........98.........100

 田口さんと武沢さんがセミナーをやるよ。以前参加した人の感想は、
 ものすごく感激した!って言ってたね。わかるわかる・・。
 【メルマガセミナー!】
 今月28日に「がんばれ社長」の武沢さんと「百式」の田口さんが名古屋で
 「メルマガビジネス活用セミナー」を開催するそうです。
 メルマガの成功のために今回はより実践的な内容に特化だとか。
 興味ある人こちらへ:
  → http://www.100shiki.com/news.php?20030203

 【百式ナイト】復活! だってぇ・・ 久々だねぇ。いこいこ!
  今月14日に開催らしい。渋谷で21:30~。もちょっと早い時間だ
  といいんだけどねぇー。
 100-------------------------------------------------100---

 ▼
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ξ
▲▼▲ きのうは立春。雪の予想はちょっと外れ。
Web ◎◎ k よかった・・・。
| △ | ではまた・・・うーん、今度は来週かな?
\x/ ^^^ (再校CKなんだわぁ)
  ))>   ^^^^
. _/<___ vvvvvv 真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 22:46

2002年06月25日

【プロジェクトマネジメントの基本と仕組み】..中園ひとみ ★★★☆+PM

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ へ へ ★
★ ━━ ★ WeB◎.◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2002-082】 2002/06/25(火) ★
★ “ドイツvsトルコ”の火曜日  ★
★ http://listen.to/webook               ★
★ http://webook.plaza.gaiax.com/ ★
★ 解除は: http://webook.plaza.gaiax.com/touroku.htm ★
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 Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ξ
▲▼▲   アポロ月面着陸は壮大な人類のプロジェクトでした。
Web ◎◎ k  会社の合併/統合話も一大プロジェクト。
| △ |   結婚や転職も人生のプロジェクトといえますね。
\e/ 世の中プロジェクトがいっぱいです。
^□~   今日は、プロジェクトのマネジメントのお話です。
/>                    真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 プロジェクトマネジメントの基本と仕組み 】
  ◎ プレゼント:【 二十一世紀残る経営、消える経営 】 当選者発表♪
  ◎ プレゼント:【 マミちゃんの大疑問 日本て・・ 】 当選者発表♪
  ◎ カラコラム:【 TOEIC結果 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【プロジェクトマネジメントの基本と仕組み】

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■ジャンル:ビジネス、PM
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■著者:中園ひとみ、e-Trainer.jp
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■出版社:
秀和システム/ISBN4-7980-0325-5/1600円/239P
2002/6/11 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「プロジェクトの成功要因 = メソドロジー + 人力」

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■ <忙しい方はここだけ>

企業でプロジェクトが必要になるのは、「全体最適を求める」ような部門をま
たがる課題に取り組むときである。組織は、そもそも全体がうまく機能するよ
うに作ったものだが、不思議なことに組織合目的的に動いてしまうのが常であ
る。組織エゴや組織間の壁が問題になることがしばしばあるために、横断的な
プロジェクトが必要となってくる。
たとえば、業務改革プロジェクト、xx統合プロジェクト、○○システム導入
プロジェクト・・・などなど。

本書では、プロジェクトをうまく進めるための体制の作り方、リスク管理、フ
ェーズ分け、スケジューリングなどプロジェクト管理の基本について解説され
ているが、なんといってもキモとなるのが“プロジェクトマネージャー”つま
り、PMである。そのリーダーシップ、交渉力、説得力など人間的なパワーが
プロジェクトの成否を握っているといって過言ではないだろう。

もうひとつはメンバーの人選。これも大きな要素だ。そのプロジェクトが重要
であればあるほど、メンバーの人選はプロジェクト成否に大きく影響する。

とどのつまり、プロジェクトの成否を握るのは「人」ということになる。

本書をまとめた著者、中園ひとみさんは、10年間つとめた企業で大小様々な
システム構築のプロジェクトにかかわった人だ。本書の随所に現れている雰囲
気からすると日本IBMに違いない・・・と思う。

プロジェクトマネジメント学会、CMM(Capability Maturity Model)、SOW
(Scope of Work)、WBS(Work Breakdown Structure), QCD(Quality,
Cost, Delivery) など、まさに日本IBMの日常業務の中で使われてる言葉が
そのまま本になった感がある。

日本IBMの仕事の仕方をそばでみてきた僕としては、あぁ、これってぇ・・
と思ってしまった。と、同時に、あのやりかたをまとめてみるとこういうこと
だったのね・・・と納得もする。

会社でプロジェクトを進める役柄(ハメ)になった方にいいヒントがある。

おすすめ度は、 ★★★☆+PM
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■ <お暇な方は、もう少し>

日常でも、たとえば修学旅行とか、運動会とか、結婚式とか、家を建てるとか
・・・生活の中にもプロジェクトといっていいものがある。

それらには、計画、品質、納期、コスト、リスク管理、などなど・・・会社で
のプロジェクト管理手法を応用できそうだねぇ。

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| プロジェクトマネジメント学会
|   http://spm.pm.it-chiba.ac.jp/
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
日本IBMでのプロジェクト管理は、ひとことでいえば

  人力 + メソドロジー

である。
人力(じんりょく)とは、プロマネ(PM)の力量であり、メンバーの参画意
識と能力である。結局、プロジェクトを転がす人次第というわけだ。

後者のメドドロジーとは、やり方。組織を構成するやりかた、計画の立て方、
進捗管理の仕方、フェーズわけの仕方、判断の仕方、リスク管理の方法、評価
のしかた・・・などなど、共通する手法がある。

本書は、そうした手法についても概略を説明している。

何にしても、実際に経験することに勝るものはない。
社内でなにかプロジェクト・・と名がつくものがあったら、さりげなく手を挙
げてみるのが賢い。
プロジェクトマネジメントのスペシャリストになれば怖いものはない。

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■ <読んで欲しい方>
  プロジェクト管理にお悩みの方
  大きなプロジェクトを纏めてよ。なんて突然いわれた方
  ごちゃごちゃになったプロジェクトを引き継がれた方
おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>

★★★☆+PM

----------------------------------------------------------------------
■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

●楽天Webook ( http://go.iclub.to/proj/ ) 直接購入可
●BK1   ( http://go.iclub.to/proj1/ ) 直接購入可
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●富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/book/index.html )

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2002.06.28[金]:【】..
2002.06.27[木]:【】..
2002.06.26[水]:【】..
2002.06.25[火]:【プロジェクトマネジメントの基本と仕組み】..中園ひとみ
秀和システム/ISBN4-7980-0325-5/1600円/239P
★★★☆+PM
2002.06.24[月]:【--】..臨時ヘルプ・デスクのため休刊

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-14 ・ ・ ・ ‥… □■

  当選、おめでとうございまー^^ーす。

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 ▼ Webook2002プレゼント企画No.7 当選者でーす♪ ▼
    【21世紀残る経営、消える経営】 大久保寛司著 ~ 3名様

  1)丹生谷○さま(横浜市)重責ご就任のお祝いに
  2)松本○治さま(犬山市)韓国友好親善に
  3)石井直○さま(船橋市)UserOrientedのために

  本書は、たくさんの方にお読みいただきたいと思います。
  とくにマネジメントの方に・・・

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 ▼ Webook2002プレゼント企画No.8 当選者でーす♪ ▼

    中学生マミちゃんの大疑問【日本てお金に復讐されてるの】
    福田秀樹著 ~ 7冊 ( from 著者、出版社、しんのすけ)

 <著者福田さんから>
  1)加藤○記さま(新宿区)  とってもイージャぱン
  2)荒井裕○さま(八王子市) 景気回復貢献よろしく~

 <出版社様から>
  3)加西史○さま(都内豊島区)覚えてますよ~
  4)百橋涼○さま(流山市)  ゼミに役立ててねぇ~

 <しんのすけから>
  5)光岡隆○さま(さいたま市)ライブいきまーす!
  6)中島○顕さま(横浜市)  またよろしく~
  7)大島善○郎様(神戸市)  転職おめでとうございます!

   是非、福田さんに感想メールを送ってくださいね!

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-082【TOEIC結果】 ‥… □■

 ついに来ました。5月に受けたTOEICの結果・・・。
 得点は、目標800に30点及ばす770点でした。
 ヒアリング 410+ リーディング360 = 770 点

まぁ、実力どおり? うんにゃぁ、大まぐれ?

 満点(495+495=990)の方もいたようです!
 リーディングの得点のほうが全般的に厳しかったようですね。

 New Year Resolutions で TOEIC800点! と元気に宣言したので
 また秋ごろにチャレンジしなくっ ちゃちゃちゃ。
 ヒアリングについては、メンター小島さんのおかげですね。
 ありがとうございました。

 どなたか受験されたかたいらっしゃいます?
                 しんのすけ@770
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』(969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ    久米信行さんの「経営よもやま話」で、
▲▼▲   取り上げていただいてます。ありがとうございます!
Web ◎◎ k http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/free/rashinban/yomoyama/
| △ |      
\@/    またあした。
<|ト .. . O
> ̄           真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 00:04

2002年06月18日

【二十一世紀残る経営、消える経営】(講演)..大久保寛司 ★★★★★+気付きの経営

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-079】 2002/06/18(火) ★
★ “ニッポン・ザンネン”の火曜日    ★
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ξ うーん、ザンネンでしたね。
▲▼▲   ・・・・雨のせいです。
Web ◎◎ k  トルシエが選手をねぎらう姿がよかったですね。
| △ |   今日は《特別号》で、昨日聴いたセミナーの
\e/ ご報告です。
^□~    
/>  ・ ・ ‥… ◎ ))           真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 二十一世紀残る経営、消える経営 】(講演会編)
  ◎ プレゼント:【 二十一世紀残る経営、消える経営 】 3名様 !
  ◎ プレゼント:【 マミちゃんの大疑問 日本て・・ 】 7名様 !
  ◎ カラコラム:【 柿の実 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【二十一世紀残る経営、消える経営】 (講演会編)

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■ジャンル:ビジネス、KM
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■著者:大久保寛司(おおくぼ・かんじ)
  1949年生まれ。横浜市立大学商学部卒業。日本アイ・ビー・エム入社。
  本社業務改革推進本部CS部長、お客様満足度向上委員会事務局長などを歴
  任のあと、2000年独立、「人と経営研究所」設立。講演、執筆活動な
  どで活躍中。
  著書に「経営の質を高める8つの基準」がある。
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■出版社:
中央公論新社/ISBN4-12-003194-2/1600円/220P
2001/10/10 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「やるか、やらないか。コツはそれだけ!」

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■ <忙しい方はここだけ>

今日は特別編。

以前ご紹介した「二十一世紀残る経営、消える経営」の著者、大久保寛司さん
 http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.04/2002.04.17.htm
の講演会に参加することができ、あまりにインパクトがあった
ので、今日はその模様をご紹介しましょう。

今日の講演を一言で言えば・・・・

    「分かっていない」だから「聴こう」

でしょうか。

人は、人の言うことを聴くのが得意ではありません。口はひとつに耳ふたつな
のに、上に立つ人ほど口が多くなります。大久保さんは、耳がちっちゃくなっ
て、そのうち落っこちでそこに口ができる・・・なんておっしゃる。(笑)
もうひとつ苦手なことがあります。それは自分のことが見えない、ということ。
どうしたら見えるか・・?

   「他人(お客様とか部下とか)に聞いてみる。」

ことです。大久保さんは、組織運営のコツをこう表現します。

  他人の評価 => 測定把握 => 自己改善
    ↑_______________↓

なぜ、他人(お客様や部下など立場の違う人)の評価が大切かといえば、それ
らが本当の評価であり、さらに、自分が思っていることと乖離していることが
(恐ろしいほど)ほとんどだからです。


「立場」というのはまさに立つ場。エレベーターに乗るときの心理を引用して
大久保さんは面白く解説してくれました。

 エレベーターに乗る前は、閉まるな・・・ちょっと待ってぇ・・だけど
 乗ってしまえば、もう乗らないでよ、早く閉まれ・・・っていうのが心理。
 よくありますよね。これ。(僕なんか毎日)まさに自分の立つ立場で
 まったくものの見方(感じ方)が違います。

企業とお客様も同じように“立場”が違えば、ほぼこれと同じことが起きてい
る。つまり、立場が変われば考えることがまったく異なるということです。
たとえば、商品。企業は売るまでが焦点、一方、お客様は買ってからが本番。
立場とは、言い換えれば「希望、望み」、ああしたい、こうしたいということ
です。ところが、それを「わかっちゃいない」のが実態。
営業マンとか、経営者の方とか、よく口にするのは、”お客様のご要望はよー
く分かってます。毎日あって、愚痴もよく聞いてますから・・”という場合で
も、実際にお客様の本当の声を調査してみると、10分の1ほども合っていな
いことが多いとか。ひぇー!ですね。
それほど、分かっていない、と大久保さん。

もうひとつ「分かっていない」大切なことは、自分自身のことである。
お客様のことを分かっていない自分を意識していない。部下が感じていること
を分かっていない自分が“見えていない”。

そこで・・

  「お客様のことは、お客様に聴く。」
  「自分のことは、部下に聴く。」

聴いて、測定して、改善する・・・、こういうパターンが大切だといいます。

聴いてどうするか、
気付くことですね。人は、気付かないと動かない。いくら時間をかけ、金をか
けて教えても、“気付き”のないところに行動は伴わない。
いくら教えたってダメです・・という大久保さんの言葉には、真実があります。
気付きをどれだけたくさん持たせるか、自身が持つか・・・それが重要みたい
ですね。

これまで大久保さんが合われたり、講演やコンサルされた企業、自治体など数
多くのケースを紹介しながら、洒脱なお話は、まるでビジネス漫才のよう・・。
大いに心を揺さぶられる2時間でした。社会人になってから聞いたセミナーの
中でこれほど感激した講演はありません。
(ソニーの大津留さんが激賞されてたのですが、いや、本当でした!)

講演の雰囲気は、本にも書かれていますので、是非一度・・。

おすすめ度は、 ★★★★★+気付きの経営
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■ <お暇な方は、もう少し>

企業の資産は、B/Sに書いてある? いえいえ、そうではありません。
知的資本(Intellectual Caputal) という言葉があるように、企業や組織には
見えない部分に価値創造の大きな源泉があります。大久保さんは、これを次の
2大資産と表現します。

 1)お客様の信頼、安心、ご満足 = CS(Customer Satisfaction)
 2)従業員のやる気  = ES(Employee Satisfaction)

いずれも測定することが難しい(と思われているのですが)、大切なものだと
思うなら、測って増やそうとするべきですね。
そして上記の2つのうち究極は、やはり2)の従業員(人)だといいます。
従業員が暗く不満いっぱいな状態でお客さんの満足が得られるはずがありませ
んね。

リッツ・カールトンホテル、北川知事(三重県)、ダスキン、クロネコマヤト
などふんだんな事例を紹介しながらの講演は、聞く人を聴く人に変えていきま
した。

ところで・・・

 なぜ、企業はお客様の気持ち(立場)を理解できていないのでしょう?
 なぜ、マネジャーは、部下の気持ちを理解できていないのでしょう?

 答えは簡単。大久保さんいわく「理解しようと思ってなかったから」

なんとあたりまえのことを言われて、きょとんとするのですが、現実はよく考
えてみるとそうなんですね。「分かっていない」「見えていない」と悟るとこ
ろから全ては始まるようです。

お客さまの声を聴くには、それなりの手法があり、部下と本音で話しをするに
はそれなりの努力がいるようです。

身につまされるお話は、しっかり受け止める必要がありますね。

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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| ↓
| 「二十一世紀残る経営、消える経営」
|   http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.04/2002.04.17.htm
|
| 大久保さんの講演録が・・・
|   http://www.bpds.co.jp/shiryou/ohkubo3/00.htm
|
|   超ご多忙な様子で、いいセミナーだからうちでも・・なんて
|   思ってもスケジュールが入らないそうです。
|   聴ける人が増えたってことですね。
|
|                    => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ビジネスワールドのことは、すべからく家庭や家族、子育てにも通用するよう
なきがする。大久保さんも実は、こんな本を書いている。きっとビジネスと教
育の接点があるに違いない。ポイントは「聴く」ということかな・・・。

【ビジネスマンがもう一度「父親」に戻るための91のヒント】
   http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98054038

次は是非、これを読んでみよう・・・。
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■ <読んで欲しい方>
  マネジメントの現場にいるかた
  お客様とお話している方
  お客様? そんなのいないよって方
   (企業も病院も学校も・・・みーんな同じだそうですよ。)
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+気付きの経営

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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

2002.06.21[金]:【】..
2002.06.20[木]:【】..
2002.06.19[水]:【】..
2002.06.18[火]:【二十一世紀残る経営、消える経営】(講演)大久保寛司
中央公論新社/ISBN4-12-003194-2/1600円/220P
★★★★★+気付きの経営
2002.06.17[月]:【ビジュアル ナレッジマネジメント入門】..紺野登
  日本経済新聞社/ISBN4-532-10964-7/1000円/167P
★★★+KM
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-13 ・ ・ ・ ‥… □■

 ▼ Webook2002プレゼント企画No.8♪ ▼

    中学生マミちゃんの大疑問【日本てお金に復讐されてるの】
    福田秀樹著 ~ 7冊 ( from 著者、出版社、しんのすけ)
    * 宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
* タイトル:マミちゃん+お名前
* 本  文:お名前、住所、メールアドレス、年齢、コメント
* 締め切り:6/22(土)

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 ▼ Webook2002プレゼント企画No.7♪ ▼
    【21世紀残る経営、消える経営】 大久保寛司 ~ 3名様
顧客満足とは何なのか。目からウロコの超オススメ本!!

    * 宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
* タイトル:21世紀+お名前
* 本  文:お名前、住所、メールアドレス、年齢、コメント
* 締め切り:6/15(土)

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-079【柿の実】 ・ ・ ‥… □■

 柿の実がちょっと大きくなった。風でおっこちたりしたものもあったけど、
 いくつか無事に育ってきた。ペットボトルの蓋くらい。
 カニの気分で、かぞえてみる・・・15個くらいある。
 いいぞぉー。

             しんのすけ@自然観測団
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』(969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ      
▲▼▲      
Web ◎◎ k     
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\フ/      きょうはしずかに
<|ト .. . O またあした。
> ̄           真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 00:01

2002年06月17日

【ビジュアル ナレッジマネジメント入門】..紺野登 ★★★+KM

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-078】 2002/06/17(月) ★
★ “明日が楽しみ・・・”の月曜日    ★
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Web. . 。 o O 〇 K !
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ξ 俄かサッカーファンが急増した日本。いよいよ明日は
▲▼▲   決勝トーナメント。明日の試合が待ち遠しい人ばかり
Web ◎◎ k  でしょう。
| △ |   今日は、サッカーには関係ないですが(あるかも)
\e/ ナレッジ・マネジメントの本です。
^□~    
/>  ・ ・ ‥… ◎ ))           真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 ビジュアル ナレッジマネジメント入門 】
  ◎ プレゼント:【 21世紀残る経営、消える経営 】 3名様 New!
  ◎ プレゼント:【 マミちゃんの大疑問 日本て・・ 】7名様 New!
  ◎ カラコラム:【 雌雄同株=栗 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ビジュアル ナレッジマネジメント入門】

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■ジャンル:ビジネス、KM
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■著者:紺野登(こんの・のぼる)
1954年生まれ。78年、早稲田大理工学部卒。博報堂マーケティング・ディ
  レクターを経て、コラム代表。96年、『知力経営』(野中郁次郎・北陸先
  端大学院知識科学研究科長との共著)で第1回グローバルビジネスブック
  賞(フィイナンシャルタイムズ/ブーズ・アレン&ハミルトン社主催)受賞。
  著書に「デザイン・マネジメント」「知識資産の経営」など。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
  日本経済新聞社/ISBN4-532-10964-7/1000円/167P
2002/6/10 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「知識をどう捉えているかがこれからの企業の分かれ道。」

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■ <忙しい方はここだけ>

ひところナレッジマネジメントという用語が流行った。IT業界が自分の製品
を売り込むために流行らせたという感もあり、本来の“知識のマネジメント”
というより“情報のマネジメント”レベルに留まる場合も多かったのではない
だろうか。イントラネットや文書管理システムなどを作ってハイおしまいとい
うやつである。

知識や知恵を単なる業務プロセスの一場面としてとらえるとそうなってしまう。
しかし、今や知識(知恵)は企業のもつ未来に向けた重要資産であるという認
識を持つべきであろう。

本書は、そうした視点に立ち、「知識経営」をナレッジマネジメントの本質と
とらえている。入門という位置付けで、図解+解説の見開きスタイルの本であ
る。物語性はないので、それぞれの面白いページをつまみ食いしたらいいかも
しれない。

僕のつまみ食いはここ:

 <有形資産と無形資産> 見えない資産が企業に富をもたらしている。
 企業価値を形成するものは、知識資産であり、時価総額を分解してみると
 有形資産(B/Sに出てくる)よりもはるかに無形資産の方が大きい。
 無形資産の部分は市場が評価するもので企業のコアコンピタンスとしての
 スキル・知識、ビジネスモデルや組織力などの経営システム、特許などの
 知財、ブランドなどである。
 きまぐれな市場を相手に、企業は、自らの“知の目録”をきちんと持って
 いる必要がある。

知的資産を組み込んだ業績評価指標として「バランスト・スコアカード」も項
目として取り上げられている。スカンディア社のナビゲーター(BSC的経営
管理の仕組み)がサンプルとして紹介されている。

ナレッジ・マネジメントに取り組んでは・・・なんていわれた方、はじめの一
歩として、どうぞ。

おすすめ度は、 ★★★+KM
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■ <お暇な方は、もう少し>

先週、紹介した【インテレクチュアル・インテリジェンス】という本は、企業
の中に埋もれている知的資本にスポットを当て、これからの企業経営はIC(
Intellectual Capital)にフォーカスしようというものだった。

見えざる資産は、測ることもなく、そして大切なものとして扱われることもな
かったのだが、実はものすごい価値のあるものだったということを発見させて
くれる本であった。

本書の解説にも同様のことが図解されている。
見えない資産が企業の富の源泉である・・・という個所の図解をご紹介。

      ------------------------時価総額------------
                    ↑    ↑ 
         __________ |___ |不確定要素
                    | ↑  ↓
        ブランド        | |
         +          | |
                    | |
      特許などの知財       | |
         +          | 無形資産
                    | |
     ビジネスモデルなどの     | |
     経営システム         | |
         +          | |
                    | |
     コア・コンピテンスとしての  | |
     知識・知力          | |
   ______+__________|_↓____ 
   有形資産             |
  (設備・資材)           | 有形資産
                    ↓
   --------------------------------------------------

 例によって、無形資産のほうが巨大であるところに注目!
 お客様満足度向上委員会の大久保寛治さんの言葉を借りれば、無形資産の
 究極は「従業員(のヤル気)=ES(emploee sat.)」だそうです。
 
__________________________________
@ 戻る KM  表紙 購入 検索 || http://listen.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02029128
| ↓
| 野中郁次朗教授(北陸先端技術大学)
|  http://www.jaist.ac.jp/ks/general/faculty/I.Nonaka.html
| 大田秀一さんの考察:(面白い考察があるよ)
|  http://www.cio-cyber.com/pj/ec2/BACK/n008.html
|
|                    => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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■ <読んで欲しい方>
  ナレッジをどう扱えばいいのか悩んでる方
  情報システム部を戦略的に変革したい方
  企業価値をどう測るか検討中の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★+KM

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2002.06.21[金]:【】..
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2002.06.17[月]:【ビジュアル ナレッジマネジメント入門】..紺野登
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    中学生マミちゃんの大疑問【日本てお金に復讐されてるの】
    福田秀樹著 ~ 7冊 ( from 著者、出版社、しんのすけ)
    * 宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
* タイトル:マミちゃん+お名前
* 本  文:お名前、住所、メールアドレス、年齢、コメント
* 締め切り:6/22(土)

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    【21世紀残る経営、消える経営】 大久保寛治 ~ 3名様
顧客満足とは何なのか。目からウロコの超オススメ本!!

    * 宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
* タイトル:21世紀+お名前
* 本  文:お名前、住所、メールアドレス、年齢、コメント
* 締め切り:6/15(土)

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-078【雌雄同株=栗】・ ‥… □■

 とうとう、発見しました。
 淡白く長い栗の花が栗の実(いがぐり)に変身するその瞬間を!
 通勤経路に栗畑があり、ときどきレポートしておりましたが、その変化の
 様子を観察していたら、先日ついに発見できました。
 あぁーこれかぁ!って、見つけたときはうれしかったですね。
 
  枝先についている長さ15cm程の白い花穂の大部分は雄花で、
  その根本にある目立たない、短い淡緑色の部分が雌花です。
  雌雄同株というようですね。
  http://www.sunfield.ne.jp/~oshima/ccd/natu6.html

   め花   雄花    
   ↓    ↓
  _〃/////////////////////ノ
ヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾ

 栗の木が近所にあったら、お子さんと一緒に見に行くといいですよ。
 上記のめ花の部分に、かわいらしいイガグリの赤ちゃんがいます。
 かわいぃーって絶対いうと思います。

             しんのすけ@自然観察探検隊
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  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
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ξ      
▲▼▲       明日のトルコ戦が楽しみですね。明日の分も
Web ◎◎ k     仕事しておきましょう・・。
| △ |       今日は、大久保寛治さんの素晴らしい講演に
\フ/      感動しました。今度レポートします。
<|ト .. . O またあした。
> ̄           真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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2002年04月18日

【仏の上司になれますか?】..金平敬之助 ★★★★★+場と役割

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-054】 2002/04/18(木) ★
★ “共同歓送迎会?の”木曜日  ★
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ξ  ♪
▲▼▲ ♪  東京オリンピックのころは鬼の監督が名を上げた。
Web ◎◎ k ♪  つい最近は、仏の監督(小出さん)が名を上げた。
| △ |.    仏(ほとけ)の上司は、なんとなく頼りない?
\⊂♪   いえいえ、仏様はやっぱりエライんです!
~()~~    仏の上司の人材育成を覗いてみましょ。
/>                         真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 仏の上司になれますか? 】
  ◎ カラコラム:【 隠れ家オフィス 】
  ◎ プレゼント: A【 就職・転職の法則 】    x3冊 New!
         : B【「時間」のマーケティング】 x5冊 New!

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【仏の上司になれますか?】
         部下を活かし組織を変える究極の人材育成論

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■ジャンル:ビジネス、マネジメント、HR
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■著者:金平敬之助(かねひら・けいのすけ)
  1932年東京生まれ。早稲田大学卒業。住友生命保険相互会社常務取締役、
  スミセイ・リース社長などを歴任。イワキ総合研究所顧問。
  著書に「ひと言のちがい」「それでいいんだよ」など。
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■出版社:
 PHP研究所/ISBN4-569-62017-5/1100円/238P
2002/3/6 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「仏の上司の条件=場と役割+拍手」

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■ <忙しい方はここだけ>

高橋Qちゃんの金メダル(マラソン)を生み出したのは鬼の監督、ではなかっ
た。だたの一度も怒った事がないという小出監督の得意技は「褒める」こと。
ひたすら褒めることだという。励ますマネジメントがやる気を生み出した。

人は、自分が活躍できる「場」と「役割」を与えられ、拍手をもって後押しさ
れればやる気がでる。認めてもらう、褒めてもらう、人はそれが好きだ。

仏の上司という言葉は、なんでも部下のいいなりというややネガティブなイメ
ージを持つが、本書の中の「仏の上司」は違う。部下をとことん信じ、部下の
いいところを引き出し、褒める。それは「人はだれでも何かをしたいはずだ」
という信念に基づいた仏の経営学である。

著者は、生保業界に入ったとき「敬ちゃんにはムリだよ」と言われたそうだ。
営業の鬼が闊歩する時代に、怒るのも強いるのもくどいのも嫌いな著者には、
まさに不向きな世界であったかも。しかし、鬼ばかりがまかり通っていてはこ
の世はつまらない。渡る世間には、仏もいる。

「命令・強制に依らず」「競争・比較のみに依らず」に部下を「前向きにする
」経営を追い求めて30数年、著者が見出した部下を褒めて育てるとっておき
の人材育成の方法は、心に響く感動の物語だ。

「場と役割を与えれば、部下は必ず前向きになる」という仮説は、朝礼で毎回
主役を作り、会議を楽しくし、お客様に何ができるかを追い求めて職場に感動
を生み出し、支社の業績を日本一にするという結果として見事に検証されるこ
とになる。

組織は、職場は、人の関係で成り立っている。ジョブ・ディスクリプションで
成り立っているのではない。「今日、何かいいことあった?」で終われる素敵
な職場にしてみたい・・・ネ。

おすすめ度は、 ★★★★★+場と役割
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■ <お暇な方は、もう少し>

組織は戦略が見える形になったひとつの姿である。
組織は、命令や強制で動くものから、自立的に戦略的に行動するタイプへ変貌
しつつある。しかし、実際に組織を動かすのは、リーダー次第である。
リーダーは、鬼の上司か、仏の上司か・・・・世の中にはさまざまなタイプが
あるが、本書は、仏の上司が一番と説く。


先日ご紹介した「はげましの経営学」(金井壽宏著)では、マネジメント=構
想力(ビジョン)+配慮(EQ)だという法則が紹介され、さらに、“配慮”
のほうが重い!という考察が紹介されていた。
はげましとは、思いやりであり配慮である。
何をどう配慮するか・・・それが、今日の本のテーマだ。
場を与え、役割を与え、そして褒める! これが配慮の要諦であり、仏の上司
の心得だと思う。

場を与え、役割を与え・・・というところは、ただ単に人にやさしいだけでは
うまくいかない。それなりのビジョンや戦略を持って(つまり構想力だね)、
それに基づいて“場”をつくり、“役割”を与えなくてはならない。

 (バランススコアカードは、そういう場や役割を作り、互いに了解し会う
  ときのいいテンプレートである。“働かせる”ためのツールではない。
  場と役割を認識できる“働きたくなるためのツール”であるべきだ。)


仏になるのもそれなりの努力がいる。

 あ、今日Aさんと口をきいたかな?
 今日一日で部下を何人褒めたか?
 主役を何人作ったか?
 部下が聞いて欲しいことを聞いたか?

など、仏様にはまだまだ遠い道のりがある僕には、ちょっと痛い「?」が並ぶ。

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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02008070
| ↓
|  今日の本と対極にありそうな本があった。
|  「上司が「鬼」とならねば、部下は動かず 」染谷和巳
|  うーん、鬼はやっぱりやだなぁ。
|
|                       => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
著者がいた生保支社が全国一の業績を継続できたのは、「全員に“場と役割”
を与える経営をしたからだ」という。著者の信念は、感動的なエピソードをい
くつか生んでいる。

最後のほうに紹介されている奇跡の男性支部長の話は、場と役割、褒めること
が人をこんなに変えるものか!という感動物語である。

最低ランクを20年も続けてきたB支部長(支社の下に支部がたくさんある)
は、部下の言いなりだ・・・とか、自信がないからだめだ・・・とか悪口をた
たかれ、業績もずっと低空飛行。
しかし、B支部長の上司だった著者には、それでもどこか素直な心や威張らな
いところを魅力を感じたという。
そこで、「B支部長、それがいいんですよ。それでいいんですよ。」と言い続
けた。それまでずっーっと否定され、欠点として指摘されつづけてきたことが
肯定どころか、褒められることになったのだ。
人間、こうなると変わらざるを得ない! 元気が出るのだ。
「部下を舞台にのせて主役を演じさせる」ことをとき続けた結果、B氏の支部
の業績は上向きになり、支部の組織自体も大きくなっていったという。
B氏もその部下もみんな“主役”になり、場と役割を意識した結果である。

また、転校生を迎え入れるときの「場と役割」つくりの話もなかなかいい。
転校生がはいってくるとき、5人を選んで転入生をお世話する役と場を設定す
るのである。

「こんどくる田中君は、身長15センチ、サッカー好き、顔は滝沢英明に似
 ているそうです」なんていう紹介を考える紹介役のA君
 フロア別に学校を案内する役。
 科目別に授業の進み具合を教える役
 給食心得を説明する役
 投稿初日のスナップ写真を取る役
 その写真を田中君のお母さんに届ける役は、同じ団地のC君。
 そして、田中君に最初に話しかける名誉はD君。

 こうして、田中君歓迎の場で主役がたくさんできる。主役だらけだ。

転校生の田中君はサイコウの気分でとけこむことになり、受け入れる側もみん
なが暖かい雰囲気に包まれる。なんか、こんな学校いいねぇ。

どこでも、誰でも主役になれるって素晴らしい。
あなたは今日どんな主役を作りましたか・・・・?
(僕は意識的にIさんとMさんに声をかけちゃったなぁ)

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■ <読んで欲しい方>
鬼の上司になりきれない方
  仏の上司と陰口?をたたかれた方
  さえない部下をもってお悩みの方
  部長になった方
  支店長になった方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+場と役割

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2002.04.19[金]:【】..
2002.04.18[木]:【仏の上司になれますか?】..金平敬之助
  PHP研究所/ISBN4-569-62017-5/1100円/238P
★★★★★+場と役割
2002.04.17[水]:【二十一世紀残る経営、消える経営】..大久保寛司
 中央公論新社/ISBN4-12-003194-2/1600円/220P
★★★★★+★はお客様のために
2002.04.16[火]:【--】..休刊 大阪

2002.04.15[月]:【--】..休刊 名古屋

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 ▼WEBOOKプレゼントGW前特別企画 ♪♪♪♪♪♪♪

    ◎ 【「時間」のマーケティング】~竹元雅彦x 5冊
       http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.03/2002.03.28.htm
    ◎ 【就職・転職の法則】~〔en〕編集部編 x 3冊
       http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.01/2002.01.09.htm
  
 ▼応募方法
    ・タイトル:時間 or 転職+あなたのお名前
    ・本  文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
    ・宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
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 ▼竹本さんとenの鈴木さんのご協力で実現しました。

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-054【DESK@】・ ・ ‥… □■

 先日、東京駅八重洲北口にあるデスカットというサービスセンターに
 よってみた。ネット接続のPCとデスクがあり、有料で使えるサービスだ。
 JR東日本がサービスしているのかと思ったら、コクヨさんのサービス
 である。  http://www.kokuyo.co.jp/desk/
 ためしに使ってみた。
 小さなブースもあり、飲み物サービスもあって、なかなか快適。
 現在募集中のモニターに登録して利用してみたが、なかなかグー!。
 会社でもない、自宅でもない、秘密のオフィス・・・って感じで
 なんだかいい気分。
 今度は、あそこで原稿かいてみよっかなぁ・・・。
 
               しんのすけ@隠れ家オフィス
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
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Web ◎◎ k dad↓  仏か鬼か あなたはだぁ~れ?
| △ | mad↓     
\O/ sad↓      またあした・・・
<|ト say↓
... />   pay↓          真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 23:33

2002年04月17日

【二十一世紀残る経営、消える経営】..大久保寛司 ★★★★★+★はお客様のために

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▲▼▲ ♪ 何事もマジに取り組むというのは、難しい。
Web ◎◎ k ♪ そこには、情熱をもった【人=リーダー】が
| △ |.   かかせない。日本IBMには、キタシロという人
\⊂♪  がいた。その側でCS向上を支えた方の貴重な
~()~~   お話。大久保寛司さん登場!
/>                         真之助
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【 二十一世紀残る経営、消える経営 】
  ◎ カラコラム:【 藤井正嗣さんライブ報告 】
  ◎ プレゼント: A【 就職・転職の法則 】    x3冊 New!
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■著書名:【二十一世紀残る経営、消える経営】

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■ジャンル:ビジネス、CS
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■著者:大久保寛司(おくぼ・かんじ)
  1949年生まれ。横浜市立大学商学部卒業。日本アイ・ビー・エム入社。CS
  部長等を経て退社。現在、人と経営研究所所長、日本経営品質賞アセスメ
  ント基準研究会責任者。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
 中央公論新社/ISBN4-12-003194-2/1600円/220P
2001/10/10 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「お客様満足をマジにやるというのは、こういうことだったのね!」

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■ <忙しい方はここだけ>

顧客指向、顧客主体、お客様は神様、お客様の声を聞こう・・・・と多くの企
業は、顧客のほうを向いて企業運営をしている・・・ことになっている。

だが、しかし。

実際はどうかといえば、まだまだのところが多い。例えば、お客様第一を社是
に掲げていながら、月例の役員会議で売上報告から始めるところが多いのが、
現実ではないだろうか。言ってることとやってることが違うのである。理念と
実際が異なっているのである。

そこで、本書は、お客様主体の経営とはこういうもんだ!という見事な実績を
例にとりながら、お客様満足を真に実行する企業こそが二十一世紀に勝ち残る
というテーマを掘り下げる。

著者は、日本IBMでお客様満足度向上委員会を推進した1人。元社長の北城
挌太郎氏のもとで顧客満足の取組みがどれだけ価値あることかをつぶさに見て
きた人である。そして、その取組み時代を推進した人でもある。

ビジネス環境の主導権が企業から消費者に変わった今、「いかにお客様に価値
を提供できるかが、全てのカギだ」という。そのための経営トップのあり方、
会議の仕方、組織のあり方、人事のあり方、社員の判断の基軸、社風などあら
ゆるビジネス場面で「お客様を中心に据えた」経営を行うことが、生き残りの
道である。

日本IBMにおける「お客様満足度向上委員会」の取組みを見ると、なるほど
IBMの業績がいいのはそういうことなのねと納得する。
社長以下役員と部門オブザーバーによる会議の模様などがリアルに再現されて
マジにお客様満足に取組む様子がマジマジと分る。

人事も大事だという。業績(売上、利益)を達成した人だけでなく、人事でも
CSに貢献した人を手厚く処遇することが大きなメッセージになる。実際には
なかなかできてないところだよね。

「今やっていることは、お客様に価値を生み出すことにつながっているか?」
という自問が、日々の活動を顧客指向に変えていく。
お客様満足度向上の取組みをマジに行うとは、こういうことだったのか!と目
からウロコのすばらしい本だ。

すべてはお客様のために!ウロコをポロリ!

おすすめ度は、 ★★★★★+★はお客様のために
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■ <お暇な方は、もう少し>

本書は、日本IBMを本当の意味でのお客様第一の企業に推し進めることにな
った《お客様満足度向上委員会》の活動をベースにCSの本質とは何なののか
を問い掛ける本だ。

たまたま僕自身もその《お客様満足度向上委員会》を推進する立場になり、本
書はそのバイブルになる本である。会社でドサっとまとめ買いをすることに・
・・・。(たくさん買うって気持ちがいい!)

昔の日本IBMは、それこそ天下の大企業で、まさにペンギンスーツを着た「
ビッグエンタープライズそのもの=売ってあげよう」だったことがあった。(
らしい・・)
それが、いまでは、お客様主体のサービスカンパニーに生まれ変わっている。

その大きな契機となり推進エンジンとなったのは、社内に設置された「お客様
満足度向上委員会」だったという。委員会は社長以下各部門の役員十数名で、
毎月開かれているという。当時の北城社長は、9年間計100回のこの会議を
一度も中止せずすべてに出席したという。開けばいいというものではないが、
この会議がマジに運営されたのは、北城氏のリーダーシップによることろが多
かったようだ。
また仕組みとしても会議には、第一線の管理職20~25名が毎回出席し、会
議をクールな目でオブザーブするのである。見られている役員もなかなか大変
である。マジでやらざるを得ない。なぜなら、部下が見ているから形式的な発
言があればたちまちつめたい視線にサラされるわけである。さらにイントラネ
ットで会議の発言は実名入りで公開されるのだ。
「伝える勇気」と「度量」は、経営トップのリーダーシップそのものと言える。

日本IBMは、側で見ていても実に日本的であり、かつ実にロジカルである。
非常に面白い企業風土だと思う。

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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01047494
| ↓
| IBMの取組み事例
| http://www.jqac.com/WebSite.nsf/(All)/B3FC572682CA59D84925699600081EE4?open
|
|                       => Back to 書籍
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
顧客満足という言葉は、すでに一般用語としてなじんだ言葉だが、その本質を
見極めることや適切な運用となると奥が深い。

CSが優れているウエブサイトや、ウォルマートなどの事例、あるいは、東芝
のビデオ事件や三菱自動車、雪印といったブランドにキズをつけてしまった事
件など、表面に現れる事柄はよく見聞きする。

しかし、バックヤードで顧客満足(IBMでは、この言葉すらダメで、お客様
満足というそうである)を支えるオペレーションが、どれだけ経営トップがマ
ジに取り組んでいるか・・・というのは、なかなか見えないものだ。
本書は、その要諦を経営トップの姿勢と行動という視点で、興味深く解説する。
ここが、成否の分かれ目、お客様満足を言葉だけでなく経営としてマジに取り
組むヒントを本書から得てみたい。

お客様に盲従するのでもなく、お客様を下に見るでもなく、善良な市民として
の関係性を作り上げる努力こそ、21世紀にも成長できる企業の戦略かもしれ
ない・・・・と思う。

バランス・スコアカードの4つの視点のひとつに「お客様の視点」がある。し
かし、それをどうオペレーションするのか・・・といった具体的な悩みを持つ
人には、ひとつの啓示があるように思える。
CS現場の素晴らしいオペレーションを垣間見てみよう!

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■ <読んで欲しい方>
  お客様を顧客、客、タマ、クライアント、カスタマーと読んでる会社の方
  お客様満足を考えようとしている方
  CS委員会が謦咳化したかな?と感じる経営者の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+★はお客様のために

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2002.04.19[金]:【】..
2002.04.18[木]:【】..
2002.04.17[水]:【二十一世紀残る経営、消える経営】..大久保寛司
 中央公論新社/ISBN4-12-003194-2/1600円/220P
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    ◎ 【「時間」のマーケティング】~竹元雅彦x 5冊
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    ・本  文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-053【藤井正嗣さんライブ報告】□■
 
  先週の土曜日。表参道のとある場所で、素敵な時間を過ごした。
  藤井正嗣さんのライブトークに参加した。グロービスの松林博文さんが
  仕掛人である。あらゆるモノが全開となる熱気あふれたライブだった。
  藤井さんともお話ができ、使える英語の楽しみがまた増えた。

  藤井さんから英語修得のヒミツの技を教えてもらった。そのひとつが
  睡眠学習法! なんだか胡散臭いと思うでしょ? いやいや これが
  なかなかいい感じ。寝るとき英語のカセットを聞きながら寝る。
  どんなにつかれていてもできるし、潜在意識のとこかにしまわれる
  英語は、コップの水のようにいつかあふれる・・・(かもしれない)

  ザルで水をすくうような感じでしょ、英語を勉強するって・というのは
  いい得て妙ですね。ザルでもしつこく、しぶとくすくうのがいいとか。
  うーむ。
  帰りは、藤井さんのサイイン入り【英語で学ぶMBA】を抱えて帰宅。

  こうしたライブは、今後もあるので、また一緒に行きましょう!  

                しんのすけ@あんこ椿
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Posted by webook at 23:32

2002年04月05日

【「はげまし」の経営学】..金井壽宏 ★★★★★+IQ<EQ

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-047】 2002/04/05(金) ★
★ “春は眠たい。でも寝るな!”の金曜日  ★
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ξ  ♪
▲▼▲ ♪ 人は、どういう時に動くか?
Web ◎◎ k ♪ 人を動かすエネルギーを高めるマネジメントは
| △ | .   人の心に働きかける必要がある。
\⊂ ♪  課題整理・ビジョン策定も必要だが、人の心を
~()~~   動かす何かがないと餅は絵のままで終わる。
/>                           真之助
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

  ◎ 本日の一冊:【「はげまし」の経営学 】
  ◎ カラコラム:【 ゲームと学習 】
  ◎ セミナー :【 グロービス!で胸騒ぎ? 】     4.6(土)
  ◎ セミナー :【 杉山勝行さんからの なぞかけ?! 】4.16(火)


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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【「はげまし」の経営学】

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■ジャンル:ビジネス、マネジメント
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■著者:金井壽宏(かない・としひろ)
  1954年神戸生まれ。神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。MITで経
  営学博士号取得。神戸大学大学院経営学研究科教授。
  著書に「変革型ミドルの探求」など。
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■出版社:
 宝島社/ISBN4-7966-2628-X/ 700円/211P
2002/3/22 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「部長の法則:リーダーシップ=IQ(構想力49)+EQ(気配力51)」

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■ <忙しい方はここだけ>

企業が社内の教育で最も力を入れたいと思っているのは、多分、ミドルと呼ば
れる中間管理職もしくは職場のリーダー達のリーダーシップ教育だろう。
新人教育は、いってみれば定番があり、ネタもあり、やりやすい。ところが、
リーダーシップ教育はなかなか難しい。

本書は、ミドルのリーダーシップとは何かについて、過去の研究や独自の聞き
取り調査などを元にして考察したものだ。

結論からいうと、「リーダーの役割は、正しい絵を描き適切な指示を出すIQ
だけではなく、部下の感情面にも目配りできるEQが大事だ」ということにな
る。そして、どちらかといえば、後者のほうにこそリーダーシップの本質が隠
れている!というものだ。

正しい絵を描くとは、「構想づくり」とか「ビジョン」といったことである。
一方、感情面での目配りというのは「配慮」という言葉に凝縮される。
“課題指向”と“人間指向”という表現もできる。

「優秀で仕事一点張りではダメだし、配慮があっても浪花節だけではさえない
」ということから言えば、両方の力を要求されるのがリーダーなのだが、二つ
の基軸が成果(outcome)に結実するためには、EQのほうがより大切ではない
か・・というのが著者の仮説だ。

「思いやりはただ単に浪花節だけではない」=「一件人間関係にまつわる浪花
節的行動のなかに、仕事の機微の伝達がひそんでいるのではないか」というの
が本書のテーマであり、仮説である。
その仮説は、著者が行った多くのインタビューやエピソードにより説得性を高
めている。

僕に不足しているものを指し示されたような気がして・・・なるほどと思った
次第。(不足してるのはそれだけじゃないって? ほっといてんか:笑)

やはり企業は人ですなぁ・・。

おすすめ度は、 ★★★★★+IQ<EQ
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■ <お暇な方は、もう少し>

本書は、後にいくにしたがってだんだん面白くなる。
はじめは
★★★くらいかなぁ・・・なんて読み進んでいたが、後半になるにつれ、
おぉっ~て感じの展開があり、★★★★☆になり、結局
★★★★★までいってしまった。 そういう意味ではめずらしい本だ。
学術的な匂いが、最後に現場の匂いにかわるところがよいところ。


前半は、「任せる」ということの考察が面白い。

コーチングでは、信・任・認がキーワードだが、そのふたつめの「任せる」と
いうのは、なかなか奥が深い。

「ポジションが人を作る」とか「思いきって任せると人は育つ」などといわれ
るが、任せることによってかえって上司に依存的になったといったパラドキシ
カルな状況もあり得る。
著者は、ヒラメ・パラドックスと呼んでいる。

任せたといいながら、往々にして上司の方で腹案がある場合が多く、任された
ほうもついつい上をみつめるのでそう(ヒラメ)なりやすいというわけだ。

リーダーシップ論の歴史的整理も面白い。

 1)資質アプローチ( traits approach) リーダーシップは生まれつきだ!
   というもの。第二次大戦以前の理論で、うーん、ちょっとねぇである。

 2)行動アプローチ(behaivioral approach) リーダーは性格じゃなくて
   行動次第だというもの。行動とは何かといえば2つあって、ひとつは
   「構造づくり」(目的を定め、仕事を配分し、はっぱをかけて・・と
   いった仕事関連の行動)、もうひとつは「配慮」(人間関係指向の行
   動だ)。このコンセプトはオハイオ州立大学が老舗らしい。

 3)状況依存アプローチ(situational approach)
   でも、状況で違うんじゃないの?という疑問から生まれた考え方だ。
   リーダーシップの有効性は、そのおかれた状況によるというものだ。
   つまり、有事のリーダーシップと平時のそれは違うし、間違いなく
   きちんと仕事をする場合と、新しい未知なる事に挑戦するときのリ
   -ダーシップは違うだろう・・というものだ。

 4)変革型リーダーシップ(transformational leadership)
最近の注目株だ。著者はその特徴を7つにまとめているが、ざっくり
   いえば、ビジョン構築などの仕事系と、コミュニケーションや育成な
   どの人間系の力を求めている。

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@ 戻る EQ 表紙 購入 検索 || http://listen.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02011452
| ↓
|   IQ->TQ->EQ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
餅を絵に描くこともスキルと能力が必要だが、それを実施するのは、現場であ
り、現場のマネージメント力である。
そこには、部下が魅力に思い、いっしょにやろう!と思えるような日々の行動
や部下への目配りが大きな原動力(絵を本ものにするエネルギー)となる。
いわゆる人間系のリーダーシップ要素である。

それは飲みに誘えばいいというものではなく、日々の行動やコミュニケーショ
ンなど様々なアプローチがある。

ミシガン大学とかオハイオ州立大学などが注目してきた人間系のパワーは、
EQというダニエルゴールドマンの言葉で一般にも浸透した。

本書の仮説(趣旨)を数式でいえば、リーダーシップ=IQ<EQ となる。
さて、どう思いますか?

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■ <読んで欲しい方>
  ミドルマネジャーの方
  特に部長の方
  課長の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+IQ<EQ

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

●楽天Webook ( http://go.iclub.to/hagemasi/ ) 直接購入可
●BK1   ( http://go.iclub.to/hagemasi1/ ) 直接購入可
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■□ << 今週のwebook list >>     ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

2002.04.05[金]:【「はげまし」の経営学】..金井壽宏
 宝島社/ISBN4-7966-2628-X/ 700円/211P
★★★★★+IQ<EQ
2002.04.04[木]:【--】..春眠暁を覚えず休刊

2002.04.03[水]:【ピーター・フランクルの頭の良くなる英語】P・フランクル
 三省堂/ISBN4-385-36082-0/1143円/222P
★★★★★+語学はゲームだ
2002.04.02[火]:【--】..カエルの食べすぎで休刊
            よくかんでケロ。

2002.04.01[月]:【カエルを食べてしまえ!】..ブライアン・トレーシー
 ダイヤモンド社/ISBN4-487-73220-5/1200円/136P
★★★☆+醜いカエル
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-07 ・ ・ ・ ‥… □■

  ◎ データーベース・マーケティングの杉山勝行さんの講演会 ◎
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  < イチローと懸けてホンダと解く、その心は? >

  この答えが聞きたいかたは、下記のセミナーへ行ってみよう。

 1.テーマ:「イチローから盗め、ビジネス動体視力」
 2.日 時: 2002年  4月16日(火)13:30~15:30 
 3.場 所: NEC 田町研修センター 2階(港区芝4-10-3)
 4.料 金: ¥5000
 5.連絡先: メールアドレス  sugiyama@nkg-pa.co.jp

  イチローにまつわるビジネス裏話は、超オモシロイ。
  きっと楽しいと思いますよ! (しんのすけ)

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-047【ゲームと学習 】・・‥…□■
 
 おとといの本は、ゲームと勉強(英語)の話でした。
 クイズにはたくさんのメールをいただきありがとうございました。
 皆さん正解!(+楽しいコメントありがとうございます)

 実は、先日の本「ピーター・フランクルの頭の良くなる英語」を読んで
 いたとき、石田さん(毎日一分!英字新聞の発行者)のことを思い出した。
    http://www.ka-net.com/ <= これ、おすすめ!
   
 石田さんは、MBAホルダーなんだけど英語は、ゲームみたいにして勉強
 したとおっしゃっていた。マジメに覚える勉強なんてやってられませんよ
 ねぇ・・というのがとても印象的だった。
 学習にゲーム性をいれるというのは、継続と集中というふたつのメリット
 を同時に活かせるような気がする。
 遊び感覚で学ぶ語学・・・そのヒミツの技は是非本にしてほしいですね。

              しんのすけ@学びを遊ぶ
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  ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
  ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
  ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ GET↓   
▲▼▲ GOT↓      また来週・・・
Web ◎◎ k HOT↓  明日、4.6(土)は、グロービスの熱い
| △ | HAT↓      集まりがあるよ。グロービスって
\O/ HIT↓      どんなんかな?って方覗いてみたら~。
<|ト SIT↓       
... />   BIT↓          真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 23:27

2002年03月18日

【ペンギンの国のクジャク】..BJギャラガー他 ★★★★+組織の海

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★ Webook of the Day のテーマ = 本の中の不思議なパワーを探しだすこと★
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★ 【Webook #2002-037】 2002/03/018(月) ★
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   「毎日1分!英字新聞」 http://www.ka-net.com/magazine.html
    毎日1分くらいで読める英字新聞のコンテンツ。
    米国の有名紙から厳選した英文が、楽しく分る。
    記事の背景についても解説があり、時事通にも。 ええですわぁ。
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▲▼▲   組織は組織のためにあるのではない。
Web ◎◎ k  制度は制度のためにあるのではない。
| △ |    評価は評価のためにあるのではない。
\σ/,   じゃ、なんのためにあるのだろうか。
~|Y|~~    ペンギンとクジャクに聞いてみよう。
< \                         真之助
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= もくじ =

    ◎ 本日の一冊:【 ペンギンの国のクジャク 】
    ◎ カラコラム:【 打合せ 】
    ◎ プレゼント:【 天使は森へ消えた 】3名様

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ペンギンの国のクジャク】

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■ジャンル:寓話、ビジネス
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■著者:BJギャラガー&ウォレン・H・シュミット
訳者:田中一江(たなか・かずえ)
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■出版社:
 扶桑社/ISBN4-594-03408-X/740円/167P
2002/2/28 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「組織の海に浮かぶ3つの国。学習の国、ペンギンの国、チャンスの国。」

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■ <忙しい方はここだけ>

昔から、物語というのは人の心を動かす不思議な力がある。テキストの魔力は
それが物語として表現されるとき大きくなるらしい。
なぜだろう・・? 序文を担当したケンブランチャート(「1分間マネジャ
ー」の著者)はこう言う。
 「想像力を刺激するからだ。
  そして、人間は事実や数字や理論は忘れても、
  物語は覚えているからだ。」

今、多くの企業は、「創造」や「変革」といったキーワードで企業存続をかけ
た様々な挑戦をしている。現体制を維持することが組織のエントロピーとして
働くから、変革を進めることは組織エントロピーに逆行することになり、当然
抵抗を受ける。
体制維持はけっして悪いことではない。でなければ秩序も品質保証もできなく
なるからだ。しかしそれだけではいけない、価値創造ができなくなってしまう
・・・というところにマネジメントの悩みがある。

本書は、この悩み、つまり「組織の現状維持エントロピーとそれに抗する変人
の変革・創造エネルギーの葛藤」を、ペンギンの国へやってきたクジャクの物
語として、面白く語っている。

チーズの本と同じく、変革へのマインドセットを扱う本だが、本書は、組織面
にフォーカスし、チーズは個人のあり様にフォーカスしている。

クジャクの名前がクジャック(なんだかGEのジャック・ウエルチを連想させ
る)というのも面白い。

おすすめ度は、★★★★+組織の海
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■ <お暇な方は、もう少し>

<組織の海>に浮かぶ島の多くは、ペンギンが支配していた。
どこも似たり寄ったりで、経営陣や管理職は、独特のペンギン・スーツに身を
固めていた・・・・
のし上がりたいという鳥は、ペンギン流を推奨された・・・よとよち歩き、ペ
ンギンスーツ、正しいペンギン流集中セミナー・・・などなど。

  このあたりで、フムフム、そうそう・・・と自分が身をおく会社組織の
  様々なしきたり、掟、風土に「想像」の輪が広がり、現実の輪と重なる。

そこへ、別の島にいたクジャクのジャックがスカウトされて連れて来られる。

はじめはジャックの美しさやそれまでの実績をちやほやされたが、はやり組織
の国のこと、どことなく軋轢が生じはじめる。
きゅうくつなペンギンスーツ、短い歩幅、低い調子の声・・・どうしてそんな
ことしなきゃならないの? というギモンの答えはいつも同じ
 「それが、ここのやり方だ」

こうして夢と現実になやむスカウト鳥は、ジャックだけでなく、ハクチョウの
ハリエット、ワシのワシリー、モノマネドリのモンティなど・・・たくさんい
る。多くのトリが追い出され、自ら出ていくことに・・・。

真っ先に出て行ったのはジャック。そして、旅の途中で立ち寄ったのは<チャ
ンスの国>だ。そこでは、現場で働くものも、それを監督するものも、体面を
とりつくろうことにムダなエネルギーを使ったりしない。多種多様な鳥が力を
あわせてこそ、競争の荒波逆巻く<組織の海>を乗り切れるのだと、みんなが
心得ているのだ。

「こりゃぁ、ペンギンの国とはまったく違う!」とジャックは感激する。
ワシリーやハリエットたちも<チャンスの国>へ合流して、生き生きと仕事を
することになる。
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@ 戻る 組織 表紙 購入 検索 || http://listen.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=02003301
| ↓
|  組織は戦略を推進実行するために便宜的に作るものだが、
|  なぜか、できたとたんに組織の力学が働く。ペンギンの法則ができる。
|  クジャクも住めるペンギン国がいいんだけどなぁ・・。  
|
|              => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彼らはやがて気がつく・・・

<チャンスの国>とは、ただの国ではない・・・。それは心の状態なのだ、と。
  <チャンスの国> それはすなわち、ものを受けとめる心のあり方だ。
  <チャンスの国>とは、新しいアイデアに対するオープンさであり、
  聞く耳を持つこと、学習意欲をもつこと、成長を望むこと、そして
  柔軟性をもって変化に体操することなのだ。      p113

本書は、3部構成になっていて、第1部が物語り。
第二部は、<チャンスの国>をさがしているジャックやその他の鳥のためのヒ
ントや道具。 第3部は、ペンギンに飛び方を教えるアイデアと実例。

第3部には、本書を社内の研修などで使った企業の名前がある。
例えば、IBMオーストラリア、ケロッグ、メリーランド州立大学付属消防救
助訓練学校、シェブロンIT社などなど・・・。

誰しも心の中にペンギンを飼っているし、ペンギンはペンギンのよさもある。
いろいろ考えさせてくれる、物語である。

チーズにはバター、ペンギンにはニワトリ? パロディ本が楽しみだ・・?

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■ <読んで欲しい方>
  組織改革に燃えてるペンギンの方
  組織の抵抗にうんざりのクジャクの方
  ペンギンが好きなかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★+組織の海

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2002.03.22[金]:【】..

2002.03.21[木]:【】..

2002.03.20[水]:【】..

2002.03.19[火]:【】..

2002.03.18[月]:【ペンギンの国のクジャク】..BJギャラガー他
 扶桑社/ISBN4-594-03408-X/740円/167P
★★★★+組織の海
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 ▼ Webook2002プレゼント企画No.4♪ ▼
    【天使は森へ消えた】3名様

 ▼ 応募方法
    ・タイトル:天使は森へ+あなたのお名前
    ・本  文:お名前、ご住所、メール、お年(頃)、コメント
    ・宛  先:webook2002@yahoo.co.jp
    ・〆  切:3/30(土)

 ▼ サンマーク出版の佐藤理恵さんのご協力をいただき実現しました。

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-037【木蓮】 ・ ・ ・ ・…□■

 木蓮の白い花が咲いている。木の蓮と書くモクレン。
 春先の山の緑を白い花で彩る。
 街のモクレンは、街路樹。
 山里のモクレンは、山のお化粧。
 どちらもキレイだな。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hakumokuren.html

           しんのすけ@春の嵐の後で
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ξ  .   .    
▲▼▲   .         またあした・・・
Web ◎◎ k          観測史上最早のサクラサク?。
| △ | ,_,       
\O/ ___(..)
<|ト---- ゝ____●
... />    /> >\         真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 21:07

2002年02月20日

【[図解]コレならわかるシックスシグマ】..6σ研究会 ★★★★+日本生れ米国育ち

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★ 【Webook #2002-026】 2002/02/20(水) ★
★ “ほめほめhome”の水曜日  ★
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ξ  
▲▼▲   ただいま、BSC本の企画を進めているところ。
Web ◎◎ k  藤原和博さんから貴重なアドバイスを頂く・・。
| △ |    がんばるけんね。
\σ/_   今日はBSCとも関連性があるシックスシグマの話。
|Y)     その入門書だよ。
< \                 真之助@はじめの一歩
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

    ◎ 本日の一冊:【[図解]コレならわかるシックスシグマ 】
    ◎ カラコラム:【 ほめノート 】

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【 [図解]コレならわかるシックスシグマ】

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■ジャンル:ビジネす、経営
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■著者:ダイヤモンド・シックスシグマ研究会
  真木和人俊を中心に、シックスシグマの研究および普及を目的とする任意
  グループ。
  http://www.sixcg.com/
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■出版社:
 ダイヤモンド社/ISBN4-478-37281-0/1500円/167P
1999/11/5 第1刷  2001/10/22 第10刷
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■ <ワン・チョット>

「日本で生まれ、米国で育った・・・ぼく。シグマくんと呼んでね。」

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■ <忙しい方はここだけ>

シックスシグマの入門書である。
昨年紹介した【「お客様の声」を生かすシックスシグマ】の前編にあたる。
 http://www.hoops.ne.jp/~webook/2002.01/2002.01.28.htm

GEやソニーが導入したことで有名なシックスシグマという経営手法は、もと
もとは米国通信機器メーカーのモトローラが元祖らしい。
80年代の後半、日本が「ジャパン・アズ・No1」ともてはやされたのは、
高い品質と生産性。米国のえらいところは、それじゃぁということで、日本的
経営を徹底的に研究したことである。そして欧米流のやりかたに形を変えてで
きたのがシックス・シグマという経営革新手法なのだ。
つまり、日本生まれのアメリカ育ちってわけだね。

育ての親はエライの昔からのならい・・・。生みの親である日本が、シックス
シグマを輸入することになるというのは面白いめぐり合わせといえる。

さて、本書は、このシックスシグマの入門書ということで、はじめは“ゆで卵
の作り方”や“サラリーマン松井さんの通勤方法”など身近なテーマで、シッ
クスシグマってな~に?を解説。
MAIC(Measure, Analyze,Improve, Control)のプロセスが、とても分り易
く解説される。

中級編では、架空メーカー“アタゴ精密”の納期遅れ防止プロジェクトを例に
要因分析(魚の骨)、パレート図による影響の大きい要因の抽出、そして、特
に重要な要因(Vital Few)の選定などのシックスシグマの手順が理解できる。

上級編では、架空企業「KinKon's」(笑えるね)を例に、QFD(Quality Fun
-ction Deployment)=品質昨日展開や、実験計画法などちょっとばかり高度な
手法も織り込んでケーススタディが展開される。

入門書としてタイヘンよくできている。難を言えば、CTQ(Critical to
Quality),QFD(Quality Function Deployment)などの略号がちょくちょく
登場するが、一度どこかで説明したら読者は覚えてくれているハズ・・という
前提にたっているところは「美しい誤解」であり、しつこくAbbreviation を
掲載してほしいところだ。 改訂版で盛込んでほしいなぁ。

おすすめ度は、★★★★+日本生れ米国育ち
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■ <お暇な方は、もう少し>

シックスシグマの思考プロセスは、MAICあるいはDMAICといわれる。
(本書ではMAIC,次作でDMAICとなっている)

D:Define  =課題(戦略的)をしぼり、課題を定義する
M:Measure =現状を把握し
A:Analyze =問題点を数値的、統計的に分析して
I:Improve =改善すべき方法を考え
C:Control =改善維持の確認、他への転用、不測の事態への対応をする

現場に密着した改善活動のイメージが強いが、全社的な戦略策定のプロセスに
応用できる部分もある。

BSC(バランススコアカード)は、戦略目標を4つの視点で表現することに
なっているが、その目標を定めるプロセスには、シックスシグマの手法を使っ
てもいい。
例えば、課題解決のブレスト結果を整理する「魚の骨」は、BSCの4つの視
点で魚の骨を整理すれば、そのままBSCのテーマ整理へつなげる事ができる。
また、様々なデータから問題をフォーカスする手法にシックスシグマのパレー
ト図(20:80の20の要因を数値的に導く方法)なんかも有効だ。

しかし、なんといってもシックスシグマのいいところは、現場が経営的視点か
ら自分の業務プロセスを見直し、改善を継続的に図っていけるところだろう。

BSCはトップダウンでの戦略策定・展開に活用し、シックスシグマは、地に
足のついた現場の改善を促す。そして、BSCと6σが相乗的に動ければ、企
業の革新がトップから一社員までの熱いムーブメントとして進むのではなかろ
うか・・・。

シックスシグマが大好きな方は、それをベースにして経営改革をすればいい。
そのとき、最初のD(define),M(measure)における課題の分析につづく目標
設定とそのブレークダウンに、BSC(バランススコアカード)の4つの視点
をツールとして使えばいい。

バランススコアのほうがエライと思ってる人は、そこにシックスシグマのメソ
ドロジー(パレート、魚の骨など)を使って4つの視点を掘り下げていけばい
い。・・・=僕はこっちの人。
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|   GE(日本)のシックスッシグマ解説:
|    http://www.gejapan.com/corporate/sixsigma_top.html
|   日経ビジネスマガジンガイド
|    http://bmg.nikkei.co.jp/colum4.cfm
|
|              => Back to 書籍
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
GE(ウエルチ)が偉かったのは、シックスシグマを生産管理だけではなく、
営業やR&D、調達などさまざまなビジネスシーンで応用したことである。

シックスシグマって、なんか縁がないなぁって思った方も、読んでみまひょ。

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■ <読んで欲しい方>
企業改革を進めるかた
  経営者の方
  企画室のかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★+日本生れ米国育ち

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2002.02.22[金]:【】..
2002.02.21[木]:【】..
2002.02.20[水]:【[図解]コレならわかるシックスシグマ】..6σ研究会
 ダイヤモンド社/ISBN4-478-37281-0/1500円/167P
★★★★+日本生れ米国育ち
2002.02.19[火]:【40歳からの人を動かす「表現力」】..中島孝志
 講談社/ISBN4-06-264177-1/1300円/246P
★★★+泥かぶら
2002.02.18[月]:【一周おくれのトップランナー】..松原武久
 KTC中央出版社/ISBN4-87728-233-9/1200円/287P
★★★★+価値葛藤
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■□ < Web●○k from the Publisher > P#2002-03 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Authers > A#2002-06 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2002-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム>C#2002-026【ほめノート】・ ・ ‥…□■

 こども未来財団主宰の「第5回ことも未来賞」体験エッセー入選作が
 2/18読売新聞に紹介されていた。
 宇都宮市の主婦(鵜瀬けい子さん)の「ほめノート」という作品がとても
 印象的だった。4人のお子さんを育てる過程で、ほめることの大切さを
 発見し、その後「みんなの食器を片付けて、えらい!」「靴をそろえたの
 が、エライ!」など毎日の生活の中でそれぞれの子供のエライ!をノート
 に記録していったというお話。
 ちいさなエライが、やがて笑顔に、そして自分自身に、さらにダンナさん
 にまで広がり、毎日怒ってばかりだったお母さんは、毎日幸せのタネを
 見つける名人に変身していった。
 「家族のためにずっと書きつづけていこうと思っています」という
 「ほめノート」は、鵜瀬さんの家宝になるねぇ。きっと。
 ビジネスの世界では、「問題解決手法」ではなく「長所展開法」がいいね
 というのと似ている。
 ほめノート つくってみません?
             しんのすけ@ホメほめhome
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 ★ 発行は 『まぐまぐ』( 969) と  Pubzine (14941) です。
 ★ 土日祝は、家庭内平和維持活動(FPK)のためお休みです。
 ★ 記事の転載/引用をされる場合は真之助までご一報ください。
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ξ  .   .    
▲▼▲   .         ポチ、よくガマンできた。えらい!
Web ◎◎ k          わん。   「ポチのほめノート」
| △ | ,_,       またあした。
\O/ ___(..)
<|ト---- ゝ____●
... /> /> >\  Bone    真之助@Webook of the Day
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Web .. . . 。 o O 〇 Kuribako ・ ・ ・ ‥…★
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Posted by webook at 20:18

2001年11月19日

【ジャック・ウェルチ わが経営 上】.ウェルチ..★★★★★+Jack!

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★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #2001-167】 2001/11/19(月) ★
★ “流れ星いっぱい見えたぁ!”の月曜日       ★
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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 ジャック・ウェルチ 上 】
   ◎ カラコラム:【 見えたねぇ★ 】
   ◎ プレゼント:【 命を賭けた最終ピリオド 】 当選者発表!

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ジャック・ウェルチ わが経営 上】

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■ジャンル:ビジネス、自伝
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■著者:ジャック・ウェルチ、ジョン・A・バーン
(John F.Welch,Jr):1935年アメリカ生まれ。マサチューセッツ大学卒業
後、イリノイ大学大学院で化学工学専攻、Ph.D.取得。
60年GE入社、81年会長兼 CEO就任。
  2001年に退任するまでGEの変革に取り組む。
(J.A.Byrne):ビジネスウィーク誌シニア・ライター
 訳者:宮元喜一(みやもと・よしかず)
翻訳家。奈良市生まれ、一橋大学卒業後、ソニー、マイクロソフトを経て
  翻訳業へ。訳書に「さよならウェルチ」など。
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■出版社:
  日本経済新聞社/ISBN4-532-16400-1/1600円/342P
  2001/11/08  第一刷
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■ <ワン・チョット>

 「日々の積み重ねから生まれてきた哲学・・・ウーム。」

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■ <忙しい方はここだけ>

日経新聞朝刊に【私の履歴書】の連載がある。多くのビジネスマンは、このコ
ーナーに関心が高いはず。ジャック・ウエルチが登場した2001年10月の精読
率はさぞかし高かったに違いない。
本書のさわり部分が紹介されており、会社の中でも、“面白いねェ”なんて会
話がまわりで交わされていた。世界のトップレベル経営者の自叙伝ともなれば
注目度が高いのも当然である。

おそらく20世紀の著名な経営者を5人あげろといわれれば、この人は必ず入
ることになる。

日経新聞の私の履歴書がダイジェスト版とすれば、本書は、本番。もう少し詳
しく知りたい・・という向きには最高だろう。
ジャック・ウェルチの人となり、ビジネス成功のヒストリーなどを自らが語っ
たところがミソである。

「人間の持てる力を最大限に引き出すのが私のリーダーシップのスタイルだと
すれば、それは母のおかげだ」と述懐する。厳しくもあり、愛情深くもあった
母親(グレース・ウェルチ)の影響を強くうけたという。

後にGEで発揮される「勝つ為に全力で戦う、現実を直視する、硬軟使いわけ
て部下のやる気を引き出す、無理といえるほど高い目標を掲げる、仕事がきち
んと成し遂げられたか執拗に確認する・・」といったウェルチ・スタイルは、
正に母親ゆずりだとわかる。

上巻は、幼い頃のこと、GEの中で“群れから跳び出したころ”のこと、GE
会長レース、No1,No2戦略などのGE改革・・・とストーリーが進む。

自らの手書きメモなども紹介され、興味津々で読み進めることができる。

おすすめ度は、★★★★★+Jack!
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■ <お暇な方は、もう少し>

ウェルチとゴーンの自叙伝を読んで思うのは、その強烈なリーダーシップが、
まわりの人をひきつけている点である。

どちらも自分のいる環境の問題点、しかもその本質的な部分を素早く見定め、
「人」の力をうまく引き出す人材活用ダイナミズムのなかで解決策を進めてい
るところが共通項といえる。

そして、ふたりは年功序列ではなく、実力主義の中で自分の存在をしっかりと
アピールしているところだ。

ウエルチの場合、GEという巨大企業の中にあった官僚主義的な部分を大いに
嫌い、かなり暴れん坊的な見方をされたことがある。

ウェルチのスゴイところは、とことんやりぬくバイタリティだ。
リーダーシップ研究のまたとない材料を提供してくれた人である。
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| ↓
| 日経新聞【私の履歴書】登場者リスト
| http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/5845/watasinorirekisyo.html
|
| 日経新聞、ウェルチ企画
| http://www.nikkei.co.jp/hensei/welch/rirekisyo.html
|                       => Back to 書籍
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ナンバーワン、ナンバーツー戦略は、ビジネス雑誌などでよく引合に出された
が、その手書きメモが紹介されている。83年のある日、一杯飲んでいる時に
思いつき、紙ナプキンに書いたものだそうだ。GEの事業を3つの円にまとめ
どの円にも入らない事業は、再建か、売却か、さもなければ閉鎖・・・という
ものだ。メモには、「#1, #2 "Fix, Sell or Close"」とある。

もうひとつのメモは、人材活性化カーブの絵。
Differentiation Vitality Curve というタイトルだ。自部門の幹部社員を選
別するランキングカーブである。トップ20%、中位70%、下位10%。
下位の評価を受けたものはGEには残れない・・という厳しいものだ。
トッププレーヤー(Aプレーヤー)の特徴がなかなかイケてる。

「GEのリーダーに必要な4つのE」というもので、どこの会社でも使えそう
だ。

 Energy:活力に溢れ
 Energize:目標に向かって周りの人間の活力を引き出し
 Edge:むずかしい問題でイエス、ノーがはっきりさせる決断力があり
 Execute:つねに言ったことを実行する実行力がある

そういうリーダーだという。企業の幹部研修に出てきそうな理想形だ。
ウエルチは、最初は化学部門で陣頭指揮をとるリーダーであったが、やがて、
自分が全てを見れるわけではない・・との達観から、人をいかに活用するか
にそのマネジメント・エネルギーがシフトするところとなる。
いきつくところは、人を如何に活用するか・・・ということか。


それにしても、日経新聞の「私の履歴書」はよく編集されていた。
本書のツボのところを、よく押えてまとめられており、本書を読んでいると、
日経新聞を復習しているような錯覚もする。
そういう意味では、“うまく出来すぎた記事”だったかもしれない。

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■ <読んで欲しい方>
  日経新聞を読んでる方
  経営者の方
  ビジネスマンの方
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★★★+Jack!

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2001.11.22[木]:【】..
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2001.11.19[月]:【ジャック・ウェルチ わが経営 上】..★★★★★+Jack!
 日本経済新聞社/ ISBN4-532-16400-1/1600円/342P
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今週の節約小計 1600円
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-18 ・ ・ ・ ‥… □■
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 | ̄  Webookプレゼント企画 第18弾  当選者発表
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 |  ■【命を賭けた最終ピリオド】(国府秀紀、石黒謙吾)= 3名様♪
 |    http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.10/2001.10.15.htm
 |
 | 1)栗山春●さん 大阪府 50代 学生時代を思いながら・・
 | 2)中村正●さん 東京都 40代 アイスホッケー部を率いて・・
 | 3)平野雅●さん 滋賀県 40代 お父さんへ・・・
 |
 |  この本の主人公と同年代の方が当選となりました・・・。偶然!?
 |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   3名の皆さん、おめでとうございます。じゃ、泣いてください。

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-15 ・ ・ ・ ‥… □■
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-167【見えたねぇ★】 ・・…□■

 またまたやってきました、しし座流星群。テンペル・タットル彗星が残した
 チリに地球が突入するときに見える流星群だ。見えるかなぁ・・・
 と、思っていたら、うーん、たくさん見えましたねぇ!!!!

天気にも恵まれ、チリの状態もよかったようで(笑)
 2時半ごろ、子供たちも起こし、ワサワサと外へ・・・
 あ、あっち、どこ?、おぉ、なんて奇声を上げる。
 し、しずかに!
 ひときわ神秘的な深夜の家族レクとなりました。

                     しんのすけ@あ~クビが痛い
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★ 発行は『まぐまぐ』(ID=969) と『Pubzine』 ID=14941 を利用してます。
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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)
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東京の日出:06:20  +3分 対先週金曜
東京の日入:16:32 -2分 ”
日昼時間 :10:12  -5分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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ζ            
▲▼▲           またあ~した!
Web ◎◎ k      
  | ⊥ |           みた?!
    \o/ V
  ~~ < ~~~ onsen
  \ v    / 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:35

2001年11月14日

【ハーバードAMPのマネジメント】..Stevens..★★★+トップガン

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★ 【Webook #2001-164】 2001/11/14(水) ★
★ “夜明けの月”の水曜日            ★
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  ┌─── ★★★★★ 爆発的オーラあり。      Webook
  │ ┌── ★★★★ 楽しみながら読める。 Scoring
  │ │ ┌─ ★★★ 普通って素敵。 Standard
  │ │ │ ┌ ★★ 平凡でええじゃない。 USO800-001
  │ │ │ │ ┌★ 失望は希望の糧。 Feel&Clicks
  ┴─┴─┴─┴─┴   
  爆 楽 普 凡 失
推 読 通 庸 時  時は金に、本は時に、知は本に、本は・・・・・  
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Web. . 。 o O 〇 K !
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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 ハーバードAMPのマネジメント 】
   ◎ カラコラム:【 e漢字134=散歩 】
   ◎ 出版社情報:【 読者書評グランプリ 総額20万円 】英治出版
   ◎ プレゼント:【 命を賭けた最終ピリオド 】New!

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ハーバードAMPのマネジメント】

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:マーク・スティーブンス(Mark Stevens)
  マーク・スティーブンズ・アンド・カンパニー社社長。新聞に連載された
  コラム「スモール・ビジネス」でジョン・ハンコック賞受賞。
 翻訳:仁平和夫(にひら・かずお)
翻訳家。1950年生まれ。訳書に「ディズニーの7つの法則」「ブランド人
  になれ!」など多数・  
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
  早川書房/ISBN4-15-208361-1/1600円/227P
  2001/10/20  第一刷
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■ <ワン・チョット>

 「世界で最も受けたい“ビジネスマン”の授業・・・!? 」

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■ <忙しい方はここだけ>

ハーバードといえば、MBA。しかし、ハーバードのマネジメント養成はそれ
だけではない。本書に紹介されているように、企業のエグゼクティブ候補、し
かも将来CEOを嘱望されるような選りすぐりのエリートを対象にした経営学
の特別プログラムがある。

AMP(Harvard Business School's Advanced Management Program)と呼ばれ
ている。ビジネス界の「トップガン」養成スクールといえば分かり易いかもし
れない。期間は9週間、毎日平均14時間の勉強をこなし、250のケース・
スタディで汗を流すというものだ。費用は450万円くらい。自腹じゃなくて、
企業が「こいつは将来のわが社にとって・・・」と認めた人が参加させる。

・・・知らなかったでしょう!(僕も知りませんでした)

日本からも三菱商事、東芝、三井物産、日本興行銀行などが人を送っているよ
うだ。

本書は、AMP卒業生(といってもすでに企業のトップレベルマネジメント)
やハーバード教授陣のインタビュー記事で、AMPの経営学の一端を覗く・・
という趣向で構成されている。

リーダーシップ、組織論、戦略論、顧客満足、ファイナンスなどの分野で、そ
れぞれAMPのエッセンス的なことが語られる。
いわゆる経営マネジメントの指南書とは趣を異にし、どちらかというとAMP
のよさを伝える・・といった感じ。
世界のエグゼクティブが、AMPで何を学び、どう役立てているか・・その雰
囲気が伝わってくる。

エリートだと自認する方におすすめ。

おすすめ度は、★★★+トップガン
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■ <お暇な方は、もう少し>

競争に勝つ戦略を考えるコーナーでは、マイケル・ポーターの戦略論が紹介さ
れる。「繁栄する道は、基本的に2つしかない。強力な差別化戦略をとるか、
低コスト生産者になるか・・・・」
後者の事例としてサウスウエスト航空をあげている。今般のテロ事件の後でも
軒並み赤字転落の米エアラインを横目にひとり利益を計上している。

顧客満足のところでは、ドミノピザの例が紹介されている。
常識では考えられないようなサービスを受けた人の話・・・というのをそのま
ま・・・・

 「しばらくまえ、たいへんな火事を出してしまいましてね。次の日、私は焼
  け残ってなんとかつかえそうなものを集めていて、家族は玄関前のポー
  チにへたりこんでいました。すると、ドミノ・ピザの車が止まったんです。
  運転手がピザの箱を持って近づいてきました。私はピザなんて注文して
  いないと言い、昨日家が焼けたんだと説明しました。すると相手はこうい
  いました。存じています。30分ばかりまえ、前をとおったときに、みな
  さんの姿が見えました。さぞかしお腹がすいているだろうと思い、店にか
  えって店長と相談し、ピザを二つお届けすることにしたのです。勝手に当
  店自慢の具をみんな載せてしまいました。お気に召さなければ、これは持
  ち帰って、ご希望の品をもってまいります。お代は結構です。これは当店
  からのお見舞いです。相手はそういったのです。ほんとうに耳を疑いまし
  た。それ以来、ほかの店にピザを注文しようなんて思ってもみませんね。」

うるうるってきそうな話。たとえつくり話にしても、ありそうな、・・いい話
である。

顧客は、浮気者である。いいなと言っていても、もっといいものがあればすぐ
そっちへ行ってしまう。普通に満足しているだけでは、そのロイヤルティは、
「カンタンによそに移る」レベルだ。完全に満足、例えば上記のような例の場合
は、きわめて高いロイヤルティが期待できる。

顧客満足度の解釈を
  レベル     ロイヤルティ水準
  ------------ --------------------
  完全に満足  きわめて高い
  満足     カンタンによそに移る
  不満     きわめて低い

に分類している。顧客満足というのはそういうものだと知った。

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| | http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01034835
| ↓
|    http://www.exed.hbs.edu/programs/amp/
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もう若くないし、かといって上を狙いたいし・・・なんて方は、是非、こんな
プログラムに参加できるように画策してはどうだろう。
サラリーマンにとって、出世もひとつの立派な生き方である。

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■ <読んで欲しい方>
  人には言えないけど、内心自分はエリートだと思ってる方
  あいつにはかなわなりとまわりから一目おかれている方
  俺はホントは有能なんだと心底思ってる方
  次は俺の番だと公言する不遜な方
  おすすめです。
----------------------------------------------------------------------
■ <オススメ度>

  ★★★+トップガン

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2001.11.16[金]:【】..

2001.11.15[木]:【】..

2001.10.14[水]:【ハーバードAMPのマネジメント】..★★★+トップガン
  早川書房/ ISBN4-15-208361-1/1600円/227P
2001.11.13[火]:【世界でいちばん受けたい授業】..★★★★★+よのなか科
小学館/ ISBN4-09-840070-7/1600円/298P
2001.11.12[月]:【怪文書】..六角弘..............★★★★+怪しぃ
  光文社/ ISBN4-334-03109-9/ 700円/244P
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今週の節約小計 3900円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2001-25 ・ ・ ・ ‥… □■

  【 読者書評グランプリ 総額20万円 】
    英治出版「アメリカン・ドリームの軌跡」記念発売企画
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                           (英治出版)
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ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-164【e漢字134=散歩】・・…□■

 散歩=さんぽ。
    =歩みを散らす。散歩というのは、どこということはなく
     適当に歩くこと・・・。無目的なところが、無心を誘っていい。
     ぶーらぶーら、歩く。できれば木があるところがいいね。
     土日も含め、家族や夫婦でぶーらぶーら歩く事が少ない。
     (一度もない・・・!かもね)
     意識して、無意識なる散歩に出てみるのもいい。
     近所の様子が変わって見えるかもしれない・・・し、
     ユーレカって叫びたい発見があるかもしれない・・・し。

                     しんのすけ@ポチといっしょ
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ご意見、ご感想等は こちらへ
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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   _\o/            犬の散歩
     /_/\ !_ξ        (僕は犬を飼った経験がないから
  < \  /( へ         あこがれだなぁ・・・)
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:34

2001年11月01日

【戦略バランスト・スコアカード】.キャプラン..★★★★★+本家BSC

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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 戦略バランスト・スコアカード 】
   ◎ カラコラム:【 光文社新書・創刊! 】
   ◎ 出版社情報:【 読者書評グランプリ 総額20万円 】英治出版
   ◎ プレゼント:【 命を賭けた最終ピリオド 】New!

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【戦略バランスト・スコアカード】Strategy-Focused Organization

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■ジャンル:ビジネス、経営管理
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■著者:ロバート・S・キャプラン&デビット・P・ノートン
  キャプラン:ハーバードビジネススクール教授。前カーネギーメロン大学
    産業経営大学院教授。77年から83年までは同大学院院長。
  ノートン:バランスト・スコアカードに関する研究・普及活動を行う、バ
    ランスト・スコアカード・コラボレイティブの社長。
監訳:櫻井通晴(さくらい・みちはる)
    専修大学教授。早稲田大学大学院客員教授。商学博士。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
  東洋経済新報社/ISBN4-492-55432-7/3400円/494P
  2001/9/11  第一刷
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■ <ワン・チョット>

 「ご本家によるバランススコアカードの実践指南。さすが分かりやすい!」

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■ <忙しい方はここだけ>

アメリカ人は「戦略がお好き」である。企業戦略、事業戦略、マーケティング
戦略・・・ビジネスを成功に導くための重要なファクターとして戦略(Strat-
egy )は位置付けられている。戦略という言葉を口にしないコンサルタントは
いない(はず)。最近のビジネス書でも戦略という言葉がないものはないかも
しれない。

さて、戦略が重要なのは、わかった。しかし、その戦略をどう方向付け、実際
に実行するか・・・という実践的なプロセスになると、また別の思考が必要に
なる。

最近、僕がお熱を上げているバランススコアカードは、企業(あるいは組織体)
の戦略を組織的に実践するためのプロセスノウハウといえよう。

本書は、バランスト・スコアカード(トがつくのは、訳者のセンス、趣味とも
いう)の実践的指南書である。ご本家、キャプランとノートンが直々の指南を
授けるものた。

戦略を実行する、戦略を現場の言葉に置きかえる、戦略を日々の業務に落とし
こむ・・・といった一連のプロセスを、豊富な具体事例を紹介しながら解説す
る。

戦略がいくら大事だといっても、まずは戦略を記述できなければ実行など期待
できるはずがない。そこで、戦略記述の枠組みを整理し、会社全体、組織、個
人まで落としこんでいく。
目標や評価指標により、戦略実施をドライブしていく。
そこにバランスト・スコアカ-ドが、ある。という訳である。

本書は、キャプラン&ノートンの最初の著作「バランススコアカード」 (The
Balanced Scorecard ; Translating Strategy into Action 1996) の第2段で
あり、当初の業績評価としてのバランススコアカードから、戦略実施のための
ツールという位置付けを深めている。

3400円(494P)の価値は十分ある本だ。会社のお金でも自前でも買って損なし。

おすすめ度は、★★★★★+本家BSC
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■ <お暇な方は、もう少し>

ビジネスの成功は「いかにスバラシイ戦略を打ちたてられるか」と「それを如
何に実施できるか」にかかっている。

戦略を立てる手法は、さまざまな考え方が紹介されているが、その実施方法に
ついては、これから・・・なのかもしれない。

実施方法は、たとえば トヨタ生産方式であり、あるいは、カルロスゴーンの
ようなクロス・ファンクショナルチーム手法であったりする。

この「実施する」というプロセスにフォーカスしたものがバランススコアカー
ドといえる(って、僕は勝手に思っている)

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| |  http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01040524
| ↓
|  Balanced Scorecard Collaborative, Inc. (ノートン氏が社長)
|     http://www.bscol.com/
|                       => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キャプランとノートンの第一作目「バランススコアカード」(The Balanced
Scorecard ; Translating Strategy into Action 1996)と本書の関連を、監訳
者である櫻井氏はこう語る。

 「前著が概念を明確にした理論書であったのに対し、本書は、ケーススタデ
  ィを豊富に取り込んだ実務書である」

という。モービルやモトローラ、シアーズなどの企業のほか、病院、政府機関
(米エネルギー省)、カルフォルニア大学、非営利組織など多くの事例が紹介
されている。

残念ながら日本企業の事例はないが、リコー、富士ゼロックス、関東電力、全
日空システム企画などで導入事例があるようだ。

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■ <読んで欲しい方>
  バランストスコアカードを本格的に検討したいかた
  経営企画部の方
  事業戦略部の方
  人事部の方
  役員の方
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★★★+本家BSC

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2001.11.02[金]:【】..

2001.11.01[木]:【戦略バランスト・スコアカード】....★★★★★+本家BSC
  東洋経済新報社/ ISBN4-492-55432-7/3400円/494P
2001.10.31[水]:【ビジネス英語を速く読む】..古藤晃....★★★☆+結果outcome
  光文社/ ISBN4-334-03108-0/ 680円/214P
2001.10.30[火]:【タリバン】..田中宇..................★★★☆+オサマ
  光文社/ ISBN4-334-03103-x/ 680円/214P
2001.10.29[月]:【チラシで読む日本経済】..澤田&鈴木..★★★★+チラシ
  光文社/ ISBN4-334-03105-6/ 700円/230P
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今週の節約小計 5460円
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  【 読者書評グランプリ 総額20万円 】 ★★★★★
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-15 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-155【吉川教授】 ・ ・ …□■

  先日来、バランススコアカードに入れこんでおり、日本におけるBSC
  権威である吉川武男教授(横浜国立大学)にお会いした。
  今度、講演会をお願いするためだ。
  気さくな感じのおじさま・・・。ハーバード・ビジネススクールの
  キャプラン教授とも交流があり、「日本においてはタケオにまかせる」
  みたいなところがあるようだ。
  うーん、楽しみ・・。

                     しんのすけ@アンバランスト
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ご意見、ご感想等は こちらへ
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東京の日出:06:02  +1分 対前日
東京の日入:16:47 -1分 ”
日昼時間 :10:45  -2分 ”
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Web ◎◎ k      病院経営戦略情報誌
  | ⊥ |      【フェイズスリー】に寄稿 P34-37
  _\o/   ● ≪病院経営によく効くクスリ・・?!≫
     /_/⌒● ・      
  < \  ●   
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:28

2001年10月12日

【「大企業病」と闘うトップたち】..大塚英樹..★★★+トップ

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★ 【Webook #2001-143】 2001/10/12(金) ★
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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 「大企業病」と闘うトップたち 】
   ◎ カラコラム:【 サイボウズCOO 】
   ◎ 出版社情報:【 読者書評グランプリ 総額20万円 】英治出版
   ◎ プレゼント:【 十二番目の天使 】New

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【「大企業病」と闘うトップたち】 

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:大塚英樹(おおつか・ひでき)
  1950年兵庫県生まれ。中央大学理工学部卒。NETテレビ(現テレビ朝日)
  ディレクターを経て、フリーランス記者に。著書に「会社を辞めて成功し
  た男たち」など。
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■出版社:
  講談社/ISBN4-06-256544-7/ 680円/284P
  2001/8/20  第一刷
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■ <ワン・チョット>

 「大企業トップの決意と悩みが、見え隠れ・・。」

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■ <忙しい方はここだけ>

ベンチャーの対極にあるのがいわゆる大企業。著名なエスタブリッシュド・カ
ンパニーも大きさだけでは安心できないこの時代、一皮剥けば悩み多き企業体
である。そしてその悩みも様々。

本書は、こうした大企業のトップ経営者15人にインタビューし、その経営に
かける思いを引き出したドキュメンタリーだ。

「迷ったときは現場に戻れ!」ではリコー会長の浜田広、ANA社長の野村吉
三郎、「時代を読む目」ではミサワホーム社長の三澤千代治、ホリプロ会長の
掘威夫、「ベンチャー魂」ではセコム最高顧問の飯田亮、トヨタ社長の張富士
夫、ソニーCEOの出井伸之などが登場。なじみのある企業でも意外と知らな
い苦労があったり、さすが経営者と思わせる一面を垣間見たり・・・人間とは
なかなか面白いものである。

現場に戻り、原点を見つめ直し、最後に頼るは自分・・・どのトップ経営者に
も大企業の対極にあるはずのベンチャーの志と近いものを感じられるのは、偶
然ではないだろう。

印象的な人は、ミサワホームの三澤千代治氏。なかなか面白いメタファーを駆
使しながら、その経営哲学を披露している。

夕刊フジに連載された記事をもとに編集された本である。
「夕刊フジ=H記事」というパブロフの犬状態に陥る方、たまには夕刊フジで
も買ってみる?

おすすめ度は、★★★+トップ
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■ <お暇な方は、もう少し>

バブル崩壊のとき、土地神話がボロボロと崩れ、多くの企業は不良資産を抱え
ることになった。ミサワホームの三澤千代治氏によれば、土地はまだ50年は
下がり続けるという。

但し、不良は、優良にすれば大丈夫。そのためには「土地に環境をつければ、
値段がつく」という。環境とは、交通環境、自然環境、医療環境、教育環境、
ショッピング環境の5つだという。(ふむ)

人材に対する表現も面白いことを言っている。
「僕は前から、秀才よりも“可山優三”がいいと言っている。可は山ほどある
が優が3つしかない。学校の成績は悪くてもいい。得意な科目が3つほどあれ
ばいいんじゃないかと。ビジネスで求められるのは全優の人間じゃなくて、五
感人間なんです・・・。」

他にも
「人を動かすのはGNPよりGNN(義理、人情、浪花節)」
「学ぶのは有識者ではなく遊識者(遊びの達人)」
「情断大敵(情報を知らないと大損をする)」
「これからは医食住(衣服は解決済み。問題は高齢化社会。転職を見つけ、そ
 してよい住宅に住むこと)」
などが紹介されている。
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@ 戻る 経営  表紙 購入 検索  || http://clicks.to/webook/ □
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| ↓
|  大企業病診断
|   http://www.big.or.jp/~ryoke/sinri11.htm
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|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トヨタ生産方式を確立した大野耐一の愛弟子でもある張富士夫トヨタ社長のイ
ンタビューは、張氏というより、トヨタの戦略を聞く・・という感じだが、な
かなか面白い記事がある。
例えば、2000年度の売上は13兆円、当期利益4700億円、余剰資金が
2兆円もある企業の強さの秘訣は?・・・それは「危機感」だとう。
トヨタ生産方式という「思想」が、社内に危機感を醸成しつづける役割を担っ
たのは間違いないだろう・・・という。大野氏に鍛えられた人の言葉だ。

また、NECの西垣浩司氏の社員とのコミュニケーションでは、社内のイント
ラネット上での情報発信のほか、毎週「社長通信」で自分の考えや、これから
やろうとしていることを伝えているというのが目をひく。
社長挨拶・・なんてのは、年初と、創立記念日くらいが相場であった時代もあ
ったが、今は、毎週だ。社長もつねに考え、発信しなければいけない時代らし
い・・・。

僕のいる会社でも、社長自身がメルマガで情報発信をしている。頑張れ、社長
さん!

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■ <読んで欲しい方>
  エスタブリッシュのCEOに興味ある方
  大企業病に悩める方
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★+トップ

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

  ●Webook@楽天ブックス( http://books.rakuten.co.jp/webook/ )
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2001.10.12[金]:【「大企業病」と闘うトップたち】..大塚英樹..★★★+トッ

  講談社/ ISBN4-06-256544-7/ 680円/284P
2001.10.11[木]:【--】..お仕事ぉ・・

2001.10.10[水]:【スローなビジネスに帰れ】..阪本啓一..★★★★★+スロビ
ィ1号
 インプレス/ ISBN4-8443-1559-5/1800円/240P
2001.10.09[火]:【ミーム力、とは?】..清水&石黒..★★★★★+書評ミーム
  数研出版/ ISBN4-410-13802-2/1150円/191P
2001.10.08[月]:【--】..祝日
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今週の節約小計 3630円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2001-25 ・ ・ ・ ‥… □■

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  【 読者書評グランプリ 総額20万円 】 ★★★★★
    英治出版「アメリカン・ドリームの軌跡」記念発売企画
    http://www.eijipress.co.jp/event/default.asp

                           (英治出版)
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-15 ・ ・ ・ ‥… □■
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 | ̄   Webookプレゼント企画 第17弾 
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 |  ■【十二番目の天使】 オグ・マンディーノ(求龍堂)= 5名様♪
 | 
 |    http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.09/2001.09.10.htm
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 |   δ メール先: webook2001@yahoo.co.jp
 |   δ タイトル: 十二番目+お名前
 |   δ 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴、コメント
 |   δ 〆切 : 10/24(水) 
 |  
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  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   求龍堂の佐藤様のご協力により実現。泣ける人優先!(笑)

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-15 ・ ・ ・ ‥… □■
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-142【サイボウズCOO】 … □■

 サイボウズというベンチャー企業がある。97年、四国松山のマンションの
 一室で生まれた企業だ。3人の若者によるスタートアップだ。
  http://www.cybozu.co.jp/company/info/history_1997-2000.html
 僕は、創立まもない頃からのファンの一人。
 今や90人もの開発者を擁する素晴らしい企業となっている。
 グループウエア製品の中では郡をぬいた使い勝手のよさがある。
 そして、とどまることを知らないステップアップは、顧客満足を第一に
 開発を進めるこの会社のトップ経営者の志による。
 今日、この会社のCOO青野さんにお会いした。ずっと長い付き合い
 なのにお会いするのは今日が初めて。その澄んだ目がっても印象的だった。
 昨年秋から東京にオフィスを移し、着々とNextを先取りしている。
 なんかオーラが感じられたなぁ・・・。
大企業にはない、萌えたつようなオーラだね。
 サイボウズ => http://www.cybozu.co.jp/

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Posted by webook at 18:20

2001年10月02日

【共創のマネジメント】..吉田惠吾............★★★★+共創の場

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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 共創のマネジメント 】 ホンダ実践の現場から
   ◎ カラコラム:【 e漢字122=秘書 】
   ◎ 出版社情報:【 読者書評グランプリ 総額20万円 】英治出版
   ◎ プレゼント:【 ブラック&ブルー 】10/9(sat) 〆切り!

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■著書名:【共創のメネジメント】 

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■ジャンル:ビジネス、マネジメント
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■著者:吉田惠吾(よしだ・けいご)
  1943年富山県生まれ。京都大学工学部機械工学卒業。本田技研工業(株)
  入社。環境安全企画室室長などを経て、現在、総務法規部・共創フォーラ
  ム事務局長。
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■出版社:
  NTT出版/ISBN4-7571-2070-2/1600円/222P
  2001/9/20  第一刷
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■ <ワン・チョット>

 「連綿とした改善努力も“創造”の前には瓦解する。- 歴史の証明」

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■ <忙しい方はここだけ>

創造的、独創的、創出など私達が良く知っている言葉は、どちらかといえば、
特定の個人や、非常に優れた才能の持ち主によるプロダクト・・・そんな印象
を持つ。しかし、企業活動の多くは、チームやプロジェクトで動いているから
そう言う創造的な活動が組織として自然に行われることが望まれる。
多くの企業が悩みながら組織をいじり、風土改革にやっきになり、教育投資を
増やし・・・と様々な取組みをしている。
新しい製品、サービス・・・そういったものを生み出すプロセスに「創造」と
いうわくわく感がある職場は楽しい。

本書は、そういった「創造的」な生産活動をチームが自然にできること、そし
てその活動によりチームメンバー自身が変化できることを「共創」と定義し、
そのためのマネジメントのあり方を考察したものだ。
共創のマネジメントとは、職場の「場」、「空気」を作る事だ。そこにはマニ
ュアルや規則とは違う世界がある。

ホンダにおける様々なエピソードを交え、ポアンカレの洞察や歴史の証明を紐
解きながら、共創の概念を追求する。
後段で登場する「潜在意識」を活用する考察では、自転車に乗ったり、英語を
話したりするときの意識の使い方などを引用し、興味深い展開がある。

本書の面白さの秘密は、現場を中心にした考え方があるからであろう。現場、
現物、現実(ホンダで言う三現主義)をベースに、先入観にとらわれず、深い
洞察と潜在意識から生まれる“創造”という果実は、生活者の感性に届くのコ
トやモノを生み出すことになる。

便利なコトやモノを作ればいい時代から、感動や感性を刺激するものを求める
時代になり、ますます創造性が求められるようになってきた。
クルマの世界に新しいジャンルを生み出す“ホンダ”ブランド、それを支える
企業遺伝子のひとつが、この「共創」という言葉に集約されているようだ。

おすすめ度は、★★★★+共創の場
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■ <お暇な方は、もう少し>

「共創」ということばは、ホンダ元社長の久米是志氏(現相談役)が1992年に
京都での講演で使ったのが最初だという。ホンダの中では普段良く使われる言
葉のようだ。

Googleで「共創」を検索すると18,500個もの検索結果がでてくる。中国
語のサイトも多い。(漢字だから当然か)

共創というと、ネットを通じたコラボレーションですぐできるとか、複数の人
が集まって何かを作り出せば、それが「共創」だという解釈もできるが、本書
は、そういった表層的なものではなく、もっと奥が深い。

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|   参加者が互いに変わること
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
企業の活動は、大胆に分けてみると、改善と創造である。日々の改善努力は、
正しい仕事を正しくする(当然のことながら、案外これが出来ていないのが現
実だ)ための努力=改善と、それらを凌駕する創造のおいかけっこである。
ただし、創造は、改善をなかなか追いつかない、追いぬけない。
それでも創造は走らなければならない。

歴史の証明として、いくつかの事例を登場させている。
例えばプロペラとジェトエンジン。
「1940年代にプロペラの速度向上の努力が時速700Km近辺で行き詰まって
いたときも、更なる向上を目ざして努力していた技術者やメンジメントはいた
はず。しかし、その努力はジェットエンジンの前には無力と化した」
同じように、CDという新しい媒体の前に、レコードは化石にさせられてしま
った。

創造は、ある意味で自己否定(現状否定)を伴う。自己否定こそ創造の原点だ。
ホンダの場合も、いくつかの自己否定のサンプルがある。

久米元社長が1954年に英国の2輪レース(ITレース)に出場することを
宣言したときも、この現状否定があったようだ。

当時の現状であった“2輪はニ気筒”という常識を覆さなければ、どうしよう
もない状況になり、ニ気筒ではなく4気筒でやれ!という自己否定により、活
路を見出したのだ。そこには、データの詳細な分析というよりは「直観」とい
う潜在的な能の働きがあった。

職場を創造的な雰囲気にするためのマネジメントのあり方を、現場経験に密着
した考察から学んでみたい。これ、ちょっと面白いホンダよ。(笑)

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■ <読んで欲しい方>
ホンダのクルマがすきな方
  創造的な職場を目指すマネジメントの方
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★★+共創の場

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2001.10.04[木]:【】..
2001.10.03[水]:【】..
2001.10.02[火]:【共創のマネジメント】..吉田惠吾..★★★★+共創の場
NTT出版/ ISBN4-7571-2070-2/1600円/222P
2001.10.01[月]:【KOIZUMI】..鴨志田孝一....★★★+写ット
  双葉社/ ISBN4-575-29294-x/1800円/191P
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ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-139【e漢字122=秘書】‥… □■

 秘書=ひしょ。
   =秘密の文書。みだいりに持ち出したりできない大切な文書。
    上役の下で機密の文書などや事務を取り扱う役。

   秘書というとすぐに、社長秘書などの才色兼備な女性を思い浮かべる。
   もともとは、文書そのものが秘書だった。たしかにヤバゲな資料を
   コピーしたりしているのは秘書の役目。知りたくない情報も分かっちゃ
   うから大変だ。口が固くなくっちゃ失格となる。
   秘密+文書=秘書 という合成は
   秘密+文書=密書 となってもおかしくない。なんかのひょうしに
   秘書は密書ということになって、明日から 密書の鈴木さん なんて
   呼ぶ事になったら面白いかも。
   密書ン・インポッシブルなんて・・・。
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Posted by webook at 18:18

2001年08月31日

【トヨタ式最強の経営】..柴田&金田」.........★★★★★+かんばん

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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 トヨタ式最強の経営 】
   ◎ カラコラム:【 お気に入り 】
   ◎ プレゼント:【 バリュー・クリエーター 】3冊! 9/8まで

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【トヨタ式最強の経営】 なぜトヨタは変わり続けるのか

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:柴田昌治(しばた・まさはる)、金田秀治(かねだ・ひではる)
  柴田:東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、スコラ・コンサ
     ルト、エデュコンサルト代表。コア副社長。
  金田:富山大学卒後、トヨタグループの関東自動車工業に入社。生産管理
     畑を歩む。現在(株)コア社副社長。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
 日本経済新聞社/ISBN4-532-14923-1/1400円/258P
2001/6/25 第1刷   7/19 第3刷
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■ <ワン・チョット>

「かんばんの陰には“変わり続ける”というトヨタDNAがあった。」

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■ <忙しい方はここだけ>

世界中の企業がトヨタのことを注目している。なぜ、あの会社はこんなに強い
のだ?と。ハ-バードビジネスレビューの材料になったり、MBAのケースに
もなっている。

トヨタは、無借金経営で世界に冠たる超優良企業。トヨタが銀行をやったほう
がこの国のためにはいいかもしれない。トヨタのクルマも当然ながら優秀だ。
かんばん方式とかニンベンのつく自働化など、さまざまな言葉で表されるトヨ
タ生産方式は、フォードが生み出した大量生産方式をしのぐ素晴らしいものに
昇華してきた。

本書は、そのトヨタ生産方式が内包するトヨタの風土、企業分化にスポットを
あて、「変化し続ける」トヨタ、「明日の準備をする」トヨタの企業遺伝子を
探る本である。
常識はずれの自主的改善活動がなされる背景には、風土、文化といった微妙な
もの(それはまさしく企業DNA)の影響があった。

日経ビジネスの記事で紹介された捉え方を引用すればトヨタ生産方式(大野方
式)は、生産方式ではなく、改善方式でもなく、企業変革方式と捉えるべきで
あり、それを生み出す企業体質こそがトヨタの強みといえよう。

多くの社員が「自分の頭で考える力」と習慣を持ち、言い出し屋、ヒラメキエ
ンジニア、コダワリ集団、説得屋などの核になるリーダーを輩出する企業風土
は、どうして生まれたのか・・・・ それが、本書の命題だ。

トヨタのクルマの中を覗いてみよう。

おすすめ度は ★★★★★+かんばん
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■ <お暇な方は、もう少し>

企業は人である。松下幸之助が、「わが社は人を作っております。しかるのち
に電器製品を製造しております」と言ったようだが、企業という組織を動かす
人をどう育てるか、どういう風土の中に置くかは、空気や水やカルシウムなど
と同じく、普段は見えないがとても重要な要素である。

環境変化に耐え得る企業であるためには、様々なレベルに変革型の人間が必要
である。変革型の人間とは

 自分の頭で考え
 自分で問題が何かを見つけ出し
 その問題を解決するにはどうすればいいか、を考えて行動する

ことが当り前の人間だという。

そういう雰囲気を作り続けているところがトヨタという会社のすごいところか
もしれない。自主研という自主的にあつまって様々な問題を議論する場や、各
種あつまり(学校、職種、など縦横にあるらしい)がある。
「明日への準備」をする活動が自主的に起きるようなインフォーマルな組織(
仕組み)があるのがトヨタ独自の強みだ。
(この点は、GEのウェルチがシステマティックに進めたチェンジとは少し色
合いが異なるような気もする)

トヨタの人がもっている前向きな姿勢が7つにまとめられている。
 1.相手の話を良く聞く。
 2.何が問題かを考える習慣を持っている。「なぜを5回繰り返せ」という
   のが社内でよく聞かれる
 3.激励する、提案するという姿勢がある。
 4.どうしたら勝てるかの知恵を出す習慣を持っている。
 5.いつもネットワークで仕事をするから「相談する」という姿勢を持って
   いる。
 6.現場主義が徹底していて、事実に基づく習慣がある。
 7.そして、最後に「まずはやってみる」習慣がある。

GEも大きな変革を成功させた企業である。
「戦略・組織構造・システムといったハードの改革だけではなく、人間の行動
基半、企業文化といったソフト改革」も同時に行っていたというのが注目であ
る。そのあたりはウエルチの本から読み取ってみたい。

DNAということばが企業に使われたのは、最近のこと。ソニーやホンダは、
イメージ的にそれが良く似合う。ところがあの超優秀なトヨタは、どうもそう
いうおしゃれな表現がしっくりこない。堅実な(ジミな)感じが強いのだ。
「トヨタの人は車のことを非常に良く知っている。」
「ホンダの人はクルマのことを愛している。」
というような表現に、これらの企業のイメージが表れている。
そんなことがあるのか、ぼくはどうもトヨタのことが好きになれない。やっぱ
りホンダのほうがいいな・・みたいな感じがしていた。
よくクラスの中に超優秀な人がいるけれど、あこがれの人や人気者は別の人み
たいな感覚だ。しかし、本書を読んで、すこしトヨタのことが好きになった。

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世はまさに「変化」「変革」の時代。変わらないことは悪だ・・・みたいな感
じである。変わらないことが善である分野もあるが、基本的には、変わること
が生き残る道であるようだ。

変われる体質に企業が、個人があるかどうか・・・それが問題である。その問
題に答えるヒントが本書にはありそうだ。

生産方式の改善という観点でも、大野方式にまつわる様々な具体例が紹介され
ており、興味深いものがある。

アメリカで250万部以上うれたベストセラー【ザ・ゴール】(the Goal)
は、物語という体裁で、生産方式の話と、企業風土(人の心を奮い立たせるも
の)の話をうまく構成していた。

ついでに読んでみてるのもおすすめだ。

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■ <読んで欲しい方>
  トヨタ生産方式を検討している山下さん、吉岡さんおすすめ
  企業変革の最中にあるかた
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★★★+かんばん

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2001.08.31[金]:【トヨタ式最強の経営】..柴田&金田」..★★★★★+かんばん
 日本経済新聞社/ ISBN4-532-14923-1/1400円/258P
2001.08.30[木]:【パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?】..廣田裕之..★★★★★+エンデ
 オーエス出版/ ISBN4-05-201390-5/1500円/238P
2001.08.29[水]:【--】..夏ばて

2001.08.28[火]:【アディオスぼくの友だち】..上條..★★★★☆+アディオス
 学習研究社/ ISBN4-05-201390-5/1200円/ 79P
2001.08.27[月]:【人間感係を生きる】..井上昌俊....★★★★☆+感係
プレジデント社/ ISBN4-8334-9072-2/1500円/214P
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今週の節約小計 5600円
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   松林博文さんかららのプレゼントです。
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 |  ■ 【バリュー・クリエーター】 3名様
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-124【お気に入り】 ・・… □■


  P.F.ドラッカー 【創造する経営】

   「未来は明日創るものではない。今日つくるものである。」
 

  今日の業績をあげることに汲々としは、変わりきれない経営ではなく
  明日の準備をする、変わり続ける企業が望まれる。・・・てなことが
  今日の本にも書いてある。

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Posted by webook at 18:59

2001年07月03日

【宮内義彦 経営論】..宮内義彦.................★★★★★+実践

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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 宮内義彦 経営論 】
   ◎ カラコラム:【 e漢字91=褒美 】
   ◎ プレゼント:【 盲導犬クイールの一生 】New!

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■著書名:【宮内義彦 経営論】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:宮内義彦(みやうち・よしひこ)
  1935年神戸市生まれ。ワシントン大学経営学部修士課程修了。日綿実業(
  現ニチメン)を経て、オリエント・リース(現オリックス)入社、現在、
  同代表取締役会長兼グループCEO。
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■出版社:
 東洋経済新報社/ISBN4-492-97021-5/1300円/228P
2000/8/4 第1版
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■ <ワン・チョット>

 「一言で言えば“アメリカに向かって走れ!” 」

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■ <忙しい方はここだけ>

著者は、オリックスCEO。その経営の実践とMBA的洞察から本書は生まれ
た。
結論を一言でいえば「アメリカに向かって走れ!」となるが、単にアメリカ式
の経営を真似しろというわけではない、日本企業が培ってきたいいところとア
メリカ式経営に学ぶべきところを融合して(カッコよくいうと止揚=アウフ・
ヘーベンして)、新世代の経営を目指そう・・・ということになる。

まず、日本に混在する3つの経済体制、すなわち「官営経済」「統制経済」「
市場経済」の考察では、失われた10年の要因を分かりやすく解説する。その
中で、日本における「カイシャ」が特異な存在(オーバー・プレゼンス=行き
過ぎた会社)にあることも指摘する。

会社に対する過度の期待が、ステークホルダー資本主義と呼ばれる日本独特の
経営手法を持続させている。つまり仕入先、従業員、株主、など企業を取り巻
く多くの利害関係者(ステークホルダー)に気を配るやり方がそれだ。
一方で、アメリカは「株主を最も重視する」株主資本主義が主流。株主“も”
重視する日本型経営にくらべ、アメリカのやり方のほうが「富を効率よく創造
して社会に提供する」株式会社の本意にそっているという。

企業の会計制度や、人事評価制度も、「実態に肉薄する強い姿勢」があるアメ
リカの方式に一日の長があり、それらを非常に分かりやすく解説してくれる。

コーポレイトガバナンス(社外取締役や取締役制度の見直し)、人事制度、経
営者像など、ナルホドと納得のいく分析と、分かりやすい比喩(メタファー)
が本書の魅力。

経営に携わる方に、一読をオススメしたい一冊。

おすすめ度は ★★★★★+実践
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■ <お暇な方は、もう少し>

一番気に入ったところは、人事制度を会計制度(P/L,B/S)に喩えたと
ころ。
日本の人事制度は会計で言えば、B/S方式。
これに対し、アメリカの投資銀行などでは、P/L方式が多いとか。

「アメリカの投資銀行などでは一年間の収益目標を社員ごとに決めて、それを
もとに年俸を決めているので、いうなれば社員をP/L化しているようなもの
である。」

一方、日本では、
「社員をB/Sに資産計上しているようなもの。22歳、□□大卒ということ
で新入社員を固定資産として、B/Sの左側に、その生涯賃金を負債としてB
/Sの右側に計上してきたようなもの。定年を迎えるまで毎年原価償却してい
って、B/S上の負債や資産が定年のときゼロになるという具合・・」

なーるほど・・である。

さらに、日本型雇用制度の問題として「人の償却方法に時価会計が用いられて
こなかったこと」を上げている。年功序列では確かに・・・

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|  アウフヘーベン。互いに矛盾する二つの考えを一段高い段階で統一し
|  まとめること。哲学用語。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「組織で会社が動くものではなく」、「組織というのはやむをえず作るもの」
だというのも至言である。

その他、経営に関する目からウロコの洞察が面白い。

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■ <読んで欲しい方>
  経営者の方
  経営に関連するポジションにいる方
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★★★+実践

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2001.07.06[金]:【】..

2001.07.05[木]:【】..

2001.07.04[水]:【】..

2001.07.03[火]:【宮内義彦 経営論】..宮内義彦....★★★★★+実践
  東洋経済新報社/ ISBN4-492-97021-5/1300円/228P
2001.07.02[月]:【知られざる特殊特許の世界】..稲森謙太郎..★★★★+あんぐり
 太田出版/ ISBN4-87233-526-0/1600円/258P
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今週の節約小計 2900円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2001-22 ・ ・ ・ ‥… □■
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 |  応募条件:【クイール・・】の本とWebookをお友達にご紹介ください。
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 |  ■【盲導犬クイールの一生】 3名様
 |    http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.04/2001.04.13.htm
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 |  → メール先:webook2001@yahoo.co.jp
 |  → タイトル:クイール+お名前
 |  → 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴、コメント
 |  → 〆切:7/11(水)
 |
 |   分類王、石黒謙吾さんのご協力で実現しました。多謝!
 |   ちなみに石黒さんのブルーオレンジスタジアムのサイトでは
 |   Webookのご紹介をいただいています。(光栄)
 |     http://www.blueorange.co.jp/
 |     http://www.blueorange.co.jp/books/index.htm
 |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     **** 第14段 『????』

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■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-04 ・ ・ ・ ‥… □■

  「ひよこの脳みそ」の著者 古嶋美加さんの記事発見!
   http://www.tabi2002.com/tabi/furushima.htm

   古嶋さんのホームページはこちら:
   http://www.webs.to/mika
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-12 ・ ・ ・ ‥… □■

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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-096【e漢字91=褒美】 ・… □■

  褒美=ほうび
     褒めて(誉めて)与えるかねやもの。
     ごほうびという具合に「ご」をつけた音感が耳になじんでいる。
     子供やペットなどに使うことが多いから、目線は上から下へ
     向いている。

     自分が自分にご褒美をあげるのは水平は目線。僕の場合、毎月の
     ご褒美は、「ビッグコミック」(隔週刊)。
     たまには本を読むのをそっちのけで、大人のコミックを読むのが
     よい。最近のおすすめは「黄金のラフ」(なかいま強)、天駆(
     森秀樹)、「イリーガル」工藤かずやなどだ。もちろんゴルゴ13
     も世界情勢の勉強になって面白い。

     なんて、ささやかなご褒美!?。知識と心が豊かになる。

                    しんのすけ@e漢字.com
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東京の日出:04:29 +0分 対前日
東京の日入:19:01 +0分 ”
日昼時間 :14:32  -0分 ”
       (ついに日中時間が短くなり始めた・・・)
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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         !
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▲▼▲~^|~~    また明日~・・。
Web ◎◎ k |      カラ梅雨だぁ。
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    <|_|
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Posted by webook at 18:33

2001年06月04日

【ドラッカーとの対話】..小林薫................★★★★★+@強み

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   おや? 「チーズ」と「バター」が対決が始まったらしい・・?
    
   ▲ http://www.taiketsu.com/taiketsu.php?vid=937&cid=31 ▲

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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 ドラッカーとの対話 】
   ◎ カラコラム:【 e漢字81= 人材 】
   ◎ プレゼント:【 種まく子供たち 】 3冊 New!
 
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ドラッカーとの対話】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:小林薫(こばやし・かおる)
  1931年東京生まれ。東京大学法学部卒業。産能大学経営学部教授。
  著書に「苦手な英語に自信がつく本」「英語通訳の勘どころ」など。
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■出版社:
徳間書店/ISBN4-19-861356-7/1700円/317P
2001/5/31  第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「 Build on your Strength!  強みの上に己を築け!」

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■ <忙しい方はここだけ>

ピーター・ドラッカーの経営の本が、最近書店で目に付く。
ドラッカーは、1909年ウィーン生まれ、「現代の経営」「断絶の時代」「傍観
者の時代」「見えざる革命」「ポスト資本主義社会」など多数の著作を世に出
し、経営、マネジメントなどにおける「知恵の源泉」みたいな役割を担い続け
ている。今年(2001年)、92才になるおじいちゃんだ。

最近は、「プロフェッショナルの条件」「チェンジリーダーの条件」「イノベ
ーターの条件」という3部作が書店のビジネス書コーナーに鎮座している。
実は僕もその一冊を購入して“持って”いる。(そう、まだ持っている、状態
。僕も積読はあるのです・・笑)ドラッカーを読み解くのは、それなりの努力
が要りそうだ。
ドラッカーの名前を知っているが、その著作や思想は(実は)知らないという
方には、本書は、とてもいいガイダンスになる。

本書の著者、小林薫は、僕なんかは「ビジネス英会話」の先生・・・というの
が刷りこまれている。著者とドラッカーの関係は、通訳、セミナーモデレータ
ーなどを通じ、直接的な係わりが40年以上もあるという。

本書は、著者がドラッカーに直接聞いた、学んだ体験をベースに、ドラッカー
の先見と洞察のエッセンスや、ドラッカーの人間的魅力を紹介したものだ。

ドラッカーの数多い著作のエッセンス紹介もさることながら、ドラッカーを身
近に感じさせてくれるところが、本書の魅力だ。例えば、『アナロジー(たと
え)に音楽の比喩が多いのは、彼が作曲家になりたかったからだ・・・』とか
いう話は、他のドラッカー関連のビジネス書にはあまり出てこないであろう。
そんなところにも身近さを感じさせながら、ドラッカーの思想と魅力を紹介し
てくれる。

ドラッカーの名言中の名言として著者が何度も強調しているのは、
  「強味の上に自らを築け (Build on your own strength )」
である。本書からワンセンテンスを抜き出すなら、これかもしれない。
後半にあるキーワードと名言集から探るドラッカーの発想と思想も、著者のフ
ィルターを通じた身近なメッセージとして紹介されている。

「これからドラッカーを学びたい、もっと知りたい、さらに学び直したい、肉
声に触れたいという方」に、丁度おすすめの本である。


おすすめ度は、★★★★★+@強み
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■ <お暇な方は、もう少し>

いくつか、本書からキーノートを拾い書きしておこう。


「(組織体)内部にあるのはコストのみ。すべての機会とチャンスは外部にあり 」

 イノベーション「べし・べからず」集から(べし部分)

 1.機会の分析を行うこと、定型的にイノベーションを遂行するためには
   これが必須である。
 2.「外に出よ、見よ、尋ねよ。聞け。」人間の全感覚を総動員すること
   が必要である。
 3.「単純であれ」
 4.そして「小より始めよ」
 5.最後は「トップを狙え」


「表の風に吹かれろ!」

  「そもそも企業が“適切な事業を行っているか”を、いかにして知るか
   と問いかける。“わが社の事業は何か。何であるべきか。”をいかに
   して知るかの問いに答えるには、事業を“外部から見て”分析するこ
   とが必要となると主張する。」
       (「創造する経営者」の中から小林薫のサマライズ。)

「モノゴトは人が思ったり言ったりすることの2倍はかかる」

「最も重要なことから始めよ」

「知識は本の中にはない。」
   本の中にあるのは、情報のみである。知識とは、それらの情報を仕事や
   成果に結びつけることである。(なるほど!)

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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「なるべく直接聞いた話として、私自身のフィルターを通じて吸収したももの
を生の形で」提示しようと試みた・・・とは著者小林薫の言。

時代を支える「先見と洞察」の知恵者は、時々この地上に現れる。そして、そ
の謦咳にふれた人は、その知恵を広く伝えようとする。
これは人類の歴史的な必然かもしれない。

小林氏と同じように松下幸之助の知恵は、PHPの江口克彦氏が伝導している
なぁ。

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■ <読んで欲しい方>
  ドラッカーWho?という方
  経営者の方
  ドラッカーの本を読みたい方
  おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★★★+@強み

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2001.06.08[金]:【】..

2000.06.07[木]:【】..

2000.06.06[水]:【】..

2000.06.05[火]:【】..

2001.06.04[月]:【ドラッカーとの対話】..小林薫....★★★★★+@強み
徳間書店/ ISBN4-19-861356-7/1700円/317P
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|  → メール先:webook2001@yahoo.co.jp
|  → タイトル:種をまく+お名前
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|  → 〆切:6/9(土)
|
|  ポプラ社の杉浦さん、応援団:三好さんのご協力で実現。多謝!!
|  http://www.poplar.co.jp/index.html
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-04 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-10 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-079【e漢字81=人材】・ … □■

 人材=じんざい
 人材=人の材料
   =材料としての人
   =企業に必要な材料としての人
   =人が成長していくための材料

  人間をはじめて木材にたとえたのは荻生徂徠(おぎゅうそらい)らしい。
  「木目を見よ。人間も木目はなかなか変わらない。その木目が柾目なら
  天井板にする。そうでなければ南蛮床柱のように床材にする。」

  弱みには時には目をつぶり、強みを活かすように努力するということだ。

  最近は、人材を人財と漢字をあてる事が多い。
  材料なんて言われるよりは、ましだね。 
     しんのすけ@e漢字.com
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ご意見、ご感想等は こちらへ
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東京の日入:18:53 +1分 ”
日昼時間 :14:28  +2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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▲▼▲   
Web ◎◎ k    今日は、ムシバ予防デぃ!  
  | △ |   
  \0/    昨日は小学校の運動会。赤組の勝ち(よかったねぇ) 
 
     < //__b    晴天に恵まれ、日焼けしちゃいました・・ぁチチっ。
  |_|   また明日・・。
______ / \________________
                真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:19

2001年04月25日

【なぜ日本の経営はダメなのか】..津森信也......★★★+企業理

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★ 【Webook #2001-060】 2001/04/25(水) ★
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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 なぜ日本の経営はダメなのか 】
   ◎ カラコラム:【 e漢字63=理念 】
   ◎ プレゼント:【 e-Bizプロデュース 】New
           
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【なぜ日本の経営はダメなのか】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:津森信也(つもり・しんや)
  1963年神戸大学卒後、丸紅入社。87年丸紅インターナショナル・ファイナ
  ンス(?)取締役。2000年、日本福祉大学教授。
  著書に「企業財務」「入門企業財務」など。
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■出版社:
 東洋経済新報社/ISBN4-492-50087-1/1600円/261P
2001/4/17 第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「利益には“品性”が必要である。
  企業理念に沿ったまっとうな利益追求こそ本来あるべき企業の姿だ。」

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■ <忙しい方はここだけ>

一時はジャパン・アズ・ナンバーワンともてはやされた日本だが、景気低迷が
続く中、企業破綻や企業腐敗のニュースが世間を騒がせた。
本書は「今まで正しいと考えられてきた常識(しがみついてきた常識)が間違
っていたのではないか・・」という疑問をスタートポイントにして書かれた本
である。

例えば、株式の持合い、規制産業のぬるま湯体質、理念なき経営、牽制機能の
曖昧さなど不祥事や経営破綻などを招いた様々な要因を分析している。
「浮利を追わず、企業の理念に基づいた品性のある利益を追求する」姿こそ本
来の企業の姿であるという主張は、誠にもっともである。
オーナー企業や創業者理念が連綿と受け継がれている企業では、明確な企業理
念(企業DNA)があり、腐敗や経営危機をはねつけるパワーが強いようだ。
本書では、富士写真フィルム、ソニー、松下電器などが企業理念追求型の企業
として紹介されている。

本書ではいわゆる「経営戦略」や「事業戦略」といった事業推進のエリアにつ
いては、あえて触れられていない。むしろそれ以前、「企業が存在する目的は
何か」「何のための企業なのか」といった企業の存在意義に論点の重心が置か
れている。
企業もサービスも様々なものが二極化しつつある今、品性のある利益を生み出
す企業理念や企業目的を確立し、21世紀の勝組みへシフトしたい。

おすすめ度は、★★★+企業理念
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>

本書で面白かったのは企業理念のところ(後半)。
自分のいる会社の企業理念を再確認するにはどうしたらいいか・・・・ひとつ
のアイデアが紹介されている。

ハーバード・ビジネス・レビュー(96.9.10)の企業理念に関する論文の一節
から引用したもので(Building Your compnay's Vision )企業理念探索ゲーム
というものだ。

 「自社を企業関係者全員が納得する価格より高い価格で売却できるとする。
  買い手は全従業員の雇用と従来通りの給料を保証する。しかし、仕事は
  変わる可能性が高い。なぜならこの買い手は、買収後その企業の事業を
  すべて止めてしまおうとしているからだ。すなわち自分の企業名もブラ
  ンドも製品も完全になくなる。」

こういう設問を与えられ、賛成か反対かを考えるというのだ。どちらにしても
その理由を議論することで、なぜ、自分の会社が存在しているのかを考えるこ
とができるというしかけ。もし、売却してもいいという結論なら、もともと存
在意義が薄い(ない)ということになる。答えが、反対となるような強固な根
拠があれば、自社の企業理念がしっかりしているという次第。
うーむ・・・・

企業理念をしっかり持って、成功している企業としてディズニー、3M、トヨ
タ、ソニーなどの状況が登場する。
トヨタも素晴らしい理念を【トヨタ基本理念】として持っているが少々長った
らしい・・。

ウエルチ率いるGEの文化の素が紹介されている。なかなかいいのでメモって
おこう。

  GE Values
--------------
GE Leaders .... Always with Unyielding Integrity:

* : have a Passion for Excellence and Hate Bureaucracy
* : Are Open to Ideas from Anywhere... and Committed to Work-out
* : Live Quality... and Drive Cost and Speed for Competitive Advantage
* : Have the Self -Confidence to involve Everyone and Behave in a
  Boundaryless Fashion
* : Create a Clear, Simple, Reality-Based Vision .. and Communicate
It to all Constituencies
* : Have Enormous Energy and the Ability to energize Others
* : Stretch ... Set Aggressive Goals ... Reward Progress ...
Yet Understand and Accountability and Commitment
* : See Change as Opportunity ... Not Threat
* : Have Global Brains ... and Build Diverse and Global Terms

GE社員は、これを書いた名刺大のカードをもっているそうな・・。

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自分の会社の企業理念ってなんだろう?って、思い起こすのもいい・・・。

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■ <読んで欲しい方>
  経営者の方
  起業家、企業家のかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★+企業理念

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●BK1 ( http://www.bk1.co.jp/ )
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2001.04.27[金]:【】..

2000.04.26[木]:【】..

2000.04.25[水]:【なぜ日本の経営はダメなのか】..津森信也..★★★+企業理

東洋経済新報社/ ISBN4-492-50087-1/1600円/261P
2000.04.24[火]:【首相公選】..小田全宏............★★★★+首相公選
 サンマーク出版/ ISBN4-7631-9373-2/1200円/201P
2001.04.23[月]:【e-Bizプロデュース】J.Y.Tajima ★★★★+eBiz-e+e
 SCC/ ISBN4-88647-224-9/2400円/201P
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今週の節約小計 5200円
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|  ●『e-Bizプロデュース』 4冊
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|  → メール先:webook2001@yahoo.co.jp
|  → タイトル:e-Biz+お名前
|  → 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴、コメント
|  → 〆切:5/5(土)子供の日
|
|  Julesさんのご協力で実現しました。ふるってご応募くださいませ。
|
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-060【e漢字63=理念】 ・… □■

 理念=りねん。
 「理」想+信「念」というストラクチャー。
 うちの企業理念ってなんだっけ? しらないなぁ・・・・なんていう
 会社があったら、理想も信念もない企業だと思ったほうがいい。
 え、とろこでうちの企業理念知ってる? ゲゲゲ

    しんのすけ@e漢字.com
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )です。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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東京の日出:04:56 -1分 対前日
東京の日入:18:23 +1分 ”
日昼時間 :13:27  +2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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  ξ
  ▲▼▲    また明日・・。
  Web ◎◎ k     
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Posted by webook at 01:15

2001年03月22日

【ザ・ベストCEO 】..I・ハルパリン............★★★☆+CEO

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #2001-043】 2001/03/22(木) ★
★ “春分の日+2”の木曜日          ★
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= もくじ =

   ◎ 本日の一冊:【 ベストCEO 】
   ◎ カラコラム:【 e漢字48 = 機会 】
   ◎ プレゼント:【 マッキンゼー式 世界最強の仕事術 】3/30〆切
【 サービス王になろう2 】4/4〆きり

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【ベストCEO】 10大Webのリーダーはいかにして勝利したか!
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■ジャンル:ビジネス、伝記
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■著者: イアン・ハルパリン(Ian Halperin)
  北アメリカを代表する追跡調査ジャーナリスト。日本でも『誰がカート・
  コバーンを殺したか?』や『スーパーモデル 堕ちた女神たち』が既に高
  い評価を得ている。『ローリング・ストーン』誌の追跡調査ジャーナリズ
  ム賞受賞。現在は執筆のかたわら、アメリカやカナダの大学でジャーナリ
  ズムについて講演活動などを行う。
 翻訳: 長谷川真実(はせがわ・まみ)
  1959年生まれ。立教大学社会学部卒業。海外旅行添乗員を数年勤めたのち
  、様々な業種・職種を経験。現在、音楽事務所に勤務するかたわら、翻訳
  に従事している。
  主な訳書は『記憶の底から 家庭内暴力を語る女性たち』(青弓社)、『
  ウォルマート 世界最強流通業の光と影』(日経BP社)、『アマゾン・
  ドット・コム』(日経BP社)など。 
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
 産業編集センター/ISBN4-916199-24-3/1200円/183P
2001/2/16 第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「やっぱり、変わったヤツだ!。」

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■ <忙しい方はここだけ>

IT業界を先導するCEO(最高経営責任者)は、様々なメディア上でとりあ
げられ、多くの人はある程度固まったイメージを持っている。
しかし、それはある一面であり、意外なひととなりや素顔を知ると、また別の
好奇心がわいてくる。

本書は、マックのスティーブ・ジョブス、オラクルのラリー・エリソン、イー
ベイのマーガレット・C・ウィットマンなど10人+1の著名なCEOを取材
し、その素顔を紹介した本だ。+1は、アマゾンのジェフ・ベゾス。
ビジネス的な内容もあるが、どちらかといえばその生立ちや私的なエピソード
が面白い。

ルーターなどインターネットの基盤マーケットを押さえるシスコシステムズの
ジョン・チェンバースが、もとは弁護士、MBA資格をもち、ちょっと前まで
はコンピュータの電源の入れ方もしらなかったとか、オラクルのエリソンはか
なり奇想天外なかわりものだとか、普段あまり知らないCEOの姿が浮かびあ
がる。
10人目は、IBMを立て直したルイス・V・ガースナー。ビスケット屋さん
(ナビスコ)がやってきて、コンピューターのIBMを立ち直らせたというの
も興味深いところ。eビジネスを牽引し、ストックビジネスからフローのビジ
ネスへとIBMを大変身させたおじさんのことがよくわかる。

コーヒーでもすすりながら、気楽な感じで読むといい。

おすすめ度は、★★★☆+CEO
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■ <お暇な方は、もう少し>

ご登場のケタはずれな人は・・・・

0)ジェフ・ベゾス(アマゾン・コム)
1)スティーブ・ジョブズ(アップルコンピュータ)
2)スティーブ・バルマー(マイクロソフト)
3)スコット・G・マクリーニ(サン・マイクロシステムズ) 
  財布に一億ドル持ちながら、バーガーキングで食事をする男   
4)ローレンス・J・エリソン(オラクル)
  ハイテク業界一の嫌われ者CEOの奇想天外なライフスタイル    
5)ジョン・T・チェンバース(シスコシステムズ)
  弁護士でMBA、ほんの数年前まで
  コンピューターの電源の入れ方さえ知らなかったCEO
6)クレイグ・R・バレット(インテル)
7)ティモシー・クーグル (ヤフー)
8)スティーブ・M・ケース(AOL)
  若くエキセントリックな典型的コンピュータおたくが
  メガトン級の合併劇で歴史を作るまで    
9)マーガレット・C・ウィットマン(イーベイ)
  就任後三年で顧客を七五万人から一二〇〇万人に増やし、
  地球上で一番リッチな女性に           
10)ルイス・V・ガースナー(IBM)
  IT関連はズブの素人。
  RJRナビスコからやってきたクッキー・マンが、
  破綻寸前のIBMに奇跡をもたらした
__________________________________
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|    Chotto Eccentricな Okata
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
来年は、本書の続編(2002年版)が出ることになっている。この人こそ、
ベストCEOだという人を推薦できるそうで、著者へ英文の手紙をおくると見
てくれるようだ。(採用されるかどうかは?だけど・・・)

本書には、日本人がのってないから来年版は、孫正義氏あたりが・・?

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■ <読んで欲しい方>
  IT業界の偉人(変人)を知りたいかた
  たまにはお気楽なITビジネス本を読みたいかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

  ★★★☆+CEO

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )
●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )
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2001.03.23[金]:【】..

2000.03.22[木]:【ザ・ベストCEO】..I・ハルパリン..★★★☆+CEO
産業編集センター/ ISBN4-916199-24-3/1200円/183P
2000.03.21[水]:【eブレークスルー】..大前研一......★★★★☆+ガラポン
ダイヤモンド社/ ISBN4-478-18025-3/1500円/269P
2000.03.20[火]:【--】..春分の日

2001.03.19[月]:【トヨタとGAZOO】..デルフィス..★★★+くるま
 中央経済社/ ISBN4-502-35782-0/1800円/239P
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今週の節約小計 4500円
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| ̄ Webookプレゼント企画 第6弾
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|   「サービス王になろう2」3冊。しかも著者中谷彰宏氏サイン入り
|   http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.03/2001.03.02.htm
|
|  ● メール先:wada@ohtapub.co.jp <= ?????
|      cc: webook2001@yahoo.co.jp
|  ● タイトル:サービス王2+お名前      
|  ● 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴、コメント
|  ● 〆切:4/4(水)
| 
|  オータパブリケイションズの和田清かさんのご協力です。
|  になやら極秘企画もあるようで、あて先はオータパブリケイションズ
|  の和田さんです。しんのすけは ccでメール下さい。
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| ̄ Webookプレゼント企画 第5弾 
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|  『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』 5冊
|    英治出版 2001年4月新刊(4月10日発売予定)
|    著:イーサン・M・ラジエル
|    訳:嶋本恵美、田代泰子
|   ----------------------------------------------------------
|   この本のコメントをどこかのオンライン書店に書きこむよって
|   お約束いただける方に一冊プレゼント。(抽選で5名様)
|
|  ● メール先:webmaster@eijipress.co.jp
|      cc: webook2001@yahoo.co.jp
|  ● タイトル:マッキンゼー+お名前      
|  ● 本文:コメントを書きこむ予定のオンライン書店名(いくつでも)
|       住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook歴
|  ● 〆切:3/30金
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2001-00 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-07 ・ ・ ・ ‥… □■
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-042【e漢字48= 機会 】・ … □■

  機会=きかい。
  時機(ちょうどいいタイミング)に会うというストラクチャー。
  じきでも時期は、ころあい、おり、といったやや幅のある時間帯。
  じきでも時季は、季節、シーズンといったさらに長い時間帯。
  機会は、やはり旬の短いタイミングと思ったほうがいい。
  チャンスは短く、ここだと思ったら迷わずつかんでみることだ。
  機会均等とうのは、だれにでも「ここぞ」というチャンスは巡って
  くるということだね、きっと。

         しんのすけ@e漢字.COM
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 【こりゃe漢字】メルマガ => メルマにて発行中 m00028090
      http://www.netpro.ne.jp/~webook/ekanji/index.htm
     バックナンバーはこちら :
      http://www.melma.com/mag/90/m00028090/

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東京の日出:05:42 -2分 対前日
東京の日入:17:54 +0分 ”
日昼時間 :12:12  +2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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Posted by webook at 00:47

2001年02月05日

【Q&AでわかるMBA実践ビジネス問題集】..相葉...★★★★★+楽しみ

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★ 【Webook #2001-016】 2001/02/05(月) ★
★ “ふくわぁーうちやりました?”の月曜日   ★
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= もくじ =

    ◎ 本日の一冊:【 Q&AでわかるMBA実践ビジネス問題集 】
    ◎ カラコラム:【 e漢字25=得る 】
    ◎ プレゼント:【 eラーニング 】 H&I Persents

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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【Q&AでわかるMBA実践ビジネス問題集】

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■著者: 相葉宏二(あいば・こうじ)
  1954年兵庫県生まれ。ハーバード大学経営大学院修士。太陽神戸銀行、ボ
  ストン・コンサルティング・グループを経て、大阪国際大学教授。
  著書に「日本企業変革の手法」がある。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:日本経済新聞社/ISBN4-532-40188-7/1500円/142P (CD付録)
   2000/12/18 第1刷
----------------------------------------------------------------------
■ジャンル:ビジネス、経営
======================================================================
■ <ワン・チョット>

「MBA? どうせやるなら、面白くなくっちゃぁ・・・・。」
  
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■ <忙しい方はここだけ>

先日「eラーニング」(吉村克己著)という本を紹介した。
   http://www.hoops.ne.jp/~webook/2001.01/2001.01.26.htm
その中で紹介されていたのが「ビジネスゲームで学ぶMBAの経営」という本
だ。そこでは「楽しくなければ研修ではない」というキャッチフレーズで紹介
されている。ソニーヒューマンキャピタルと本書の著者相葉氏の作品である。
さすがソニーだと思ったら、その源流は、故盛田昭夫氏の「体験的で楽しい研
修を考えろ」に遡ると言う。その本は、「ローンチ」というビジネスゲームを
しながら、MBAの必修科目を楽しく学ぶというものだ。

さて、本書は、上記の姉妹書にあたるものだ。ケース中心の問題集的位置付け
である。
本書には、MBAの経営学とはこんな感じ・・というケーススタディ(Q&A)
がコンテンツとなっており、とても興味をひくケースが多数展開されている。
いずれも本物のケーススタディよりは簡便な形の問題提示となっているが、そ
れでも、うーんと唸りながら頭をひねってみたい設定が多い。
わずか142ページでありながら、読み進むのに結構時間がかかるのは、難し
いからではなく、面白いから・・・である。

やはり楽しくなくっちゃ面白くない。それぞれの問題の後には、MBA的な発
想と手法で解説があり、ナゾ解きをするような面白さを味わいながら読めると
ころが魅力だ。

アカウンティング、マーケティング、論理的思考、ファイナンス、組織と人事
、ゼネラルマネジメントと経営戦略など、テーマごとに数種類の実践問題が合
計30のミニケースとして提示される。

本書には、CDが付録されており、マネジメントゲーム「LAUNCH」とオ
ンラインビジネス講座「MBA DIGEST」のさわりを楽しむことができ
る。

まずは、MBAを楽しんでみよう。そこから先の計画はあなた次第・・・。

おすすめ度は、★★★★★+楽しみ
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>

本書には、ミニケース30が収められている。「MBAの経営学」のさわりを
掴むという意味では丁度いい感じ。

ハーバードビジネススクールなどでは、1件のケースが数十ページにわたる詳
細なケースを2年間で800件ほどこなすんだそうだ。(おぉ・・)
本書には、わずか30のケースで、しかも1ケース1-2ページの内容だから
本場のビジネススクールのケースとは大きな違いだが、「何が経営に必要なの
か、どんな考え方が望まれるのか・・」などMBAの雰囲気は十分にわかるも
のになっている。

著者は、ビジネスパーソンに必要な経営の基本として以下の4つを挙げている。

 1)人や組織を動かすノウハウ
 2)お金の勘定に関係するノウハウ
 3)顧客や市場および競争に関するノウハウ
 4)理論的な意志決定の手法など

1は人事部の人に、2は財務経理部の人にまかせてあるから安心。3は営業の
頑張り具合に、4は、経営者=“エライ方”という衣に任せている・・・とい
うのが多くの企業の実態ではないだろうか。
特に3の部分は、日本の企業がウィークなのではないか・・・そんな気がして
ならない。

1~4のノウハウとスキルを合わせ持ち、戦略的にビジネスを進めることがで
きる人・・・今、多くの企業が欲しがっているのはそういう人だ。

本書は、「そういう人」がどんな人なのかを実践的に垣間見ることができる、
とてもコンパクトで、そして面白い内容の本である。

__________________________________
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| ↓
|    Master of Buswiness Administration の略
|    欧米のビジネススクール(経営大学院)における修士過程を修了
|    した資格のこと。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

本書の付属しているCD-ROMのメモから引用しておこう。

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□ MBAビジネスゲーム「LAUNCH」と
 オンラインビジネス講座「MBA DIGEST」について
------------------------------------------------
 2つの製品は、MBAで学ぶビジネス理論の習得を目標に開発されたもので
 双方は兄弟関係にあります。
 その核となるのはビジネスシュミレーションゲームです。
 MBAビジネスゲームLAUNCHは1人で楽しむことのできるシュミレーション
 ゲーム、一方のオンラインビジネス講座「MBA DIGEST」は、複数の実在
 者を対象としたリアルタイムシュミレーションとMBA経営学の講座、Web
 ページを複合した教育システムとなっています。

 MBAビジネスゲームLAUNCHは、何回も繰り返しチャレンジする、いわば
 訓練の場といえます。
 一方、オンラインビジネス講座「MBA DIGEST」に収められているオン
 ラインビジネス講座「MBA DIGEST」はリアルタイムシュミレーションと
 なっていますので、力試しとしての本番を意味します。

というものだ。僕もちょっと覗いて見たが、結構オモシロそうである。

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■ <読んで欲しい方>
  MBAにあこがれる方
  MBA的センスが欲しいかた
  わが社の教育体系を見なおさんとなぁ・・という方
  MBA留学を目指している方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+楽しみ

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2001.02.09[金]:【】..

2000.02.08[木]:【】..

2000.02.07[水]:【】..

2000.02.06[火]:【】..

2001.02.05[月]:【Q&AでわかるMBA実践ビジネス問題集】..★★★★★+楽し み
日本経済新聞社/ ISBN4-532-40188-7/1500円/142P
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今週の節約小計 1500円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2001-03 ・ ・ ・ ‥… □■

     Webookプレゼント企画 (第2弾)
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| ̄ Webookプレゼント企画 第2弾 
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|  ◆ タイトル:eラーニング+あなたのお名前
|  ◆ 本文:住所、氏名、年齢(年代)、職業、Webook暦、コメント
|  ◆ 締切り:2001/2/16(金)
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 本日の本のきかっけをくれた本。企業のeラーニングの全貌が見える・・。
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2001-016【e漢字25=得る】 ‥… □■

  得る。える、習得の得という字もなかなか素敵だ。
  行人偏は、もともと十字路の形を模した象形の左半分からきている。
  みち、ゆく、の意味をもつものだ。
  従って、得とう字は、「行」くべき道を、「日々」、「寸」っとづつ・・
  ということを形に表している。
  習得は、日々の積み重ねというわけだ。
  習うときは、「白」い紙に「羽」のペンで書くのかな。
  何でも真剣に1年続けると、なにか生まれる。
  得が徳に変化し、得意技ともなる。
  得と言う字は、そういうことだったんだぁ(と一人納「得」)

           しんのすけ@e漢字.COM
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 【こりゃe漢字】メルマガ => メルマにて発行中 m00028090
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東京の日出:06:38 -3分 対先週金曜
東京の日入:17:13 +4分 ”
日昼時間 :10:35 +7分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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\=/      
 / \__. ..     
/ | |   ..  『日経NetBrain』2001.1
_ \   ..  のP155に真之助の書評があります。見てね。
@  /
    @                   真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 23:57

2000年11月24日

【無印良品 VS ユニクロ】..溝上幸伸.......★★★☆-SPA

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★ 【Webook #2000-177】 2000/11/24(金) ★
★ “風邪抜けた!”の金曜日        ★
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= もくじ =

    ◎ 本日の一冊:【 無印良品VSユニクロ 】
    ◎ カラコラム:【 薬の話 】
    ◎ プレゼント:【 EMMで売上を100倍伸ばす方法 】New !
~~
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【無印良品 VS ユニクロ】小売りを塗り替えるSPA戦略のすべて

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■ジャンル:ビジネス、小売り業
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■著者:溝上幸伸(みぞうえ・ゆきのぶ)
  1955年生まれ。株式専門誌、経済誌等を経て、現在、フリージャーナリス
  ト。著書に「ダイエーVSイトーヨーカ堂」「ゼネコン崩壊地図」など。
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■出版社:
 ぱる出版/ISBN4-89386-798-9/1400円/223P
2000/9/9  第1刷
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■ <ワン・チョット>

 「ユニクロ、無印良品・・・業界地図も変化してきたようだ・・・。」

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■ <忙しい方はここだけ>

最近、我が家の衣服はユニクロに占領された感がある。ずっと以前、TVのコ
マーシャルでおばさんが「なぁ、替えてぇな、これぇ」てな調子でレジの前で
服をぬいじゃうへんなコマーシャルがあった。なんやこれって思っていたら、
なんと家の近くにそのお店がオープン。
LLビーンとかランズエンド派だった我が家は、その後ユニクロカラーになっ
ている。
かたや、フランスなど海外進出もしている無印良品。最近では駅構内にお店が
あったりしてなじみの方も多いのではないか・・。

さて本日は、そのユニクロと無印良品の業態を比較しつつ、最近注目されてい
る「SPA戦略」をレポートするアパレル業界の本だ。
ダイエーVSヨーカ堂の覇権争いは、ヨーカドの勝ちに終わり、そのあとに登場
したSPA業態が「無印良品」と「ユニクロ」というわけだ。

これら注目の2社のSPA戦略(お暇な方は、後段を読んでね)を、事業の伸
び、店舗展開、マーケティング戦略、イメージ戦略などから分析している。

アパレル小売り業界の先端がちょっと見えるかな。

おすすめ度は、★★★☆-SPA
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■ <お暇な方は、もう少し>

無印にユニクロ、身近にあるお店が進めるSPA戦略? ・・・いったいそれ
は何だ? というのが本書を手にしたきっかけ。

SPAとは「スぺシャリティストア・リテーラー・オブ・プライベートレーベ
ル・アパレル」の略語で、一度聞いただけではピンとこない。(おまぬけな3
レターだ)そんなことも手伝ってか、本書にもSPAが何の略かは一度もでて
こない・・(なんて不親切!な本!)

SPA戦略というのは、要するに「自ら作り、自ら売る」ということで、メー
カーと小売業を自己完結するというもの。

ユニクロなどが年間驚異的な売上を出している背景には“少品種大量販売”と
いうフォーカス&ディープな戦略があり、無印良品というノンブランドがブラ
ンド化し、伸びてきている背景には「ライフスタイル提案」というシンプルで
実用的なコンセプトによるところが大きい。

両者に共通するのがSPA業態という「商品企画、生産、物流、店舗販売とい
った商品の川上から川下まで」カバーした業態であることと、独特のブランド
・ゾ-ンを確保しているろころだ。

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@ 戻る SPA 表紙 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
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|   SPAってなあにを分かり易く教えてくれたのはこちら:
|    http://www.kyoto-su.ac.jp/~tetsuyay/spa.htm
|   学生さんのプレゼン・サイトだ。(ありがと!)
|
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「GAP」の紙袋をもった人が時々電車にいるが、GAPは、ユニクロが目ざ
すターゲット。(現在、GAPは1兆円企業)
あ、そうだったのね・・・と納得した次第。

アパレル業界の最新図式がいろいろ分かる・・・。

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■ <読んで欲しい方>
アパレル業界のかた
  ユニクロの服をもってるかた
  無印良品の鉛筆をかったかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★☆-SPA

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2000.11.24[金]:【無印良品VSユニクロ】..溝上幸伸........★★★☆-SPA
 ぱる出版/ ISBN4-89386-798-9/1400円/223P
2000.11.23[木]:【--】..勤労感謝の日(休刊)

2000.11.22[水]:【コンテンツビジネスのすべて】..野辺名..★★★+見せ方
 PHP研究所/ ISBN4-569-61040-4/ 838円/229P
2000.11.21[火]:【金持ち父さん貧乏父さん】..R.キヨサキ..★★★★★+金持ち
 筑摩書房/ ISBN4-480-86330-3/1600円/288P
2000.11.20[月]:【アホになれる人が成功する】..中谷彰宏..★★★★+アホッ
 ダイヤモンド社/ ISBN4-478-70213-6/1500円/225P
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今週の節約小計 5338円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-36 ・ ・ ・ ‥… □■
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|   【Eメールマーケティングで売上を100倍伸ばす方法】:2冊
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-177【薬の話】 ・ ・・… □■

 草かんむりに楽しい(楽になる)と書いて「薬」。薬はもともとそういう
 意味で利用されるもの。最近の医療は、薬をじゃぶじゃぶという感があり
 病院から帰るたび、なんかヘンだなぁ・・と思うのである。
 そんな折、読者の丁元鎮さんからメールをいただいた。丁さんは@nifty
 のFDRUGシスオペをなさっている活動的な方。
 来る12月1日(金)東京FDRUGシンポジウムが開催されるそうだ。
 参加希望は薬剤師の方の割合が高いようで、一般市民の方がより多く参加
 くださるとシンポジウムもよりいいものに・・というのが丁さんのメール。
 適正な薬物治療を考える場としていってみるのもいいですね。
 詳しくはこちら:
      http://www.yo.rim.or.jp/~tei/symposium.htm
 場所は、リクルートさん(銀座7丁目)の会議室みたいですね。
 丁さん、成功を祈ります。

         しんのすけ@草の根の探検隊
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| ( ∂ γ 【Wine of the Week】 |
| ) ●●● まぐまぐ ID=46172 |
| ζ ●● ストーブの横でグラスが揺れている ▼ |
| ● http://visit.to/winewine ⊥ |
0~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~0
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東京の日出:06:25 +1分 対前日
東京の日入:16:30 -0分 ”
日昼時間 :10:05 -1分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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ξ
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Web ◎◎ k   ・    また来週。
| △ | ・
\σ/ @       ナイスキャッチ・・あれ?
 _〃_/ ;
  /| |   ;  
く\  。))   
¨ ¨               真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 23:22

2000年10月05日

【君ならできる】..小出義雄...............★★金★★+できる

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #2000-148】 2000/10/05(木) ★
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東京の日出:05:39 +1分 対前日
東京の日入:17:20 -1分 ”
日昼時間 :11:41 -2分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【君ならできる】

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■ジャンル:スポーツ、マネジメント
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■著者:小出義雄(こいで・よしお)
  1939年千葉県生まれ。順天堂大学卒業。高校陸上部監督、リクルート・ラ
  ンニングクラブ監督を経て、積水化学女子陸上競技部監督。
  高橋尚子選手とシドニーオリンピックで世界の頂点を目指す。 そして。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
幻冬社/ISBN4-344-00022-6/1400円/224P
2000/10/5 第1刷 2000/10/15 第2刷
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■ <ワン・チョット>

「結末を知っているドラマにもかかわらず・・・面白い!」

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■ <忙しい方はここだけ>

人を育てるということは、素晴らしいことだ。
どうすればできるか・・・子育てにおいても、部下やチームメンバーの養成に
おいても、ソポーツの世界でも、多くの人が悩んできた「人の育成」という課
題。そのひとつの答えが本書にある。

本書は、マラソンという種目において小出というおじさんが貫いてきた、ラン
ナー養成の秘密が書かれている。

先のオリンピックで多くの人をひきつけた高橋尚子選手の走りは、こうして生
まれたのか・・と興味津々で読める。

普通、ドラマは結末が分からないからこそ面白いのだが、これはもう分かって
いる。にもかかわらず、ひきつけられるのは、金メダルの背後にあった小出マ
ジック(と俗称されている人を育てる魔法の言葉)の秘密が納得できるからだ。

高橋尚子選手や有森選手の人となりもわかって楽しい。(なぜQちゃんって呼
ばれるのかも書いてある)

マラソンは見るだけという人も、実は走ってるんだという人も、本書でマラソ
ンを読んでみよう。

おすすめ度は、★★金★★+できる
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■ <お暇な方は、もう少し>

信頼ができ、心が開ける監督から
「高橋尚子、おまえは世界一になれるよ」。
といわれれば、自分の実力以上のパワーを得られる。人は、言葉によって、力
を倍化させることができる。

シドニーオリンピックのあのゴールの瞬間を生み出したのは、厳しい練習とそ
れを支えた「君ならできる」という言葉だったのだ。


関連サイトをウロウロしたいかたは・・
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| ↓
|    君ならできる。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「今日何かあった?」(きのうのWebook)でも、人はちょっとした言葉に自信
を持ち、人生の杖として頑張ることがある。
金田投手(って昔いたんです!)も、監督からいわれた「君のほうが速いさ」
という言葉で人生を決めた。金大中韓国大統領も、学校の先生に言われた「き
みの演説は代議士のようにすばらしい」ということばで政治化の道へと進んで
いった。孫正義氏も「おまえは天才だ」と親から毎日のように言われたという。

ちょっとた言葉が、200 勝投手を、南北朝鮮の歴史的会談を、ネットビジネス
の星を生んだとすれば、それはまさに「魔法の言葉」というしかない。

人生の杖言葉。たよりないささいな言葉だけど、その人を支える魔法の言葉は
ふだんのなにげない生活のなかに転がっている・・・。
僕にもあなたにも、その魔法の言葉を受けたり、発したりするチャンスがある
。この本を読むと、そう思える。

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■ <読んで欲しい方>
  高橋選手を応援したかた
  マラソンを見た方
  魔法の言葉をゲットしたい方  
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★金★★+できる

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2000.10.06[金]:【】..

2000.10.05[木]:【君ならできる】..小出義雄.........★★金★★+できる
        幻冬社/ ISBN4-344-00022-6/1400円/224P
2000.10.04[水]:【今日何かあった?】..金平敬之助...★★★★★+ご馳走
          東洋経済新報社/ ISBN4-492-22194-8/1000円/205P
2000.10.03[火]:【ゆとりの国オーストラリア】..坂東眞理子..★★★+多文化
        大蔵省印刷局/ ISBN4-17-472060-6/1200円/239P
2000.10.02[月]:【サービス王になろう】..中谷彰弘..★★★☆+ワ王!
       オータパブリケイションズ/ISBN4-900297-59-3/1400円/286P
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今週の節約小計 5000円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-27 ・ ・ ・ ‥… □■

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| 【サービス王になろう】(中谷彰宏著)プレゼント 3冊
|    ↑
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| http://www.hoops.ne.jp/~webook/2000.10/2000.10.02.htm
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| ◆ 本文:住所、氏名、年齢(年代)、Webook暦、コメント
| ◆ 締切り:10/18(水)
|
| オータパブリケイションズ( http://www.ohtapub.co.jp ) の
| <給料なんていらない>と感激の言葉を生み出した和田さやかさん、
|  ありがとうございます。 ふるってご応募ください。
| あ、そうそう、プレゼントなんて待ってられない方は、オータパブリ
| ケイションズで購入すると、先着50名様サイン入りだそうです。
| http://www.ohtapub.co.jp/kankou/sinkan/service2.html
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-31 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-148【男の典型】・ ・ ・… □■

 今日の笑点(今日の冗談から)・・・

  ○ カーネルサンダースとかけてなんと解く?
  □ “典型的な男”と解く
  ○ その心は?
  □ 関心があるのは、脚とモモと胸ばかり・・!

    しんのすけ@テヘっ
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Posted by webook at 16:55

2000年05月15日

【経営分析実践スキル】..藤井康弘...........★★★☆+経営分析

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■著書名:図解【経営分析実践スキル】

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:藤井康弘(ふじい・やすひろ)
慶応義塾大学文学部人間科学専攻卒業。貿易商社、経営戦略コンサルティ
ングファームを経て、現在、(株)さくら総合研究所コンサルティング部
シニアコンサルタント。
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■出版社:
 東洋経済新報社/ISBN4-492-08986-1/1600円/224P
2000/2/15 第一刷
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■ <ワン・チョット>

「経営分析で大切なことは、仮説と見識。
  こうではないか・・・という仮説と
  こうあるべきだ・・・という見識だ。」

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■ <忙しい方はここだけ>

企業の経営は内向きと外向きと二つのマネージメントがある。それをを如何に
強力に、かつスピーディに行うかがポイントだ。そしてその手始めに、自分自
身や市場や顧客、そして競合相手など広範な“分析”が必要不可欠だ。
本書は、この経営分析の実践的な解説をした本である。

分析にあたり、「仮説」と「見識」を事前に持って臨むことが大切だと言う。
ビジネスコンサルタントは、これらの一連の企業分析や提言のプロであるが
自社の体制をどのように効率化するか、経営指標はどうあるべきか、その事業
をコアコンピタンスとして強化するかなどの見識は、コンサルに頼らずに持ち
たいもの。

企業経営に必要な分析力を高めるノウハウがコンパクトに纏まっている。
第1部では、分析の意味や押えるべきポイント、第2部では、収益向上のため
の自社分析、市場分析、顧客分析など実際に即した手法を、第3部では、ある
べき姿を描くビジョンや戦略策定のためのリサーチや情報収集のコツが示され
る。

おすすめ度は、★★★☆+経営分析
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■ <お暇な方は、もう少し>

ITの進歩で経営分析もスピーディにかつ効率的になってきた。DWH(デー
タウエハウス)と組み合わせた分析手法は、データマイニングとかオーラップ
などと呼ばれているが、これらは事業戦略や顧客分析などに強力な味方になる。
仮説の検証、仮説の発見などを手助けしてくれるのがデータマイニングだが、
これも、使う側がいかに知恵を働かせるかがポイントだ。

経営は基本的には自前で、事業や体制、顧客などを分析し、次の一手を考える
のだが、時に外の血を借りて正当性を高めたりする。企業内での政治的な背景
があったりするわけだが、外部のビジネスコンサルタントを利用する場合は、
まず、自分(自社)の考え、見識が必要だ。
でないと、高額のコンサル料を払い、経営を振り回されるだけに終わってしま
う。

本書は、基本的なところを図解で押さえるコンパクトさが売りだ。
ビジネスを経営という視点から考えるとき、ざっと頭にいれておくとよいと思
われる事項がほどよく纏っている。

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企業の中には、結構なデータ蓄積があるものだ。財務経理のデータ、営業実績
、顧客データ、自社社員のデータ、その他関連情報・・・。しかし、えてして
データが生データのまま“転がって”いたりする。それを情報に整理加工し、
分析を加えて次のアクションにつなげることができれば美しいが、なかなか現
実はそうもいかない。

「分析力」こそ成功の鍵だという本書では、「仮説」の重要性を説く。
『事前にいかに優れた仮説を用意しているかが、分析結果の良否のかぎを握る
のである。プロは、積み上げではなく、結論の仮説をもとに分析を行い、アマ
チュアは、データを前にして何がいえるのかを考え込む』という。

さらに「分析とはあるべき姿のギャップを示すこと」であり、問題の発見をす
るためには、理想の姿を持っていないとできないということだ。

さらに進んで、「分析とは、重要度と優先順位を示すこと」であり、対策立案
に向けた作業が求められる。

こういった一連の作業で大切なことは、《なぜ》と《もし》。
暗黙の了解事項、従前からの慣例、やり方、業界の常識には、つねにナゼ?と
もしをつけておくことが大事だ。

業務改革をしよう、事業分野の洗い直しをしよう、中期計画を作ろう・・など
といった企業内の活動を進める時、ちょっと参考になることがうまく纏めてあ
る。

あなたのビジネスに刺激を・・!

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■ <読んで欲しい方>
経営企画の方
マネジメントサイドの方
まだまだ若い方も今のうちから・・・
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★☆+経営分析

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2000.05.15[月]:【経営分析実践スキル】..藤井康弘...★★★☆+経営分析
東洋経済新報社/ ISBN4-492-08986-1/1600円/224P
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(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
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 WEBサービス★ミシュラン【第20回:本のレビューサイト】で3ツ★
を頂きました。
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にランキングされ、優良情報として人気が高いようです。
不思議な縁のある『en』に感謝! そして鈴木さんに感謝!

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Posted by webook at 20:28

2000年05月10日

【経済・経営を楽しむ35のストーリー】.....★★★★+35

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東京の日出:04:40 -1分 対前日
東京の日入:18:35 +1分 ”
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《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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■著書名:【経済・経営を楽しむ35のストーリー】

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■ジャンル:経済、経営
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■著者:学習院大学経済学部
http://www.eco.gakushuin.ac.jp/
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■出版社:
 東洋経済新報社/ISBN4-492-31263-3/1600円/245P
2000/1/26 第一刷  2/28 第二刷
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■ <ワン・チョット>

 「われわれがこの本で目指したこと。それは、経済学や経営学の教科書
を作ることではなく、経済や経営を楽しむための“きっかけ”を提供
することだった。」

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■ <忙しい方はここだけ>

学習院大学経済学部の総力を挙げて(?)つくられた本だ。経済や経営に関す
る楽しみのきっかけ作りの本である。
98-99年にかけて在席していた学部教員の全員が本書の企画に参加して作
られたという。

たしかに教科書にはない、面白さや興味を引きつける題材や構成がある。
内容は、6つのパート(競争とマーケティング、情報と環境、人と組織、資金
の流れ、経済と社会、政策と制度)に別れ、35のストーリーが展開されてい
る。

一番面白いパートは、なんといっても『競争とマーケティング』のPartだ。
ターゲッティング、ポジショニングなどマーケティングの世界では基本的な考
え方を、ポカリスエットや、ハンバーガー(マックとモス)などを題材に解説
している。身近であり、かつ、“だから売れてるんだぁ!”という驚きをロジ
カルに納得できるところがいい。
また、財務諸表と学校の通信簿を対比しながら、数字の世界を案内するところ
も導入手法として面白いところ。

前書きには、『高校生へ。大学に入ったばかりの人達にも。そして、経済や経
営の世界に親しみたいと思うすべての人達のために・・』とある。高校生だけ
に読んでもらうのは、確かにもったいない感じだ。

おすすめ度は、★★★★+35
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■ <お暇な方は、もう少し>

本日、このコーナーは休講。(学習院大学にはそんなのない?)

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■ <読んで欲しい方>
高校生の方
むかし高校生だった方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★+35

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2000.05.12[金]:【】..

2000.05.11[木]:【】..

2000.05.10[水]:【経済・経営を楽しむ35のストーリー】..★★★★+35
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 オータパブリケーションズ/ISBN4-900297-56-9/1400円/239P
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         TBSブリタニカ/ ISBN4-484-00307-4/1300円/253P
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転職情報誌『デューダ』で、今度取り上げていただくことになりました。
発売予定日は、5/31。
「DODA CLUB」というカラーの情報ページだそうです。
少々面映ゆいところもありますが、載せていただけるならヨロコンデ。
ということで、お知らせと言うか、宣伝というか・・・

しんのすけ@ひさびさにウレシイ
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Posted by webook at 20:26

2000年03月30日

【リーダーシップが人を動かす】K.Blanchard ★★★★★+77

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■著書名:【リーダーシップが人を動かす】 The Heart of a Leader

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■ジャンル:ビジネス、マネジメント
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■著者:ケン・ブランチャード(Ken Blanchard)
  コルゲート大学で修士号、コーネル大学で学士号、博士号を取得。MIT
  で経営学教授を経て、パートナーであるマジョリーとケン・ブランチャー
  ドカンパニーズを設立。フォーチュン500社を初めとするあらゆる企業
  のコンサルティングを行う。『1分間マネージャー』は900万部を超え
  る世界的ベストセラー。
訳者:曽田和子(そだ・かずこ)
東京外国語大学英米科卒。南山大学大学院英文学修士過程修了。主な訳書
  に『大切なことはすべて食卓で学んだ』ほか。  
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■出版社:
 無名舎/ISBN4-89585-932-0/1500円/158P
2000/4/10 第一刷
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■ <ワン・チョット>

  「リーダーに求められる考え方、行動の仕方、生き方がコンパクトな
警句に凝縮されている。座右の銘にしたい格言がいっぱい。」

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■ <忙しい方はここだけ>

ケン・ブランチャードの本は、恐らく世界中のビジネスリーダーに読まれ続け
るに違いない。『一分間マネジャー』に代表される著作は、延べ1千万人近い
ビジネスマンに読まれているという。
本書は、そんな組織心理学者、コンサルタントとしてのブランチャードが、こ
れまで展開してきたリーダー論を、77の格言といっしょに解説したものだ。

“人・物・金・情報”といった要素で分析される企業も起業もビジネスも、と
ことん突き詰めていけば、やはり『人』である。
人が集まり、集団や組織となり、そこにはリーダーが必要となる。
リーダーは、ビジョンを掲げ、価値の基準を示し、変革する勇気を持ち、部下
の可能性を引き出す・・・・なんとまぁスーパーな仕事を要求されていること
か・・・。

しかし、やらねば。そんな方が、自分の基軸をどう定めておけばいいか、その
ヒントが、簡潔な格言、至言とともに著者の知見と洞察として展開される。

77の中から3つだけ選べといわれれば私はこれをオススメしたい。

『良い仕事は、目標を明確にするところから始まる。』
『人に期待するものしか 人から得ることはできない。』
『人生は予定外の出来事からできている。』

プロジェクトの推進や組織運営で、リーダーたる人は、目標を明示し、部下が
活躍できるよう支援し、誉め、叱り、高い視点で判断し・・・など様々な場面
に遭遇する。そんな折、ふとこの本のどこかを開いてみるといいかも。

リーダーのあなたに、是非!

おすすめ度は、★★★★★+77
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■ <お暇な方は、もう少し>

きらめく石をいくつか、拾っておこう。

『岸のない川は、大きな水溜まりにすぎない。』
能力の活性化、エンパワーメントという目的地に向って、船を漕ぎ出させ
る時、忘れてならないのは、漕ぎ出す部下には進むべき道を定める境界線
が必要だということだ。何の指示も与えずに漕ぎ出させたら、彼らは迷っ
てもとの無気力の地に戻ってしまうだろう。川の岸と同じで、境界線には
エネルギーを正しい方向に導く働きがある。
自主性を生み出す境界線とは、次のようなものである。
1.目的=あなたの会社は何をする会社なのか
2.価値=会社運営の指針は何か
3.目標=会社は何を目指しているのか
4.役割=誰が何をやるのか
5.構成=会社はどういう組織になっているのか

『無意味な競争に勝っても、所詮は無意味である。』

『心の声を聞け』
人類史上、重要な進歩はほとんど-政治的大改革、芸術作品、独創的な
発明など-は、ばたばた動き回ることではなく、静かに座るところから
生れている。沈思黙考の時間が必要なのだ。

(どうやればいいか・・・・は誰もが盛んに口を挟む。しかし、何をすれ
ばいいのか? については、口が重たくなる。大きな会社ほど・・・)

『情報を与えられなければ、責任ある行動はとれない。
情報を与えられれば、責任ある行動をとらざるを得ない。』

『過ちを憎んで、人を憎まず』
部下が失敗をした時はどういう反応するのが一番いいか。まずは事実を調
べることだ。そして、その人物が間違いを認めて、正したら、もうあなた
の責任は終わる。が、そうでない時は《1分間叱責》をするのがいい。
その人がどんな間違いを犯したか、それがチームや組織にどんな影響を与
えたか、を本人にきちんと説明する。それから、あなたの心をはっきり伝
える。(こんなことになって本当にガッカリだ。と)その言葉が相手の心
に浸透するまでしばらく待ってから、でも、君を信じているからねと、一
言添えてやる。

『うまくできたときを見逃さず評価してやること。それが人を育てるカギだ』
(これは、ビジネスの世界だけでなく、家庭での子育てでも同じ。
人は、人を責めたりする時は爬虫類の脳で瞬時に反応するが、誉める
行動は、大脳皮質を働かせないとできない。意識してやる必要があるよ
うだ。)

『部下の成果があがらない理由を知りたければ、鏡を覗いてみればいい。』
(そうそう、覗くのが怖いよね!)

拾った石は、机の上に置くだけでなく磨いてみたいもの・・・。

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| | まだ・・
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| 無名舎の本を出しているマクミランランゲージハウスは:
| http://www.macmillan.co.jp/
| Ken Blanchard Company のサイトは
| http://www.blanchardtraining.com/
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翻訳もまったく違和感がなく読みやすい。
本書は、新田光敏氏が率いる無名舎の第一弾。(多分)

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■ <読んで欲しい方>
組織を率いるかたに
企業経営のトップのかたに
おすすめです。
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■ <オススメ度>

   ★★★★★+77

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2000.03.31[金]:【】..

2000.03.30[木]:【リーダーシップが人を動かす】....★★★★★+77
         無名舎/ ISBN4-89585-932-0/1500円/158P
2000.03.29[水]:【国語のできる子供を育てる】工藤..★★★★+言葉
 講談社/ ISBN4-06-149468-6/ 660円/218P
2000.03.28[火]:【怪傑チャート診断室】..石黒謙吾..★★★★☆+怪傑
 デジタルハリウッド出版局/ISBN4-525140-17-5/1300円/222P
2000.03.27[月]:【生きること学ぶこと】..広中平祐..★★★★☆+学ぶ
 集英社文庫/ ISBN4-08-750731-9/ 310円/227P
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今週の節約小計 3870円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-05 ・ ・ ・ ‥… □■
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| プレゼント企画2000-3( スポンサー:石黒謙吾さん )

| 昨日お会いした分類王こと、石黒謙吾さんからサイン入りの著書を
| いただきました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~
| チャート式を取り入れた芸術的なサインは、なんと一冊につき
| 30秒以上もかかったというお宝もの。

| (1)「怪傑チャート診断室」 1冊
| 2000.3.28 の Webook 参照
| (2)「チャート式 試験にでないニッポンのしくみ」 1冊
| http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/98.8/98.8.11.htm

| 応募方法 :宛先 webook2000@yahoo.co.jp
| タイトル: 書名+お名前
| 本文: お名前、メールアドレス、住所、Webook暦、一言
| 〆切 :4/13(木)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2000-04 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-07 ・ ・ ・ ‥… □■

読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-052【海外ローミング】・… □■

来週、LAXへ出かける予定なんだけど海外でインターネット接続するのは、
初めて。GRIC社経由でつなぐ予定。
Springインターネットワールド2000@LAXを覗きにいく為。
ビットバレーの皆さんのしっぽにくっついていくつもりなんだけど、
大丈夫かなぁ・・・。
海外ローミングで何か注意事項あったら、どなたか教えて下さい。
ちなみに、@niftyか mbn でつなごうとしています。

しんのすけ@がいゆう魚
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)
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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Web ◎◎ k,Mobook       また明日!
| △ |
  \b/ 「She'sブレイク」という雑誌に
|~~〓~~| 載せていただきました。感謝!!
|〓|
◎~◎ ~ ~~ 真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:38

2000年01月19日

【アメリカ経営56のパワーシステム】.......★★★☆+日米

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★ ⌒ ⌒ ★
★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2000-010】 2000/01/19(水) ★
★ “インタビュー”の水曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ~~~~ ★
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Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:06:49 +0分 対前日
東京の日入:16:54 +1分 ”
日昼時間 :10:05 +1分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
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Web. . 。 o O 〇 K !
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【アメリカ経営56のパワーシステム】

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■ジャンル:ビジネス、経営、文化
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■著者:仲元俊二(なかもと・しゅんじ)
1941年生まれ。大阪市立大学経済学部卒業。川崎重工業勤務、ハーキュリ
ーズ・ジャパン代表取締役を経て、Naka国際経営研究所を設立。現在、コ
ンサルタントとして活躍中。
nakashunji@aol.com
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■出版社:
 かんき出版/ISBN4-7612-5811-X/1400円/221P
1999/10/11 第一刷
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■ <ワン・チョット>

「人材採用、育成、マーケティング戦略、組織作り、マネー戦略、そして
経営責任・・・どれをとってもアメリカ企業のシステムは日本と異なり
戦略的、合理的なパワーを生み出している。」

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■ <忙しい方はここだけ>

日本企業に23年(川崎重工)、米企業に11年(化学会社ハーキュリーズ)
勤務した著者が、自らの経験を元に日米の企業活動の違いを対比させながら、
アメリカ企業のパワーの秘密を56項目に渡り解説した本だ。

企業戦略の立て方、CEOの責任と報酬、経営倫理、保険・年金、雇用形態な
ど、ニュースや経済誌などで見聞きする内容が、網羅的に整理されている。
著者自身の経験から日米の違いが実にうまく切り出されており、平易な解説は
素直に目に入ってくる。

単なる比較論ではなく、アメリカ社会、キリスト教社会のもつ社会風土や発想
・価値観の違いなど根源的なところにも触れているところがいい。

“オープン”“競争”“公正”など最近のビジネスキーワードを地でいく米ビ
ジネスの全容把握ガイダンスとしてとても有効だ。

グローバルスタンダートから何を学べばいいのか?というあなたにピッタリ。
ネットビジネスの分野に触れられていないのが少し残念。

おすすめ度は、★★★☆+日米
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■ <お暇な方は、もう少し>

タイムアウト・・・

関連サイトをウロウロしたいかたは・・
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@ 戻る 仕切 更新 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.goo.ne.jp/
| ↓
| 本書の表紙は:
| http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99042256
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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■ <読んで欲しい方>
グローバルスタンダートなんてことばを多用してる方
日米のビジネス格差を認識したい方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

   ★★★☆+日米

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )

●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )

アメリカ・カナダ在住の方は
● 富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/ )

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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

2000.01.21[金]:【-】..

2000.01.20[木]:【-】..

2000.01.19[水]:【アメリカ経営56のパワーシステム】..★★★☆+日米
  かんき出版/ ISBN4-7612-5811-X/1400円/221P
2000.01.18[火]:【「県民性」交際術】..仙石涼太郎.. ★★☆+県人会
 小学館/ ISBN4-09-385142-5/1400円/223P
2000.01.17[月]:【インターネット力を磨く】原野守弘 ★★★★☆+E生活
         ソフトバンク/ ISBN4-7973-1181-9/1400円/239P
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今週の節約小計 4200円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-01 ・ ・ ・ ‥… □■
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2000-03 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-02 ・ ・ ・ ‥… □■

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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-010 【kickboard try】 … □■

キック、キック、スィーッ!
昨日は、忙しくて梱包を開く余裕もありませんでした。今朝はがまんできず
そっと会社でオープン。開けば乗りたくなるのが人情。オフィスでチョロチ
ョロのってみた。うぐぐ・・・ なかなかグーです。意外に簡単に乗れます。
車は前後とも一つの輪っかですが、安定性があります。
ブレーキは、後輪の上をキックする足で踏みつければ掛ります。
T字のハンドルは、スポッとはめ込み式。
重さも実は2.7Kgもあるのですが、気持ちが軽いせいでしょうか、意外
に軽く感じます。今日はこれで、麻生さんに会おうかな・・・。
少し長い距離を持ち歩く時のカバーが欲しくなった・・・って、まだ、ろく
に使いもしないうちから・・・。そういうの売ってるのかなぁ?

しんのすけ@らくちん
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)
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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Web ◎◎ k,Mobook        また明日!
| △ |
\0/ V キックボード試乗
  \\_/ なかなかグーです。
_/| \
┳ \=|
| _| \_
@━━━━ ゛ == ))
  ◎  ◎
~~~~~~~~~~~~~~~~ 真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 18:05

2000年01月07日

【何が組織を変えたのか】..W.C.Byham .....★★★★+Z☆PP

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
★ ★
★ 【Webook #2000-003】 2000/01/07(金) ★
★ “暖冬雨”の金曜日 ★
★ http://clicks.to/webook/ ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
★ ~~~~ ★
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東京の日出:06:51 +0分 対昨日
東京の日入:16:43 +1分 ”
日昼時間 : 9:52 +1分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
日出は今が最遅。日入はすでに伸びています。
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【何が組織を変えたのか】ビジネス寓話
       ZAPP! The Lightning of Empowerment

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:ウィリアム・C・バイアム(William C. Byham)
米国生まれ。経済学博士。組織改革、人材評価と採用、人材の訓練と育成
を専門とするDDI(Development Dimensions International)社長。
アントレプレナーオブザイヤー(1994)、CEOコミュニケータオブザイ
ヤー(1996)など受賞。
 訳者:松藤留美子(まつふじ・るみこ)
翻訳家、東京生まれ。東京外国語大学卒。
----------------------------------------------------------------------
■出版社:
  キングベアー出版/ISBN4-906638-07-4/1500円/285P
1999/9/9 第一刷
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■ <ワン・チョット>

「ごく普通の会社を舞台に、どうすれば活気ある仕事場に作り変えられ
るか、その答えをSFタッチの寓話で展開! 」

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■ <忙しい方はここだけ>

本書には、“ZAPP”と“SAPP”が頻繁に出てくる。
あまりなじみのない擬態語だ。『ZAPPという単語は、米国人にとって、ビ
リビリという電気ショックやバットマンなどのアメリカンコミックに使われる
光線銃などの擬音表現を連想させる言葉』である。
本書の訳では、『キラリ』とルビが打たれている。
一方のSAPPは、その逆で“活力の喪失”を意味する。

企業組織の中では、やるき満々になる瞬間や、ガックリくる時がある。
それが、ZAPP(キラリ)とSAPP(ダラリ)だ。

本書は、企業が如何に人材を有効に活用し、やる気と創意に満ちた職場環境に
するかがテーマ。それを、SFタッチの寓話で展開するという構成だ。

“昔々、あるところにニッポンという魔法の国がありました・・”から始まる
SF会社物語は、並河市にある並島産業というごく“並み”の企業が舞台であ
る。『部長が仕事を考え、課長がそれを伝え、ヒラ社員が実行する。』といっ
たごく普通の仕事が期待されている並みの企業だ。創業者は並島並之助がナミ
レーターを発明して以来ずっとこうだったという。
そして、この会社に働く大井悟君とその上司平山課長が主人公だ。
なんだかちょっとふざけたネーミングは、オリジナル本を日本語訳にする時に
出版社の意図で行われたものだ。(なかなかいいセンス!)

大井悟君が時間外に発明するサトレーターという12次元空間ワープマシンを
活用し、活力のない製品一課が生れ変わっていくというストーリーである。

職場においても、家庭においても、学校においても、人がやる気を出して、自
律的に何かをし始める瞬間は、確かにビビビっと見えない“稲妻”が走る。
本書は寓話として展開されるが、あながち空想の世界ではないものが交錯する
あたりが読者の琴線を鳴らす。

若手がもっと自由闊達に仕事をしてくれんと我が社の未来はヤバイ!とお考え
のあなたにピッタリ。是非。

おすすめ度は、★★★★+Z☆PP
----------------------------------------------------------------------
■ <お暇な方は、もう少し>

物語を少し覗いてみよう。

大井君の上司は、平山課長。製品一課の課長だ、彼は、自分の受け持つ課の生
産性が上がらず上役から指弾されて腐っていた。(SAPP!)

ある日、大井君が発明したサトレーター(なんといい語呂)という12次元ワ
ープマシンで、目覚しい業績を納めているシステム課(上原洋子課長)の様子
を探索にいく。12次元空間から見ると上原課長の手からは、稲妻がバシバシ
出ているのが分る。この不思議な稲妻は何だ!!?
その解明をしながら、自らが、そして自分のグループの構成員が徐々に変化を
していくのだ。
平山課長のメモというのがところどころにあり、これが、SF世界と現実組織を
繋ぐ糸になる。これだけ飛ばし読みしても価値があるものだ。

平山課長のメモはこんな具合:
------------------------
部下を<ZAPP>するための最初の4段階--
1.自尊心を尊重し、高めよう。
2.耳を傾け、共感を持って反応を返そう。
3.自分の考え、気持ち、根拠を伝えよう。
4.助けを求め、そして、参加を求めよう。

これがZAPP(キラリ)の精神につながるのだ。
行動に対する責任を奪わず、支援を与えよう。
------------------------
エンパワーメントの世界だ。
(本来、エンパワーメントは“力を付けること”だが、最近のメネジメントの
領域では“権限委譲”とか“従業員が自発的に意思決定に参加する動機づけ”
的な意味合いで使われる)

よくあるマネジメント手法の本では、この後、解説や事例が示されるのだが、
本書では、あくまでSF寓話の世界で進む。
大井君がサトレーターに乗り、上原課長の様子を探り、サトルフォン(12次
元世界と現実を繋ぐ電話)を通じて、平山課長にヒントを与えるのだ。
平山課長が大井君の助けを借りつつ、いろいろと試行錯誤をしながら成長して
いく様子を、読者はサトレーターにのった大井君と同じ視点で観察できる。
(【寓話で学ぶ経済学】99.9.13 とちょっと似た感じだ)

こんなメモも:
------------------------
行動を導く為には、全員が了解しておくべき事柄がある。それは、
* 重点分野(進むべき方向)
例:生産性の向上
* 測定方法(正しい方向に進んでいるかを知る指標)
例:製造2課に送ったユニット数
* 目標(達成したかどうかを確認する指標)
例:10%の増加
------------------------
なんだか、今、あなたがやってる、その仕事に似てません?

さらに、ZAPPの稲妻は、チームワークへと進化する。

関連サイトをウロウロしたいかたは・・
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.goo.ne.jp/
| ↓
| キングベアー出版のサイトはここ:
| http://www.kingbear.co.jp/
| この会社は、S.R.コビーの【7つの習慣】などを出している会社。
|
| 著者の関連サイトはここ:
| http://www.annonline.com/interviews/970123/biography.html
| 今日のWebookは、企業組織が舞台であるが、教育関係でもバイアム
| 先生はこんな本を出している。(英文)
| http://www.plsbookstore.com/catalog/pages/detail/
| book/J/0449907961.html
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一分間マネージャーのケン・ブランチャードの世界や、経営破壊のトム・ピー
タースの世界にも相通じ、人を自律的に動かすエネルギーの起し方が、面白く
分る仕掛けだ。

原書は、1988年の初版が大元になっている。
登場人物が日本語名になっているのは出版社の意図。
並島並之助=Norman Normal,ナミレーター=Normalator、平山課長=Joe Mode
など。原書でも、もともとユーモラスな固有名詞が使われていたようだ。

ZAPPをあなたの組織に!! ザップ!ザップ!ザァーップ!

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■ <読んで欲しい方>
組織管理職の方
経営者の方
人事部・教育担当の方
チームリーダーの方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

   ★★★★+Z☆PP

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

●Book Chase ( http://www.php.co.jp/book/ )か、
Webookホームページの書評に買い物ボタンがついてます。

●ISIZE Book ( http://www.isize.com/book/ )で、

アメリカ・カナダ在住の方は
● 富士山・コム ( http://www.fujisan.com/webook/ )で
今日の本 → http://www.fujisan.com/webook/shopping?navi=7153

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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

2000.01.07[金]:【何が組織を変えたのか】..W.C.Byham ..★★★★+Z☆PP
 キングベアー出版/ ISBN4-906638-07-4/1500円/285P
2000.01.06[木]:【インターネットで稼ぐ!】..杉山勝行..★★☆+10
 祥伝社文庫/ ISBN4-396-31138-9/ 543円/236P
2000.01.05[水]:【小倉昌男 経営学】..小倉昌男....★★★★★+★ネコ
 日経BP社/ ISBN4-8222-4156-4/1400円/294P
2000.01.04[火]:【--】.. まぐまぐお休み

2000.01.03[月]:【--】.. まぐまぐお休み

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今週の節約小計 3443円
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■□ < Web●○k from Publishers > P#2000-01 ・ ・ ・ ‥… □■
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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■□ < Web●○k from the Authors > A#2000-01 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#2000-01 ・ ・ ・ ‥… □■

今年最初の読者コーナーは、本の探索願いです。何方か・・・よろしく。
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> Webook 真之助様
> いつも、楽しくて興味深いマガジンをお届け頂きまして
> ありがとうございます。
-- いえいえ、拙文にお付き合いいただき恐縮です。

> 今、本を探しています。
> その本というのが星新一のショートショートです。
> ショートショートの題名も収録されている文庫本の題名も覚えていません。
> ですから、数多いショートショートの中から探し出すのが非常に難しいです。
> ストーリーは、ビーナスと結婚した男が、次々と違う、間男の登場に悩む
> のですが、その間男たちは、神話や伝説的妖怪などですので、次第に好奇心
> の方が強くなり、ユニークな間男たちと会うのを楽しむようになりました。
> ジェラシーを感じなくなった夫の態度が不快でビーナスは浮気を止めました。
> 夫は、そうと知らず、今日は、どんな間男が家の中に隠れているのか調べても、
> 見つからないので「そうか、透明人間か」と思い、喜んでいるシーンが落ちで
> した。
> このショートショートの題名をご存知ではありませんか。
> もしご存知でしたら教えてください。収録文庫の題名も教えて頂けませんか。
> よろしく お願いいたします。
>
> 兎龍巳(うたつみ)← ハンドル
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-003【デジカメWatch】・ … □■

ついに出ました。腕時計にデジカメがついたやつ。カシオのリストカメラ
WQV-1。5月に出るそうである。100枚の画像と撮影日時や電話番号を
登録できるらしい。2万3千円くらいとか。(日経 1.7朝刊)
うーむ、待ち遠しいなぁ。
これに携帯電話機能がつけば、ようやく007になれる。
この前は、キックボードを衝動買いしてしまったし。今年は、おもしろ
グッズがたくさんありそうな年です。
そういえばあのウエアラブルPCはその後どうなってるんだろう・・。

しんのすけ@モノズキ
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<再掲> ● お年玉プレゼント・ミレニアム企画 ●

下記の本(+α)を読者プレゼントにしたいと思います。

◎ サラリーマン・サバイバル(大前研一著)1冊
秘密の一冊・大前氏サイン入り。前回応募の方優先

◎ 社長失格 (板倉雄一郎著)1冊
板倉氏サイン入り

◎ 人を動かすコトバ(中谷彰宏著) 1冊
中谷氏サイン入り + オリジナル・Tシャツ + タオル

◎ ひよこの脳みそ(古嶋美加著) 3冊 (古嶋さん、感謝!)
古嶋さんサイン入り    ~~~~~

応募方法:
宛先 :webook2000@yahoo.co.jp (← プレゼント用アドレス)
タイトル:本の名前+あなたのお名前 (例:ひよこ+本田好子)
本文 :ご希望の本の名前、住所氏名、Webook歴、コメントなど
もし、以前、ご応募いただき外れた方はその旨お知らせ
下さい。いいことあるかも。

〆切: 2000年 1月15日(土) メール待ってま~す。
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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※ 一部MLエラーメールでご迷惑をお掛けしているようです。調査中です。
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ξ
▲▼▲ また来週!
Web ΦΦ k,Mobook,しんのすけ
| △ |
_\θ/〟
〝 |\/ ♪ キックボードが来るまでは、
_ |_| ♪ ローラブレードで秘密訓練。
@ \/ \ ♪ ・・・っとっとっと。

~ @
~~~~~~~~~~~~~~~~ 真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 17:50

2000年01月05日

【小倉昌男 経営学】..小倉昌男............★★★★★+★ネコ

★【Webook #2000-001】 2000/01/05(水)...【小倉昌男 経営学】
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★ 【Webook #2000-001】 2000/01/05(水) ★
★ “今年もよろしくどうぞ”の水曜日 ★
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あけましておめでとうございます。
本年もWebookをよろしくお願いいたします。 真之助
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東京の日出:06:51 +0分 対一昨日
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日昼時間 : 9:50 +0分 ”
《 http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/ 》海上保安庁
日出は今が最遅。日入はすでに伸びています。
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【小倉昌男 経営学】

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■ジャンル:ビジネス、経営
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■著者:小倉昌男(おぐら・まさお)
1924年東京生まれ。東京大学経済学部卒。父、康臣の経営する大和運輸に
入社、1971年社長櫃ヤマト福祉財団理事。宅急便の開発で運輸省や郵
政省と闘った経験から「規制緩和実行者」として知られ、行政改革審議会
の委員も勤めた。本書ははじめての自著。
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■出版社:
 日経BP社/ISBN4-8222-4156-4/1400円/294P
1999/12/6 第一刷
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■ <ワン・チョット>

「個人宅配市場にターゲットを絞る。
私のこの案には、役員全員が反対した。」

ビジネスモデルそのものは一昔前。
しかし、インターネット時代のビジネスとの不思議な附合が興味深い。
小倉氏の経営学は、変動時代の経営に大切な先見と洞察の大切さを
示唆してくれる。

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■ <忙しい方はここだけ>

関東を中心としたローカル・トラック輸送を中心にしていた大和運輸が、やが
て業態を大きく変化させ、小口荷物の「宅急便」という新しいビジネスコンセ
プトで成功を収める。その過程を通じ先見と行動の経営学が披露されている。

“宅急便”というサービスは、今ではごく当たり前のサービスとして普及して
いるが、当時(76年)は、企業相手のローカル輸送をメインビジネスにして
いた大和運輸にとって大幅なビジネス業態転換であった。
今風の言葉でいえばBtoBの安定的取り引きから、BtoCの多種多様
な取り引き形態への転換、そんな形容ができよう。
GEのジャックウエルチが昨年春以来口にしている「Brake yor business」
そのものであったわけだ。
小倉昌男という経営者の先見の明が、この企業を救ったともいえる。

小倉氏が考えた個別宅配事業には、当時の経営陣は初めそろって反対した。
“宅急便ビジネス”(まだ、そういう名前すら存在しなかったが)は、それま
での企業相手のビジネスに比べ、“発生が偶発的であり、非定型的であり、採
算性が非常に不安”だったからだ。
経営者がどのようにして、ビジネスの転換を図ったか・・・この興味あるテー
マを、経営者が自ら語っている点が、本書の魅力。また、全員経営、組合対応
、組織人事のありかたなど経営のツボも語られている。

インターネット時代の流通革命と、宅急便という貨物輸送業態の変革は、多く
の共通点があることも、本書を面白くさせている。

ビジネス・モデルは一昔前のものであるが、経営の要諦はいつでも不変。そん
な感じがする内容だ。
ネット社会の変化の速さに逡巡している経営者の方、ぜひ。

おすすめ度は、★★★★★+★ネコ
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■ <お暇な方は、もう少し>

トラックによる商業貨物輸送から、個人生活関連の輸送へ、市場そのものを切
り替え、一早く“業態”(今風な表現をすればビジネス・モデルだろうか)を
変化させたところが、《クロネコヤマトの宅急便》というコンセプトがダント
ツの成功を収めた要因である。

よく経営者はいう。ゼロからの創業は優しいが、すでにエスタブリッシュされ
た企業の舵を大きく切るのは至難の技であると。
大和運輸(やまとうんゆ)もまさにその典型であった。
(GEもそうだ。ソニーもその仲間)

基本的にネットワークを押えることが重要なポイント。その意味では現在のイ
ンターネットのビジネスと共通する点が多い。
宅急便というコンセプトが、初めはわずかな取り扱い量であったものが倍倍ゲ
ームで伸びていったこと、唯一の競争相手である郵便小包との対応手段として
考えた“取次店”は今風にいえばWin-Winの考え方で設置されたこと、
“サービスが先、利益は後”という経営思想があったこと、供給者の理論から
利用者の理論へのシフトがあること、スキー宅急便などのサービスの進化、荷
物の密度が利益に繋がること・・・など、なんだか現代のネットビジネスその
もののような気さえしてくる。

関連サイトをウロウロしてみると・・
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@ 戻る ネコ 更新 購入 検索 || http://clicks.to/webook/ □
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | http://www.google.net/
| ↓
| クロネコヤマトのサイトはここ:
| http://www.kuronekoyamato.co.jp/index.shtml
| クロネコ探検隊、荷物問合せ機能などが注目。
| 社会の流通インフラを押えている“業態”企業は、ネット時代に
| ますます発展することであろう。
| 注目は、コンビニ関連、宅急便・宅配便、それにセキュリティ関連
| の企業(セコムみたいな)だ。ネット時代にバーチャルな便利さを
| リアルな世界と繋がるとろこを押させている企業は強い!
| とくに、顧客のエンドを捕まえているところは”鬼に金網”。
|
| => Back to 書籍
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
本書は、“宅急便”というそれまで存在しなかったサービスの新たな創造過程
を、経営者自らが語った内容だ。タッキュウビンという言葉自体が日常化して
いる今、ごくあたりまえのサービスではあるが、スタート時点での経営者の判
断は相当重いものがあったはず。
なぜなら、それまで支えていた商業貨物輸送(つまり、企業と契約して貨物を
輸送する)は、長い付き合いとなじみがあり、定常的な仕事があるという状況
にあったこと、一方、新たに打って出ようとする市場(個人生活関連輸送)は
、採算がとれるはずがないというのが常識だった時代だからである。

エントルピーがお椀の底にボトミングした状況で、変化をもたらすのは大変な
苦労が伴ったはずである。しかし、著者、小倉昌男はそれを実行した。
それを支えた経営哲学は、一言で言えば《論理の積み重ねである》といえる。
ものごとをよく観ること、そして論理的に考えること。
著者自身が語る、その思考過程は実に面白い。

このサービスは、”ネットワークを押える”ことが重要なキーになっている。
またインターネットのイの字もなかったころ(1976年)でありながら、現在の
ネット時代とピッタリと附合する“業態”(ビジネスモデル)であるところも
興味深い。変化の時代に相応しい経営哲学が散りばめられちる。

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■ <読んで欲しい方>
変化を求めながら忸怩たる思いに悩む経営層の方
チャレンジを打ち出している企業の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

   ★★★★★+★ネコ

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

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2000.01.07[金]:【】..

2000.01.06[木]:【】..

2000.01.05[水]:【小倉昌男 経営学】..小倉昌男....★★★★★+★ネコ
 日経BP社/ ISBN4-8222-4156-4/1400円/294P
2000.01.04[火]:【--】.. まぐまぐお休み

2000.01.03[月]:【--】.. まぐまぐお休み

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今週の節約小計 1400円
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(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#2000-001【コーヒー豆腐】 ・ … □■

今年のお正月はY2K対応で、知らないうちに終わってしまいました。
特に大きな問題はおこらずほっとしましたが、さりとて何もなかったわけ
ではなくそれなりに忙しい越年対応でした。
こま切れのお正月にふと思ったこと。コーヒーは、コーヒー豆から作られ
る。豆腐も豆(大豆)から作られる。んなら、コーヒー豆で豆腐は作れな
いだろうか?・・とまたバカなことを考えてしまいました。
コーヒー好きな人は多い。豆腐を健康食として考える人も多い。
だったらコーヒーの豆腐を作ってみたらどうだろうか,という次第。
しかし、同じ豆でも種類が違うし、普通の豆腐にコーヒーフレイバーを
まぜるほうが簡単かも。そうなら、チョコ豆腐、いちご豆腐、バナナ豆腐
なんてものあってもいいなぁ。
なんでも足せばいいってもんではありませんが、スイカのガムがあるくら
いだから、豆腐だって・・・。
若い女性に受けないかしら。1+1=1×100 とはならないか。
2000年は、掛け算の年?。

  しんのすけ@1+1は?
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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▲▲▲ また明日!
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_ |_\_〟 ← こんな形のスケボーにハンドルがついたやつ。
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Posted by webook at 17:48

1999年08月10日

【意思決定12の心得】..田坂広志.............★★★★+12

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★ 【Webook #99-123】 99/08/10(火) ★
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■著書名:【意思決定12の心得】

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■ジャンル:ビジネス・マネジメント
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■著者:田坂広志(たさか・ひろし)
  1951年、生まれ。東京大学工学部卒。工学博士。1987年、米国シンクタン
  ク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参加。
  民間主導による新産業創造を目指す「産業インキュベーション」のビジョ
  ンと戦略を掲げ、過去9年間に民間起業667社とともに18のコンソーシアム
  を設立・運営。1995年には、米国コマースネットと提携し、コマースネッ
  ト・ジャパンを設立。日本のエレクトリック・コマースの実現を目指して
  活動している。おもな著者に「生命論パラダイムの時代」「ガイアの思想
  」「イントラネット経営」「なぜ日本では情報共有が進まないか」など。
  Email tasaka@ird.jri.co.jp
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■出版社:
生産性出版/ISBN4-8201-1650-9/1400円/183P
1999/2/25 第1刷 1999/5/14 第2刷
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■ <ワン・チョット>

「マネジメントにおける意思決定とは、多くの場合、“答えのない問い”
  を問いつづけると言う行為にほかならない。」

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■ <忙しい方はここだけ>

会社や組織の中で、リーダーやマネジャーの立場にある人は、つねに「選択」
や「判断」を迫られる。つまり、なにがしかの意思決定を行うことは上に立つ
者の重要な仕事の一つである。

大きな経営判断もあれば、ちょっとしたレターを出す出さないの判断もある。
共通して言えることは、どれも教科書みたいに一つの正解があるわけではない
こと、むしろどれも寸足らずで困る場合が多いことだ。それでも、その場その
場で最適と思える「意思決定」をしなければならないがマネジャー。

その時に必要な能力は「直観力」「説得力」「責任力」だという。くだけた表
現では“勘が鋭く、言葉に力があり、腹が座っているマネジャー”が求められ
る姿と言える。
そして、それらの能力を身につけるにはどうしたらよいか、12の心得として
解説される。

著者のバテル記念研究所での経験、日本総合研究所での新事業開拓などマネジ
メント実務を通じた洞察に加え、囲碁や将棋などプロ勝負師の世界、江夏の2
1球などスポーツのエピソードなど、多彩な材料で展開するマネジメントの指
南は、意思決定の奥義を垣間見せてくれる。

以前、紹介した「暗黙知の経営」などとダブル内容もあるが、分かり易い語り
口と東洋思想的な雰囲気を滲ませた文脈は、読者を最後まで厭きさせない。

おすすめ度は、★★★★+12

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■ <お暇な方は、もう少し>

12の心得をご紹介。

1.意思決定に必要な3つの力を身につける。
一つは、理屈だけでは答えのでない問題に、正しい答えを見つけ出
すための「直観力」。
二つめは、組織の合意を得て、組織を動かしていくための「説得力」
三めは、意思決定にともなうリスクを取り、その結果に責任を取る
「責任力」
この3つの能力を身につけるにはどうするか・・・それが本書の目的

2.衆智を集めて独りで決める。
    メンバーの意見を聞いたうえで、多数の意見に従って意思決定を行う
    のではなく、「メンバーの意見を聞いた上で、自分の信念に従って
    意思決定を行う」というスタイルがこれからは求められる。

3.感覚を磨くのではなく、理論を究める。

4.経験をつむのではなく、体験に徹する。

5.ただ、進むのではなく退路を断つ。

6.理論を語るのではなく、心理に語り掛ける。

7.説得するのではなく、納得をしてもらう。

8.計画への信頼ではなく、人間への信頼を得る。

9.リスクを避けるのではなく、リスク体質を改める。

10.リスク分散だけではなく、リスク最小化の手を打つ。

11.失敗を恥じるのではなく、失敗を素直に語る。

12.意思決定を精神の成長の機会とする。

営業マンなどを登場させるビジネス・ストーリーが散りばめられ、さらにそこ
から得られる洞察やマネジメント哲学は、読者の琴線にふれるものが多い。

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■ <読んで欲しい方>
  マネジメントとは?と自問している方
  いいマネジャーに恵まれない方
  マネジャーのベテランの方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★+12

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんか、
ISIZE Book(http://www.isize.com/book/)か、
Book Chase(http://www.php.co.jp/book/)で、
本のカバーは(ありませんが):
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99007087

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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

田坂広志の著書は、こんなのもおすすめ。
99.06.04[金]:【暗黙知の経営】
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.6/99.06.04.htm
99.04.09[金]:【なぜ日本企業では情報共有が進まないのか】
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.4/99.04.09.htm

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99.08.13[金]:【】..

99.08.12[木]:【】..

99.08.11[水]:【】..

99.08.10[火]:【意思決定12の心得】..田坂広志........★★★★+12
生産性出版/ ISBN4-8201-1650-9/1400円/183P
99.08.09[月]:【孫正義インターネット財閥経営】..滝田..★★★★+一途
        実業之日本社/   ISBN4-408-10335-7/1600円/286P
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今週の節約小計 3000円
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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-31 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-123 【ポータルサイト】・… □■

 大前研一氏の発行する「大前通信」にポータルサイトの考察があった。
 ヤフーやAOLなどがポータル屋としてこれから伸びるというわけだ。
 方や、日本では、孫正義のヤフージャパンや、NTT系のGOOがポータル
 屋にあたるが、残念なのは日商岩井のニフティ売却。たったの260億円で
 富士通にうってしまったのは、270万人の一次情報を握ってポータル屋に
 なる可能性を逃したことになり、先見性がないと批評する。
 ポータルとしての価値を高めれば5000億円くらいの時価になっていた
 はずなのに・・・というわけである。
 孫氏が押さえたというオセロの4角の一つは、なかなか戦略的で魅力的な
 場所である。
     しんのすけ@ぽ、ぽ、ぽーたるコイ
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ご意見、ご感想等は こちらへ
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★ 情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp) もあるよ。
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★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
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★ カレンダー【Webook_skd】 開始。書込み自由。
URL:http://calendar.yahoo.com/ ID:webook_skd PW: guest
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Web ◎◎ k of the Day =本日は、脳みそツンツンできたかなぁ
| ○ | また、あした。
\v/ 尻切れトンボになったしんのすけ
\\___
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Posted by webook at 15:48

1999年07月28日

【勝負どころを突破する!】..G.Westerby.......★★★★★+モサド

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■著書名:【勝負どころを突破する!】モサドに学ぶビジネスの掟
BUSINESS SECRETS OF A MOSSAD COMBATANT

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■ジャンル:ビジネス、スパイ・ノンフィクション
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■著者:ジェラルド・ウェスタビー(Gerald Westeby)
イスラエルの秘密諜報組織「モサド」の工作員として数々の特殊任務につ
  く。その体験を活かし、現在は経営コンサルタントとして、世界中で活躍
  成功を収める。
訳者:仁平和夫(にひら・かずお)
  翻訳家。1950年生まれ。おもな訳書に『パラダイムの魔力』『資本主義の
  未来』『人生を変える80対20の法則』『トム・ピータースの起死回生
  』など。
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■出版社:
TBSブリタニカ/ISBN4-484-99103-9/1900円/366P
1999/2/26 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「私はモサドの戦闘員だった。コードネームはスクールボーイ。」

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■ <忙しい方はここだけ>

なんとも不思議な本である。なぜか?
この本を読み終えると異なる3冊の本を一度に読み終えたような気持ちになる
からだ。

1冊めは、イスラエル秘密諜報組織・モサドの工作員が国際舞台で繰り広げる
スパイ活動をリアルに描いたノンフィクション。
2冊めは、その戦闘員が表社会で生きていくための経営哲学、経営の教科書。
モサドのビジネス道の掟である。本書の目的はここにある。
そして3冊目は、ユダヤの聖典の教えである。ユダヤ聖典や、賢人の引用句の
中にユダヤ世界の原点を垣間見ることができる。

モサドの《戦闘員》だった著者は、その体験を活かし現在は経営コンサルタン
トとしてビジネス社会で活躍している。その活動の要諦は、諜報活動もビジネ
スでも基本的に変わらない。忍耐、準備、不屈、それだけを覚えておけばよい
・・・これは、著者がかつてモサドの伝説的な将軍であるアミト将軍から受け
た助言である。
本書の構成も、忍耐、準備、不屈の3部構成で展開され、目次を見ると「目的
なければ達成なし」「勝つチームの条件」「リーダーは隠れない」などまさに
ビジネス書そのもの。しかしその目次のサブタイトルは『イエメンでの救出作
戦』『殺るべきか見逃すべきか』『ベイルートでのキス(暗殺)』とこちらは
スパイものノンフィクションの世界になる。そして各章の初めには『天の下の
よろずのことに期あり、よろずの技に時あり。』などといったユダヤ聖典の教
えが導入部として載せされている。
ユダヤの格言→モサドの掟→ビジネスの要諦。こんな流れの中に“勝負どころ
を逃さない”洞察と智恵が展開されている。

『ビジネスが戦争のようなものではなく、戦争そのものになっているビジネス
エグゼクティブの方に』読んで欲しいとは著者の言。あなたもぜひ、モサドの
世界へ・・・。

世界の金融、ノーベル賞など科学分野、映画など文化的フィールド、・・あら
ゆる分野のトップでユダヤの人達が活躍している。
本書を読めば世界の要所をユダヤの人たちが押さえている現実とそのワケ(秘
密)が理解できる。

おすすめ度は、★★★★★+モサド (超オススメ・モード)

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■ <お暇な方は、もう少し>

本書で紹介されているモサドの諜報活動は、さながらスパイ映画をみるような
スリリングな展開である。それにに加えて、かつてニュースで取り上げられた
事件やイスラエル、リビア、イラン、イラクなどの国際情勢がリアルにからん
でくるため、一種独特な興奮が沸いてくる。

《スタジオ》=カバー・ストーリーなど作戦を考えるモサドの部門、《穴:ホ
ール》=イスラエル国防軍の司令部、《脳細胞》=モサド特殊工作の計画委員
会、《キス》=暗殺・・・などモサドの隠語が頻繁に出てくる。
スパイものの小説などよりずっと高い緊張感と興奮が渦巻く。

一方、それぞれの作戦に関連して展開するビジネス成功のポイント(目標・ビ
ジョンの重要性、リーダーの条件、交渉時の度胸など)は、これまた実に当を
得た内容と鋭い洞察がある。
たとえば、ビジネスにはビジョン、目標が大切であるということは様々な本や
セミナーで言われているが、この中では、こんな具合に表現されている。
 
 「焦点を合わせるべき対象がなければ、焦点を合わせようがない。目的地が
  なければ、どこにも行き着けない。目標がなければ目標を達成することは
  できない。
  そんなことは言われなくても分かっている? 多分そうだろう。しかし
  目標を定めもせず何かを追い求める人のなんと多いことか。
  多くの人は、曖昧模糊とした目標を目指して、仕事を、幸福を、人生の
  伴侶を捜し求める。どれだけの責任があり、どれだけの年収がある仕事
  につきたいかも考えずに、仕事を探す。どうなれば自分が幸福になるか
  を考えずに幸福を追い求める。人生の伴侶に何を求めるかを考えずに、
  いや、その前に伴侶がなぜ必要なのかを考えもせず、結婚する。
  まず、目標を決める。そうすれば、何をやるべきかがきまる。
  目標をはっきりとさせると、何を成し遂げたいのかが、いやでも分かる
  ようになる。ビジネスでも戦争でも、このルールに変わりはない。目標
  がなければ、ビジネスも戦争もやりようがない。」

こんな文章を、命をかけた救出作戦の模様とオムニバス的に読まされると、著
者が伝えたい内容は実にホットなメッセージとして心に収まる。

リビアの航空ショーへ、イタリア市民航空隊の人間としてもぐりこむ作戦は、
ビジネス交渉の場面で心得ておくべきポイントにつながる。第一印象や、嘘の
限界など含蓄のあるメッセージを後押しするモサド作戦のエピソードだ。

不屈の精神のところで紹介される「モサド戦闘員の実地試験」は、過酷極まり
ないものである。ここでのビジネス視点は、「起業家のやりぬく精神」につい
てだ。常識に囚われず、流動的な状況を的確に掴み、判断し、とことんやりぬ
く精神力がなければベンチャーなど有り得ない。そんなメッセージを伝えるた
めの寓意的なモサド・エピソードだ。

その昔人気だった「スパイ大作戦」(ちょっと古いか)では、諜報員に様々な
課題が与えられ、その度にカバー・ストーリーが作られ、更に、必要な小道具
などが用意されていた。モサドの作戦でも同じようなことが「実戦で」行われ
ている。

各国の言語をあやつり、口八丁手八丁の著者は、本に載せる程度のカバー・ス
トーリーをこしらえるくらいは造作もないことかもしれない。そうだとすれば
この本のモサド作戦は、ひょっとするとすべてフィクションかもしれない・・
などとうがった見方もできるが、仮にそうだとしても、十分な迫力とリアリテ
ィがあるのは確かだ。

1冊で3倍楽しめる、不思議な本。オススメ!。

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■ <読んで欲しい方>
中近東の極秘情報に関心あるかた
ビジネスは戦争だってかた
  ユダヤの知恵に触れてみたい方
国際的なビジネスの社会に生きている方(必読)
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+モサド

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99007276

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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

訳者の仁平氏は、印象深い本の翻訳に携わっている。これまで紹介した
本訳本は、かなりの確立で5つ★(以上)である。たとえば:
●【起死回生】トム・ピーターズ
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/98.7/98.7.16.htm
●【ディズニー7つの法則】 トム・コネラン
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/98.1/98.1.20.htm
●【80対20の法則】..R・コッチ
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/98.10/98.10.09.htm
仁平氏の訳は、洗練されていて、それでいて読みやすく親しみやすい。

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

99.07.30[金]:【】..

99.07.29[木]:【】..

99.07.28[水]:【勝負どころを突破する!】G.Westerby ★★★★★+モサド
TBSブリタニカ/ ISBN4-484-99103-9/1900円/366P
99.07.27[火]:【腰くだけ発想法】..アエラ編集部.....★★★★+☆行
朝日新聞社/ 雑誌21016-7/10 / 780円/194P
99.07.26[月]:【ふまじめな脳】..大島清.............★★★★+ふまじめ
PHP研究所/ ISBN4-569-60663-6/1048円/205P
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今週の節約小計 3728円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-09 ・ ・ ・ ‥… □■
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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-31 ・ ・ ・ ‥… □■
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-118 【羽化】 ・ ・ ・… □■

夏になればセミ。そろそろセミの声がうるさくなるころ。
透明であめ色のセミのぬけがらは、ちょっとアクセサリーにでも
してみようかと思う。
先日長崎のMさんから 面白い情報を教えて頂いた。
「都会では樹木が少ないから、公園の木などはセミ人口密度が高く
野山の木なんかより、かんたんにセミの脱皮が観察できますよ」
というもの。なあるほど。
そして観察時期は、早朝ではなく「夕方」がねらい目とか。
こんど子供といっしょにセミの羽化を観察してみよう。
「うか」ってなあに?と問う子供に、「完全形に進化することだよ」と
言えば納得。デジモンやポケモン用語を使えばなんとなく雰囲気が伝わる、
いとおかし、夏祭りの夕方。
   しんのすけ@セミ・だ・ぶる
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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ξ 日経ネットナビ ホームページ生活便利帳 1600円
▲▲▲ P82に載ってます。ちょっとタイトルが・・・
Web ◎◎ k of the Day =本日は、脳みそネルネルできたかなぁ
| ○ | また、明日。
\v/ パタパタになったしんのすけ
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Posted by webook at 15:44

1999年06月04日

【暗黙知の経営】...田坂広志...............★★★★★+暗黙☆

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★ 【Webook #99-088】 99/06/04(金) ★
★ “栗の花満開、初夏の風”の金曜日  ★
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まもなく、アメリカビジネス最前線の情報誌が発刊されます。
ハーバード・ビジネス・レビュー、翻訳前の米国ビジネス書籍などの
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東京の日出:04:26 -0分 対前日
東京の日入:18:53 +1分 ”
日昼時間 :14:27 +1分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
○ 6/15前後を境に夜明けは遅くなります。●
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【暗黙知の経営】

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:田坂広志(たさか・ひろし)
1951年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。民
間企業入社後、米国シンクタンク・バテル研究所客員研究員。90年に日本
総合研究所の設立に参加。現在、日本総合研究所取締役、事業企画部長。
著書に「金融業の進化10の戦略思考」「複雑系の知」ほかがある。
Emai:tasaka@ird.jri.co.jp
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■出版社:
徳間書店/ISBN4-19-860903-9/1600円/227P
1998/9/30 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「我々は、言葉にて語りうる事を語り尽くしたとき、
言葉にて語り得ない知ることがあるだろう。」 ヴィトケンシュタイン

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■ <忙しい方はここだけ>

本に書けるような事はいわゆる『言語知』、つまり言葉という媒体を使って伝
えうることができる智恵。一方、言葉に言い表せない大切なもの、人間の活動
の深い層を流れるきわめて高度な精神活動、そしてその根源といったものがい
わゆる『暗黙知』といえよう。

直感、洞察、大局観などという言葉に代表される『暗黙知』が、マネジメント
の世界でどのように発揮されるか、どういう場面で大切かなどについて、著名
な棋士のエピソードや、野球の名勝負場面など興味深い事例をひも解きながら
解説する。

マネジメント論は、いかに部下の気持ちをとらえるか、集団をリードする手法
は何かなど実務的というか、プラクティカルというか、そういう内容のものが
多いがこの本は、むしろそのレベルを越えた、精神の深い位相での話しとして
展開している点がいい。

そもそもこの世界は“複雑系”そのものであるから、企業の活動も当然、複雑
系をなしている。単純な理論では理解できない複雑な生命である企業において
、言葉ではいい尽くせない事象や判断の瞬間などを“暗黙知”という切り口で
見せてくれる。
禅の世界に代表される東洋的な思想にも言及しながら案内される暗黙知の世界
は、不思議な精神の高揚を感じさせる。

暗黙知を言語知で語る・・ちょっと矛盾も感じるが、その矛盾をこえたところ
に本物の暗黙知の世界がある。

おすすめ度は、★★★★★+暗黙☆
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■ <お暇な方は、もう少し>

『江夏の21球』という名勝負の場面で、監督がコーチに“面玉ひんむいて、
ようく見とけ!”といった場面、将棋を指していると、ときおりフッと魔境
に入りそうになるという羽生棋士の理論を突き抜けた世界の話・・

など、精神の深いところでのエピソードは、実に興味をそそるものだ。

説得力、決断力、洞察力、直感力、・・・などビジネスの厳しい決断などの場
で求められる人間力とでも言える能力を、東洋思想がもつ不思議な感性の世界
へ引き込みながら説いてくれる。

こういったメネジメントに求められる力を論ずる前提として、そもそも企業は
“複雑系”にほかならないとし、次のような性質に分析する。

□ 分析によって理解することができない。(分析不能性)
□ 人為的に管理することができない。(管理不能性)
□ 情報のきわめて敏感である。(情報敏感性)
□ 小さな変化が大きな変動をもたらす。(摂動便感性)
□ 一部だけを独立して変える事が出来ない。(分割不能性)
□ 法則そのものが変ってしまう。(法則無効性)
□ 未来の挙動を予測することができない。(予測不能性)

情報化が進み、これらの複雑系としての性質は、ますますその複雑さを増すと
いう。そして、それに対処する智恵は、次の7つだという。

○ 個別の分析をするな。全体を洞察せよ。(全体性の知)
○ 設計・管理をするな。自己組織化を促せ。(創発性の知)
○ 情報共有ではない。情報共鳴を生み出せ(共鳴場の知)
○ 組織の総合力ではない。個人の共鳴力を発揮せよ。(共鳴力の知)
○ 部分治療ではない、全体治癒をせよ。(共進化の知)
○ 法則は不変ではない。法則を変えよ。(超進化の知)
○ 未来を予測するな、未来を創造せよ。(一回性の知)

なにやら、禅問答のような様相だが、どこか心に響くものがあるのだ。

示唆に富むマネジメントの要諦がたくさん示されている。

決断の時、大切なのは、何を決めるかではなく、どういう気持ちで決めるか
である。

マネージャーがビジョンを語るとき最も大切な事は
「何」を語るかではない。「誰」が語るかである。

などなど・・。

著者は、今、日本総合研究所(コンサル)の役員としてマネジメントの現場に
いながら日々考え、経験したことを基に書いている。そこには、著者自身が経
験したであろう暗黙知の瞬間がかい見える。

私は実は、この本を読む前に著者自身による講演会を聞く機会に恵まれた。
2時間ほどの講演は、あっという間の出来事といった感じ。
かまえず、飾らない語り口と、落語のように引き込まれるエピソードの紹介は
、実に面白いものだった。
(B-con常務の久保田さんにちょっとにた感じ。)
聞いた内容と本の中身は同じ。(当然か!)しかし、講演の方が行間の雰囲気
というか、まさに“暗黙知”の領域を伝えるには、効果が大きいような気もし
た。

本にはない印象深いエピソードをひとつ。人との別れ際、見送り際の一瞬、せ
いぜ数十秒にその人の気持ちや心が現れるという話。これ実に、示唆に富んで
いたので紹介しておこう。

お客様と商談後、エレベーターまでお見送りし、ドアが閉まり掛けたその瞬
間に大切な瞬間があるという事例。見送られる人が閉るエレベーターのドア
越しに、きびすをかえして立ち去る担当者の姿を見たとき、「なあんだ」と
いう落胆や信用低下がおきるというお話。
エライ人の車を見送るときも同じ。走り出した車をずっと見送る、その数秒
に人間性が現れるというわけだ。ゆめゆめ、「ああ、おわったぁ」なんて、
ほっとした感じで、きびすを返しては行けない。見えなくなるまで見送る、
それがビジネスの大切な心だという訳だ。

暗黙知の世界を是非。

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■ <読んで欲しい方>
マネジメントの手法ではなく本質的なところでお悩みのかた
マネジャーと最近よばれてるかた
経営者のかた
6月の株主総会で社長になるかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+暗黙☆

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーはこちらで:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98041777

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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

田坂広志の本は、これをはじめに読みました。これもおすすめ!

【なぜ日本企業では情報共有が進まないのか】...★★★★★+智★知
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.4/99.04.09.htm

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

99.06.04[金]:【暗黙知の経営】..田坂広志........★★★★★+暗黙☆
徳間書店/ ISBN4-19-860903-9/1600円/227P
99.06.03[木]:【米国の「経営者」がしでかしたとんでもないヘマ101
連発】..B・アドラー& J.ハウトン........★★☆+ヘマ
毎日新聞社/ ISBN4-620-31328-9/1500円/271P
99.06.02[水]:【インターネット資本主義革命】..池田信夫..★★★★☆
NTT出版/ ISBN4-7571-2012-5/ 950円/148P
99.06.01[火]:【乱太郎の忍者の世界】..尼子騒兵衛.....★★★☆+忍
朝日新聞/ ISBN4-02-256946-8/1400円/40P
99.05.31[月]:【休刊】...葉隠れの術を使うの段
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今週の節約小計 5450円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-05 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-21 ・ ・ ・ ‥… □■

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オススメ本です。

『流行歌 気まぐれ50年史』
著者:矢沢 寛(音楽評論家)
発行所:株式会社 大月書店 / 4-272-61063-5 / 1994.04 

業界におべっかを言っている評論家ばっかりの中で、この本は、
レコード会社、プロダクション、放送局の利潤第一主義の実態を
指摘しています。
また、盗作している作詞・作曲家の実名、作品名を上げています。
痛快です。

平成の空海
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空海さんから頂きました。なんだか面白そうですね。今度、是非!

読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-88 【ワシントン】・ ・ … □■

昔、ある老役員のカバンもちで出張したことがあります。
もう十年以上前のこと。ワシントン。
そう、彼の地の首都。そして偶然にも、出張の目的は、この本の著者が
昔いたというバッテル研究所主宰の会議でした。
私がショックをうけたのはその会議ではなく、フリータイムでのこと。
その偉い役員とワシントンの地下鉄に乗ったときのことでした。

世界でイチバンキレイだという地下鉄、切符の精算機がプラットホーム
にあり、磁気つきの切符を入れて精算する仕組み。いまでは日本でも
日常的に利用しているものですね。
その仕組みは一目みれば、だれにもわかるカンタンなものです。

ところが、その老人(役員)、アメリカ人の利用する様子をじぃーっと
見続けるんですね。
私は、”もう簡単なことじゃないですか、早く行きましょうよ・・”
なんて心の中でつぶやいて見ていましたが、立ち止まること3分以上。

しかし、それは実に深い暗黙知の瞬間だったのです。

わかったつもり・・・よくある話ですが、物事はそう簡単なことでは
ないことがままあります。その典型的な瞬間だったのです。

後で一人で地下鉄を利用したとき、まざまざとその意味を知らされた私
でした。その精算機を使うときには、ちょっとした工夫が必要だったの
です。それは、人々がどうやって利用しているかをジット観察していな
いと見えてこないちょっとしたことでした。(お札のしわを伸ばさないと
受け付けない、それだけのこと)
機械が受け付けてくれず、ジタバタ、額に冷や汗をかいた私は、あの時
“わかったつもり”になっていた自分と、じっと様子を見つめていた老
役員の姿に、単なる冷や汗以上のものを学んだのでした。
まさに、それは“暗黙知”を伝授された瞬間だったといえるでしょう。

その方、実は日本におけるある技術の重鎮のかた・・・(Nさん)。
もっとも、そのかた、機械の使い方じゃないもっと深淵なことを観察な
さってたのかもしれませんが・・・・

   しんのすけ@暗黙の知下鉄
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Web ◎◎ k of the Day =今週は、脳みそコチョコチョできたかなぁ
| ○ | また、来週。
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■ 「日経BP インターネット歳時記1999」
■ 「ベンチャークラブ」東洋経済新報社発行5月号
■ 「大前研一通信」 4月号
■ 「朝日新聞 」日曜版 5.23 読書欄 で紹介されました。
□ 『ISIZE』にWebookコーナーできるかも(6月)
□ 『日経ネットナビムック』に掲載されます。7/13発売
◎/ \◎ 真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 15:23

1999年06月03日

【米国の「経営者」がしでかしたとんでもないヘマ101連発】..B・アドラー& J.ハウトン.......★★☆+ヘマ

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東京の日出:04:26 -0分 対前日
東京の日入:18:52 +0分 ”
日昼時間 :14:26 +0分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
○ 6/15前後を境に夜明けは遅くなります。●
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【米国の「経営者」がしでかしたとんでもないヘマ101連発】
America's Stupidest Business Decisions

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:ビル・アドラーJr. &ジュリー・ハウトン
Bill Adler Jr.
ワシントン在住の著作権エージェントで、10冊以上の著作を発表して
いる。
Julie Haughton
ワシントン在住の編集者。
 訳者:佐藤雅彦(さとう・まさひこ)
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■出版社:
毎日新聞社/ISBN4-620-31328-9/1500円/271P
1999/4/25 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「成功物語の陰に隠れたもうひとつのアメリカが、ここにある。」

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■ <忙しい方はここだけ>

マメネジメント手法や、新しいビジネス戦略など、アメリカ発のものが多い。
ビジネスでの成功物語もドラスティックな変化や革新を伴うものがあり、や
はりアメリカは凄い・・・という構図は、パックス・アメリカーナが落ち目に
なったとはいえ今も変らない。

しかし、数々の成功物語と同じように、数知れない失敗、ドジ、ヘマもある。
本書は、それを101個集めて紹介したものだ。

ペプシコーラの快進撃を撃破しようと「ニューコーク」なる新製品を出したが
大失敗となったコカコーラの話、技術公開を拒んだ唯我独尊戦略で墓穴を掘っ
たアップルの話、ファックスの普及速度を見誤り2億ドル以上もの投資をドブ
に捨てたフェデックスの“ザップ・メール”、マイクロソフトが創業してまも
ない頃買収をもちかけて失敗したロス・ペローの人生の大失敗の話など、ちょ
っと耳にしたことのある内容のものは、面白く読めるかもしれない。

とんでもない長いタイトルを見て、さぞかしもの凄い(これまで知られてない
企業秘密的な)ものが暴露されているのかと期待したが、それほどのものはな
かった。ちょっとしたビジネス・エピソードのネタとしてはいけるかもしれな
い。失敗ネタを扱うにはもってこいの非常にくだけた表現は、ヘマを笑い飛ば
す効果を持っている。転ばぬ先に杖になるかも・・・。

おすすめ度は、★★☆+ヘマ
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■ <お暇な方は、もう少し>

かの発明王エジソンも数数の失敗を重ねている。エジソンの偉いところは、そ
の失敗を、成功のための必要な道のりと考えたところであろう。

一時、コンクリートで家屋を立てる・・・というアイデアで特許をとり、コン
クリート文明の普及を夢見て驀進したことがあったとか。屋根、壁、階段、風
呂、水道管などあらゆるものを“白い粉(セメント)”を用いるだけで作り、
低コストのコンクリートハウスが、町中に立ち並ぶはずであった・・・。
しかし、現実はとても、サエない無粋なものになって見向きもされなかったと
いわけだ。しかし、エジソンは、そんなことに懲りず、コンクリートのピアノ
、コンクリートの冷蔵庫、さらにはあの蓄音機まで作ったとか。
とことんやるのが、99%の汗ということかもしれない。

コカコーラが好きな若者は多い。(私も好きなので若者ということににしてお
こう)。巧みなマーケティングはこの会社の素晴らしいところだ。しかし、そ
れでもかつて、とんでもないヘマもしている。

「ニューコーク」。1985年のことだ。宿敵ペプシコーラは、目隠しをした消費
者にのみ比べてもらい“どっちが美味しい?”と聞いてみるコマーシャルで、
宣伝攻勢をかけていた。実際、コカコーラの幹部もペプシのほうが美味しいか
もしれないと思っていたようだが、宿敵を追い落とす為に老舗商品コークの味
を一新するという大胆な「カケ」に出たのだ。
入念な研究室での味の研究により、これでペプシにもオールドコークにも勝る
というスバラシイ味のコークが生まれた。
ところが、消費者がそっぽをむく。むかしのままのコークがいい!という訳だ
。古いコークの買いだめから、訴訟までがまきおこり、作戦は大失敗。
結局、その後、「ニューコーク」はあわと消え、”クラシック・コーク”の時
代になったというお話。

いろんな失敗段は、結局消費者の好みを見誤ったり、新製品におぼれたりとい
った企業戦略の失敗がもとだ。おもしろ可笑しく、ちょっと茶化した表現で書
かれており、気楽に読める内容がある。

それにしても、どうしてアメリカ人は「101」という数字がすきなんだろう
か。ディズニーにも101匹ワンちゃんなんているし・・・。
日本だったら、さしずめ「日本企業の大失敗、108つ」かな・・。

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■ <読んで欲しい方>
  他人の失敗、わが身の幸福という方
  失敗は、失敗のもとであるという方
  アメリカンな失敗を笑い飛ばしてみたい方  
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★☆+ヘマ

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーはこちらで: --みつからず。

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■□ <バック ツウ ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

99.06.04[金]:【】..

99.06.03[木]:【米国の「経営者」がしでかしたとんでもないヘマ101
連発】..B・アドラー& J.ハウトン........★★☆+ヘマ
毎日新聞社/ ISBN4-620-31328-9/1500円/271P
99.06.02[水]:【インターネット資本主義革命】..池田信夫..★★★★☆
NTT出版/ ISBN4-7571-2012-5/ 950円/148P
99.06.01[火]:【乱太郎の忍者の世界】..尼子騒兵衛.....★★★☆+忍
朝日新聞/ ISBN4-02-256946-8/1400円/40P
99.05.31[月]:【休刊】...葉隠れの術を使うの段
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今週の節約小計 3850円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-05 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-21 ・ ・ ・ ‥… □■

 昨日紹介した『インターネット資本主義革命』は、以前、島崎さんから
 紹介されたものでした。その島崎さんからのおたより。
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》  しんのすけ様

》  インターネット資本主義革命、お気に召して嬉しいです。
》  池田さんの独特の視点が面白く、彼の根城グローコムに
》  潜り込んで、池田さんとこういうテーマの研究者達のML
》  にこそっと加わってROMしているんですが、インターネット
》  世界の大きな動きに関する議論が結構面白いです。
》  しかし、経済学の用語が分からないとついてゆけない
》  ので、再勉強の必要性を感じる今日このごろです。
》  ああ、宝くじで3億円当たったら、もう一回学生に戻って
》  勉強し直したい・・・・
》    島崎
》    ******************************************
》    * Directory-enabling the Network
》    * Jota Shimazaki URL: www.novell.co.jp
》    * Novell Japan / Marketing Dept. Webmaster
》    ******************************************
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 島崎さん、また、いい本教えてくださいませ。ありがとうございました。
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-87 【AIBO】 ・ ・ … □■

ソニーが売り出した愛玩ロボット。相棒と、AIロボットを掛けたネーミン
グだそうだ。先日ネット上で販売をかけたら20分で売り切れとか。
20数万円もするロボットだが、結構面白そうである。遊び心をグっとく
すぐる仕掛けがあるようだ。
後ろ足を上げて、音だけのオシッコもするとかで、なんだか楽しそう。
  職場に一台、あいや一匹か、購入してもいいかもしれませんね。
高いといっても、血統書つきの犬や猫は、平気で何十万円もするから、
案外安いペットかもしれません。なにせ、ウンコはしないし、うっとお
しいときは、電源offにすればいいし・・・。
ファービィー人形も人気が高い。
面白いものには、高くても人は魅力を感じるということを示した好材料
といえますね。
   しんのすけ@とりあえず200円のメダカ
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
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脳みそを本でくすぐる Web QQ k, Mobook,しんのすけ
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\b/ また、あした。
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Posted by webook at 15:22

1999年05月12日

【三年後に笑う会社】..江坂彰.........★★★★★+3年

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★ 【Webook #99-075】 99/05/12(水) ★
★ “ツバメ飛ぶ”の水曜日 ★
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東京の日出:04:39 -1分 対前日
東京の日入:18:36 +1分 ”
日昼時間 :13:55 +2分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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■著書名:【三年後に笑う会社】

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■ジャンル:ビジネス・経営、トレンド・生き方
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■著者:江坂 彰(えさか・あきら)
1936年(昭和11年)京都府生まれ。京都大学文学部卒業。大手広告代理
店を経て独立。作家、経営評論家。著書に「冬の花火」「あなたがやらず
に誰がやる!」など多数。
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■出版社:
光文社/ISBN4-334-00648-5/ 848円/262P
1999/3/30 第1版
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■ <ワン・チョット>

「三年後には大格差が生まれる。
トップよ過去を捨てよ。能あるミドルよ時々爪を出せ。」

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■ <忙しい方はここだけ>

勝ち組み、負け組みが明確になり、企業においても個人の人生においても二極
化が進んでいる今日、それは大競争の時代とも、下克上の戦国時代とも、大転
換の時代とも言われている。

多くの人がヒタヒタと感じているこの時代の潮流を、鋭い観察眼と明確なロジ
ック、そしてビジネス、地域、経済、人など数多くの事例により解き明かし、
「大格差時代」を洞察する。

3年後に生まれる大格差の中で、勝ち組み企業、個人となるためには、如何に
したらいいか、その心得を説いている。
経営戦略、組織運営、人事のあり方、社員の活かし方、個人の生き方など広範
な内容は、主に経営者やミドル(中間管理職)、そしてベンチャー志望の若者
に向けた「逆説的応援歌」だという。

信長や幕末の志士など歴史上の人物像をひも解いたり、中内功、土光敏夫、出
井伸之、松下幸之助などの時代を代表するビジネスエグゼクティブのエピソー
ドを引用したり、熱海の衰退と湯布院の隆盛の比較など地域振興の分析を交え
たり、イタリアのファション業界や京都の和菓子屋のビジネス戦略を紹介した
りと、時代と空間を縦横無尽に闊歩しながらこの時代の奔流の底を見せつけて
くれる。堺屋太一とちょっと似ているが、少し色合いが違う雰囲気だ。

3年後に笑う為の要諦が随所に散りばめられたこの本は、「3年前に読んでお
けばよかった」と後悔しないため、是非読んでおきたい一冊だ。
特に「能あるミドル」を内心意識している中堅の方、時々爪を出すために是非
おすすめ。

おすすめ度は、★★★★★+3年

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■ <お暇な方は、もう少し>

まず、大格差時代の大潮流を7つの視点で解説。時代認識とちょっと先の未来
を洞察する上で、示唆に富んだ内容がある。

規制緩和が金融ビッグバンだけにとどまらず、さらに産業ビッグバンの時代に
流れ込む、その時、取り柄のない会社は、朽ち果て、外資に生体解剖されてい
くという。外資による買収は、今ではかなり日常的な出来事にもなっているが
ハイエナ型とモジリアニ型に分類している。
ハイエナ型は、美味しいところ取りで、一社を複数の外国企業が生体解剖する
がごとく買収するのだ。一方のモジリアニ型(著者の造語)は、青息吐息の時
にツバをつけ、いままさに倒れる瞬間に欲しいものだけ手に入れるスタイル。
自主廃業した山一證券を手にいれたメリルリンチがそれだ。

また、“ライバルの見えない時代”として、企業領域の棲み分けが消え、お金
と時間をめぐっての異種格闘技の時代になったと分析。
事例として、少年漫画誌の衰退を上げる。
講談社の「少年マガジン」が、集英社の「少年ジャンプ」を部数で抜いた。少
年マガジンは一時700万部の売り上げを誇ったが、250万部まで減らして
しまった。かといって、そのマイナス分がマガジンにいったわけではない。
ライバルは、漫画ではなくゲームソフトであった。「少年漫画のかげりは、少
年たちのお金と時間の取り合いでゲームソフトに敗北したからだ。だが、話は
それで終わらない、そのゲームに携帯電話メーカーが目をつけ、電話を書けな
いときにケイタイ電話でゲームを楽しめるようにしてしまった。子供たちのお
金と時間の取り合いにいろいろな業種が参加してきた。」と分析する。
携帯電話は更にメールやウエブとの関わり、PDAとの関わりなど、この本の
分析のさらに先を進んでいるが、要するに企業やマーケットの棲みわけは混沌
としてきたというのがこの時代である、すなわちライバルは思わぬところにい
るのだ。

時代分析の後は、「負ける会社」「負ける経営」「勝つ会社」「勝つ経営」「
これからのミドル」と続き、時代の風を感じさせるエピソードや、企業事例な
ど、ニジネス戦略、組織論、経営トップの心構えなど多岐にわたる興味深い内
容が展開されている。

例えば・・・

博士号を持つ人が1000人以上もいるという日立は、いまだに市場のリーダ
ーになったことはないが(製品の発想があっても、商品の発想がなかった。つ
まり学者本意であって、市場本意でなかった)、その対極にソニーや、東レ、
3Mなどを上げて市場主義、マーケット主義の大切さを説いたところなどは、
大変面白い。

人の管理で面白いのは3Mの事例。3Mでは個人研究に勤務時間の15%を当
てる自由を認めており、さらにブートレッギング(密造酒作り)、つまりヤミ
研究も推奨している。個人的な研究を認めるかわり、市場で売れる商品開発の
ノルマを課しているのだ、年間500の新製品を生み出す原動力はこんなとこ
ろにもある。

ミドルへの声援メッセージは、こうだ。

いまの日本の経営者が経営のプロとして育てられていない(つまり、経営のプ
ロという選別基準でリーダーが選ばれていない)ため、著者は、かねがね「ミ
ドル最強説」を持論としてきた。

インテルのアンドリュー・グローブの≪私は中間管理職の意見をいちばんよく
聞く≫という言葉を引用し、現場を一番よく知り、情報を持っているミドルの
重要性を説く。そして、リーダー(経営者)とミドル(中間管理職)の「共創
知」が今の時代は必要だというのだ。

経営者は、ミドルを勝つようした集議独裁が必要で、企業はトップとミドルの
共創知でいく必要があるというのだ。

しかし、すべてのミドルが必要という訳ではない。差別はしないが区別は必要
だというのだ。では必要なミドルはというと・・・

ミドルに要求される資質で不易流行なもの(部下に失敗を押し付けない、私兵
化しない、部下の成功を横取りしない)などは当然だが、他に3つの能力を説
いている。

1.能力のある若い人材を伸ばしていく能力
今までは、落ちこぼれをなくし、底上げをし、均一労働をこなる人間を
つくることに主眼を置いていて、出る杭を育てることは苦手であった。

2.天才型人間のパトロンになる能力
どの会社にもミニ大魔人、ミニイチロウ、ミニ小室はいる。そういう人
を周囲(の嫉妬)から守ってやることである。

3.部下にシゴトを作れる能力である。
昔は仕事はあった。どうこなすかがミドルの仕事であったが、これから
仕事を創造する能力が問われる時代だ。

今入社したての人も、まだ若手と呼ばれる人も、やがてはミドル(中堅)にな
る、その時どういうミドルになるかは、これからの3年にかかっている。

とまあ、こんな具合だ。

折り目をつけたり、マーカーで線を引きたくなる個所が沢山ある。
おすすめ!

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■ <読んで欲しい方>
経営者の方
ミドルの方
時代の風を感じている方
若手ベンチャーを目ざす方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+3年

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99013295

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江坂さんの本は、97年に読んでいました。3年、が好きなかたです。
【3年後 サラリーマンはこうなる】
http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/97.3/97.3.5.htm

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

99.05.14[金]:【?】..

99.05.13[木]:【?】..

99.05.12[水]:【三年後に笑う会社】..江坂彰.........★★★★★+3年
光文社/ ISBN4-334-00648-5/ 848円/262P
99.05.11[火]:【早稲田大学おもしろ話】..藤尾潔.....★★★+☆の西北
光文社/ ISBN4-334-97215-2/1200円/240P
99.05.10[月]:【ミレニアム】..永井するみ...★★★★☆+2000
       双葉社社/      ISBN4-575-23363-3/1800円/343P
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今週の節約小計 3848円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-05 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-20 ・ ・ ・ ‥… □■

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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-74 【imode HP】・ ・ ・ … □■

サービス開始から2ヵ月。InternetWatchでも特集が組まれた。
(99.5.10記事)まわりにもiモード対応の携帯電話を持っている人がちらほら
していることでしょう。
iモード対応のホームページを作ると、12万を超えるユーザーに対し情報発信
することもでき、iモード専用のバナー広告ビジネスももスタートした。
る。通常のホームページと同じように、プロバイダーのホームページ領域に
データを置いておけば、みんなにアクセスしてもらえる。
いま、ここはビジネスネタの旬なところです。ほっとく手はない!。

ちょっと雰囲気を味わうために検索ページをご紹介。
もぶっくも はやいとこ登録しておこっと。
==> http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/mobook/m-index.htm

■i-con Search
http://www.fromtokyo.com/is/
■OH ! i サーチ
http://www.ohnew.com/i/
■i-seek(infoseek)
http://iseek.infoseek.co.jp/
■あるあるねっと
http://i.aru2.net/

おもしろページはこちら、実用的ですね。

■わりかんくん
http://www.fromtokyo.com/i/warikan/
  勘定を参加人数で割るだけでなく、えらい人に5割増しでお金を出して
もらったり、遅れて来た人のぶんを半額にしたりできる。

■i-plus
http://i.bitswave.co.jp/
  iモード端末からホームページを作成できる無料サービス。
このまえ紹介したところです。

しんのすけ@もぶっくよろしく
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
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Posted by webook at 14:39

1999年04月26日

【思考スピードの経営】..ビル・ゲイツ.....★★★★★+AG 日本経済新聞社/ ISBN4-532-14731-X /1905円/520P

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★ 【Webook #99-067】 99/04/26(月) ★
★ “仕事もバカも、休み・休み・家”の月曜日 ★
★ アエラ中吊りより ★
★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
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東京の日出:04:55 -2分 対先週金曜日
東京の日入:18:23 +3分 ”
日昼時間 :13:28 +5分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:ビルゲイツ@【思考スピードの経営】
BILL GATES BUSINESS@THE SPEED OF THOUGHTS
USING A DIGITAL NERVOUS SYSTEM

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■ジャンル:ビジネス・情報
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■著者:ビル・ゲイツ(Bill Gates)
1955年米国ワシントン州生まれ。19歳のとき友人とマイクロソフト社を設
立。現在、同社会長兼最高経営責任者。
  著書に「ビル・ゲイツ未来を語る」ほか。
  妻のメリンダ、娘のジェニファーとともにシアトル地区に在住。
執筆協力者:コリンズ・ヘミングウエイ(Collins Hemngway)
マイクロソフト社エグゼクティブ・コミュニケーション部門ディレクター。
1987年以来、同社のシステム製品を手がけており、94年から96年にかけて
は、パーソナル・ビジネス・システム事業部で国際およびパートナー向け
マーケティング担当ディレクターを務めた。
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■出版社:
日本経済新聞社/ISBN4-532-14731-X /1905円/520P
1999/4/2 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「人々はすぐ使える情報なしですませてきた期間があまりに長かった為
自分が見失っている必要な情報がなんであるかがわからないのだ。」

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■ <忙しい方はここだけ>

ビルゲイツが語る、情報をビジネスや社会(医療、教育、政府など)に如何に
活かすかというデジタル・システム洞察の書、である。かなりいろんな材料と
考察が織り込まれているが、『情報』をその根源から考える上で示唆に富んだ
内容がる。

コンピュータが人間に代わって「洞察」したり「経営判断」を下したりするこ
とはしばらくはないだろう。今あるシステムと呼ばれるものは、その手助けを
する役割である。いかに自由で有機的に情報を取り出したり、共有したり、処
理したりできるかが、期待されているのだ。

ゲイツのいう「デジタル・ナーバス・システム」においても、最終的な価値や
知恵を生み出すところは人間の叡智に頼るしかない。その「智」のネタになる
ものをいかに引き出せる仕組みであるか、それがポイントなのだ。

マイクロソフト社における様々な情報システム(売上測定や石決定支援システ
ム:MSセールス、経営、財務、経費、顧客、契約、予算などいくつものデー
タベースの単一インターフェース:MSレポート、計画作成のためのツール:
オンターゲットなど)などを引用しながら、デジタル・ナーバス・システムの
事例が紹介されている。
そして「わが社のデジタル・ナーバス・システムの根幹をなすのは電子メール
だ」というくだりは、いかにうまく整理され活用しやすくなったデータがあっ
ても、それを活かすのは人間の生の言葉(洞察)が必要だ、という逆説的な構
図が見えて面白い。

また、メリルリンチ、GMなどビジネス現場と情報の流れの事例考察、インタ
ーネットに対するマイクロソフトでの取組みの経緯などもとても面白い。

「情報を静的な名詞ではなく、動的な動詞として意識」するとき、デジタル・
ナーバス・システムに必要なことは何がが見えてくる。
社内の情報システムやコンピュータがいっぱいあるけど、どのくらい効果があ
るのかねぇ・・・なんてお考えの経営者には、いい材料(ネタ)がある。

おすすめ度は、★★★★★+AG

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■ <お暇な方は、もう少し>

『人間が考えるための情報をいかに効率的、スピーディに与えられるか』・・
これが、基本思想だ。つまり手を使う仕事から頭を使う仕事を増やすことが大
切だというわけだ。

情報化社会と言われ始めてから30年にもなるが、今だビジネスのプロセスは
変っていないとゲイツは言う。ほとんとの会社で「生産システムの作動、顧客
送り状の作成、会計処理、税務関係の仕事などにデジタル機器を使用している
が、ただ旧来のプロセスを自動化しているだけである」と言うのだ。

「自動化の無駄(Automated Waste」とはきつい表現だ。

そして、そういう実体を脱して、情報の流れを変え、人間の神経系統の社会版
、それもデジタル版であるデジタル・ナーバス・システムを構築することが、
新しいビジネススタイル、あるいはウエブ・スタイルに必要だと言うのだ。

自社(マクロソフト)のシステム事例や、関わりのあった企業のデジタル・ナ
ーバス・システム事例は、それなりに興味深いが、むしろそれを利用する場面
や、構築する経緯の方がわくわくする。

社内のどこかにあるデータを、コンサルタントの為に必死になって準備し、そ
れをもとに分析や戦略を練るという頭を使う仕事は外部の人間・・そんばバカ
な!という個所がある。
つまりそういった情報は、一部経営者や外部コンサルタントのためにあるべき
ものではなく、あらゆる階層の社員が、自在にアクセスし、それぞれの立場で
利用できてこそ本物だというのだ。

恐らく日本でも多くの企業は、次のような実体に違いない。

『多くの企業では、中間管理職は往々にして日々の問題に忙殺され、それを
解決するために必要な情報を入手できないでいる。膨大な量のデータ、す
なわち紙に書かれた報告書の山が目の前に積まれていてもそれを容易に分析
したり、他の報告書のデータと関連づけたりすることはできない。』

イントラネット導入などで、徐々にそういった情報が有機的に繋がるようにな
ってきてはいるものの、まだまだというのが実体だ。
こういう点に気を配り、自社のシステム構築をしたいものだ。

もうひとつ面白い話は、電子メールについての話。今では、《なあんだ、電子
メールか》なんていうくらい気軽になったこのツールを、ゲイツはこう表現し
ている。

『我が社のデジタル・ナーバス・システムの“根幹をなす”電子メールは・・』

悪いニュースほど早くつかもうという章で引用した事例は、マイクロソフトが
インターネットビジネスに乗り遅れ、格付けまでも下げられたころの話。
MSのビジネスの舵を大きくきることになったインタネットビジネスの取組み
がいかにして検討されたかを紹介してるが、その実体をこう言っている。

『“廊下と電子メール”で討議されたというのが実体だった。』

ツールも大切だが、如何に使うかというスタンスがもっと重要だということを
物語るエピソードにしている。

経営、マネジメント、情報・・といったものを考える上で、実に豊富な材料と
、ゲイツらしさの現れた内容がある。
“今ある未来”や“近未来”を語らせるとすれば、この人は、まさに適任とい
える。

各章の終わりに、ビジネスの教訓と貴社のデジタル・ナーバス・システムの診
断というまとめが書かれている。超忙しい人は、ここだけ飛ばし読みしたら、
ちょっと読んだ気になれるかも・・・。(それじゃ、つまらないけど)

内容もぺージ数も分厚い本だ。
(Linuxみたいに軽快なものが最近は好まれているようだが・・・)

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■ <読んで欲しい方>
  情報と経営に関係あるかた
  ビルゲイツ、嫌いという方
  ナレッジマネジメントに関心あるかた
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+AG

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
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99.04.30[金]:【】..

99.04.29[木]:【-】..祝日のため休刊予定

99.04.28[水]:【】..

99.04.27[火]:【】..

99.04.26[月]:【思考スピードの経営】..ビル・ゲイツ..★★★★★+AG
日本経済新聞社/ ISBN4-532-14731-X /1905円/520P
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今週の節約小計 1905円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-05 ・ ・ ・ ‥… □■

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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法、お名前の表現など含め
ご本人に了解をいただいた上で載せております。ご安心を。)

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-67 【ボブルビィ】 ・ ・ … □■

日経朝刊(4.26)にスウェーデン製の頑丈なリュックサックの記事があった。
ボブルビィはその製品名。パソコンなどが入り、プラスチック製のハードな
つくりらしい。しかし、1.8Kgは重いなあ。それに2.8万円も高い。
布製だけど、内側にクッションがあったりして「すこし固め」というのが
ホントはいいのに・・・。
私のリュックは、Sanwa supply製。結構気に入っている。
ネクタイをしていてもそれほど違和感がないのがいいな。
5000円をはたいて(!?)、買った甲斐あり。

しんのすけ@こだわリュック
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook+Mobook=真之助 (^x^)
Webook@yahoo.co.jp <<= また、変りました! (^o^)
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★ 発行は『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )。 ID =969
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★ FPK“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミ。(^p^)
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★ 登録/解除: http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/touroku.htm
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★ 記事の転載/引用をされる場合は、真之助までご一報ください。
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★ 情報交換の場として、Webook ML (webook@list.ne.jp) もあるよ。
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★ Webook の弟 【Mobook】 は、まぐまぐ ID=11655 だよ。
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Ξ 現在、リクルートISIZEでメルマガ特集の企画があります。読者の Ξ
Ξ 推薦で掲載してもらえるみたいです。もしよろしかったら下記のURL Ξ
Ξ から、Webookのことをヨイショしていただけると、真之助は Ξ
Ξ またヨロけてコろンじゃいます。 Ξ
Ξ             ▼↓▼ Ξ
Ξ      http://www.isize.com/acara/mailmag/ Ξ
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γ
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脳みそを本でくすぐる Web ◎◎ k, Mobook,しんのすけ
| ○ |
\=/ また、明日。
|| 真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 14:27

1999年04月20日

【1分間マネジャー】..ブランチャード.....★★★★☆+1分 ダイヤモンド社/   ISBN4-xxxxxxxxxxx/ 900円/145P

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★ 【Webook #99-064】 99/04/20(火) ★
★ “自宅でSOHOたまにはいいか”の火曜日   ★
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 推薦で掲載してもらえるみたいです。もしよろしかったら、下記のURL
 から、ヨイショしていただけると、真之助はよろこんじゃいます。
            ▼↓▼
      http://www.isize.com/acara/mailmag/
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Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:05:03 -1分 対先週金曜
東京の日入:18:18 +1分 ”
日昼時間 :13:15 +2分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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Web. . 。 o O 〇 K !
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■□ …‥・・ ・ ・ 本日のWeb●●k ・ ・ ・ ・ ‥… □■
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■著書名:【1分間マネジャー】The One Minute Manager

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:
 K・ブランチャード(Kenneth Branchard)
マサチュセッツ大学経済学教授を経て、現在経営コンサルタント。コルゲ
  -ト大学で修士号、コーネル大学で博士号取得。その指導先はゼロックス
  、シェブロン、ホリデーイン、米陸海空軍、およびユネスコまで及ぶ。

 S・ジョンソン(Spencer Johnson, M.D.)
  医学博士。医学と心理学にまたがる著作、とくにベストセラーとなった「
  価値物語」の著者として盛名が高い。南カリフォルニア大学で心理学士、
  ロイヤル・カレッジ・オブ・サージョンズで医学博士号を取得。
■訳者:
 小林 薫(こばやし・かおる)
  1931年東京生まれ。東大法学部卒。産業能率大学教授。国際経営評論
  家。国際コンサルタントとしても活躍。
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■出版社:
ダイヤモンド社/ISBN4-xxxxxxx/900円/145P
1983/2/3 第1版
  1983/6/8 第15版
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■ <ワン・チョット>

「産業での人間関係に関するひとつのささやかな寓話が、優れた
   マネジメントへの新しいカギとして、いまやべストセラーにリストに
   急速に上りつつある。」 NYタイムズ

----------------------------------------------------------------------
■ <忙しい方はここだけ>

ワンチョットの一文は、1980年代初頭のアメリカ、ニューヨークタイムズ
紙書評欄でのお話。当時、日本の目覚しい発展に「ジャパン」マネジメントを
盛んに研究していたアメリカ産業界、企業の経営者たちが見みつけた新たなマ
ネジメント本であったようだ。多分、極東の黄色人種では、考え付くまい・・
なんて内心思いながら大いに歓迎されたことであろう。

堅苦しくなく、しかも経営やマネジメントで使えるヒントが読者の琴線に触れ
やすい形で提示されたのは、そのヒットの秘訣であったに違いない。
スペイン語、ポルトガル語、日本語など世界にも広まったようだ。

それから約20年たった今、ようやくたどりついた私。皆さんにも是非。

人間行動科学(ブランチャード)や心理学・精神医学(ジョンソン)の洞察か
ら導かれた3つの秘訣は

 1.1分間で目標を設定できること。
 2.1分間で褒め称えること。
 3.1分間で叱ること。

言われてみれば、・・なあんだ、である。しかし、このシンプルなマネジメン
トの道理を、実にうまく、意外な奥行きをもたせながら、「大人の現代寓話」
に仕立てているところが、この本のポイントだ。

1分間というのは、ある意味で象徴的な時間でもあるが、実際に1分間で述べ
られる程度の目標、賞賛の言葉、叱責の内容は、実践的でもあるのだ。
1分間という時間の長さも、人をひきつけた重要な要素になっている。つまり
それくらいで、できるんだ・・・というマネジメントの「気楽さ」である。

組織の中にいる人間が、自分の仕事を自ら計画し、自立的に行動するようにし
向けるようなマネジャーの姿を、「ある若者のマネジャー探しの旅」にして展
開している。人を動かす、というより人が動きやすくするための秘訣を、この
物語は教えている。

あなたも ワン・ミニッツ・マネジャーを探す旅に出てみては如何?

おすすめ度は、★★★★☆+1分
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■ <お暇な方は、もう少し>

「かつてあるところに、頭の切れる青年がいて、優れた経営管理者を探してい
 た。」

という書き出しで始まる。(むかしむかし・・の乗りを思わせる)

あちこち訪ね歩いたその若者は、「タフで独裁者的なマネジャー」や「ナイス
で民主的ではあるが業績のだせないマネジャー」はたくさんいるが・・・と、
世の中に多いマネジャーの分類をさりげなくする。

そして実は、すごいマネジャーがすぐちかくの町にいると聞きつけて、さっそ
くそこへ話を伺いにいくのである。

その人は「1分間マネジャー」と呼ばれている。そのマネジメントの秘訣は、
シンプルな3つのこと。

1番目の秘訣、「1分間で目標を設定する」とは、

  目標とその達成基準は250字以内でおさめるべきだという。
  誰でも、1分間以内で読めるようでなければいけないとうるさく言う。
  その書いたもののコピーは、マネジャーが一枚、私(担当)が一枚持つ。
  すべてが明確になり、お互いにその進捗状況を定期的にチェックできる。

目標や課題そのものをマネジャーではなく、やる人自身が立てるというところ
がミソ。つまりその背景には、その仕事の価値や意義を認識しているというこ
とだ。1分間マネジャーは、問題はなにか君が考えろ、どうすればいいか君が
考えろ・・・と仕向ける場面が登場する。

2番目、「1分間で賞賛」では、こんな会話がある。
  “誉めるといっても、マネジャーの時間をかなりとるんでしょうね?”
  “いや、そあれほどでもない。注目され、気にかけてもらってることを
   知っている人には、時間をかけて誉める必要はないね。まあ、1分と
   はかからないね。”

3番目の「1分間で叱責」では、そのコツをブラウンさんという1分間マネジ
ャーの部下の一人にこう語らせる。
  “まず第一に、普通、彼が叱責するのは、わたしが何かまちがいを犯した
   そのすぐ後よ。第二の点は、わたしの間違いを正確に具体的に教えてく
   れるので、彼は何もかもよく承知しているのだと、自分も思い、いいか
   げんなことで逃れようとしないわ。第三に上司が責めるのは人間として
   の私ではなく、わたしの行動だけなので、ミスを正当化させようなんて
   考えなくてもいいわけ。そして第四は、彼のやることは一貫していると
   いうことね。”

マネジメントの要諦は「1分間で目標設定」「1分間で賞賛」「1分間で叱責
」ということになるが、これらのポイントを脇から固めるいくつかの座右の銘
が渋いのでご紹介。

  気分のよい部下は、よい成果を生む

  部下が潜在能力を十分に発揮するように力を貸せ。
  部下が仕事をうまくやっているところを見つける。

  私が投じる最良の時間は、部下に投じる時間である。

  一日1分、自分の目標をチェックしろ、そして自分の行動が目標に合致
  しているかチェックしろ。

  われわれは行動のみの存在ではない。自分の行動を管理する人間そのもの
  である。

  目標が行動を促し、成果が行動を持続させる。

大きいフォントでかかれたこれらの言葉は、結構いける。  

山本五十六が座右の銘をした「して見せて、言って聞かせて、させてみせて、
ほめてやらねば、人は動かぬ」というのは、この本のいいたいことに近い。

83年の本で、ISBN番号がふってない。この番号体系は比較的あたらしいのか
なぁ。
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■ <読んで欲しい方>
  マネージャーの方
  新任管理職の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★☆+1分

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは(ありませんが):
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=83-03078

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■□ <バック ツー ザ Webook> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

 K.ブランチャード博士の本で、最近ご紹介したものはこちらに:
 いずれも、物語風なので読みやすいです。

  【1分間エンパワーメント】..K.B他......★★★★☆+3つ
    http://www.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.4/99.04.12.htm

  【1分間モチベーション】K.Blanchard他....★★★★☆+工和
    http://www.isnet.ne.jp/isn00029/webook/99.3/99.03.24.htm

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■□ << 今週のwebook list >> ・ ・ ・ ・ ・・‥… □■

99.04.23[金]:【】..

99.04.22[木]:【】..

99.04.21[水]:【】..

99.04.20[火]:【1分間マネジャー】..ブランチャード..★★★★☆+1分
       ダイヤモンド社/   ISBN4-xxxxxxxxxxx/ 900円/145P
99.04.19[月]:【プラス思考だけじゃだめなんだ!】川村則行★★★☆+±
       サンマーク出版/   ISBN4-7631-9257-4/1500円/206P
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今週の節約小計 2400円
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■□ < Web●○k from the Authors> A#99-05 ・ ・ ・ ‥… □■

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-64 【藤沢薬品のお正月】 … □■

読売新聞(4.18日曜)の記事に、2000年問題に対する対応として、藤沢
 薬品の役員(常務以上の10人)は、2000年の1月1日から4日までは
 飛行機に乗らないことを決定したという話。どうしても乗るなら社長の許可
 が必要とか。2000年問題の面白い(というと語弊があるが)ところは、
 企業も家庭も普段、危機管理対策とか、非常時の対策はおろそかになりがち
 で、神戸の震災のようにことが起きてからでないと、なかなか真剣になれな
 いものだが、2000年に関しては、事前に「何かが発生する時」がはっき
 り分かっているという点だ。その「何」をどこまで予測し、どう対応するか
 というのが、さかんに喧伝されている。
 2000年問題のフィクション本も多く発行されてるので、こんど特集して
 みたいなぁ。事前準備ができるとわかっていながら、後でしまったと思うほ
 どくやしいことはない。

    しんのすけ@のうてんき
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Posted by webook at 14:24

1999年04月05日

【稲盛和夫の実学】..稲盛和夫.............★★★★☆+会計 日本経済新聞社/ ISBN4-532-14705-0/1200円/206P

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東京の日出:05:23 -4分 対先週金曜日
東京の日入:18:06 +3分 ”
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■著書名: 【稲盛和夫の実学】経営と会計

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■ジャンル:ビジネス、経営、会計
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■著者:稲盛和夫(いなもり・かずお)
1932年生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年京都セラミック株式会社を設立
66年社長、85年会長に就任。また、84年第二電電、セルラー電話会社、93年
日本イリジウム、94年DDIポケット電話を設立し、それぞれ会長に就任。
97年には、京セラ、DDI両社の名誉会長に就任、また、京都商工会議所会
頭を努める。主な著書に「心を高める、経営を伸ばす」「成功への情熱」「
新しい日本・新しい経営」など多数。
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■出版社:
日本経済新聞社/ISBN4-532-14705-0/1200円/206P
1998/10/ 5 第1刷
1998/11/16 第5刷
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■ <ワン・チョット>

「会計がわからんで会社が経営できるか。」

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■ <忙しい方はここだけ>

京セラといえば稲盛和夫。27歳で京セラを創業し、その後いくつかの会社を
スタートアップし、発展させてきたベンチャーおじさんが、経営における会計
の重要さを「原理原則にもとづいた考え方」で解いた内容である。

一技術者だった著者が「京セラを創業し、ゼロから経営を学んでいく過程で、
会計は“現代経営の中枢をなすもの”」と考えるに至る。そして、企業の長期
発展には、企業活動の実体を正確に把握することの重要性を知り、それを実践
してきた。

いくら利益がでたか、いくら税金を払わなければならないかを把握するだけで
、会計の処理方法は専門家(経理部とか税務部とか、税理士とか)に任せれば
いいと思っている経営者が多いが、「それではいかん!」というのがこの本の
“気持ち”である。

前半は、キャッシュベースの経営原則、一対一対応の原則など実践的な基本原
則を解説。後半に提携による資金調達や、中期目標の気目方など、稲和塾での
経営問答が掲載されている。

「それはなぜか?」という疑問符で、とことん原理原則、物事の本質を追求す
るという著者の人生哲学が元になっている。
稲盛和夫という企業家の経営哲学を「会計的視点」で見ることができる本だ。

経営者の方、会社の役員の肩書きをもらっている方、ベンチャー創業主の方、
ぜひ。

おすすめ度は、★★★★☆+会計
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■ <お暇な方は、もう少し>

序章には著者の経営の要諦、基本的な考えかたが述べられている。
それは、「原理原則に則って、物事の本質を追求し、人間として何が正しいか
で判断する」というものだ。

精神のエントロピーも易きに流れ、低きに落ち着きがきであり、なかなか本質
にせまって「それはなあぜ?」「どうしてこうなってるの?」という部分は置
き去りにしがち。
それよりも、まず、従来やってきたことを覚えることが先決・・・、とりあえ
ずこれでやってきたんだから、世の中みんなそうなんだから、法律で決まって
きるんだから(現実にそぐわなくても)これでいいのさ・・・というのが世の
常。そこには、原理も原則も本質もない。

心に「?」を。
という著者のメッセージは、経営者以外の人にも価値がある。

今度、新入社員にお話をする時は、ちょっと推奨しておこう。“心に?”を忘
れるなって。
?≠How (ついつい、どうやればいいのかが分るとそれで納得する)
?≒What (何を、何が、を考えるのはいいことだ)
?=Why (でも、なぜ? という所に物事の本質が見え隠れしている)
という式も強調しておこうなか・・。

この本の実(じつ)のところは、“経営のための会計学”を7つの基本原則と
して、京セラの実例を引用しながら解説しているところだ。

○キャッシュベースで経営する
○一対一対応を貫く
○筋肉質の経営に徹する
○完璧主義を貫く
○ダブルチェックによって会社と人を守る
○採算の向上を考える
○透明な経営を行う

というもの。

例えば、一対一対応の話。実はいつもシンプルでなんの変哲もない原則だが、
以外になあなあになるところ。ビジネスでは、必ずモノとお金が動く。その時
にモノとお金と伝票がなからす一対一の対応を保たなければならないというの
がこれ。
「伝票操作」「簿外処理」などが結構あるが、そこを厳しく一対一対応の原則
を貫くことで、“社内のモラル向上、数値の信頼性、経営のガラス張り”に繋
がるというのだ。
この原則の大切なこと(要諦)は「徹すること」とある。
京セラのアメリカ現地法人の月次決算書でみられた月ごとの大幅な変動(赤字
黒字のくりかえし)を例にして、この原則の大切さを説いている。

このほか、筋肉質の経営では、「一升買いの原則」が語られる。これは、毎月
(あるいは毎日の)必要な資材だけを購入するという当座買いの原則で、いく
ら5升買えばおやすくなりますといわれても、必要なものが1升なら、高くて
もそれだけしか買わないというものだ。ことはシンプル、だれでも分る話だが
それを経営のポリシーとして鉄則化しているところが、ポイントだ。

私の場合、会計の実学入門はちょっとボーダーラインだったかもしれないが、
著者の「気持ち」(哲学)の部分は、とてもよく響いたような気がする・・。

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■ <読んで欲しい方>
月々の月次報告をながして聞いている役員の方
決算数値から何を読むべきかお悩みのかた
次は俺が社長だって密かに思っている方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★☆+会計

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98042693

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■□ <バック ツー ザ Webook> 《 New 》 ・ ・ ・ ・・‥… □■

【地上最強の商人】オグ・マンディーノの書いた本を稲盛氏監修で刊行
したもの。ビジネスのコツがアラビアンナイト風に書かれている。
http://www.isnet.or.jp/isn00029/webook/97.3/97.3.21.htm

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99.04.05[月]:【稲盛和夫の実学】..稲盛和夫........★★★★☆+会計
日本経済新聞社/ ISBN4-532-14705-0/1200円/206P
99.04.06[火]:【】..

99.04.07[水]:【】..

99.04.08[木]:【】..

99.04.09[金]:【】..

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今週の節約小計 1200円
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■□ < Web●○k from the Readers> R#99-14 ・ ・ ・ ‥… □■

Hさんからいただきました。「初メールの誘惑」という表題が魅惑的
でした・・・。(^o^);
----------------------------------------------------------------------
> 真之助さんへ 初めてメールを送ります。
> いつもwebook,mobookを愛読させていただいています。
>「面白い本を教えてくれる」メールマガジンであると同時に
>「ちょっと面白い本を読まずにすませてくれる」メールマガジンでも
> あるなあ、と思いながらいつも読んでいます。
> 中谷さんの本などは読んだことがないのですが、
> 今では他人に胸張ってすすめられるほど(笑)理解が深まってきました。
>
> その本に興味がありそうな友だちに、その日のwebookをそのままペースト
> してメールしたりする日もあります。
> (その本をすすめるという意味と、webookというメールマガジンを
> すすめるという意味の両方を込めて...)
>
> 今日、メールを書いたのは、真之助さんにぜひ読んでいただきたい新刊が
> あったからです。それは「丸の内の誘惑」(マガジンハウス)という本で、
> 丸の内文学賞に入選した10の短編小説の作品集です。
>
> 丸の内という特殊な街を舞台にしながらも、
> さまざまなタイプの短編があり、真之助さんがこれをどう読まれるか、とい
> うのが知りたくてたまらくなったのです。もしご興味があれば.....
>
> → http://www.magazine.co.jp/book/9903/ISBN4-8387-1133-6.html
>
> これからも楽しみにしています!
----------------------------------------------------------------------
Hさんどうも。早速図書館に予約しました。昔、丸の内にいたこともあり
興味深々です・・・。

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■□ <しんのすけのカラコラム> C#99-56 【紫色のさくら】・ ・ … □■

先日、ロス在住の友人が久方ぶりに日本に来たのでみんなで会った。
元気な感じでなにより。
彼の住んでいるロスアンゼルスへはじめて行った時一番おどろいたのは、
“紫色のさくら”があったことだ。遠目に見ると、ほんとサクラが一面紫色
になって咲いているのだ。
多分はじめて見た日本人は、まちがいなく「あ、紫色のサクラだ」と叫ぶ。
実は、これサクラじゃなくて【ジャカランダ】という名前の木。サクラの
ように清楚なものではなく、結構自己主張の強い花で、花が落ちると道路や
駐車中の車に色がついてしまう。遠くから眺めるのがいい花だ。
http://www.axele.co.jp/yasu/jyakaranda.html
http://www.afftis.or.jp/motiduki/ya03.htm
原産地は、ブラジル・アルゼンチンとか。オーストラリアや東南アジアにも
あるみたい。
Iさんが日本に来ると思い出す、ジャカランダ。
ところで・・その意味はなんだろう?

しんのすけ@ひさしぶりぃ
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ご意見、ご感想等は こちらへ
Webook Webmag&ML管理人 真之助 (^x^)
matsuyama@webook.office.ne.jp <<= 変りました! (^o^)
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脳みそを本でくすぐる Webook, Mobook,しんのすけ

真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 14:12

1999年02月19日

【勝つ経営】..城山三郎...................★★★+朝 文芸春秋/ ISBN4-16-354690-1/1048円/163P

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★ ⌒ ⌒ ★
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★ 【Webook #99-029】 99/02/19(金) ★
★ “温かいかな?今日の雨”の金曜日 ★
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★ ~~~~ ★
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東京の日出:06:24 -1分 対前日
東京の日入:17:26 +1分 ”
日昼時間 :11:02 +2分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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■著書名: 【勝つ経営】

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■ジャンル:ビジネス・対談
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■著者:城山三郎(しろやま・さぶろう)
1927年愛知県生まれ。東京商科大学卒業。「総会屋錦城」で第40回直木賞
受賞。「輸出」「小説日本銀行」「落日燃ゆ」など経済小説を中心に活躍。
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■出版社:
文芸春秋/ISBN4-16-354690-1/1048円/163P
1999/1/20 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「今、トップの役割は何か。
むやみに権力を揮わず、むしろ、『人間のよき観察者』となり、『組織の
よき観察者』となって、ミドルが打って出るための機会と環境を用意して
やることである。」

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■ <忙しい方はここだけ>

文芸春秋誌に掲載された3作をまとめた元気の出る経営の本である。
ひとつは、元気印の3社、ソニー、ホンダ、富士写真フィルムのトップインタ
ビュー。ふたつめは、本田技研を創設した本田宗一郎氏をしのび、偉人のエピ
ソードを書いた『本田宗一郎は泣いている』、そして3つめは、次の時代を予
感させる『朝風を運ぶ人々』。

トップインタビューでは、やはりソニーの出井伸之氏が一番面白い感じだが、
3社とも「かなり自由なクリーンな社風」を感じさせるものであり、「業界で
の老大国的企業でもなく、官業密着型でもなく、むしろ官僚の天下りなど御免
といった社風」がそのまま社長の言葉に反映されているといった感じだ。城山
三郎らしい、ビジネス社会の観察眼でまとめられた内容で、面白く読める。

城山三郎という作家の目と言葉を通した人物伝のおもむきがある。
読後にはさわやかな感じがのこるはず。

おすすめ度は ★★★+朝

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■ <お暇な方は、もう少し>

トップインタビューは、ソニー社長の出井伸之氏、本田技研工業社長の吉野浩
行氏、富士フィルム社長の宗雪雅幸氏。

著者自身も違和感ありという「勝つ経営」というタイトルだが、その趣旨はこ
ういうことだ。
「勝つべき男によって、勝つ経営が始まり、変わり時代の中で、次に勝つべき
男にバトンタッチされ、組織は生き続けることができる。」

企業が組織として生き延びるためには、はやりトップの影響が大きい。そのト
ップの中でも元気のいい企業の風の香がつたわるようなインタビューである。

第3部の『朝風を運ぶ人々』になかなかいい一節がある。
閉塞感に見回れる日本の企業のトップがどういう意識をもったらいいかという
ものだ。

「いま、日本は、政治も経済も夜というより闇の中に在る。こうした停滞の時
組織はトップダウンがいいか、ボトムアップがいいかが熱い議論のネタにな
る。だがそれとは違う視点もある。
江坂彰“経営者格差の時代”では、ミドル・ダウンやミドル・アップこそ生
き残りの道であり、ミドルのリストラなどとんでもない・・・と強く訴える。
また、アメリカの経営書“シンボリック・マネージャー”でも状況の英雄、
無法者的英雄、異端者的英雄、粘り腰的英雄など様々なタイプの英雄が多け
れば多いほどよい・・という。
どの説もいきつくのは同じところ。要するに、ミドル以下に朝を迎えさせろ、
もろもろの思惑をすて、朝風めがけて飛び出させろ・・ということである。
戦後も一時期、そうであった。
そういう時のトップの役割は何か。
むやみに権力を揮わず、むしろ、『人間のよき観察者』となり、『組織の
よき観察者』となって、ミドルが打って出るための機会と環境を用意して
やることである。」

この組織のよき観察者のところは、補足事例がある。

栗田工業という汚水処理にかけては世界のトップ企業がある。その会社が、あ
る時期、財務部門が財テクに走り、しかもみるみる利益を上げていた折、時の
社長高岡が、その利益の上げ方に疑問を持ち、中止を命じたというエピソード
が紹介されている。
金を稼げばいいってもんじゃない。その会社の存在価値を示すための活動に徹
しろと叫んだ高岡社長は、まさに『組織のよき観察者』であったのだ。
そうでありえなかった会社が、いままさに瀕死に直面している。

さて、トップが「朝風の通る」社風をめざしてくれそうな状況なら、あなたは
風を起す舞台に立たされている。

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■ <読んで欲しい方>
経営者の方
ミドルの方
これからの方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★+朝

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=99002906

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■ << 今週のwebook list >>

99.02.15[月]:【「書く力」をつける本】..千本健一郎..★★★★★+筆★力
三笠書房/ ISBN4-8379-1770-4/1333円/269P
99.02.16[火]:【東南アジアに海外子会社を持ちなさい】..★★★★+asia
明日香出版社/ ISBN4-87030-872-x/1300円/234P
99.02.17[火]:【貴方には買えないもの名鑑】..原田宗典..★★★★+ウプっ
扶桑社/ ISBN4-594-02085-2/1200円/242P
99.02.18[木]:【瓦解】..戸野本優子..................★★★★★+瓦★解
情報センター出版局/ISBN4-9758-2902-0/1300円/313P
99.02.19[金]:【勝つ経営】..城山三郎..................★★★+朝
文芸春秋/ ISBN4-16-354690-1/1048円/163P
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今週の節約小計 6181円
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■ < Web●○k from the Readers> R#99-10

読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法など含めご本人に了解を
いただいた上で載せております)

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■ <しんのすけのカラコラム> C#99-29 【ばいあぐら】

『私も元気になりました。』

ファイザーの広告に登場した元大統領候補のボブ・ドールの宣伝コピー。
米国大手医薬品メーカーのファイザーが開発したこのくすり、なにかと
話題になっていますが、今回はクスリそのものより、その宣伝に登場した
人物が話題の中心。ファイザーも笑いが止らない・・・。

なんでも、ドール氏、昨年自らの前立腺がんとバイアグラの臨床実験
への参加を告白、婦人も会見で『素晴らしい薬』と激賞していたとか。

いつか、こんな薬にお世話になり、『私もこれで・・』なんて、近所の
おじさんたちと会話するのだろうか・・・。

しんのすけ@ま~だだよ
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■ <新企画のお知らせ・・ちょっとプレビュー> ♪

今年の年末は、こんな記事が絶対に載る。

「ケイタイ・デ・メール、爆発的な普及」・・・

いまナウイおじさんは、ラプトップや、PDAを片手に、携帯電話やPHSをもう
一つの手に、ごそごそ準備をして、会社のメールやなんやらを見ている。

出張とかプレゼンの時はそれでいい。でも、もっと気軽に、ちょこちょこ
っとメールを見るためには「実に面倒な作業」である。

携帯電話の液晶画面で、気楽にメールが読めたら、手軽にメルマガのエッセン
スが見えたら・・・ って考えたら、こりゃあもう大変。
J-Phone の Sky-web,Skywalker も Docomo も Iモードもこの線でいっている。

まずは、高校生あたりがこれに乗り、その次ビジネスマンが「おい、みんな
仕事にも使ってるぞ」ってことで焦りながらついてくる。そんな図式か。

そこで、Webookでも、次なる企画を発~表・・・

●| その名も 【MoBook】(= Mobile Webook of the Day ) |●
●| ”もぶっく” っていうんだ。 |●
●| へんな名前だけど、まだ、世界中どこにもない!。 |●
●| “ Do you Mobook ?”“Sure!” って流行らそう。 |●

詳しくは、来週のWebookに。(ずいぶん、ひっぱるなぁ)


■ <うれしいお知らせも・・ちょっと> ♪♪

3月26日発売の「日経BP インターネット歳時記1999」に お勧め
サイトとして掲載されることになりました。
編集の途中でボツにならなければ、誌面、CD-ROMに入ると思います。
見てネ! Mobook の話も載るといいなぁ。

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ご意見、ご感想等は こちらへ

Webook Webmag&ML管理人 真之助
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Posted by webook at 15:18

1999年01月22日

【社長失格】..板倉雄一郎..................★★★★★+光★陰 日経BP社/ ISBN4-8222-4130-0/1600円/371P

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★ 【Webook #99-012】 99/01/22(金) ★
★ “1月も、あと残り一週間だあ”の金曜日 ★
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東京の日出:06:47 -1分 対前日
東京の日入:16:58 +1分 ”
日昼時間 :10:11 +1分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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■著書名: 【社長失格】僕の会社がつぶれた理由

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■ジャンル:ビジネス/ノンフィクション
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■著者:板倉雄一郎(いたくら・ゆういちろう)
元株式会社ハイパーネット代表取締役社長。
1963年12月26日、千葉県生まれ、独身。83年ゲームソフト会社設立、ダイ
ヤルQ2サービス会社の社長を経て、91年ハイパーネット設立。96年にイン
ターネットと広告を結び付けた「ハイパーシステム」を開発。アスキーと
提携しインターネット接続無料サービスを展開、注目を浴びる。ニュー・
ビジネス協議会の「ニュービジネス大賞」受賞。
97年12月、負債総額37億円で破産。自身も同26億円で自己破産。
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■出版社:
日経BP社/ISBN4-8222-4130-0/1600円/371P
1998/11/30 初版第1刷
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■ <ワン・チョット>

「“経営者の失敗”をケーススタディにして伝承する文化が米国にはある。
僕はそこに強く興味をひかれた。」

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■ <忙しい方はここだけ>

私も「ホットカフェ」を利用して、無料インターネット接続をした人の一人。
あの当時、凄いことを考えたヤツがいる!、と敬意と憧れ、驚異などがない
まぜになった感覚が沸き上がったのを、今も鮮明に覚えています。

その仕組み(ハイパー・システム)を開発し、一躍インターネットビジネスの
最前線に躍り出たのが、この本の著者、板倉雄一郎氏。

時代の波に乗った波涛のような成功物語と、破産という奈落を経験した著者が
、みずから「栄光」と「挫折」の経緯を詳述します。

成功の道をばく進していた時の模様は、ほんとにワクワク、ドキドキ。
なにせ、NASDAQ公開の為にソロモンの担当者が来たり、ビル・ゲイツが
面会にきたりと、ベンチャービジネス成功の道のりを、まるで自分が著者の板
倉氏になったような感覚で読ませてくれるところがウマイ!。
そして、金融改革に伴う銀行の貸出債権圧縮(融資引上げ、貸し渋り)がひき
がねとなり、頂点から転げ落ちる時の状況もハラハラ。まさに「息をのみなが
ら」読むことができます。

マーケティングの視点からも、経営という観点からも、バブル崩壊後の日本の
社会動向を見る上でも、銀行の貸し渋りが企業倒産を招くという実体を見る上
でも、ベンチャー起業の浮沈劇を見る上でも、実に興味深い内容があります。

”経営者の失敗”をケーススタディにする文化がアメリカにはあって、ビジネ
ス・スクールなどでは、事業に失敗した経営者が講師になって自らの経験を語
る授業もあるとか。この本は、著者が意図したというその趣旨が実にうまく表
現されていると思います。

これは、もう超おすすめものの本です。時間を忘れひきこまれる一冊。

おすすめ度は ★★★★★+光★陰 。
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■ <お暇な方は、もう少し>

著者は、執筆を通じて、自分が置かれていた状況をクールに分析しています。
ハイパーネットの成功と挫折は、ここ数年の日本社会の大きな流れ(ムーブメ
ント)に連動(左右)されたというわけです。

それは、「第三次ベンチャーブーム」「マルチメディアとインターネットブー
ム」そして「日本の金融市場の大改革」という3つの波。
それらに著者の独創的なアイデアと開発への情熱がマッチした時、ニュービジ
ネス大賞(ニュービジネス協議会)受賞、ビル・ゲイツ会長との面談、NAS
DAQ公開準備など次からつぎへと上昇していったのです。

しかし、その時代の波がマイナスに転じた時、著者のビジネスも「栄光」から
「挫折」へと急速に色を変えていくことになります。

もちろん、倒産への道のりが銀行の貸し渋りや融資引上げなどあからさまな対
応だけが原因と言うわけではなく、みずからの経営者としての欠陥もこんな風
に語ります。

「僕は、日本の企業社会において経営者を務めるうえで致命的な欠陥を持って
いた。それは、“組織”に対する理解がまったくなかったことである。
会社人事、社外営業、金融機関との付き合い、広告主との付き合い、マスコ
ミ対応、プライベートでの振る舞い。どの場面においても、企業や社会とい
った組織に対する根本的な理解を欠いていたがゆえのミスを、ぼくは幾つも
犯してきた。ある意味でこれらのミスの集積が倒産につながったとも言える
、と今では思っている。」

しかし、後半の銀行の融資引上げや貸し渋りの実体は、ほんとにこの国は、起
業環境がわるいなあと思わざるをえない感じです。素晴らしいアイデアとそれ
をやり遂げようという情熱が、旧態依然とした組織のかげにつぶされているよ
うな感じがしてなりません。

そういう忸怩たる思いが、裁判所での破産宣告の場面や、債権者会議の時の模様
に書かれているつらくきびしい状況の中に溶けこんでいく最後は、読者の気持ち
も重たくさせます。

しかし・・・

著者は、「あとがき」の中で、「僕の感じた次の時代が現実となるならば、い
つか再びチャンスが巡ってくるのではないか--- 自己破産に転落してから一年
も立っていないぼくは、不謹慎にもそんな夢をいま見ている」と書いています。

板倉雄一郎が再び起業する時、この国はほんとうに復活する時かもしれない・
・・・そんな余韻を残すあとがきです。

板倉さん、待ってまっせ。

この本の中で、一番面白かったのは、広告という世界に革命的なアイデアを持
ちこむアイデアを考え出す瞬間のところ。おなじようなアイデアをアメリカで
も同時発生的に考え出した人がいて、その製品名はあの 「PointCast」。
PointCast の社員と板倉氏が遭遇した時の模様もなかなか、この世界の生業を
象徴していて面白い場面です。
そんなインターネットのドッグイヤー的な時間の流れも興味深いところです。
この本、ほんとにいろんなものが詰まっている本で、大部な本にもかかわらず
ぐいぐい読ませてくれます。電車の乗り越しにご注意!

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■ <読んで欲しい方>
起業家の方
経営者の方
マーケティング関係のお仕事をしている方
インターネットカフェって知ってる方、知らない方
赤いフェラーリに乗ってみたい方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★★★+光★陰

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんで。
本のカバーは、ここに:
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98049996

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■ << 今週のwebook list >>

99.01.18[月]:【会社を出てから3時間の新発想】西村 晃.★★★★★+3
青春出版社/ ISBN4-413-01733-1/ 850円/215P
99.01.19[火]:【-】..出張のため休刊
大阪でんがな・・。
99.01.20[水]:【エジソン】..崎川範行..................★★★★+発明
講談社/ ISBN4-06-147502-9/ 590円/253P
99.01.21[木]:【レイチェル・カーソン】..小手鞠るい....★★★★+海
理論社/ ISBN4-652-04932-3/1500円/187P
99.01.22[金]:【社長失格】..板倉雄一郎.............★★★★★+光★陰
日経BP社/ ISBN4-8222-4130-0/1600円/371P
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今週の節約小計 4540円
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■ < Web●○k from the Readers> R#99-04

渡辺さんから頂いたご質問に答えて・・・・(返信の一部)を紹介します。
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> 真之助さんへ
> はじめまして。わたなべと申します。
> 97年から、Webookを読ませてもらっておりまして、
> 何冊か、紹介された本を購入してしまったこともあります。
> Webookを読んでいていつも思うんですけど、
> 真之助さんは、紹介する本を立ち読みしてるんですよね?
-- A: 8割は図書館で借りたものを読んでいます。
あと2割は、購入したり、著者や出版社から頂いた本です。

> 毎日一冊読み終えるまで立ち読みしてるんですか?
-- A:立って読むのは苦手なんで、電車の中で座って読みます・・(笑)
読む時間が問題で、始発電車の空いている車内は格好の
読書空間です。(これ、超おすすめ)

> 速読法でもマスターしてるんですか?
-- A: 速読法なんてものではなく、ただガーっと読んでるだけです。
紹介する本は、一応すべて最後まで読んたものです。
紹介しなかったものには、面白くなくて途中で放棄するものも
ありますが・・・(少ないですけど)

> 私は本を読むのに結構時間がかかってしまうので、
> どうやって本を読んでいるのかとても気になっているのです。
> 私も一日一冊読めるようになりたいと思っています。
> もしよろしければ、「読書術」を教えてもらえませんでしょうか。
-- A: 実は、私も以前は、年に!、1-2冊読めばいいほうでした。
ほとんど読まないといってもいいくらいですね。
それがこんなに読みだしたのは・・・・
通勤時間を早朝にシフトして、電車のなかの自分だけの空間
自分の書斎をもったからです。
まだ夜があけきらない薄ぐらい中、本を読むって・・・・いいですよ。

> これからも、Webookが配信されてくるのを楽しみにしております。
> がんばって下さいね。
>
> __Y_u_t_a_k_a___W_a_t_a_n_a_b_e__
>   渡 辺  豊
>   yutaka@mac.email.ne.jp

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渡辺さん、ありがとうございました。
読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法など含めご本人に了解をいただいた
上で載せております)
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■ <しんのすけのカラコラム> C#99-12 【モバイル・フシギ】

今週はじめ大阪に出張したとき、モバイルで会社のLANに接続して
プレゼンをしようとしたのですが、うまくいかず、ガックシ!
(RASのコールバック認証で、コールバックする時にダメになる)
同じ条件で、千葉と東京でやると成功するのに、なせ大阪だけ・・?

PHSを利用した回線接続で、東京=大阪 の回線は上りと下りが異なる
のではないか・・? 、地上回線を通る時データ変換が変になる個所が
あるのではないか・・・? 下り回線があやしい・・・
などとNTTさんを疑っている私。
どなたか、情報ありますぅ?

しんのすけ@リモート
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ご意見、ご感想等は こちらへ

Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
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(^o^) も (^∞^) も 来週 また Webook でお会いしましょう。
皆さん、風邪がはやってます。暖/睡/食で風邪にまけないように。

真之助@Webook of the Day
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Posted by webook at 15:03

1999年01月11日

【勝ち組の経営】..田辺良次(編)..........★★★+IT 東洋経済新聞社/ ISBN4-492-55332-0/1500円/269P

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K of the Day ★ ━━ ★
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★ 【Webook #99-006】 99/01/11(月) ★
★ “ホームページちょっと変更”の月曜日 ★
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★ http://www2.isnet.ne.jp/isn00029/webook/b-index.htm ★
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東京の日出:06:51 -0分 対先週金曜
(今、夜明けが最も遅い時期です)
東京の日入:16:47 +3分 ”
日昼時間 : 9:56 +3分 ”
《http://www.jhd.go.jp/cue/KOHO/》海上保安庁
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■著書名: 【勝ち組の経営】情報戦略が会社を変える

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■ジャンル:ビジネス
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■著者:田辺次良(編)(たなべ じろう)
昭和26年 京都生まれ。早稲田大学社会学部卒業後、田辺株式会社入社。
産業マネジメントスクール修了後、株式会社田辺経営入社。昭和61年、
南九州支社長に就任、平成4年取締役ECサービス本部長に就任、平成4
年副社長、平成10年社長就任、現在に至る。
主な著書に「やってみなはれ」。
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■出版社:
東洋経済新報社/ISBN4-492-55332-0/1500円/269P
1998/12/3 第1刷
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■ <ワン・チョット>

「経営におけるアナログとデジタルの融合」

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■ <忙しい方はここだけ>

タナベ経営(株)は、経営コンサルタントの会社。そこの若手メンバーが、経
営における情報の活用法、情報戦略に関する本を出したいと言い出し社長の田
辺次良氏の監修でできた本がこれです。

経営資源の要素が、ヒト・モノ・カネに加えて「情報」だ!と言われるように
なってかなり経ちます。その情報技術の×(かける)要素「時間、距離、情報
、智恵」を戦略的に活用することがこれからの経営だというお話です。

業界の中で「勝ち組」「負け組」の陶汰が激しくなってきた現在、チャンスを
生かすための情報戦略ををタナベ経営のノウハウと実践事例で紹介しています。

勝ち組になる5つの条件は
1:オンリーワン志向
2:持たざる経営(アウトソーシング)
3:真の顧客とネットワークする
4:事業家を育てる
5:社長変身
と言います。この五箇条はなかなかうまく纏まっています。
ノーツによるタナベ経営自体の情報技術の取組みが、画面イメージも含め、紹
介されています。

ちなみに経営のアナログとは、従来経営コンサルタントが言ってきた「顧客対
応」や「経営ノウハウ」などの部分で、デジタルとは、それを情報技術でスピ
ードアップし、効率化を図り、智の連鎖(共有による創造的効果)を呼び込む
部分のこと。
経営ノウハウに情報の×(かける)要素を生かそうというわけですね。

中堅、中小企業の経営者のかたとノーツが好きな方に、ちょっとおすすめ。

おすすめ度は ★★★+IT くらい。
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■ <お暇な方にはもう少し>

五箇条をもちょっと詳しく。

1:オンリーワン志向
勝ち組企業は、胸をはって公言できるオンリーワンをなにかひとつは
持っている。それを実現する第一の着眼点は“業界の常識に囚われない
発想”。証券業界の松井証券や、ディスカウントストアのドンキホーテ
を事例に出しています。第二の着眼“ターゲットの絞り込み”。特化戦
略ってやつ。第3が、“特化戦略の水平展開”。もてる特技(ノウハウ)
を関連分やエリアでもナンバーワン商品、サービスを作っていく・・・
(ネット検索の老舗、Yahooが、Yahoo自動車や、Yahoo不動産みたい
な情報ポータルを展開するのはこの水平展開の事例でしょうか・・)

2:持たざる経営(アウトソーシング)
アウトシーシング、ファブレスなどといったスリムな経営のために、何
を残し、何を社外に出すか。
そこには、自社のコア(コンピュタンス)は何かという大切な問題が明
確になっている必要がある。

3:真の顧客とネットワークする
マスマーケティングからワンツウワンマーケティングへの移行を説きま
す。ロイヤルティーの高い顧客をいかに創るかがポイント。
20%の固客(ロイアルティーの高い顧客)が、利益の80%を生み出
している。

4:事業家を育てる
人材戦略として「社員一人の責任と権限、そして付加価値と報酬を最
大化」する組織を構築すること。
サラリーマンじゃなくて、事業家(経営者)意識をそだてましょうと
いうところです。

5:社長変身
「残念ながら」会社は99%社長で決まる。残念ながらという枕詞は、
以外とそう考えていない経営者が多いからだそうです。経営企画室で
もなく、社長室でもなく社長のリーダーシップが勝ち組企業の共通項
だといいます。

とまあ、どこかで聞いたことばかりみたいですが、なかなかうまくまとめてあ
るのが好感です。

タナベ経営は実践主義の会社ということで、これらの情報戦略を電子メールと
グループウエア(ノーツ)で、みずから実践し、事例紹介しています。
営業支援とか、使われ方が具体的な画面イメージで紹介されています。

ITツールは、ノーツに限らずなんでもいいと思いますが、単に情報基盤を作
って「さあ、電子会議しましょ!」と言っても誰も書込みがなかったり、仕事
のやり方はちっともかわらないといった悩みのところが(少しですが)書かれ
ているところは参考になります。

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■ <読んで欲しい方>
経営者の方
情報システム部の方
パソコン新人類、旧人類、古代人類の方
おすすめです。
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■ <オススメ度>

★★★+IT (今日から☆の色をしろからくろに変えました)

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■ <がまんできなくなった方はこちらへ>

お近くの本屋さんか
TRC図書流通センターで。(残念本のカバーなし)
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98050059

ちなみみタナベ経営ノホームページはこちら:
http://www.love.co.jp/tanabe/

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■ << 今週のwebook list >>

01.11[月]:【勝ち組の経営】..田辺良次(編)..★★★+IT
東洋経済新聞社/ ISBN4-492-55332-0/1500円/269P
01.12[火]:【】..

01.13[水]:【】..

01.14[木]:【】..

01.15[金]:【-】..祝日で休刊
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今週の節約小計 1500円
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■ < Web●○k from the Readers> R#99-04

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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
(この欄で紹介する場合は、掲載方法など含めご本人に了解をいただいた
上で載せております)
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■ <しんのすけのカラコラム> C#99-06 【幼児語】

とちゅじぇんでちゅが、ホームページを幼児語化ちてくれるチャイトが
ありまちた。Sumsul's Choise の渡邉さんが おちえてくれたんでちゅが
結構、おもちろい。お昼のちととちにたのちんでみてくだちゃい。

Webook を幼児語化ちゅるとこんな感じになりまちゅ。
(URL は折り返ちになってますちゅ)
http://to.ma.to/cgi-bin/y/nph-y.cgi?url=http%3A%2F%2Fwww2.isnet.
ne.jp%2Fisn00029%2Fwebook%2Fb-index.htm

世界幼児語化計画をやっている池田ちゃんのペーチはここ。
http://to.ma.to/cgi/yojigoka.htm
FirstNewsで★マークもらってまちゅ。

ちんのちゅけ@幼児語感染症
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ご意見、ご感想等は こちらへ

Webook Webmag&ML管理人 真之助
matsuyama@internet.office.co.jp
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真之助の“家庭平和維持活動”のため、土日祝はオヤスミです。
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があり、これは ListNet サービス(福永さん)を利用しています。
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http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm
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Posted by webook at 14:57

1998年07月16日

【起死回生】..トム・ピーターズ98.7.16...★★★★★+★ワーオ!★

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
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★ 【Webook #98-115】 98/7/16(木) ///
★ "暖房ーるの夏" の木曜日 ///
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★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
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Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:04:36 -0分 対前日
東京の日入:18:57 -1分 ”
日昼時間 :14:21 -1分 ”
《 http://pluto.mtk.nao.ac.jp/Reki/hinode.html》
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トム・ピーターズの
【起死回生】

THE CIRCLE OF INNOVATION by Tom Peters

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トム・ピーターズ(Tom Peters)
アメリカで人気抜群の経営コンサルタント。54歳。コーネル大学を出て、
スタンフォードに進みMBA、Ph.Dを取得。コンサルタント会社のマッキン
ゼーを退社後、トム・ピーターズ・グループを設立、現在その代表。
「エクセレント・カンパニー」「経営革命」「経営創造」などは日米でベス
トセラーになる。本書は7作目。豊富な情報に基づいた彼の先見性を独創性
は、世界各国の起業幹部から絶大な評価を受けている。米バーモント州在住。

仁平和夫 (にひら かずお)
1950年東京生まれ。ノンフィクション翻訳家。主な訳書に
「パラダイムの魔力」「ディズニー7つの法則」「資本主義の未来」など。
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TBSブリタニカ
ISBN4-484-98109-2
1600円
1998/6/30 第1刷
1998/7/ 6 第2刷
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<忙しい方はここだけ>

世界的な超売れっ子コンサルタント・・・こんなコトバがあるならこの人のた
めにあるかもしれません。年間数十回を超える講演会にひっぱりだこの著者は
ビジネスを独特な視点で分析し、ポイントとなることをこれまた実にうまい言
葉で表現します。
アメリカの中谷彰宏ってところでしょうか。
(おっと、これって、北海道や名古屋の人が、東京に初めて出てきた時に“お、
東京にも“テレビ塔があるじゃん”ていうようなものか?)

過去5年間、400回を超えるビジネスセミナーの集大成をした内容の本で、
顧客満足あり、リーダーシップあり、組織論あり、・・・と様々なテーマがと
りあげられていますが、共通する大きなテーマは、「イノベーション!」。

「いまはステキなほど恐い時代だ(ステキ=恐い)。チャンスはいくらでもこ
ろがっている。(ステキ=恐い=チャンス)至るところに危険がある。(ステ
キ=恐い=チャンス=危険)。」そんな時代に必要なのは・・イノベーション
というわけです。

なぜ、イノベーションに関する本がかくも少なく、チームワーク、エンパワー
メント(権限委譲)、リエンジニアリング、品質管理に関する本がかくも多い
か。模範解答その1「そんなこと知るか!」。模範解答その2「書くのが難し
いからじゃない?」
いいことを教えよう。これはイノベーションの本である。断じて。

といった調子で、テレビに出てくるタレントのような軽妙な言葉をあやつりな
がら、ビジネスの肝を解説しています。

サウスウエスト航空、ディズニー、HP、P&G、SONY、マイクロソフト
・・・からラバーメイドなどまで数多くの企業事例、そのトップマネジメント
の言葉など、示唆に富んだエピソードなどを交え、イノベーションを続けるた
めのアジ演説?をくりかえし、繰り返し展開しています。

ワーオ!と叫びたくなるような、興奮と元気が沸き上がる本です。

これ超オススメですよ。
今のあなたの頭をガサガザっとゆすって、コロンか、グニュか、ガ-ンかわか
りませんが、強烈な刺激をあたえてくれるはず。

おすすめ度は ☆☆☆☆☆+☆ワ-オ!☆ くらい。

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<お暇なかたにはもう少し>

この著者の素晴らしい点は、ビジネスや社会のトレンド、企業が生き延びたり
ステップアップするために必要な何かを見つける先見性はもちろんのこと、そ
れを読者の目と心にスバッと打ち込む言葉(コピー)をもっていることです。
「ぶっ壊せ!/CDO(Chief Destroy Officer)/ぶるるーーーんの時代/クレ
-ジ-を求めるクレージー/欲しくて悶える」など、広告宣伝会社のコピーの
ようなタイトルが並んでいます。

その点、最近はまっている中谷彰宏に似ています。(どっちが先かは?だけど)

例えばこんな感じ。

『従業員を事業家や自由契約選手と考えることー それはどの業種のどの会社
にもできる。』
リッツ・カールトン・ホテルのバージニア・アズエラというハウスキー
パーの話を取り出し、彼女やベルボーイ、ドアマンがなにか問題が発生
した場合、その問題を解決するために上司の承諾をえることなくその場
で2000ドルまで使える権限を与えられているという事例(従業員自
身が、責任と権限をもっており、企業会企業家の例)を示します。

そして、その後に

『いいことを教えよう。
イノベーション=誰もがミケランジェロ。 アズエラ社を見よ』

と結びます。

著者は、最近テキスタイル会社を共同出資で設立したそうで、小売店へ卸す
商品につけるカードのコピーを紹介しています。指示してつくらせたそれを
見たとき、著者はヒクヒク震えたと書いています。それはこんな感じ

Please Complain <Susan Sargent 社>
苦情大歓迎
ご注文ありがとうございます。 私どもは何もかもが完璧でないと
気が済まないのです。
品物のお届けがおくれましたら、あるいは品物にちょっとでも疵があり
ましたら、あるいは、むしゃくしゃすることがあって、誰かに八つ当たり
したいときには、是非、「お客様ホットライン」のお電話ください。
スーザン・サージェント

というものです。アメリカ的なジョークとウイット文化の裏打ちがありますが
なんともイカス コピーですよね。

第5章の「ホワイトカラー革命」には面白いタイトルが並んでいます。
中身は読んでのお楽しみということでちょっとタイトルだけご紹介。

なぜホワイトカラー革命なのか?
時間を考えよう、時間は(ほとんど)いつもそこにある!
選択を考えよう、選択は(ほとんど)いつもそこにある!
力とはなにか?力は(ほとんど)いつもそこにある! 無力とは心のありよう
だ。自分は無力と思うなら、間違いなくあなたは無力だ。
責任とは何か? 責任は(ほとんど)いつもそこにある。
動機とは何か? 動機は(ほとんど)いつもそこにある。

第3章には、シリコンバレーテストがあります。エコノミストの編集長J・ミ
ケルスウエイトの10項目を引用(この30年間、シリコンバレーについて書
かれたもののなかで最高!と賞賛)して、こんなテストを提示しています。
おもしろいので皆さんも挑戦しましょう。
以下の10の質問に対し、自分の部署が「イエス!」「たまには」「冗談だろ」
のうちどれに当たるかやてtみる。

1.失敗は許される。よいことだとさえ思われている。
2.アイデアは、誰かが(どこかの部署が)一人占めするのではなく、自由に
流れている。
3.一発を狙って思いっきりバットを振り、打率が多少低くなっても気にしな
い。
4.時間や資金を、部署や個人の再開発投資に多く使う。
5.変化が成長の糧になっている。
6.みんな、多様性が大好き、社内政治は、昇給や昇進には役に立たない。
7.みんな、自社の製品やサービスに夢中、最高のものを求めてあくことを
知らない。
8.わざわざゼロかは発明しない。新しい発想を取り入れ、さっそく試してみ
る。
9.部外、社外の人間と力を合わせ、新しいプロジェクトに取り組む。
10.誰もがスターになれると、みんな思っている。

トム・ピータースの頭の中には、ビジネス成功事例、失敗経験、経営者のこと
ば、製品、サービスなどのデーターベースがつまっており、それを瞬時に処理
して自分の表現にするところが、この人の異才でしょうか。

最後に特筆すべきは、訳者である仁平和夫でしょう。
トム・ピーターズの英語を実にこなれた、そしてピッタシの日本語にしている
点、原書のもつ価値をすこしも落としていないように思えます。
とても読みやすいです。

もし、購入したらきっとマーカーペンでいっぱい線を引きたくなるはず。
マーカーカーペンの予備もごいっしょにどうぞ。
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経営者の方
起業家の方
サラリーマンの方
女性の方、男性の方、それ以外の方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆☆+☆ワーオ!☆

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<< 今週のwebook list >>

7.06[月]:【ありがとうございません】..檀ふみ.... ☆☆+檀
日本経済新聞社/ ISBN4-532-16266-1/ 1200円
7.07[火]:【複製されるヒト】..リーMシルヴァー ..☆☆☆☆☆+胚
翔泳社/ ISBN4-88135-608-9/ 1800円
7.08[水]:【複製されるヒト】..続き

7.09[木]:【起死回生】..トム・ピーターズ....☆☆☆☆☆+☆ワーオ!☆
TBSブリタニカ/ ISBN4-484-98109-2/ 1600円
7.10[金]:【】..
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今週の節約小計 4600円
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< Web●○k from the Readers> #27

?モジバケ対策?
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ヘッダーがモジバケして困っているかたから、メールを頂きました。
以前も MIMEの関係でモジバケする話がありましたが、今度は
OUTLOO97でのトラブル。これきっと設定の問題だと思いますが
具体的な対処方法ご存知のかた、いらっしゃいますか?
ちなみに日本語自動判別になってるそうです。
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読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です。
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上で載せております)

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<しんのすけカラコラム>:基準

名古屋の人と、札幌の人は、あのタワーのことを「テレビ塔」って言います。
東京では、なぜか東京タワー。
私も昔、東京へ来たとき、「あのお、あそこのテレビ塔へいくには・・」
なんて人に聞いたような気がします。
私には、名古屋の“テレビ塔”が生まれて始めて上ったところだから。
そういえば、あの丸井についても「ありゃ、東京にも丸井があるじゃん」
って思った。人は、それぞれ基準が違う・・・・か。
いまでは、随分基準もずれてきたが、田舎に帰れば、まだそこには自分の基
準がしっかりと存在していたりする・・。

しんのすけ 記
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Posted by webook at 16:51

1998年05月20日

【倒産の実学】...青野豊作98.5.20...★★★

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★ ━━ ★ WeB◎_◎K ○f the Day ★ ━━ ///
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★ 【Webook #98-81】 98/5/20(水) ///
★ "暑くなりそう・・"の水曜日" ///
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★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
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Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:04:33 -1分 対前日
東京の日入:18:43 +1分 ”
日昼時間 :14:10 +2分 ”
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Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
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【倒産の実学】

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青野豊作(あおの ぶんさく)
1934年、富山県氷見市に生まれる。専修大学商経学部卒業後、経済誌記者を
経て、経済、経営評論家。景気分析から商訓の研究まで幅広い分野で執筆。
生きた経済をつかむ眼力の確かさで定評がある。
書著に『商いの心一日一言』『番頭の研究』『新・商人学教科書』など。

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ダイヤモンド社
ISBN4-478-30055-0
1500 円
1998/4/9 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

“倒産”の話なんて聞きたくない話ですが、いつ我が身にふりかかるとも知れ
ず(?)、最近ちょっと気になる事柄。
本日の本は、その実学の本。といっても倒産した会社の従業員がどう生き延び
ればいいかではなく、経営者とか経営に携わるひとが倒産とはどういうことか、
倒産するときの手続きや、法的な整理などについての内容です。

新聞やニュースなどでは、会社更正法適用、倒産、清算、和議、廃業などカテ
ゴリーの違う用語が並んだり、法的用語と慣用句がまじったりといまいちよく
わからない・・・ということで、ちょっと勉強に読んでみました。

以前、【倒産の研究 】...日経BP編集部98.4.2... ☆☆☆+★ を読んだ時
倒産の基本的なことを知りたいな、なんて書きましたが、それが少しばかり分
かった気がする内容です。

経営者とか財務部、企画部なんていう部所のかたは、(必要に応じて)こっそ
り見ておくのがいいかも?

おすすめ度は ☆☆☆ くらいかな。

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<お暇なかたにはもう少し>

前半は、企業倒産の統計や最近の傾向(このごろは不況倒産と構造倒産が激増)
とか企業倒産の原因分析などをヤオハンの倒産事例なども入れて書いています。

中盤以後は、いわゆる実務的な内容で、倒産の種類、手続き、法律と手続きの
関連などをまとめています。

では、企業の業績がジリ貧と状態になり、そのまま放置しておくと倒産するよ
うな場合、経営者がとるべき対処をまとめてみましょう。

--------------------------------------------

■ ますやるべきは 自力による企業再建。
1.経費削減、生産コスト削減、生産調整、販売体制強化など
2.不採算事業からの撤退、希望退職による人員削減、遊休資産売却
などのいわゆるリストラ。
<あそこも、ここもやってるなあ・・>
■ 問題はここから。自力再建が事実上難しいときは他に頼るしかない。まずは
グループ企業が健在ならそこの支援を仰ぐ。
グループ内リストラ(親企業への吸収など)
業界内リストラ(同業他社と合併など)
<知り合いの会社で やってたっけ・・・>

--------------------------------------------

■ それでもあかん場合は、内整理。(ここからは事実上の倒産状態)
これは、実質的に企業再建が不可能な企業が、金融機関や大口取引先(親
会社のことが多い?)の協力と支援(しゃあないなあ、今のうちに早いこ
と整理せんとこっちがヤバイ)を得て企業再建を図る私的な整理手続き。
危機的な経営状態を”対外的に公表せず”、取引銀行などと”内々に”協
議して利息支払延期/免除、債務弁済延期/免除などで倒産という最悪の
事態を回避するもの。

この内整理はバブル崩壊後大手ゼネコンなど、きっと内々にやってることだと
思います。これ事実上の倒産ながら倒産でないという摩訶不思議なもので、い
ろいろメリット(?)がある。とか。

*一般債権者に累をおよぼさずにすむ。
*企業再建の主導権を自社が引き続きにぎれる。
*取り引き銀行や親会社にとってもある程度の譲歩は余儀なくされるが
倒産させた場合より損失、被害額が少ない
*さらに、倒産企業を生み出したという社会的な批判を避けられる

このとき、経営権をめぐってその企業と金融機関などが対立し、内整理がおじ
ゃんになるケースも多いとか。百円ライターのトップメーカー 東海(株)、
ヤオハンジャパン、ネクタイの菱屋などがその事例。

--------------------------------------------

■ ここからは、もうどうしようもなくて会社をつぶすしかないということで法
的な倒産手続きが登場する。
商法も会社更生法も理念的には、”なんとかしてやりたい”という思想が第
一にあり、『企業が倒産した場合でも、その企業をできるかぎり解体、消滅
させずに存続、維持させること』を原則としているそうです。
したがって法的手続きにも程度と優先順位があり、下記のようなものになっ
ている。

○ 会社更生法による会社更生手続き --- ましな方
○ 商法による会社整理手続き
○ 再建更生型の和議手続き
○ 商法による特別清算手続き
○ 解体・清算型の和議手続き
○ 破産法による破産手続き ------- 最低

したがて、会社更生法の適用のほうが、破産法による破産宣告よりずっとマ
シなわけです。
ちなみに破産宣告は、債務者(会社)が債務整理する当事者能力がないとみ
なされ裁判所が介入するもので、破産宣告と同時に財産管理権を失う。
(97年の全倒産件数のうち 約10%が 破産!)
一方、会社更正法適用だの和議だのはまだましで、残った債務整理などをま
ともな話し合い→合意→契約という和解的な解決が可能な状態だといえるよ
うです。

--------------------------------------------

『倒産』ということばは、慣用語のひとつで法律用語として認知はされていな
いそうです。
企業倒産は『経済的な破綻から、支払不能あるいは債務超過になり、営業の
継続が困難になった状態』+『それが表面化』した事態というのが厳密な解
釈だと著者は述べています。

最後は、債権者の立場から倒産に際し注意すべき点なども解説しています。

実用的な内容で、ふだんあまり“倒産”なんて考えたことない向きには、ちょ
としたガイドになります。
ただ、はじめに 企業倒産の全体像(法的な全体像、手続き的な全体像など)
をまとめて示した上で、解説してくれてるといいなと思いました。
それと用語の解説が最後にありますが、用語のカテゴリー(手続きを示す用語
なのか、事態を示す慣用語なのか)などをまとめてくれてるとよかったな。

倒産時の手続きのところで、倒産へのステップ1、ステップ2とかのサブタイ
トルをつけて解説しているのは ちょっとブラックユーモアか。

企業が倒産するときは、その会社につとめる社員の人も悲劇です。倒産企業の
社員は法的にどの程度まで保護されているのか、どういう権利や保障があるの
かなどといった視点の本がないかなあ?
真之助もサラリーマンなもんで・・・

記憶に新しい山一証券の“自主廃業”は 企業倒産の統計にはカウントされな
いそうで、あれはいったいどういうものだったのかは、この本でも不明でした。
(内整理みたいな もんだったのでしょうか?)

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会社がどうもヤバイという方
会社を起こした方(備えあれば憂いなし)
親会社がちょっと・・という方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆

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<< 今週のwebook list >>

5.18[月]:【新解さんの読み方】...鈴木マキコ....... ☆☆☆☆☆+SM嬢
リトル・モア/ ISBN4-947648-69-4/1500 円
5.19[火]:【犬のことば辞典】...きたやまようこ..... ☆☆☆☆☆+犬&人
理論社/ ISBN4-652-00873-2/XX00 円
5.20[水]:【倒産の実学】...青野豊作............... ☆☆☆
ダイヤモンド社/ ISBN4-478-30055-0/1500 円
5.21[木]:【】...

5.22[金]:【】...
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今週の節約小計 3000 円 +xx
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< Web●○k from the Readers> #8

読者のみなさまからのオススメ、感想など募集中です・・・・
岐阜におすまいの方からいただきました。お役にたてて光栄です。
ありがとうございました、お姉さん (^o^)。
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 はじめまして。
 私は岐阜に住んでて事務のお姉さんをやってるものです。
 webookをいつも読書をするときの参考にさせてもらってます。
「水の国を見た少年」を読みました。軽く読めてその上奥が深い、たいへん
おもしろかったです。
 次は「イエスの遺伝子」を読もうと思っています。
 また、おもしろい本を紹介して下さいね。

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ご意見、ご感想等は こちらへ

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(^db^) も (^.^) も また Webook で会いましょう。

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Posted by webook at 16:02

1998年04月02日

【倒産の研究 】...日経BP編集部98.4.2... ★★★+★

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★ 【Webook #98-051】 98/4/2(木) ///
★ "つめたい雨"の木曜日 ///
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★ http://www2.isnet.or.jp/isn00029/webook/b-index.htm ///
★ ///
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Web. . 。 o O 〇 K !
Web. . 。 o O 〇 K !
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東京の日出:05:27 -2分
東京の日入:18:03 +1分
日昼時間 :12:36 +3分
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【倒産の研究】

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日経ベンチャー編集部
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日経BP社
ISBN4-8222-1423-0
1400 円
1997/11/1 初版1刷
1998/ 2/1 2版2刷
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<忙しい方はここだけ>

日経BPが発刊している「日経ベンチャー」(会社でとってるところも多いで
すね)誌上で連載された22の倒産事例がまとめられています。

4部構成で、第一部が倒産事例、2部は昨日4/1から始まった金融ビッグバ
ンが中小企業へ落とす影、3部は銀行融資担当者による覆面座談会「我々は経
営者のこんなところを見ている」、4部はビッグバンを生き延びる10ヶ条と
なっています。

この本のオススメは 第2部と第4部、それぞれ短いボリュームですが、経営や
企業運営、社会を知るための参考となるエッセンスが書かれています。
日経ベンチャーの特集記事をまとめてよむつもりで読めばいいかも。

基本的なことが分かってないのが分かってしまった。
倒産、会社更正法適用、和議ってどうちがうんやろ? こういう基本的なことを
解説しているサイトないかなあ。

おすすめ度は ☆☆☆+★ くらい。

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<お暇なかたにはもう少し>

22の倒産事例は、「放漫・粉飾の誘惑」「ワンマン社長の暴走」「金欠とい
う名の突然死」「見捨てられた時代の寵児」などいろいろなタイプの倒産劇を
疑似体験させてくれます。
とはいうものの、中小の企業事例が多く、その業界にいる人でないとなかなか
企業イメージがわかないのが残念。例えば、鉄鋼卸の“鈴康産業”、CD-ROM販
売の“ハイパークラフト”など、ううんそんな会社あったんだあ...という
感じ。

まあ、山一証券やヤオハンジャパンなど有名企業も経営破綻するこの頃、いつ
自分の会社が倒れるかもしれない御時世だから、こういうのを本でみておくの
もいいかも。
『失敗の本質を研究することこそが、日本版ビッグバン時代に生き残る早道で
ある。失敗の体験はしないほうがいいに決まっている。22の事例で追体験し
ていただければ十分』...だそうです。

東京商工リサーチの情報部長草刈克二氏が書いている第2部「金融ビッグバン
が中小企業経営に落とす影」では、金融ビッグバンの一つ早期是正措置と銀行
の対応(選別、切り捨て、貸し渋り)、そして中小企業への影響がコンパクト
にかつ分かりやすく書いてあります。

つまり、
4.1からの早期是正措置は、銀行の自己資本比率(国内基準で4%、BIS の
基準で8%)をクリアできないと、最悪、大蔵省が銀行を業務停止にしちゃう
というもの。
そこで銀行は何を考えるか。バブルで失敗した不良資産を償却して、自己資本
率を引上げる。銀行にとってその最適な方法は、不良債権として分類されそう
な取引先(会社)を、会社更生法や破産にして法的措置を確定し、貸倒れ損失
で処理する。するとB/Sから不良資産を落とし、総資産を小さくできるので
先の自己資本比率が上がる。
自己資本比率=(資本金+剰余金)/総資産

なんのことはない、自分のツケを相手におっかぶせるみたいなもんですね。
(銀行も自分の存亡がかかってるからそうせざるをえない?)
(でも、ちょっとヘン)

こうして、銀行は「企業選別」を進め、“支援打ち切り”とか”貸し渋り”な
どがおきると言うわけです。
97年末に三井物産の流れをくむ食品専門商社“東食”が倒産したものも貸し
渋りが原因だそうです。

第4部のビッグバンを生き延びる10ヶ条もグー。
モーゼの十戒みたいに The Ten Commandments of Big bang とサブタイトルが
あります。
1 隠すな(ビッグバンは市場の透明性を要求する)
2 騙すな(ビッグバンは市場の公正さを要求する)
3 頼るな(ビッグバンは自己責任を徹底させる)
日本という“サファリパーク”の柵が“規制緩和”という大なたで取払
われた。官が作った柵(規制)に守られサファリパークの中で我世の春
を謳歌していた時代はビッグバンの到来で終った。日本人が最も不得手
とする“自己責任”の時代が始まる。
4 奢るな(ビッグバンは自分のルールを認めない)
5 こだわるな(ビッグバンは未来を志向する)
6 私するな(ビッグバンは公平を求める)
7 こもるな(ビッグバンは開放のシンボルだ)
8 背伸びをするな(ビッグバンの課題は現実的である)
9 奪うな(ビッグバンは共生を求める)
10 とどまるな(ビッグバンは進歩を最優先する)

それぞれに付け加えられている解説もなかなかいい文章です。

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経営者のかた
ベンチャービジネスを立ちあげてるかた
うちはやばいかも...って不安な方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆+★

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3.30[月]:【--】...臨時休刊

3.31[火]:【さらば!霞ヶ関】... 八幡和郎.............. ☆☆
PHP研究所/ ISBN4-569-60004-2/1500 円
4.01 [水]:【御入学 小学校なんてこわくない 】.......... ☆☆☆☆+1
ダイヤモンド社/ISBN4-487-79035-3/1200 円
4.02[木]:【倒産の研究 】...日経BP編集部............ ☆☆☆+★
日経BP社/ ISBN4-8222-1423-0/1400 円
4.03[金]:【 】...

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今週の節約小計 4100 円
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早朝送信が基本で、遅くても昼休みにしていますが、まぐまぐの混雑度に
より、着信が翌日になっていることもあるようです。すみません....
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Posted by webook at 15:47

1998年03月06日

【上司の哲学】...江口克彦98.3.6...★★★★★+★人★

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冬眠中の動物たちが動き始める:啓蟄
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【上司の哲学】 Philosophy of Leadership
部下に信頼される20の要諦

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江口克彦(えぐち かつひこ)
PHP研究所代表取締役副社長。
昭和15年名古屋生まれ。慶応大学卒業後、松下電器株式会社に入社、
昭和42年PHP研究所、昭和51年より経営を任され平成6年に現職に
就任。松下幸之助晩年の22年間、つねにその側で仕事をし、日々の交流
の中で薫陶を受けてきた。
著書に「心はいつもここにある-松下幸之助随聞録」「増税無用論」
「成功の法則」など。
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PHP研究所
ISBN4-569-55945-X
1333 円
1997/12/18 第1刷
1998/ 1/30 第4刷
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<忙しい方はここだけ>

『すべての人を自分より偉いと思って仕事をすれば必ずうまくいくし、とてつ
もない大きな仕事ができるものだ』--松下幸之助

松下幸之助の経営哲学、リーダー論を、22年間松下翁の側で薫陶を受けた
著者がまとめた本です。上司としてのありかた、経営者としてのありかたと
いうより、もはや”生き方””人生の哲学”みたいな感じのする内容で、グっ
とくるいいお話がたくさんあります。

経営者の人はそれなりに、部長、課長の人もその立場なりに、ちいさな集まり
のリーダーの人にもその人なりに、家族を守る世帯主の人はそのように、この
本から ”松下幸之助”の生きる哲学の薫陶を受けられるような気がします。

”君な、20の要諦はこんなんで、どおや。

1:夢を与える
2:考え方を示す
3:ほめる
4:熱意を評価する
5:能力を引き出す
6:耳を傾ける
7:仕事を任せる
8:差別をしない
9:自分より優秀な人材を育てる
10:叱った後のフォロー
11:雑談を大切にする
12:率先垂範する
13:秘密をつくらない
14:声をかける
15:部下を見て話しをする
16:『なぜ』を説明する
17:訴える
18:部下に感謝の念を持つ
19:女性の部下を意識しない
20:運をつかむ

てな、タイトルや。ちょっと読んでみてくれへんか。”

松下幸之助の人間観には、“人は皆すばらしい能力を持ち、それを認め尊敬し
ながらいけばすばらしい事が成し遂げられる”というようなものがあったよう
です。誉めることも、叱ったあとのフォローも、感謝することもすべては、そ
ういう人間観に発していたようです。

“長”のつく人は、読んでいるとマーカーペンで線を引きたくなる個所がきっ
とたくさんあるハズです。
感動して読んでいたら今朝は電車を一駅乗り越してしまった真之助でした。

おすすめ度は ☆☆☆☆☆+☆人☆ くらい。
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<お暇なかたにはもう少し>

経営者の方向けエピソード:

ある時、新聞記者に経営者の要件は?と問われて、松下はニッコリと笑い
次のように答えたものだ。
『経営者の条件はただ一つ。自分より優れた人を使うことができること。
これだけで十分ですわ。』

という話の前段に、漢の大帝国を開いた高祖劉邦の話を紹介しています。
(よく引用される話ですが...)

劉邦が名将韓信に聞いた。
”私は、どれくらいの兵の将になれるか?”
”陛下ならばせいぜい10万人の軍隊の将でございます。”
”それなら君はどうだ”
”私は多いほどよろしゅうございます(もっと大人数です)”
”そんな有能な君がなぜわしの部下になっているのだ”
”陛下は兵の将ではありませんが、将の将となれる方だからです。”

つまり大軍を指揮して勝利を収めるという才能は韓信の方がずっと上で
あるが、高祖はその韓信を使いこなせる器というわけである。

高祖自身も次のように語っている。
”自分ははかりごとをめぐらすということ点では軍師の張良におよばない。
また、行政といった面では宰相のショウガに及ばない。さらに軍隊を指揮
して戦えば必ず勝つという将軍の韓信にもかなわない。
この3人はいずれも非常な傑物である。
ただ、自分はこの3人をよく用いることができる。”と。

松下幸之助はまさにこういう人であり、その魅力が人間としてあったのでしょ
う。当代、マイクロソフトのビル・ゲイツも技術的には、ジョブスなどに叶わ
ないけど人をうまくつかい、組織をうまくころがす術に長けているのは、似た
ような点があるんでしょうね。

松下電器を創業して間もないころの話、夢を与える:

『松下電器の生産した電気製品を通じて日本をすばらしい国にしたい。
そのような願いの実現を我々が10世代にわたって熱心に目指して
いくなら、250年後には相当の成果が上がるだろう。私は
松下電器をそういう会社にしたいんだ。』

とあつく語ったとか。夢を語る言葉としてはなんと壮大な話でしょう。
(今度、仲間と飲む時には、もし、俺がSECOMの社長ならこんな夢を社員に
語りたいとか、もし俺がクロネコヤマトの社長ならこんな夢を聞かせる
とか、言ってみたら楽しいな...)

部下の叱り方、仕事の与え方、人の話しの聞き方など、目からウロコな話が
松下翁のエピソードを織り込みながら書いてあります。
ここに紹介したいものがたくさんありすぎて....困ってしまいます。

著者は、37歳の時に松下幸之助からPHP研究所の経営を任されます。
その時のやり取りが、松下幸之助の生の言葉を使いながら紹介されています
。『信頼されれば、”豚も木に登”ってしまった』という著者の心情がとても
熱く伝わるエピソードです。
著者は松下翁から受けた薫陶を常に人生の羅針盤にして、PHPの経営にあたっ
ているようで、松下遺伝子を受け継いでいる正統派的な存在です。

私が一番感動したのは、松下翁が人間としてとても誠実に生きた人だという点
です。
部下を信頼し、その熱意をいかに引き出すかも、人をうまく育てるのも、全て
は上司の誠実な生き方(グループ員への対処、指示、報告を聞くなどに出る上
司の品格)にかかってくるということでしょうか。

20の要諦には、著者の考え方が松下翁の関西弁の言葉を引用して語られていま
す。それはまさしく松下幸之助イズムなんですが、読者のハラに“ストン”と入
る感じで書かれており、読みやすく感動のある内容です。

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主任、課長、次長、部長、取締役、常務、専務、副社長、社長のかたに
これから上記のポジションになるかたに
子供をそだてる親のかたに
学校の先生に
おすすめです。この本ホンマええですわ。
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オススメ度

☆☆☆☆☆+☆人☆

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3.2[月]:【-】従業員 年休のため 休刊

3.3 [火]:【男というもの】...渡辺淳一..............男☆男☆男+☆
中央公論社/ ISBN4-12-002751-1/1400 円
3.4[水]:【ハイスピード戦略】...つるみ芳浩........☆☆☆☆☆
総合法令/ ISBN4-89346-568-6/1700 円
3.5[木]:【好き嫌いで決めろ】...河上和雄..........☆☆☆
日本テレビ/ ISBN4-8203-9635-8/1200 円
3.6[金]:【上司の哲学】...江口克彦................☆☆☆☆☆+☆人☆
PHP研究所/ ISBN4-569-55945-X/1333 円
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今週の節約小計 5633 円
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Webook Webmag&ML管理人 真之助
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本日は、『まぐまぐ』さんのハードディスクにトラブルがあり、配信が
遅くなりました。ごめんなさい。
また 来週も Webook しましょ!。

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Posted by webook at 15:38

1998年03月04日

【ハイスピード戦略】...つるみ芳浩98.3.4...★★★★★

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★ 【Webook #98-032】 98/3/4(水) ///
★ "梅が香にのっと陽の出る"水曜日 ///
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□ 東京の日の出: 06:08
■ 東京の日の入: 17:38
□ 東京日中時間: 11:30
この時期、日中時間は日に7分くらい延びるとか
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【ハイスピード戦略】 WORLD CLASS STRATEGY

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つる見芳浩(つるという字が出てこない! スズメの上に雨冠の字)
1935年熊本県生まれ。慶応大学より交換留学生としてスタンフォード大学へ
留学、60年慶応大学経済学部卒、博士課程の後同大助教授、ハーバード大学
MBAの後、日本人として初めての経営学博士号(DBA)取得。
カナダのクインズ大学、ハーバード、UCLAの教授を経て現職、NYC市立大学
教授。NYCの太平洋経済研究所理事長。国際経営学の分野では世界的に著名。
特に日米の比較経営論と政治経済論の第一人者として日米双方への独特の
直言を呈し、米国のマスコミでは“闘う大学教授”の異名を取る。
著書に『アメリカ殺しの超発想』『通念破壊』など。
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総合法令
ISBN4-89346-568-6
1700 円
1997/11/7日 第1刷
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<忙しい方はここだけ>

日米の政治経済や、企業などのリーダー(トップマネージメント)の有様を相
当辛口な味付けで切った本です。
米国の大学で教鞭を執る著者のこと、ワサビの効いたジョークを織り込んで、
バサバサと音を立てるような筆致で書いています。
政治家では、クリントン、ハシリュウ・パンク(パンクはちんぴら、橋本首相
のこと)、鉄の女サッチャー元首相などが材料、また、企業ではハイスピード
経営を実践したソニー、ホンダ、インテル、サウスウエスト航空などが材料に
なっています。

米大統領のスキャンダル、日本の元首の無策ぶり、日米の政治バランス、日本
ペルー事件での日本外交姿勢、企業のリストラ策指南、21世紀型のハイスピ
ード戦略、大和銀行NYC支店の不祥事など政治経済のいろんな出来事が取り
上げられています。

この本の注目点は、リーダーたるものの持つべき資質はかくあるべきという点
をマキャベリの『ザ・プリンス』『ザ・アート・オブ・ウォー』などを多数引
用して解説しているところです。東洋では兵法の孫子、西洋はマキャベリ!?。

マキャベリって日本では、残忍、狡猾、陰険な権謀術数の現代で言えばサダム
フセインみたいなやつって印象ですが、これは、おおいなる誤解とか。
明治時代の日本にジェイクスピアが紹介され意地悪なつまみ食いによって誤解
されているそうです。
この本で引用される『ザ・プリンス』等に書いてある内容は、チャーチル、サ
ッチャー、信長、秀吉、家康、最近では本田宗一郎、ビルゲイツなどの戦略処
方箋とピッタンコという訳です。

マキャベリの遺作なんて読んだことのある方はすくないと思います(真之介
も読んだことも見たこともありません)。
この本はそのさわりを現代のリーダー像(○×両方)に重ねながら理解できる
という点、なかなか勉強(ため)になる本です。

マキャベリの戦略論とジョークを楽しみながら、政治、経済、ビジネスのリー
ダー論がわかるというとってもインテリゲンチアな本です。

おすすめ度は ☆☆☆☆☆ くらい。
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<お暇なかたにはもう少し>

ニコロ・マキアベリに学ぼう....
「上は一国の首脳から社長、学長、そして下では部長、課長、クラブのキャ
プテン、父親、母親などあらゆるグループのリーダとして内部をまとめ、外
部との関係を律したいものは、ルネッサンス・イタリアのフルーレンスの政治
家であり、軍略家だったニコロ・マキアベリ(1469-1527年)の遺作を熟読し
彼の教えを実践するのがよかろう。」

というわけで、クリントン初め欧米の政治を志すものはマキアベリを愛読してい
るそうです。特に『ザ・プリンス』(君主論)、『ザ・ディスコーシズ』(評論
集)が組織体の長(プリンス)としての資格と行動にそのまま参考になるとか。

『リーダー(君主)たるものは恐れられるより愛されるほうがよいのか、それと
もこの逆なのか。私は、リーダーは恐れられしかも愛されるという二つを求め
たがるが、これは難しい。どちらかをとるとすれば愛されるより、恐れられる
方が安全だと答えよう。.....なぜならば愛とは、一連の人間の義務に支
えられているものであるし、人間とは浅はかなもので自己の利害に合わなけれ
ばその義務を破る。一方、恐れは義務を果たさない場合の罰を恐れる事により
支えられているからだ。』(ザ・プリンス)
マキアベリの言う“恐れられる”ということは残忍であれということとは違う。
彼は続けてこう説く。
『リーダー(君主)たるものは、残忍と思われるよりも慈悲深いと思われるよう
に勤めなければならない。』

国も企業も人も、外からみて恐れられるうちは花で、侮られたらオシマイ!とい
うことのようです。

『人がみんな高潔で道徳心に富んだ者ばかりならリーダーとしては何がなんで
も約束を守るということでよい。しかし、多くの人はどうしようもない連中
で、リーダーに対する約束も平気で破ったり、裏切ったりするから、リーダ
-としても彼らに対する約束も状況次第では破ってもよい。』

というようなマキアベリの遺作の引用に続いて、ペルー事件での日本外交のノー
テンキ加減を世界がどれほどコケにしていたかを綿々と書いています。
あの事件、どうも日本の国際的品格を徹底的に下げたようです。

又、上記のマキャベリ引用を読むと、フセインと対峙するクリントンや、かつて
フォークランドで戦争したサッチャーの行動様式の元がわかるような気がします。

一方、えせリーダーへの批判はこんな文を引用。

『君主が軍隊の先頭をカッコよく歩いているからといって、リーダーとして
賞賛に値する動機からだとは限らない。』(ザ・ディスコーシズ)

「同じく空中を飛ぶが鳥とトンボの見分けはつく。同じく土中から突き出ているが
電柱と樹木の違いも誰でも指摘できる。しかし、群集の前を進んで旗を振ってい
るからといってリーダーとは限らない。クリントン大統領や橋本首相のように、
大衆が歩き出したのに気づいて群集をかき分けてまえに飛び出し、旗を振って
あたかもリーダーのようにカッコつけるのがいる...」とクリントンもハシリ
ュウも形無しの様相です。

こんな調子で、前半は米国史上三流といわれるクリントンのこき下ろしを行って
います。そしてハシリュウにいたってはさらにズッとしたのパンク(ちんぴら)
あつかいで、かわいそうなくらいです。毒舌ですが、欧米のメディア報道などを
紹介しながら、なかなか説得性のある展開をしています。

後半で 本のタイトルにもある ”ハイスピード戦略”のはなしが出てきます。
アメリカホンダのバイク戦略の話、インテルの486CPUの話などを例にとり、
21世紀型企業の基本戦略を説いています。これは、NYC市立大学などでも講義
の材料にされているようで、結構面白い内容です。

最後に紹介されているブラックジョークも物事の本質を捉えた鋭いもので、米国
社会で重用されている著者の知性の高さを感じてしまいます。

本のタイトルと内容にはちょっと違和感を感じましたが...

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風刺/ジョークが好きな方
マキャベリってどんな人やろ?って思ってたかた
クリントンのスキャンダルの裏、ハシリュウーの評判に関心のある方
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆☆

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3.2[月]:【-】従業員 年休のため 休刊

3.3 [火]:【男というもの】...渡辺淳一................男☆男☆男+☆
中央公論社/ ISBN4-12-002751-1/1400 円
3.4[水]:【ハイスピード戦略】...つるみ芳浩..........☆☆☆☆☆
総合法令/ ISBN4-89346-568-6/1700 円
3.5[木]:【 】

3.6[金]:【 】

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今週の節約小計 3100 円
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<男というもの:渡辺淳一について>

読者の方からたくさん情報いただきました。皆さん有り難うございます。
北大医学部ではなく、札幌医科大卒でした。ごめんなさい。
北大の教養過程を終えた後、札幌医科大に移ったようです。
入学当時は文系志望だったそうです。
中嶋さん、小川さん、吉田さん、三輪さん、yadamonさん
ありがとうございました。

下記は、宇都宮医師会のホームページにあった略歴です。(小川さん紹介)

昭和8年、北海道生れ。  医学博士。昭和33年、札幌医科大学卒業後、
母校の整形外科講師、医業のかたわら小説を執筆。
昭和40年「死化粧」で新潮同人雑誌賞を、同45年「光と影」で直木賞を
、同55年「遠き落日」で吉川英治文学賞を受賞。昭和58年からは、直木賞
選考委員を務める。作品には、初期の医学を題材にしたものから、歴史、伝記
的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、科学的な人間意識をもとに、
華麗な現代ロマンを描く作家として、現在、文壇の第一線で活躍している。
主な作品には「花埋み」「ひとひらの雪」「静寂の声」「うたかた」
「君も雛粟われも雛粟」などがある。
平成7年10月から「渡辺淳一全集全24巻」を角川書店より刊行中。
日本経済新聞に掲載中から話題となった「失楽園」は、平成9年2月に講談社
より刊行。200万部を越えるミリオンセラーとなる。

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Posted by webook at 15:36

1997年12月26日

【破天荒!】... ケビン&ジャッキー・フライバーグ97.12.25...☆☆☆☆☆+☆☆

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【破天荒!】サウスウエスト航空ー驚愕の経営
原題/ NUTS! by Kevin & Jackie Freiberg
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ケビン・フライバーグ(KEVIN FREIBERG)
ジャッキー・フライバーグ(JACKIE FREIBERG)
夫婦であり、サンディエゴ・コンサルタンティング・グループの共同経営者
共にサンディエゴ大学で教鞭を執った後、経営コンサルタントとなる。
ケビンはパンチの効いた内容で年に100階以上の講演をこなす人気抜群の
論客。一方、ジャッキーはサンディエゴ大学同族企業研究所の共同設立者と
しても知られている。

小幡照雄 訳 (おばた てるお)
1933年生まれ、翻訳業。
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日経BP社
ISBN4-8222-4083-5-389448-5
1800 円
1997/7/28 第1刷
1997/11/4 第5刷
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<忙しいかたはここだけ>

アメリカのニッチ市場で、素晴らしい経営をしているサウスウエスト航空の話。
ビジネス手法、企業文化、CEOのハーブ・ケレハーの経営理念など、様々な
側面から、最も注目を集めている航空会社の実像と内包するエネルギーの源を
解き明かす本です。

『フォーブス、ビジネス・ウイーク、ウオールストリート・ジャーナルなど
一流経済誌や新聞などに断片的な記事が紹介されてきたが、この本によって
初めてその全体像が明らかになったのだ。』と推薦者のトムピータースも言っ
ています。

「サウスウエスト航空は1971年(今から26年ほど前)に格安員賃と常識
を超えるとっぴな経営戦略で航空業界に参入した企業です。そのクレージー
な戦略は、空の旅をひとつのイベントに変えた。」現在、20000人弱の
従業員と220機以上の航空機(全部ボーイング737!)で、そのクレージ
ーなサービスを持続しています。
時折記事などでご存知の方もいると思いますが、常識をはみ出したサービスは
たとえば“メチャ 面白い冗談の機内アナウンスをする”とか“機内の荷物入れ
からスチュワーデスのおねえさんがいきなり顔をだす”とか、まあほんとに破
天荒なんですね。

超低い運賃を実現するためにの戦略も、航空機を統一(ぜんぶ737)すると
か、搭乗券を印刷したチケットでなく、プラスチックの札(内容をみなくて
いいので、時間も早く、お客様へのサービスも向上する)をつかうとか、様々
創意と工夫があり、これまでの常識をかなり踏み外したサービスや経営戦略に
裏打ちされたものなのです。
面白いサービスだけがとりえではなく、安全な運航、正確な運航時間もきっち
り押さえています。

航空会社のクレージーなサービスの原点を読み解くだけでなく、仕事とは何か
自分のやりたいことは何かなど、自らの仕事観を考えさせてくれる面白い内容
があります。

真之介の大好きなコンサルタント、トム・ピータースが序文に推薦の言葉を
こう書いています。
『今年はビジネス書を一冊しか読む暇がないという人には、是非本書を推薦
したい。』
今日、2000円を使う余裕がある方は、騙されたとおもって、この本を買っ
てみましょう。絶対得した気分になれるハズです。

これはもう、☆☆☆☆☆+☆☆ ですね!

原題の ”NUTS!”といういのは、”気が変だ!(crazy)”という意味で
すね。変なヤツが次の時代を動かすのが近頃のトレンドですもんね。

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<読書会メーリングリスト>

月に一冊共通の本を読んで、感想などを話し合う場です。現在会員は
57名。ふるってご参加ください。詳細は
http://www.koushien.com/comcom/dokusyo.htm まで。
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<お暇なかたにはもう少し>

この本はフライバーグという夫婦の手により書かれたもので、この本の準備は
1986年から始められたそうです。夫のケビンは、サンディエゴ大学の博士
論文のテーマ(リーダーシップ)の材料にサウスウエスト航空を選び、妻のジ
ャッキーもその4年後に、サウスウエスト航空を題材にリーダーシップに関する
博士論文を書いています。
そこを原点にして、さらにトップのケレハーから空港所の社員にいたるまで多
くのインタビューや数千ページにおよぶ社内文書の閲覧などを元にこの本は書か
れたそうです。

どんなところが面白いのか、いくつかのエピソードを紹介しましょう。

<顧客は二の次>

サウスウエスト航空のCEOハーブ・ケレハーは、飛行機の座席を格安料金
で提供しているが、顧客よりも従業員の方を優先するときっぱり言い切りま
す。そのために、顧客を失うことがあっても。
顧客の方が間違っていることもありうる。われわれは、そういうお客に対し
ては、手紙を書いてこういうのだ。“よその飛行機に乗って下さい。我々の
従業員を侮辱しないでください。”と。
(もちろん、ちゃんと裏を調べたあとの話ですが)
こういう社員への姿勢も、20000人近い社員をまとめるリーダーの姿か
もしれませんね。(とかく、お客様のいうことはなんでも飲んじゃう日本の
状況と比べ、考えさせられますね)


<選ばれる人材>
なにより、求められるのはユーモアのセンス。ケレハーの口癖は
「われわれの求めているのは、資質だ。それも物事にこだわらないユーモア
のセンスのある人だ。仕事のことなら何でも教えられる、しかし、人がも
って生まれた資質(センス)は変えられない。」
というわけで、たとえば、面接試験では、”最近、あなたが職場でユーモア
のセンスを発揮した体験は?。ユーモアで急場をしのいだ体験は?”なんて
聞かれるようです。こんな面接うけたことありますか?

パイロットも同様で、8人の志願者がダークスーツなどのスタイルをからか
われ、珍問を出された。サウスウエスト支給のバミューダパンツに履き替え
てリラックスしろって。6人がこれを受け入れ、再度面接に望んだ。もちろ
ん、合格したのはこの6人です。

<自分の力を知る>

サウスウエストは737だけを使いニッチ市場で勝負する航空会社です。
しかも73年以降黒字を続けている米国で唯一の超優良航空会社です。
こうなると、つい誘惑に負けて、やれパリへ直行便の設定とか、747な
どの大型機材を運航したいとかなるのだそうですが、そこをきちっと抑え、
自らの力を知った上で、“ニッチ市場で利益を安定的に上げる”という経営
理念をくずしませんでした。
かたや、ピープルズ・エキスプレスとか、アメリカ・ウエスト社はサウス
ウエスト社を真似て創立されたが、ジャンボジェットや、長距離路線に手
を出し、結局は破産法11条の適用を受けるはめになったのだそうです。

このあたり、バブル時期にでも堅実な経営をした静岡銀行(唯一高い格付け
を維持している)に似てますね。

<乗客の手紙より>
『5月初めにアウバカーキへ飛行機で旅をしました。まず、男性の客室乗務
員が機内放送で私たちを暖かく歓迎した後、VIPが搭乗していることを
告げたのです。”スタートレック”のスポックを演じたニモイさんを歓迎
しますといわれ、乗客全員が拍手をして、ニモイさんを一目見ようと後ろ
を振り返りました。すると今度は、”今のはジョークで、VIPは私達乗客
全員だ”というのです。....

それから今まで経験したことのない楽しい機内放送が続きました。
... 私たちは7943個の大型水浴槽やプールの上を飛行しています。
だから、水面への避難方法を説明します。....
彼のユーモアのセンスは大したもので、何度も笑わせてくれました。
到着後、彼の締めくくりは
”もし、皆様が楽しいひとときを過ごされたのでしたら私たちの名前を覚え
てください。レジー、サム、ピートです。でも私のバカさ加減にあきれて
しまった方は違う名前を覚えてくださいね、フレッド、トム、ハリーですよ。

乗客はみな笑っており、飛行機を降りるときはとても楽しい気分になりまし
た。すべての人がレジーのようなショウマンシップをもっているわけでは
ないことは知っています。でも、こういう楽しみに挑戦しようとする人が
多いのも事実です。
これこそ、サウスウエスト航空が世界に名を馳せている新しいプロフェッシ
ョナリズムなのですね。』

様々なエピソードや、創立時の苦難の経験、乗客のコメントなど、すばらしい
内容がたくさんあります。

ちなみに”破天荒”というのは『今まで誰もしなかった大きな事をすること』で
昔、中国の官吏採用試験で不合格者を天荒、合格者を破天荒といったそう
です。

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飛行機の旅行がお好きなかた
最近できた新しい航空会社に入りたい方
航空会社でなくても、これから社会にで出ようとするかた
サービス産業にいる方
お笑いとユーモアの違いが分かる方
ウーン
超!おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆☆+☆☆

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12.22[月]:【父さんの納屋】... アヴィ
1300 円 ☆☆☆☆☆+草
12.23 [火]:【--】祝日のため webook 休刊
---
12.24[水]:【命の使い方】...落合信彦
1500 円 ☆☆☆☆+!
12.25[木]:【破天荒!】... ケビン&ジャッキー・フライバーグ
1800 円 ☆☆☆☆☆+☆☆
12.26[金]:【】

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今週の節約小計 4600 円
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Webook Webmag&ML管理人 真之助
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(ほんとは昨日配信予定でしたが、トナカイが道草を食ってしまい...)

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Posted by webook at 18:01

1997年11月05日

【戦略的マネージャーの本質と経営行動】...ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス編集部97.11.5 ...☆☆☆☆

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【戦略的マネージャーの本質と経営行動】

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ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス編集部
Harverd Business Reviewとダイヤモンド誌の提携で創刊されたビジネス
誌の編集部。

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ダイヤモンド社
1600円
97/8/1 第1刷
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ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス誌 97年7月の特集“次世代リーダー
シップ 戦略思考と意思決定”を再編集した本で、変化の時代に求められる
リーダーの姿と育成などに関する話を、堀紘一、ピータードラッカーなどの
その道の先導者のレポート6つが収められています。

各論文には、親分肌の企業リーダーのエピソードなど引用されていたり、
航空業界での改革を断行したコリン・マーシャル(BA),ヤン・カールソ
ン(SAS)などが登場したりと、興味深いですが、一番私の勘合符にピン
ときたのは、めずらしく堀紘一(ボストンコンサルタントGRP社長)の書
いた“リーダーシップの本質”というところでした。

参考までに....

成長型経済から成熟型経済への移行、規制緩和の趨勢、市場の国際化など
ビジネス・ルールが覆るときのリーダーシップについて説いています。
変化の時代といっても、昔の行け行けドンドンの『同質的で、変化の度合
いが大きい』時代ではなく、『変化が異質で、しかもその度合いが大きい』
時代であると分析し、必要なリーダーの資質として、“論理的解析力”と
“洞察力”が必要だと言います。
前者は、F(x)=ax1+bx2+cx3+......nxn みたいにものごとの変化を要因にわ
けて分析出きる力、後者は生まれつきのセンスが必要な想像力と、ある程度
学習可能な創造力(頭の使い方)を総合した力といいます。
洞察力=想像力+創造力 というのは、なかなかイケル式です。

さらに、リーダーシップに必要な技術として
①何をしたいか目的を明確に示すこと
「マーケティングのために最新の人口統計を用意してくれ」ではなく
「日本の人口がこれからは急激に減少することを裏づけるデータを
用意してくれ」でないといけない。なんて例示を入れています。
②意志決定の透明性
結論を出すまでのプロセス・理由をはっきりさせる。
③選択肢の幅を広げる
”戦略とは捨てることである”というのが著者の経験則だそうで
すべてのオプション(選択肢)はチェックしておけ
④トレードオフポイントを明示する
二者択一は、通常、比較のしようもないものをムリヤリ選ばないと
いけない場合が多く、その場合なぜAを選んでBを捨てたかのトレー
ドオフをはっきりさせておくことが必要
⑤修正の勇気を持つ
間違いは直ちに素直に誤りを伝え是正すべし。リーダーは「やり方」
でなく「結果」で判断されるから
⑥決定できないものは決定しない。
ただし、理由を明示する。

36ページの内容は、堀紘一のベスト論文(ただし 私にとってですが)だ
と言えます。

このほか、「自分でも何をどうすればいいのか分らないくらい複雑で変化
の激しい時代に、マネージャーは、『どうやって(方法論)よりも何を(
テーマと問題の選択)、そして、ナゼ(テーマと問題の選択理由)を明確化
することに重点を置くことが大切』と説く横山清和(コーポレートウエア研
究所代表)。
“変化への適応”についてBA(マーシャル)、SAS(カールソン)など
の事例からリーダーの役回りを説くロナルドAハイフェッツ(ハーバード大
)。など、それぞれ独立した論文があり、結構凝縮された内容です。

この手の本にしてはよみやすく、”なあるほど..”という印象を残して
くれる点が評価できます。
”ハーバードビジネスレビュー”がレビューできます。
(ただし、対談形式のPドラッカーの個所は、いまいちな内容..かな?)
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マネージメントの立場にあるかた
リーダーは俺だ!と思ってらっしゃる方
人事部のかた
おすすめです。
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オススメ度

☆☆☆☆

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真之介@Webook of the Day
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Posted by webook at 17:42

1997年10月13日

【組織が元気になる時】...ウオレン ベニス他97.10.13...☆☆☆

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★ 【 Webook #119】 97/10/13 (月) ///
★ 本日は "早稲のミカン田"の 月曜日. ///
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【組織が元気になる時】 The 21st Century Organization

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ウオレン ベニス
トムピータースから“パイオニアにして予言者”と賞賛される組織論の
先駆者。南カルフォルニア大学教授。

マイケル ミシュ
コンサルタント。

田辺 希久子 訳
東京教育大学卒。翻訳業。

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ダイヤモンド社
1360 円
97/7/17 第1刷
97/8/12 第2刷
-------------------------------------------------------------------
「組織の創生(リ・インヴェント)=リエンジアリングのための指南書です。
90年代前半、フォーチュン500にランクされる大企業のほとんどが何ら
かのかたちでリエンジニアリングに取り組んだ。しかし、それほどもてはや
されながらリエンジニアリングをどう進めるかをさっぱりわかっていない人
が多い。」

そこで組織創生を成功させるための5つの基本を次のように表現している。
1 大胆なビジョン
2 体系的なアプローチ
3 明確な意思と付託
4 具体的な方法論
5 効果的で目に見えるかたちでのリーダーシップ

それぞれにクドクドしない簡便な説明がありますが、ワンポイントのコラム
がより明快な示唆をあたえています。
たとえば、こんな言葉。

『自分のやっていることが"リエンジニアリング”であることを知る一つの
方法。しれは、最初にそれを導入うしたとき、だれかが「気でも狂ったか」
と叫ばなかったら それはリエンジニアリング 餅杣洽個ではないのだ。
-- ロバート ルービンソン (米 財務長官)』
つまり、リエンジニアリングというのは、生産性が10%向上とか、5%
コスト削減とかの生ぬるいものではなく、最低50%の改善がなければ
それは、リエンジニアリングとは言えない。飛躍的な結果がないとダメだ
といいます。たとえば
25-100%の生産性改善
25-50%の人事再編
40-50%の在庫削減
25-50%の間接費削減
50-300%の回転率向上
など。

リエンジニアリングの方法論を5段階に分けて解説しています。
考え方の基本は、すでに存在する会社組織をドラスティックに変える
リームをつくり(当然それなりの権限を付与)改革するためのプロセスと
手段の解説です。
中身は、理念的というかやや抽象的で実際のリエンジニアリングのプロジ
ェクト担当でないと、あまり“ふむふむ”という感じはしないような気が
しますが、なかなかうまくまとまっているような気がします。

この本の一番のウリは、リエンジニアリングの考え方と手法そのものでは
ありますが、もうひとつは本の構成で、見やすいタイトル、簡潔な内容、更
に各ページにちりばめたれた“ ワンポイント引用”でしょうか。
私には、これらのワンポイントのほうが、なんだかピンとくる言葉が多かっ
たように思います。

印象的なもの

“21世紀の成功を左右する最大のカギは、『サービス』と『変化への適
応力』である。”

“大規模な変化を起こすときは、社員がなりゆきを見守ろうとするため、
社内に真空状態のようなものが生まれる。大切なのは、されかが消極的
なアイデアを出す前に積極的なアイデアでその真空状態を埋めることで
ある。”--- これ なかなかイケル!

(リエンジニアリングそのものは、まあ そんなもんやろなあという感じ
でした....つまり大しておどろくほどではなかった。)

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組織変革の黒幕の方に
組織の変革を望んでいるかたに
組織の変化のなかで翻弄されてる方に
組織なんて関係ないさといわれるかたに
おすすめ
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オススメ度

☆☆☆

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<< 今週のwebook list >>

10.13[月]:【組織が元気になる時】...ウオレン ベニス他
1360 円 ☆☆☆
10.14[火]:【】

10.15[水]:【】

10.16[木]:【】

10.17[金]:【】

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今週の節約小計 1360 円
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Webook Webmag&ML管理人 真之助
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===<Webookお知らせ>==============================================

★ 登録の申込み/削除は、下記のホームページでお願いします。
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★ Webook@list.ne.jp の方の登録は今までどうり生きています。
このMLの方は、自由な本の情報交換の場にできたらいいなと思います。
あんな本、こんな本があるよとか、これ面白かったとか、真之介の
紹介した本はよかったとか、つまんなかったとか....

★ ホームページ・メーリングリスト・メールマガジンという3つの
スタイルでいきたいと思います。今後ともよろしくごひいきのほど
お願いします。

真之介@Webook of the Day
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Posted by webook at 17:32

1997年08月28日

【経営の未来】...ジェームズ マーチン97.8.28...☆☆☆

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★ ===== 【 Webook #092 97.8.28】 ======
★ 本日は "タマムシ色"の 木曜日.
★ webook をどうぞ
★ 本日 のWebook はコレ !
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【経営の未来】Cybercorp
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ジェームズ マーチン James Martine
コンサルタント会社会長。企業の革新的なITシステム構築
を目的とした世界規模のコンサルチング グループ。
コンピューター支援システム エンジニアリング(CASE)
の父と称されている。
前田俊一 訳
1969年 生まれ 慶応法学部卒 三菱商事入社、現在 米国でMC
ファイナンシャルサービス社 社長、MCキャピタル社 社長。
コネチカット州在住。
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TBSブリタニカ 2200円
97/5/8 第1刷
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「”サイバーコープ”とは、俊敏で、バーチャルでグローバルな
サイバネティックコーポレーションの略。定期的なリエンジニ
アリングなど必要としない、柔軟で学習速度が早い企業...」 と
なんだか、かっこよすぎる感じですが、著者の定義ではこうなる
ようです。

ビジネスや経済が国家の線を楽々と超えてしまうネットワーク時
代の企業のありかたを、イントラネットやバーチャルオフィス、
インターネットマーケティングなどのネットワーク対応の組織/
企業運営と 企業が柔軟で活力のある状態をつづけるための人的
要素の2面から書いています。

前半では、バリューストリームという言葉で、企業活動の流れ(
エンドユーザー、顧客に成果をもたらすという明確な存在理由を
もった一連の活動)を整理し、サイバー時代にそれが、いかに迅速
かつ柔軟に対処できるような体制が重要かをといています。

バリューストリームというとなんだか新しい概念でかっこいいよう
な気もしますが、たとえばそれは、受注/設計/生産/戦略策定/
クレーム処理/...等のことである とわかれば、何のことは
ない、企業活動の機能区分か...となってしまいます。
前半は、上記の活動をネットワーク時代には、従来の慣行やビジネ
ススタイルを捨てて、さまざまなネットワーク技術をつかって敏速
な対応ができるようにすべし ということを 鏤々のべています。
内容は、すでに日経新聞の特集で読んだような感じで、スゴイ!っ
ていうものはなかったように思います。

アメックスの顧客情報DBによるカード使用の有効判定をする
エキスパートシステムや、ボーイング777のCADによる設計、
進化の達人3Mなどいくつかの事例が紹介されていますが、それほ
どおどろくような内容はありません。

むしろ後半の企業変革のほうが興味がわく内容があったように思い
ます。

未来ある会社は、”わくわくする会社”ないといけない。そういう
サイバーコープにでは、「従業員が急激な変化を期待し、それに興奮
するように設計されなければならない」といっています。後半部分で
はIT(情報技術)部門のありかた、経営役員の指針等が書かれて
います。

経営の未来をお考えのあなたに
おすすめ

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オススメ度
☆☆☆

真之助
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ご意見、ご感想等は こちらへ

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<< 今週のwebook list >>

8.25[月]:【みんなの精神科】...きたやま おさむ
1500 円 ☆☆
8.26[火]:【「家族」はこわい】... 斎藤 学
1200 円 ☆☆☆☆
8.27[水]:【会社天国】...マット ウエインスタイン
1600 円 ☆☆☆☆☆+αβγ
8.28[木]:【経営の未来】...ジェームズ マーチン
2200 円 ☆☆☆
8.29[金]:【】

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今週の節約小計 6500 円

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Posted by webook at 17:03

1997年07月14日

【成功へのミッション】ケンブランチャード/テリーワグホーン...97.7.14...☆☆☆☆☆+S

【成功へのミッション】Mission Possible
--------------------------------------------------------------------------------
ケン ブランチャード/テリー ワグホーン
Ken Branchard :コーネル大卒【1分間マネージャ】など
の著書あり、コンサル会社社長
Terry WQaghorn :KPMG シンクタンク 上級研究員

沢崎冬日 訳
1967年 東大文学部卒 翻訳家
--------------------------------------------------------------------------------
ダイヤモンド社 1700円
97.5.22 初版
--------------------------------------------------------------------------------
原版 title は 【Mission Possible】で、なんだか 聞いたことの
ある映画タイトルみたいですが、 この本、パロディではなく
真面目なジビネス書です.
内容は、企業の再生と成長のためには、「"改善"と"創造"の健全
なバランスが必要」を釈くものです.

もちょっと噛み砕いた表現では
「現状だけに集中して未来への配慮が欠けるのは バックミラー
だけを見て運転するようなものでいずれ何かに衝突してしまう.
一方未来のビジネスチャンスのみに投資して現状のビジネスに
無頓着なのも危険、目的地に行く前にガス欠になってしまう」
というのが要約です.要約は、なあんだあ そんあことか と
いうものですが、そこをとても分かりやすく、しかもいくつか
の寓話的な事例(appleのスチーブジョブスとジョンスカリー、
Desnyland のアイスナーとウエルズなど)や、かずかずのコン
サルタント(米) の引用などで 結構豊富な内容になっています.

企業コンサル業界でよくいわれえるのは、業界成長の"s字カーブ"
つまり、一つの業界/産業/会社/ は Sの字をのばしたような
感じの成長曲線を描く.(初めは ゆっくり立上り、やがて
急速に伸び、Top のあと 急に落ち込む)
そのS字カーブを 乗り継いで行くことが大切で、しかもその為には
企業活動の中でつねに 2つの活動 ー「未来の創造チーム」と
「現状の改善チーム」が同時並行的にかつバランスよく動いてい
ないといけない...というようなことを述べています.

かつての造船業界、鉄道(国鉄)など ドボンしちゃった企業/業界
は 上記S字カーブの 急降下の時点で "あ、ヤバイ!"と気がついた
あるいは、気がついてても無策だった企業でしょうか.
そして、Mcrosoft、や AT&T、(最近はKDDも頑張ってる?)、ソフト
バンク等 激しい時代/技術の衰勢の波の中でも S字カーブの 昇り
切る途中で 次の"何か" を見付だしそれに移行している企業は やはり
"スゴイ!"という感嘆符をもらっているようですね.
(我が社は大丈夫だろうか?!)

S字をうまく乗り継いで生き延びていくための いくつかの手法を
いくつか書いています.例えば、チームや組織のありかた、
マネジメントスタイル、経営委員会のありかたなど...
// このなかに、" スキル" と"スタイル" と言う話がでてきて、
// あれ、これって この前の【遺伝子経営】って本にあったなあ
// なんて思いました.DNA のモト見~つけた!
最後の章には、"個人" にスポットをあてて、"改善"と"創造" を
バランスよくこなして行くためのリーダーの在り方、つまりは
二つのカーブの世界で生きるためのルールとして、次の4つを
紹介しています.
"ユーモア" -- アメリカ人の生活必需品ですね.
"自己尊敬" -- くじけるな、俺は OK なんだ
"耳を傾ける"
"誉める"
いずれも ビジネスコンサルタントの定版ですが、読み心地のいい
言葉で語っているところが、この本のいいところでしょう.
【経営破壊】【経営創造】などを書いている トムピータースっぽい
書きぶりは読みやすさと共感の覚えやすさを兼ねているような気が
します.

私もそろそろ、転機がやってきそうですし(ウっソ~ッ?)、
ちょっとこの本でも参考にしてみましょうか.....

Project リーダーのかた、
ほんのちょっとでも会社の運営を担っている(と思っている)方
現状を変えるようなproject に絡んでいる方
Mission Impossible じゃなくて MIssion Possible にするために
おすすめです.
--------------------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆☆☆-S
( 次なるs字カーブにかかる)

真之助

Posted by webook at 16:45

1997年07月10日

【ネットワーク型ベンチャー経営論】末松&千本 97.7.10...☆☆☆

【ネットワーク型ベンチャー経営論】
--------------------------------------------------------------------------------
末松千尋
アドバンスコンサルタンティングネットワ-ク代表
1979年 東工大卒 スタンフォード経営工学終了
マッキンゼー&Co 後 88年から現職.
現在 慶応アントプレナースクール講師

千本倖夫
慶応大学教授
京大電子卒、工学博士.NTT、京セラ、第二電電 DDIポケットを
経て現職 (アントプレナースクール教授)
--------------------------------------------------------------------------------
ダイヤモンド社 2200円
97.5.22 初版
--------------------------------------------------------------------------------
ネットワーク時代の組織論みたいなものを、シリコンバレーの
ベンチャー企業群と日本の企業の業態比較の中で述べています.

"組織"を単に会社の仕組だけでなく、カルチャー(風土)、価値観
構造、システム、人材、スキルなどまで含めた総合体として捕らえ
シリコンバレ-企業のような、迅速でOPEN でタフな企業の在り方
を考えています.
「システム思考」なる言葉に集約していますが、内容はもっと
単純なことばで説明してくれた方がよかったような気がします.
大学の "アントレプレナースクール"のためにひねくり回した
理論の講義見たいでちょっと....と言う感じです.

但し、6章のシリコンバレー企業分析における、サンマイクロ
システムズと ネットスケープ社の紹介は かなり詳しく書いて
あり、興味深く読めます.
"The Network is the computer"と言うフレーズがcool なサン
マイクロシステムズは、Java と言う切り札で次世代のネット
ワーク時代をリードしていきそうですが、根会社の理念/戦略
/独立したビジネスユニットの組織/カルチャー等が 簡潔に
まとまっています.
又、ネットスケープもイリノイ大にいたマーク アンドリューセン
とシリコングラフィックス創設のジム クラークの創業期の話から
現在、企業カルチャー、そして将来戦略も面白いです.
こういう 事例研究見たいなのがたくさんあったほうが、もっと
いい内容になった気がして、ちょっと残念.
肝心のメインメニューを残し、デザートだけ食べた感じで書いた
にはゴメンナサイですが、...
この本は 260ページ~306ページを たち読みすればいいかも.

著者お二人の経歴(なかなか かっこいい!)と現在のposition-
慶応のアントレプレナースクールの教授陣という立場からすれば
眠たい教科書風になったのはしかたないのかもしれませんが、
もちょっと工夫がほしかった....

慶応アントレプレナースクールに行きたいけど行けない方
にオススメ
--------------------------------------------------------------------------------
おすすめ度
☆☆☆

真之助

Posted by webook at 16:44

1997年07月07日

【遺伝子経営】...野口 吉昭97.7.7...☆☆☆☆+c(c:企業遺伝子)

【遺伝子経営】 コアコンピュタンスを高める方法
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野口 吉昭
1956年生まれ
横浜国大工学部卒
現在 HRインスティチュート代表
--------------------------------------------------------------------------------
日本経済新聞社
97.6.16 1版1刷
--------------------------------------------------------------------------------
企業の盛衰を決める要素(ビジョン、理念、文化、技術等)
を生物学的視点(遺伝子) で解説した本で、ちょっと面白いかき
ものです.
とかくビジネスコンサルタントものは、やれ企業風だの、企業
規範だの、戦略だ、ビジョンだと書き並べて ちょっと面白味に
欠けるものですが(そんなことはないか)、これは、そのへんを
遺伝子というメガネでみたところがユニークで、最近はやりの
複雑系の話や 、遺伝子/生物学の話をうまく折り交ぜています.

タイトルからは、"フン、こいつどうも臭いぞ.最近はやりの
言葉で 企業経営の話をぶっているな."なんてちょっと意地悪
な偏見をもって読み始めましたが、結構 企業分析もしっかり
しており(なんて批評をできるガラではないですが)、また
ドーキンスの利己的遺伝子の話もしっかり取り入れていて
面白く読めます.

考えて見れば 企業も創業後 その維持発展のために努力する
姿は、生物の"種"の存続のためにいろいろと知恵(あるいは
遺伝子的な仕組) を働かせているのに比喩できそうですね.
企業文化/風土とか、ビジョンとか、理念とか、あるいは戦略的
志向とか、技術力 などというものは 、実際 物として目には見
えないものであり、生き物の行く末を決めている "遺伝子"に
例えるとうまく説明できそうですね.

社長も社員も高々 30-40年で後続に譲り 自分は身を引かざるを
得ません.「だとすれば何が残るか.それは企業遺伝子である.」
企業遺伝子こそが、生き残りの「種」の保存の権利、進化する
権利を握っている」
「企業の中長期的な生命のカギは、トップでもない、社員でもない.
すべては、組織のなかにある、人材のなかにある、研究室の中に
ある、社員食堂のなかある、顧客のなかにある、企業遺伝子である」
というのが結びになっています.

企業存続のカギを握る企業遺伝子を、次の3つの遺伝子に分類して
います.
企業理念、文化、風土を作る<ビジョン遺伝子>、
戦略を司る<スキル遺伝子>、
管理、現場での行動パターンを規定する<スタイル遺伝子>.
リエンジニアリングは スタイル遺伝子治療だと説明しています.
DNA の転写因子を 部下を動かす管理職に例え、管理職遺伝子と
して 企業のなかにポジティブフィードバックが生じて発展出来る
などの説明があります.
亡びない種(企業) のためには、DNA 情報群(ゲノム)にカツをいれ
時には 突然変異的に 企業内 ベンチャーも必要といいます.

又 遺伝子タイプで見た企業進化論という企業分析もなかなか
面白いです.企業分析や紹介は どこかの本や記事などで読んだ
事があるような内容で、著者の独創的な分析ではないですが
IBM 花王、ソニー、ノードストーム等 を企業遺伝子という表現で
解説していて、風変りな味がします.

この中で引用されている企業は、上記のほか、京セラ、am/pm
ローム、ホンダ、マブチモータ、HIS などがあり、企業を知る上でも
参考になります.
この本は、企業遺伝子と言うちょっとウケをねらった視点からの
説明部分を覗いても、つまり単に企業分析とか企業コンサルタント
的な要素だけにしても結構いける内容だともいます.

私は知りませんでいたが、am/pm ってなかなかいいんですね.
日本のトップ企業 セブンイレブンが一番意識しているのが
am/pm だそうで、JOMO というガソリンスタンドのジャパンエナジ-
の小会社で 設立後4年だが、売上は 1000億円を越えてそうです.
なぜ注目されるか....
例えば お弁当.7-11 は 新鮮な弁当を提供するために物量(1日に
何回も配送する) で勝負、am/pm は冷凍/解凍技術で勝負.
お弁当を冷凍にするのは勇気がいるが、独特の企業理念でこれに
かけたそうです.コンビニへいったら お弁当にも注目ですね!
それと、コピー用紙(うりものではない)を分けてくれた逸話も
結構 am/pm の企業体質を語る面白いエピソードでした.

企業運営、会社経営と 遺伝子生物学、進化論などに興味が
あるかた 面白く読めます.

企業の xx 企画部長、マーケティング部長の方
あるいは
俺は次の次だ..と自負されてる方(?)に
おすすめ. (ほんまかいな)

--------------------------------------------------------------------------------
オススメ度
☆☆☆☆ + c
(c はあなたの会社の 企業遺伝子)
--------------------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------
おまけ :
こんな本を読むと、じゃあおれも 遺伝子算数とか 遺伝子英語学
とかの 本がかけるなあ なんて考えてしまいます.
例えば、 遺伝子英語学

able : 英語ジュラ紀からある なんでも出来ちゃう可能遺伝子である.
これは あらゆる蛋白質にくっついて "可能" にする便利な
遺伝子で、例えば
eatable とか accountable とか

im : マイナス遺伝子で、機嫌の悪いときによく発生する.
un は im が突然変異したもので、ほかにも il とか
ir とかがある. 変異の特徴は 後に来るタンパク質により
変化することである.
lの前は ilで、b/m/p の前は im 等である.

上記の他、遺伝子航空力学、遺伝子サービス理論など いろいろ
ありそうですね.どなたか 暇な方 是非 トライを !.

--------------------------------------------------------------------------------

おまけ1:
-------------------------------------------------------
おり姫: ねえねえ、今日の七夕は火星探検しましょ
ひこ星: ソ-ジャナー
---- マーズの絵本より

-------------------------------------------------------
天高し猫と生まれて働かず - 伊藤園新俳句大賞
風が吹き 森のなかに海がある - 中学生の部優秀賞

Posted by webook at 16:43

1997年03月24日

【複雑系の経済学】...ダイヤモンド編集部編97.3.24...☆☆☆☆

【複雑系の経済学】

ダイヤモンド編集部編
ダイヤモンド社 2000円
97.2.6 初版

サンタフェ研究所(米 ニュ_メキシコ) で複雑系を研究している
世界的な権威(権威ってなんだろう?) のブライアン ア-サー
をはじめ 日本の研究者の"複雑系" のお話です.

複雑系 なんていうといかにも最先端的な響きがあって
カッコいいんですが、ようするに、そこらへんにある
全ての事(病気 経済 その他もろもろ) が図べて複雑系
ですよね.
アーサー氏によれば、複雑系とは
"多くの要素があり、その要素が互いに干渉しあい
何らかのパターンを形成したり、時には予想外の性質
を示す.そのパターンは各要素そのものにもフィードバック
する" んだそうです.
もってつけたような複雑系の定義も、よおおく考えてみたら
なんだ そんなんあたりまえやんかと言う感じですね.
でも、世の中の偉い人は、そういうのをカッコよく表現出来る
ひとなんですね.
アーサー氏、 最近のmicrosoft のdefact standard の形成過程や
シリコンバレーのventure企業の発展過程を複雑系の中で捕らえて
解説しているところがちょっと面白いです.
日本にも多くがセンセエがいて、いろんな事を書いていますが
この本の中では、7章担当の田坂広志(の本総合研究所 取締役) の
複雑系(という物事の捕らえ方) は一体何に役にたつのか...
というカ所が、興味深い内容になっています.
このひとのkey word...
Wholeness/Emergence/Coherence/Resonance/Co-evolution
/Meta-evolution/Onceness/
最近のinternet などによる情報共有の様式変化などが
従来の会社組織
やヒエラルキーを変えてしまいそうな状況を上記のkeyword で
うまく説明しています. このおじさん好感もてます.

名古屋弁の得意な人
複雑系ってよお 複雑きぇえ ?
におすすめ ?

お進めど
☆☆☆☆

Posted by webook at 15:09

1997年03月19日

【告白 THE CONFESSION】...井口 俊英97.3.19...☆☆☆☆

【告白 THE CONFESSION】

井口 俊英
文藝春秋 1500円
97.1.25初版 2.20 4刷

元米国大和銀行に勤めていた著者が
12年間にわたる 無断取引と970億円もの
損失の果に、ついには本社頭取宛に
告白書をおくる.
そして結果として米国の司法の手に
おちる ....と言うまだ記憶に新しいあの事件を
その当事者である井口氏の手記の形で
かいているものです.

現在 200万ドルの罰金と4年間の服役と言う
実刑に復している著者は、毎日 数page の原稿を
日本の親と妻に送り、出版社の後援でこの
本が出来たそうです. 鉛筆は獄中の鉄格子で
削ったとか...
内容は、かなり専門的な事(銀行、司法等の) が
でてきますが、なかなか読み応えのある内容です.
売国のブタバコの中の様子も克明で、"ううん
悪いことはしちゃあいかんな" という気になります.
著者は、高校卒後にアメリカに渡り(父が貿易商の社長)
アルバイトをしながらやがて アメリカnise され、
現地(NYC) で 大和に採用されます.
本社内の派閥抗争や 事なかれ主義的な対応による
米国での司法闘争の失敗等、企業の暗部にも光を
宛てています.
監獄の中で よく此処までの内容がかけたなあと
感心するとてもこなれた文章です. (多分 日本で
back up している人達の推敲がかなりあったのでしょうが)
本の扉の写真は、随分若い写真ですが これは20代くらいの写真
らしく ほんとは もっとおじさん(子供が米国の大学に
入学している) なのです.

会社の中でアブナイ仕事に携わっている方にオススメ
銀行取引/米国の司法取引に興味のある方オススメ

お進めど
☆☆☆☆

Posted by webook at 15:08

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